JPH02251421A - 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法 - Google Patents

識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法

Info

Publication number
JPH02251421A
JPH02251421A JP1074405A JP7440589A JPH02251421A JP H02251421 A JPH02251421 A JP H02251421A JP 1074405 A JP1074405 A JP 1074405A JP 7440589 A JP7440589 A JP 7440589A JP H02251421 A JPH02251421 A JP H02251421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluororesin
fluoroplastics
substrate
discrimination display
identification mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1074405A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shimizu
清水 賢司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Original Assignee
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Valqua Industries Ltd, Nihon Valqua Kogyo KK filed Critical Nippon Valqua Industries Ltd
Priority to JP1074405A priority Critical patent/JPH02251421A/ja
Publication of JPH02251421A publication Critical patent/JPH02251421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、識別表示が付されたフッ素樹脂製品と、その
製造方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 ポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEということ
がある)などのフッ素樹脂は、耐熱性、耐候性、耐化学
薬品性、離型性、滑り特性、非粘着性、機械的強度など
の点において、他の合成樹脂と比較して、著しく優れた
特性を有することから、この特性を利用して、腐蝕性流
体あるいは高温流体を扱うパイプライン、タンクあるい
は機械装置などの耐食性ライニング材として広く利用さ
れている。
しかし、このPTFHなどのフッ素樹脂は、水や油に濡
れに<<、接着エネルギが小さいという特徴を有してい
る。
これは、PTFHなどのフッ素樹脂が、水に対する接触
角が大きく、また分子間凝集力が低いので、空気/ポリ
マー界面の分子間力が低くなり、表面自由エネルギーが
著じるしく低いため、分子間凝集力の大きい液体や固体
に対して濡れにくく、接着しにくいのである。
したがって、このフッ素樹脂を用いて成形した製品、例
えば容器のようなものも、その表面に直接文字を書いた
りあるいはラベル等を貼ることが難しく、その内容物が
何たるかの識別表示を付すことができないか、またでき
たとしてもその表示を長期にわたり保持させることが難
しいという不具合がある。
例えば、IC,LSI用の偏平なシリコンウェハを多数
枚収容して搬送するためのウェハ用バスケットにおいて
も同様である。このウェハ用バスケットは、フッ素樹脂
で成形されたものが広く用いられているが、このウェハ
用バスケットは、工程管理面からの要請により、製造ロ
フトの番号、製造年月日等を表示する識別マークが付さ
れ、バスケット内に収容されたシリコンウェハを個別に
管理している。
ところが、フッ素樹脂製のウェハ用バスケットは、上述
した撥水性、撥油性、非粘着性等の特徴を有することか
ら、直接ウェハ用バスケットに識別マークをフェルトベ
ン等を用いて書いても、あるいは識別マークを書き込ん
だシールを貼っても、容易に識別マークが消えたり、シ
ールが剥れ易いという欠点があった。
ところで、このようなフッ素樹脂製品に他の部材を接着
させる方法の1つとして、フッ素樹脂表面を、液体アン
モニアに金属ナトリウムを溶かした溶液で処理して、そ
の表面を化学的に活性化する方法がある。この方法を利
用してフッ素樹脂製品の表面に識別表示を付することも
考えられる。
ところが、この方法では、処理液自体が環境汚染を引起
す虞があるとともに、その取扱いに危険が伴なうため、
それを防止するための高価な装置を必要とするという問
題点があった。また、この方法で処理したフッ素樹脂表
面は、茶かっ色に変色し、外観が悪いばかりでなく、処
理表面が長いこと太陽光線にさらされると、接着性が低
下するという不具合もあった。
さらに、フッ素樹脂表面にプラズマ処理ないしスパッタ
リング処理などの物理的処理を施したり、あるいはフッ
素樹脂表面を機械的に粗面化するなどの方法も提案され
ているが、この方法では、処理に手間がかかったりある
いはコスト上昇を伴なうなどの問題点があった。
発明の目的 本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり
、容易には消えない明瞭な識別表示を容易に付すことが
可能なフッ素樹脂製品を提供することを目的とし、また
このようなフッ素樹脂製品を安価、かつ容易に製造でき
るフッ素樹脂製品の製造方法を提供することを目的とす
る。
発明の概要 かかる目的を達成するために、本発明に係るフッ素樹脂
製品は、フッ素樹脂基体をその融点以上の温度に再焼成
した後に冷却することにより1000個/C−以上の粒
状突起物を形成したフッ素樹脂基体の表面に形成された
識別表示形状の凹部と、この凹部内に埋め込まれた着色
材料とから成る識別表示が付されていることを特徴とし
ている。
このようなフッ素樹脂製品によれば、粒状突起物がアン
カー(定着媒体)として作用し、粒状突起物が生成され
た表面に塗布された着色材料をフッ素樹脂基体に良好に
定着させることが可能になる。
特に、このようなフッ素樹脂基体の表面に識別表示形状
の凹部を設け、この凹部内に着色材料を埋め込んでフッ
素樹脂基体の表面に識別表示を付すようにした本発明に
よれば、着色材料がフッ素樹脂基体の表面により良好に
定着することになる。
また、本発明に係る識別表示が付されたフッ素樹脂製品
の製造方法は、フッ素樹脂の粉末を所定形状に予備成形
し、これをその融点以上の温度で焼成した後に冷却して
フッ素樹脂基体を形成し、さらにこのフッ素樹脂基体を
その融点以上の温度に再焼成した後に冷却する工程を少
なくとも1回以上繰返すことにより表面に粒状突起物を
1000個/C−以上生成し、この基体の表面に識別表
示形状の凹部を形成し、この凹部内に着色材料を埋め込
むことにより識別表示を付すことを特徴としている。
この方法によれば、前述したような表面を化学的に活性
化する方法とか、プラズマ処理ないしスパッタリング処
理などの物理的処理を施す方法とか、あるいはフッ素樹
脂表面を機械的に粗面化する方法等に比較して安価とな
り、また容易にフッ素樹脂製品を製造することができる
発明の詳細な説明 以下、本発明を実施例に基づき、より具体的に説明する
本発明では、フッ素樹脂基体を形成するための原料とし
て、たとえばPTFE (ポリテトラフルオロエチレン
)のモールディングパウダあるいはファインパウダ等の
粉末を用い、これを所定形状、例えば円筒状に予備成形
する。
そして、これをその融点(327℃)以上の温度で焼成
し、その後冷却する。冷却すると円筒状の予備成形品が
できる。この予備成形品に対し、切削加工を施こし、フ
ィルム状あるいはシート状のフッ素樹脂基体を成形する
。なお、本発明では、後述するように、基体の形状は必
ずしも平板形状に限らず、立体的ないかなる形状であっ
ても良い。
このPTFEから成るフッ素樹脂基体は、撥水性、撥油
性、非粘着性等の特徴を有することから塗料あるいはイ
ンク等(以下総称して着色材料と称す)の乗りが悪く、
そのままでは何らかの表示を付すことは不可能である。
実験では、ポリフロンM12(商品名)で成形したPT
FE基体には、ロットリング596−117(商品名)
やペンチルN50(商品名)により識別表示を付しても
着色材料は乗らなかった。
そこで、本発明では、このPTFEから成るフッ素樹脂
基体を再度その融点(327℃)以上の温度で焼成した
後に、冷却する。すると第1図に示すように、フッ素樹
脂基体1の切削面に直径2〜5μm1高さ約3〜6μm
の粒状突起物2が生成される。この粒状突起物2は、植
物の根のようなものを有し、これによりフッ素樹脂基体
1に固く結びついている。
この粒状突起物2の直径及び高さは、焼成温度(融点以
上が条件となる)及び焼成時間に依存して成長する。ま
た、この粒状突起物2の数(密度)も焼成温度と焼成時
間に依存して増加する。ただし、粒状突起物2の密度は
、第2図に示すように、所定の焼成時間以上ではほとん
ど増加しなくなる。
なお、第2図中、曲線Aは、PTFEから成るフッ素樹
脂基体1を370℃で再焼成した場合の粒状突起物の密
度と焼成時間との関係を示すグラフである。また、図中
曲線Bは、同様なPTFEから成るフッ素樹脂基体1を
350℃で再焼成した場合の同様なグラフである。
実験によれば、粒状突起物2の生成は、再焼成後の冷却
速度に依存しないことが判明している。
このような粒状突起物2がPTFE基体1を再焼成する
ことにより得られる理由は次のように考えられている。
このような粒状突起物に対して科学的な根拠はないが、
1975年にピー エイチ、ゲイル(P、H,Ge1l
)が、非晶質重合体としてのポリエチレンテレフタレー
ト(PET)やポリカーボネイト(pc)の表面に本発
明に係る粒状突起物とはサイズが異なるが、似たような
粒状突起物を発見し、これをノジュールストラクチ+ 
(Nodule 5tructure)と呼んでいる。
ゲイルによれば、すべてが均一なものだと、このような
粒状突起物は発生せず、均一なものの中に“不均一さ゛
が存在(a度が異なったものが存在)するため、濃度の
低い部分で拡散と吸着が起こり易く、その結果発生する
と推定している。PTFEから成るフッ素樹脂基体1で
は、これを融点以上に溶融しても、その溶融粘度が高い
ため、その形状を保った状態で溶融する。これを非晶質
重合体と考えると、(溶融状態では結晶が存在しない)
、ゲイルの仮説を適用できると考えられる。PET等に
おいては、ガラス転移温度以上でのアニーリング(an
nealing)によって表面にノジュールストラクチ
ュアが現われていることからも、PTFE基体1を再焼
成することによってその表面に現われる粒状突起物もノ
ジュールストラクチュアではないかと考えられる。
このような粒状突起物の密度は、前述したように、焼成
温度及び時間に依存するが、本発明では、粒状突起物の
密度を1000個/C−以上好ましくは1万個/C−以
上となるように焼成する。第1図に示すPTFEから成
るフッ素樹脂基体1に密度6000〜7000個/C−
以上の粒状突起物2を形成するには、焼成温度350℃
及び焼成時間1時間以上であれば良かった。このような
密度で粒状突起物を形成することで、この粒状突起物に
後述するアンカー作用を良好に果させることができる。
第1図に示すように、粒状突起物2が形成されたフッ素
樹脂基体1の表面には、塗料あるいはインク等の着色材
料を直接塗布して識別表示を付すようにしても良い。着
色材料は、通常では付着が困難なフッ素樹゛脂基体1の
表面でも、粒状突起物2がアンカー(定着媒体)として
作用し、着色材料はフッ素樹脂基体1上により強固に定
着することになる。
この着色材料のフッ素樹脂基体1の表面への塗布は、X
−Yプロッタ、スクリーン印刷、グラビア印刷、コート
法、スピンコード法、はけ塗り等種々の方法を用いて行
なうことが可能である。なお、本発明で着色材料とは、
塗料、インク等の概念にこだわらず、識別表示を施せる
材料であれば何でもよい。また、このようにしてPTF
Eから成るフッ素樹脂基体1の表面に識別表示を付した
後に、この基体1の表面に熱溶融性のフィルムをコーテ
ィングしてもよい。このようにすれば、永年使用によっ
ても前記識別表示が消えたりしないものとなる。
識別表示を付すための手段としては、単に着色材料を塗
布するだけでなく、次に述べるような方法を本発明では
採用している。
第3図(A)に示すように、再焼成後のフッ素樹脂基体
1の表面に、まず識別表示形状の凹部4を形成する。識
別表示形状の凹部4は、フッ素樹脂基体1の表面側(矢
印入方向)から見た凹部4の全体形状が何らかの識別表
示を構成している。
識別表示形状としては、言語、文字、数字、絵、バーコ
ード等に限らず、何らかの識別表示を構成する形状であ
れば何でも良い。
凹部4をフッ素樹脂基体1の表面に形成するための手段
としては、たとえば、何らかの識別表示形状の突部が設
けられた型体をフッ素樹脂基体1の表面に打刻もしくは
押印すれば良い。凹部4の深さは特に限定されないが、
好ましくは10〜100μm1特に好ましくは40〜6
0μmである。
次に本実施例では、第3図(B)に示すように、フッ素
樹脂基体1の四部4内に、着色材料3を埋め込めば、本
発明に係る識別表示が付され□たフッ素樹脂製品10a
を得ることができる。着色材料3を凹部4内に埋め込む
ための具体的手段としては、たとえば型体による打刻工
程の際に、型体の表面にインク等を塗布して置き、打刻
時に凹部4の形成と同時に、凹部4内にインク等の着色
材料を埋め込むことが好ましい。より具体的には、市販
のタイプライタ−等により、打刻工程と着色工程とを同
時に行なうことができる。現在のタイプライタ−では、
文字や数字等しか打刻できないが、バーコード等も打刻
できるようにしても良い。その他の着色材料理め込み手
段としては、凹部4を形成した成形体2の上をインク等
で塗り、表面を拭き取る手段や、凹部4を形成した基体
1を着色材料にディッピングした後に表面を拭き取る手
段等が考えられる。
このように、着色材料3が凹部4内に埋め込まれると、
この着色材料3が凹部4の形状に沿って、成形体2の表
面側から見て識別表示Mを構成することになる。この識
別表示Mは、前述した粒状突起物2によるアンカー作用
と、凹部4内に着色材料3が埋め込まれることとによっ
て、フ・ツ素樹脂基体1の表面から容易に消えることは
なくなる。
なお、本実施例では、このように着色材料3が凹部4内
に埋め込まれたフッ素樹脂基体1の少なくとも表面側に
フィルム8を密着させて、本発明に係る識別表示が付さ
れたフッ素樹脂製品10bを得るようにしても良い。第
1図(C)示す実施例では、成形体2の表裏面全体にフ
ィルム8を密着させる。フィルム8は、凹部4内に埋め
込まれた着色材料6による識別表示が外部から見える程
度に実質的に透明であれば良い。このフィルム8として
は、耐薬品性に優れ、しかも成形体2との密着性に優れ
たフィルムであることが好ましく、たとえばPFASP
TFE等のフッ素樹脂製フィルムが用いられる。
このような識別表示が付されたフッ素樹脂製品10a、
10bの適用例としては、例えば、第4図に示すような
ウェハ用バスケットを挙げることができる。
このウェハ用バスケットは、半導体回路を構成するため
のシリコンウェハWを並列的に多数収容するバスケット
本体11を有する。このバスケット本体11は、シリコ
ンウェハWに順次化学処理を施こすために、耐薬品性を
有する素材でなければならないことから、フッ素樹脂に
より形成されている。そして、このバスケット本体11
の内部には、前記シリコンウェハWを多数収容する溝部
12が形成され、端壁15には、前記識別表示が付され
たフッ素樹脂製品10.10a、10bがら成るマーク
プレート13が着脱自在に取付けられるようになってい
る。
このマークプレート13には、その表面にバーコード等
の識別表示Mが、前述した種々の表示方法により付され
ている。
ただし、識別表示Mを薬品から保護するには、全体を耐
薬品性フィルム、例えばフッ素樹脂フィルム(PFAS
PTPE等)によりラミネートされたフッ素樹脂製品で
あることが好ましい。
このマークプレート13は、前記バスケット本体11の
端壁15に設けたプレート取付部Tに着脱自在に取付け
られている。このプレート取付部Tは、第4図の実施例
では突起Taであり、この突起Taに前記マークプレー
ト13の取付孔。を嵌合するようにしている。
このようにしてマークプレート13が取付けられたウェ
ハ用バスケットは、そのバスケット本体11の内部に多
数収容したシリコンウェハWを、工程管理することがで
きる。つまり、このシリコンウェハWを製造するに当っ
ての必要な情報、例えば、製造ロットの番号、製造年月
日等は、マークプレート13に付された識別マークMを
、バーコード読取り装置により読取れば、直ちに知るこ
とができ、これにより確実に工程管理を行なうことがで
きる。
前記プレート取付部Tは、第5図に示すようにバスケッ
ト本体11の端壁15に一対のL字状アングル材16.
16を取付け、この両アングル材16.1.6の側内側
面によりマークプレート挿入溝17を形成し、このマー
クプレート挿入溝17にマークプレート13を挿入する
ようにした構造であってもよく、また、第6図に示すよ
うにバスケット本体11の端壁15に一対の取付孔18
゜18を形成し、この両数付孔18.18にマークプレ
ート13側より突出したビン19を嵌合するようにした
構造であってもよい。さらに、第7図に示すようにマー
クプレート13に弾性脚部20゜20を設け、この弾性
脚部20.20がバスケット本体11の突部21を挟持
するようにした構造であってもよい。
また、上述した実施例は、本発明に係る識別表示が付さ
れたフッ素樹脂製品をマークプレートとして用いたもの
であるが、バスケット本体11に直接粒状突起物を形成
し、このバスケット本体11に直接識別表示を付しても
よいことは言うまでもない。さらに、ウェハバスケット
以外の用途に用いられるフッ素樹脂製品にも適用が可能
である。
また上述した実施例では、フッ素樹脂としてPTFEを
用いたが、本発明はこれに限らず、テトラフルオロエチ
レンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合
体であるPFA、テトラフルオロエチレンとへキサフル
オロプロピレンとの共重合体であるFEP、あるいはテ
トラフルオロエチレンとへキサフルオロプロピレンとパ
ーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である
EPEなどの熱溶融性フッ素樹脂を広く用いることがで
きる。
発明の詳細 な説明してきたように、本発明によれば、表面に100
0個/ cd以上の粒状突起物を生成したフッ素樹脂基
体の表面に所定の識別表示を付すようにしたので、フッ
素樹脂製品であるにも拘らず、表面に直接識別表示を付
したりあるいは識別表示が付されたシールを容易に貼着
させることが可能となる。
特に、このようなフッ素樹脂基体の表面に識別表示形状
の凹部を設け、この凹部内に着色材料を埋め込んでフッ
素樹脂基体の表面に識別表示を付すようにした本発明に
よれば、着色材料がフッ素樹脂基体の表面により良好に
定着することになる。
また、本発明方法によれば、融点以上の温度での焼成と
冷却とを複数回繰返すことにより、フッ素樹脂基体の表
面に1000個/C−以上の粒状突起物を生成するよう
にしたので、表面を化学的に活性化する方法などに比し
安価となり、また製造作業的にも容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るフッ素樹脂製品を得る
ためのフッ素樹脂基体の要部断面図、第2図は同実施例
の作用を示すグラフ、第3図は同実施例に係る識別表示
が付されたフッ素樹脂製品の製造過程を示す要部断面図
、第4〜7図は同フッ素樹脂製品の使用例を示す要部斜
視図である。 1・・・フッ素樹脂基体  2・・・粒状突起物、3・
・・着色材料     4・・・凹部8・・・フィルム 10a、10b・・・識別表示が付されたフッ素樹脂製
品 代理人  弁理士  鈴 木 俊一部 代理人  弁理士  前 1) 均 第  1 図 第  3 図 ] 第  2 図 (C) 焼  成 時  間 第 図 ■ 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)フッ素樹脂基体をその融点以上の温度に再焼成した
    後に冷却することにより1000個/cm^2以上の粒
    状突起物を形成したフッ素樹脂基体の表面に形成された
    識別表示形状の凹部と、この凹部内に埋め込まれた着色
    材料とから成る識別表示が付されていることを特徴とす
    るフッ素樹脂製品。 2)前記識別表示が、バーコードである請求項第1項に
    記載のフッ素樹脂製品。 3)フッ素樹脂の粉末を所定形状に予備成形し、これを
    その融点以上の温度で焼成した後に冷却してフッ素樹脂
    基体を形成し、さらにこのフッ素樹脂基体をその融点以
    上の温度に再焼成した後に冷却する工程を少なくとも1
    回以上繰返すことにより表面に粒状突起物を1000個
    /cm^2以上生成し、この基体の表面に識別表示形状
    の凹部を形成し、この凹部内に着色材料を埋め込むこと
    により識別表示を付すことを特徴とする識別表示が付さ
    れたフッ素樹脂製品の製造方法。
JP1074405A 1989-03-27 1989-03-27 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法 Pending JPH02251421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1074405A JPH02251421A (ja) 1989-03-27 1989-03-27 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1074405A JPH02251421A (ja) 1989-03-27 1989-03-27 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02251421A true JPH02251421A (ja) 1990-10-09

Family

ID=13546246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1074405A Pending JPH02251421A (ja) 1989-03-27 1989-03-27 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02251421A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5709918A (en) Information indicator and information indicating labels
ATE278231T1 (de) Etiketten , flaschen mit diesen etiketten , und verfahren zur wiederwertung derselben
DK0954446T3 (da) Trykt polymerfilm og fremgangsmåde til fremstilling deraf
CN103579531B (zh) 在聚合物基材表面形成可以剥离的弹性体掩模板的方法
ATE470166T1 (de) Verfahren zur herstellung von einem anisotropen polymerfilm auf einem substrat mit einer strukturierten oberfläche
ATE371244T1 (de) Selbstklebend ausgerüstete etiketten, verfahren zur herstellung dieser sowie ihre verwendung
KR20100003419A (ko) 초발수 필름 및 이의 제조 방법
JP2005257283A (ja) マイクロチップ
ATE330303T1 (de) Etikett mit metallischen eigenschaften und aussehen und das verfahren zu deren herstellung
JPS63128987A (ja) 乾式転写材の基本シ−ト
JPH02251421A (ja) 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法
JPH06318038A (ja) 個体識別ラベル
JPH02189344A (ja) 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法
JPH02251420A (ja) 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法
JP4137791B2 (ja) ポリエチレン表面のプリント回路技術
JPH03143677A (ja) 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法
WO1997044203A1 (en) Fluoropolymer marking system
JP3476478B2 (ja) 識別表示が付された合成樹脂製品の製造方法
JP2007012787A (ja) パターン形成方法、電子部材および光学部材
JPH02235088A (ja) 識別表示が付されたフッ素樹脂製品及びその製造方法
JP2006297681A (ja) 透明性材料及びその製造方法
DE602004012543D1 (de) Herstellungsverfahren eines Behälters mit Streckfolienetikett
JP4893289B2 (ja) カード用転写保護フィルム
KR100768705B1 (ko) 임프린팅용 고분자 스탬프의 제조방법 및 그에 의한 고분자스탬프
JP3582981B2 (ja) 識別表示体の製造法