JPH0225114B2 - - Google Patents

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JPH0225114B2
JPH0225114B2 JP10126684A JP10126684A JPH0225114B2 JP H0225114 B2 JPH0225114 B2 JP H0225114B2 JP 10126684 A JP10126684 A JP 10126684A JP 10126684 A JP10126684 A JP 10126684A JP H0225114 B2 JPH0225114 B2 JP H0225114B2
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JP
Japan
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compressor
coil
contact
solenoid valve
heat exchanger
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JP10126684A
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Setsu Nakamura
Yoshinobu Igarashi
Junji Okabe
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPS60245972A publication Critical patent/JPS60245972A/ja
Publication of JPH0225114B2 publication Critical patent/JPH0225114B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、室内側と室外側のユニツトを有す
る分離形空気調和機のようなヒートポンプ方式の
空気調和機の冷凍サイクルに関するものである。
〔従来技術〕
従来、上記のような空気調和機の冷凍サイクル
として第1図に示すものがあつた。
第1図において、1は圧縮機、2は四方弁、3
は室外側熱交換器、4はデイストリビユータ、5
は膨張弁、6は接続配管、7は室内側熱交換器、
8は接続配管、9はアキユームレータであり、分
離形空気調和機では少なくとも室内側熱交換器7
が室内側ユニツトに設けられ、室内側ユニツトに
設けられていない各部材が室外側ユニツトに設け
られている。
このような冷凍サイクルは、空気調和機の冷房
運転時に圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒
とこの冷媒に混入された潤滑用の冷凍機油が四方
弁2を経て室外側熱交換器3に至り、ここで熱交
換されて高温高圧の液冷媒となり、この液冷媒が
デイストリビユータ4を経て5で減圧され、接続
配管6を経て室内側熱交換器7に至り、ここで蒸
発して接続配管8を通り四方弁2、アキユームレ
ータ9を経て再び圧縮機1に吸入される循環サイ
クルを形成している。
しかし、このような冷凍サイクルでは、接続配
管6,8が長くなつた場合には、圧縮機の起動時
に冷凍機油中に混入しいわゆる寝込み状態になつ
ていた冷媒がフオーミングを起し、大量の冷凍機
油が吐出され、また圧縮機1の連続運転中にも、
冷媒が混入された冷凍機油が絶えず吐出され、吐
出された冷凍機油が冷凍サイクルを循環して圧縮
機1に戻つて来るまでに時間がかかり、圧縮機1
内の冷凍機油が少なくなつて、圧縮機の潤滑不良
を起し、摺動部の焼付などを起す欠点がある。ま
た、このような欠点は暖房運転時にも同様であ
る。さらに、圧縮機の容量制御運転や低負荷運転
を行なつた時に、冷媒の循環量が少なくなり、配
管内を流れる冷媒の速度が低下するために、冷凍
機油の圧縮機への戻りが悪くなつて、上述したと
同様な圧縮機の潤滑不良を起す欠点がある。
そして、室外側熱交換器3の除霜(デフロス
ト)時には、圧縮機1から吐出された高温高圧の
冷媒ガスは、四方弁2を経て室外側熱交換器3に
至り、これに付着した霜を溶解、除去し、この熱
交換で冷媒液となつてデイストリビユータ4を経
て膨張弁5で減圧され、接続配管6、室内側熱交
換器7、接続配管8、四方弁2、アキユームレー
タ9を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを
形成すると共に、室内側熱交換器7の送風機を、
これを運転すると冷風が室内に吹出すので停止し
て、逆サイクル除霜を行なつている。しかし、こ
の除霜時開始時には、圧縮機より吐出された冷媒
は室外側熱交換器3内で凝縮され、どんどん室外
側熱交換器内に溜まつていき、低圧側は冷媒不足
状態となり低圧の冷媒ガスの圧力が下がり、冷媒
の循環量が減少し、圧縮機の入力も少さくなり、
したがつて除霜時間も長くなるという欠点があつ
た。
〔発明の概要〕
この発明は、上述した従来のものの欠点を除去
しようとするものであつて、圧縮機の吐出側と四
方弁の間に油分離器を設け、この油分離器とアキ
ユームレータを第1電磁弁を介して第1バイパス
路で接続し、又室外側熱交換器と膨張弁の間から
アキユームレータを第2電磁弁を介して第2バイ
パス路で接続し、上記第1電磁弁を開いて冷凍機
油をアキユームレータに戻すことにより、冷凍機
油の不足による圧縮機の潤滑不良を防止でき、ま
た制御装置によつて除霜時に上記第1電磁弁、第
2電磁弁を開くと共に四方弁を切換えて逆サイク
ルを行ない、室外側熱交換器と膨張弁の間からア
キユームレータへ液冷媒を戻し、冷媒不足を補う
とともに圧縮機から吐出した冷媒ガスの一部をア
キユームレータに戻し、低圧圧力を上昇させかつ
比溶積の小さい濃度の高い冷媒を圧縮機に吸入さ
せることにより、除霜能力を大幅に向上させ、短
時間で除霜が完了するようにした空気調和機の冷
凍サイクルを提供することを目的としている。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を第2図、第3図に
ついて説明する。
第2図において、第1図と同一部分は同符号を
つけてこれらの説明を省略する。10は油分離器
であり、この油分離器10は冷凍サイクルの圧縮
機1の吐出側と四方弁2の間にこれらと上部が接
続されて設けられている。11は油分離器10の
下部とアキユームレータ9を接続する第1バイパ
ス路、12は第1バイパス路11の途中に設けら
れた第1電磁弁13は室外側熱交換器3と膨張弁
5の間からアキユームレータ9を接続する第2バ
イパス路14は第2バイパス路の途中に設けられ
た第2電磁弁である。
第3図はこの実施例による制御装置の電気回路
を示す。第3図において、CMは圧縮機1用電動
機、F1Mは室外側熱交換器3に送風するための
送風機用電動機、F2Mは室内側熱交換器7に送
風するための送風機用電動機、SW1は運転スイツ
チ、SW2は冷暖房切換スイツチ、23Wは室内温
度サーモスイツチであり、室内温度が設定値より
高い時は上記サーモスイツチ23Wの接点がハ−
イに、設定値より低い時はその接点がロ−ハに切
換えられるようになつている。52Fは送風機用
電動機F2M用の接触器のコイルであり、このコ
イル52Fが通電励磁されるとその接点52fが
閉となり、送風機用電動機F2Mに通電されてこ
れが運てされ非通電消磁されると接点52fが開
となり送風機用電動機F2Mが停止される。また、
52Cは圧縮機用電動機CMと送風機用電動機
F1Mの接触器のコイルであり、このコイル52
Cが通電励磁されるとその接点52Cが閉とな
り、圧縮機用電動機CMおよび送風機用電動機
F1Mが運転され、非通電消磁されると接点52
cが開となり、圧縮機用電動機CM、送風機用電
動機F1Mが停止される。21Cは第1電磁弁1
2のコイルであり、このコイル21Cが通電励磁
されると第1電磁弁12が開となり、非通電消磁
されると第1電磁弁12が閉となる。21c′は第
2電磁弁14のコイルであり、このコイル21
c′が通電励磁されると、第2電磁弁14が開とな
り、非通電消磁されると第2電磁弁14が閉とな
る。21S4は四方弁2のコイルで、このコイル2
1S4が通電励磁されると第2図の破線矢印のよう
に冷媒が流れる暖房運転となり、非通電消磁され
ると第2図の実線矢印のように冷媒が流れる冷房
運転(またはデフロスト運転)となるように四方
弁2が切換えられる。
TMはタイマのモータであり、このモータTM
は通電されると回転し、非通電にされると回転が
停止する。tmはタイマの接点であり、設定時間
(tm1+tm2)でタイマ用モータが1回転し、この
時に設定時間tm1の間は接点tmが開、次の設定時
間tm2の間は接点tmが閉となり、これを繰返す。
Yは限時継電器であり、この限時継電器Yは通電
されると一定時間tm3だけ、その接点yが閉とな
り、その後は通電されている限り接点yが開とな
る。そして、接触器のコイル52C、第1電磁弁
12のコイル21C第2電磁弁14のコイル21
c′タイマのモータTM、限時継電器Yは室内温度
サーモスイツチ23Wの接点ハに対し並列に接続
されている。
26Sは吸入配管に取付けられたサーモスタツ
トの接点であつて、温度がある設定値以下になる
と閉じ、設定値より高いと開く。26D1は霜取
開始サーモスタツトの接点であつて、温度が設定
値以下になると閉じ、設定値より高いと開く。
26D2は霜取終了サーモスタツトの接点であ
つて、温度が設定値以下になると閉じ、設定値よ
り高いと開く。なお、霜取開始サーモスタツトの
設定値は霜取終了サーモスタツトの設定値よりも
低い。X2は補助リレーのコイルであつて、サー
モスタツト26D1,26D2と直列に接続され、
通電励磁されるとその接点2Xa2Xfが閉じ接点
2Xb,2Xc,2Xd,2Xeが開き、非通電消磁
されると接点2Xa2Xfが開き接点2Xb,2Xc,
2Xd,2Xeが閉じる。X3は補助リレーのコイ
ルであつて、サーモスタツトの接点26Sと直列
に接続され、通電励磁されるとその接点3Xaが
閉じ、非通電消磁されると接点3Xaが開く。X1
は補助リレーのコイルであつてサーモスタツトの
接点26D1,26D2と直列で補助リレーのコイ
ルX2と並列に接続され、通電励磁されるとその
接点1Xaが閉じ、非通電消磁されると接点1Xa
が開く。また、第1電磁弁12のコイル21にタ
イマの接点tm限時継電器Yの接点y、補助リレ
ーX2およびX3の接点2Xaおよび3Xaが並列
に接続されている。第2電磁弁コイル21c′は接
点2Xfと直列に接続されている。
そして、室内温度がサーモスイツチ23Wの設
定値よりも高い冷房時には、運転スイツチSW1
投入すると、接触器のコイル52Fが励磁されて
接点52fが閉となり、室内側熱交換器の送風機
用電動機F2Mが起動され冷房切換スイツチSW2
が冷房側ニとなり、サーモスイツチ23Wの接点
イとハが接続されているので、接触器のコイル5
2Cが励磁されて接点52cが閉となり、圧縮機
の電動機CMが駆動し始め圧縮機1が起動され
る。
また、限時継電器Yも励磁されるので、接点y
は閉となつて、第1電磁弁のコイル21Cが励磁
され、電磁弁12が開となり、バイパス路11が
開く。さらに、設定時間tm3を経過した後に限時
継電器Yが消磁されて接点yが開となり、第1電
磁弁のコイル21Cが消磁されて第1電磁弁12
が閉となり、バイパス路11は閉じる。なお、こ
れは暖房時の起動でも同様である。タイマのモー
タTMは通電されて回転し続け、設定時間tm1
経過すると、接点tmが閉となり、第1電磁弁の
コイル21Cが励磁されて第1電磁弁12が開と
なり、設定時間tm2の経過後に接点tmが開となり
コイル21Cが消磁されて第1電磁弁12が閉
じ、以後上述した動作を繰返えす。なお、これは
暖房時も同様である。
室内温度がサーモスイツチ23Wの設定値より
も低い暖房時には、運転スイツチSW1を投入する
と、接触器のコイル52Fが励磁されて接点52
fが閉となり、室内側熱交換器の送風用電動機
F2Mが起動され、冷暖房切換スイツチSW2が暖
房側ホとなり、四方弁2のコイル21S4が励磁さ
れて暖房運転となり、サーモスイツチ28Wの接
点ロとハが接続されているので、接触器のコイル
52Cが励磁されて接点52cが閉となり、圧縮
機1が起動される。
限時継電器Yも励磁されるので、接点yは閉と
なつて電磁弁のコイル21Cが励磁され、電磁弁
12が開となりバイパス路11が形成される。さ
らに、設定時間tm3後に限時継電器Yが消磁され
て接点yが開となり、コイル21Cが消磁されて
第1電磁弁12が閉となり、バイパス路11は閉
じる。
タイマのモータTMは通電されて回転を続け、
上述した冷房時と同様に設定時間tm1が経過する
とコイル21Cが励磁され、設定時間tm2の経過
後に消磁されて第1電磁弁12が開閉される動作
を繰返えす。
また、暖房低温時に、吸入配管に取付けられた
サーモスタツトの温度が設定値以下になると、そ
の接点26Sが閉じ、補助リレーのコイルX3が
励磁されて接点3Xaが閉となり、電磁弁のコイ
ル21Cが励磁されて第1電磁弁12が開となり
バイパス路11が開く。
さらに、除霜(デフロスト)は、まず設定温度
が高い方の霜取終了サーモスタツトの設定値以下
になるとその接点26D2が閉となり、次の霜取
開始サーモスタツトの設定値以下になるとその接
点26D1が閉となり、補助リレーのコイルX2
が、励磁されて接点2Xcが開となるので、四方
弁2のコイル21S4が消磁されて除霜を開始す
る。同時に補助リレーのコイルX2の接点2Xd,
2Xeが開となつて室内側熱交換器7の電動機
F1Mが停止し、接点2Xa,2Xfが閉となつて第
1電磁弁のコイル21C第2電磁弁コイル21
c′が励磁されて第1電磁弁12、第2電磁弁14
が開となり、第1バイパス路11第2バイパス路
13が開く。また、補助リレーのコイルX1は励
磁されて接点1Xaが閉となり、霜取開始サーモ
スタツトの接点26D1と並列に接続される。除
霜が開始されると、すぐに霜取開始サーモスタツ
トの設定値より温度が上昇してその接点26D1
は開となり、霜取終了サーモスタツトの接点26
D2、接点1Xa、補助リレーのコイルX2,X1
の回路が形成される。霜取サーモスタツトの設定
値よりも温度が上昇した時に、その接点26D2
が開となり、補助リレーのコイルX2,X1が消
磁されて霜取が終了する。
次に、第2図に示す冷凍サイクルの動作を説明
する。第2図中、実線矢印は冷房、除霜運転時の
冷媒の流れ、破線矢印は暖房時の冷媒の流れ、1
点鎖線はバイパス路中の冷媒、冷凍機油の流れを
示す。
冷房運転時には、圧縮機1から吐出された高温
高圧の冷媒ガスと冷凍機油が油分離器10に上部
から入り、冷凍機油は冷媒ガスと分離されて油分
離器10の底に溜まつている。冷凍機油と分離し
た冷媒ガスは油分離器10の上部から出て四方弁
2を通り室外側熱交換器3に至り、ここで熱交換
して高温高圧の冷媒液となり、デイストリビユー
タ4を通り膨張弁5で減圧され、接続配管6を経
て室内側熱交換器7で蒸発し、さらに接続配管
8、四方弁2、アキユームレータ9を経て圧縮機
に戻る。
この運転中は、バイパス路11の途中にある第
1電磁弁12が閉じられているが、油分離器10
に冷凍機油が溜まると信号により第1電磁弁12
が開かれて、油分離器10の下部に溜まつた冷凍
機油がバイパス路11を通り、第1電磁弁12を
介してアキユームレータ9に戻され、室内側熱交
換器7から戻つて来た低温低圧の冷媒ガスと共
に、圧縮機1に戻ることになり、冷凍機油の循環
回路が大幅に短縮される。この動作は暖房運転時
もほぼ同様である。
したがつて、空気調和機の室内側ユニツトと室
外側ユニツトの距離が遠く離れている場合、すな
わち接続配管6,8が長い場合でも、冷凍機油の
循環回路はバイパス路11を通り短いため、圧縮
機1の冷凍機油不足を起すことがない。また、圧
縮機1が容量制御形の場合に、圧縮機から吐出さ
れる冷媒の循環量が大幅に減少して少量になる運
転時、すなわち冷媒の配管内を動く速度が低くな
つた時にも、冷凍機油が循環する回路の距離が短
いために、冷凍機油の戻り不足を起すことはな
い。
そして、圧縮機1の起動時には、限時継電器Y
によつて、起動後一定時間tm3だけ第1電磁弁1
2を開いておくようにしたので、圧縮機1の停止
時に冷凍機油中に混入して寝込んでいる冷媒が圧
縮機の起動によつてフオーミングを起し、通常の
連続運転時に比べて大量の冷凍機油が圧縮機1か
ら吐出しても、油分離器11によつて冷凍機油が
冷媒から分離してこの冷媒の回路を循環すること
なく、バイパス路11を経由し、開いている第1
電磁弁12を介してアキユームレータ9に戻り、
低圧のガスと共に圧縮機1に戻り、圧縮機の冷凍
機油の不足を短時間で補うことができる。
さらに、暖房運転から除霜運転になると、補助
リレーのコイルX2が励磁され、接点2Xa2Xf
が閉じ、第1電磁弁のコイル21C第2電磁弁コ
イル21C′が励磁されて第1電磁弁12第2電磁
弁14が開き、これと共に四方弁2が切換えられ
る。このため、圧縮機1で圧縮された高温高圧の
冷媒ガスは、油分離器10を経て四方弁2を通り
室外側熱交換器3に至り、これの除霜を行なつた
後にデイストリユータ4を経て膨張弁5で減圧さ
れ、接続配管6、室内側熱交換器7、接続配管8
を経て四方弁2を通りアキユームレータ9に戻さ
れる。同時に圧縮機1から出た高温高圧の冷媒ガ
スの一部は、油分離器10の下部から第1バイパ
ス路11を経由し、第1電磁弁12を通つてアキ
ユームレータ9に戻される。又同時に室外側熱交
換器3からデイストリビユーター4を経た高圧液
冷媒は第2バイパス路13を経由して、第2電磁
弁を通つてアキユームレータ9に戻される。アキ
ユームレータ9では、蒸発器として働く室内側熱
交換器7を通つて来た低温低圧の冷媒ガスに第1
バイパス路11を通つて来た高温高圧の冷媒ガス
と、第2バイパス路13を通つてきた高圧液が混
合されるために、低圧冷媒ガスの圧力が上昇して
圧縮機1に戻る。この結果、冷媒不足もなく冷媒
ガスに比容積が小さく循環量が多い状態を作るこ
とができ、したがつて室外側熱交換器3に付着し
た霜を短時間で溶解して除去することができる。
暖房低温時には、室外側熱交換器3にすぐに着
霜する恐れがあるため、吸入配管に取付けられた
サーモスタツトの設定値以下の温度になるとその
接点26Sが閉となり、補助リレーのコイルX3
が励磁されてその接点3Xaが閉じ、第1電磁弁
のコイル21Cを励磁させて電磁弁12を開き、
圧縮機1から出た高温高圧の冷媒ガスの一部が油
分離器10、バイパス路11を経てアキユームレ
ータ9にバイパスして戻され、これによつて暖房
低温時の暖房能力が増加する。
そして、容量可変形の圧縮機1を使用している
場合には、上述した除霜、暖房低温時の第1電磁
弁12が開いている状態で、圧縮機を能力が最大
の運転状態にすることにより、除霜能力、暖房能
力の増加に一層効果的である。
冷房、暖房運転時に、圧縮機1の起動後に一定
時間tm1の連続運転を行ない、その後にタイマモ
ータTMの接点tmが閉となり、タイマモータTM
が回転を続けることにより、設定時間tm2間隔で
設定時間tm3だけコイル21Cが励磁されて電磁
弁12が開くので、油分離器10に溜められてい
る冷凍機油は、油分離器10からバイパス路11
を経由し第1電磁弁12を介してアキユームレー
タ9に戻され、蒸発器となつている熱交換器から
戻つて来た低温低圧の冷媒ガスト共に圧縮機1に
戻されて、圧縮機に冷凍機油が補充されるので、
その不足が生じない。
さらに、この実施例の冷凍サイクルは、上述の
ように構成したので、空気調和機の停止時に接続
配管8に溜まつていた冷媒が圧縮機1の吐出口側
に自重によつて戻つて来ても、油分離器10に溜
められて、圧縮機1の吐出口に侵入することを防
止でき、したがつて起動時に圧縮機1の弁の破損
を防ぐことができる。
なお、上記実施例では圧縮機が室外側にあるス
プリツト形の空気調和機について述べたが、この
発明は、圧縮機が室内側にあるリモート形のもの
にも適用できる。また、上記実施例では絞り装置
として膨張弁を用いたが、この発明は、キヤピラ
リチユーブ、電気式膨張弁、またはオリフイスの
ような絞り装置を用いることができ、絞り装置の
取付位置も室内側熱交換器と室外側熱交換器間の
どの位置にしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、圧縮
機の吐出側と四方弁の間に油分離器を設け、この
油分離器とアキユームレータを第1電磁弁を介し
て第1バイパス路で接続し又、室外側熱交換器と
膨張弁の間からアキユームレーターを第2電磁弁
を介して第2バイパス路を接続し、上記第1電磁
弁を開いて第1バイパス路から冷凍機油および高
温高圧の冷媒ガスを第1バイパス路を経由してア
キユームレータに戻すようにしたので、室内側と
室外側のユニツトの設置距離すなわちこれらの接
続配管を長くすることが簡単にでき、また、容量
可変形の圧縮機を用いた場合に冷媒吐出量が大幅
に低下する運転をしても、冷凍機油を容易かつ十
分に圧縮機に戻すことができ、とくに除霜時に上
記第1電磁弁第2電磁弁を開くと共に四方弁を切
換えて逆サイクル除霜を行なわせる手段を制御装
置に設けたので、除霜能力を大幅に向上させ、短
時間で除霜を完了させるとができ、したがつてヒ
ートポンプにおける暖房特性、快適性、信頼性が
高く、高精度の冷凍サイクルを簡単な構成で安価
に提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空気調和機の冷凍サイクルを示
す構成説明図、第2図はこの発明の一実施例によ
る冷凍サイクルを示す構成説明図、第3図はこの
発明の一実施例の制御装置の電気回路図である。 1……圧縮機、2……四方弁、3……室外側熱
交換器、4……デイストリビユータ、5……膨張
弁、6,8……接続配管、7……室内側熱交換
器、9……アキユームレータ、10……油分離
器、11……第1バイパス路、12……第1電磁
弁、13……第2バイパス路、14……第2電磁
弁、CM……圧縮機用電動機、F1M,F2M……室
外側、室内側熱交換器の送風機用電動機、SW1
…運転スイツチ、SW2……冷暖房切換スイツチ、
23W……室内温度サーモスイツチ、52C,5
2F……接触器のコイル、21C……第1電磁弁
のコイル、21C′……第2電磁弁のコイル、21
S4……四方弁のコイル、TM……タイムのモー
タ、Y……限時継電器、26D1,26D2……霜
取開始、霜取終了サーモスタツトの接点、26S
……サーモスタツトの接点、X1,X2,X3…
…補助リレーのコイル。なお、図中同一符号は同
一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、絞り装
    置、室内側熱交換器およびアキユームレータを環
    状に接続した冷凍サイクルを有する空気調和機に
    おいて、上記圧縮機の吐出側と四方弁の間に設け
    た油分離器と、この油分離器と上記アキユームレ
    ータを第1電磁弁を介して接続する第1バイパス
    路と上記室外側熱交換器と、上記絞り装置の間か
    ら上記アキユームレータを第2電磁弁を介して接
    続する第2バイパス路と、除霜時に上記第1及び
    第2電磁弁を開くと共に四方弁を切換えて逆サイ
    クル除霜を行わせる手段を有する制御装置とを備
    えたことを特徴とする空気調和機の冷凍サイク
    ル。
JP10126684A 1984-05-18 1984-05-18 空気調和機の冷凍サイクル Granted JPS60245972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10126684A JPS60245972A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 空気調和機の冷凍サイクル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10126684A JPS60245972A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 空気調和機の冷凍サイクル

Publications (2)

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JPS60245972A JPS60245972A (ja) 1985-12-05
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