JPH02249681A - リボン切替装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プリンタに使用されるリボン切替装置に関す
る。

従来の技術 まず、第９図に従来例を示す。１はキャリア（図示せず
）に搭載された印字ヘッドで、この印字ヘッド１の前面
に対向する多色リボン２はカセットケース３に収納され
て支軸４を支点としてプラテン（図示せず）と直交する
方向に回動するリボンベース５に保持されている。６は
垂直な回転軸心をもって回転するカムで、このカム６に
は、その外周に螺旋状に形成されて前記リボンベース５
の側面から突出する軸７を支える当接部８と、検出スイ
ッチ９の接点板９ａに当接する突部６ａとが形成され、
下端にはギヤ１０２が固定されている。このギヤ１０２
にはリボンシフトモータｌｏＯに直結された駆動ギヤ１
０１が噛合されている、また、図示しないが、印字ヘッ
ドｌが搭載されたキャリアには、キャリアモータに駆動
されるベルトの一部が固定されている６ したがって、キャリアモータでベルトを回転させること
によりキャリアが印字ヘッドｌとともにプラテンに沿っ
て移動する。また、印字色を変えるには、リボンシフト
モータｌＯＯによりカム６を回転させ、軸７と当接部６
とが接触する部分の高さを変えて支軸４を中心にリボン
ベース５を回動させることにより行う。この時、カム６
の回転中に突部６ａにより接点板９ａが撓まされ検出ス
イッチ９がオンになるが、この時点をもってカム６及び
リボンシフトモータ１００の回転角を制御することによ
り、リボンベース５の回動角度が正確に設定される。

発明が解決しようとする課題 リボン切替のためにリボンベース５を回動させるには、
それ専用のリボンシフトモータ１００及びその駆動回路
を必要とするので、コストアップになる問題がある。

課題を解決するための手段 印字ヘッドを有するキャリアをプラテンに沿って摺動自
在に設け、一つがキャリアモータに連結されて前記プラ
テンの両端付近に配列された複数のプーリに一部が前記
キャリアに保持されたベルトを巻回し、多色リボンが保
持されたリボンベースを前記プラテンの軸心と直交する
方向に移動自在に設け、このリボンベースの一部を支え
る回転自在のカムを設け、印字領域外に移動する前記キ
ャリアに干渉する揺動体を回動自在に設け、前記カムに
クラッチを介して連結された受動ギヤに対向するととも
に前記プーリに連結された遊動ギヤを前記揺動体の回動
遊端に回転自在に取り付けた。

作用 キャリアモータの正逆回転をプーリとベルトとによって
直線運動に変換してキャリアに伝達することによりキャ
リアを往復動させる。リボン切替に際しては、所望の印
字色に対応してカムを任意角度回転させ、リボンベース
をプラテンと直交する方向に変位させる。この場合、キ
ャリアを印字領域外まで移動させ、揺動体を回動させる
ことにより、プーリの回転動作に連動するアイドラギヤ
をカムに連結された従動ギヤに噛合させてカムを回転さ
せることができ、キャリアモータの回転角の制御とクラ
ッチの断続作用とによりカムの回転角を制御することが
できる。

実施例 本発明の一実施例を第１図ないし第８図に基づいて説明
する。第９図において説明した部分と同一部分は同一符
号を用い説明も省略する。第１図は一部の斜視図で、キ
ャリアモータ（後述する）に駆動される一つのプーリ１
０を含む複数のプーリ１０がプラテンの両端付近に配設
され、これらのプーリｌＯに巻回されたベルト１０ａの
一部が印字ヘッドｌを保持するキャリア（後述する）に
固定されている。また、プーリ１０と一体的に回転する
ギヤ１２に噛合された伝動ギヤ１３を中心部で回転自在
に保持し回動遊端側で伝動ギヤ１３に噛合されたアイド
ラギヤ１４を回転自在に保持した揺動体１５が支軸１６
を中心に回動自在に設けられている。この揺動体１５は
トグルスプリング１７によりデッドポイントを境として
両側に付勢されている。また、前記カム６の下方はクラ
ッチ１８を介して従動ギヤ１１に連結されている。

すなわち、第２図の分解斜視図に示すよ・うに、カム６
の下端にはラチェットギヤ１９が一体的に形成され、カ
ム６と同軸上に上下で対向するフランジ２０．２１を有
するホイール２２と、前記従動ギヤ１１とが設けられて
いる。上部のフランジ２０はホイール２２の形状を見せ
るために別部材として図示したが、一体内に形成しても
よい。このホイール２２は前記ラチェットギヤ１９を回
転自在に嵌合させるように筒状の形状をなす。そして、
その外周の一部には、ラチェットギヤ１９の一部を露出
させる切欠２３と、この切欠２３の下方から外周方向に
突出する弧状突片２４とが形成されている。この弧状突
片２４はホイール２２を側面から見て中央に位置し、そ
の一端には傾斜面２５．２６が形成され、他端には傾斜
面２７が形成されてい。前記傾斜面２５は上から見てホ
イール２２の中心に向い、側面から見ると下方に向かう
に従い弧状突片２４の中央寄りに傾斜されている。前記
傾斜面２６は内方に向かうに従い傾斜面２５から離反す
る方向に傾斜されている。前記傾斜面２７は前記傾斜面
２５と略平行である。また、前記ホイール２２の外周に
は垂直なリブ２８が形成され、上方のフランジ２０の上
面には前記突部６ａに当接する突部２９が形成され、下
方のフランジ２１には外方に突出する突片３０が形成さ
れている。さらに、前記従動ギヤ１１には、ラチェツト
爪３１を回動及び上下動自在に保持する鍔付きのビン３
２が立設され、このビン３２にはラチェツト爪３１を上
方及び半径方向の内方に付勢するスプリング３３が巻回
されている。

第４図は前記カム６に形成した螺旋状の当接部８の平面
図で、この当接部８には前記リボンベース５の軸７を支
える複数の受は面３４，３５，３６．３７が形成されて
いる。これらの受は面３４゜３５．３６．３７は螺旋状
の当接部８に形成されているため、それぞれ軸（高さ）
方向の位置が異なり、それらの軸方向の位置の差は一定
の間隔をもって段階的に変化する。また、受は面３４，
３５．３６．３７の回転方向の位置は、第一の受は面３
４を基準にすると、受は面３５までの角度がγ１、受は
面３６までの角度がγ６、受は面３７までの角度がγ１
に定められている。

第５図に示すように、前記印字ヘッドｌを保持するキャ
リア３８はキャリアシャフト３９に摺動自在に嵌合され
、前記揺動体１５の一端４０と他端４１とに対向する突
部４２，４３を有している。

さらに、前記揺動体１５に当接してその回動範囲を規制
するストッパ４４がベースプレート（図示せず）に立設
されている。

第７図は電子回路を示すブロック図で、ＣＰＵ４６には
、プログラムが書き込まれたＲＯＭ４７と、変更される
データを書き込むＲＡＭ４８と、キャリアモータ４９を
駆動するドライバ５０と、前記検出スイッチ９とが接続
されている。前記キャリアモータ４９は一方の前記プー
リ１０を駆動するものである。

このような構成において、通常の印字に際し、キャリア
モータ４９をプーリｌＯとベルト１．　Ｏａともに時計
方向へ回転させさせることにより、キャリア３８を右方
へ移動させ、この過程で印字ヘッド１を駆動することに
より印字を行う。逆にキャリアモータ４９をプーリｌＯ
及びベルト１０ａとともに反時計方向に回転させること
により、キャリア３８を左方に移動させる。この通常の
印字処理に際しては、キャリア３８は印字領域の範囲で
移動し、第５図に示すように、揺動体１５はトグルスプ
リング１７により反時計方向に付勢されてストッパ４４
に当接し、アイドラギヤ１４を従動ギヤ１１から離反さ
せた状態に維持する。

次に、リボン切替動作を第８図のフロチャートを参照し
て説明する。リボン切替信号によレバキャリアモータ４
９が時計方向へ回転するため、キャリア３８が印字領域
外の右端に達するまで移動する。したがって、揺動体１
５はその一端４０がキャリア３８の突部４２に押される
ため時計方向への回動力を受け、デッドポイントを越え
るまで回動すると、後はトグルスプリング１７の付勢力
で回動し、第６図に示すようにアイドラギヤ１４を受動
ギヤ１１に噛合させて停止する。続いて、ＲＡＭ４８の
エリアとしてのカウンタにＮ−０がセットされ、キャリ
アモータ４９が最小のステップの単位で反時計方向に回
転し、キャリア３８を左方に移動させる。その最小のス
テップを回転する都度カウンタに１が加算される。この
時は、従動ギヤ１１が時計方向に回転する。さらに、キ
ャリアモータ４９の回転の進行により従動ギヤ１１のビ
ン３２がフランジ２１の突片３ｏを押圧すると、ホイー
ル２２が従動ギヤ１１と一体的に時計方向に回転する。

さらに、キャリアモータ４９の回転の進行により従動ギ
ヤ１１とホイール２２とが一体的に回転すると、フラン
ジ２０の突部２９がカム６の突部６ａを押圧する。これ
により、従動ギヤ１１とホイール２２とカム６どの時計
方向への回転が進行すると、カム６の突部６ａが検出ス
イッチ９の接触片９を撓ませて検出スイッチ９をオンに
する。この瞬間は第３図に示す通りである。次に、印字
色が判断され、色Ａと判断されると、キャリアモータ４
９は時計方向へ反転し、キャリア３８を右方へ移動させ
る。この時に、突部４３により揺動体１５の他端４１を
蹴り揺動体１５を反時計方向に回動させ、従動ギヤ１１
からアイドラギヤ１４を退避させる。すなわち、クラッ
チ１８の状態に関係なくキャリアモータ４９とカム６と
の動力伝達経路を遮断する。続いて、キャリア３８のイ
ニシャライズ（キャリア３８の位置の確認）がなされ、
その後に印字命令があれば通常の印字処理が行われる。

第８図における検出スイッチ９オン？のステップでＹＥ
Ｓと判断され、続いて、色Ａ以外の色と判断された場合
は、キャリアモータ４９が最小のステップ毎に反時計方
向へ回転してキャリア３８を左方を移動させ、キャリア
モータ４９が１ステツプ回転する度にカウンタにステッ
プ数が加算される。この時、従動ギヤ１１は時計方向に
回転する。カウンタのデータＮが、α−β＋γ、を越え
ると、キャリアモータ４９が時計方向へαステップ回転
してキャリア３８を右方へ移動させる。この時、従動ギ
ヤ１１はラチェツト爪３１とともに第３図においてαな
る角度をもって反時計方向に駆動されるため、ラチェツ
ト爪３１はスプリング３３に付勢されてホイール２２の
外周に接触しながらホイール２２の外周を移動し、ラチ
ェツト爪３１の先端がホイール２２の斜面２５に当接し
て下向きの力を受け、弧状突片２４の下をくぐらされ、
ホイール２２のリブ２８に当接する。第３図においては
ラチェツト爪３１の先端が位置イから位置口まで移動す
る。このαステップ回転後にキャリアモータ４９は反時
計方向へβステップ回転され、キャリア３８が左方へ移
動する。この時、従動ギヤ１１はラチェツト爪３１とと
もに時計方向へ回転されるため、ラチェツト爪３Ｉの先
端は第３図における位置口から位置ハまでβなる角度分
移動する。この時、ラチェツト爪３１はホイール２２の
斜面２７に導かれて弧状突片２４の上側を通り、スプリ
ング３３で内方に付勢されているため先端部が切欠２３
に落ちカム６のラチェットギヤ１９に噛合する。続いて
、キャリアモータ４９が時計方向に回転され、キャリア
３８を右方へ移動させる。これにより、従動ギヤ１１は
ラチェ・ット爪３】とともに反時計方向へ移動し、ラチ
ェツト爪３１によってカム６を回転させる。この時のキ
ャリアモータ４９の回転ステップ数は選択する色によっ
て異なる。色Ｂであればγ１ステップ、色Ｃであればγ
、ステップ、色りであればγ、ステップである。これに
より、選択された色に応じてカム６の回転角がγ１、γ
１、γ、に対応して変化し、何れかの受は面３５，３６
．３７をもってリボンベース５の高さを決める。これに
より、多色リボン２の所望の色のゾーンが印字ヘッド１
の前面に対向する。続いて、キャリアモータ４９が反時
計方向に回転してキャリア３８を左方へ移動させる。こ
の時のステップ数は０ステツプで、従動ギヤ１１はラチ
ェツト爪３１とともにθなる角度分時計方向へ回転する
。すなわち、第３図に示すように、ラチェツト爪３１は
その先端が切欠２３の中心となる位置ハから斜面２６に
導かれて半径方向外側に退避され位置二に至るθなる角
度分移動してカム６のラチェットギヤ１９から外される
。

続いて、キャリアモータ４９が時計方向に回転してキャ
リア３８を右方へ移動させる。この時に、突部４３によ
り揺動体１５の他端４１を蹴り揺動体１５を反時計方向
に回動させ、従動ギヤ１１からアイドラギヤ１４を退避
させ、クラッチ１８の状態に関係なくキャリアモータ４
９とカム６との動力伝達経路を遮断する。続いて、キャ
リア３８のイニシャライズ（キャリア３８の位置の確認
）がなされ、その後に印字命令があれば通常の印字処理
が行われる。

発明の効果 本発明は上述のように構成したので、キャリアモータの
正逆回転をプーリとベルトとによって直線運動に変換し
てキャリアに伝達することによりキャリアを往復動させ
、リボン切替に際しては、所望の印字色に対応してカム
を任意角度回転させ、リボンベースをプラテンと直交す
る方向に変位させるが、この場合、キャリアを印字領域
外まで移動させて揺動体を回動させることにより、プー
リの回転動作に連動するアイドラギヤをカムに連結され
た従動ギヤに噛合させてカムを回転させることができ、
また、キャリアモータの回転角の制御とクラッチの断続
作用とによりカムの回転角を制御することができ、した
がって、キャリアを駆動するキャリアモータを利用して
複数の色のリボン切替を行うことができ、これにともな
い、重量を軽減し、コストダウンを図ることができる等
の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図は本発明の一実施例を示すもので、
第１図は斜視図、第２図はクラッチの分解斜視図、第３
図は一部を断面にしたクラッチの平面図、第４図はカム
の当接部を示す平面図、第５図は通常印字状態における
揺動体を示す平面図、第６図はリボン切替状態における
揺動体を示す平面図、第７図は電子回路を示すブロック
図、第８図はフローチャート、第９図は従来例を示す斜
視図である。 １・・・印字ヘッド、２・・・多色リボン、５・・・リ
ボンベース、６・・・カム、１０・・・プーリ、１０ａ
・・・ベルト、１１・・・従動ギヤ、１４・・・アイド
ラギヤ、１５・・・揺動体、１８・・・クラッチ、３８
・・・キャリア、４９・・・キャリアモータ ］　」　図 ＝子 ７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字ヘッドを有してプラテンに沿って摺動自在に保持さ
   れたキャリアと、一つがキャリアモータに連結されて前
   記プラテンの両端付近に配列された複数の回転体と、こ
   れらのプーリに巻回され一部が前記キャリアに保持され
   たベルトと、多色リボンを保持して前記プラテンの軸心
   と直交する方向に移動自在に保持されたリボンベースと
   、このリボンベースの一部を支える回転自在のカムと、
   印字領域外に移動する前記キャリアに干渉する回動自在
   の揺動体と、前記カムにクラッチを介して連結された受
   動ギヤと、この受動ギヤに対向するとともに前記プーリ
   に連結されて前記揺動体の回動遊端に回転自在に保持さ
   れた遊動ギヤとよりなることを特徴とするリボン切替装
   置。