JPH02249208A - シンクロトロン放射光リング用偏向マグネット - Google Patents

シンクロトロン放射光リング用偏向マグネット

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JPH02249208A
JPH02249208A JP6979889A JP6979889A JPH02249208A JP H02249208 A JPH02249208 A JP H02249208A JP 6979889 A JP6979889 A JP 6979889A JP 6979889 A JP6979889 A JP 6979889A JP H02249208 A JPH02249208 A JP H02249208A
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duct
coil
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coils
resin
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Shigeki Isojima
茂樹 礒嶋
Toru Okazaki
徹 岡崎
Takahito Masuda
孝人 増田
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Japan Science and Technology Agency
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Research Development Corp of Japan
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シンクロトロン放射光(以下Sr(と略ず)
用リングにおいて加速粒子の軌道方向を偏向するために
使用されるSRクリング偏向マグネットに関する。
し従来の技術1 SRリングの構成要素の一つであり、加速粒子が飛行す
る空胴を形成している円筒形状のダクトは、その外周面
に粒子の飛行方向を変更するtこめに超電導コイルか備
えられている。尚、粒子飛行方向を変化させるための偏
向マグネットに関する技術としては、例えば特開昭61
−227400号公報等に開示されている。
このような超電導コイルに電力を供給することで超電導
コイルには電磁力が発生するが、この電磁力により超電
導コイル自体が変形し、ダクトにおける磁場が変化する
のでSRリングとしての所望の性能を発揮できなくなっ
てしまう。そこで従来より」二連したような超電導コイ
ルの変形を防ぐために、超電導コイルは、超電導コイル
を覆うりランプ材やステンレス製のカラーにてダクトの
中心方向へ締め付けることでダクトと超電導コイルとを
固着させていた。又、さらに必要であれば超電導コイル
を形成する導体を半硬化エポキシ樹脂が塗布されたテー
プにて巻いて固定することで導体自体の剛性を高めより
強い力でダクトと超電導コイルとを固着させていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述したように超電導コイルの固定のためにクランプ材
やカラー等を用いた場合、クランプ材やカラー等にて超
電導コイルは締め付けられるため超電導コイルを形成す
る導体にはこの締付力に耐える剛性が必要となる。よっ
である程度導体の線径は太くならざるを得ない。しかし
所望の磁場を得るには、超電導コイルの巻線スペースを
広くするか、もしくは超電導コイルへ供給する励磁電流
を高くするかのどちらかであるが、導体の線径が太くな
ることは巻線スペースの点で不利であり、又励磁電流を
高くすることで超電導コイルと電源との接続部の発熱量
が増加しそれを冷却するための6媒を多量に消費すると
いう欠点がある。
又、SRクリングおいて粒子の飛行方向を偏向さ仕るた
めの箇所に使用されるコイルとして、より前記偏向を確
実なものとするために従来の2極コイルに加え、4極コ
イルをダクトの外周面に設けたSRクリング存在する。
このような4極コイルに使用されるコイル導体の線径は
、従来のコイルに使用されるコイル導体の線径に比べ細
くその直径は約1+nmである。このような細いコイル
導体を使用することで、上述した発熱の問題点は解決さ
れろが、コイルの変形を防止するカラー等を使用した場
合、コイル導体の剛性が小さいので、ダクトへの4極コ
イルの堅固な固定が困難であるという問題点がある。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになさ
れたもので、細い線径のコイル導体を使用して形成され
る4極コイルを備えたSRクリング偏向マグネットにお
いて、カラー等を使用せずにnj記4極コイルをダクト
に堅固に固定することができるSRクリング偏向マグネ
ットを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、加速粒子が飛行する円筒形状の曲がったダク
トの外周面で、かつダクトの円周方向に4極コイルを同
一円周上に並べ、該4極コイルの外周面側を樹脂にて固
め、さらに4極コイルは、前記ダクトの外周面に接して
配置されることを特徴とする。
[実施例] 本発明の一実施例を示す第1図において、加速粒子が飛
行する円筒形状のダクトlは、前記粒子の飛行方向が9
0度変向するように適宜な半径にて曲げられている。ダ
クトlの外周面には後述する4極コイル2、樹脂外皮3
.2極コイル4及びカラー17が順次層状に設けられる
。尚、50は、ダクトlの両端部に設けられる、4極コ
イル2及び2極コイル4における周方向の電磁力を抑え
るためのスペーサである。又、ダクトlの両端部には、
同じシンクロトロンの他の通路を構成する不図示の他の
隣接ダクトとこのダクトlとを接続するためのフランジ
15が設けられる。
第2図に示すように、ダクトlの外周面1aを4等分す
る位置に超7[f導コイル2aないし2dが外周面1a
に密着している。すなわち超電導コイル2aは、ダクト
lの0度より270度の範囲に装着され、超電導コイル
2bは、ダクト1の0度より90度の範囲に装着され、
以下同様に超電導コイル2cは90度より180度の範
囲、超電導コイル2dは180度より270度の範囲に
装着される。そして、超電導コイル2aないし2dにて
4極コイル2を形成する。超電導コイル2aないし2d
は、それぞれ線径が約1.mmにてなるコイル導体を4
極コイル巻芯5を中心として多層例えば12層、に巻い
たものであり、ダクト1の外周面la lへの装着例を
第4図に示す。
そして4極コイル2は、外周面を樹脂外皮3にてモール
ドされダクトiの外周面1aに堅固に固定される。
次に、樹脂外皮3の外周面3aを円周方向に2等分する
位置に超電導コイル4a及び4bが外周而3aに密着し
ている。すなわち超電導コイル4aはダクト1の270
度、0度、90度の範囲に装着され、起電導コイル4b
は、ダクトlの90度。
180度3270度の範囲に装着される。そして超電導
コイル4a及び4bにて2極コイル4を形成する。
起電導コイル4a及び超電導コイル4bは、それぞれ2
極コイル巻芯6を中心として方形状の断面形状を有する
コイル導体を巻いたものであり、前述した4極コイル2
と同様、第4図に示すような形態にて、外周面3a上に
装着される。 さらに、」二連した超電導コイル4a及
び4bと同様の構成を有する超電導コイル4c及び4d
が超電導コイル4a及び4bの外周面に密着して装着さ
れる。すなわち超電導コイル4cは、ダクトlの270
度、0度、90度の範囲に装備され、超電導コイル4d
はダクトlの90度、!80度、270度の範囲に装備
される。そして超電導コイル4C及び4dにて2極コイ
ル4°を形成する。尚、コイル導体が巻かれる2極コイ
ル巻芯7は、2極コイル巻芯6よりも大きい円弧にて形
成される。
尚、2極コイル4及び4゛の設置位置は、上述した位置
に限るしのではなく、2極コイル4及び4°の極中心が
一致していればよい。又、2極コイル4及び4″のコイ
ル厚に規定はない。
さらに、本実施例において2極コイルと4極コイルとの
相対的な設置位置関係は、4極及び2極コイルの極中心
が45度ずれているがこれに限るものではなく、前記極
中心が一致する角度を除いた適宜な角度で良い。
上述のように樹脂外皮3の外周面3aに2層にわたり形
成される2極コイル4及び4′は、ダクトiと同心円状
に曲がりtこ半円筒状の断面形状で円周方向の両端部に
は方形状の断面形状を有し直径方向へ突出するフランジ
I6を備えたカラー17a及び17bによって覆われ、
カラー17a及び17bのそれぞれのフランジ16を締
付ボルト18にて締め付けることでカラー17a及び1
7bはダクトlの中心方向へ圧縮され、2極コイル4及
び4′は樹脂外皮3の外周面3aに固定される。
上述のように構成することで、加速粒子の飛行方向をよ
り確実に偏向させるために細い線径のコイル導体を使用
して形成される4極コイル2を2極コイル4と組み合わ
せた偏向マグネットにおいて、4極コイル2は、樹脂外
皮3によってダクトlの外周面la上に固定することが
でき、従来のようにカラーにて固定する場合のようにコ
イル導体の剛性を考慮する必要がないとともにカラーが
不要であるので2極コイル4との組み合わせが容易にで
きる利点がある。
又、コイル導体の剛性を考慮する必要がないことより超
電導コイルに使用するコイル導体の線径を細くすること
かでき、超電導コイルを励磁する電流を小さくすること
ができる。したがって超電導コイルの接続部等での発熱
が抑えられ、冷媒の消費量を少なくすることかできる。
又、本実施例において、ダクト1の外周面la上に4極
コイル2が装備されているので、4極コイル2の冷却は
直接ダクl−1を冷却することにてなされる。したがっ
てダクト1の内周面は極低温となるので、ダクト1の内
周面からのガスの放出が抑えられダクトlの中心部空胴
内1bを約100′rorrの超高真空状態に保つのに
有利である。
以下に4極コイルをダクトlに固定する樹脂外皮3の形
成方法を説明する。
外周面1aに4極コイル2が装着されたダクト1は、第
3図に示すような、4極コイル2の外周面2eの直径よ
りわずかに大きい内径の内周面8Cを有し、かつダクト
lと同一の曲率半径にてダクト1の軸方向に沿って延在
する円筒形状のモールド金型8内にモールド金型8の内
周面8cと同心に設置される。したがって4極コイル2
の外周面2eとモールド金型8の内周面8cとの間には
、全周にわたって均一な空間13が形成される。尚、モ
ールド金型8は、直径方向に2分割可能な半円筒状の構
造であり、2分割されたモールド金型8a及び8bの円
周方向の両端部には、方形状の断面形状を有する平板状
のフランジ!2a及び12bがモールド金型の直径方向
外側に突出した状態でモールド金型8a又は8bの軸方
向へモールド金型8a又は8bと一体的に形成される。
このように形成されるフランジ!2aとフランジ12b
とを締付ボルト9にて締め付けることで、モールド金型
8aとモールド金型8bとを合体させる。又、モールド
金型8にはモールド金型8a及び8bの外周面より直径
方向に突出した樹脂排出口11及び樹脂注入口IOが形
成され、樹脂注入口IO及び樹脂排出口11にはそれぞ
れ外部とモールド金型8の内周面8cとを貫通する貫通
孔14があけられている。
上述のようなモールド金型8の内部に前述したように4
極コイル2が装備されたダクトlを設置し、樹脂注入口
10よりモールド金型8の内部へ樹脂が注入されること
で空間13には樹脂が充填されていく。そして樹脂排出
口11より余分な樹脂が排出されるまで樹脂を注入する
ことで空間13には樹脂が均一に充填され、4極コイル
2は樹脂にて覆われることとなる。そして樹脂が固まっ
た時点でモールド金型8は取り除かれる。
このようにモールド金型8を使用し4極コイルの外周面
に樹脂外皮3を形成することで、樹脂外皮3の外周面3
aは非常に滑らかな状態とすることができ、樹脂外皮3
の表面凹凸の精度を±0゜0b1程度に仕上げることが
できる。よってモールド金型8を使用することは、樹脂
外皮3の形成後仕上げ加工が不要となる利点がある。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、シンクロトロンの
粒子通路ダクトの外周に設けた4極コイルの外周面を樹
脂で固めることで4極コイルとダクトlとを固定するよ
うにしたから、カラー等を使用しなくてら4極コイルと
ダクトlとを堅固に固定することができ、コイル固定の
ための構造が簡易になり、かつ4極コイルの外周側へさ
らに2極コイル等を容易に設置できるようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す偏向マグネットの縦断
面図、第2図は第1図の横断面図、第3図は本発明に係
る樹脂外皮の製作状態を示す横断面図、第4図はダクト
への4極コイルの装着状態を示す斜視図である。 l・・・ダクト、   2・・・4極コイル、3・・樹
脂外皮、 4・・・2極コイル、訃・・モールド金型。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加速粒子が飛行する円筒形状の曲がったダクトの
    外周面で、かつダクトの円周方向に4極コイルを同一円
    周上に並べ、該4極コイルの外周面側を樹脂にて固め、
    さらに4極コイルは、前記ダクトの外周面に接して配置
    されることを特徴とするシンクロトロン放射光リング用
    偏向マグネット。
  2. (2)前記樹脂の外周面は、この外周面側にさらに他の
    コイルを固定できるように凹凸を所定値以下に抑えた、
    請求項1記載のシンクロトロン放射光リング用偏向マグ
    ネット。
  3. (3)前記4極コイルのコイル導体が約1mmの線径を
    有し、かつ多層に巻かれたコイルである、請求項1及び
    2記載のシンクロトロン放射光リング用偏向マグネット
JP6979889A 1989-03-22 1989-03-22 シンクロトロン放射光リング用偏向マグネット Expired - Lifetime JP2652703B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015153733A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社東芝 超伝導マグネット装置および荷電粒子加速器
JP2017196140A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社東芝 粒子線ビーム輸送装置および照射治療装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015153733A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社東芝 超伝導マグネット装置および荷電粒子加速器
JP2017196140A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社東芝 粒子線ビーム輸送装置および照射治療装置

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