JPH02248452A - 希釈度が改良された樹脂質バインダー - Google Patents

希釈度が改良された樹脂質バインダー

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JPH02248452A
JPH02248452A JP2039881A JP3988190A JPH02248452A JP H02248452 A JPH02248452 A JP H02248452A JP 2039881 A JP2039881 A JP 2039881A JP 3988190 A JP3988190 A JP 3988190A JP H02248452 A JPH02248452 A JP H02248452A
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JP2039881A
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James C West
ジェームス・シー・ウエスト
Mark S Pavlin
マーク・エス・パヴリン
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    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/08Printing inks based on natural resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L93/00Compositions of natural resins; Compositions of derivatives thereof
    • C08L93/04Rosin

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 未発明は新規な樹脂バインダー及びグラビアインク組成
物へのそれらの使用に関し、詳細には高い「希釈度」を
有し、金属ロジン樹脂酸塩及びポリスチレン型重合体を
含む樹脂質バインダーに関する。
〔発明の背景〕
グラビア印刷に使用されるインクは着色剤、バインダー
及び溶媒からなっている。それらが適正な流動特性、特
に適正な粘度を有することはグラビアインクの性能に不
可欠である。このことはエッチ処理又は彫刻した印刷シ
リンダーのくぼみを作った小孔(cell)にインク入
れすること及び基体へ版の小孔からインクを放出するこ
とにとって重要なことである。インクの粘度はまた紙、
特に多孔性の高い無コート紙に印刷されたときインクの
受は入れられる抵抗度(滲透に対する抵抗)を達成する
ために重要である。インクの粘度が低ければ低いほど抵
抗の欠如の問題はますます厳しいものとなる。
適切なインクの粘度は多量のバインダーと少量の溶媒の
使用によって容易に達成することができるが、これは最
終インクの全体的価格を上昇させる。また、所望の粘度
を得るために多量のバインダーを使用することは印刷業
者によるインクの最終的希釈に溶媒が少ししか使用でき
なくて、印刷業者の処方の自由度を小さくすることを意
味する。
容易に希釈できないインクはまた印刷業者によって「効
率が低いJ、すなわちガロン当りの紙被覆率が低いと認
識される。
印刷業者は最終のインク処方の経済的利益及び処方過程
の便利さから多量の溶媒で希釈できるものを好む。
術語「希釈度」は所定のインク組成物を所望の粘度に薄
めるために必要な溶媒の量を記述するためにインク処方
者によって使用される業界用語である。この術語はまた
一般にフェスと称せられる無顔料樹脂溶液に対しても使
用される。これに関連して、樹脂又はフェスの希釈度は
重合体技術に使用される「固有粘度」に関係があり、す
なわち樹脂の分子量が高ければ高いほど低濃度溶液の粘
度はますます高く、それゆえに可能な希釈度はますます
高い。
金属ロジン樹脂酸塩は一般にグラビアインクの処方中の
インクバインダーとして使用されてきた。
樹脂酸塩はインクに必要な粘度、転写、印刷光沢及び摩
擦抵抗を与えるのに役立つ。しかしながら、金属ロジン
樹脂酸塩単独で所望の高い希釈度を達成することは、た
とえ達成不可能でなくてもこの頻の樹脂に特有の一般に
非常に低い分子量のために困難であった。
特に、50%固有物濃度から評価される約7.5cps
の印刷粘度に達するため、90〜100mIlsトルエ
ンの範囲の望ましい高い希釈値は、酸化亜鉛、酸化マグ
ネシウム、及び/又は水酸化カルシウムで理論値の10
0%近くまで樹脂酸塩系を中和することによってのみ達
成することができる。しかしながら、このことは受は入
れられない高い樹脂酸塩粘度及び耐え難い粘度の不安定
状態を生じる。言い替えれば、高い希釈度の樹脂酸塩は
慣例的な樹脂酸塩処方を使用して作ることができるが、
それは都合よく使用するためには余り粘稠すぎるし、製
造困難であり、貯蔵中に粘度が更に増大する傾向がある
。その上、約110mlsという一層高い希釈値は上述
の従来の取り組み方では達成することができない。
さまざまの追加の樹脂が希釈添加剤としてまたそれ自身
の本来の状態でバインダーとして金属ロジン樹脂酸塩と
組合せられたりインクに添加されたりしてきた。高度に
フェノール変性されたロジンを高希釈度を達成するため
に従来のロジンの代わりに使用することができる。しか
しながら、これらのロジンは高価でありまたその結果と
して生じるフェノールで汚染された製造廃棄物は還境被
害を避けるため危険な廃棄物として処理又は処分されな
ければならなく、このことは樹脂酸の価格を更に増大さ
せる。セルロース誘導体はインクの希釈度を増進するた
めに当工業において広く使用されている。これらの誘導
体、特にエチルセルロース及びエチルヒドロキシエチル
セルロースは非常に高い分子量を有する。しかしながら
、これらは非常に高価でありまた樹脂酸との相容性が貧
弱である。
最近Januszの米国特許第4,690,712号(
1987年)によって、金属ロジン樹脂酸塩とアミノポ
リアミドの反応生成物は出版グラビア印刷インク用ビヒ
クルとしてとても効果的であることが教示された。
希釈度の改善が報告されている。前記反応生成物の製造
には、ポリアミドはトルエンに可溶であるために、また
1〜5当量のアミノポリアミド対1〜5当量の金属樹脂
酸塩のカルボキシ基が反応できるように十分なアミノ基
を持たなければならない。これは少ししか費用がかから
ない樹脂酸塩酸と比較して多くの比較的費用のかかるア
ミンを使用すべきであるということを要求することに対
してだけでなく、アミノ基とカルボキシル基の化学量論
が再現性及びゲル化の問題さえ引き起すことを相殺する
ために必要である。溶解度の必要条件はアミノポリアミ
ドの軟化点と分子量を厳しく限定する。その上、これら
のポリアミドによって調製されたインクは非常にチクソ
トロビックであり、これは流体グラビアインクにとって
望ましくない。
先行技術はまた樹脂酸塩の改良のために高酸価、低分子
量ポリカルボン酸の重合体を使用することを記述してい
る。例えば、5chefbauerは米国特許第4.2
44,866号(1986年)において、新規な樹脂酸
塩を調製するために限定されたロジンを有するα−オレ
フィン/無水マレイン酸共重合体及びその部分エステル
の使用を教示している。5chefbauerはどこに
も高い希釈度を達成することを開示していない。5ch
efbauerによって開示された重合体は非常に高い
石灰濃度をもつ樹脂酸の調製が可能であることを権利主
張されている。この目的を達成するために、その重合体
は低い分子量と高い酸価、主として130以上を持たな
ければならなく、比較的大量に、全固形基準で主として
10%使用される。
これらの重合体はトルエン耐性が貧弱であり、事実60
/40のトルエン/メチルエチルケトンの溶液として使
用される。この取り組み方は必然的に望ましくない溶媒
、ケトンをグラビアインク中に意味のある量導入する。
〔発明の概要〕
樹脂質バインダーが開示され、それは金属ロジン樹脂酸
塩と50,000以上の重量平均分子量及び200以下
の酸価を有する希釈度増大に効果的である量のポリスチ
レン型の樹脂からなる。
また開示されたものは溶媒、着色剤及びバインダーを含
み、溶媒の全部又は一部が本発明の樹脂質バインダーか
らなるグラビア印刷インクである。
インク組成物中に本発明の樹脂質バインダーを使用する
ことはほかの望ましい性質に有害に影響することなしに
意味のある希釈度の改善を生ずる。
c本発明の好ましい実施態様の詳細な記述〕本発明のイ
ンクバインダーに化合物の大部分を調製するために使用
されるロジン樹脂酸塩はその調製の方法についてはよく
知られている。使用される樹脂酸塩はグラビア印刷イン
クのバインダーとして慣例的に使用されるもののどのひ
とつであってもよい。これらは主として金属ロジン樹脂
酸塩であり、ロジン例えばガムロジン、ウッドロジン及
びトール油ロジン、重合体化又は二重体化ロジン、炭化
水素変性ロジン、マレイン酸変性ロジン、フマル酸変性
ロジンなどの亜鉛、マグネシウム及びカルシウム樹脂酸
塩が挙げられるがこれに限定されたるものではない。
金属ロジン樹脂酸塩は、例えば米国特許第4.198゜
329号(Rudolphy等、1980年)、第4 
、528 、036号(Rudo1pt+y等、198
5年)及び第4.552,592号(RudolphV
等、1985年)に記述された方法に従って調製可能で
あり、これらは全てこれへの参照によって本明細書へ取
り入れられている。
本発明の樹脂質バインダーを調節するために金属ロジン
樹脂酸塩へ添加されるポリスチレン型樹脂は少なくとも
約50,000クルトンの重量平均分子量(MW)及び
約O〜200、好ましくは約O〜125の酸価を有する
ものである。これらの重合体の製造方法はよく知られて
いる。本発明に好ましく使用されるポリスチレン型樹脂
はスチレン系樹脂及びカルボキシル化スチレン系樹脂で
ある。多くの前記重合体はさまざまな形、例えばペレッ
ト、ラテックス及び粉末の形で商業的に入手できる。コ
ツプ、包装品などの製造から回収されたリサイクルされ
た発泡ポリスチレンでさえ受は入れ可能である。
好ましいポリスチレン型樹脂は約10%までの無水マレ
イン酸含量を有するスチレン−無水マレイン酸(SMA
)共重合体から誘導されたカルボキシル化ポリスチレン
である。SMAそれ自身はロジン樹脂酸塩の希釈度を増
大することに有効ではない。しかしながら、SMA中に
存在する無水基は水、一価アルコール又はモノアミンに
よって容易に開環され優れた希釈度改善力をもつカルボ
キシル価ポリスチレンを生じる。
使用されるスチレン・無水マレイン酸共重合体もまたよ
く知られている化合物である。それらは1967年8月
15日にZimmerman とO’ Connorに
対して発行された米国筒3.336,267号に記述さ
れている方法によって調製可能であって、これへの参照
によって本明細書中へ取り入れられている。一般に、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体は4〜10モル%の無
水マレイン酸と96〜90モル%のスチレンがらなり1
5,000〜300.000のMwを有する重合生成物
である。
本発明に使用されるポリスチレン型樹脂はまた少量の変
性単量体単位例えばイソプレン、ブタジェン、アクリロ
ニトリル、アクリル及びメタクリル酸エステル、及び置
換スチレン、特にP−アルキルスチレンを含有しうる。
これらの単量体は樹脂酸塩系と不相容性を引き起さない
限りポリスチレン型重合体の約40重量%までの量存在
してもよい。
金属ロジン樹脂酸塩とポリスチレン型樹脂は適当な容器
中に2種の樹脂と必要な追加の不活性溶媒を仕込み、混
合物を約25°C〜100°C1好ましくは約70°C
〜90″Cの範囲内の温度に、大気圧以下又は超大気圧
、都合よくは自然大気圧で攪拌しながら、力U熱するこ
とによって結合させることができる。好ましくは、金属
ロジン樹脂酸塩はポリスチレン型樹脂の存在においてロ
ジンとほかの必要とされる成分から調製され、最も好ま
しくは、ポリスチレン型樹脂は工程の初めに仕込まれる
。これはポリスチレン型樹脂がSMAであるとき絶対必
要であって、その結果金属塩とロジンの反応によって生
成した水によって無水基が開かれ有効なカルボキシル化
ポリスチレンロジンが生じる。
ポリスチレン型樹脂は、その大部分が金属ロジン樹脂酸
塩である小部分の樹脂質バインダーを含む。樹脂質バイ
ンダー中のポリスチレン型樹脂の量は広く、例えば樹脂
質バインダーの最終処方の全固形物の約0.1%〜20
%に変化しうる。できるだけ小量のポリスチレン型樹脂
を使用することが好ましく、処方の価格及び生成物の粘
度を最低に維持するように約7.5cpsの印刷粘度に
対する50%固形物の濃度から評価された少なくとも9
Qmls好ましくは少なくとも10011IIlsの所
望の水準に最終生成物の希釈値を増大するために効果的
である。
これらの理由のため、ポリスチレン型樹脂の好ましい使
用濃度は固形物基準約0.5〜6%である。
樹脂質バインダーは不活性溶媒の存在において都合よく
調製される。ここに使用される術語「不活性溶媒」は出
発材料に関しその一部分にならないか又は調製の所望の
径路に有害に影響しない溶媒を意味する。不活性溶媒の
代表はトルエン、ラクトールスピリット、及び同様の炭
化水素溶媒である。
金属ロジン樹脂酸塩の調製に関し当技術には多くの変形
物がある。これらはフェノール及びホルムアルデヒド、
無水マレイン酸及び/又はフマル酸、シンクロペンタジ
ェン、ポリ(ジシクロペンタジェン)のような炭化水素
材料、及びトール油ピッチ及び尿素のような低価格材料
によるロジンの変性を包含する。特定のポリスチレン型
重合体の効果は卑金属ロジン樹脂酸塩の正確な組成に従
って変化可能であるが、本発明の重合体は希釈度を改善
するためにどの水準の希釈度をもつ前記の全ての金属ロ
ジン樹脂酸塩と組合せても使用することができる。例え
ば、本発明のポリスチレン樹脂は低希釈度の樹脂酸塩と
組合せて中〜高希釈度の樹脂酸塩を生じることができる
。本発明の好ましい実施態様において、ポリスチレン型
樹脂は中〜高希釈度を有する樹脂酸塩と組合され受は入
れられる粘度、良好な粘度安定性、及び7.5cpsの
印刷粘度に対し50%固形物から評価された約100〜
110 mls  )ルエン希釈度を有する新しい樹脂
酸塩を生じる。
当技術に精通している者は本発明の樹脂酸塩を調製する
ために使用できる別の変形を正しく理解するであろう。
たとえば、あるポリスチレン型樹脂(たとえば、ポリス
チレン粉末)は外界温度で金属ロジン樹脂酸塩基剤に混
合することができ、その調製の間じゅうインク処方へ樹
脂酸塩と共に直接添加することさえできることを正しく
認識すべきである。
本発明のグラビアインク組成物はバインダー成分の単純
な混合によって調製され、その少なくとも一部は本発明
の樹脂質バインダー、着色剤、溶媒及び任意にほかの慣
例的なバインダーからなっている。使用されるバインダ
ー成分の割合はインバインダーとして機能を果たすのに
効果的である量、一般に最終のインクの10〜35重量
%である。
バインダー中に含まれる樹脂質バインダーの量は希釈度
を増大す°るために効果的である量である。
着色剤は出版グラビアインクに使用されるどのような既
知の顔料、たとえばカーボンブラック、アイアイブルー
錯体、バリウムリトールレッド、アゾイエローフタロシ
アニン、又は前記インクに慣習的に使用される型のどの
ようなほかの所望の顔料であってもよい。着色剤はその
まま添加又はインク処方において普通に実施されている
ようなインク基剤を製造するため液体樹脂酸塩媒質中に
前分散することができる。着色剤の選択はインク配合業
者の特殊技術の範囲内にあり、顔料が標準的にグラビア
インク中に存在することを除いて、本発明の重大な特徴
ではない。可溶性染料を使用でき、術語着色剤は染料と
顔料の両方を包含する。
着色剤の着色をもたらす部分は組成物中に、一般にイン
ク組成物の0.5〜10重量%使用される。
溶媒は出版グラビアインクに慣例的に使用されるどのよ
うな芳香族炭化水素溶媒、たとえばトルエン、キシレン
、トリメチルベンゼン、脂肪族及び芳香族ナフチなとで
あってもよく、好ましい溶媒は価格、受は入れられる毒
性並びに良好なレオロジー的性質及び蒸発性の理由のた
めトルエンである。溶媒は受は入れられる粘度で樹脂酸
塩及び顔料を湿らし分散させるのに十分な量使用される
追加の成分、たとえば分散剤、界面活性剤、少量の共存
溶媒、着臭剤などは本発明のインク中に存在してもよい
好都合に、本発明のインクは先ず十分にかきまぜること
によって既知のどのような低粘度(「閉枠」)樹脂酸塩
中に顔料(又は顔料濃縮物)を分散し、細砕するために
せん断し、ボールミル、ショットミル又はこの目的のた
めに設計されたほかの装置を使用して顔料粒子を分散す
ることによって調製される。この濃縮された顔料分散物
(「インク基剤」)を次いでよく攪拌しながら本発明の
高希釈度樹脂質バインダーと混合する。最終のインクは
所望の粘度に達するまでこの顔料−樹脂酸塩混合物に溶
媒を添加して得られる。
本発明の樹脂質バインダーは、ポリスチレン型樹脂が高
いアミン価も高い酸価も持たず、高い分子量及び低分子
よりもむしろ優れたトルエン溶解性及び最低限のトルエ
ン相容性をもっことにおいて先行技術の樹脂酸塩から区
別される。ポリスチレン型ロジンはこれまで使用された
セルロース誘導体よりなおさら費用がかからなく、非常
に高いTgをもち、すぐれたトルエン溶解性を有する。
追加の費用のかかるセルロース誘導体の希釈ビルグーの
使用はこれらの新しい樹脂質バインダーが使用される場
合減少又は避けることができる。したがって、ポリスチ
レン型樹脂の費用に対して最も効率のよい使用濃度は低
くて全体の樹脂質バインダーの価格は低い。その上、先
行技術のアミノ−ポリアミド変性樹脂酸塩の使用、また
同様に相容性化する溶媒たとえばアルコール又はケトン
の使用に関係するゲル化の問題が避けられる。
当技術に精通している者はこれらのこと及び以下に記述
されかつ本発明の樹脂質バインダー及びインク組成物に
関連した別の利点を正しく理解するであろう。
以下の実施例は本発明を行ない、使用する仕方及び方法
を示し本発明を行なうため本発明者によって熟考された
最善の様式を示すが、本発明−の範囲を限定するものと
して解釈してはならない。
以下の実施例において、不揮発(又は固体)含量、すな
わちNV、は金属平なべ中に樹脂酸塩の試料1〜5gを
秤りとり、溶媒を最初室温で約1時間、次いで真空炉中
で温度約100°Cで45分間蒸発させることによって
測定される。それから試料を冷却して再秤量する。その
時NVは下式により計算される。
希釈度の測定は約50%の不揮発含量を有する100g
の樹脂酸塩試料を秤り分けてこれに約25°Cでかきま
ぜながらトルエンを添加することによって以下の工業標
準慣行を行なう。混合した試料のシェル2号カップ粘度
を測定し、トルエンの添加を、約7.5cpsと同等の
、18.0秒の支度が得られるまで続ける。希釈度はこ
の粘度に達するために使用されたトルエンのミリリット
ルの数として記録する。
代わりに、印刷粘度での濃度(cpv)は、混合物の粘
度が18.0秒、2号シェルカップに低下するまで任意
のNVの樹脂酸塩の試料を希釈することによって決定す
ることができる。50%NVからの希釈度は下式によっ
てCP■から計算することができる。
ただし0.867はトルエンの密度である。
樹脂酸塩溶液の粘度はガードナー・ホルト(Gardn
er−Holt)法によって25°Cで測定した。これ
は木質的にASTM D−1545−76と同一である
気泡上昇型のよく知られた工業的測定法である。希釈度
の値は樹脂酸塩の粘度の増大と共に増大する傾向がある
ことを正しく認識することが大切である。
しかしながら、樹脂酸塩は外界温度がポンプで汲みあげ
られるように十分に低い粘度でなければならない。この
理由のため、樹脂酸塩の粘度は約5゜000 cps以
下又はガードナースケールで約22以下に維持されなけ
ればならない。以下の実施例の樹脂酸塩は、比較例たる
実施例2を除いて2〜21の目標に合うように調製した
実施例 1 高架式攪拌機、水ジヤケツト冷却器、窒素入口及び熱電
対式調査用具を取り付けられた31の丸底フラスコに、
酸価165、環球軟化点75°Cの753gのトール油
ロジン(rUonitol NCY J 、ユニオン 
キャンプ コーポレーション(Union Carpo
rton)の製品)、188gの酸価55のトール油ピ
ッチ、及び約250.000の重量平均分子量を有する
73gのポリスチレン〔アルドリッチ ケミカル(Al
drichChemical)社製、カタログ番号18
,247−7)を仕込んだ。このポリスチレンの仕込量
は最終製品処方の6重量%の固体含量に達する。この混
合物をかきまぜながら240°Cで30分間加熱した。
この混合物に次いで80gのフマル酸を添加した。反応
混合物を更に230℃に1時間30分保持し次いで約1
20°C冷却した。次いで変性ロジンのトルエン溶液に
酸化亜鉛(7,5g)と酸化マグネシウム(17,7g
)の水(5,9g)によるスラリー、酢酸(1,9g)
、ジエチレングリコール(2,0g)及びトルエン(2
55g )を添加し、混合物を106“Cで1時間30
分還流させた。この時間の間じゅう、水はトルエンの共
沸蒸留によって除去した。次いで水酸化カルシウム(7
3,2g )のトルエン(295g )中のスラリーを
還流及び反応水の除去を続けながら添加した。全ての水
を除去後、追加の341.8gのトルエンと36.Og
Oロジンを添加し製品の粘度にYの値(ガードナー)及
び固形物49.1%の固体濃度をもたらした。最終生成
物のトルエン希釈度測定値は110mlsすなわち24
.9の印刷粘度の濃度(CPV)であった。
実施例 2(比較例) 樹脂酸塩をポリスチレンの使用を除いて大体実施例1の
手順に従って調製した。十分な水酸化カルシウムを10
0 rnlsになるように49.9%の希釈度を増大す
るために添加した後、この希釈度の樹脂酸塩の粘度及び
NVは23(ガードナー)という受は入れられない高い
値で、49.9%NVでの目標値2〜21より十分に上
であることがわかった。望ましくない高い樹脂酸塩粘度
にもかかわらず、樹脂酸塩の希釈度は僅か100 tt
rflsにすぎなかった。
実施例 3 ポリスチレンを固形物基準で最終樹脂酸塩処方の9重量
%に達するように使用したが、樹脂酸塩を大体実施例1
の手順に従って調製した。この樹脂酸塩は以下の性質を
持っていた。すなわちNV50.1%粘度2プラス、融
点158°C1及び希釈度129mls。
実施例 4 587.4gのUnitol NCY 、 147gの
トール油ピッチ、1.48gの酢酸、16gのジエチレ
ングリコール及び63gのフマル酸を使用して実施例1
の手順に従って樹脂酸塩を調製した。最初の仕込みに対
して17゜0gの、すなわち処方中の全固形物の2.0
重量%の、約275.000の重量平均分子量及び約5
重量%の無水マレイン酸含量を有するスチレン・無水マ
レイン酸共重合体〔アルコケミカル社(Arc。
Chemical Company)からDy1ark
 132として販売されている製品)を添加した。これ
らの材料を、実施例1の手順に従って、十分な酸化亜鉛
、酸化マグネシウム及び水酸化カルシウムで中和し、不
運全台1148.8%でガードナースケールの21とい
う粘度を成就した。この樹脂酸塩は希釈度121 ml
sで毛細管融点178〜198°Cであった。
実施例 5 587.4gのUnitol NCY、 146.9g
のトール油ピッチ、62.6 gのフマル酸、1.48
gの酢酸及び1.6gのジエチレングリコールを使用し
て実施例1の手順に従って樹脂酸塩を調製した。樹脂酸
塩を5.9gの酸化亜鉛と13.8 gの酸化マグネシ
ウムで次いで31.2 gの水酸化カルシウムで処理後
、56.1gのカルボキシル化ポリスチレンラテックス
(Lytron 5200として知られている、モート
ン チオコール社(Morton Th1okol I
nc)のモートン ケミカルデイビジョン(Morto
n Chemical Division)の製品〕こ
のものは酸価15(固形物について)を有し約48%の
固形物と52%の水を含有しているラテックスである、
を添加した。これは全処方の固形物に関し約3重量%の
有用濃度である。ラテックスの添加並びに共沸蒸留によ
る水の除去後、生成物は49.0%NVで21ノ粘度、
175〜190 ’Cの毛細管融解範囲、及び110m
lsの希釈度を持っていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(a)大部分の金属ロジン樹脂酸塩と(b)少部分
    の少なくとも50,000の重量平均分子量及び200
    未満の酸価を有するポリスチレン型樹脂からなる樹脂質
    バインダーであって、前記ポリスチレン型樹脂が金属ロ
    ジン樹脂酸塩単独に比べて樹脂質バインダーの希釈度を
    増大するのに効果的である量樹脂質バインダー中に存在
    することを特徴とする樹脂質バインダー。 2)ポリスチレン型の樹脂が50%固形物の樹脂質バイ
    ンダーの濃度から評価された約7.5cpsの印刷粘度
    に対して少なくとも90mlsのトルエン希釈値を付与
    するために効果的である量存在する請求項1記載の樹脂
    質バインダー。 3)金属ロジン樹脂酸塩の金属が亜鉛、マグネシウム及
    びカルシウムからなる群から選ばれる請求項1又は2記
    載の樹脂質バインダー。 4)金属ロジン樹脂酸塩が松脂、ウッドロジン、トール
    油ロジン、重合ロジン、二量体ロジン、マレイン酸変性
    ロジン、フマル酸変性ロジン、ホルムアルデヒド変性ロ
    ジン、トール油ピッチ変性ロジン、ジシクロペンタジエ
    ン変性ロジン及びフェノール変性ロジンからなる群から
    選ばれるロジンから調製される上記の請求項のいずれか
    に記載の樹脂質バインダー。 5)ポリスチレン型樹脂が125未満の酸価を有する上
    記の請求項のいずれかに記載の樹脂質バインダー。 6)ポリスチレン型樹脂がカルボキシル化ポリスチレン
    樹脂である上記の請求項のいずれかに記載の樹脂質バイ
    ンダー。 7)カルボキシル化ポリスチレンが水、一価アルコール
    又はモノアミンとの反応によって開環された無水マレイ
    ン酸から誘導される4〜10モル%の高分子鎖単位を含
    有するスチレン無水マレイン酸共重合体から誘導される
    請求項6記載の樹脂質バインダー。 8)ポリスチレン型樹脂がスチレンとイソプレン、ブタ
    ジエン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタ
    クリル酸エステル及びP−アルキル置換スチレンからな
    る群から選ばれる構成要員との共重合によって得られる
    単量体単位を40重量%まで含有する請求項1〜5のい
    ずれかに記載の樹脂質バインダー。 9)ポリスチレン型樹脂を重量表示で0.1〜20%、
    好ましくは0.5〜20%含む上記の請求項のいずれか
    に記載の樹脂質バインダー。 10)着色剤、溶媒及び成分バインダーの少なくとも一
    部が上記の請求項のいずれかに記載の樹脂質バインダー
    である成分バインダーからなる印刷インク組成物。
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