JPH02247363A - 成形用アルミニウム合金材の製造方法 - Google Patents

成形用アルミニウム合金材の製造方法

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JPH02247363A
JPH02247363A JP6599689A JP6599689A JPH02247363A JP H02247363 A JPH02247363 A JP H02247363A JP 6599689 A JP6599689 A JP 6599689A JP 6599689 A JP6599689 A JP 6599689A JP H02247363 A JPH02247363 A JP H02247363A
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JP
Japan
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aluminum alloy
strength
rate
alloy
forming
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JP6599689A
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English (en)
Inventor
Katsumi Koyama
克己 小山
Miki Kanbayashi
神林 幹
Kenichi Ogura
健一 小倉
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Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成形用アルミニウム合金材の製造方法に関し、
さらに詳しくは、特に異方性か小さく、高強度なキャン
ボディ用アルミニウム合金板に適するアルミニウム合金
材の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来アルミニウム製の缶胴体には、適度な強度と成形性
を有するAA3004合金か主に用いられてきた。しか
し、この材料は成形時の耳率が比較的低いけれども焼き
付°け塗装工程では強度の低下か大きい。缶内圧か加わ
るビールや炭酸飲料ではこの強度の低下か大きな問題と
なる。さらに、近年アルミニウム缶を一層薄肉化してい
くために高強度の材料が要求されているが、AA300
4合金では十分要求を満たすことはできなかった。
一方、強度、特に塗装焼き付は後の強度向上の方法とし
て時効硬化に寄与する成分な固溶状態にする高温短時間
の焼鈍を行う工程が提案されている(特開昭57−14
9459号)。しかしこの方法では強度は向上する反面
、キャンボディ用材料として重要視される特性の異方性
、特に耳率が悪くなるという問題があった。そこで熱間
圧延終了後徐昇温で加熱を行って焼鈍を余分に加えるこ
とによりある程度改善する方法が提案されている(特開
昭60−258454号)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、−h記の従来の方法では強度とともに異
方性を改良して耳率な低くするという点ではまだ不十分
であり、また生産効率上必ずしも満足できるものではな
かった。
本発明はこのような従来の成形用アルミニウム合金板の
製造方法の欠点を克胤し、耳率を低くし強度を大幅【向
上させ、なおかつ生産性の高い成形用アルミニウム合金
材の製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記目的を達成するため種々検討を重ねた
結果、所定のアルミニウム合金組成を用いて、特定条件
を付した熱間圧延及び急速加熱処理を行うことにより、
高強度かつ低耳率のキャンボディ用材が得られ上記目的
を達成しうることを見出し、この知見に基づき本発明を
なすに至った。
すなわち本発明は、M n 0.5〜2.0 w t%
、Mg  0.8〜2.0wt%、 Cu  0.1〜
0.5  w t%、S i 0.1へl、Ow t%
及びF e 0.3〜0.8 W t%を含有し、残部
か実質的にAsLからなるアルミニウム合金を鋳造し、
560℃以上で均質化処理した後に、99%以上の加工
度の熱間圧延を行うとともに該熱間圧延を終了する際に
アルミニウム合金材の温度を300℃以上とすることに
より再結晶組織を形成させ、次いて再度再結晶を生じさ
せることなく、400〜600℃の温度に100’C/
分以上の加熱速度で加熱し、該加熱後100℃/分以上
の冷却速度で冷却する焼鈍を行い、その後10%以上か
つ86%未満の圧延率で冷間圧延を行うことを特徴とす
る成形用アルミニウム合金材の製造方法(第1発明とす
る)及びアルミニウム合金がT i  0.005〜0
.2%、Zn 0.01〜0.5%、Cr 0.01〜
0.3%、B 0.0002〜0−3%の少なくともい
ずれか一種を含有することを特徴とする請求項l記載の
成形用アルミニウム合金材の製造方法(第2発明とする
)を提供するものである。
以下に本発明に用いられるアルミニウム合金における各
成分の作用及び限定理由を説明する。
Mnは0.5〜2.0wt%とする。
Mnは強度向上に役立つとともに晶析比相を形成し、し
ごき成形時の工具の焼き付きを防止する働きがあり含有
量が0.5%wt%未満ではその効果が小さく、2.0
wt%を越えると巨大品出物を生じ、逆に各種成形性を
阻害する。
Mgは0.8〜2、Ow t%とする。
Mgは固溶状態において強度を向上させるとともに塗装
工程で生じる析出物の主要元素でもある。Mg含有量か
0.8wt%未満では強度が不足し、2.0wt%を越
えると成形性が悪くなりまた缶表面状態を悪くする。
Cuは0.1〜0.5wt%とする。
Cuは固溶状態あるいは微細に析出して強度を向上させ
る。Cu含有量が0.1wt%未満では強度の向上は望
めず、0.5wt%を越えると耐食性や成形性を悪化さ
せる。
Siは0.1〜1.0wt%とする。
Siは微細な析出物となり強度を向上させるとともに晶
出物の中に入り、しごき成形性を向上させる。Si含有
量が0.1wt%未満では、所定の効果は望めず、0.
8wt%を越えると成形性を悪化させる。
Feは0.3〜0.8wt%とする。
FeはMnとほぼ同様の挙動を示し、晶析出物としてし
ごき成形性に影響する。Fe含有量か0.3wt%未満
ではしごき成形時の工具の焼きつきを防止しきれず、0
.8wt%を越えると巨大晶出物を作り易くなり成形性
を悪化させる。
上記元素に加え第2発明では、Ti0.05〜0.2w
t%、Z n  0.01〜0.5 w t%、Cr0
901〜0.3wt%及びBO00002〜Ojwt%
のうち少なくとも一種を含有するものとする。
TiあるいはBは鋳造組織に影響し、晶出物分布を決定
する一要因と考えられる。Ti含有量が0,005wt
%未満あるいはB含有量が0.0002wt%未満では
鋳造組織が粗くなり、圧延加工や缶成形加工時の成形性
が悪化し、Ti、6イ0.2wt%を越えあるいはBが
0.3wt%を越えるとTi、B系の巨大晶出物を形成
し、成形性を害する。
CrはMn、Feと同様な効果を有し、しごき成形性を
向上させる。添加量の範囲を0.01〜0.3wt%に
規定する理由は前記のMn、Feと同様である。
Znは固溶状態であるいは微細な析出物を形成して強度
を向上させ、Zn含有量が0.01%未満ては強度向上
は望めず、0.5wt%を越えると耐食性を害すること
となる。
本発明では上記組成のアルミニウム合金鋳塊に560℃
以上の均質化処理を行う。この均質化処理温度が560
″C未満ては析出物が微細に生じてしまい、1&形性を
害するとともに熱間圧延終了時の再結晶を阻害し結晶粒
径が150μmを越え粗大化を招くため缶表面性状を悪
化させる。
均質化処理後99%以上の熱間圧延を行い。
かつその終了温度を300℃以J−1好ましくは390
〜320℃とする。この温度ての保持時間は10秒〜3
0分が好ましい。本発明において熱間圧延を終了する際
とは、必ずしも熱間圧延工程と一体工程となつているこ
とを意味するものではないが、熱間圧延工程中に組み入
れて行うのが生産効率上好ましい。
ここで熱間圧延加工度か99%未満あるいは熱間圧延終
了温度が300℃未満の場合、熱間圧延板は再結晶組織
とならず、目的の耳率の低いアルミニウム合金板は得ら
れない。熱間圧延の終了後の圧延板の平均結晶粒径は5
0〜150pLmとすることが好ましい。これは粒径が
50gm未満では耳率が高くなるためであり1粒径が1
50#Lmを越えると上記したように缶表面性状を悪化
させる危険性があるためである。
上記熱間圧延の後焼鈍を行うが、その条件は、400〜
600℃の温度に100℃/分以上の加熱速度で加熱し
、その後100℃/分以上の冷却速度で冷却する。上記
焼鈍のまえに5%以下であれば冷間圧延を施してもよい
、この条件で冷間圧延を行った場合、その後の熱処理で
再度再結晶することはなく、耳率の悪化もない、また上
記焼鈍条件において加熱後10分以内であれば保持して
もよル)。この範囲内であれば強度が低下することはな
いからである。
本焼鈍はSiあるいはCu元素をより多く固溶させるこ
とにより缶の塗装やきつき時に時効硬化量を大きくする
ためのものである。
一方400〜600℃の温度ではMnあるいはFe元素
が析出して強度低下を生じる。このため加熱速度が10
0℃/分未満、あるいは400〜600℃の温度での保
持時間が10分を越えたり、冷却速度が100℃/分未
満では強度低下の作用が大きくなり強度が低下してしま
う。
上記焼鈍後、10%以上かつ86%未満の圧延率で冷間
圧延を行うが、圧延率が10%未満てはしごき成形性が
著しく悪くなりまた86%以上の圧延率では耳率が著し
く大となるためである。
(実施例) 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
第1表に示す成分のアルミニウム合金を溶解して鋳造し
た500mmの鋳塊に所定量の面切削加工により種々の
板厚の試料とした。これら試料に対して第2表に示す工
程により0.3mm厚さのキャンボディ用材料を作成し
た。
第3表に上記により作成した試料を使用してキャンボデ
ィ材として要求される各種性能試験結果を示す。
これら表から明らかなように本発明により作成された試
料は強度、耳率や成形性がいずれも優れる。これに対し
て比較例は試験項目の白河れかの性能が劣るかまたは処
理工程が多いため生産性が低い。
(発明の効果) 本発明方法により得られた成形用アルミニウム合金材は
キャンボディ用材料として強度、成形性及び耳率に優れ
る。また本発明方法は生産性の高い製造方法であるため
製造コストの低減を図ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)Mn0.5〜2.0wt%、Mg0.8〜2.0w
    t%、Cu0.1〜0.5wt%、Si0.1〜1.0
    wt%及びFe0.3〜0.8wt%を含有し、残部が
    実質的にAlからなるアルミニウム合金を鋳造し、56
    0℃以上で均質化処理した後に、99%以上の加工度の
    熱間圧延を行うとともに該熱間圧延を終了する際にアル
    ミニウム合金材の温度を300℃以上とすることにより
    再結晶組織を形成させ、次いで再度再結晶を生じさせる
    ことなく、400〜600℃の温度に100℃/分以上
    の加熱速度で加熱し、該加熱後100℃/分以上の冷却
    速度で冷却する焼鈍を行い、その後10%以上かつ86
    %未満の圧延率で冷間圧延を行うことを特徴とする成形
    用アルミニウム合金材の製造方法。 2)アルミニウム合金がTi0.005〜0.2%、Z
    n0.01〜0.5%、Cr0.01〜0.3%、B0
    .0002〜0.3%の少なくともいずれか一種を含有
    することを特徴とする請求項1記載の成形用アルミニウ
    ム合金材の製造方法。
JP6599689A 1989-03-20 1989-03-20 成形用アルミニウム合金材の製造方法 Pending JPH02247363A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143243A (ja) * 1990-10-04 1992-05-18 Kobe Steel Ltd 成形性に優れたアルミニウム合金板及びその製造方法
JPH058086A (ja) * 1991-06-27 1993-01-19 Showa Alum Corp リング状ろう材の製造方法

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JPH04143243A (ja) * 1990-10-04 1992-05-18 Kobe Steel Ltd 成形性に優れたアルミニウム合金板及びその製造方法
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