JPH02247186A - オルガノポリシロキサンの製造法 - Google Patents

オルガノポリシロキサンの製造法

Info

Publication number
JPH02247186A
JPH02247186A JP1068838A JP6883889A JPH02247186A JP H02247186 A JPH02247186 A JP H02247186A JP 1068838 A JP1068838 A JP 1068838A JP 6883889 A JP6883889 A JP 6883889A JP H02247186 A JPH02247186 A JP H02247186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
reaction
group
chlorosilane
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1068838A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsushi Onishi
大西 光志
Akio Yamamoto
山本 彰男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP1068838A priority Critical patent/JPH02247186A/ja
Publication of JPH02247186A publication Critical patent/JPH02247186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はオルガノポリシロキサンの製造法に関し、更に
詳しくはシロキサン化合物とクロルシランの間の再分配
反応によってオルガノポリシロキサンを得る方法に関す
る。
[従来の技術] 従来よりオルガノシロキシ化について広く研究開発が進
められ、多数の提案がなされてきている。
1)ケイ素単量体の加水分解重縮合による方法まず、特
開昭49−81351号はトリメチルクロルシラン、フ
ェニル1〜リクロルシランおよび水との加水分解反応に
より、トリス−(トリメチルシロキシ)−フェニルシラ
ンを得るにあたり、酸平衡触媒として、ヘキサメチルジ
シロキサンの0.02乃至20重量%の量でCnF2n
+1So3H(nは1〜12の整数である)のペルフル
オロアルカンスルホン酸を使用する方法を示している。
しかし、この方法は反応時間が長く、選択率が低いとい
う問題がある。
また、特開昭48−20898Mはトリメチルクロルシ
ランと7エニルトリクロルシランと水との加水分解反応
によるトリス−(トリメチルシロキシ)フェニルシラン
の゛製法において、前記加水分解をフェニルトリクロル
シラン1モルにっきヘキザメチルジシロキサン0.2モ
ル乃至12モルの存在下で行ない、トリメチルクロルシ
ラン対フェニルトリクロルシランのモル比を3.3:’
l乃至4:1の範囲内とし、加水分解が完了するまで水
を漸次過剰量加える方法を示している。
しかし、この方法では、クロルシランの使用量に対し、
トリス−(トリメチルシロキシ〉−フェニルシランの収
率は27%となるに過ぎず、経済上満足すべきものでは
ない。
2)ヨ5iOR+ミ5iCl→三S i −0−3i三
の反応による方法米国特許第3398017号明細書は
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランにトリ
メチルクロルシランとトリメチルシラノールを50°C
−昼夜反応させて、トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ルプロピルメタクリレートを得ているが、その収率は4
7%と低い。また、滴下時間が長く操作が煩雑である。
また、特開昭60−166691号は、テトラシロキサ
ニルプロピルメタクリレートを得るにあたり、7′メタ
クリロキシプロピルトリアル口キシシランをジメチルク
ロルシランやトリメチルクロルシランの如きクロルシラ
ンとともに水の存在下共加水分解し、精製する方法を示
している。
しかし、この方法でγ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、トリメチルクロルシラン、ジメチルクロ
ルシランを反応させて、ビス(トリメチルシロキシ)ジ
メチルシロキシ−γ−メタクリロキシプロピルシランを
得ているが、その収率は理論量に対し68%と低い。
3)三5iOH(又は三S i CCOR)十三5iC
1→三5i−0−3+ミ英国特許第586956号明細
書はジフェニルシランジオールにトリメチルクロロシラ
ンを反応させて(CH3)3siO[(Csh)2si
o]、、5i(CH3)3を得ているが、n=1の化合
物の収率は12%であり、n−2以上のものが生成し、
選択率が低いという問題がある。
また、米国特許箱3462386 @明細書の方法では
、反応速度が小さく、従って目的物を得るのに長時間を
要し、生成する塩酸の作用によりシラノールの縮合反応
が起こるため、収率が低いという問題がある。
4) 三5i−OR+ミSi叶 →三S i −0−3
i三の反応による方法 特開昭55−36268号ではモノハイドロジエンオル
ガノアルコキシシランとトリオルガノシラノールとを反
応させて、モノハイドロジエンオルガノボジシロキサン
を得る方法を示している。しかし、この方法では、収率
は高いが、例えばトリオルガノシラノールであるトリメ
チルシラノールの合成に高価な1〜リメチルシラザンを
用いる必要がおり、経済性に問題がある。
5)異種官能基間の重縮合 5iCl十三S i −0−3iヨ →ミS i −0
−8i三十三Sac米国特許第2595890号明細書
は、ヘキサメチルジシロキサンとメチルシロキサンを反
応させて得た油状物に触媒としてlfA酸を加えて反応
を進め、ヘプタトリメチルシロキサンを得ているが、収
率、選択率ともに低く、かつ、長い反応時間を要すると
いう問題がある。
また、特公昭45−41599号は、触媒の存在下でハ
ロゲンけい素化合物とSi結合ハロゲン不含のオルガノ
シロキサンとの反応により有機けい素化合物を製造する
ために、触媒として燐に結合した窒素原子を有する化合
物を使用し、場合により、反応経過の後に公知の方法で
触媒を不活性として、有機ハロゲンけい素化合物を製造
する方法を示している。そして、その−例として、メチ
ルトリクロルシランとへキサメチルジシロキサンを窒化
塩化燐を触媒として反応を進め、2−クロル−ヘプタメ
チル−トリシロキサンを得ている。しかし、その収率は
理論量の22%と低い。
また、特公昭47−45000号はホスフィンオキシト
およびアミンオキシドよりなる群から選択される触媒の
触媒量の存在下に、オルガノシクロシロキサンまたはそ
の混合物とクロル置換シランまたはその混合物とを反応
させて線状シロキサン重合体を得る方法を示している。
しかしながら、この方法では長い反応時間を要し、また
、触媒には発癌性がおるという問題がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記の点を解決しようとするもので、その目的
は、収率、選択率が高く、反応速度が大きく、短い反応
時間で済み、特殊性のない物質を触媒として使用するこ
とができるオルガノポリシロキサンの製造法を提供する
ことにある。
本発明によれば、一般式(1): %式%(1) [但し、Rはアルキル基、アリール基、ACOOX (
A :アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、
アリール基、アラルキル基、X:アルキレン基、アリー
レン基)で示される基、nは1〜3の整数、 Slに結合するRが2個以上のとき、そのRどうしは同
一または互いに異なる基を表わす。]で表わされるクロ
ルシランと一般式(2):く但し、R1はR1どうしが
同一または互いに異なるアルキル基、アラルキル基、ア
リール基、アラルキル基、ビニル基、水素原子を表わす
。)で表わされるシロキサン化合物とを、触媒として無
機酸とルイス酸の混合酸を存在させ、再分配反応を生じ
させ、一般式(3): で表わされるオルガノポリシロキサンを得ることを特徴
とするオルガノポリシロキサンの製造法が提供されるも
のである。
本発明で用いられる一般式(1)で表わされるクロルシ
ランとしては、トリメチルクロルシラン、ビニルジメチ
ルクロルシラン、ジフェニルメチルクロルシラン、ジメ
チルジクロルシラン、ジビルジクロルシラン、メチルフ
エニルジクロルシラン、ジフェニルジクロルシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリクロルシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルメチルジクロルシラン、γ−メタク
リロキシプロピルジメチルクロルシラン等が挙げられる
。 本発明で用いられる一般式(2)で表わされるシロ
キサン化合物としては、ヘキサメチルジシロキサン、ヘ
キサプロピルジシロキサン、11.1−1〜リプロピル
−3,3,3−トリメチルジシロキサン、1,1,3.
3−テトラフェニル−1,3−ジメチルジシロキサン、
1,1,3.3−テ1〜ラメチルー1.3−ジフェニル
ジシロキサン、1,1.3−トリビニル−1,3,3−
トリメチルシロキサン、1,1,3.3−テトラメチル
ジシロキサン等が挙げられる。
原料であるクロルシランとシロキサン化合物は任意の比
率で用いることができるがクロルシランの縮合を抑える
ため、通常はシロキサン化合物を過剰に用いる方が有利
である。シロキサン化合物/クロルシランのモル比は2
〜10が好ましく、5〜8がより好ましい。このモル比
が2未満ではクロルシランが縮合し、収率の低下を招き
、このモル比が10を超えると未反応シロキサンの回収
に手間がかかり、多大のエネルギーを要し、好ましくな
い。
本発明においては反応触媒として無機酸とルイス酸とが
混合して使用される。
無機酸としては、塩酸、硫酸、アルキルスルホン酸、過
塩素酸等が挙げられ、ルイス酸としては、塩化鉄、塩化
アルミニウム、塩化亜鉛、塩化チタン等が挙げられる。
触媒として用いる無機酸とルイス酸の混合酸の合計モル
数はクロルシランのモル数の0,1〜20%、好ましく
は0.2〜10%である。0.1%未満では触媒の添加
効果が現れず、20%を超えて使用しても効果はそれ以
上上がらず、メリットがない。
無機酸とルイス酸の混合モル比は、0.3〜3,0モル
%の範囲で変更が可能である。0,3モル%未満であっ
ても、3.0%モル%を超えても混合による触媒の効果
が発揮されない。
本発明の反応は溶媒を使用せずに反応を行なえるが、不
活性な溶媒を併用することは差し支えない。シロキサン
化合物を過剰に用いた場合、シロキサン化合物白身が溶
媒となり、新たに不活性溶媒を添加する必要がない。こ
の場合、反応混合物を水洗することによって、反応によ
り生成したクロルシランを加水分解縮合反応させること
になり、原料シロキサン化合物が再生し、再使用が可能
なため何ら不都合はない。
本発明の反応における反応温度はO〜200’Cで行わ
れるのが好ましい。0℃未満では反応速度が小さく、反
応を完結させるために長時間を要する。
200 ’Cを超えると望ましくない副反応が生じ、目
目 的とするオルガノシロキサンの収率が低下する。
本発明において、目的とするオルガノシロキサンに重合
可能な不飽和結合、例えばアクリロイルオキシまたはメ
タクリロイルオキシ草類を含有するオルガノシロキサン
を使用する場合は、反応中における好ましくない重合を
防止するため、N、N−ジナフチルーp−フェニレンジ
アミン、ハイドロキノン等のビニル系重合防止剤を、不
飽和結合を含有するクロルシランに対し、0.01〜5
重量%添加して反応を行なうのが好ましい。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明がこれ
により限定されるものではない。
実施例1 還流冷却器、攪拌機、温度計を備えた1103つ目フラ
スコにγ−メタクリロキシプロピルメチルジクロルシラ
ン100 Q (0,14モル)、ヘキサメチルジシロ
キサン563.5 C1(3,5モル)、触媒として5
A酸2にl(0,02モル)、塩化亜鉛2,8g(0,
02モル)、重合防止剤としてN、N’−シナフチルー
p−フェニレンジアミン0.5gを入れ、25〜40°
Cで6時間反応させた。反応終了後、10wt%NaO
H水溶液204gを添加し、生成したクロルシランを加
水分解縮合反応終了後、軽減圧により回収し、次いで減
圧蒸溜によって、沸点104〜105°C/1.9mm
H(]の]γ−メタクリルオキシプロピルメチルビス1
〜リメチルシロキシ)シラン140.1 gを得た。収
率は理論量の97%であり、含量は99.3%(ガスク
ロマドドグラフによる)であった。
比較例1〜2 実施例1において、触媒として硫酸、塩化亜鉛をそれぞ
れ単独に用いる以外は実施例1と同様に反応させた。反
応生成物をガスクロマトグラフで分析したところ、硫酸
を単独で用いた場合(比較例1)、転化率は18.5%
、塩化亜鉛を単独で用いた場合(比較例2)、転化率は
0.7%であった。
すなわち、プロトン酸(無機酸)、ルイス酸ともに単独
で使用しても効果が十分に視れない。
実施例2〜6 表1に示すクロルシランとへキサメチルジシロキサンを
使用し、表]に示す反応条件にした他は実施例1に記載
した方法と同様に行ないオルガノシロキサンを得た。ガ
スクロマトグラフによる分析で得られた転化率を表1に
併記する。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明の製造法によれば
、クロルシランとシロキサン化合物とを無機酸とルイス
酸の混合酸を触媒として存在させ、再分配反応を生じさ
せることにより、高収率、高選択率で目的とするオルガ
ノポリシロキサンを得ることができ、反応速度が大きく
反応時間は短くて済む。また、無機酸、ルイス酸は容易
に入手し得るものであって、経済性にも優れる。
このように無機酸とルイス酸を併用することによりそれ
ぞれの酸を単独使用するのに比べ格段に優れた効果が発
現することは予想し得ない現象である。
出願人 大阪有機化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式(1): R_(_4_−_n)SiCl_n(1) [但し、Rはアルキル基、アリール基、 ACOOX(A:アルキル基、アルケニル基、シクロア
    ルキル基、アリール基、アラルキル基、X:アルキレン
    基、アリーレン基)で示される基、nは1〜3の整数、 Siに結合するRが2個以上のとき、そのRどうしは同
    一または互いに異なる基を表わす。]で表わされるクロ
    ルシランと一般式(2):▲数式、化学式、表等があり
    ます▼(2) (但し、R^1はR^1どうしが同一または互いに異な
    るアルキル基、アラルキル基、アリール基、アラルキル
    基、ビニル基、水素原子を表わす。)で表わされるシロ
    キサン化合物とを、触媒として無機酸とルイス酸の混合
    酸を存在させ、再分配反応を生じさせ、一般式(3): R_(_4_−_n_)Si(OSiR^1_3)n(
    但し、R、R^1、nは上記定義と同一意味を表わす) で表わされるオルガノポリシロキサンを得ることを特徴
    とするオルガノポリシロキサンの製造法。
JP1068838A 1989-03-20 1989-03-20 オルガノポリシロキサンの製造法 Pending JPH02247186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1068838A JPH02247186A (ja) 1989-03-20 1989-03-20 オルガノポリシロキサンの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1068838A JPH02247186A (ja) 1989-03-20 1989-03-20 オルガノポリシロキサンの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02247186A true JPH02247186A (ja) 1990-10-02

Family

ID=13385236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1068838A Pending JPH02247186A (ja) 1989-03-20 1989-03-20 オルガノポリシロキサンの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02247186A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06792B2 (ja) 水素シロキサンの製造方法
US4746752A (en) Preparation of hydrogenosilanes by redistribution
US2559342A (en) Organo-silicon compositions
JPH06172535A (ja) クラスターアザシラシクロアルキル官能性ポリシロキサンの調製方法
US3535092A (en) Reduction of halogen-containing silicon compounds
JPS6316328B2 (ja)
US2872434A (en) mezsio
EP1241171B1 (en) Preparation of branched siloxanes
US4096161A (en) Process for the preparation of halogenosilanes
US3808248A (en) Silyl maleates and polysiloxane maleates
JPS6011715B2 (ja) オルガノシロキサンの製造方法
US5239099A (en) Azasilacycloalkyl functional alkoxysilanes and azasilacycloalkyl functional tetramethyldisiloxanes
JPH06248084A (ja) エチニル基含有有機ケイ素化合物
US3557177A (en) Process for producing cyclosiloxanes
JPH02247186A (ja) オルガノポリシロキサンの製造法
JPS6220194B2 (ja)
JPS6155516B2 (ja)
JPH0786117B2 (ja) アルコキシシラン
US2557931A (en) Phenylene linked organopolysilanes
JPH0471411B2 (ja)
JPH024616B2 (ja)
US3637780A (en) Process for the production of arylphenylmethylchlorosilanes
US3686252A (en) Preparation of organosilicon compounds with silylphenyl groups
EP0499408B1 (en) Allyl cyclosilalactams
JPS6059916B2 (ja) 1,2−ジシリルアルケン化合物の製造方法