JPH02247056A - 連続鋳造装置における溶湯液面検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続鋳造装置における溶湯液面を不活性ガス
あるいは還元性ガスの背圧を利用して検出する方法に関
するものである。

〔従来の技術〕

近年、鋳型の内壁面が溶湯の凝固温度以上に保たれてい
る加熱鋳型を用いて一方向の凝固組織からなる鋳塊を連
続的に鋳造する全く新しい連続鋳造方法が開発された。

この方法の採用に際しては、鋳型出口でのブレークアウ
トを防止し、高品質の鋳塊を連続的に製造するために、
タンデイツシュ内における溶湯の液面を、常時、一定レ
ベルに維持することが必要である。

然しなから、溶湯が高温であるため、従来、溶湯液面の
検出は行なわれず、鋳造量に相当する溶湯をタンデイツ
シュ内に供給する方法が用いられているが、この方法で
は誤差が累積し、長時間鋳造での信転性は零に等しかっ
た。

そこで、カーボンなど、導電性の電極棒を溶湯面に接触
するように配設して電気的に溶湯面を検出する方法も考
えられるが、その場合は、溶湯の表面張力により正確な
液面検出が難しい。

また、多数の電極棒を段違いに設置して溶湯液面を検出
する場合には、溶湯面の検出が階段的、断続的になり、
連続的な液面の検出ができない。

更に、溶湯面を光学的に検出する方法もあるが、溶湯表
面の揺れまで検出してしまうので、逆に正確な液面検出
ができないという問題がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、係る゛従来の問題点を解消するためになされ
たものであり、溶湯液面を正確に検出する溶湯液面検出
方法を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成し得る本発明の溶湯液面検出方法は、
溶湯内に噴出するガスの背圧により溶湯面を検出するこ
とを特徴・、とするものである。

〔実施例〕

以下、本発明の方法を採用した連続鋳造装置について説
明する。

第１図において、１はタンデイツシュ２内の溶湯Ｍを、
ヒーター３を内蔵した加熱鋳型４から連続的に引き出し
て、一方向の凝固組織からなる鋳塊Ｓを製造する連続鋳
造装置であり、タンデイツシュ２内の溶湯Ｍとるつぼ６
内の溶湯Ｍとが同一レベルになるように給湯管７を介し
てクンデイツシュ２とチャンバー５内に設置されている
るつぼ６とが連通されている。また、加熱鋳型４から連
続的に引き出される鋳塊Ｓは冷却装置８から噴出する冷
却水などによって冷却される。

るつぼ６内には、不活性ガスや還元性ガスなどの溶湯面
測定用のガスＧを吐出するバブラー９が差し込まれてお
り、このバブラー９には、圧力調整バルブ１０、圧力計
１１、三方バルブ１２、流量計１３および流量調整バル
ブ１４を経てガスＧが供給される。

また、背圧計１５はストップバルブ１６を介してバブラ
ー９とガスＧの供給源とを結ぶ管１７に取り付けられて
おり、ガスＧの背圧を検出するようになしている。１８
は配管清掃用のバイパス管である。

上記バブラー９からるつぼ６内にガスＧを吐出すると、
このガスＧの吐出圧力、即ち背圧が背圧計１５によって
検出される。

若し、るつぼ６内の溶湯Ｍの液面Ｍ′の位置が一定であ
れば、上記背圧は一定であり、背圧計１５の指示値は変
化しないが、液面Ｍ′が下がると、バブラー９の背圧が
下がるからるつぼ６内に押し棒（図示せず）を挿入する
等の適宜な手段によってバブラー９の背圧が指示値を指
すように溶湯面Ｍ°を制御するのである。

従って、溶湯Ｍの液面を一定に保つことが要求される加
熱鋳型４を用いた連続鋳造装置１において、溶湯の液面
Ｍ“の変動を即座に、且つ、正確に検出して溶湯Ｍの液
面位置を、常時、定に保つことができる。

ところで、溶湯Ｍは高温の金属溶湯であるので、ガスＧ
の吹出管であるバブラー９としては、セラミック、耐熱
金属などの材料からなるパイプ状のものを使用し、その
先端は、第２図の如く、斜めに切り落とした形状のもの
が好ましい。

また、第３図に示すように、バブラ−９自体をタンデイ
ツシュ２の壁面内に埋込み、その先端を加熱鋳型４の上
部近傍に設置することにより、更に、溶湯面Ｍ′の制御
精度を向上させることが可能になる。

また、第４図に示すように、一方のバブラー９Ａを、そ
の先端が基準となる溶湯の液面Ｍａより若干、下方に位
置するように設置すると共に、他の一方のバブラー９Ｂ
を、その先端が基準液面Ｍａより若干、上方に位置する
ように配設し、各バブラー９Ａ、９Ｂに接続した背圧計
１５Ａ、’１５Ｂによって各バブラー９Ａ、９Ｂから吐
出されるガスＧの背圧をそれぞれ読み取ることにより溶
湯液面Ｍ“の変動を検出することもできる。

更に、第５図に示すように、管体の長手方向に多数のガ
ス吹出孔１９を設けたバブラー９Ｃを、るつぼ６内に斜
めに配置し、このバブラー９Ｃから吐出されるガスＧの
背圧を背圧計１５０にて測定することにより溶湯液面Ｍ
′の変動を検出することもできる。

〔発明の効果〕

上記のように、本発明は、溶湯内に噴出するガスの背圧
により溶湯面を検出するので、従来の方法に比べて溶湯
液面を正確に検出することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を採用した連続鋳造装置の説明図、
第２図はバブラー先端の断面図、第３図乃至第５図は本
発明方法を採用した他の連続鋳造装置の説明図である。 １・・・連続鋳造装置、２・・・タンデイツシュ、３・
・・ヒーター、４・・・加熱鋳型、５・・・チャンバー
６・・・るつぼ、７・・・給湯管、８・・・冷却装置、
９゜９Ａ、９Ｂ、９Ｃ・・・バブラー、Ｇ・・・ガス、
Ｍ・・・溶湯、Ｍｏ・・・溶湯液面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溶湯内に噴出するガスの背圧により溶湯面を検出するこ
   とを特徴とする連続鋳造装置における溶湯液面検出方法
   。