JPH0224592Y2 - - Google Patents

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JPH0224592Y2
JPH0224592Y2 JP18346885U JP18346885U JPH0224592Y2 JP H0224592 Y2 JPH0224592 Y2 JP H0224592Y2 JP 18346885 U JP18346885 U JP 18346885U JP 18346885 U JP18346885 U JP 18346885U JP H0224592 Y2 JPH0224592 Y2 JP H0224592Y2
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piston
stopper rod
head
cylinder
stopper
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JP18346885U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、工作機械等に設置され、工作機械
のワークの移動等を位置決めする位置決め用の差
動ストツパーに関するものである。
(従来技術) 従来、工作機械、例えばドリルとかフライス盤
においてワークを一定位置に位置決めするための
差動ストツパーとして第2図に示すものがある。
第2図において、51は工作機械の所定位置に
固定されるホルダーであつて、このホルダー51
にはストツパーロツド52が摺動可能に縦挿さ
れ、このストツパーロツド52は常にはスプリン
グ53により上方に付勢されている。
図中54はシリンダーであつて、前記ホルダー
51に固設されたものであり、その中心線は前記
ストツパーロツド52の軸線と直交する状態にお
かれている。このシリンダー54内には摺動可能
にピストン55が配置されている。このピストン
55の前記ストツパーロツド52に対する対向面
には第1係止面56と第2係止面57とが設けら
れている。
このような従来の差動ストツパーにおいては、
ワークの押圧力によりシリンダー54内に突出状
に摺動されるストツパーロツド52の端部が、前
記ピストン55の第1係止面56又は第2係止面
57のいずれかに当接することにより、工作機械
上のワークを一定位置に係止させる構造となつて
いる。即ち、シリンダーの両側部に設けられた配
管口58及び59のいずれかに油圧をかけること
により、ピストン55は第2図左側又は右側のい
ずれかに摺動移動し、ストツパーロツド52の端
部が当接する第1係止面56又は第2係止面57
が選択される。
このような装置においては、ストツパーロツド
52の端部は第1係止面56又は第2係止面57
のいずれかに当接し位置決めされるため、2段階
の位置決めしかできないという欠点があつた。
(目的) 本考案は上記欠点に鑑みストツパーロツドの位
置決めされる係止面を3個所とした差動ストツパ
ーを提供せんことを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案は、工作機械等
に固定されるホルダーと、このホルダーに設けら
れたロツド穴に油密を維持して摺動可能に挿入さ
れ、かつ一端部がロツド穴から突出するストツパ
ーロツドと、中心線が前記ストツパーロツドの中
心線と直交する形で前記ホルダーに取り付けら
れ、ストツパーロツドの他端のヘツドが内部に突
出する両端が閉鎖されたシリンダーと、相対向す
る内側面に前記ストツパーロツドのヘツドの径よ
り僅かに大きな寸法の隙間を設けて前記シリンダ
ー内に油密に摺動可能に配置された第1及び第2
ピストンとからなり、前記シリンダーには第1ピ
ストン及び第2ピストンを互いに開く方向若しく
は他方のピストン方向へ移動させるための油圧手
段と、両ピストンが開いた時前記ストツパーロツ
ドのヘツドを受ける段部とが設けられ、第1ピス
トン及び第2ピストンにはその内側面側で前記ス
トツパーロツドのヘツドに対する個所にこのヘツ
ドを受ける深さの異なる第1及び第2段部がそれ
ぞれ形成されていることを特徴とする差動ストツ
パーとしたものである。
(作用) 工作機械に固定されたホルダー内のロツド穴に
摺動可能に挿着されたストツパーロツドのヘツド
は、ストツパーロツドの中心線と直交する形でホ
ルダーに取り付けられたシリンダー内に突出し、
シリンダー内のシリンダー軸方向に油圧手段によ
り摺動移動する2つのピストンに設けられた第1
段部又は第2段部のいずれかに当接して係止され
位置決めされるか、又は2つのピストンが外側に
開かれた場合には、2個のピストン間の隙間を貫
通しシリンダーに設けられた段部に係止される。
即ち、本考案の差動ストツパーにおいては、スト
ツパーロツドの先端のヘツドが係止される位置
が、シリンダーに設けられた段部と各ピストンに
設けられた第1及び第2の段部により決定される
ため、この3個所の段部にてストツパーロツドの
位置決めを行なうことができる。
しかも、従来の差動ストツパーに対し構造上大
型化せず、しかも構成が簡単であるため、安価に
製作できる特徴を有するものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説
明する。
本例の差動ストツパーは、例えばフライス盤の
フイードバツクユニツトのチツプカバー内等に設
置されるものである。そのような設置場所に固定
されるホルダー1には、棒状のストツパーロツド
3がホルダー1に貫設されたロツド穴2に摺動可
能に縦挿されている。このストツパーロツド3の
先端部にはワーク係止具3bが設られ、このワー
ク係止具3bににフライス盤上のワークが当接
し、当接したワークはこのワーク係止具3bを介
してストツパーロツド3をホルダー1内に押圧摺
動させる。ストツパーロツド3の他端部にはホル
ダー1より突出状にヘツド部3aが設けられてい
る。尚、ストツパーロツド3はロツド穴2に対し
油密にシール材4を介して挿通されている。
図中5はシリンダーであつて、このシリンダー
5の中心軸線は前記ストツパーロツド3の軸線と
直交状をなし前記ホルダー1に固定されている。
シリンダー5の中央部には貫入穴6が設けられ、
この貫入穴6には前記ストツパーロツド3のヘツ
ド部3aが突入している。尚、シリンダー5の両
側端は閉鎖され、左側の側端には左閉鎖部材5a
が、右側端には右閉鎖部材5bがそれぞれ固設さ
れている。この左閉鎖部材5aの中央部には左配
管口7が貫設され、右閉鎖部材5bの中央部には
右配管口8が貫設されている。さらに、シリンダ
ー5の中央部には中央配管口9が穿設されてい
る。この各配管口7,8,9には装置外に設けら
れた油圧装置が連結され、各配管口に油圧を供給
することができる。
図中10は第1ピストンであり、図中11は第
2ピストンである。各ピストンは前記シリンダー
5内にその軸線方向に沿つて摺動可能に配置され
ている。この第1及び第2のピストン10,11
の各内面側には、前記ストツパーロツド3のヘツ
ド部3aより僅かに大きな隙間が形成され、この
隙間内を前記ストツパーロツド3のヘツド部3a
が上下動することができる。この隙間内をストツ
パーロツド3が下降された場合に、ストツパーロ
ツドのヘツド3aが当接する中央段部12がシリ
ンダー5の下側壁に形成されている。
図中13は第1段部であつて、第1ピストン1
0の内側面10a側で、かつストツパーロツドの
ヘツド部3aに対向する個所に形成された段部で
ある。
図中14は第2段部であつて、第2ピストン1
1の内側面11a側で、かつストツパーロツドの
ヘツド部3aに対向する個所に形成された段部で
ある。この第2段部14は前記第1段部13の位
置よりシリンダー5の中心線に近い深い位置に形
成されたものである。
図中15は前記第1ピストン10及び第2ピス
トンをシリンダー5の内周面に対し油密に摺動さ
せるためのシール材である。
図中16,17はシリンダー5のホルダー1と
反対側の側壁に螺着された回り止めボルトであつ
て、その先端部がシリンダー5内に突出し、回り
止めボルト16の先端部は第1ピストン10に形
成された摺動溝部10bに係入されている。又、
第2ピストン11に形成された摺動溝部11bに
対し回り止めボルト17の先端部が係入されてい
る。従つて、この回り止めボルト16及び17に
より第1ピストン10及び第2ピストン11はそ
れぞれシリンダー5内での回転が規制されてい
る。従つて、前記第段部13及び第2段部14は
常にストツパーロツドのヘツド部3a側に位置し
ている。
上記のように構成された本例差動ストツパーに
おいて、例えばライス盤上を移動するワークの先
端部がワーク係止具3bに当接した場合、ストツ
パーロツド3が押圧され、ストツパーロツド3は
ホルダー1内を摺動してそのヘツド部3aがシリ
ンダー5内に突入される。この場合、第1ピスト
ン10及び第2ピストン11が開いている場合に
は、各内側面10a及び11a間にはヘツド3a
より僅かに大きな隙間が形成されているため、ス
トツパーロツド3のヘツド3aはシリンダー5の
中央部を下降し、シリンダー5の内壁に設けられ
た中央段部12に当接して係止される。従つて、
この中央段部12の設定位置によりワークは一定
位置に位置決めされる。
次に、ワークがフイードバツクされた後におい
て、シリンダー5の中央に設けられた中央配管口
9より圧縮された油を導入することにより、その
油圧によりストツパーロツド3は再びホルダー1
内を摺動上昇し元の位置に戻る。
次に、シリンダー5の左配管口7より油圧をか
けた場合には、第1ピストン10がシリンダー5
内を右側に向かつて移動し、第1ピストン10の
内側面10aが第2ピストン11の内側面11a
に当接して係止される。その状態にあつては、第
1ピストン10に設けられた第1段部13がスト
ツパーロツド3のヘツド3aと対向する位置に置
かれるため、ワークによりストツパーロツド3が
押圧されシリンダー5内に挿入される場合は、こ
の第1段部13にヘツド部3aが当接し、この第
1段部13の位置にてストツパーロツド3は係止
される。従つてワークはこの第1段部13の位置
にて位置決めさる。
次に、再びストツパーロツド3が元の位置に復
帰した状態において、シリンダー5の右配管口8
より油圧をかけることにより第2ピストン11が
左側に摺動移動し、その内側面11aが第1ピス
トン10の内側面10aに当接して係止される。
この状態にあつては第2ピストン11の第2段部
14がヘツド3aに対向する位置に置かれるた
め、ストツパーロツド3がワークに押圧されシリ
ンダー5内に突入すると、この第2段部14と当
接して係止され、この第2段部14の位置にてワ
ークは位置決めされる。
このように本例の差動ストツパーにあつては、
第1ピストン10及び第2ピストン11のいずれ
かを移動させ、又は両者を側方に開くことによ
り、第1段部13又は中央段部12又は第2段部
14のいずれかをストツパーロツド3のヘツド部
3aと対向させ、このいずれかの段部によりヘツ
ド部3aを係止させることができ、このいずれか
の段部の係止位置によりワークの係止位置を設定
することができるものである。
このように3段階の係止位置を任意に設定する
ことができ、しかもその操作は第1ピストン10
又は第2ピストン11のいずれか又はその両者を
油圧により移動させる簡単な操作により行なうこ
とができ、しかも油圧によつて行なわれるためそ
の操作性が円滑かつ確実である。しかも本例装置
は構造が簡単であり、安価に製作することがで
き、小型に形成させることができるため工作機械
の邪魔にならない位置に容易に配置し得る効果を
有するものである。
(考案の効果) 本考案は工作機械等に固定されるホルダーと、
このホルダーに設けられたロツド穴に油密を維持
して摺動可能に挿入され、かつ一端部がロツド穴
から突出するストツパーロツドと、中心線が前記
ストツパーロツドの中心線と直交する形で前記ホ
ルダーに取り付けられ、ストツパーロツドの他端
のヘツドが内部に突出する両端が閉鎖されたシリ
ンダーと、相対向する内側面に前記ストツパーロ
ツドのヘツドの径より僅かに大きな寸法の隙間を
設けて前記シリンダー内に油密に摺動可能に配置
された第1及び第2ピストンとからなり、前記シ
リンダーには第1ピストン及び第2ピストンを互
いに開く方向若しくは他方のピストン方向へ移動
させるための油圧手段と、両ピストンが開いた時
前記ストツパーロツドのヘツドを受ける段部とが
設けられ、第1ピストン及び第2ピストンにはそ
の内側面側で前記ストツパーロツドのヘツドに対
する個所にこのヘツドを受ける深さの異なる第1
及び第2段部がそれぞれ形成されていることによ
り、油圧手段を操作するという簡単な操作により
第1ピストン又は第2ピストンのいずれかをシリ
ンダー内にて摺動させ、ストツパーロツドのヘツ
ド部を所定位置にて係止させることができ、構造
が簡単であり、小型に製作することができるた
め、ワークを3段階に位置決めし得る効果ととも
もに、その製作費が安価であり工作機械に対する
設置が容易であるという効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す差動ストツパ
ーの断面図、第2図は従来の差動ストツパーの断
面図を示す。 1……ホルダー、2……ロツド穴、3……スト
ツパーロツド、3a……ヘツド、5……シリンダ
ー、7,8,9……配管口、10……第1ピスト
ン、11……第2ピストン、12……中央段部、
13……第1段部、14……第2段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作機械等に固定されるホルダーと、このホル
    ダーに設けられたロツド穴に油密を維持して摺動
    可能に挿入され、かつ一端部がロツド穴から突出
    するストツパーロツドと、中心線が前記ストツパ
    ーロツドの中心線と直交する形で前記ホルダーに
    取り付けられ、ストツパーロツドの他端のヘツド
    が内部に突出する両端が閉鎖されたシリンダー
    と、相対向する内側面に前記ストツパーロツドの
    ヘツドの径より僅かに大きな寸法の隙間を設けて
    前記シリンダー内に油密に摺動可能に配置された
    第1及び第2ピストンとからなり、前記シリンダ
    ーには第1ピストン及び第2ピストンを互いに開
    く方向若しくは他方のピストン方向へ移動させる
    ための油圧手段と、両ピストンが開いた時前記ス
    トツパーロツドのヘツドを受ける段部とが設けら
    れ、第1ピストン及び第2ピストンにはその内側
    面側で前記ストツパーロツドのヘツドに対向する
    個所にこのヘツドを受ける深さの異なる第1及び
    第2段部がそれぞれ形成されていることを特徴と
    する差動ストツパー。
JP18346885U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH0224592Y2 (ja)

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JP18346885U JPH0224592Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JPS6292135U JPS6292135U (ja) 1987-06-12
JPH0224592Y2 true JPH0224592Y2 (ja) 1990-07-05

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