JPH02245653A - 荷電高分子化合物の連続分離方法および装置 - Google Patents

荷電高分子化合物の連続分離方法および装置

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JPH02245653A
JPH02245653A JP1295981A JP29598189A JPH02245653A JP H02245653 A JPH02245653 A JP H02245653A JP 1295981 A JP1295981 A JP 1295981A JP 29598189 A JP29598189 A JP 29598189A JP H02245653 A JPH02245653 A JP H02245653A
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cell
compartment
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cathode
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Mordechai Perry
モルデチャイ・ペリー
Jack Gilron
ジャック・ギルロン
Reuven Ketraro
リューベン・コトラロ
Charles Linder
チャールズ・リンダー
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/447Systems using electrophoresis
    • G01N27/44756Apparatus specially adapted therefor
    • G01N27/44769Continuous electrophoresis, i.e. the sample being continuously introduced, e.g. free flow electrophoresis [FFE]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は荷電高分子化合物の連続分離方法および装置、
更に詳しくは、強制流動式隔膜電気泳動法(Jorce
d −rlow melsbrane electro
phoresis)により電気泳動を連続的に用いる。
荷電した高分子化合物の分離方法および該方法に用いる
分離装置に関する。
従来の技術と発明が解決しようとする課題「強制流動式
隔膜電気泳動法」とは、元々分離法としてUS特許出願
第2878178で造られた用語であり、この方法は、
電気泳動ユニットを2つの室に分割する微孔質膜に対し
て平行に、荷電した高分子化合物(たとえばプロティン
などのコロイド性生体ポリマー)の溶液または懸濁液を
加圧下で通過させることによって行われている。流体の
一部を隔膜に押し通し、プロティン分子を流体と共に運
搬する。隔膜に対し垂直にかつ透過流束に対し平行に電
場を印加すると、極性が伴って、適切に荷電したプロテ
ィン〔たとえばプロティンの全ての等電点(pI)は分
離すべき標的分子のpIより大)は、透過流束と正反対
の電気泳動速度が与えられ、かつ供給側に保留されるが
、一方、標的プロティンは透過側に一掃されてより精製
される。しかしながら、分離効率における供給側と透過
側の接線リサイクル流の重要性について他で、実感およ
び言及はなされていない。それどころか、セル内で重力
的に安定な流動分布(How profile)を維持
するための、非常に遅い循環流が用いられている。膜に
対し平行な循環流速の範囲は、0゜01cm/秒以下に
保持されている。それにもかかわらず、小規模の装置で
実験されうる分離は、非゛常にシャープ(+5harp
)ではない。スケールアップした工業設備では、大きな
膜面積を持つ多数の平行セルを取入れなければならない
。規模の大きい装置の各区画室において同じ流動分布を
保証することは難しいだろうし、このため予想される分
離はこれまでの実験のものよりも低くなる。
US特許出願第3989613に1つの変法が記載され
、この方法では、膜を透過する標的分子の一掃を助ける
ため、透過側の膜に対して平行に緩衝溶液をポンプ吸引
する。しかしながら、1つの区画室からの他の区画室へ
の流体の正味移動はない。代わりに、適切な荷電種のみ
が電気泳動で運搬される。
これらの両装置共、膜に平行なリサイクル速度は非常に
遅い(<0.01cm/秒)、これに反して、装置の1
回通過当り50%もの流体がフィルターを通過する。こ
の場合、重大な電気分極効果が遭遇しうる。
公知の強制流動式電気泳動用装置の全てにおいて、電極
区画室とフィルター(膜)区画室を仕切るのに透析膜が
用いられている。高い電場強さが必要なとき、アノード
およびカソードのそれぞれに酸および塩基を発生せしめ
、そしてこれらは、緩衝剤が使い尽されると、隣接溶液
を汚染してpHの変化をもたらす。これを防止するには
、導電率を非常に高いレベルまで上げる高濃度の緩衝剤
を使用しなければならず、このため同じ電場強さを維持
するのにより高い電流が必要である。
溶液の電気泳動移動度と固有導電率の比によって、膜を
横切る電荷単位当りの通過する精製透過物の容量が与え
られることが示される。従って、また供給溶液のジュー
ル加熱(J ou is −heat ing)を最小
化するためにも、可能性のある最小導電率で作用すると
、エネルギー効率が高まる。
また電圧が高すぎると、電極をプロセス流から保護する
のに用いる透析膜が汚染して、流束の損失を導くことに
なる。US特許出願第3989613に記載の如く、装
置内に強い接線流が無いと、電極溶液を保護する膜に電
気分極が起り、過度の電圧低下をもたらして、特定の電
場強さに必要な電流密度を維持する。この分極は、微孔
質膜フィルターの透過側および/または供給側の強い接
線流の不在に由来する。
電極と分離セルの境界において非導電性透1′r膜のイ
オン交換膜による置換は、発明的具体例の1つであるが
、これは吸着プロティンに基づく汚染防止に役立つ。こ
のことを以下に説明する。電流の通過中、イオン交換膜
の表面に水割れ(water spIftting)が
起る。希釈溶液および高い電流密度を用いると、効果が
顕著になる。水割れ中、供給側または透過側からプロト
ンまたはヒドロキシルイオンを除去して、I)Hバリヤ
ーをイオン交換膜の両面に集める。たとえば、アニオン
交換膜は、アノードへのヒドロキシルイオンを除去する
。プロティン溶液の接触面は、局部酸性層を支持する。
アノードに引きつけられる陰荷電プロティンは、供給側
の酸性層に面するアニオン交換膜に出会う。
元の陰電荷は中和され、陽電荷に変わる。この結果、プ
ロティンはアニオン交換膜からカソードへ追い払れる。
同様な効果が透過セルのカチオン交換膜にも起る。これ
が膜汚染を排除する機構である。
上述の通り、公知の強制流動式隔膜電気泳動プロセスに
は各種の欠点があり、これらを要約すると、以下の欠点
が挙げられる。
電極に形成して、膜セルに入り、供給混合物の1)H値
を変える酸および塩基の漏れ、これにより、ジュール加
熱に基づく自然関係(natural connect
ion)からの予備混合に感受して起こる高分子化合物
の分離効率の低下; 電気泳動セルの分極:および わずか±1.0付近の等電点差をもたらず化合物混合物
の不十分な分離。
本発明者らの知見によれば、これらの欠点のほとんどは
、荷電した高分子化合物に対し強制流動式隔膜電気泳動
法を用いる実質的に新しく改良された分離法によって解
消しうろことがわかった。
発明の構成と効果 すなわち、本発明の主たる目的は、強制流動式隔膜電気
泳動法により、荷電した高分子化合物の連続分離方法を
堤供することにあり、かかる連続分離方法は、荷電した
高分子化合物を、(1)上記高分子化合物に対し透過性
のマイクロ濾過膜または限外濾過膜で分割した供給セル
と透過セルからなる膜区画室、 (2)該膜区画室の両面に設けられ、膜区画室の両セル
と、上記高分子化合物に対し透過性で、かつ塩類に対す
る透過性が全くないかあるいは極めて小さいイオン交N
A膜によって区分されている電極区画室、および (3)透過物の流速をコントロールする手段を包含する
電気泳動セルにおいて連続的に分離する方法であって、 (a)荷電した高分子化合物の混合物を含有し、かつ該
高分子化合物の等電点間の91(値を有する水溶液を、
上記供給セルにリサイクルし、かつ該水溶液を加圧駆動
隔膜分離処理に付し、(b)同時に水溶液と膜を横切る
電場を印加して、マイクロ濾過膜または限外濾過膜を通
るあるいは線膜から離れる、高分子化合物の少なくとも
1種の電気泳動を誘発せしめ、 (c)透過物の流速を所定値に調整し、(d)供給セル
または透過セルのいずれかから高分子化合物の少なくと
も1種を取り去り、次いで(e)希釈緩衝溶液を透過セ
ルにリサイクルして、膜を透過した高分子物質を一掃し
、この場合希釈緩衝溶液の1)1−1が供給溶液のpH
と同じかまlコはそれ上り小あるいは大であってよく、
透過セルおよび供給セルのリサイクル速度が供給溶液の
透過速度のかなりの倍数にあり、かつ両セル内の溶液の
滞密時間が極めて短かくなっている 工程から成る。
本発明の他の目的は、上記強制流動式隔膜電気泳動を実
施するのに好適な装置を描像することにある。この装置
は一般的には、 相互に一定間隔にあり、内部にアノードおよびカソード
を設置した電極区画室(セル)、荷電した高分子化合物
に対し透過性で、かつ塩類に対する透過性が全くないか
あるいは極めて小さいイオン交換膜によって区分され、
上記電極セル間に設置された上記高分子化合物に対し透
過性のマイクロ濾過膜または限外濾過膜で分割した供給
セルと透過セルからなる膜区画室、荷電高分子化合物を
含有する水溶液を膜区画室の供給セルに供給するための
入口、 緩衝溶液を供給して、膜区画室の透過セルの中ヘー掃す
るための人口、 アノード区画室およびカソード区画室の中にポンプ吸引
される電解質(緩衝剤)および洗浄液の循環のための入
口および出口、 高分子化合物および副成物の分離溶液を取り去るための
出口、 透過流!!(流速)を所定速度にコントロールする手段
、 一定の予め決めた透過速度を維持する手段、および 水溶液を供給して循環するポンプ、貯蔵タンクおよび監
視装置を含む他の手段 で構成される(かかる装置の構成部分の引用番号は添付
図面第2図を参照)。
なお、本発明の他の目的については、以下の説明および
添付図面から明らかであろう。
強制流動式隔膜電気泳動法において、異なる高分子化合
物(プロティン)を電場に対して平行な異なる速度で移
動させるのに用いる流体の流れは、流体を電場に対して
垂直に循環し、かつ流体の一部を加圧して、分離半透膜
を横切る電場に対し平行方向に押し進めることにより行
われる。強制流動式電気泳動け、試料を特有のポイント
で注入する必要がない点および分離ゾーンの拡散的法が
りの問題が排除される点で、自由流動ゾーン電気泳動(
free flow zone electropho
resis)に比べて優れた利点を有する。しかしなが
ら、強制流動式電気泳動は生産能力(capacit、
y)が大きく、かつ膜を通る透過流束を均衡させるのに
必要な電場強さによってのみ制限される滞留時間が短か
くなる。
電気泳動速度(V)は下記関係式から算出される。
V=u−E   ・      (1)なお、Uは荷電
化合物の電気泳動移動度(cII+″/ボルト・秒)で
、pHの関数である。従って、分離決定の特質はpHの
コントロール、透過流量、および作業電場強さに左右さ
れる。E(ポルI−/an)は電場強さで、電流密度(
A/am”)に比例し、供給溶液の固有導電率に反比例
する。これらの単位装置の単位面積当りの消費される電
力は、電極間の距離(流れ通過の厚みに由来)およびM
l電流密度自乗に比例する。このため、供給溶液のジュ
ール加熱を最小化するには、流路の最小厚みや透過溶液
の最小導電率を維持することが奨励され、これによって
、最小電流密度と共に一定の場強さを維持することがで
きる。
非常にシャープな分離が要求される場合、特に非常に低
くかつ接近した電気泳動移動度を特徴とするコロイド状
成分を分離するとき、非常に高い電場強度で分離するこ
とが必要である。分離セルの領域(供給およびIB過)
に対する局部的な電場強度は、ジュールの加熱/冷却問
題を最小化し、かつ分離をシャープにする。
この選択は、膜セル(供給および透過セル)を非常に低
い緩衝濃度で操作し、かつ隣接電極区画室の電解質の濃
度を比較的高い値に保持することにより、有効に達成す
ることができる。
要求される条件の組合せを達成するには、塩および高分
子化合物に対し不透過性のイオン伝導性膜により、電極
区画室と分離(膜)セルを隔離することが非常値まれる
。かかる構成はセルを通じて電気接触を引き起すことが
でき。かつ電気区画室からの塩の漏れを防止することが
できる。従って、コロイド分離セルの極希択緩衝溶液と
接触する電極区画室において、高濃度の電解質の使用が
可能となる。この選択は、本発明において、塩不透過性
のイオン交換膜で交換される塩透過性の非導電性透析膜
を基本とする通常用いられている構成と対照的である。
以下、添付図面を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。
第1図は強制流動式隔膜電気泳動法の概略図、第2図は
本発明で用いる電気泳動分離装置およびその支持装置の
概略図、 第3図(3a、3b図)は荷電化合物を本発明の強制流
動式隔膜電気泳動法に付した場合の該荷電化合物の流れ
を示す概略図、および 第4図は改変した強制流動式隔膜電気泳動配置、すなわ
ち、1つを他の頂部にピギーバックした(pIggy 
−backed)二段積み重ねの電気泳動配置を示す図
である。この改変装置も本発明の目的物である。
第1図を参照して、本発明の詳細な説明する。
本発明の強制流動式隔膜電気泳動法を実施する装置は、
流れ通路を持つフラット、円筒状または螺旋巻きの形状
寸法のものであってよく、微孔質膜(1)(これは荷電
した高分子化合物に対し透過性のマイクロ濾過膜または
限外濾過膜である)によって、高圧側(・2)(供給セ
ル)と低圧側(3)(透過セル)に分割されている。こ
の流れ流路(以下、流路という)は、対応する電極区画
室(6)、(7)の一対の電極(アノード4およびカソ
ード5)の間に位置し、上記電極区画室はイオン交換膜
によって、膜の高圧側/低圧側から区分され、アニオン
交換膜(8)はアノード区画室(6)に隣接し、カチオ
ン交換[(9)はカソード区画室(7)に隣接する。
電極(4および5)は流路を横切って電場を発生する。
イオン交換膜(8および9)としては、中性塩類あるい
は他の未荷電分子の通過を全くもしくはわずかじか許容
しないものであれば、入手しうる市販品のいずれであっ
てもよい。この膜には、本来のイオン交換膜や、またイ
オン交換樹脂を埋封した他のポリマー膜マトリックスも
含まれるが、これらに限定れさるものではない。アニオ
ン交換膜の陽荷電基としては、置換アミン基が含まれる
が、これらに限定されるものではない。カチオン交換膜
の陰荷電基としては、スルホン酸基またはカルボン酸基
が含まれるか、これらに限定されるものではない。また
イオン交換膜は、イオン交換膜の汚染や重大な電気分極
が起りうる程度まで溶液混合物の成分を吸着するもので
あってはならない。
これらのイオン交換膜はたとえば、ポリマー骨格を構成
するフッ素ポリマー(ポリテトラフルオロエチレン)か
ら製造される。代表的な商品名としては、それぞれ登録
商標のSelemion、Nafion、Negins
t、 RA I 、 I oniesまたはI ona
cが挙げられる。
これらのイオン交換膜は、アノードおよびカソードのそ
れぞれに形成する酸および塩基が通過して、プロティン
混合物を含有する流路の中に流入するのを防止する。こ
のことは従来の強制流動式電気泳動装置を越える有意義
な利点であるが、それは緩衝強度を小さくし、このため
分離中に使用すべき導電率を下げ、かつ必要な電場強さ
を維持するのに電流を低くすることができるからである
絶えずリサイクルされる導?i率の高い塩溶液によって
、電極とイオン交換膜間の電気接触が維持される。導電
率の高い塩溶液は、荷電した酸あるいは塩基などを含有
しないものでなければならず、さもなければ、これらの
酸や塩基はイオン交換膜を透過して、分離室のpHを変
化させるだろう。
かかる電解質の良好な具体例は、硝酸ナトリウムまたは
カリウムである。また塩化物の塩類も使用しうるが、こ
れらは電極に対する腐蝕性が強い。
この電解質溶液は隔離して保持してもよく、あるいは1
つの電極区画室から他の電極区画室へ流して流れ中に形
成する酸と塩基を中和させることもできる。本発明の好
ましい具体例において、電極室と流路には、イオン交換
膜およびマイクロ/限外濾過膜を適正位置に保持し、か
つ物質移動を高めるグリッドが充填されている。
微孔質膜の液圧透過性および他の特性は、膜を通る液流
によって膜の透過側に一掃されるべきでないこれらの荷
電高分子種を、膜の高圧側に保留する必然的結果によっ
て決定される。特に、局部液速度(Vffiq)は、保
留される最も易動性の少ない成分の局部電気泳動速度(
Vep)を越えてはならない。このことは、下記式で示
すことができる。
V+2iq< m1nl VepI(i・)=minl
−VepIi(2)なお、膜への方向は陽性を示し、V
epIは成分lの電気泳動速度である。それは保留種に
対し陰性である。(i’)とは全ての保留種を指称する
夜速度は下記式の如く2つの成分から成り、1つは圧力
勾配に基づき、1つは電場のq在に由来する。
VI2iq  = Lp△p  + u6 E    
(3)(駆動圧) (電気浸透流m) なお、LPは膜透過度、u雪は電気浸透係数およびEは
電場である、式(3)の電気浸透流量がV12iqの許
容値より大きいと、この電気浸透流量を部分的に釣合せ
るため、実際に液流と反対の方向へ圧力を適用しなけれ
ばならない。電気泳動速度は下記式から算出される(式
(1)と比較)。
Vep = uiE             (4)
なお、uiは成分iの電気泳動移動度である。電場は溶
液の導電率(K)と電流密度(j/A)に関係し、下記
式から算出される。
式(3)と式(4)を組合せると、膜の透過度(Lp)
の下記式で示される要求条件が与えられる。
LpΔF <  (u1+u:)E    (6)電気
浸透係数が保留種の電気泳動移動度として反対符号のも
のであると、一定速用圧に対する膜透過度の限界は、電
気浸透流量の存在下で低くなる。
これらの考察の基づき、以下に示す膜の操作要件を定義
付けることができる。
マイクロ濾過膜または限外源、1!膜は、局部液速度と
平均液速度が同一となるように、高微孔質で安全均質な
ものでなければならない。液流速と電場のバランスは、
全透過速度を膜面積で割った測定値に基づくので、局部
透過速度と平均透過速度がほぼ等しくなることが暗黙的
に推察される。これは散在多孔性膜を除外する。
膜の流体力学的透過性は、上述の保留種の電気泳動速度
に適合しうるものでなければならない。
たとえば、圧力差の膜要求コントロールを約kPa以下
で使用することは実用的でない。膜孔i玉の範囲はO,
OS〜10μ錆であってよい。膜孔徨の下限は、電荷に
基づいて分離される高分子成分のいずれに対してもふる
い効果を発揮できるように孔の大きさがそれ程小さくな
らないようになっている。このことは、プロティンのあ
るものは数百万以下の分子量を有しうるので、上記0.
05μm(50n−)より小さくない孔径を有すること
を意味する。
膜の電気浸透流量は、背圧コントロール弁によって実用
的にコントロールされる流量より大であってはならない
。セルの形状寸法、構造、および検討中のリサイクル速
度が一定の場合、100kPaの背圧が実用的な最大圧
である。従って、個々の膜の電気浸透係数の限界は、式
(3)を転位し、Vffiqをゼロに等しくなるように
した下記式から算出される。
uB      <   −八P          
   (7)Lp        E なお、ΔPは電気浸透流を妨げる適用背圧である。注と
して、式(7)の左側は単に膜特性を表わす式で、右側
は単に強制流動式隔膜電気泳動装置の作業パラメーター
を表わす式である。
数値的具体例の場合(Lp< 10−3c+m/秒、P
く100kPa1E< 100 V/cm)、膜は10
−3 c1m*/ボルト・秒以下の電気浸透移動度を有
するべきである。これは、プロティン電気泳動移動度が
0.5〜5XIO“6CI”/ボルト・秒となるように
する非常に厳格な要件ではない。
電気浸透およびふるい効果の機会を少なくするため、膜
は分離すべき混合物中の成分との相互反応が全くないか
あるいは極めて少ないものでなければならない。特にプ
ロティンの吸着性が全くないかあるいは極めて少ないこ
とが必要である。また電気浸透効果を最小化するのに、
膜は細孔表面に少しのあるいは全く荷電基を有しないこ
とが必要で、または少なくとも回避できないものは膜に
均一に分配されていなければならない。
要するに、分離プロティン混合物に対する膜の好ましい
特性および種類並びに操作条件は以下の通りである。
電場=40〜数百V/am(たとえば40〜500また
は40〜300 V/cm) 圧カニ−100〜1oOkPa 電気泳動移動度:0.5〜5X10−’cが/ボルト・
秒 以下の特性を持つ膜を使用することができる。
親水性膜(たとえばポリアクリロニトリル類、セルロー
ス、アセテート類、他のセルロースエステル類、親水性
ポリスルホン、またはポリアミド類の膜)、または荷電
基を持たない非吸着性膜(ノコとえばポリテトラフルオ
ロエチレン類を主成分とするII)。これらの膜の孔径
は0.05〜10μlの範囲にあってよく、また透過度
は約3800R/m3・h・バール(bar)以下が好
ましい。
これらの膜は、供給側または透過側に面する水を通さな
い面と対称あるいは非対称であってよい。
第2図において、供給溶液(10)は供給タンク(18
)で、タンク(20)から緩衝剤水溶液をポンプ吸引し
く19)、次いでこの添加をpH電極(21)およびp
Hコントローラー(22)でコントロールすることによ
り製造され、該供給溶液(10)は加圧下(圧力駆動隔
膜処理)でポンプ吸引され(17)、微孔質膜(1)の
高圧側(供給セル2)に沿って接線方向に流れ、一方、
膜に対し垂直方向に電場が印加される(アノード4およ
びカソード5)。この膜に対し平行な供給循環流は、膜
にゲル極性物質が存在しないように保持し、かつ透過流
束の維持を可能ならしめる、透過物がa(1)を通過す
ると、荷電していないかあるいは透過流束と同じ方向の
電気泳動速度を持つ成分のみが、透過側(3)へ完全に
移動する。次いで、透過物は適用圧力によって生じる流
動下で集められるセルから流出することができる。透過
物の流速は、圧力で所定値に調整することができる。好
ましい具体例において、第2ポンプ(23)は透過緩衝
溶液を循環せしめ、膜の透過側を一掃し、かつ透過した
分子を集める。
この第2ポンプの配列は、低圧側の電気分極を下げたり
、一定電場強さを維持するのに必要な適用電圧を下げる
のに有利である。電気分極を下げる別の方法は、供給流
路および透過流路の両方に乱流促進グリッドを含ませる
ことである。
膜を通る流束は、膜への流れ速度か供給側に保留される
成分の膜から離れる電気泳動速度で越えないように、十
分低いレベルに維持しなければならない。この維持は、
手でまたは自動コントローラー(25)のいずれかで背
圧弁(24)をコントロールすることにより行う。透過
リサイクルの無い場合の流束を測定するノρめには、使
用流束範囲(たとえば1〜4cm3/am”・秒)内の
精密な流量指示器が適当である。透過リサイクルが存在
する場合、リサイクル速度が透過速度の100倍以上、
たとえば1000倍もの大きさになりうるので、透過側
の透過物の正味蓄積を測定する他の方法を使用すべきで
ある。供給/透過セルの溶液の滞留時間は非常に短く、
すなわち、0.1〜10秒の如き秒単位である。
このシステムの1つの具体例において、秤量計(31)
を使用し、その上に、pHコントローラー(28)に接
続したpI−1電極(27)を備えた透過溜め(26)
を設置して、ポンプ(30)を介してタンク(29)か
ら緩衝溶液のコントロール添加を行う。正味蓄積は重量
の正味変化で測定する。これは自動式または手動式で監
視することができ、1つの好ましい具体例では、自動的
に記録し、モニターを持つマイクロコンピュータ−から
なる監視装置(32)で透過速度を1算する。次いで、
これを自動コントローラー(25)にインプットするこ
とができる。
供給溶液のI) I(は、外部pHコントロールを持つ
あるいは持たない緩衝システム(18,19,20゜2
1.22)の使用によって調節される。
電解質循環および電極洗浄を行う場合、電解質溶液/洗
浄液をタンク(34)からアノード区画室(6)および
カソード区画窓(7)を介してポンプ吸引しくポンプ3
3)、次いでリサイクルする。
第2図に記載の装置は、荷電した高分子化合物の混合物
を含有する水溶液のpH値を別個に調整することにより
、本発明の方法の工程(a)〜(e)を実施しうる他の
(同一の)装置の1つ以上と組合せることができる(連
続して)。従って、標的化合物(プロティン)を標的プ
ロティンのpIより大きいくまたは小さい)pIを持つ
(プロティン)分子と、次いで小さい(または大きい)
pIを持つプロティン類と連続的に分離することにより
、標的化合物(プロティン)を精製することができる。
かかる装置は、以下に示すアプローチに従って膜面積を
増大することにより、3つの幾何学的形全てのスケール
アップを行うことができる。
チューブ状:多段チューブ膜濾過装置の現存する技術の
改変に基づく、モジュール当りのチュープの長さと数の
増大。
フラットシート:各セルベアー用の電極を持つ面積の大
きいセルおよび積み重ねセルの作成。
螺旋巻き状:螺旋巻き単位の直径および長さの増大。
低い導電率を維持して、高い電場強さを維持しながら、
プロセス流体のpH値を保護するため、包括的な戦略と
しては、高い櫃衝能カと低い同価導電率を持つ緩衝物質
を用いることが必要である。
この種の曖衝剤の例としては、グツド(good)が開
発したものが挙げられる(グツドらのr B ioah
emistry  5J、467頁、1966年参照)
。これらは両性ツイツタ−イオン物質のHA/A″″型
緩衝剤である。これらのほとんどは、陽電荷を付与する
置換アミン基と、陰電荷を付与するスルホネート基また
はカルボネート基を含有する(R’R”N・Rsoae
またi*R’R”N・Rcoo@)。
また他の例は、分子構造式: のN−モルホリンエタンスルホネート(MES)物質で
ある。
この塩の2mM溶液は1)H=5.5で、わずか40μ
sho/am以下の固有導電率を有し、一方、フタレー
ト溶液の1mM溶液は同pHで、110μmho/am
の固有導電率を有する。電気泳動セルの供給側または供
給側と透過側の両方にpI(コントローラーを設置する
ことにより(第2図では図示せず)、付加的pHコント
ロールを補うことができる。
緩衝物質が高価であるか、あるいは標的分子が濃縮形状
で望まれる場合、透過物を分離装置(たとえば吸着カラ
ム、イオン交換膜または限外濾過などの任意の隔膜式濃
縮装置等)にリサイクル仕しめ、透過物からプロティン
を取出し、残った透過物を供給路に戻し、供給路を濾過
しくdiaffiter)、次いで標的分子または汚染
物のいずれかを押出す。
さらに本発明の他の目的は、強制流動式隔膜電気泳動法
による荷電した高分子化合物の分離の主要方法に関連し
、この分離方法は、1つを他の頂部にピギーバックした
二段積み重ねの強制流動式隔膜電気泳動装置において、
分離すべき高分子化合物より大きなpH値および小さな
pI値の両方を持つ他の荷電高分子化合物の水性混合物
から上記荷電高分子化合物の同時精製を含む分離法であ
って、かかる装置は、 片面アノード緩衝セル(6a)および他面のカソード緩
衝セル(7a)が側面に配置した供給セル(2)からな
り、これらの緩衝セルは共に荷電高分子化合物に対し透
過性のマイクロ濾過膜または限外濾過膜(1)によって
供給セル(2)から区分されている膜区画室、および 相互に一定間隔にあり、内部にアノード(4)およびカ
ソード(5)を設置し、荷電高分子化合物に対し透過性
で、かつ塩類に対する透過性が全くないかあるいは極め
て小さいアニオン交逸膜およびカチオン交換膜(8,9
)のそれぞれによってアノード緩衝セルおよびカソード
緩衝セル(6a、7a)から区分されている電極区画窓
(6,7)を包含する。
これについてさらに特有な分離方法は、荷電高分子の水
性混合物のpHを分離すべきかつ供給セル(2)にリサ
イクルすべき高分子のpIに等しい値に維持し、アノー
ド緩衝セル(6a)の緩衝溶液のpHを分離すべき高分
子のpIよりも少し低く保持し、かつカソード緩衝セル
(7a)の緩衝溶液のpHを上記pIより少し高く保持
し、電場を印加して、陽荷電高分子の泳動を供給セル(
2)からカソード緩衝セル(7a)に起こし、かつ陰荷
電高分子の泳動を供給セル(2)からアノード緩衝セル
(6a)に起こし、次いで分離すべき高分子を供給セル
(2)に保留することから成る。
本発明の上記具体例を相互に組合せて用いると、従来の
設計では証明できない非常にシャープな分離(0,1〜
0.2の範囲にある荷電高分子化合物のに4電点差)を
達成することができる。それらは、分離方法に不可欠な
以下に示す物理的状態を達成するのに役立つ。
電極に形成する酸類および塩基類の漏れが(膜)セルに
入り、供給混合物のpI(を変化させて、緩衝要求性能
を低下させるのを防止する状態。
分離セル内で電極区画室でない高い電場強度によって、
分離方法を妨害するジュール加熱効果を最小化する状態
。これは、電極/分離セル境界における塩不透過性のイ
オン交換膜の使用によって達成することができる。かか
る膜の使用は、電極セルの電解質濃度を非常に高い値に
、かつコロイド区画室のそれらを非常に低く保持するの
を可能ならしめる。この結果、効果上高い電場強度が要
求される場合のみ、コロイド区画室の中で主要電圧の低
下が起る。
電気泳動セルの電気分極の減少状態。
高い能力と低い導電率を持つ最適緩衝システムの使用(
グツドの緩衝剤とも称せられるツイツタ−イオン緩衝剤
)。
セルの各ポイントにおける膜を横切る均一な圧力差のメ
インテナンスによって、セルを横切る透過流体の一定の
直線速度を維持する状態。この結果、選択種の正味泳動
速度はセルの全容量に対して均一で、分離がシャープと
なる。これは、分離セルの各側を通る平行方向の正確な
同一リサイクル速度の透過および供給溶液流を持つこと
により達成される。分離セルの両側の形状寸法を同一に
すると、高圧側と低圧側の両方で、入口から出口への圧
力低下は同一となる。
最良分離効率に必要な所定値での、透J8種の正味横断
速度のメインテナンス。これは、正味横断速度をその要
求値から逸脱させる電気浸透流効果を補償するコンピュ
ーター化したフィードバックに従って、分離装置に背圧
を適用することにより達成される。一定検断速度のメイ
ンテナンスは特に、低導電率溶液に対し高い電場強度を
印加したときに困難である。そして、導電率の変化は、
電気浸透流に対し有意的に影響を及ぼして、各種分子の
透過速度を不安定にし、これによって分離のシャープさ
(sharpness)を低減する。従って、分離中の
適用圧力の透過速度およびフィードバック修正のオンラ
イン記録は、シャープな分離潜在力を持つ不可決な要素
である。
要求される局部流束均一に寄与する供給および透過区画
室の最良流れレジメは、通常の向流流れレジメとは反対
の平行流れである。
本発明で搗案する方法および装置は、さらに1つの重要
で有利な特徴を包含するものである。供給および透過区
画室に独立したpHコントロールを有することにより、
供給側および透過側のI)Hを異なる値に維持すること
ができる。公知の等電焦点(isoelectric 
focussing)および自由流動式電気泳動装置に
おいて、異なる2つのP)1領域の境界における拡散的
広がりを防止することができず、但し、該領域の固有緩
衝強度を除(。
本発明装置において、高循環流および乱流促進グリッド
の使用は、微孔質膜のどちらの側にも急速な混合を与え
る。この結束、各側のpHは膜溶液境界まで正しく一定
値に維持される。これは、膜圧を横切る非常に急なpH
勾配を発生させる。
これは第(3a)および(3b)図に概要的に示されて
いる。これらは以下の方法で利用できる。
第3a図; 2つの荷電成分AおよびB(pI(A)>pI(B))
はpH>=pI(A)の供給溶液にあり、透過側がpI
(A)>pH(不変)>pH(B)の供給溶液で一掃さ
れる。供給側(2)のアノード(4)および透過側(3
)のカソード(5)と共に電場を印加すると、成分(A
)は膜(りに到達するが、成分(B)は到達しないか、
あるいは極めて遅い速度でしか到達しない。何故なら、
その電気泳動速度は膜から離れ、成分(A)のそれより
大きくなるからである。しかしながら、いったん(A)
の分子が*(1)に到達すると、該分子はII)H<p
I(A)の領域へ進み、分子の電倚が逆転し、かつ流体
流より早い速度で膜中を加速されるが、分子(B)はな
お遅れる。
第3b図: 別法として、pH(不変)>pI (A)>ρI−((
供給)>pI(B)であると、圧力および流体横断速度
の変動に基づいて膜を通過する分子(B)は、供給側の
方へ戻るその電気泳動速度を増大する透過側のP)(上
昇によって遅れる。従って、透過物中の(Δ)の(B)
による汚染はさらに防止される。なお、へおよびv8は
成分AおよびBの電気泳動速度であり、V Q、iqは
流体速度である。
第4図において、1つを他の頂部にピギーバックした二
段積み重ねの強制流動式隔膜電気泳動装置の概要が示さ
れている。供給セル(2)は中心にあり、片面のアノー
ド緩衝セル(6a)および他面のカソード緩衝セル(7
a)が側面に配置している。
汚染物は両側に押し出され、その間供給セル(2)の供
給を保有する。これはさらに、電位が両極端にある電極
区画室からプロティンを保持する利点を持つ。膜(1)
とはマイクロ濾過膜または限外濾過膜を指称し、イオン
交換111(8)および(9)はそれぞれ、上記タイプ
のアニオン交換膜およびカチオン交換膜を示す。
かかるシステムを作動させるため、供給セル(2)にお
ける主要プロティンの保留には、隣接緩衝セル(8a、
7a)の高い電場と適切なpH条件が必要である。これ
によって、対流により緩衝セル(6a、7a)に運ばれ
る主要プロティンが荷電されるようになり、このため中
心へ押し戻される。供給セル(2)において、主要プロ
ティンは低い電気泳動速度を有しなければならない。さ
もなければ、それは1つの方向に一掃されるか、または
他方が緩衝セル(6a、7a)の1つに一掃される。加
えて、供給セル(2)の低導電率はそれ自体高い電場は
発生せしめ、これは汚染プロティンを供給から押し出す
ときの電場に加わる。従って、かかる装置の最JM件は
、以下の通りである。
供給および緩衝セルの低導電率、 供給セルの主要プロティンのpI−1−pI。
アノード緩衝セル(6a)の最も近いアノード汚染のp
H=pI(主要プロティンのpI−(<pI)、カソー
ド緩衝セル(7a)の最も近いカソード汚染のpH=p
I(主要プロティンのりH>I)I)。
次に挙げる実施例は、本発明の好ましい具体例を示すも
ので、本発明をこれらの実施例に限定すべきでない。な
お、特別な指示がなければ、部および%は重量部および
重量%である。
実施例1 本例では、円筒状の装置(第2図参照)を使用し、これ
は多孔質ステンレススチール支持チューブによって形成
され、中心電極としてアノードおよび外側電極としてカ
ソードを具備する。該装置の全長は24cxで、内径は
f、27cmである。アノードはアニオン交換膜によっ
て電気泳動室から隔離している。この膜は、アノードで
形成する酸が環状電気泳動流路に入るのを防止する。0
.5M−NaNO,の電極溶液をアノード上にポンプ吸
引しく以下余白) て、アノードとアニオン交換膜間の電気接触を維持する
。孔径0.2 ミクロンおよび正味面積95C1″を持
つ微孔質膜か、外部カソードに面して存在する。環状流
路は、長さ24cmで厚み0.485G友である。
供給溶液は、4〜8kPaの適用圧力下、流路に沿って
1.5〜2 、112/分の流速でポンプ吸引されるプ
ロティンの混合物である。供給のP)[は緩衝剤で一定
値に維持されている。流体は高圧側から微孔質膜および
カソードを通って、装置外の透過物収集ポイントへ透過
する。供給および透過物の組成は、プロティンの場合は
分光光度計で、デキストランの場合は比色反応で測定す
る。この例で、適用電流は0.1 Aで、セルを横切る
電圧範囲は100〜300ボルトである。
a、ミオグロビン[pf=7.5(少量成分6.85)
コおよび牛血清アルブミン(BSAXpI=4.9)の
混合物を、pH6,65〜6□8に維持され18μmh
o/amの固有導電率を持つホスフェートII衝剤に循
環せしめる。供給組成は、ミオグロビン227ppmお
よびBSA950pP−である。0.IAの電流を流路
を横切って適用すると、膜を横切る緩衝溶液の透過速度
は187.512/m’・hである。集めた透過物は、
ミオグロビン488 ppmおよびBSA Oppmの
組成を持つ。透過物のミオグロビンの高い濃度は、陽荷
w&(ミオグロビンpH<pI)されていることにより
、このため、その電気泳動速度によって、全体として透
過溶液よりも早く膜を横切って移動できるようになって
いる。
b、チトクロムc(pI = l O,25)およびオ
バルプミン(pI=4.7)の混合物を、実施例1aと
同様にホスフェート緩衝剤に循環せしめる。供給組成は
、チトクロムCI 00 ppmおよびオバルブミン4
00 ppmである。0.1Aの電流を流路を横切って
適用すると、微孔質膜を通る透過速度は21412/+
”・hである。透過物はチトクロム222ppmおよび
オバルブミンOppmを含有する。
C,デキストラン(分子量275000)およびミオグ
ロビン(pI−7,35)の混合物を、pH−9,0に
維持され24.2μsho/cxの固有導電率、を持つ
トリス緩衝剤にリサイクルする。デキストランの濃度は
988pp濡で、ミオグロビンの濃度は150 ppo
+である。電場を印加する前の透過組成は、デキストラ
ン988 ppmおよびミオグロビン96pp−で、流
束3312./a”・hである。流路を横切って0.1
Aの電流を適用すると、流束は172Q/m”・hに増
大し、透過組成はデキストラン92499−およびミオ
グロビンOppsとなる。
実施例2 本例でも実施例1と同じ装置を用いる。微孔質膜は、孔
径0.45ミクロンの裏付ポリアクリロニトリル膜であ
る。α−アミラーゼ(98ppmXPl−5,2〜5.
4)およびミオグロビン(89ppm)の混合物が供給
溶液である。α−アミラーゼの酵素活性および全プロテ
ィン含量を、P、バーンフェルトのrMethods 
in EnzymoLogyJ(1、l 49頁・19
55年、 α−アミラーゼの酵素活性”)に記載の方法
およびオオニシおよびパルのranal、B i。
chesJ(86、193頁、1978年)に記載のプ
ロティン分析の改変ロウソイ法によって測定する。
34μsho/c魔の初期導電率に希釈したホスフェー
ト緩衝剤を用いて、供給のpHを6.8に維持する。実
験の開始時に、α−アミラーゼは92100ユニツト・
村の活性を有し、全プロティンは171ppmである。
セルを横切って95Vの電圧を適用すると、膜を通る流
束は95I2/a’hで、透過物は全プロティンf O
8pp@を含有するが、その酵素活性はわずか2460
ユニツトである(酵素の阻止率97%)。
実施例3 第1図に示すフラットな電気泳動装置を用い、該装置は
上部および下部に、0.45μ友のマイクロ濾過膜(3
001つで隔離した電気泳動セルを具備する。各セルの
寸法は、厚み311X幅3ca+X長さ10cmである
。流体の人口および出口は、セルの長手方向の両端にあ
る。
該装置の頂部のアノードおよび底部のカソードはそれぞ
れ、アニオンおよびカチオン交換膜(登録商標S el
mion)で隔離されている。膜区画室の流動セルの頂
部および底部の両方に、乱流促進グリッドが設けられて
いる。第2図に示すように、2つのポンプを用いて、試
料および緩衝剤をマイクロ濾過膜の項部および底部面に
沿って循環せしめ、線膜の項部面に沿って流れる流体に
対して過度に加圧する。第3のポンプを用いて、アノー
ドおよびカソードを横切って0.5M−NaNOs電極
溶液をリサイクルし、イオン交換膜間の電気接触を維持
する。同じ電極溶液をカソードおよびアノードの両方に
通してリサイクルせしめ、各it区画室に形成する塩基
および酸の中和を促進する。
電流測定により、電極溶液を流れる電流がわずかに少量
であることが認められる。
a、馬ミオグロビン(S igma Cat、 No、
M 1882)の市販試料を供給側に置く。これは5.
1〜B、0の一連のpIバンド(band)を有する(
下記表1参照)。105μ1lho/axの固有導電率
を持つ2sM−MES緩衝溶液を用い、上記試料の50
0pp+m溶液をpH7,25〜7.35でリサイクル
する。
0、IAおよび60Vの電場(11場強度32v/am
)を印加すると、3 、0 *(1/分の速度で透過物
が得られる。供給および透過試料に、超薄等電焦点ゲル
(ultrathin  1soelecLria  
focussing  gelg)を流しく等電点点装
置の寸法:20.5X14.5cm。
電場は短い側に対し平行)、この場合、l試料当り全プ
ロティン2.5μ9およびホイケシ1フェン(Heuk
eshouen)およびデルニック(D ernick
)のrElectrophoresisJ(6、103
〜112頁、1985年)に記載の操作で汚した銀を添
加する。
pI 6.8以下のバンドの全てが排除される(表1の
バンドNo、6〜11)。
表1 :等電点点ゲルにおける馬ミオグロビンバンドの
ポジション b、実施例3aと同じ装置を使用。プロテナーゼ抑制剤
(Eglin、4℃のpI=5.5)の500 ppm
(277n−のUV−吸光度に基づく)を含有する部分
精製試料を、アノードの隣にある供給側にリサイクルす
る。緩衝剤としてMESの0 、2 mM#1fflを
用いて、供給側のpHを5,2に、透過側のpHを5.
35に維持する。初期導電率は30μ畦010Nである
。0.1Aの電流を適用して、1iov/分の電場を発
生させる。
透過P)Iを6.5まで上げ、一方、供給pHを5゜2
1持する。透過速度を0.7〜1 、2 m(1/分に
維持する。
透過および元の供給の超薄等電焦点ゲル(登録向1tJ
TLIEF)を流し、全プロティン10μ9の各試料お
よび汚染銀を添加する。下記表2の結果より不純バンド
が透過物からpHO,t5内の主要プロティンへ除かれ
ることが認められる。
表2 c、 Eglin溶液をカソードの隣に供給する以外は
、実施例3bと同様に行う。供給溶液の初期導電率は4
5 μwho/ am、適用電流は0.2A(148V
/ax)である。2s+Mの初期MES濃度を持っME
S/HCLの緩衝システムを使用し、該システムの供給
側をpH5,5に、透過側をpH5、6に維持する。4
時間における透過速度は0 、8 RQ/分である。除
去した不純物の分析を、UTLIEFゲルを用いて実施
例3aおよび3bと同様に行う。
下記表3に示す如く、pH0、2ユニツトの主要バンド
より塩基性の高い、不純バンドの全てを除去するが、p
H=8.78/6.8の2つを除外する。
滴定曲線により、これらの成分が極端に平坦な滴定曲線
を有することが認められ、このため、それらのpH=5
.8における電気泳動移動度はなお極端に低く、従って
、電場による影響がほとんどない。
表3 実施例4 第4図に示すように、実施例3の装置を改変したものを
使用する。この改変装置において、電気泳動室を、カッ
トオフ(cutofD 0 、1μ!および面積30c
m”のマイクロ濾過膜(1)で3つの流動セルに分割す
る[供給セル(2)、アノード緩衝セル(6a)、カソ
ード緩衝セル(7a)]。実施例3の装置と同様、各流
動セルの寸法は、厚み3iiX幅3cm×長さl0cI
である。流体の入口および出口は、セルの艮手力向の両
端にある。3つの全ての流動セル並びに電極洗浄区画室
(6,7)には、乱流グリッド(図示せず)が設けられ
ている。実施例3の装置と同様、アノード(4)および
カソード(5)はそれぞれ、アニオン交換膜(8)およ
びカチオン交換膜(9)によって、電気泳動セルから隔
離されている。実施例3と同様に、電極とイオン交換膜
間の電気接触を維持する。
供給試料を流動セル(2)に循環せしめ、緩衝溶液を3
00〜500mQ/分で流動セル(6m、7a)に循環
せしめ、この場合、各リサイクルループ用のポンプを用
いる。供給試料のpHを精製すべきプロティンのpIに
またはその付近に維持し、方、区画室(6a)の緩衝溶
液を低いP I(ユニットの10分のlの数台に維持し
、かつ区画室(7a)の緩衝溶液を高いp)(ユニット
の10分の1の数倍に維持し、この場合、各リサイクル
ループの外部pHコントローラー(第2図の22)によ
る。
3つの全ての流動セルにおいて、N−モルホリノ−エタ
ンスルホン酸(MES)およびそのナトリウム塩などの
試料緩衝剤系を用いる。外側流動セル(第4図の6aお
よび7a)の背圧弁および流動コントローラー(第2図
の24および25)は、外側流動セルと中心供給セル(
第4図の2)間の流体の正味移動を防止したりあるいは
コントロールする。
部分精製Eglin(p ! = 5 、5 )の溶液
を中心流動セル(2)に4時間リサイクルする。3つの
流動セルの初期および最終状態を下記表4に示す。
表4 不純バンドはプロティンの両側から0□2pHユニツト
の主要プロティンへ除去される。
表5 ゲル=6%架橋ポリアクリロニトリルゲル(6T/4C
) pH勾配84−8(登録商標P harmalytes
)試料:部分精製Eglin 面積=30Gが 電場は汚染物を外側流動セル(2a、6m)へ押し出す
傾向にあり、その間標的プロティンを中心セル(2)に
保留せしめる。これは、実験の開始と終了時の流動セル
(2)の試料溶液の等電焦点ゲルテストによって示され
る。これらのゲルは、lトラック(track)当り全
プロティン10μ?および汚染銀の添加で流れる。下記
表5から明らかなように、(続き)
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の概要を示す模式図、第2図は本発
明装置の一例の概要を示す模式図、第33および3b図
は本発明方法における荷電化合物の・流れの態様を示す
模式図、および第4図は本発明方法の他の概要を示す模
式図であって、l:微孔質膜、2:供給セル、3:透過
セル、4ニアノード、5:カソード、6;アノード区画
室、7:カソード区画室、8:アニオン交換膜、9:カ
チオン交換膜、10:供給溶液、11,12、i3:入
口、14,15,16:出口、17.19.23,30
,33:ポンプ、1 B、20,29.34=タンク、
21,27:pH1ll極、22.28コpHコントロ
ーラー、24:背圧弁、25:自動コントローラー、2
6二透過溜め、31:秤量計、32:監視装置。 特許出願人アリゲナ・アクチェンゲゼルシャフト代 理
 人 弁理士 青白 葆 外1名図面の浄書(内容に変
更なし) Figure 1 ム此re (3畦 く9)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、強制流動式隔膜電気泳動法により、荷電した高分子
    化合物を、 (1)上記高分子化合物に対し透過性のマイクロ濾過膜
    または限外濾過膜で分割した供給セルと透過セルからな
    る膜区画室、 (2)該膜区画室の両面に設けられ、膜区画室の両セル
    と、上記高分子化合物に対し透過性で、かつ塩類に対す
    る透過性が全くないかあるいは極めて小さいイオン交換
    膜によって区分されている電極区画室、および (3)透過物の流速をコントロールする手段を包含する
    電気泳動セルにおいて連続的に分離する方法であって、 (a)荷電した高分子化合物の混合物を含有し、かつ該
    高分子化合物の等電点間のpH値を有する水溶液を、上
    記供給セルにリサイクルし、かつ該水溶液を加圧駆動隔
    膜分離処理に付し、 (b)同時に水溶液と膜を横切る電場を印加して、マイ
    クロ濾過膜または限外濾過膜を通るあるいは該膜から離
    れる、高分子化合物の少なくとも1種の電気泳動を誘発
    せしめ、 (c)透過物の流速を所定値に調整し、 (d)供給セルまたは透過セルのいずれかから高分子化
    合物の少なくとも1種を取り去り、次いで(e)希釈緩
    衝溶液を透過セルにリサイクルして、膜を透過した高分
    子物質を一掃し、この場合希釈緩衝溶液のpHが供給溶
    液のpHと同じかまたはそれより小あるいは大であって
    よく、透過セルおよび供給セルのリサイクル速度が供給
    溶液の透過速度のかなりの倍数にあり、かつ両セル内の
    溶液の滞留時間が極めて短かくなっている 工程から成る。ことを特徴とする荷電高分子化合物の連
    続分離方法。 2、電極区画室がアノード区画室とカソード区画室から
    なり、アノード区画室がアニオン交換膜を介して膜区画
    室に隣接し、カソード区画室がカチオン交換膜を介して
    膜区画室に隣接している請求項第1項記載の連続分離方
    法。 3、供給セルと透過セルが、無機もしくは有機ポリマー
    マイクロ濾過膜または限外濾過膜で分割されている請求
    項第1項または第2項記載の連続分離方法。 4、荷電高分子化合物含有水溶液のpH値を先ず、分離
    すべき高分子化合物の等電点(pI)より下に、次いで
    上にまたはその逆に調整して、工程(a)〜(e)を行
    う請求項第1項乃至第3項のいずれか1つに記載の連続
    分離方法。 5、pH値を分離すべき高分子のpIに維持した後、電
    場を先ず1つの方向に、次いで他の方向に印加して、他
    の全ての荷電物質を膜に透過せしめ、その間に所望の高
    分子を保留する請求項第1項乃至第3項のいずれか1つ
    に記載の連続分離方法。 6、水溶液を供給セルおよび透過セルにて減圧下で循環
    せしめ、電場によって荷電高分子化合物の少なくとも1
    種の電気泳動を起こして、該少なくとも1種を膜を通し
    て透過セルに送り、該セルから取り去るか、あるいは該
    少なくとも1種を供給セルに保留せしめ、透過セルへの
    流入を防止する請求項第1項乃至第5項のいずれか1つ
    に記載の連続分離方法。 7、水溶液が任意のコロイド性生体ポリマー、好ましく
    はプロテインの緩衝水溶液である請求項第1項乃至第6
    項のいずれか1つに記載の連続分離方法。 8、膜区画室が希釈緩衝溶液を含有し、電極区画室が高
    濃度の電解質溶液を含有する請求項第1項乃至第7項の
    いずれか1つに記載の連続分離方法。 9、希釈緩衝溶液に用いる緩衝剤が、単位導電率当り高
    い緩衝能力を持つ一価のHA/A^−およびHB^+/
    Bタイプのものである請求項第8項記載の連続分離方法
    。 10、各セルのリサイクル速度が、透過速度の100倍
    以上である請求項第1項記載の連続分離方法。 11、請求項第1項記載の連続分離方法を実施するため
    の強制流動式隔膜電気泳動装置であって、相互に一定間
    隔にあり、それぞれ内部にアノード(4)およびカソー
    ド(5)を設置した電極区画室(6、7)、 荷電した高分子化合物に対し透過性で、かつ塩類に対す
    る透過性が全くないかあるいは極めて小さいイオン交換
    膜(8、9)によって区分され、アノード区画室とカソ
    ード区画室の間に設置された、上記高分子化合物に対し
    、透過性のマイクロ濾過膜または限外濾過膜で分割した
    供給セル(2)と透過セル(3)からなる膜区画室、荷
    電高分子化合物を含有する水溶液(10)を膜区画室の
    供給セル(2)に供給するための入口(11)、 緩衝溶液を供給して、膜区画室の透過セル(3)の中へ
    一掃するための入口(12)、 アノード区画室(6)およびカソード区画室(7)の中
    にポンプ吸引される電解質および洗浄液の循環のための
    入口および出口(13および14)、高分子化合物およ
    び副生物の分離溶液を取り去るための出口(15、16
    )、 透過流量をコントロールし、所定速度に維持する手段(
    23)、および 水溶液を供給して循環するポンプ、貯蔵タンクおよび監
    視装置を含む他の手段(17〜22、24〜34) から成ることを特徴とする強制流動式隔膜電気泳動装置
    。 12、内部にアノード(4)を設置したアノード区画室
    (6)および内部にカソード(5)を設置したカソード
    区画室(7)、 アノード区画室(6)に隣接するアニオン交換膜(8)
    およびカソード区画室(7)に隣接するカチオン交換膜
    (9)であって、荷電高分子化合物に透過性で、かつ塩
    類に対する透過性が全くないかあるいは極めて小さいこ
    れらのイオン交換膜により区分され、該アノード区画室
    (6)とカソード区画室(7)の間に設置された、荷電
    高分子化合物に対し透過性のマイクロ濾過膜または限外
    濾過膜(1)で高圧供給セル(2)および低圧透過セル
    (3)に分割した膜区画室、 荷電高分子化合物を含有する水溶液(10)を膜区画室
    の供給セル(2)に供給するための入口(11)、 緩衝溶液を供給して膜区画室の透過セル(3)中に一掃
    するための入口(12)、 ポンプ(33)によりタンク(34)からアノード区画
    室(6)およびカソード区画室(7)を通ってポンプ吸
    引される電解質および洗浄液循環のための入口(13)
    および出口(14)、 膜区画室の供給側と透過側のそれぞれに保留される成分
    のための出口(15、16)、 外部pHコントロール装置を持つまたは持たない緩衝シ
    ステムを用いる供給溶液(10)の調節手段(17〜2
    2)、 透過流量を所定速度にコントロールするポンプ(23)
    、 必要に応じて自動コントローラー(25)により、膜を
    通る流束をコントロールする背圧弁(24)、ポンプ(
    30)を介してタンク(29)からの緩衝溶液のコント
    ロール添加を行うpHコントローラー(28)に接続し
    たpH電極(27)を備え、必要に応じて秤量計(31
    )を組合せた透過溜め(26)、および マイクロコンピューターとモニターからなる監視装置(
    32) から成る請求項第11項記載の強制流動式隔膜電気泳動
    装置。 13、強制流動式隔膜電気泳動により荷電高分子化合物
    を連続分離し、1つを他の頂部にピギーバックした二段
    積み重ねの強制流動式隔膜電気泳動装置において、分離
    すべき高分子化合物より大きなpI値および小さなpI
    値の両方を持つ他の荷電高分子化合物の水性混合物から
    上記荷電高分子化合物の同時精製を含む分離法であって
    、かかる装置は、 片面のアノード緩衝セル(6a)および他面のカソード
    緩衝セル(7a)が側面に配置した供給セル(2)から
    なり、これらの緩衝セルは共に荷電高分子化合物に対し
    透過性のマイクロ濾過膜または限外濾過膜(1)によっ
    て供給セル(2)から区分されている膜区画室、および 相互に一定間隔にあり、内部にアノード(4)およびカ
    ソード(5)を設置し、荷電高分子化合物に対し透過性
    で、かつ塩類に対する透過性が全くないかあるいは極め
    て小さいアニオン交換膜およびカチオン交換膜(8、9
    )のそれぞれによってアノード緩衝セルおよびカソード
    緩衝セル(6a、7a)から区分されている電極区画室
    (6、7)を包含する請求項第1項記載の連続分離方法
    。 14、荷電高分子の水性混合物のpHを、分離すべきか
    つ供給セル(2)にリサイクルすべき高分子のpIに等
    しい値に維持し、アノード緩衝セル(6a)の緩衝溶液
    のpHを分離すべき高分子のpIよりも少し低く保持し
    、かつカソード緩衝セル(7a)の緩衝溶液のpHを上
    記pIより少し高く保持し、電場を印加して、陽荷電高
    分子の泳動を供給セル(2)からカソード緩衝セル(7
    a)に起こし、かつ陰荷電高分子の泳動を供給セル(2
    )からアノード緩衝セル(6a)に起こし、次いで分離
    すべき高分子を供給セル(2)に保留する請求項第13
    項記載の連続分離方法。 15、請求項第13項記載の連続分離方法を実施するた
    めの、1つを他の頂部にピギーバックした二段積み重ね
    の強制流動式隔膜電気泳動装置であって、 片面のアノード緩衝セル(6a)および他面のカソード
    緩衝セル(7a)が側面に配置した供給セル(2)から
    なり、これらの緩衝セルは共に荷電高分子化合物に対し
    透過性のマイクロ濾過膜または限外濾過膜(1)によっ
    て供給セル(2)から区分されている膜区画室、および 相互に一定間隔にあり、内部にアノード(4)およびカ
    ソード(5)を設置し、荷電高分子化合物に対し透過性
    で、かつ塩類に対する透過性が全くないかあるいは極め
    て小さいアニオン交換膜およびカチオン交換膜(8、9
    )のそれぞれによってアノード緩衝セルおよびカソード
    緩衝セル(6a、7a)から区分されている電極区画室
    (6、7)を包含することを特徴とする強制流動式隔膜
    電気泳動装置。 16、膜区画室が乱流促進グリッドを含有する請求項第
    1項、第12項または第15項に記載の強制流動式隔膜
    電気泳動装置。
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