JPH02244528A - 過負荷保護装置 - Google Patents

過負荷保護装置

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Publication number
JPH02244528A
JPH02244528A JP6362789A JP6362789A JPH02244528A JP H02244528 A JPH02244528 A JP H02244528A JP 6362789 A JP6362789 A JP 6362789A JP 6362789 A JP6362789 A JP 6362789A JP H02244528 A JPH02244528 A JP H02244528A
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JP
Japan
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bimetal
fixed
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overload protection
shape memory
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Application number
JP6362789A
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English (en)
Inventor
Toshio Shimada
俊雄 島田
Morio Kobayashi
小林 守夫
Hiroyasu Owada
大和田 弘康
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H37/00Thermally-actuated switches
    • H01H37/02Details
    • H01H37/32Thermally-sensitive members
    • H01H37/323Thermally-sensitive members making use of shape memory materials

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  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、過負荷保護装置に係シ、特にバイメタル破断
発生時における電動機巻線の焼損防止に好適な過負荷保
護装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、例えば冷蔵庫、空気調和機、除湿機等の電動圧
縮機をはじめ、広く電動機を用いる製品には、電動機の
過熱焼損を保護する手段゛とじて過負荷保護装置が用い
られている。
まず、従来の過負荷保護装置の一例を第16図および第
14図を参照して説明する。
第15図は、従来の過負荷保護装置の縦断面図、第14
図は、第13図のC−C矢視断面図である。
図に示すように、合成樹脂等の耐熱絶縁材料からなる有
底円筒状のケース1と蓋2で囲んだ空間に、可動接点6
.4を固着したディスク状のバイメタル5を、ケース1
の底面1aiC貫通固定した軸6の胴体部6aに、頭部
6bをカシメ固定し、胴体部6aの段部6Cとの間に反
転自在に軸支するとともに、前記可動接点6,4と対向
する位置に固定接点7. 8を固着した第1の固定端子
9.10をケース1内の底面1bに貫通固定し2、かつ
、前記固定端子9と固定端子10との間の任意の底面1
bに、第2の固定端子に係るヒータ端子11を貫通固定
し、このヒータ端子11と前記固定端子9との間に溶接
などによってヒータ線12が接続され、バイメタル5を
加熱するようにケース1の底面1b側に配置されていた
〇 このような構成の過負荷保護装置P′ は、後述する第
7図に示すように、始動装置Sを直列に接続し、た電動
機Mの始動巻線17と主巻線18との並列回路す々わち
電動機巻森に、直列に接続し1、て用いられる。
電動機間になんらかの異常が発生し2、大きな拘束電流
が流れると、バイメタル5およびヒータ線12の自己発
熱が増加し、バイメタル5が反転動作温度に達した瞬間
、バイメタル5自身が急激に反転運動し、、可動接点3
.4が固定接点7,8から離れ、電動機Mの通電が断た
れる。
通電が断たれたのち、バイメタル5とヒータ線12とが
冷却を開始し、反転復帰温度に達した瞬間、バイメタル
5が前記動作と逆の反転動作を行い、元の位置に復帰し
、可動接点3.4が固定接点7.8と接触とし電動機M
が再び通電される。
前記復帰後、電動機Mの拘束状態が解除されていれば、
電動機Mは正常に運転し、バイメタル5の反転運動はこ
こで停止する〇 次に、従来の過負荷保護装置の他の例を第15図および
第16図を参照して説明する。
第15図は、従来の他の過負荷保護装置の縦断面図、第
16図は、第15図および後述する第8図、第10図の
装置の電気回路図である。図中、先の第15.14図と
同一符号のものは、同等部分を示している。
第15図に示す過負荷保護装置tp、’は、ケース1と
蓋2とで囲んだ空間に、可動接点6.4を固着したディ
スク状のバイメタル5を、ケース1の底面1aiC貫通
固定した軸6の頭部6aに、バイメタル支持ばね15を
介して押し付けて反転自在に軸支するとともに、可動接
点3.4と対向する位置に固定接点7. 8を固着した
固定端子9,10をケース1の底面1aに貫通固定した
ものである。
このような構成の過負荷保護装置P1は、第16図に示
すように、始動装置Sを直列に接続した電動機間の始動
巻線17と主巻線18との並列回路すなわち電動機巻線
に、直列に接続して用いられる。
電動機Mになんらかの異常が発生して大きな拘束電流が
流れると、バイメタル5の自己発熱量が増加し、反転動
作温度に達した瞬間バイメタル5が急激に反転運動をす
る。同時に可動接点6,4が固定接点7.8から離れ、
電動機Mの通電が断たれる。
通電が断たれたのち、バイメタル5が冷却を開始し反転
復帰温度に達し7た瞬間、前記動作と逆の反転運動を行
い元の位置に復帰する。同時に可動接点6.4が固定接
点7.8と接触し、電動機Mが杓び通電される。このと
き、拘束状態が解除されていれば電動機藺は正常運転し
、バイメタル5に流れる電流が減少してバイメタル5の
反転運動が停止する。
なお、この種の装置として関連するものには、例えば実
開昭60−185349号公報、実開昭59−7264
1号公報、特公昭(85−224125号公報等が知ら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来技術においては、例えば電動機になんらかの
異常があシ拘束状態が継続したとすると、バイメタルは
動作と復帰を繰り返して行うことになり、遂にはバイメ
タルが疲労して破断し、接点溶着に発展する。
その結果、電動機巻線が発熱し、焼損するに至る。また
、過負荷保護装置にも大きな拘束電流が連続的に通電さ
れ、バイメタルの温度がケースおよび蓋の耐熱温度以上
に上昇し、バイメタル周辺を焼損させる恐れがある。
本発明は、上記従来技術における訴題を解決するために
なされたもので、バイメタルが疲労して破断したとき、
または%接点溶着が発生したときに、回路をすみやかに
、かつ、永久的に遮断し、電動機巻線の焼損はもとよシ
過負荷保護装置の焼損を防止しりろ過負荷保護装置を提
供することを、その目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために1 本発明に係る過負荷保護
装置のもっとも基本的な構成は、有底円筒状のケースと
蓋で囲んだ空間に、可動接点を固着したディスク状のバ
イメタルを前記ケースの底面に貫通固定した軸によシ反
転自在に軸支するとともに、前記1J動接点と対向する
位置に固定接点を固着した固定端子を前記ケースの底面
に貫通し、かつ前記固定端子を接続部を介して電動機巻
線に直列に接続するようにした過負荷保護装置において
、前記可動接点を固着したバイメタルの高膨張面側に、
バイメタルの反転動作温度以上の設定温度で形状が変化
する形状記憶合金を配置り、、かつバイメタルの高膨張
面側に当接せしめてバイメタルを上方に移動するように
したものである〇また、本発明に係わる過負荷保護装置
の第1の発明の構成は、有底円筒状のケースと倫で囲ん
だ空間に、b」動接点を固着したディスク状のバイメタ
ルを前記ケースの底面に貫通固定した軸により反転自在
に軸支するとともに、前記可動接点と対向する位置に固
定接点を固着した固定端子を前記ケースの底面に貫通し
、かつ前記固定端子を接続部を介して電動機巻線に直列
に接続するようにした過負荷保護装置において、前記可
動接点を固着したバイメタルの蘭膨張面側に、ディスク
状の形状記憶合金を獄ね合わせて反転自在に軸支したも
のである。
さらに、上記目的を達成するために1本発明に係わる過
負荷保護装置の第2の発明の構成は、有底円筒状のケー
スと蓋で囲んだ空間に、可動接点を固着したディスク状
のバイメタルを前記ケースの底面に貫通固定した軸によ
シ反転自在に軸支するとともに、前記可動接点と対向す
る位置に固定接点を固着した固定端子を前記ケースの底
面に貴通し、かつ前記し」定端子を接続部を介して!動
機巻線に直列に接続するようにした過負荷保護装置にお
いて、前記有底円筒状のケースの底面に形状記憶合金か
ら成るコイルばねの一端部を固定するとともに、他端部
を可動接点を固着したバイメタルの高膨張面側に当接せ
しめるように配置したものである。
〔作用〕
上記の技術的手段による働きを、第1.第2の発明の代
表的な構成のものについて次に述べる。
まず、第1の発明の詳細な説明する。
バイメタルが疲労すると破断に発展し、バイメタルの反
転動作間隔が短縮する。それによって、ヒータおよびバ
イメタルの通電時間が増加し、ケース内の温度を上昇さ
せる。
この時、ケース内温度上昇が、ディスク状の形状記憶合
金の形状急変温度に達すると、ディスク状の形状記憶合
金がバイメタルの高膨張面側に変形し、その変形力によ
ってバイメタルが上方に押し上げられ、可動接点が固定
接点から急速に離れる。
その後、ケース内温度が低下しても、ディスク状の形状
記憶合金には不可逆的動作を記憶させであるため、バイ
メタルはディスク状形状紀憶合金で押し上げられた位置
に保持される。
その結果、電動機巻線に再び電流が通電されることなく
、電動機巻線の焼損はもとより過負荷保護装置の焼損を
も防止することができる0次に、第2の発明の詳細な説
明する◎ 第1の発明の詳細な説明したと同様に、ケース内の温度
が上昇したとき、その温度上昇が、形状記憶合金で形成
されたコイルばねの形状急変温度に達すると、コイルば
ねがバイメタルの高膨張面側に伸長し、その時の伸長力
によってバイメタルが上方に押し上げられ、可動接点が
固定接点から急速に離れる。
その後、アース内温度が低下しても、コイルはねの形状
記憶合金には不可逆的動作を記憶させであるため、バイ
メタルはコイルばねで押し上げられた位置に保持される
その結果、電動機巻線に再び電流が通電されることなく
、電動機巻線の焼損はもとより過負荷保護装置の焼損を
も防止することができる〇〔実施例〕 以下、本発明の各実施例を第1図ないし第12図、およ
び第16図を参照して説明する。
まず、第1の発明の実施例を第1図ないし第7図を参照
して説明する。
第1図は、第1の発明の一実施例に係る過負荷保護装置
の縦断面図、第2図は、第1図のA−A矢視断面図、第
3図は、第1図の装置の正常動作時を示す縦断面図、第
4図は、第1図のバイメタルの破断時の要部拡大平面図
、第3図は、第1図の装置のバイメタル破断時の動作を
示す縦断面図、第6図(a)、 (b)は、ディスク板
の一例を示す平面図、第7図は、第1図および第13図
の装置の電気回路図である。
図中、第13.14図と同一符号のものは従来技術と同
等部分であるから、その説明は省略する。
第1.2図の実施例が、第13.1411i1の従来技
術と相違するところは、バイメタル5の高膨張面#(ヒ
ータ線12側)5aに形状記憶合金から成るディスク板
14を重ね合わせて、軸6により反転自在に軸支したこ
とである。また、前記ディスク板14の曲率半径は、バ
イメタル5の高膨張側5aの曲率半径より小さく形成さ
れている。
尚、このディスク板14は、バイメタル5の動作反転温
度より10℃〜100℃高い温度の時、その形状がバイ
メタル5の高膨張側5a方向に湾曲するように不可逆的
、即ち一方向の形状記憶処理が施されている。
また、ディスク板14を軸6によって軸支するための軸
支穴14aは、第6図(a)に示す丸穴か、第6図(b
)に示すように、軸支穴14aから放射状を成すスリッ
ト14bを設け、そのスリット14bの先端部に穴14
cを形成したもOKなっている。第6図(all (b
)に示すディスク板14の軸支穴14aは、第4図に示
すバイメタル5の軸支穴5bと同一軸心に設けたもので
ある。また、第6図(b)に示すディスク板14の放射
状のスリット14bおよび穴14cは、第4図に示すバ
イメタル5の放射状のスリブ1−5cおよび穴5dとほ
ぼ同一形状に形成されている。
ここに、バイメタル5の放射状のスリット5Cおよび穴
5dは、バイメタル5を軸6に軸支し、バイメタル5の
動作、復帰を反復させたとき、軸支穴5bに生じる応力
を分散させるものである。
ディスク板14の放射状のスリブ)14bおよび穴14
cは、ディスク板14の反転工不ルキー即ち反転力を、
バイメタル5の板厚変更時等の負荷変動に見合った値に
調節し、ディスク板14の材料板厚共用化を目的とする
ものであり、夫々その主目的が異なる用い方がされてい
る。
なお、付記すれば、ディスク板14は不可逆的動作を行
なうもので、その動作は1回に限定されるので応力より
もバイメタル5を押し上げる力が優先されるためである
また、このディスク板14を、形状記憶合金以外として
一般的に知られているバイメタルを用いることも考えら
れるが、バイメタルでは、動作と復帰を繰り返し行なう
特性を有するため1通常の使用温度範囲で復帰しない温
度に製作し、調整。
選別工程が不可欠になるなど工程が複雑になりA価もの
となる不具合が考えられる。更に、設計上見込んだ最低
温度を超える時態が発生した場合には、自動復帰してし
まう問題も予想される等の不都合を期たすものである〇 従って、ディスク板14は永久的に復帰しないものが理
想とされるゆえんである。そこで、この条件を簡に満す
ものとして、形状記憶合金から形成されたものが適して
いると言える。
このような構成の過負荷保護装HPは、第7図に示すよ
うにバイメタル5とヒータ線12と電動機Mとが直列に
接続されている。これにより、過負荷保護装#:、Pは
、始動装置s:(K−直列に接続した電動機Mの始動巻
線17と主巻線18との並列回路すなわち電動機巻線に
、直列に接続して用いられ・る◇ 電動機Mになんらかの異常が発生し、大きな拘束電流が
流れると、バイメタル5およびヒータ線12の自己発熱
量がj冑加し、バイメタル5自kが反転動作温度に達し
た瞬間、バイメタル5自身が急激に反転運動し、第3図
に示すように、可動接点3,4が固定接点7.8から離
れ、電動機Mの通電が遮断される。
通電が断たれたのち、バイメタル5とヒータ線12とが
冷却を開始し1反転復帰温度に達した瞬間、バイメタル
5が前記動作と逆の反転動作を行ない、元の位置に復帰
し、可動接点5.4が固定接点7,8と接触して電動機
Mが再び通電されるー復帰後、電動機Mの拘束状態が解
除されていれば電動機Mは正常に運転し、バイメタル5
の反転動作はここで停止する〇 しかし、拘束状態が継続しており、バイメタル5が動作
、復帰の反転運動を繰り返し行なっている最中に、この
バイメタル5が疲労して第4図に示すE、  F’のよ
うに破断するに至ったとすると、バイメタル5の反転動
作温度と反転復帰温度の変化、あるいは反転動作量の減
少等によって、その反転動作間隔が短縮する。
その結果、バイメタル5およびヒータ線12に流れる拘
束電流の通電率が増加し、ケース1内の温度が上昇する
この時、バイメタル5の高膨張面側5aに重ね合わせた
形状記憶合金から成るディスク板14の形状記憶温度に
達すると、ディスク板14がバイメタル5側に急激に変
形し高膨張面側5aと接触した後、バイメタル5の弾性
に打ち勝ち図象上方に押し上げ、ディスク板14とバイ
メタル5の力のバランス点でその位置が安定する。
この位置移動が、第3図に示すように、可動接点6.4
と固定接点7,8との接触不能位置に達すれば回路遮断
となる。まだ、バイメタル5はディスク板14で押し上
げられたままであるため開路状態を継続することは召う
までもない。
また、万一接点溶着が発生したとしても、拘束電流の連
続通電となり、ケース1内の温度は急上昇する。この時
、ディスク板14は可動接点6゜4に近い方で接触する
とともに、その変形スピードが速く、変形量、変形力と
もに大きいため、接点溶層部分を引きφ1して上述と同
様に回路を遮断する〇 その結果、電動機巻線に再び電流が通電されることなく
、電動機巻線の焼損はもとより過負荷保護装置の焼損を
も防止することができる。
第8図は、第2の発明の一実施例に係る過負荷保護装置
の縦断面図、第9図は、第8図のB−B矢視断面図、第
10図は、第8図の装置の正常動作を示す縦断面図、第
11図は、第8図の装置のバイメタル破断時の動作を示
す縦断面図である。
図中、第13.14図または第1.2図と同一符号のも
のは、従来技術または先の第1の発明の実施例と同一部
分であるから、その説明を省略する。
第8,9図の実施例が、従来技術または第1の技術と相
違するところは、有底円筒状のケース1の底面1Cに、
形状記憶合金から成るコイルばね15の一端部15aを
圧入笠の方法でケース1に固定するとともに、他端部1
5N)を可動接点5゜4を固着したバイメタル5の先端
部5e、5fの間膨張面側5aに当接せしめるように配
置したことである◇また、第1,2図の実施例と異なる
ところは、ヒータ線がないことである。
尚、このコイルばね15は、バイメタル5の動作温度プ
ラス10°C〜100℃の温度差が加わった時、その自
由長が伸びるように非可逆的、即ち一方向の形状記憶処
理が施されている。
本冥施例ではコイルばね1個で開示したが、2個を別々
に配置しても艮く、本発明の主旨に沿っていれば、その
配置および個数に限定されるものではないことを付記す
る。
このような構成の過負荷保護装置P1は、先に第1.2
図の実施例で説明したと同様、第16図に示すように電
動機巻線に、直列に接続して用いられる。
第16図の回路構成で、電動機Mになんらかの異常が発
生し、大きな拘束電流が流れると、バイメタル5の自己
発熱鴛が増加し、バイメタル5が反転動作温度に達した
瞬間、バイメタル5自身が急激に反転運動し、可動接点
5.4が固定接点7゜8から離れ、電動機Mの通電が遮
断される。第10図に、バイメタルの反転動作時の状態
を示めす0バイメタル5の動作、復帰の反転運動の繰返
しにともなうバイメタルの疲労、破断、バイメタル5自
身の通電率の増加、ケース1内温度上昇等の現象は先の
実施例で説明したとおυである。
第8.9図の実施例の過負荷保護装置P、について、ケ
ース1内温度上昇時の作用を説明する。
形状記憶合金で形成されたコイルばね15が、記憶して
いた形状急変温度に達すると、コイルはね15の高さ、
即ち自由長が急激に伸びてバイメタル5の先端部5e、
5fの高膨張面側5aに接触し、バイメタル5を図象上
方に押し上げる。バイメタル5は、コイルはね15の荷
重とバランスし九変形点でその位置が安定する。
この位置移動が、第11図に示すように、可動接点6,
4と固定接点7.8との接触不能位置に達すれば回路遮
断となる。また、バイメタル5はコイルばね150弾性
作用で押し上げられたままであるため開路状態を継続す
ることは言うまでもないQ まだ、万一接点溶着が発生したとしても、拘束電流の連
続通電となり、ケース1内の温度は急上昇する。この時
、コイルばね15は可動接点5゜4に近い方で接触する
とともに1その変形スピードが速く、変形量、変形力と
も大きいため、接点溶着部分を強性的に引き剥して上述
と同様に回路を遮断することができる。
その結果、電動機巻線に再び電流が通電されることなく
、電動機巻線の焼損はもとより過負荷保護装置の焼損を
も防止することができる。
次に、第12図は、第2の発明の他の実施例に係る過負
荷保護装置の縦断面図である。
第12図中、第15図と同一符号のものは、従来技術と
同等部分であるから、その説明を省略する。
第12図の実施例が、第1.2図および第9゜10図の
実施例と異なる点は、バイメタル5の軸支構造にバイメ
タル支持ばね15を用いていることで、軸6の胴体部6
aと頭部6bが一体を成し1、胴体部6a′に、段部6
a’を設けていないことである〇さらに、第12図の実
施例が、第15図の従来技術と異なる点は、第8,9図
の実施例と同様に形状記憶合金から成るコイルはね15
を用いたことである。
このような構成の過負荷保護装置p1/は、第16図に
示す如く、バイメタル5と電動機輩とが直列に接続され
ている〇 電動機Mになんらかの異常が発生したときの過負荷保護
装置p 、/のバイメタル5の動作は、先の実施例と同
様である。
前記した拘束状態が継続しておシ、バイメタル5が動作
、復帰の反転運動を繰り返し行なっている最中に、バイ
メタル5が疲労して破断に至ると、先の実施例と同様の
現象となる〇 その結果、バイメタル5の通電率が増加し、ケース1内
の温度を上昇させコイルばね15を先の実施例と同様に
動作させる。
したがって、第12の実施例によれば、先の第8.9図
の実施例と全く同様の効果が期待される。
特に第2の発明では、バイメタルの軸支構造に左右され
ることなく全ての過負荷保護装置に適用できる効果を奉
するものである。
ま、た、本発明の装置は、従来技術と同一の外形寸法で
製作できることから、従来技術のものとの置き換えがス
ムーズに進められる。特にサービスパーツi側り安全性
向上が図れる効果があり、その実用的効果に大なるもの
がある。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、バイメタルが疲労
して破断した時、または、接点溶着が発生した時に、回
路を永久的に遮断し、電動機巻線の焼損はもとより過負
荷保護装置の焼損を防止しりろ過負荷保護装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の発明の一実施例に係る過負荷保護装置
の縦断面図、第2図は、第1図のA−A矢視断面図、第
3図は、第1図の装置の正常動作時を示す縦断面図、第
4図は、第1図のバイメタル破断時を示す要部拡大平面
図、第3図は、第1図の装置のバイメタル破断時の動作
を示す縦断面図、第6図(a)t (b)は、第1図の
要部を説明する拡大sF−面図、第7図は、第1図およ
び第13図の装置の電気回路図、第8図は、第2の発明
の一実施例に係る過負荷保護装置の縦断面図、第9図は
、第8図のB−B矢視断面図、第10図は、第8図の装
置の正常動作時を示す縦断面図、第11図は、第8図の
装置のバイメタル破断時の動作を示す縦断面図、第12
図は、第2の発明の他の実施例に係る過負荷保護装置の
縦断面図、第16図は、従来の過負荷保護装置の縦断面
図、第14図は、第13図のc−e矢視断面図、第15
図は、従来の他の過負荷保護装置の縦断面図、第16図
は、第8図、第12図、第15図の装置の電気回路図で
ある。 1・・・ケース、2・・・蓋、3,4・・・可動接点、
5・・・バイメタル、6・・・軸、6a・・・胴体部、
61:l・・・頭部、7.8・・・固定接点、9.10
・・・固定端子、11・・・ヒータ端子、12・・・ヒ
ータ線、13・・・バイメタル支持はね、14・・・デ
ィスク板、15・・・コイルばね。 第 1 口 第 5図 第 20 第4図 5゛・へパI/プノし sa・ イ5月名し月((西ム1β゛1〕3゛テ゛イス
フイ仄 第 第 14式 コイIL−tfわ 箪 図 第 12図 15−一一ノイ′イメフル更才1ぼ苅、←ケ 閉 15L¥1 第14図 第150 ? 第16回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有底円筒状のケースを蓋で囲んだ空間に、可動接点
    を固着したディスク状のバイメタルを前記ケースの底面
    に貫通固定した軸により反転自在に軸支するとともに、
    前記可動接点と対向する位置に固定接点を固着した固定
    端子を前記ケースの底面に貫通し、かつ前記固定端子を
    接続部を介して電動機巻線に直列に接続するようにした
    過負荷保護装置において、前記可動接点を固着したバイ
    メタルの高膨張面側に、形状記憶合金から成るディスク
    板を重ね合わせて反転自在に軸支したことを特徴とする
    過負荷保護装置。 2、有底円筒状のケースと蓋で囲んだ空間に、可動接点
    を固着したディスク状のバイメタルを前記ケースの底面
    に貫通固定した軸により反転自在に軸支するとともに、
    前記可動接点と対向する位置に固定接点を固着した固定
    端子を前記ケースの底面に貫通し、かつ前記固定端子を
    接続部を介して電動機巻線に直列に接続するようにした
    過負荷保護装置において、前記有底円筒状のケースの底
    面に形状記憶合金から成るコイルばねの一端部を固定す
    るとともに、他端部を可動接点を固着したバイメタルの
    高膨張面側に当接せしめるように配置したことを特徴と
    する過負荷保護装置。 3、特許請求の範囲第1項または第2項記載のものにお
    いて、形状記憶合金から形成される構成物の形状記憶温
    度をバイメタルの反転動作温度プラス10℃〜100℃
    としたことを特徴とする過負荷保護装置。 4、特許請求の範囲第1項ないし第3項記載のものにお
    いて、形状記憶合金に不可逆的動作を記憶させたことを
    特徴とする過負荷保護装置。 5、特許請求の範囲第1項ないし第4項記載の装置にお
    いて、形状記憶合金から形成される構成物を、可動接点
    を固着して成るバイメタルの可動接点近傍に当接せしめ
    たことを特徴とする過負荷保護装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8172458B2 (en) * 2001-03-23 2012-05-08 Petrakis Dennis N Temperature responsive systems
US11749479B2 (en) * 2019-10-21 2023-09-05 Marcel P. HOFSAESS Temperature-dependent switch

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