JPH02243249A - H形鋼の開先スカラップ加工装置 - Google Patents

H形鋼の開先スカラップ加工装置

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JPH02243249A
JPH02243249A JP6407489A JP6407489A JPH02243249A JP H02243249 A JPH02243249 A JP H02243249A JP 6407489 A JP6407489 A JP 6407489A JP 6407489 A JP6407489 A JP 6407489A JP H02243249 A JPH02243249 A JP H02243249A
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JP
Japan
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flange
cutting
flanges
workpiece
dimension
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JP6407489A
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Takeshi Tanaka
武 田中
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Sinko Industries Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Sinko Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、端面を斜めに切断した各種勾配材に対して
、自動的に的確な端面加工を行うH形鋼の開先スカラッ
プ加工装置に関する。
(従来の技術) 帯のこ盤(パントン−)によって端面を斜めに切断した
H形楕遣用材が存在するが、この材料は、開先およびス
カラップ加工を施された後、溶接工程を経て各種建造部
材として用いられている。
上記のうち、開先およびスカラップ加工のための加工機
として、従来、本出願人の提案に係る発明(特開昭62
−68214号)が公知となっている。
この発明の構成は、左右両側のフランジに対応する一対
の切削ヘッドを有し、これら切削ヘッドにフランジ幅に
応じてヘッド間隔を調整する手段、一方の切削ヘッドを
材料の長手方向において位置調整する手段などを備えた
もので、加工位置に位置づけされた勾配材に前記切削ヘ
ッドを対応し、所要の加工を行うことができたものであ
る。
上記の発明が提案された当時においては、端面を直角に
切断したものに適用できる特公昭58−22284号の
開先加工機以外は知られておらず、各種勾配材に適用し
て生産性、作業性の向上に大きな貢献をなしたものであ
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記勾配材にあっての開先スカシ・ノブ加工
の各切削部寸法設定は、次のようにして行われる。
すなわち、第11図に示すようにフランジa、bの外側
先端(同図に点P、Qで示す)を基準として、そこから
追込みカッター36によるフランジa、bの追込み寸法
Ha、Hbを決め、そして、この追込み加工によって形
成された直角の切削面に対して開先カッター38でのル
ート面高さRa、Rbの設定を行い、また前記切削面の
内端を基準として、スカラップカッター37によるウェ
ブCのスカラップ加工を行ったものである。(第12図
参照)しかして従来の加工装置においては、加工材の位
置設定を行うに当たって、フランジa、bの各先端に当
接する当接片68′、68′を用いたため、後行フラン
ジ側(図においてはフランジb)においては、前記基準
点Qと当接点Rとのとの間にズレが生ずるという構成上
の不具合があった。
上記のズレ寸法りすなわち、フランジ外端と内端の長手
方向の差寸法は、フランジ厚さtと勾配角度θとの関係
から算出できる(L=t−tanθ)ので、この算出値
に応じて位置補正すれば正規の設定位置が求められるこ
とになるが、その都度フランジ厚さ、勾配角度を計測す
るのでは手間が掛かりすぎて作業性が低下することにな
り、また人為計算による精度の低下、不良品の°発生は
避は得ない。
本発明は、上記した従来技術のもつ問題点に着目してな
されたもので、勾配の大きさ、フランジ厚さなどに関係
なく自動的にズレ寸法を読み取って補正を行い、的確な
端面加工ができる装置を提供することを目的としている
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この発明の開先スカラッ
プ加工装置は、次のように構成したものである。
すなわち、この発明の要旨とするところは、長手方向に
移送されるH形鋼の先端部に対応して両側一対の支持フ
レームを設け、これら支持フレームにそれぞれ切削手段
と、H形鋼の位置決め手段を備え、上記いずれか一方の
支持フレーム側にH形鋼の幅方向の切削位置を調整する
間隔調整手段を、いずれか他方の支持フレーム側に長手
方向の切削位置を調整する前後調整手段を設けて、H形
鋼における両側フランジ端部および両側フランジとウェ
ブとの接合端部に前記切削手段を対応させるようにした
加工機において、前記切削位置へ移送されるH形鋼のフ
ランジ端部に対応して形状認識用のイメージセンサ−装
置を設け、このイメージセンサ−装置によって得られる
画像出力からフランジ外端と内端における長手方向の差
寸法を演算し、演算結果に基づいて前記位置決め手段の
位置補正を自動的に行うようにしたことにある。
(作用) イメージセンサ−装置によりフランジ先端部の形状認識
をすることによって、フランジ外端と内端における長手
方向の差寸法を演算し算出することができる。従って、
これをズレ寸法として予めその補正方向に位置決め手段
を調整しておけば、後行フランジに対する規制位置を正
しく設定することができる。よって、自動的に正確な開
先スカラップ加工が行えることになる。
(実施例) 以下、この発明に係る開先スカラップ加工装置の一実施
例について説明する。
第1図は全体構成を示す正面図、第2図は同じく平面図
にして1は機台 2はベツドで、このべラド2の後側(
第2図の上方位置)に被加工材であるH形鋼W〈以下、
単にワークという)を長手方向に移送する搬送手段Aを
設ける。上記の搬送手段Aは、多数本の水平ローラ3・
・を並列したコンベヤから構成されるもので、各ローラ
3・・に連係したチェン式の伝動手段を介して駆動モー
タMCにより可逆駆動される。ワークWは両側フランジ
a、bを搬送面に対して垂直状にして移送される。
次に、4は上記搬送手段Aを跨ぐように機台1上に設け
た門形フレーム 5は門形フレーム4の一側(図の右方
位置)に設けたサイドフレームこのサイドフレーム5は
、門形フレーム4の側端に設けた水平ガイド6.6によ
って前後方向に移動可能に支持される。このサイドフレ
ーム5の前後調整手段については後述する。
上記サイドフレーム5の前面側には、上下方向に延びる
一方の支持フレーム7を固定して設け、また前記門形フ
レーム4の前面側には、左右方向。
の水平ガイド8.8を介して他方の支持フレーム9を設
ける。上記水平ガイド8.8は前記水平ガイド6.6と
直交する向きに設けて、他方の支持フレーム9の左右移
動を案内するもので、この左右移動によって両支持フレ
ーム7.9の対応間隔が開閉される。
そして、上記の両支持フレーム7.9に以下の切削手段
、切削送り手段、ワーククランプ手段、ワーク位置決め
手段などの各構成を備える。
まず、10および11は両支持フレーム7.9の前面部
に設けた昇降ガイド BaおよびBbは、上記昇降ガイ
ド10.11に案内されて昇降移動する切削手段で、こ
の切削手段Ba、Bbはその左右−対の構成において対
称形である。よって、この切削手段Ba、Bbについて
は個々の説明を省略し、一方の切削手段Ba側について
第4図にまとめて示した。
同図において、12はへラドケース 13.13はへラ
ドケース12の両側に設けたベアリングケース14はベ
アリング15.16によりケース内に設けた第1のスピ
ンドル 17は同じくベアリング18.19によりケー
ス内に設けた第2のスピンドル 20はベアリング21
.22によってケース内に設けた回転筒で、これら第1
、第2のスピンドル14.17および回転筒20は所定
間隔で平行に架設してあり、外装した各ギヤ23〜25
と、これらに噛合うアイドルギヤ(図示省略)によって
−斉に回転駆動される。
また、上記回転筒20には次のスライド機構を備えた第
3のスピンドル26を内装する。すなわち、回転筒20
に緊密に第3のスピンドル26を嵌合し、これをスプラ
イン27によって連結して軸方向への自由な運動を許容
する。そして、軸端をベアリング28を介してスライド
作動部に連係する。
29は軸端に設けた受動ナツト部 30はヘッドケース
12の側部に設けた取付ベース 31は取付ベース30
に設けた減速機付モータで、その出力軸にスピンドル軸
方向の送りねじ32を設ける。上記減速機付モータ31
の出力は、送りねじ軸32と受動ナツト部29を介して
第3のスピンドル26のスライド運動として与えられる
上記した第1〜第3のスピンドル14.17.26の各
軸端はベアリングケース12から側方へ突出してカッタ
ーの取付部33〜35を形成する。この取付部33〜3
5には、上方から順に円筒状の追い込みカッター36、
半球状のスカラップカッター37、円錐状の開先カッタ
ー38を取りつける。39は各スピンドル14.17.
26の駆動モータで、各カッター36〜38を所定方向
へ回転する。
次に切削手段Ba、Bbを所定の切削送り方向に移動す
る切削送り手段Cについて説明する。
40.41は一方および他方の支持フレーム7.9の上
端部に下向きに取りつけな減速機付モータ42.43は
昇降ガイド10.11と同方向にしてモータの出力軸に
設けた送りねじ軸 44.45は切削手段Ba、Bbに
それぞれ固定した受動ナツト部である。各切削手段Ba
、Bbはモータ40.41の正逆回転によって昇降移動
するもので、下降端から上昇移動するとき、ワークWに
対して所要の端面加工を行う、なお、上記の送り手段は
油圧シリンダ方式など他の周知の機構を用いてもよい。
次に、切削加工を行うに当たってワークWをクランプ固
定するクランプ手段りを第5図を参照して説明する。
このクランプ手段り、Dは、両側フランジa、bの上下
両端を挟圧し、支持フレーム7.9側にそれぞれ固定保
持する機能を備えるもので、46および47は一方およ
び他方の支持フレーム7.9のそれぞれ内面側に設けた
昇降ガイド 48.49及び50.51は上記昇降ガイ
ド46.47に係合した上下の対からなるクラン1爪で
、このクランプ爪48〜51は昇降ガイド端に設けた各
別の油圧シリンダー52〜55によって昇降作動される
。また、クランプ爪48〜51は外方へ向く垂直の基準
当接面eと、内方へ向く勾配状の押圧面fによってフラ
ンジ挟持部を構成しており、押圧面fをフランジa、b
の外端縁に、基準当接面eを内面部にそれぞれ当接して
ワークWのクランプ作用を行う。
次にワークWの幅、すなわち両フランジa、bの間隔に
応じて両切副手段Ba、Bbの対応位置を調整する間隔
調整手段Eを第3図を参照して説明する。
この間隔調整手段Eは、固定側の一方の支持フレーム7
に対して他方の支持フレーム9を移動調整する構成を備
えるもので、56は他方の支持フレーム9の背面側にし
て、門形フレーム4に水平に取りつけた油圧シリンダー
 57は油圧シリンダー56のピストンロッド 58は
ピストンロッド端と他方の支持フレーム9とを連結した
連結部材である。
そして、ピストンロッド57を伸長作動させるとき、他
方の支持フレーム9を右方向に移動し、両支持フレーム
7.9に備えた切削手段Ba、Bbの間隔を接近させる
。また、ピストンロッド57を収縮作動させるとき、両
切副手段Ba、Bbを離反させる。
上記の間隔調整手段Eは、ワークWの切削位置への送り
込みに先立って支持フレーム7.9の間隔を設定し、両
クランプ手段り、DをワークWの幅、すなわち両フラン
ジa、bの位置に対応させる。そして、設定後は油圧シ
リンダー56の油圧ボート(図示省略)をオーブン状態
、つまりピストンロッド57を含む他方の支持フレーム
9の自由な動きを許容するように切り換える。上記給油
ボートの操作は、図示しない電気制御回路の電磁バルブ
で行う。
なお、上記の油圧シリンダー式の直線運動機構は、送り
ねじ方式など周知の機構に代えることができる。
次に前述した一方の支持フレーム7の前後調整手段Fを
第7図を参照して説明する。
図において、Mdはサイドフレーム5に取りつけた減速
機付の可逆モータ 60は可逆モータMdの出力軸に設
けた前後方向の送りねじ軸 61は門形フレーム4に固
定した受動ナツト部で、前記送りねじ軸60と螺合する
。しかして、可逆モータMdの正逆転駆動により、サイ
ドフレーム5を介して一方の支持フレーム7を水平ガイ
ド8.8方向に移動調整する。この一方の支持フレーム
7の移動によって、切削手段Ba、クランプ手段りなど
の一側の各手段が前後位置調整される。
次に、搬送手段Aによって切削位置へ送り込まれるワー
クWの位置決め手段Ga、Gbについて、第6図を参照
して説明する。
この位置決め手段Ga、Gbは、ワークWにおける両側
フランジa、bの先端に当接して位置規制を行う当接部
材を用いるもので、左右一対において対称的に構成され
る。
すなわち、62は一方および他方の切削手段Ba、Bb
におけるヘッドケース12の上部に設けた取付ボックス
 63はベアリング64によって取付ボックス62内に
回転だけ自由にして設けた大ベベルギヤ65は大ベベル
ギヤ63に噛み合う小ベベルギヤ Ma、Mbは小ベベ
ルギヤ65を出力軸に取りつけたサーボモータなどの制
御モータ 66は大ベベルギヤ63のナツト部に螺合し
た前後方向の調整ねじ軸67は調整ねじ軸66に施した
回り止め部材 68a、88bは調整ねじ軸66の端部
に切削位置方向に向けて取りつけた当接部材 69は当
接部材68の当接面側に設けたスイッチ作動片 Saお
よびsbはそれぞれの当接部材68a、68bに内蔵し
た検出スイッチである。
上記検出スイッチSa、Sbは、その検出信号によって
搬送手段Aの駆動モータMcおよび前後調整手段Fの可
逆モータMdを回転制御し、ワークWの送り込み位置を
設定するもので、下記の制御回路を構成する。
すなわち、第10図において操作スイッチ5W−1を操
作すると、駆動モータの正転回路11が閉成されて正転
マグネットコイルMS−2Fが励磁し、駆動モータMd
が正転する。ワークWの移送によって、一方の検出スイ
ッチSaが先行フランジaを検出すると、可逆モータの
正転回路12が閉成されて正転マグネットコイルMS−
IFが励磁し、可逆モータMcが正転する。ワークWの
移送と、一方の支持フレーム5の前方への移動によって
、他方の検出スイッチsbが後行フランジbを検出する
と、上記正転回路1..12が共に開成し、両モータM
c、Mdが停止する。
また、駆動モータMdが正転し、ワークWが移送されて
いる状態で先に他方の検出スイッチsbが後行フランジ
Bを検出とすると、駆動モータの正転回路l、が開成し
、モータMdが停止する。
続いて、可逆モータMcの逆転回路!、が閉成されて逆
転マグネットコイルMS−IRが励磁し、可逆モータM
cが逆転する。一方の支持フレーム側の後方への移動に
よって、一方の検出スイッチSaが先行フランジaを検
出すると、前記逆転回路l、が開成し、可逆モータMc
が停止する。
なお、図において、MS−2Rは駆動モータMCの逆転
マグネットコイル 5W−2はその操作スイッチである
次に本発明の主要部をなすイメージセンサ−装置を第8
図等を参照して説明する。
イメージセンサ−装置は、光学系を備えた撮像部70と
、撮像部70における受光素子からの電気信号を処理し
、対象物の形状を認識する画像処理部71および撮像部
70の視野内に照明光を与える光源部72から構成され
ている。
撮像部70の光学系は、対象となるフランジaの先端部
の撮映倍率を決めるレンズが用いられ、また受光素子と
してはCODセンサー(Charge Coup−1e
d Device=電荷結合素子・画像センサー)を用
いる。上記撮像部70は、同図に示すように搬送手段A
を移送される先行フランジaの下部に一定距離をおいて
上向きに取りつけ、ローラ3.3間から画像を取り込む
、光源部71はその照明光を上方へ向けて照射する。7
3はフランジ部とそれ以外の部分とのコントラストをつ
けるために、上方位置に設けた遮光板である。
また、74は撮像対象が所定の取り込み位置に到達した
ことを検出する光ビームセンサーで、ワークWの送り込
み方向を横切るようにセンサー光を照射する。この光ビ
ームセンサーフ4の検出信号によって、画像処理部71
から後段のコンピュータ75への出力の取り込みが行わ
れる。
画像処理部71において二値化された画像出力は、第9
図の模式パターンで示す形状情報として認識され、同図
のL′で示すズレ寸法情報がコンピュータ75のCPU
76で演算され、演算結果がインターフェイス77を介
して一方の制御モータMbに与えられる。なお、78は
モニター 79はキーボード80はコンピュータ74内
のメモリ部である。
上記において、形状認識の対象となるフランジ先端は、
フランジa側またはフランジbr!sのいずれでもよい
が、常に送りガイド81によって位置が定まっているフ
ランジa側において行うのが容易である。(第2図) 本発明に係る開先スカラップ加工装置の一実施例は上記
の通りであり、以下のように各種勾配材に対応して自動
的に適正な加工位置が設定され、高精度の端面加工を行
うことができる。
まず、加工に先立って間隔調整手段Eを操作し、他方の
支持フレーム9をワークWのフランジ幅に適合して、こ
の支持フレーム側の位置決め手段Gb、クランプ手段り
などをフランジbに対応させる。そして、この状態にお
いて搬送手段Aを駆動し、ワークWを加工位置へ移送す
る。
ワークWは、第2図に示すようにフランジaを送り込み
ガイド80に沿って移送し、かつ先行フランジa側を一
方の支持フレーム7に、後行フランジb側を他方の支持
フレーム9に対応させて行う。
このワークWの移送時において、先行フランジaの先端
が光ビームセンサー74の位置を通過すると、画像処理
部71からの出力がコンピュータ75に取り込まれ、フ
ランジ先端の形状情報から補正すべきズレ寸法が演算さ
れる。そして、上記の演算結果によって後行フランジb
に対応する位置決め手段の制御モータMbが駆動される
。このモータの駆動量は、先に第11図によって説明し
た加工基準点Qと当接点Rとの誤差寸法に一致し、これ
を補正する方向で行われるもので、当接部材68bの検
出スイッチsbを上記ズレ寸法に相当するだけ移動する
両支持フレーム7.9が第2図実線のように前後方向で
一致しているときは、ワークWにおける先行フランジa
が一方の当接部材68aに接触し、検出スイッチSaが
切削手段Ba側を前方、すなわち送り込み方向と同方向
へ移動する。そして、この再移動によって後行フランジ
bが他方の当接部材68bに接触し、検出スイッチsb
が作動するとき、ワークWの移送と切削ヘッドBaの移
動が停止するので、ワークWは再当接部材68a、68
bの規制位置において位置決めされる。
上記において、他方の当接部材68bの検出スイッチs
bは位置補正されているので、所定の加工位置へ切削手
段Bbが正確に対応する。
以上のようにして、ワークWの送り込みによる切削位置
が設定されたならば、クランプ手段D、Dによってフラ
ンジa、bを挟圧し、さらに間隔調整手段Eの油圧シリ
ンダー56を開方向に作動してワークWを固定する。そ
して、各カッター36〜38を回転して両切断手段Ba
−Bbを上方へ移送すればワークWの所定箇所へ追い込
み加工、スカラップ加工、開先加工を施すことができる
。(第12図) 尚、この切削手段Ba、Bbの上昇に先立って、両制御
モータMa、Mbは当接部材68a、68bを接触位置
から退避させるように動作し、その破損を防止する。
切削手段Ba、Bbが上昇端に達して切削加工が終了し
たとき、クランプ手段り、Dを解放し、続いて搬送手段
Aの逆転によってワークWを切削位置から取り出して処
理する。また、上昇端の切削手段Ba、Bbを下降端へ
戻し、当接部材68a、68bの検出スイッチSa、S
bを前記の規制位置へ戻して次のワークWに対応させる
なお、上記の一実施例では追込み切削量については言及
しない形で説明している。しかし、第11図のように基
準点P、Qと追込みカッター36の回転中心位置が同じ
位置にあるときは、カッター半径に相当する追込み切削
量が設定されているので、適宜に・設定したい場合は上
記の条件を勘案してキーボード入力し、制御モータMa
、Mbによって当接部材68a、68bの初期位置を予
め設定しておくようにする。
また、次のワークWが前記のものより勾配の大きいもの
、または、幅広のときは、各手段の動作は前記と同じで
ある。しかし、次のワークWが前のものより勾配が小さ
いもの、幅狭のもののときは、検出スイッチSa、Sb
の動作順序が前記と異なる。すなわち、この場合は先に
後行フランジbが補正位置の検出スイッチsbに接して
停止し、次いで別の検出スイッチSaが先行フランジa
に停止することになるが、いずれにしても雨検出スイッ
チSa、SbによってワークWの切削位置を一正確に設
定することができる。
また上記の一実施例では、ワークWの移送中においてフ
ランジ先端の形状認識を行い、ワークが加工位置へ到達
する以前に予め当接部材の位置補正を完了させたので、
加工工程でのタイミングが良く効率作業をなし得る。
(発明の効果) 以上のように本発明の開先スカラップ加工装置は、切削
位置へ移送されるH形鋼のフランジ端部に対応してイメ
ージセンサ−装置を設け、このイメージセンサ−装置に
よって得られる画像出力からフランジ外端と内端におけ
る長手方向の差寸法を演算し、演算結果に基づいて後行
フランジ側の位置決め手段を補正したので、従来と違っ
て、正確な開先スカラップ加工を高効率的に推進できる
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に係る開先スカラップ加工装置の一実
施例を示すもので、第1図は全体構成を示す正面図 第
2図は同じく平面図 第3図は一部を切欠いて示す拡大
横断平面図 第4図は切削手段の構成を示す縦断正面図
 第5図はクランプ手段の構成を示す正面図 第6図は
ワーク位置決め手段の構成を示す横断平面図 第7図は
前後調整手段の構成を示す説明図 第8図はイメージセ
ンサ−装置と制御モータの制御系の構成を示す説明図 
第9図は画像出力の模式パターン説明図第10図は可逆
モータ、駆動モータの電気制御回路図 第11図はH形
鋼の開先スカラップ加工説明図第12図は開先スカラッ
プ加工を施した鋼材の斜視図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 長手方向に移送されるH形鋼の先端部に対応して両側一
    対の支持フレームを設け、これら支持フレームにそれぞ
    れ切削手段と、H形鋼の位置決め手段を備え、上記いず
    れか一方の支持フレーム側にH形鋼の幅方向の切削位置
    を調整する間隔調整手段を設け、いずれか他方の支持フ
    レーム側に長手方向の切削位置を調整する前後調整手段
    を設けて、H形鋼における両側フランジ端部および両側
    フランジとウェブとの接合端部に前記切削手段を対応さ
    せるようにした加工機において、 前記切削位置へ移送されるH形鋼のフランジ端部に対応
    して形状認識用のイメージセンサー装置を設け、このイ
    メージセンサー装置によつて得られる画像出力からフラ
    ンジ外端と内端における長手方向の差寸法を演算し、演
    算結果に基づいて前記位置決め手段の位置補正を自動的
    に行うようにしたH形鋼の開先スカラップ加工装置。
JP6407489A 1989-03-16 1989-03-16 H形鋼の開先スカラップ加工装置 Pending JPH02243249A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8021086B2 (en) * 2007-03-28 2011-09-20 Controlled Automation, Incorporated Drilling apparatus and method

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US8021086B2 (en) * 2007-03-28 2011-09-20 Controlled Automation, Incorporated Drilling apparatus and method

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