JPH02242683A - ストレプトリシン0抗原誘導体、その製造方法およびその用途 - Google Patents

ストレプトリシン0抗原誘導体、その製造方法およびその用途

Info

Publication number
JPH02242683A
JPH02242683A JP1300646A JP30064689A JPH02242683A JP H02242683 A JPH02242683 A JP H02242683A JP 1300646 A JP1300646 A JP 1300646A JP 30064689 A JP30064689 A JP 30064689A JP H02242683 A JPH02242683 A JP H02242683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
streptolysin
slo
derivative
derivative according
antibody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1300646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2904516B2 (ja
Inventor
Michael Kehoe
マイケル・ケホー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH02242683A publication Critical patent/JPH02242683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2904516B2 publication Critical patent/JP2904516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/315Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Streptococcus (G), e.g. Enterococci
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ストレプトリシンO(S L O)抗原、お
よびとりわけ診断試験におけるその用途に関するもので
ある。具体的には、本発明は、血lP!試材中の抗体を
検出し得る抗原部位を有している、非細胞溶解性かつ非
毒性のSLO誘導体の識別、構築および製造に関するも
のである。本発明はまた、抗原と抗体の結合の様な特異
結合特性に基づく診断試験におけるこれらのSLO誘導
体の用途に関するものである。
SLOは、ヒトの多数の疾病の原因となる5trep1
0coccus pyogenes(S、pyogen
es)によって産生される毒性細胞溶解性タンパクであ
る。感染の問、SLOをコードしている遺伝子が発現さ
れ、s、 pyogenesによってSLOが分泌され
る。、SLOの毒性は、その細胞溶解活性に密接に関係
しているらしい。
感染したヒト宿主はSLO分子上の抗原部位に対する抗
SLO抗体を生じる。従って、ヒト血清中のこれらの抗
SLO抗体を検出する診断試験は、S、 pyogen
esによる感染(過去または現在)を示す。
ヒト血清中の抗SLO抗体の検出のために現在使用され
ている免疫診断検定は、不純な活性SLOタンパクを利
用している。これらの検定は通常、以下のステップから
なる: (a)患者から血清試料を採取する。
(b)適当なバッファーで血清試料の段階希釈溶液を調
製する。
(C)各試験毎に、バッファーを含有するが血清を含有
しない対照を含ませる。
(d)血清の各希釈溶液および対照に、標1ffiの活
性SLOを加える。
(e)混合物を標準温度で標準時間インキュベートし、
混合物中の抗SLO抗体を、加えられたSLOと結合さ
せて中和する。
<1>各混合物に標準量の赤血球を加える。
(g)混合物を標準温度で標準時間インキュベートし、
活性(非中和)SLOに、加えられた細胞を溶解させる
(h)加えられたSLOを中和した[fit iNの最
も高い希釈倍数、即ち加えられた赤血球を50%より少
な(溶解する希釈倍数に対応する希釈倍数を求める。
即ち、血清試料が高濃度の抗SL○抗体を含有している
場合、活性SLOは高希釈倍数の血清まで中和され、従
って、赤血球は溶解されない。逆に、血清試料が低濃度
の抗SLO抗体を含有している場合、低希釈倍数の試料
のみが中和され、高希釈倍数の試料では赤血球は相当量
溶解されるであろう。
しかしながら、これらの検定には多(の問題がある。検
定は困難であり、時間がかかり、試験設備を必要とする
。これらは上記の様に活性SLOを利用し、このタンパ
クは毒性かつ細胞溶解性であり、そのため、試験設備お
よび熟練した検査技師が必要である。s、 pyoge
nes由来の精製SLOの製造は困難であり、経費がか
かり、とりわけ、SLOは、s、 pyogenesに
よって産生されるプロテアーゼ類による分解に感受性で
あることも原因である。
抗SLO抗体を検出するためのこの検定法にはまた、液
状形態で不安定な、SLOの不純品を使用する。即ち、
SLO棉本は、各々のバイアルが一連の血清試験に十分
な物質を含有しているバイアル中凍結乾燥粉末として供
給される。使用前に、凍結乾燥粉末を適当な溶媒中で還
元しなければならない。しかしながら、還元されたSL
Oは、たぶん不純物であるプロテアーゼの存在のために
、急速にその活性を失い、従って、短時間内に使用する
かまたは廃棄しなければならない。そのため、各血清試
料が試験室に到着した直後にこれらを試験することは不
経済である。この問題を克服するために、試験室は通常
、試料が凍結乾燥SLOのバイアルを経済的に使用し得
る十分な数になるまでこれらを貯蔵している。このこと
は、血清試料の採取と試験結果の人手のufIに1週間
までの遅れがあるかもしれないということを意味する。
本発明は、試験室の設備が十分でなくても行い得る、ヒ
ト血清中の抗SLO抗体の迅速かつ簡便な検定法を提供
することによって、これらの問題を克服しようとするも
のである。この検定法はまた、血清試料の入手の直後に
行うことができる。
更に、この試験は、抗SL○抗体の存在を検出するため
に、試験赤血球の溶血を検定することに依存していない
。本発明は、少なくとも1個のエピトープ、好ましくは
免疫優性エピトープ(即ち、高濃度の抗体および/また
はエピトープに対して高親和性を有する抗体を誘導する
か/または血清試料中の抗体によって容易に検出される
抗原部位)を有する、SLOの非毒性かつ非細胞溶解性
誘導体を提供することによって、この問題を解決する。
この様な誘導体は、組換え技術を使用して好適に製造す
ることができる。本発明のSLO誘導体は、さらにタン
パク分解に耐性であるのが好ましい。
SLO遺伝子は、S、 pyogenesのDNAから
SLO遺伝子を(qlこれをEscherichia 
coli(E、 cot i)中で複製し得る適当なベ
クターに押入し、この組換えレプリコンでE、coli
を形質転換することにより、E、coli中でクローニ
ングされた。クローニングされたSLO遺伝子を含有し
ている形質転換E、coliおよびその子孫はこの遺伝
子を発現し、少量の活性SLOを産生ずる。クローニン
グされたSLO遺伝子の完全なヌクレオチド配列は決定
され、SLOのアミノ酸配列は、決定されたDNA配列
から推定された。このデータは、ケホーおよびティミス
(Kehoe and Timff1is 198イ、
 Inrect。
llIlmun、 43コ804−810)およびケホ
ー等(/Kehoe at al+1987 Infe
ct、 Immun、 55:3221!−3232)
によって発表された。
クローニングされたSLO遺伝子の完全なヌクレオチド
配列から推定されたアミノ酸配列から、1次SLO遺伝
子産物はそのN末端に、産生微生物によるその分泌を導
く短いシグナル配列を有し、このシグナル配列は、S、
 py□genesの細胞質膜を通してSLOが輸送さ
れる間に(培養上清に達する)、またはクローニングさ
れたSLO遺伝子のE、coli発現の際に(ペリプラ
ズムに達する)、除去されると推論することができる。
活性SLOの2種類の分子量形態が、ドデシル硫酸ナト
リウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PA
GE)によッテ検出された(Spyogenes培養上
〆n1およびクローニングされたSLO遺伝子を発現し
ているE、coliのペリプラズムの両者において)。
これらは、約63.000(本来、約69.000と予
想される)の相対分子量(Mr)を有する薄いほうのバ
ンド(形態1ンおよび約52,000(本来、約60,
000と予想される)のMrを有する、より濃いバンド
(形態■)として見られる。産生微生物によるその分泌
の後、高分子量形態Iのタンパク分解的切断によって低
分子量形態■が製造されると推測することができる。
このタンパク分解的切断によって除去されるアミノ酸配
列は、形@Iの$LO分子のN末端からであるという証
拠がある。
文献における1つの報告は、活性SLOの3種類の分子
量形態を記載している。これらのうち2種類は、上記の
高および低分子量形態■およびHに対応し、3番目の5
LO(形態■)は、上記の低分子量形態■より小さい約
13.000(約100アミノ酸に相当する)のMrを
有している。これは、形態■は高分子量形態1より約2
00アミノ酸小さいということを示唆している。形態■
が、形態■のN末端またはC末端(または両者)に対応
する領域から更にアミノ酸を失っているが否かは知られ
ていない。
上に要約されたデータは、SLOのがなりの割合の部分
(即ち少なくとも分子の3分の1)がその細胞溶解毒性
を破壊せずに除去され得るということを示している。ま
た、比較的小さい数(50より小さい)のアミノ酸から
なるペプチドである、S。
pyogenesによって産生された毒素、SLsを包
含する多数の細胞溶解毒素がある。従って、短いペプチ
ドでも細胞溶解性および毒性となり得るということが認
められた。
従って、本発明は、その細胞溶解毒性をt肖失している
が、少なくとも11のエピトープを保持している、SL
Oタンパクの誘導体を製造するための解決法を提供する
。これか可能であるということは着手時には全く不明で
あったが、本発明は、これが事実上可能であることを証
明し、好適な誘導体を製造するための明解な指31を提
供する。
本発明の目的の1つは、少なくとも1個の、野生型SL
Oに特有のエピトープを含有する、ストレプトリシン0
(SLO)の非毒性かつ非細胞溶解性誘導体を提供する
ことである。
SLOタンパクを、ケホー等(1987、前掲)によっ
て報告された完全なSLO配列のaa383のN末端の
領域内で変異させるのが好ましい。この変異は、アミノ
酸の置換、欠失、逆位、挿入または付加によるアミノ酸
配列の変更を意味するのが好ましい。該エピトープは、
報告された完全なSLOタンパク配列のaa383 5
71領域内に存在するのが好ましい。
細胞酵性の原因である領域の変異以外に、SLOの少な
くとも1個のエピトープが保持される限り、例えばアミ
ノ酸の付加、欠失、置換、挿入または逆位によって、第
1図に示したSLOのアミノ酸配列をその他の領域で変
更してもよい。この様な変異体は、突然変異誘発または
イン・ビトロD N A 74作によって合成的に製造
することらできるし、これらは天然のアレル変異から生
じることもある。SLOアミノ酸配列配列本明細書記載
のラムダプロティンフラグメントの様な外来のアミノ酸
に融合させてもよい。
本発明のもう1つの目的は、上記の様なストレプトリシ
ンOの非毒性非細胞溶解性誘導体をコードしているDN
A配列を提供することである。本発明はまた、この様な
りNA配列を含有する組換えクローニングベクター、適
当な形質転換宿主中でタンパクを産生ずるための組換え
発現ベクターおよびこの様な形質転換宿主細胞、とりわ
けEcoli株を提供する。
本発明は更に、タンパクを発現するように形質転換され
た宿主細胞を培養することによってストレプトリシン0
の非毒性かつ非細胞溶解性タンパク誘導体を発現させ、
それからタンパクを回収することからなる方法を提供す
る。この様な方法において、宿主細胞はE、coliと
することができる。
本発明はまた、上記ストレプトリシンOの非毒性、非細
胞溶解性誘導体を使用することからなる、臨床試料中の
抗SLO抗体の存在または非存在を検出するための方法
および該方法を1史用rる診断用キットを提供するもの
である。典型的診断法は、臨床試料を、適当な支持体に
固定化(、た本発明のSLO誘導体と接触させ、次いで
、例えば標識抗−くヒト)抗体によって、結合したSL
O抗体を検出することからなる。
本発明の別の態様は、イムノアフィニティーによって動
物またはヒトの抗−8し○抗体をf11i’!i2する
ために、本発明のSLO誘導体を使用することからなる
。これは、SLOに対するモノクローナル抗体を製造す
るための方法の一部分となろう。
この誘導体は、SLOに対する抗体を生じさせるための
免疫原として使用することもできる。これは、ポリクロ
ーナル抗血清の製造であうでもモノクローナル抗体の製
造であってもよい。
本発明をより容易に理解し得るように、以下に好ましい
態様を記載する。
組換えプラスミドpMK157を制限エンドヌクレ7−
セFsplで消化することによって、クロ−ニングされ
たSLO遺伝子を倉イfしているDNAフラグメントを
作成し、ベクタープラスミドpUc18のS ma 1
部位にクローニングした。これによって、E、 col
 i中、低濃度で活性SLOを発現する、pMK206
と称される新規な組換えプラスミドを得た。親プラスミ
ド、pMK157およびpUc18の構造は、文献に記
載されている(ケホーおよびティミス、前掲、およびヤ
ニシュベロン等(Yanigch−Perron et
 at、  1985 Gene33:103−119
))。
プラスミドpMK206は、5LOj貴1云子の5゜末
端近くに位置する1個のEcoR1部位、およびSL○
遺伝遺伝列配列内置する1個のIt pa IおよびE
 coRV部位を有している。プラスミドpMK206
をEcoR+およびI−1pa lの両者で消化し、こ
の消化によって作成される2個のDNAフラグメントの
大きいほうを、PLプロモーターおよびN遺伝子配列の
一部分を含有している、バタテリオファージラムダ由来
のEcoR’l −Hpal  DNAフラグメントに
ライゲートした。これにより、S L O遺伝子配列の
約2/3のフレーム内で融合したラムダN遺伝子の5゛
末端を有している、pMK306と弥される組換えDN
ANプレフンが得うレル。pMK3Q51:お1t6N
−31、Ojn伝子蝕子融合物クレオチド配列を添付の
第1図に示す。
SLO遺伝子由来の配列は、ヌクレオチド100から始
まる。上記の様に、ヌクレオチド1−99は、ラムダN
タンパク由来の33個のN末端アミノ酸をコードし、ヌ
クレオチド100およびそれ以遠は、完全なSLOタン
パクのアミノ酸234から571をコードしている。温
度感受性ラムダclリプレッサーを発現しているE、c
oli株を、得られた組換え分子で形質転換した。
熱誘導した場合、形質転換株を起源とする培養物は、ラ
ムダNタンパク由来の33個のN末端アミノ酸に融合し
たSLOのC末端2/3(約)を有している非細胞溶解
性産物を発現する。この産物は、高濃度(総細胞タンパ
クの05%より高い)で発現され、ウマのポリクローナ
ル抗SLO血清中抗体とよく反応する。しかしながら、
この産物は、E、 col i中で分解に感受性であり
、低分子量の分解産物を生じることがわかった。このこ
とは、SLOのC末端2/3は、分解に感受性である部
位を有し、従って、望ましい抗原においては避けるべき
であることを示した。分解産物のサイズから、分解感受
性部位はSLOアミノ酸配列配列央領域に対応すること
がわかった。抗原性が1呆持されるか否かは不明である
が、これらの分解感受性部位をコードしているDNAが
欠失されたpMK306の誘導体は安定なN−SLO融
合産物を発現するであろうと結論された。
pMK307と称される新規な組換えプラスミドは、H
pa lおよびEcoRVで消化して得られるpMK3
06の小さなりNAフラグメントを欠失させることによ
って構築された。第1図について言うと、欠失された配
列は、ヌクレオチド100〜546からなる。温度感受
性ラムダclリプレ。
サーを含有しているE、 col iを、このプラスミ
ドで形質転換した。熱誘導した後、形質転換株を起源と
する培養物は、SLOのC末端1/3(約)にラムダN
タンパクの33個のN末端アミノ酸が融合してなる安定
なN−3L○融合産物を発現する。
第1図はまた、プラスミドpMK306およびpMK3
07における挿入体をコードしている5170ヌクレオ
チドについての推定アミノ酸配列を示す。この産物は非
細胞溶解性であり、E、 col i中で高濃度で発現
される。これらの産生細胞を溶解したところ、得られた
N−SLO融合産物の大部分は不溶性であることがわか
った。精製プロ)−コールは、この産物が抗SLO抗体
を検出するために使用し得る形態で精製されるように計
画された。
N−S LO融合産物がコードされているpMK307
は、以下の様にして精製された (i)ifi度感受性ラムうclリプレッサーを発現し
、pMK307を含有しているE、 coliを、空気
を吹き込みながら30°Cで増殖させ、対数相の培養を
、熱を導入してclリプレッサーを不活化し、次いで、
37℃で更に2時間インキュベートし: (11)細胞を遠心により回収し、バッファー1(25
1!+M Tris−F(C(1,pH8,0,l O
mM NaC(!および1mMEDTA念有)で洗浄し
、次いで、洗浄した細胞を溶解(菌)シ: (iii ) ’)ゼイトを10. OOOxirで1
0分間遠心してベレットを回収し、8M尿尿素含有バッ
フアート溶解し、次いで、得られた抗原をイオン交換ク
ロマトグラフィーによって更に精製し;(iv)生成物
である抗原を含有しているクロマトグラフィーカラムか
らの両分をゲル電気泳動によって識別して集め、 (v)集めた画分をバッファー1にス・1して透析し、
透析画分中の不溶性物質を、O1%(v/v)の終濃度
までSDSを加えることによって溶解した。
精製した産物は、溶血力価検定(例えば、前記先行技術
の検定)によってイン・ビトロで非細胞溶解性であるこ
と、およびハツカネズミの静脈内免疫によってイン・ビ
ボで非毒性であることが証明された。
精製した融合産物を、Dot−Blot装置を使用し、
フィルターの一定の領域に種々の量の精製産物を固定化
することによって、血清中の抗SLO抗体を検出するそ
の活性について試験した。次いで、常法により、抗原を
担持している固形支持体をイムノブロッティングする。
このイムノブロッティング試験では、適当な希釈倍数の
血清を一次抗体として使用する。結合しなかった抗体を
除去するために洗浄した後、通常の抗体検出系によって
、結合した抗体の存在を検出することができる。
精製した産物は、感度のよい、特異的かつ定量的方法に
て、ヒト血清中の抗S 1.、 O抗体を検出すること
がわかり、得られた結果は、同一の血清を前記の通常の
検定法によって検定した時に得られた結果に匹敵した。
本発明は、SLOの細胞溶解および毒性活性が、好適な
エピトープの少なくとも1つから離れていることを初め
て開示した。本発明は、この様なエピトープが存在する
領域(完全な配列のaa383571 (Kehoa 
et a1、  f987、前t6)に相当する第1図
に示したaa183−371)、および細胞溶解および
毒性活性は完全な配列のaa23/lのN末端配列の存
在を必要とするらしいことを開示した。しかしながら、
その他の好適なエピトープか、細胞溶解および細胞毒性
活性から離れている完全なSLO配列のaa234−3
82のN末’JWA領域、またはaa234のN末端に
さえ存在するかもしねないという可能性がある。従って
、当業者は、所望により、完全な配列のaa234のN
末端領域由来の別のこの様なエピトープを常法により試
験することによって、識別することができ、見出だされ
たら、これらを上記と全く同様に使用することができる
。本発明は、その広い概念において、その変異によって
その細胞溶解および細胞毒性活性を消失しているがエピ
トープを保持しているSLO誘導体を提供するものであ
る。この変異は、例えばaa383のアミノ酸N末端領
域の欠失、押入、逆位、付加、置換等によるものであっ
てもよい。
別法として、または更に、タンパクを化学的に変異させ
て、少なくとも1個の好適なエピトープを保持しなから
細胞溶解性および細胞毒性活性を破壊してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、レプリコンpMK306におけるN5LO遺
伝子融合のヌクレオチド配列を示す模式図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも1個の、野生型ストレプトリシンOに特
    有のエピトープを有している、ストレプトリシンOの非
    毒性かつ非細胞溶解性誘導体。 2、ストレプトリシンOタンパクを完全なストレプトリ
    シンO配列のaa383のN末端領域内で変異させた請
    求項1に記載のストレプトリシンO誘導体。 3、変異がアミノ酸の置換、欠失、逆位、挿入または付
    加によるアミノ酸配列の変更を意味する請求項2に記載
    のストレプトリシンO誘導体。 4、変異がストレプトリシンOタンパクの完全な配列か
    らのaa234のC末端領域におよんでいる請求項2ま
    たは請求項3に記載のストレプトリシンO誘導体。 5、該エピトープがストレプトリシンOタンパクの完全
    な配列のaa383−571領域内に存在する請求項1
    から4のいずれかに記載のストレプトリシンO誘導体。 6、タンパク分解に耐性である請求項1から5のいずれ
    かに記載のストレプトリシンO誘導体。 7、該誘導体をコードしているDNAから、組換え宿主
    細胞中でタンパクを発現させることからなる請求項1か
    ら6のいずれかに記載のストレプトリシンO誘導体の製
    造方法。 8、請求項1から6のいずれかに記載のストレプトリシ
    ンO誘導体に抗ストレプトリシンO抗体を結合させる工
    程を含む該抗体の精製方法。 9、対象を請求項1から6のいずれかに記載のストレプ
    トリシンO誘導体で免疫することからなる抗ストレプト
    リシンO抗体を生じさせる方法。 10、請求項1から6のいずれかに記載のストレプトリ
    シンO誘導体を、試料中の抗ストレプトリシンO抗体へ
    の該誘導体の結合を検出するための補助成分と共に含有
    してなる、臨床試料中の抗ストレプトリシンO抗体の存
    在または非存在を検出するための診断用キット。 11、臨床試料を、請求項1から6のいずれかに記載の
    ストレプトリシンO誘導体と接触させ、試料中の抗スト
    レプトリシンO抗体と該誘導体の結合を検出することか
    らなる、臨床試料中の抗ストレプトリシンO抗体の存在
    または非存在の検出方法。
JP1300646A 1988-11-18 1989-11-18 ストレプトリシン0抗原誘導体、その製造方法およびその用途 Expired - Lifetime JP2904516B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB888827038A GB8827038D0 (en) 1988-11-18 1988-11-18 Streptolysin o antigens & uses
GB8827038.4 1988-11-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02242683A true JPH02242683A (ja) 1990-09-27
JP2904516B2 JP2904516B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=10647099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1300646A Expired - Lifetime JP2904516B2 (ja) 1988-11-18 1989-11-18 ストレプトリシン0抗原誘導体、その製造方法およびその用途

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0369825B1 (ja)
JP (1) JP2904516B2 (ja)
CA (1) CA2003307C (ja)
DE (1) DE68908096T2 (ja)
ES (1) ES2059784T3 (ja)
GB (2) GB8827038D0 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017204325A1 (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 東洋紡株式会社 改変型ストレプトリジンo

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2233977B (en) * 1989-01-04 1993-03-31 Michael Kehoe Cytolytic streptolysin o mutants and uses
JPH06503002A (ja) * 1991-08-30 1994-04-07 ベックマン インスツルメンツ インコーポレーテッド ストレプトリシンo誘導体及び変異体の抗体
US5391712A (en) * 1991-08-30 1995-02-21 Beckman Instruments, Inc. Non-hemolytic streptolysin O variants
US5378620A (en) * 1991-08-30 1995-01-03 Beckman Instruments, Inc. Streptolysin O derivatives
DE4240056A1 (de) * 1992-11-28 1994-06-01 Boehringer Mannheim Gmbh Streptolysin O Peptidantigene und Verfahren zur Bestimmung von Streptolysin-Antikörper
NZ560966A (en) 2000-10-27 2010-06-25 Novartis Vaccines & Diagnostic Nucleic acids and proteins from streptococcus groups A & B
PT1648500E (pt) 2003-07-31 2014-10-10 Novartis Vaccines & Diagnostic Composições imunogénicas para estreptococos piogenes
US8945589B2 (en) 2003-09-15 2015-02-03 Novartis Vaccines And Diagnostics, Srl Immunogenic compositions for Streptococcus agalactiae
US20060165716A1 (en) 2004-07-29 2006-07-27 Telford John L Immunogenic compositions for gram positive bacteria such as streptococcus agalactiae
JP2008544949A (ja) 2004-10-08 2008-12-11 ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド 化膿性レンサ球菌のための免疫激性組成物および治療用組成物
MX2010002773A (es) 2007-09-12 2010-03-31 Novartis Ag Antigenos mutantes de gas57 y anticuerpos de gas57.
EP2537857B1 (en) 2007-12-21 2017-01-18 GlaxoSmithKline Biologicals SA Mutant forms of streptolysin O
PL2344523T3 (pl) * 2008-09-17 2016-09-30 Skojarzone szczepionki i środki terapeutyczne przeciw GAS

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017204325A1 (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 東洋紡株式会社 改変型ストレプトリジンo
CN109153705A (zh) * 2016-05-27 2019-01-04 东洋纺株式会社 经修饰的链球菌溶血素o
US11767349B2 (en) 2016-05-27 2023-09-26 Toyobo Co., Ltd. Modified streptolysin O

Also Published As

Publication number Publication date
ES2059784T3 (es) 1994-11-16
JP2904516B2 (ja) 1999-06-14
GB2226563A (en) 1990-07-04
CA2003307C (en) 2001-06-19
GB8827038D0 (en) 1988-12-21
GB2226563B (en) 1992-07-22
DE68908096T2 (de) 1994-01-13
EP0369825A2 (en) 1990-05-23
GB8926008D0 (en) 1990-01-10
CA2003307A1 (en) 1990-05-18
EP0369825B1 (en) 1993-08-04
DE68908096D1 (de) 1993-09-09
EP0369825A3 (en) 1990-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kim et al. High-level expression of a 56-kilodalton protein gene (bor56) of Rickettsia tsutsugamushi Boryong and its application to enzyme-linked immunosorbent assays
JP2904516B2 (ja) ストレプトリシン0抗原誘導体、その製造方法およびその用途
JP3245298B2 (ja) 肺炎球菌表面プロテインaのエピトープ領域
US5354846A (en) Streptolysin O antigen derivatives, its production and uses
KR20210092203A (ko) 면역글로불린의 fc 도메인에 대한 결합 친화도가 결여된 신규 삼중-나선 폴리펩티드 및 이의 용도
US5641653A (en) DNA encoding Actinobacillus pleuropneumoniae hemolysin
WO2000000615A2 (en) Compounds and methods for the diagnosis and treatment of ehrlichia infection
GB2233977A (en) Cysteine-free streptolysin O
EP0244267B1 (en) Variants of decay accelerating factor (DAF) prepared by recombinant DNA technology
CN113588946B (zh) 一种猪肺炎支原体抗体间接elisa检测用的重组蛋白和方法
Gillet et al. Insertion of a disulfide-containing neurotoxin into E. coil alkaline phosphatase: the hybrid retains both biological activities
CN104610443B (zh) 一种高稳定性重组降钙素原、制备方法及用途
JP2001507447A (ja) H. pylori診断薬
JPS63502000A (ja) エイズウイルス遺伝子発現
Sharma et al. Expression of functional Porphyromonas gingivalis fimbrillin polypeptide domains on the surface of Streptococcus gordonii
EP0676965B1 (en) Method of reducing immunogenicity of variable region of antibodies
Spruce et al. Monoclonal antibodies to a proenkephalin A fusion peptide synthesized in Escherichia coli recognize novel proenkephalin A precursor forms.
IE912707A1 (en) Peptides with a characteristic antigenic determinant for¹alphal-microglobulin
Käkönen et al. Purification and characterization of recombinant osteocalcin fusion protein expressed inEscherichia coli
Dahan et al. Purification and refolding of recombinant Haemophilus influenzae type b porin produced in Bacillus subtilis
JPH01503514A (ja) 免疫原性ポリペプチドとその精製法
CN112521461B (zh) 甲型肝炎病毒重组蛋白的制备及其快速检测方法
Edwards et al. C‐Terminal antibodies (CTAbs): A simple and broadly applicable approach for the rapid generation of protein‐specific antibodies with predefined specificity
Wunderlich et al. Use of recombinant fusion proteins for generation and rapid characterization of monoclonal antibodies: Application to the Kunitz domain of human β amyloid precursor protein
Myscofski et al. Expression and purification of histidine-tagged proteins from the gram-positive Streptococcus gordonii SPEX system

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080326

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 11