JPH02241829A - 横置エンジン車 - Google Patents

横置エンジン車

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JPH02241829A
JPH02241829A JP6454789A JP6454789A JPH02241829A JP H02241829 A JPH02241829 A JP H02241829A JP 6454789 A JP6454789 A JP 6454789A JP 6454789 A JP6454789 A JP 6454789A JP H02241829 A JPH02241829 A JP H02241829A
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JP
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engine
transmission
axis
axes
vehicle
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JP6454789A
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English (en)
Inventor
Reiji Kikuchi
礼治 菊池
Hisamune Moriyama
森山 尚宗
Koji Echigo
越後 光司
Masaya Watanabe
雅也 渡辺
Toshiaki Katsuki
香月 寿昭
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パワープラントを構成するエンジン、変速機
及び差動装置の軸線を車体幅方向に向けて配置した横置
エンジン車に関する。
(従来の技術) 一般に、フロントエンジン・フロントドライブ車等の横
置エンジン車においては、車体前部のエンジンルーム内
に、エンジン、変速機及び前輪用差動装置等でなるパワ
ープラントがこれらの軸線を車体幅方向に向けて配置さ
れるが、その場合、従来においては、上記パワープラン
トを構成するエンジンの軸線と変速機の軸線とを同一線
上に配置すると共に、これらの軸線を差動装置ないし前
輪の軸線より前方に配置するのが通例であった。
しかし、このような配置の場合、パワープラント全体と
しての重心の位置が前輪の中心よりかなり前方に位置す
るため、前輪の中心線口りに大きなモーメントが作用し
て、前輪に対する荷重配分が過大となり、そのなめステ
アリング特性のアンダステア傾向が著しくなるという問
題が発生する。
また、背の高いエンジンがエンジンルームの前部に位置
するため、該エンジンルームを覆うボンネットの位置を
余り低くすることができず、そのため走行時の空気抵抗
が大きくなり、また車体前部のデザインが制約されるこ
とになるのである。
横置エンジン車における上記のような問題に対しては、
例えば実公昭63−23219号公報に示されているよ
うに、同一線上に配置されたエンジンの軸線と変速機の
軸線とを前輪の中心より後方に配置した所謂フロントミ
ツドシップ車が知られており、これによれば、前輪に対
する荷重配分が軽減されて、ステアリング特性が改善さ
れることになる。
また、特開昭56−31824号公報によれば、キャブ
オーバ車において、エンジンの軸線と変速機の軸線とを
別軸上に配置して、差動装置の上方に変速機を配置する
と共に、その後方にエンジンを配置した構成が示されて
おり、この場合も、パワープラントの重心が前輪の中心
の後方に位置することになって、前輪に対する荷重配分
が軽減される。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記実公昭63−23219号公報に示された
構成では、エンジンの軸線と変速機の軸線とが同一線上
にあるので、エンジンを十分に後方に配置することがで
きないというrrI′i題がある。
つまり、差動装置とこれを駆動する変速機とは、これら
両者間における動力伝達の関係で比較的近接させて配置
する必要があり、そのため該変速機の軸線と同一線上に
軸線を有するエンジンも差動装置に近接することになっ
て、該エンジンを十分後方に配置することができないの
である。そのため、この公報に示された構成の場合、前
、後輪に対する荷重配分に関してさらに改善すべき余地
が残ることになる。また、同様の理由で、エンジンの上
下方向の位置も制約されて、その配設位置を十分低くす
ることができず、そのためボンネット位置及びパワープ
ラントの重心位置も相対的に高くなって、空力特性や車
体前部のデザイン性、或は当該車両の走行安定性の点で
課題が残る。
一方、上記特開昭56−31824号公報に示された構
成の場合は、変速機の軸線が差動装置の軸線と前後方向
の同一位置に配置されて、エンジンの軸線のみが後方に
配置されているから、パワープラントの重心をできるだ
け後方に位置させて前、後輪に対する荷重配分を改善す
るという観点からすれば、上記実公昭63−23219
号公報に示されたもの以上に改善の余地がある。この点
に関し、この特開昭56−31824号公報に示された
ものでは、エンジンを後方に倒して、シリンダ中心線が
水平方向を向くように配置することにより、パワープラ
ントの重心位置を低く抑制している。しかし、このよう
な配置は、キャブオーバ車においては可能であっても、
エンジンルームの後方にダ・クシユバネルを介して車室
が設けられる乗用車タイプの車両の場合には、エンジン
の上部(後部)が車室側に突出して車室スペースを著し
く圧迫することになるので採用は困難であり、結局、前
、後輪に対する荷重配分の点で課題が残ることになる。
また、この公報に示されたものでは、変速機が差動装置
の上方線配置されているため、その分パワープラントの
重心位置が高くなり、またこの変速機に駆動機構を介し
て連結されるエンジンも必然的に上方に配置されること
になって、パワープラントの重心位置及び全高が高くな
る。そのため、当該車両の走行安定性の向上、或はボン
ネット位置の低下等に関して課題が残ることになる。
さらに、この特開昭56−31824号公報の構成に基
いて、変速機及びエンジンを差動装置に対して後方にず
らした配置が考えられるが、これらをそのまま後方にず
らしただけでは、パワープラントの後方への突出量が著
しく大きくなり、乗用車タイプの車両への適用は一層困
難となる。
本発明は横置エンジン車に関する上記のような実情に対
処するもので、パワープラントの重心をできるだけ後方
に位置させて、前輪に対する荷重配分を軽減することに
より、ステアリング特性の過度なアンダステア傾向を解
消すると共に、パワープラントを構成する各ユニットの
配置の自由度を増大させることにより、ボンネット位置
及びパワープラントの重心位置を低くすることを可能と
して、走行時の空気抵抗の低減や車体前部のデザイン性
の向上、及び走行安定性の向上環を図ることを課題とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明に係る横置エンジン車
は次のように構成したことを特徴とする。
丈ず、本願の請求項1に係る発明(以下、第1発明とい
う)は、エンジンと変速機と差動装置とで構成されるパ
ワープラントがこれらの軸線を車体幅方向に向けて配置
された横置エンジン車において、上記エンジン、変速機
及び差動装置の各軸線を、車体前後方向に差動装置、変
速機、エンジンの順序で前方側から順次位置をずらして
配置すると共に、上記エンジンの軸線と変速機の軸線に
ついては上下方向にも位置をずらして配置する。
さらに、エンジンから変速機に動力を伝達する゛ギヤ対
と、変速機から差動装置に動力を伝達するギヤ対のうち
の少なくとも一方のギヤ対における一対のギヤを、前後
方向及び上下方向に重合するように配置したことを特徴
とする。
また、請求項2に係る発明(以下、第2発明という)は
、上記第1発明と同様に、エンジンと変速機と差動装置
とで構成されるパワープラントがこれらの軸線を車体幅
方向に向けて配置された横置エンジン車において、上記
エンジン、変速機及び差動装置の各軸線を、車体前後方
向に差動装置、変速機、エンジンの順序で前方側から順
次位置をずらして配!する一方、上記エンジンの軸線と
変速機の軸線とを、上下方向に対して変速機の軸線が下
方となるように位置をずらして配置したことを特徴とす
る。
さらに、請求項3に係る発明(以下、第3発明という)
は、上記第2発明の構成に加えて、エンジンの軸線の下
方に位置する変速機の軸線を、差動装置の軸線と同一高
さもしくはこれよりも下方に配置しな4:とを特徴とす
る。
また、請求項4に係る発明(以下、第4発明という)は
、上記第1〜第3発明と同様に、エンジン、変速機及び
差動装置の各軸線を、車体前を表方向に差動装置、変速
機、エンジンの順序で前方側から順次位置をずらして配
置する一方、1記エンジンの軸線と変速機の軸線とを、
上下方向に対し゛Cエンジンの軸線が下方となるように
位置をずらして配置したことを特徴とする。
さらに、請求項5に係る発明(以下、第5発明という)
は、上記第4発明の構成に加えて、変速機の軸線の下方
に位置するエンジンの軸線を、差動装置の軸線よりも下
方に位置しないように、つまり該差動装置の軸線と同一
高さもしくはこれよりも上方に配置したことを特徴とす
る。
(作  用) 上記の構成によれば、第1〜・第5発明のいずれにおい
ても、差動装置の後方に変速機が、さらにその後方にエ
ンジンが配置されて、重量が大きなエンジンが最も後方
に位!することにより、パワープラントの重心位置が前
輪の中心より4−分に後方に位置することになる。その
ため、前、後輪に対する荷重配分が均等化される方向に
改善されて、ステリング特性の過度なアンダステア傾向
が解消される。
そして、第1発明によれば、エンジンの軸線と変速機の
軸線とが上下方向にも位置をずらして配置されていると
共に、特に、エンジンから変速機に動力を伝達するギヤ
対と、変速機から差動装置に動力を伝達するギヤ対のう
ちの少なくとも一方のギヤ対における一対のギヤが前後
方向及び上下方向に重合した状態で配置されているので
、これらのギヤ対の前後方向及び、F下方向の配設スペ
ースを抑制しながら、上記のように前、後輪に対する荷
重配分ないしステアリング特性が改善されることになる
また、第2発明によれば、変速機が下方に配置されるこ
とにより、その分だけパワープラントの重心位置が低く
なり、これにより下方への突出量が大きなエンジンを相
対的に上方に位置させて、所要の最低地上高を確保しな
がら、当該車両の走行安定性を向上させるとか可能とな
る。
また、第3発明によれば、第2発明に比較して変速機が
さらに下方に配!されることにより、パワープラントの
重心もさらに低くなって、走行安定性が一層向上するこ
とになる。
さらに、第4発明によれば、重量が大きく且つ背の高い
エンジンが下方に配置されるとにより、パワー1ラント
の重心が効果的に低下されて、当該車両の走行安定性が
向上すると共に、ボンネットの位置も低くなることによ
り、走行時の空気抵抗が減少し、また車体前部のデザイ
ンの自由度が増大することになる。
そして、第5発明によれば、上記第4発明の構成におい
て、エンジンの軸線が差動装置の軸線より下方には配置
されないので、所要の最低地」−高が確保されることに
なる。
〈実 施 例) 以下、本発明の実ji例について説明する。
まず、第1〜3図に示す第1実施例について説明する。
この実施例は前記第1−・〜第3発明に係るもので、第
1図に示すように、車体1の前部のエンジンルーム2内
に搭載されたパワープラント10は、エンジン11と、
変速機12と、前輪3の差動装置13とを一体化した構
造で、エンジン11の軸線、即ちクランクシャフトの中
心線11a、変速機12の2つの軸線、即ちブライマリ
シャフト及びセカンダリシャフトの中心線12a、12
h、並びに差動装置13の軸線、即ち左右の前輪駆動軸
の中心線1.3 aがいずれも車体幅方向に延びるよう
に配置されている。そして、−F2各軸線は、車体前後
方向に対し、ては、差動装置13の軸線1.3 aの後
方に変速機12の2つの軸線12a、、1.2bが位置
(7、さらにその後方にエンジン11の軸線1]−aが
位置するように配置されている。また、」−下方向に対
しては、差動装置13の軸線13aより下方に変速機1
2の2つの軸線12a、12bが位置し、且つ差動装置
13の軸線13aより上方にエンジン11の軸線11d
が位置するように配置されている。
また、このような各軸線の配置にともない、エンジン1
1の軸線11a及び変速機12のプライマリシャフト側
の軸線12a上にそれぞれ配設されて互いに噛み合うこ
とにより、エンジン11のクランクシャフトから変速機
12のプライマリシャフトに動力を伝達する一対の伝動
ギヤ14゜15が前後方向及び上下方向に重合した状態
で配置されており、同様に、変速機12のセカンダリシ
ャフト側の軸線12bと差動装置13の軸線13a上に
それぞれ配設されて互いに噛み合うことにより、変速機
12のセカンダリシャフトから差動装置13に動力を伝
達する一対の伝動ギヤ16.17も、前後方向及び上下
方向に重合した状態で配置されている。
なお、この実施例においては、エンジン11がその上部
を前方に傾斜させた前傾姿勢で配置されていると共に、
そめ後面側に吸気通路11bが、前面側に排気通路11
cがそれぞれ設けられ、該排気通路11cがパワープラ
ント10の下方を通過して車体1の後方へ導かれている
。また、第1.2図に示すように、パワープラント10
における差動装置13と、その上方に位置する前傾した
エンジン11の上部との間の空間にステアリング機構2
0が配置されている。
このステアリング機構20は、車体幅方向に配置された
スリーブ21内に同方向にスライド可能に収納されたラ
ック軸(図示せず)と、該ラック軸の左右両端部に一端
が連結された一対のタイロッド22.22と、前輪3,
3を回転自在に支持し且つ上記タイロッド22.22の
他端が連結されたナックルアーム(図示せず)と、車室
4内におけるハンドル操作により上記ラック軸を左右に
スライドさせるラック&ピニオン機構23とで構成され
、上記ハンドル操作をラック及ビニオフ機構23に伝達
する複数のロッドを連結してなる操舵系統24が、車室
4内からパワープラント10の一側部における変速機1
2の上方を通過して差動装置13の上方位置まで導かれ
ている。そして、ハンドル操作による上記ラック軸のス
ライドにより、上記タイロッド22.22及びナックル
アームを介して前輪3.3が左右に転舵されるようにな
っている。なお、第1,2図中、符号31は、エンジン
ルーム2の前端部に設けられたラジェータ及び冷却ファ
ンを示し、また第2図中、符号32.32は、エンジン
ルーム2の下方の左右両側に配設されたサイドフレーム
33.33に連結されて前輪3,3を支持するサスペン
ションアーム(ロアアーム)である。
ところで、上記パワープラント10においては、上記の
ように変速機12の軸線12a、12bで示されるプラ
イマリシャフト及びセカンダリシャフトが、いずれもエ
ンジン11の軸線11aで示されるクランクシャフトと
別軸上に配置されているが、この場合、変速機12は、
例えば第3図に示すように構成される。
つまり、この変速機12においては、エンジン10にお
けるクランクシャフト40の軸線11a上に配置された
アイドルシャフト41と、上記軸線12a、12b上の
プライマリシャフト42及びセカンダリシャフト43の
3つの軸が平行に配設され、上記アイドルシャフト41
がクラッチ機構44を介して上記クランクシャフト40
に直結される。そして、このアイドルシャフト41に入
力されたエンジン出力が、第1図に示す前述の一対の伝
動ギヤ14.15を介して該プライマリシャフト42に
伝達されるようになっている。また、このプライマリシ
ャフト42と上記セカンダリシャフト43との間に、1
〜5連用及びリバース用の各ギヤ列451〜45s 、
45mが設けらていると共に、セカンダリシャフト43
には、上記各ギヤ列のいずれか1つを選択的に動力伝達
状態とする複数の同期噛合装置46・・・46が設けら
れて、上記プライマリシャフト42から選択されたギヤ
列のギヤ比に応じて減速された動力がセカンダリシャフ
ト43に伝達される。さらに、このセカンダリシャフト
43に伝達された動力は、第1図に示す前述の一対の伝
動ギヤ16.17介して差動装置13の入力部材として
のデフケース47に入力され、上記軸線13a上に配置
された左右の前輪駆動軸48.48に出力されるように
なっている。
次に、この実施例の作用を説明する。
上記のようにパワープラント10を構成するエンジン1
1、変速機12及び差動装置13は、車体前後方向に対
して、前方側から差動装置13の軸線13a、変速機1
2の軸線!2b、12a、エンジン11の軸線11aの
順で位置するように配置されて、重Iが大きいエンジン
11が最も後方に位置するので、パワープラント10の
全体としての重心位置が曲軸3,3の中心よりも上背に
後方に位置することになる。そのため、該パワープラン
ト10の重量が前、後輪に適切に分配されて、前輪に対
する荷重配分が軽減され、これによりステアリング特性
の過度なアンダステア傾向が解消されることになる。
また、上記のように、このパワープラント10において
は、エンジン11の軸線1.1 aと変速機12の軸線
12a、12bとが別軸上に配置されているので、該エ
ンジ1】及び変速機12の配置の自由度が増大すること
になる。したがって、この実施例のように、変速機12
の軸線12a、12hを差動装置13の軸線13aより
下方に配置することができ、その分だ1ナバワー1ラン
ト10の重心位置が低くなる。また、差動装置13がパ
ワープラント10の最も前方、エンジン11が最も後方
に配置されているので、図示の実施例のように、エンジ
ン11を十分に前傾させることが可能となる。これによ
り、パワープラント10の重心位置が低くなり、当該車
両全体としての重心位置も低くなって走行安定性が向上
すると共に、この実施例では、下方への突出型が大きな
エンジン11が比較的、上方に配置されているので、パ
ワープラント10の下方に所要の最低地上高が確保され
るとことになる。
さらに、エンジン11から変速機12のプライマリシャ
フトに動力を伝達ず企一対の伝動ギヤ14.15、及び
変速機12のセカンダリシャフトから差動装213に動
力を伝達する一対の伝動ギヤ16.17が、それぞれ前
後方向及び上下方向に重合した状態で設けられているの
で、これらの配設スペースの増大が回避され、伝動機構
ないしパワープラント10をコンパクトに構成し、なが
ら、上記のようにステアリング特性や走行安定性等が向
上されることになる。
なお、この実施例に関しては、差動装置13の軸線13
aと同一高さに変速機12の軸線12a、12bの少な
くとも一方を配置し且つこれらの軸線12a、12bの
」二方にエンジン11の軸線11aを配置したもの、或
は差動装置】3の軸線L3aの下方に変速機12の軸線
1.2a、12bを配置し且つエンジン11の軸線11
aを差動装置13の軸線13aと同一高さに配置したも
のなどが変形例として考えられる。
次に、前記第1、第4、第5発明に係る第2実施例、及
び第1.第4発明に係る第3実施例について、第4.5
図により説明する。なお、これらの実施例においても、
上記第、1実施例と同様に、パワープラントを構成する
エンジン、変速機及び差動装置の各軸線が車体幅方向に
延びるように配置されていると共に、これらの軸線が、
車体前後方向に対して、差動装置の軸線、変速機の軸線
、エンジンの軸線の順で前方側から配置されている。
そして、まず第4図に示す第2実施例のパワープラント
1】0においては、差動装置113の後方に位置する変
速機1】2の2つの軸線112a、112bが該差動装
置113の軸線113aより上方に配置されていると共
に、さらにその後方に位置するエンジン111の軸線1
1.1aが、差動装置1】3の軸線113aより、■一
方で、−F記変速機】12の軸線112a、112bよ
り下方に配置されている。また、エンジン111の軸線
111a及び変速機112のプライマリシャフト側の軸
線112alに配Wされた一対の伝動ギヤ114.11
5、並びに変速機112のセカンダリシャフト側の軸線
112b及び差動装置1】3の軸線113a上に配置さ
れた一対の伝動ギヤ11.6,117が、それぞれ前後
方向及び−L下方向に重合した状態で配置されている。
したがって、この実施例においても、第1実施例と同様
に、前輪103に対する荷重配分が軽減されて、良好な
ステアリング特性が得られ、また伝動機構ないしパワー
プラント110がコンパクトに構成されると同時に、特
に重量が大きく且つ背の高いエンジン111の配設位置
が低くなることにより、パワープラント110の重心位
置及び全高が低くなり、またボンネット105の位1も
低くなる。これにより、第1実施例に比較して走行安定
性が一層向上すると共に、走行時の空気抵抗が低減され
、また車体前部のデザインの自由度が増大することにな
る。
そして、この実施例においては、エンジン111の軸線
111aが差動装置113の軸線113aより上方に配
置されているので、所要の最低地上高が確保される。
なお、この実施例に関しては、差動装置113の軸線1
13aとエンジン111の軸線111aとを同一高さに
配置したものなどが変形例として考えられる。
さらに、第5図に示す第3実施例のパワープラント21
0においては、前記第2実施例と同様に、差動装!21
3の軸線213aより上方に変速機212の2つの軸線
2(2a、212bが配置されていると共に、エンジン
211の軸線211aが該変速機212の軸線212a
、212bよりも下方で、且つ差動装置213の軸線2
13aよりも下方に配置されている。また、この実施例
においても、各一対の伝動ギヤ214,215及び21
6,217がそれぞれ前後方向及び上下方向に重合した
状態で配置されている。なお、この実施例においては、
エンジン211の前面側に吸気通路211bが、後面側
に排気通路211cがそれぞれ設けられている。
この実施例によれば、第2実施例に比較して、重量が大
きく且つ背が高いエンジン211の位置が一層低くなる
ことにより、パワープラント210ないし車体全体とし
ての重心の位置が低くなり、またボンネット205の位
置をさらに低くすることが可能となる。したがって、前
記第2実施例と同様に、良好なステアリング特性が得ら
れる且つパワープラント210がコンパクトに構成され
ると同時に、当該車両の走行安定性が一層向上され、ま
た空力特性及び車体前部のデザイン性がさらに向上する
ことになる。
この実施例の変形例としては、差動装置213の軸線2
13aと変、速機212の軸線212a。
212bの少なくとも一方の軸線とを同一高さとし且つ
これらの軸線よりも下方にエンジン211の軸線211
aを配置したものなどが考えられる。
なお、以上の各実施例は、変速機としてプライマリシャ
フトとセカンダリシャフトとを有する手動式の変速機を
用いたものであるが、インプットシャフトとアウトプッ
トシャフトとが同一軸線上に配置される1軸タイプの自
動変速機を適用することも可能である。この場合、第3
図に示す軸線11a上に第1アイドルシヤフトが、軸線
12a上にインプットシャフト及びアウトプットシャフ
トが、また軸線12b上に第2アイドルシヤフトがそれ
ぞれ配置されることになる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、パワープラントを構成す
るエンジン、変速機及び差動装置の軸線が車体幅方向を
向くように配置された横置エンジン車において、上記パ
ワープラントの重心を前輪の中心より十分後方に位置さ
せることが可能となって、前輪に対する荷重配分が軽減
されることになる。これにより、ステアリング特性の過
度なアンダステア傾向が解消され、良好なステアリング
特性が得られる。そして、特に第1発明によれば、パワ
ープラントの各構成ユニット間の伝動用ギヤの配役スペ
ースが抑制されて、コンパクトな構成で上記効果が得ら
れ、また第2、第3発明によれば、パワープラントの重
心位置が低くなって、当該車両の走行安定性が向上する
。さらに、第4、第5発明によれば、エンジンの配設位
置が低くなるとにより、パワープラントの重心位置が一
層低くなると共に、ボンネットの位置も低くすることが
でき、したがって、走行時の空気抵抗が低減されると共
に、車体前部のデザインの自由度が増大することになる
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は第1実1
m例におけるパワープラント及びその周辺の構成を示す
概略側面図、第2図は同じく概略平面図、第3図は該実
施例における変速機の断面図である。また、第4図及び
第5図は第2.第3実施例におけるパワープラント及び
その周辺の構成をそれぞれ示す概略側面図である。 10.110.210・・・パワープラント、11.1
11,211・・・エンジン、12,112.212・
・・変速機、13,113,213・・・差動装置、1
4〜17,114〜117゜214〜217・・・ギヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンと変速機と差動装置とで構成されるパワ
    ープラントがこれらの軸線を車体幅方向に向けて配置さ
    れた横置エンジン車であつて、上記エンジン、変速機及
    び差動装置の各軸線が、車体前後方向に差動装置、変速
    機、エンジンの順序で前方側から順次位置をずらして配
    置されていると共に、上記エンジンの軸線と変速機の軸
    線とが上下方向にも位置をずらして配置されており、且
    つエンジンから変速機に動力を伝達するギヤ対と、変速
    機から差動装置に動力を伝達するギヤ対のうち、少なく
    とも一方のギヤ対における一対のギヤが、前後方向及び
    上下方向に重合するように配置されていることを特徴と
    する横置エンジン車。
  2. (2)エンジンと変速機と差動装置とで構成されるパワ
    ープラントがこれらの軸線を車体幅方向に向けて配置さ
    れた横置エンジン車であつて、上記エンジン、変速機及
    び差動装置の各軸線が、車体前後方向に差動装置、変速
    機、エンジンの順序で前方側から順次位置をずらして配
    置されていると共に、上記エンジンの軸線と変速機の軸
    線とが、上下方向に対して変速機の軸線が下方となるよ
    うに位置をずらして配置されていることを特徴とする横
    置エンジン車。
  3. (3)エンジンと変速機と差動装置とで構成されるパワ
    ープラントがこれらの軸線を車体幅方向に向けて配置さ
    れた横置エンジン車であつて、上記エンジン、変速機及
    び差動装置の各軸線が、車体前後方向に差動装置、変速
    機、エンジンの順序で前方側から順次位置をずらして配
    置されていると共に、上記エンジンの軸線と変速機の軸
    線とが、上下方向に対して変速機の軸線が下方となるよ
    うに位置をずらして配置され、且つ変速機の軸線が差動
    装置の軸線と同一高さもしくはこれよりも下方に配置さ
    れていることを特徴とする横置エンジン車。
  4. (4)エンジンと変速機と差動装置とで構成されるパワ
    ープラントがこれらの軸線を車体幅方向に向けて配置さ
    れた横置エンジン車であって、上記エンジン、変速機及
    び差動装置の各軸線が、車体前後方向に差動装置、変速
    機、エンジンの順序で前方側から順次位置をずらして配
    置されていると共に、上記エンジンの軸線と変速機の軸
    線とが、上下方向に対してエンジンの軸線が下方となる
    ように位置をずらして配置されていることを特徴とする
    横置エンジン車。
  5. (5)エンジンと変速機と差動装置とで構成されるパワ
    ープラントがこれらの軸線を車体幅方向に向けて配置さ
    れた横置エンジン車であって、上記エンジン、変速機及
    び差動装置の各軸線が、車体前後方向に差動装置、変速
    機、エンジンの順序で前方側から順次位置をずらして配
    置されていると共に、上記エンジンの軸線と変速機の軸
    線とが、上下方向に対してエンジンの軸線が下方となる
    ように位置をずらして配置され、且つ該エンジンの軸線
    が差動装置の軸線より下方に位置しないように配置され
    ていることを特徴とする横置エンジン車。
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