JPH02240872A - 記録媒体の試験方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 光ディスク等のディスク状記録媒体の試験方法であって
、 ディスク状記録媒体の半径方向位置による記録密度の違
いから生ずる記録／再生特性を精度良く試験することを
目的とし、 所定のデータが記録される複数のトラックを有するディ
スク状記録媒体の試験方法であって、複数のトラックに
対してデータを記録し、再生することにより記録媒体の
正常性を試験するようにした。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、光ディスクや、磁気ディスク等のディスク状
記録媒体の試験方法に関し、特に光ディスク等の高記録
密度を有する記録媒体に対して好適な記録媒体の試験方
法に関する。

光デイスク装置や、磁気ディスク装置等に使用される記
録媒体は、ディスク状であり、所定の一定回転数で回転
され、データの記録／再生が行われる。

特に光デイスク装置等においては、トラック間隔が数ミ
クロンという記録密度でデータが記録再生されるため、
そのための記録媒体の試験も、短時間で且つ精度良く行
われることが要求されている。

〔従来の技術〕

光デイスク装置において使用される記録媒体は、磁気デ
ィスクと同様に、同心円若しくは螺旋状の複数のトラッ
クより構成され各トラックは、複数のセクターより構成
されている。

そして、各トラックのセクタとしては、データセクタと
交代セクタより構成されるのが一般的である。

特に光デイスク装置は、記録媒体に対して光学的に°デ
ータを記録再生するため、媒体上の欠陥も数ミクロン単
位で問題となる。

この媒体の欠陥によるデータ処理の信幀性の低下を防止
するために、従来は、予め決められた一部分に記録媒体
の試験を行うための所謂テストトラックを設け、このテ
ストトラックに対してデータの記録／再生あるいはデー
タの消去等の試験を行い、その結果欠陥が多い場合には
、記録媒体全体に欠陥が多いと想定してその媒体を使用
しないようにすることが行われている。

即ち、第４図に示すように、記録媒体ｌの予め決められ
た位置、例えば通常のデータの記録再生には使用されな
い外側あるいは内側のトラックをテストトラック２（第
４図では内側に設けた場合を図示した。）として設け、
このテストトラックに対して、セクタ３単位でデータを
記録／再生する。そして、データセクタに欠陥があり、
データが正常に記録できず、交代セクタに交代処理した
数や、正常に再生することが出来なかったセクタ数等か
ら、媒体の使用可否を判断するようにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように従来の記録媒体の試験方法においては、記録
媒体の一箇所にテストトラックを設け、このテストトラ
ックに対してデータの記録再生を行うことにより記録媒
体全体の欠陥の程度を予想して媒体の使用可否を決定す
るようにしていた。

しかしながら、記録媒体は所定の一定回転数で記録再生
が行われるため、記録媒体の外周側と内周側とでは記録
密度が異なり、また特に光磁気ディスク等においては、
記録媒体の品質を一定に作ることが出来ず、場所によっ
て媒体の欠陥状況が異なり、この結果記録媒体の位置に
よって欠陥の生じる確率も異なるため、記録媒体の一箇
所に設けたテストトラックにおける記録媒体の試験のみ
から全体の媒体上の状態を把握することは困難であった
。

また、記録媒体の全てのトラックに対して、データの記
録再生を行うことも考えられるが、記録媒体上には膨大
なトラックが存在し、その全てのトラックに対して上述
の試験を行うことは、時間的に無駄が大きく現実的で無
く、また追加記録型の記録媒体においては、データ記録
後の再記録（書き換え）を行うことは不可能であるとい
う問題があった。

従って、本発明の目的はディスク状記録媒体の試験とし
て、短時間で且つ精度良く試験が行える方法を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

第１図（イ）、（ロ）は、本発明の詳細な説明するため
の図である。

第１図（イ）に示すように試験対象となるディスク状記
録媒体１には、複数のテストトラック２が設けられる。

そして、第１図（ロ）に示すようにセクタ３単位でデー
タの記録／再生が行われる。

即ち、先ず第１のテストトラックにおいて、データの記
録／再生を行うことで、検査を行う。

次に、第２のテストトラックにおいてデータの記録／再
生を行うことで検査を行う。

そして、この複数のテストトラックにおける検査の結果
を判断して、記録媒体の使用の可否を決定するようにし
た。

〔作　用〕

第１図に示したように本発明においてはディスク状記録
媒体の複数のトラックに対してデータの記録／再生を行
うことにより、データが正常に記録されるか、また正常
に再生されるかを試験するようにしているため、従来に
比較して、複数トラックにて試験を行っているため、総
合的にディスク状媒体の欠陥の状態を判断することが出
来るので、短時間に且つ精度良く記録媒体の試験を行う
ことが可能となる。

〔実施例〕

第２図は、本発明の記録媒体の試験方法を説明するため
の図で、ディスク状記録媒体のテストトラックに設けた
状態を示す。

図において、第１図と同記号のものは同一のものを示す
。

この実施例においては試験すべきディスク状記録媒体１
に対して、試験対象となるトラック（テストトラック２
）をディスク状記録媒体の最内周トラック、最外周トラ
ックおよび半径方向中央トラックに設けている。

そして、各トラックは、複数のセクタ３に分割され、後
述する試験方法によって、各セクタ単位でデータの記録
／再生が行われる。

第３図は本発明の試験方法を説明するための図である。

この試験は、記録媒体に対して記録／再生を行うことの
出来る試験機で行っても良いし、通常の記録再生装置を
使用して試験を行っても良い。

ステップ１００ 先ず、最初に複数のテストトランク２のうち最初に試験
すべき位置に記録再生用のヘッドを位置付け、そのテス
トトラックにおいて所定のテスト用のデータをテストト
ラックに対して記録する。

この実施例においては、セクタ３単位で記録再生が行わ
れる。

先ず、最初のセクタに対して所定のデータが記録される
とともに、そのデータが再生チエツクされ正常に記録さ
れたかを検出する。

そして、正常に記録されていれば、次のステップに進む
が、正常に記録されなかった場合には、当該セクタに欠
陥があるとして、同一トラック上に設けた交代セクタに
同一のデータの記録再生を行う。

ステップ１０１ このようにして、一つのセクタに対する処理が終了した
後、次のステップに行き、このセクタに対する処理が正
常に処理出来た場合にはステップ１０３に進み、若し交
代処理が行われた場合には次のステップに進む。

ステップ１０２ このステップにおいては、セクタが正常に・処理出来な
かったので、処理出来なかったセクタ数を計数するため
に予め試験装置等に設けたカウンタを＋１する。

尚、このステップにおけるカウントは、各テストトラッ
ク毎にカウントが必要であるので、テストトラックが変
更された場合には、その都度カウント値を記憶し、カウ
ンタをリセットする。

ステップ１０３ このステップにおいては、一つのテストトラックにおけ
る全セクタに対しての試験が終了したかを判定し、終了
すれば、次のステップに進み、終了していなければステ
ップ１００に進み、全てのセクタに対する試験が終了す
るまで上記のステップを繰り返す。

ステップ１０４ このステップにおいては、ディスク状記録媒体ｌに設け
られた全てのテストトラックにおいて試験が終了したか
を判定する。

全てのテストトラック３に対する試験が終了した場合に
は、次のステップに進み、試験が終了していない場合に
は、次のテストトラック３に対する試験を行うため、記
録再生用のヘッドを次のテストトラック３に移動位置決
めしてステップ１００に進む。

ステップ１０５ 全てのテストトラック３に対する正常に記録再生を行う
ことが出来なかったセクタ数を記憶している値を読みだ
し、その結果ににより、総合的に判断して、使用の可否
を決定する。

即ち、この総合判断は、要求される媒体′の品質、テス
トトラックの設けられた位置のビット密度等を考慮し、
予め経験的に決定されている基準値と比較することによ
り行われる。

そしてその結果、当該記録媒体の使用の可否を決定する
。

良く、記録媒体全体の欠陥の状況が判断出来るので、媒
体の品質向上に貢献することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）、（ロ）は本発明の詳細な説明する図、 第２図は本発明の詳細な説明する図、 第３図は本発明の試験方法を説明する図、第４図は従来
の記録媒体試験方法を説明する図をそれぞれ示す。 さらに図において、 ｌ・・・ディスク状記録媒体、 ２・・・テストトラック、 ３・・・セクタ、 をそれぞれ示す。 〔効　果〕 以上のように本発明においては、ディスク状記録媒体に
おいて、複数トラックに対して記録／再生の試験を行う
ことにより媒体の使用の有無を判断するようにしている
ので、短時間でしかも精度第１１￥１ 不発明の原理１貌明′″する図 第　２　図 不発明の賓施例とｔえ明１ろための口 第 図 に先組のｉ式絨方５′！、ヒ説明する図箪 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定のデータが記録される複数のトラックを有す
   るディスク状記録媒体の試験方法であって、複数のトラ
   ックに対してデータを記録し、再生することにより記録
   媒体の正常性を試験することを特徴とする記録媒体の試
   験方法。
2. （２）所定のデータが記録される複数のトラックを有し
   、各トラックには複数のデータセクタおよび交代セクタ
   ーが設けられたディスク状記録媒体の試験方法であって
   、 前記複数のトラックに対してデータを記録した後再生し
   、正常に処理されなかったセクタ数から記録媒体の正常
   性を試験することを特徴とする記録媒体の試験方法。
3. （３）前記データを記録し、再生するトラックは、記録
   媒体上の内周側と、外周側に少なくとも一つづつ選択さ
   れたトラックを含むことを特徴とする請求項１および２
   記載の記録媒体の試験方法。