JPH02240438A - 変速機の油圧制御装置 - Google Patents

変速機の油圧制御装置

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JPH02240438A
JPH02240438A JP5962489A JP5962489A JPH02240438A JP H02240438 A JPH02240438 A JP H02240438A JP 5962489 A JP5962489 A JP 5962489A JP 5962489 A JP5962489 A JP 5962489A JP H02240438 A JPH02240438 A JP H02240438A
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JP
Japan
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oil
valve
pressure
centrifugal
gear
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Pending
Application number
JP5962489A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Anpo
安保 佳寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH02240438A publication Critical patent/JPH02240438A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66227Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling shifting exclusively as a function of speed and torque

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  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、変速機の油圧制御装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来のVベルト式無段変速機として、特開昭57−17
1154号公報に示されるものがある。これに示される
Vベルト式無段変速機は、遠心力補正装置を有している
。すなわち、プーリは固定円すい部材とこれに対して移
動可能な可動円すい部材とによって構成されており、可
動円すい部材側に設けられるプーリシリンダ室の背面側
に遠心油圧補正室が設けられている。遠心油圧補正室に
は常時油が供給されており、プーリシリンダ室の油に作
用する遠心力と、遠心油圧補正室の油に作用する遠心力
とが、可動円すい部材に互いに逆向きの力を作用するよ
うに構成されている。これにより、高速回転時に可動円
すい部材に作用する油圧が遠心力の作用によって増大す
ることが防止される。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような遠心力補正装置を、例えば
特開昭63−176862号公報に示されるようなVベ
ルト式無段変速機構と歯車変速機構とを組合わせた変速
機に適用すると、遠心油圧補正室に供給するための油量
の損失が大きくなるという問題点がある。この変速機は
、歯車機構によって大きい変速比を得ると共に無段変速
機構によって変速比小側の変速を行なわせるように構成
されている。従って、歯車機構によって回転力の伝達が
行なわれている際にも無段変速機構の遠心油圧補正室に
は常に油が供給されることになる。車両が停止したアイ
ドリンク時などエンジン回転速度が低い場合にも遠心油
圧補正室に所定量の油を供給する必要があるため、オイ
ルポンプの容量を大きく設定する必要があり、これに伴
なって変速機の効率が低下することになる。本発明はこ
のような課題を解決することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、歯車機構、チェーン機構などの有段伝達経路
を介して回転力が伝達されている際には遠心油圧補正室
への油の供給を停止させることにより、上記3題を解決
する。すなわち、本発明による変速機の油圧制御装置は
、人力軸(14)と出力!1h(46)との間に、歯車
機構、チェーン機構など1段以上の有段変速機構(42
,48)を介して回転力を伝達する有段伝達経路と、V
ベルト式無段変速機構(16,24,26)を介して有
段伝達経路の変速比よりも小さい変速比の領域で回転力
を伝達する無段伝達経路とを有し、Vベルト式無段変速
機構の駆動プーリ(16)及び従動プーリ(26)の両
方又は一方に遠心力によって発生する油圧力を補正する
ための遠心油圧補正室(23,33)が設けられている
変速機を面提とするものであり、遠心油圧補正室には無
段伝達経路が選択されている場合にのみ油が供給される
ように構成されていることを特徴としている。なお、か
っこ内の符号は後述の実施例の対応する部材を示す。
(ホ)作用 有段伝達経路を介して回転力が伝達されている際には、
遠心油圧補正室への油の供給が停止され、不必要な油の
流出が停止されるため、アイドリング時などのエンジン
回転速度が低い場合であってもライン圧低下などの問題
は発生しない。
一方、有段伝達経路から無段伝達経路へ切り換えられる
と、遠心油圧補正室に油の供給が開始され、所定の遠心
力補正作用が得られる。無段伝達経路が使用されるのは
比較的エンジン回転速度が上昇している場合であるから
、油量の不足によってライン圧が低下するなどの問題は
発生しない。
(へ)実施例 第2及び3図に変速機の骨組図を示す。エンジン10の
出力軸10aに対してトルクコンバータ12が連結され
ている。トルクコンバータ12はポンプインペラー12
a、タービンランナー12b、及びステータ12cを有
しており、またポンプインペラー12aとタービンラン
ナー12bとを連結又は切離し可能なロックアツプクラ
ッチ12dを有している。トルクコンバータ12のター
ビンランナー12bが駆動軸14と連結されている。駆
動軸14に駆動プーリ16が設けられている。駆動プー
リ16は、駆動軸14に固着された固定円すい部材18
と、固定円すい部材18に対向配置されてV字状プーリ
みぞを形成すると共に駆動プーリシリンダ室20に作用
する油圧によって駆動軸14の軸方向に移動可能である
可動円すい部材22とから成っている。可動円すい部材
22と共に駆動プーリシリンダ室20を区画する底壁部
材21の背面側に、遠心油圧補正室23が設けられてい
る。遠心油圧補正室23に作用する油圧は、可動円すい
部材22に駆動プーリシリンダ室20の油圧による力と
は逆向きの力を作用する。遠心油圧補正室23には管路
90 h)ら油を供給可能である。駆動プーリ16はV
ヘルド24によって従動プーリ26と伝動可能に結合さ
れている。従動プーリ26は、従動軸28に固着された
固定円すい部材30と、固定円すい部材30に対向配置
されV字状プーリみぞを形成すると共に従動プーリシリ
ンダ室32に作用する油圧によって従動軸28の軸方向
に移動可能である可動円すい部材34とから成っている
。従動プーリ26にも、駆動プーリ16と同様に、遠心
油圧補正室33が設けられており、遠心油圧補正室33
には管路92から油を供給可能である。これらの駆動プ
ーリ16、■ベルト24及び従動プーリ26によりVベ
ルト式無段変速機構が構成される。なお、Vベルト式無
段変速機構の最大減速比は、後述の前進用駆動軸側歯車
42と前進用出力軸側歯車48との間の減速比より小さ
く設定しである。駆動軸14の外周には中空軸36が回
転可能に支持されており、この中空軸36の外周には後
退用駆動軸側歯車38及び前進用駆動軸側歯車42が回
転可能に設けられている。前進用駆動軸側歯車42及び
後退用駆動軸側歯車38は油圧式クラッチである前進用
クラッチ52及び後進用クラッチ53によってそれぞれ
選択的に中空軸36に対して一体に回転するように連結
可能である。
駆動軸14と中空軸36とはロークラッチ44によって
互いに連結又は切離し可能である。駆動軸14と平行に
配置された出力軸46には前進用出力軸側歯車48がワ
ンウェイクラッチ40を介して連結され、また後退用出
力軸側歯車5oが一体、に回転するように設けられてい
る。前進用出力軸側歯車48は前述の前進用駆動軸側歯
車42と常時かみ合っている。後退用出力軸側歯車5o
は、回転可能に設けられた後退用アイドラ軸54と一体
に回転する後退用アイドラ歯車56と常にかみ合ってい
る。後退用アイドラ歯車56は前述の後退用駆動軸側歯
車38とも常にかみ合っている。なお、第2図では、す
べての部材を同−断面上に図示することができないため
、後退用アイドラ軸54及び後退用アイドラ歯車56は
破線によって示しであるが、実際には第3図に示すよう
な位置関係にある。また同じ理由により第2図では軸間
距離、歯車の径なども必ずしも正確に図示されておらず
、これらについては第3図を参照する必要がある。前述
の従動輪28には前進用従動輪側歯車58が設けられて
いる。従動輪28と前進用従動軸側歯車58とはハイク
ラッチ60によって互いに連結又は切離し可能である。
前進用従動軸側歯車58は前述の後退用出力軸側歯車5
0と常にかみ合っている(なお、第2図では前進用従動
軸側歯車58と後退用出力軸側歯車50とは図示の都合
上かみ合っていないように見えるが、実際には第3図に
示すように両者は互いにかみ合っている)。前進用従動
軸側歯車58と後退用出力軸側歯車50とは同一径とし
である。
出力軸46にはりダクション歯車62が一体に回転する
ように設けられており、このリダクション歯車62とフ
ァイナル歯車64とが常にかみ合っている。ファイナル
歯車64には差動機構66が設けられている。すなわち
、ファイナル歯車64と一体に回転するように一対のビ
ニオンギア68及び70が設けられており、このビニオ
ンギア68及び70と一対のサイドギア72及び74が
かみ合っており、サイドギア72及び74はそれぞれド
ライブ軸76及び78と連結されている。
ロークラッチ44及びハイクラッチ60を解放状態とす
ることにより、駆動軸14の回転力の出力軸46への伝
達が遮断され、中立状態となる。
発進時、登板時など比較的大きな駆動力を必要とする走
行条件の場合には、前進用クラッチ52を締結すると共
にロークラッチ44を締結する。
ハイクラッチ60は解放状態とする。この状態ではエン
ジンlOの出力軸10aの回転力は、トルクコンバータ
12を介して駆動軸14に伝達され、更に駆動軸14か
ら締結状態のロークラッチ44を介して中空軸36へ伝
達される。中空軸36の回転力は前進用クラッチ52を
介して前進用駆動軸側歯車42に伝達され、前進用駆動
軸側歯車42からこれとかみ合う前進用出方軸側歯車4
8へ伝達される。前進用出力軸側歯車48はワンウェイ
クラッチ40を介して出力軸46と一体に回転するよう
に連結されているので、出力軸46に回転力が伝達され
る。次いで、リダクション歯車62及びファイナル歯車
64を介して差動機構66へ回転力が伝達され、差動機
構66によりドライブ軸76及び78に回転力が分配さ
れ図示してない車輪が駆動される。上記のような回転力
の伝達の際、Vベルト式無段変速機構を通しての回転力
の伝達は行われておらず、回転力は歯車機構を介して伝
達される。前進用駆動軸側歯車42と前進用出力軸側歯
車48との間の減速比により回転力か増大されており、
これにより大きな駆動力を得ることができる。
次いで、比較的駆動力が小さくてよい運転条件になると
、上述の状態からハイクラッチ60を締結させればよい
。これによりVベルト式無段変速機構を介して回転力の
伝達が行われることになる。すなわち、駆動軸14の回
転力は、駆動プーリ16、■ベルト24及び従動プーリ
26を介して従動軸28に伝達され、更に締結状態にあ
るハイクラッチ60を介して前進用従動軸側歯車58に
伝達される。前進用従動輪側歯車58は後退用出力軸側
歯車50とかみ合っているため、回転力か出力軸46に
伝達され、更に上述の場合と同様にドライブ軸76及び
78に回転力が伝達される。この場合、出力軸46は旧
道用出力軸側歯車48よりも高速で回転することになる
ため、ワンウェイクラッチ40は空転状態となる。この
ため、ロークラッチ44は締結させたままの状態として
おくことかできる。上述のようにVベルト式無段変速機
構によって回転力の伝達が行われるため、駆動プーリ1
6及び従動プーリ26のV字状みぞ間隔を調節すること
により、連続的に変速比を変えることができる。
車両用変速機を後退状態とする場合には次のような動作
か行われる。すなわち、後進用クラッチ53を締結させ
、後退用駆動軸側歯車38が中空軸36と一体に回転す
るようにし、またロークラッチ44を締結させ、ハイク
ラッチ6oを解放する。この状態では駆動軸14の回転
力はロークラッチ44、中空軸36、後進用クラッチ5
3、後退用駆動軸側歯車38、後退用アイドラ歯車56
、及び後退用出方軸側歯車5oを介して出力軸46に伝
達される。後退用アイドラ歯車56が動力伝達経路に介
在されているため出力軸46の回転方向が前述の場合と
は逆転する。これにより後退走行を行うことができる。
なお、上記変速機では、前進用クラッチ52及び後進用
クラッチ53は油圧式クラッチとしたが、これは同期か
み合い機構とし、これの切換えを油圧サーボ装置によっ
て行うようにしてもよい。
次にこの変速機の油圧制御装置について説明する。油圧
制御装置は、第1図に示すように、オイルポンプ101
、ライン圧調圧弁102、マニアル弁104、変速制御
弁106、調整圧切換弁108、変速モータ(ステップ
モータ)11o、変速指令弁111、変速操作機構11
2、スロットル弁114、一定圧調圧弁116、電磁弁
118、トルクコンバータ圧調圧弁12010ツタアッ
プ制御弁122などからなっている。
変速制御弁106は、5つのポート172a、172b
、172c、172d及び172eを有する弁穴172
と、この弁穴172に対応した3つのラント174a、
174b及び174cを有するスプール174と、スプ
ール174を図中左方向に押すスプリング175とから
成っている。
ポート172bは油路176を介して駆動プーリシリン
ダ室20と連通しており、また油路176はハイクラッ
チ60とも連通している。ポート172a及びポート1
72eはドレーンポートである。なお、ポート172a
の出口にはオリフィス177か設けである。ポート17
2dは油路179を介して従動プーリシリンダ室32と
連通している。ポート172cはライン圧回路である油
路132と連通してライン圧が供給されている。スプー
ル174の左端は後述の変速操作機構112(1’)レ
バー 178のほぼ中央部にピン181によって回転自
在に連結されている。ランド174bの軸方向断面は曲
線形状としであるため、ポート172cに供給されるラ
イン圧はポート172bに流れ込むが、その一部はポー
ト172aへ排出されるので、ポート172bの圧力は
流入する油と排出される油の比率によって決定される圧
力となる。従って、スプール174が左方向に移動する
に従ってボート172bのライン圧側のすきまが大きく
なり排出側のすきまが小さくなるのでボート172bの
圧力は次第に高くなっていく。一方、ボート172dに
は通常はボート172Cのライン圧が供給されている。
ボート172bの油圧は、油路176を介して駆動プー
リシリンダ室20へ供給され、またボート172dの油
圧は油路179を介して従動プーリシリンダ室32に供
給される。従って、スプール174が左方向に移動する
と、駆動プーリシリンダ室20の圧力は高くなって駆動
プーリ16のV字状プーリみぞの幅が小さくなり、他方
、従動プーリ26のV字状プーリみぞの幅が大きくなる
。すなわち、駆動プーリ16のVベルト接触半径が大き
くなると共に従動プーリ26のVベルト接触半径が小さ
くなるので、変速比は小さくなる。逆にスプール174
を右方向に移動させると、上記と全く逆の作用により、
変速比は大きくなる。
変速操作機構112のレバー178は前述のようにその
ほぼ中央部において変速制御弁106のスプール174
とピン181によって結合されているが、レバー178
の一端は変速比伝達部材158とピン183によって結
合されており、また他端は変速指令弁111のロッド1
82にピン185によって結合されている。ロッド18
2はラック182cを有しており、このラック182c
は変速モータ110のピニオンギア110aとかみ合っ
ている。このような変速操作機構112において、変速
モータ110のピニオンギア110aを回転することに
より、ロット182を例えば図中在方向に移動させると
、レバー178はピン183を支点として時計方向に回
転し、レバー178に連結された変速制御弁106のス
プール174を右方向に動かす。これによって、前述の
ように、駆動プーリ16の可動円すい板22は第1図中
で左方向に移動して駆動プーリ16のV字状プーリみぞ
間隔は太きくなり、同時にこれに伴なって従動プーリ2
6のv字状プーリみぞ間隔は小さくなり、変速比は大き
くなる。レバー178の一端はピン183によって変速
比伝達部材158と連結されているので、可動円すい板
22の移動に伴なって変速比伝達部材158が第1図中
で左方向に移動すると、今度はレバー178の他端側の
ピン185を支点としてレバー178は時計方向に回転
する。このためスプール174は左方向に引きもどされ
て、駆動プーリ16及び従動プーリ26を変速比が小さ
い状態にしようとする。このような動作によってスプー
ル174、駆動プーリ16及び従動プーリ26は、変速
モータ110の回転位置に対応して所定の変速比の状態
で安定する。変速モータ110を逆方向に回転した場合
も同様である。
従って、変速モータ110を所定の変速パターンに従っ
て作動させると、変速比はこれに追従して変化すること
になり、変速モータ110を制御することによって無段
変速機構の変速を制御することができる。なお、ロット
182は変速比最大値に対応する位置を越えて更に図中
で右側(オーバストローク位置)へ移動可能であり、オ
ーバストローク位置に移動すると切換検出スイッチ29
8が作動し、この信号は図示してない電子制御装置に入
力される。
変速モータ110は、電子制御装置から送られてくるパ
ルス数信号に対応して回転位置が決定される。電子制御
装置からのパルス数信号は所定の変速パターンに従って
与えられる。
調整圧切換弁108は、その弁体を変速指令弁111の
ロッド182と一体に形成しである。すなわち、調整圧
切換弁108はボート186a、186b、186c及
び186dを有する弁穴186と、ロッド182に形成
したランド182a及び182bとから成っている。ボ
ート186aは油路188と連通している。ボート18
6bは、油路190を介して電磁弁118と連通してい
る。ボート186cは油路189と連通している。ボー
ト186dはドレーンボートである。通常はボート18
6aとボート186bとはランド182a及び182b
間において連通しているが、ロッド182が変速比最大
値に対応する位置を越えてオーバストローク位置に移動
したときにのみボート186aは封鎖され、ボート18
6bとボート186cとが連通ずるようにしである。上
述の油路189はロークラッチ44と連通している。
駆動プーリシリンダ室20に油圧を供給する油路176
からそれぞれオリフィス94及び96を介して分岐した
油路が、前述の管路90及び92と接続されている。前
述のように、管路90及び92は、それぞれ遠心油圧補
正室23及び30に油を供給可能である。
なお、上記以外の弁の構成は特開昭61−105351
号公報に示されるものと基本的に同様である。
次にこの実施例の作用について説明する。変速モータ1
10を変速比大側に作動させ、ロッド182を最大変速
比位置を越えるオーバーストローク位置まで移動させる
と、調整圧切換弁108は第1図中下半部に示す状態と
なり油路190と油路189とが連通し、ロークラッチ
44の油圧が電磁弁118によって調整可能な状態とな
る。これによりロークラッチ44を、電磁弁118によ
って調整される油圧に応じた所定のトルク容量で締結さ
せることができる。このように調整圧切換弁108がオ
ーバーストローク位置にある状態ではロッド182とレ
バー178を介して連結された変速制御弁106のスプ
ール174は第1図中右方向に押されており、ボート1
72bはトレーンボート172aと連通している。この
ため、駆動プーリシリンダ室20及びハイクラッチ60
の油圧はドレーンされている。結局、ロークラッチ44
のみが締結されることになり、前述のように回転力は歯
車機構を介して伝達される。この状態では前進用駆動軸
側歯車42と前進用出力軸側歯車48との間の減速比に
より回転力が増大されており、大きい駆動力を得ること
ができる。この状態では、上述のように、油路176に
油圧が供給されていないので、管路90及び92から遠
心油圧補正室23及び33に油が供給されることはない
。従って、不必要に油を流出させることが防止されてい
る。
次に比較的駆動力が小さくてよい運転条件になると、変
速モータ110は変速比小側に向けて作動し、ロッド1
82をオーバーストローク位置から最大変速比位置を越
えてこれよりも変速比小側に移動させる。これに応じて
レバー178によってロッド182と連結されている変
速制御弁106のスプール174も第1図中で左方向へ
移動し、所定の変速制御状態となる。すなわち、ボート
172bのドレーンボート172aへの連通状態が遮断
され、ボート172bにボート172cから油圧が供給
される状態となる。従って、駆動プーリシリンダ室20
に油圧が供給されて無段変速機構が所定の変速比状態に
なると共にハイクラッチ60が締結される。これにより
Vベルト式無段変速機構によって回転力の伝達が行われ
ることになり、駆動プーリ16及び従動プーリ26のV
字状みぞ間隔を調整することにより連続的に変速比を変
えることができる。なお、この間口−クラッチ44は締
結状態に保持されるが、ワンウェイクラッチ40が空転
状態となるため、上述のようにVベルト式無段変速機構
を介して回転力が伝達される。この状態では、油路17
6に油圧が供給されるため、油路176の油の一部はそ
れぞれオリフィス94及び96を通して管路90及び9
2に流れ、遠心油圧補正室23iび33に油が供給され
る。これにより、遠心油圧補正室23及び33に油が満
たされ、高速で回転した場合に遠心力による油圧か発生
し、駆動プーリシリンダ室20及び従動プーリシリンダ
室32で同様に遠心力により発生する油圧を打ち消すこ
とができる。なお、第4図にP、R,N、D及びLレン
ジにおける各要素への油圧供給状態を表にして示す。な
お、P及びNレンジでは、変速指令弁111がオーバス
トローク位置になると共に電磁弁118がドレーン状態
となるので、ロークラッチ44には油圧が作用しないこ
とになる。また、第5図に変速指令弁111のロッド1
82のストローフに対応して各油圧の変化状態を示す。
また、第6図には変速指令弁111のロッド182のス
トロークに対応して変化する駆動プーリシリンダ室20
及び従動プーリシリンダ室32の油圧の変化を示す。
なお、この実施例では、遠心油圧補正室が駆動プーリ及
び従動プーリの両方に設けられているが、いずれか一方
の場合であっても本発明が適用可能であることは明らか
である。
(ト)発明の詳細 な説明してきたように、本発明によると、歯車機構など
の有段伝達経路が選択されている場合には、■ベルト式
無段変速機構の遠心油圧補正室への油の供給を停止する
ようにしたので、アイドリング時などのエンジン低速回
転時に必要とされる油量を減少させることができ、小型
のオイルポンプであっても必要な油量を確保することが
できるようになり、変速機の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は変速機の油圧回路を示す図、第2図は変速機の
骨組図、第3図は変速機の軸の位置関係を示す図、第4
図は各レンジで各要素へ供給される油圧の組合わせを示
す図、第5図は変速指令弁のストロークに応じて変化す
るクラッチ油圧の状態を示す図、第6図は変速指令弁の
ストロークに応じて変化するプーリ油圧の状態を示す図
である。 14・ 23・ ト、26・ 補正室、 46・ 歯車。 ・駆動軸、16・ ・駆動プーリ、 ・遠心油圧補正室、24・・・Vベル ・・従動プーリ、33・・・遠心油圧 42・・・前進用駆動軸側歯車、 ・出力軸、48・・・前進用出力軸側 特許出願人  日産自動車株式会社 代 理 人  弁理士 宮内利行 第2図 弔 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力軸と出力軸との間に、1段以上の有段変速機構
    を介して回転力を伝達する有段伝達経路と、Vベルト式
    無段変速機構を介して有段伝達経路の変速比よりも小さ
    い変速比の領域で回転力を伝達する無段伝達経路とを有
    し、Vベルト式無段変速機構の駆動プーリ及び従動プー
    リの両方又は一方に遠心力によって発生する油圧力を補
    正するための遠心油圧補正室が設けられている変速機の
    油圧制御装置において、 遠心油圧補正室には、無段伝達経路が選択されている場
    合にのみ油が供給されるように構成されていることを特
    徴とする変速機の油圧制御 装置。 2、遠心油圧補正室には、駆動プーリの油圧室に油圧を
    供給する油路からオリフィスを介して油が供給される請
    求項1記載の変速機の油圧制御装置。
JP5962489A 1989-03-14 1989-03-14 変速機の油圧制御装置 Pending JPH02240438A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014199458A1 (ja) * 2013-06-12 2014-12-18 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置

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