JPH02236053A - 変速機の制御装置 - Google Patents

変速機の制御装置

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JPH02236053A
JPH02236053A JP5392489A JP5392489A JPH02236053A JP H02236053 A JPH02236053 A JP H02236053A JP 5392489 A JP5392489 A JP 5392489A JP 5392489 A JP5392489 A JP 5392489A JP H02236053 A JPH02236053 A JP H02236053A
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JP
Japan
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transmission path
speed change
gear ratio
stepped
gear
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Application number
JP5392489A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Hibi
利文 日比
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、変速機の制御装置に関するものである。
(口)従来の技術 眸来の変速機として、例えば特開昭63一176862
号公報に示されるように、■ベルト式無段変速機構と歯
車変速機構とを組合わせたものがある。この変速機の場
合には、無段変速機構の変速比範囲の最大変速比側に歯
車変速機構の変速,比が設定されている゛。発進時及び
比較的大.きい駆動力を必要とする場合に歯車変速機構
が選択され、高速走行時など比較的小さい駆動力でよい
運転条件では無段変速機構が選択される。両変速機構間
の切換はクラッチなどを用いて行なわれる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の変速機では、急速なダウンシフト
を行なった場合に無段変速機構から歯車変速機構の切換
に伴なって大きいショックを発生する場合があるという
問題点がある。すなわち、無段変速機構を用いて比較的
変速比の小さい領域で走行を行なっている状態から急速
なダウンシフトが指令されると、ステップモータなどの
変速アクチュエータは急速に作動し、無段変速機構を変
速比大側に変速させようとする。しかし、プーリのみぞ
間隔が変化して実際の変速比か変化するまでには多少の
時間遅れがあるため、実際の変速比が最大変速比になる
前に変速ナク゛チュエータ側は無段変速機構を歯車変速
機構に切り換える位置まで作動してしまい、例えば切換
用のクラッチが作動してしまう。このような場合には、
最大変速比よりも小さい変速比から直接歯車変速機構の
変速比まで変速比が変化することになり、非常に大きい
幅の変速比の変化が発生することになる。このため、伝
達経路の切換に伴なって大きい変速ショックが発生する
。なお、特開昭6374735号公報に示されるような
、無段変速機構の最小変速比よりも小さい側に歯車機構
か設けられている変速機の場合にも急速のアップシフト
が行なわれた際に同様の問題を発生する。本発明はこの
ような課題を解決することを目的としている。
(二)課題を解決するための手段 ?発明は、ダウンシフトが指令された場合に、無段伝達
経路の変速比が最大変速比となった後で有段伝達経路に
切り換えるようにすることにより、上記課題を解決する
。すなわち、木発明による変速機の制御装置は、人力軸
←f ’4 )と出力軸(46)との間に、歯車機構、
チェーン機構などの1段以上の有段変速機構(42、4
8)を介して回転力を伝達する有段伝達経路と、無段変
速機構(16、24、26)を介しそ有段伝達経路の最
小変速比よりも小さい変速比の領域で回転力を伝達する
無段伝達経路と、を有する変速機を前提としたものであ
り、所定の運転条件の場合に無段伝達経路から有段伝達
経路べのダウンシフトを指令するダウンシフト指令手段
と゛、無段変速機構の実際の変速比が最大変速比となっ
ていることを検知する最大変速比検知手段と、ダウンシ
フト指令手段からダウンシフトが指令された■場合に、
最大変速比検知手段が最大変速比を検知した後ではじめ
て無段伝達経路な有段伝達経路に切り換えるアクチュエ
ータ( 110 )を実際に作動させる伝達経路切換指
令手段と、を有することを特徴としている。なお、かっ
こ内の符号は後述の実施例の対応する部材を示す。
また、有段変速機構の変速比が無段変速機構の最小変速
比よりも小さい側に設定されている場合には、アップシ
フトか指令された際に、無段伝達経路の変速比が最小変
速比となった後で有段伝達経路に切換えるようにする。
すなわち、本発明は、人力軸と出力軸との間に、1段以
上の有段変速機構を介して回転力を伝達する有段伝達経
路と、無段変速機構を介して有段伝達経路の最大変速比
よりも大きい変速比の領域で回転力を伝達す,る無段伝
達経路と、を有する変速機の制御装置を前提としたもの
であり、所定の運転条件の場合に無段伝達経路から有段
伝達経路へのアップシフトを指令するアップシフト指令
手段と、無段変速機構の実際の変速比が最小変速比とな
っていることを検知する最小変速比検知手段と、アップ
シフト指令手段からアップシフトが指令された場合に、
最小変速比検知手段が最小変速比を検知した後ではじめ
て無段伝達経路を有段伝達経路に切り換えるアクチュエ
ータを実際に作動させる伝達経路切換指令手段と、を有
することを特徴としている。
(ホ)作用 無段伝達経路で走行中にダウンシフトが指令されると、
無段変速機は変速比大側に向って変速を開始する。無段
変速機が最大変速比になるまでは他の条件にかかわらず
有段伝達経路に切り換えられることはない。無段変速機
の変速比が最大変速比になると無段伝達経路から有段伝
達経路への切換か行なわれる。従って、急速なダウンシ
フトが指令された場合てあっても、かならず無段変速機
構の最大変速比から有段変速機構の最小変速比への変速
が行なわれることになり、過大な変速ショックが発生す
ることはない。アップシフトの場合にも基本的に上記と
同様の作用が得られる。
(へ)実施例 第2及び3図に変速機の骨組図を示す。エンシン10の
出力軸10aに対してトルクコンパータ12が連結され
ている。トルクコンバータ12はポンプインベラ−12
a1タービンランナー12b、及びステータ12cを有
しており、またポンプインベラ−12aとタービンラン
ナー12bとを連結又は切離し可能なロックアップクラ
ッチ12dを有している。トルクコンバータ12のター
ビンランナー12bが駆動軸14と連結されている。駆
動軸14に駆動プーリ16が設けられている。駆動プー
リ16は、駆動軸14に固着された固定円すい部材18
と、固定円すい部材18に対向配置されてV字状ブーり
みそを形成ずると共に駆動ブーリシリンダ室20に作用
する油圧によって駆動軸14の軸方向に移動可能である
町動円1−い部材22とから成フている。駆動ブーり1
6はVベルト24によって従動ブーリ26と伝動可能に
結合されている。従動ブーリ26は、従動軸28に固着
された固定円すい部旧30と、固定円すい部材30に対
向配置されV字状ブーリみぞを形成ずると共に従動ブー
リシリンタ室32に作用する油圧によって従動軸28の
軸方向に移動可能である可動円すい部材34とから成っ
ている。これらの駆動ブーり16、■ベルト24及び従
動プーリ26により■ベルト式無段変速機構が構成され
る。なお、■ベルト式無段変速機構の最大減速比は、後
述の前進用駆動軸側歯車42と前進用出力軸側歯車48
との間の減速比より小さく設定してある。駆動軸14の
外周には中空軸36が回転可能に支持されており、この
中空軸36の外周には後退用駆動軸側歯車38及び前進
用駆動軸側歯車42が回転可能に設けられている。前進
用駆動軸側歯車42及び後退用駆動軸側歯車38は油圧
式クラッチである前進用クラッチ52及び後進用クラッ
チ53によってそれぞれ選択的に中空軸36に対して一
体に回転するように連結可能である。駆動軸14と中空
軸36とはロークラッチ44によって互いに連結又は切
離し町能である。駆動軸14と平行に配置された出力軸
46には前進用出力軸側歯車48かワンウェイクラッチ
40を介して連結され、また後退用出力軸側歯車50が
一体に回転ずるように設けられている。前進用出力軸側
歯車48は前述の01進川駆動軸側歯車42と常時かみ
合っている。後退川出力軸側歯車50は、回転可能に設
けられた後退用アイトラ軸54と一体に回転する後退用
アイドラ歯車56と常にかみ合フている。後退用アイト
ラ歯車56は前述の後退用駆動軸側歯車38とも常にか
み合っている。なお、第2図では、すへての部材を同一
断面上に図示することができないため、後退用アイドラ
軸54及び後退用アイドラ歯車56は破線によって示し
てあるが、実際には第3図に示すような位置関係にある
。また同じ理由により第2図では軸間距離、歯車の径な
ども必ずしも正確に図示されておらず、これらについて
は第3図を参照する必要がある。前述の従動軸28には
前進用従動軸側歯車58か設けられている。従動輔28
と前進用従動軸側歯車58とはハイクラッチ60によっ
て互いに連結又は切離し可能である。前進用従動軸側歯
車58は萌述の後退用出力軸側歯車50と常にかみ合っ
ている(なお、第2図では前進用従動軸側歯車58と後
退用出力軸側歯車50とは図示の都合上かみ合っていな
いように見えるが、実際には第3図に示すように両者は
互いにかみ合っている)。前進用従動軸側歯車58と後
退用出力軸側歯車50とは同−径としてある。出力軸4
6にはりダクション歯車62が一体に回転するように設
けられており、このリダクション歯車62とファイナル
歯車64とが常にかみ合っている。ファイナル歯車64
には差動機構66か設けられている。すなわち、ファイ
ナル歯車64と一休に回転するように一対のビニオンギ
ア68及び70が設けられており、このピニオンギア6
8及び70と一対のサイドギア72及び74がかみ合っ
ており、サイドギア72及び74はそれぞれドライブ軸
76及び78と連結されている。
ロークラッチ44及びハイクラッチ60を解放状態とす
ることにより、駆動軸14の回転力の出力軸46への伝
達が遮断され、中立状態となる。
発進時、登坂時など比較的大曇な駆動力を必要とする走
行条件の場合には、前進用クラッチ52を締結すると共
にロークラッチ44を締結する。
ハイクラッチ60は解放状態とする。この状態ではエン
ジン10の出力軸10aの回転力は、トルクコンバータ
12を介して駆動軸l4に伝達され、更に駆動軸14か
ら締結状態のロークラッチ44を介して中空軸36へ伝
達される。中空軸36の回転力は前進用クラッチ52を
介して前進用駆動軸側歯車42に伝達され、前進用駆動
軸側歯車42からこれとかみ合う前進用出力軸側歯車4
8へ伝達される。前進用出力軸側歯車48はワンウェイ
クラッチ40を介して出力軸46と一体に回転するよう
に連結されているので、出力軸46に回転力が伝達され
る。次いで、リダクション歯車62及びファイナル歯箪
64を介して差動機構66へ回転力が伝達され、差動機
構66によりドライブ軸76及び78に回転力が分配さ
れ図示してない車輪が駆動される。上記のような回転力
の伝達の際、■ベルト式無段変速機構を通しての回転力
の伝達は行われておらず、回転力は歯車?構を介して伝
達される。前進用駆動軸側■歯車42と前進用出力軸側
歯車4日との間の減速比により回転力が増大されており
、これにより大きな駆動力を得ることができる。
次いで、比較的駆動力が小さくてよい運・転条件になる
と、−F述の状態からハイクラッチ60を締結させれば
よい。これによりVベルト式無段変速機構を介して回転
力の伝達か行われることになる。すなわち、駆動軸14
の回転力は、駆動ブーリ16、■ベルト24及び従動プ
ーリ26を介して従動輪28に伝達され、更に締結状態
にあるハイクラッチ60を介して前進用従動軸側歯車5
8に伝達される。前進用従動軸側歯車58は後退用出力
軸側歯車50とかみ合っているため、回転力が出力軸4
6に伝達され、■更に上述の場合と同様にドライブ軸7
6及び78に回転力が伝達される。この場合、出力軸4
6は前進用出力軸側歯車48よりも高速で回転すること
になるため、ワンウェイクラッチ40は空転状態となる
。このため、ロークラッチ44は締結させたままの状態
としておくことができる。上述のように■ベルト式無段
変速機構によって回転力の伝達が行われるため、駆動ブ
ーリ16及び従動ブーリ26のV字状みぞ間隔を調節す
ることにより、連続的に変速比を変えることができる。
車両用変速機を後退状態とする場合には次のような動作
が行われる。矛なわち、後進用クラッチ53を締結させ
、後退用駆動軸側歯車38が中空軸36と一体に回転す
るようにし、またロークラッチ44を締結させ、゛ハイ
クラツチ60を解放する。この状態では駆動軸14の回
転力はロークラッチ44、中空軸36、後進用クラッチ
53、後退用駆動軸側歯車38、後退用アイドラ歯車5
6、及び後退用出力軸側歯車50を介して出力軸46に
伝達される。後退用アイドラ歯車56が動力伝達経路に
介在されているため出力軸46の回転方向が前述の場合
とは逆転する。これにより後退走行を行うことができる
なお、ヒ記変速機では、前進用クラッチ52及び後進用
クラッチ53は油圧式クラッチとしたが、これは同期か
み合い機構とし、これの切換えを油圧サーボ装置によっ
て行うようにしてもよい。
次にこの変速機の油圧制御装置について説明する。油圧
制御装置は、第4図に示すように、オイルポンプ101
、ライン圧調圧弁102、マニアル弁104、変速制御
井106、調整圧切換弁108、変速モータ(ステップ
モータ)110、変速指令弁111、変速操作機構11
2、スロットル弁114、一定圧調圧弁116、電磁弁
118、トルクコンバータ圧調圧弁120、ロックアッ
プ制御井122などからなっている。
変速制御弁106は、5つのポート172a、172b
、172C、172d及び172eを有する弁穴172
と、この弁穴172に対応した3つのラント174a、
174b及び174Cを有するスブール174と、スプ
ール174を図中左方向に押すスブリンク175とから
成っている。ポート172bは油路176を介して駆動
ブーリシリンダ室20と連通しており、また油路176
はハイクラッチ60とも連通している。
ポート172a及びボート172eはドレーンポートで
ある。なお、ボート172aの出1二」にはオリフィス
177が設けてある。ポート172dは油路179を介
して従動ブーリシリンタ室32と連通している。ポート
172Cはライン圧回路である油路132と連通してラ
イン圧が供給されている。スプール174の左端は後述
の変速操作機構112のレバー178のほぼ中央部にビ
ン181によって回転自在に連結されている。ランド1
74bの軸方向断面は曲線形状としてあるため、ポート
172Cに供給されるライン圧はボートl72bに流れ
込むが、その一部はポート172aへ排出されるので、
ポート172bの圧力は流入する油と排出される油の比
率によって決定される圧力となる。従って、スブール1
74が左方向に移動するに従7てポート172bのライ
ン圧側のすきまか大きくなり排出側のすきまが小さくな
るのでポート172bの圧力は次第に高くなっていく。
一方、ポート172dには通常はポート172Cのライ
ン圧が供給されている。
ボート172bの油圧は、油路176を介して駆動プー
リシリンダ室20へ供給され、またポート172dの油
圧は油路179を介して従動ブーリシリンダ室32に供
給される。従って、スブール174が左方向に移動する
と、駆動ブーリシリンダ室20の圧力は高くなって駆動
ブーリ16のV字状ブーリみぞの幅か小さくなり、他方
、従動プーリ26のV字状プーリみぞの幅が大きくなる
。すなわち、駆動ブーリ16の■ベルト接触半径が大き
くなると共に従動ブーリ26のVベルト接触半径が小さ
くなるので、変速比は小ざ〈なる。逆にスプール174
を右方向に移動させると、上記と全く逆の作用により、
変速比は大きくなる。
変速操作機構112のレバー178は前述のようにその
ほぼ中央部において変速制御弁106のスプール174
とピン181によって結合されているが、レハー178
の一端は変速比伝達部材158とピン183によって結
合されており、また他端は変速指令弁111のロット1
82にピン185によって結合されている。ロツド18
2はラック182cを有しており、このラック182C
は変速モータ110のビニオンキア110aとかみ合っ
ている。このような変速操作機構112において、変速
モータ110のビニオンギア110aを回転することに
より、ロツド182を例えば図中右方向に移動させると
、レバー178はビン183を支点として時計方向に回
転し、レバー178に連結された変速制御井106のス
プール174を右方向に動かす。これによって、前述の
ように、駆動プーリ16の叶動円すい板22は第1図中
で左方向に移動して駆動プーリ16のV字状ブーりみぞ
間隔は大きくなり、同時にこれに伴なって従動プーリ2
6のV字状プーリみぞ間隔は小さくなり、変速比は大き
くなる。レバー178の一端はピン183によって変速
比伝達部材158と連結されているので、可動円すい板
22の移動に伴なって変速比伝達部材158が第1図中
で左方向に移動すると、今度はレバー178の他端側の
ビン185を支点としてレバー178は時計方向に回転
する。このためスプール174は左方向に引きもどされ
て、駆動ブーリ16及び従動ブーリ26を変速比が小さ
い状態にしようとする。このような動作によってスプー
ル174、駆動ブーリ16及び従動ブーリ26は、変速
モータ110の回転位置に対応して所定の変速比の状態
で安定する。変速モータ110を逆方向に回転した場合
も同様である。
従って、変速モータ110を所定の変速パターンに従っ
て作動させると、変速比はこれに追従して変化すること
になり、変速モータ110を制御することによフて無段
変速機構の変速を制御することができる。なお、ロツド
182は変速比最大値に対応する位置を越えて更に図中
で右側(オーバストローク位置)へ移動可能であり、オ
ーバストローク位置に移動すると切換検出スイッチ29
8が作動し、この信号は後述の第5図に示す電子制御装
置300に人力される。
変速モータ110は、電子制御装置300から送られて
くるパルス数信号に対応して回転位置が決定される。電
子制御装置300からのパルス数信号は所定の変速パタ
ーンに従って与えられる。
調整圧切換弁108は、その弁体を変速指令弁111の
ロツド182と一体に形成してある。すなわち、調整圧
切換弁108はポート186a、186b、186c及
び186dを有する弁穴186と、ロッド182に形成
したランド182a及び182bとから成っている。ポ
ート186aは油路188と連通している。ポート18
6bは、油路190を介して電磁弁118と連通してい
る。ボート186Cは油路189と連通している。ボー
ト186dはトレーンポートである。通常はポート18
6aどポート186bとはランド182a及び182b
間において連通しているが、ロッド182が変速比最大
値に対応ずる位置を越えて才一バストローク位置に移動
したときにのみポート186aは封2nされ、ボート1
86bとボート186cとが連通ずるようにしてある。
上述の油路189はロークラッチ44と連通している。
なお、上記以外の弁の構成は特開昭61−105351
号公報に示されるものと基本的に同様である。
第5図にステップモータ110及びソレノイド224の
作動を制御する電子制御装置306を示す。電子制御装
置300は、入力インターフェース311、基準パルス
発生器312、CPU(中央処理装置)313、ROM
 (リードオンリメモリ)314、RAM (ランダム
アクセスメモリ)315及び出力インターフェース31
6を有しており、これらはアドレスバス319及びデー
タバス320によって連絡されている。この電子制御装
置300には、エンジン回転速度センサー301、車速
センサー302、スロットル開度センサー303、シフ
トポジションスイッチ304、タービン回転速度センサ
ー305、エンジン冷却水温センサー306、ブレーキ
センサー307及び切換検出スイッチ298からの信号
が?接又は波形成形器308、309及び322、及び
AD変換器310を通して入力され、一方増幅器317
及び線3’l7a−dを通してステップモータ110へ
信号が出力され、またソレノイド224へも信号が出力
されるが、これらについての詳細な説明は省略する。な
お、説明を省略した部分の構成については、前述の特開
昭61−105353号公報に記載されている。
次にこの実施例の作用について説明する。変速モータ1
10を変速比大側に作動させ、ロツド182を最大変速
比位置を越えるオーバーストローク位置■まで移動させ
名と、調整圧切換弁108は第′1図中下半部に示す状
態となり油路190と油路189とが連通し、ロークラ
ッチ44の油圧が電磁弁11Bによフて調整可能な状態
となる。とれによりロークラッチ44を、電磁弁118
によって調整される油圧に応じた所定のトルク容量で締
結させることができる。
このように調整圧切換弁108がオーバーストローク位
置にある状態ではロッド182とレバー178を介して
連結された変速制御弁106のスプール174は第1図
中右方向に押されており、ポート172bはドレーンポ
ート172aと連通している。このため、駆動ブーリシ
リンダ室20及びハイクラッチ60の油圧はドレーンさ
れている。結局、ロークラッチ44のみが締結されるこ
とになり、前述のように回転力は歯車機構を介して伝達
される。この状態では前進用駆動軸側歯車42と面進用
出力軸側歯車48との間の減速比により回転力が増大さ
れており、大きい駆動力を得ることができる。
次に比較的駆動力が小さくてよい運転条件になると、変
速モータ110は変速比小側に向けて作動し、ロツド1
82をオーバーストローク位置から最大変速比位置を越
えてこれよりも変速比小側に移動させる。これに応じて
レハー178によってロツド182と連結されている変
速制御井106のスブール174も第1図中で左方向へ
移動し、所定の変速制御状態となる。すなわち、ポート
172bのドレーンポート172aへの連通状態が遮断
され、ボート172bにボート172Cから油圧が供給
される状態となる。従って、駆動ブーリシリンダ室20
に油圧が供給されて無段変速機構が所定の変速比状態に
なると共にハイクラッチ60が締結される。これにより
Vヘルト式無段変速機構によって回転力の伝達が行われ
ることになり、駆動ブーリ16及び従動プーリ26のV
字状みぞ間隔を調整することにより連続的に変速比を変
えることができる。なお、この間ロークラッチ44は締
結状態に保持されるが、ワンウェイクラッチ40が空転
状態となるため、上述のように■ベルト式無段変速機構
を介して回転力が伝達される。なお、この状態では調整
圧切換弁108によフて油路188と190とが連通ず
るので、電磁弁118はロックアップ制御弁122を制
御することができ、これによりロックアップクラッチ1
2dの締結状態が電磁弁118によって制御されること
になる。なお、第6図にP,R,N,D及びLレンジに
おける各要素への油圧供給状態を表にして示す。なお、
P及びNレンジては、変速指令弁111がオーバストロ
ーク位置になると共に電磁弁118がドレーン状態とな
るのて、ロークラッチ44には油圧が作用しないことに
なる。また、第7図に変速指令弁111のロット182
のストロークに対応して各油圧の変化状態を示す。また
、第8図には変速指令弁111のロツド182のストロ
ークに対応して変化する駆動プーリシリンダ室20及び
従動ブーリシリンダ室32の油圧の変化を示す。
次に、木発明の要旨である■ベルト式無段変速機構から
歯車変速機構への切換動作について説明する。電子制御
装置300では、ダウンシフトの場合には第9図に示す
ような制御が行なわれる。
すなわち、車速センサー302から車速信号及びスロッ
トル開度センサー303からスロットル開度信号かそれ
ぞれ読み込まれ(ステップ101)、これらの信号に基
づいてステップモータにより構成される変速モータ11
0の目標ステップ数が算出される(同103)。次いで
、目標ステップ数が無段変速領域から歯車変速機構への
ダウンシフトを指令したものとなっているかどうかを判
断し(同105)、このダウンシフトか指令されている
場合にはタービン回転速度と車速とから現在の実際の変
速比を算出し(同107),次いで算出された実際の変
速比が無段変速機構の最大変速比に一致しているかどう
かを判断し(同109),一致している場合には目標ス
テップ数をAとする(同111)。このAは変速モータ
110のオーバーストローク位置に対応している(第7
及び8図参照)。一方、現在の変速比か無段変速機構の
最大変速比に達していない場合には目標スデップ数をB
とする(同113)。Bの値は無段゛変速機構の最大変
速比に対応ずる値である。次いで、変速モータ110が
駆動される(同115)。結局、−ト記制御により、無
段変速機構が最大変速比に達していない場合にはまず変
速モータ110は無段変速機構の最大変速比に対応ずる
位置まで駆動される。
従って、この時点では歯車変速機構に切換ねることはな
い。実際の変速比が無段変速機構の最大変速比に達する
と、変速モータ110の目標ステップ数がBからAに切
り換えられ、変速モータ110は歯車変速機構に対応す
る位置まで移動することになる。従って、ダウンシフト
する場合には必ず無段変速機構が最大変速比となった後
で歯車変速機構への切換が行なわれることになる。これ
により、過大な変速ショックが発生することが防止され
る。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、ダウンシフ
トが指令された場合に無段変速機構が最大変速比となら
ない限り有段変速機構への切換が行なわれないようにし
たので、必ず無段伝達経路の最大変速比から有段伝達経
路への変速が行なわれることになり、急速なダウンシフ
トが指令された場合でも過大な変速ショックが発生する
ことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成要素間の関係を示す図、第2図は
変速機の骨組図、第3図は第2図に示す変速機の軸の位
置関係を示す図、第4図は油圧回路を示す図、第5図は
電子制御装置を示す図、第6図は各レンジで各要素へ供
給される油圧の組合わせを示す図、第7図は変速指令弁
のストロークに応じて変化するクラッチ油圧の状態を示
す図、第8図は変速指令弁のストロークに応じて変化す
るブーリ油圧の状態を示す図、第9図は制御フローを示
す図である。 14・・・入力軸、16・・・駆動ブーリ、24・・・
■ベルト、26・・・従動ブーリ、42・・・前進用駆
動側歯車、46・・・出力軸、48・・・前進用出力側
歯車、110・・・変速モータ(アクチュエータ)。 特許出願人  日産自動車株式会社 代 理 人  弁理士 宮内利行

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力軸と出力軸との間に、1段以上の有段変速機構
    を介して回転力を伝達する有段伝達経路と、無段変速機
    構を介して有段伝達回路の最小変速比よりも小さい変速
    比の領域で回転力を伝達する無段伝達経路と、を有する
    変速機の制御装置において、 所定の運転条件の場合に無段伝達経路から有段伝達経路
    へのダウンシフトを指令するダウンシフト指令手段と、
    無段変速機構の実際の変速比が最大変速比となっている
    ことを検知する最大変速比検知手段と、ダウンシフト指
    令手段からダウンシフトが指令された場合に、最大変速
    比検知手段が最大変速比を検知した後ではじめて無段伝
    達経路を有段伝達経路に切り換えるアクチュエータを実
    際に作動させる伝達経路切換指令手段と、を有すること
    を特徴とする変速機の制御装置。 2、入力軸と出力軸との間に、1段以上の有段変速機構
    を介して回転力を伝達する有段伝達経路と、無段変速機
    構を介して有段伝達経路の最大変速比よりも大きい変速
    比の領域で回転力を伝達する無段伝達経路と、を有する
    変速機の制御装置において、 所定の運転条件の場合に無段伝達経路から有段伝達経路
    へのアップシフトを指令するアップシフト指令手段と、
    無段変速機構の実際の変速比が最小変速比となっている
    ことを検知する最小変速比検知手段と、アップシフト指
    令手段からアップシフトが指令された場合に、最小変速
    比検知手段が最小変速比を検知した後ではじめて無段伝
    達経路を有段伝達経路に切り換えるアクチュエータを実
    際に作動させる伝達経路切換指令手段と、を有すること
    を特徴とする変速機の制御装置。
JP5392489A 1989-03-08 1989-03-08 変速機の制御装置 Pending JPH02236053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9540012B2 (en) 2013-04-16 2017-01-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control system and vehicle control method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9540012B2 (en) 2013-04-16 2017-01-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control system and vehicle control method

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