JPH02240196A - 灯油 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は灯油、特にストーブ用の灯油に関するものであ
る． 「従来の技術、発明が解決しようとする課題」原油を蒸
留して留出しする灯油は、独特の臭いがあり、ストーブ
に供給して点火及び消火するとき、濁囲にその臭気を強
く発散して不快感を与える。

木発明の目的は、石油ストーブを点火又は消化したとき
に、前述のような臭いを発散せずに好ましい芳香を発す
る灯油を提供することにある。

「課題を解決するための手段」 本発明に係る灯油は、前述の目的を達成するために適量
の香料成分を混合している。

香料成分は、次の群から選ばれる一種又は数種の成分か
ら選択するのが好ましい。

すなわち、リモネン、及びリモネンを主成分とするレモ
ン油，オレンジ油，グレープフルーツ油，ライム油．ベ
ルガモット油等の合成又は天然精油、メチルイソブチレ
ート、エチルノルマルブチレート、エチルカブリレート
、エチルブロビオネート、エチルイソバレレート、エチ
ル−２−メチルブチレート、イソアミルアセテート、イ
ソアミルイソハレレート、イソアミルノルマルブチレー
ト、ノルマルブチルイソバレレート、エチルアセトアセ
テート、シス−３−ヘキセニルイソノベレレート、リナ
リルアセテート、シトロネリルアセテート、ゲラニルア
セテート、シンナミルアセテート、ベンジルアセテート
、シトラール、カルボン等であり、これらの香料成分は
、灯油との相溶性に富み、灯油の燃焼を妨げない。

香料成分をどの程度の量混合するかは、香料の種類によ
る灯油の燃焼への影響、経済性などを考慮して適宜設定
することができるカイ、香料成分を前記の群から一種又
は数種選択する場合は、１〜５重量％程度混合すれば、
後述の効果を発揮させるのに十分である． 前記の群の香料成分は、一般に市販されている品質のも
のを使用する場合、特に精製することを要しない． 木発明においては、前記群の香料成分のほかに、他の各
種の合成香料や天然香料を、灯油との相溶性や燃焼に問
題が生じない程度に混合して灯油に配合しても何ら差し
つかえない。

前記群の成分を含む香料成分を灯油に配合して一般に広
く好まれているストロベリー、グリーンアップル、レモ
ン、ミント、ジャスミン、コーヒー、コーラその他特定
の各種の香りになるように調合すれば、より一層好まし
い灯油を得ることができる． 香料成分を灯油に混合するときには、灯油のタンク又は
小売り容器などに先ず適量の香料成分を注入し，次いで
所定の圧力で灯油を注入すれ（ｆ、この灯油の注入によ
り香料成分はタンク又は容器内において灯油と均一に混
合する． 「作用」 本発明に係る灯油は適量の香料成分を混合したので、こ
れをストーブの燃料に使用した場合、ストーブの点火時
及び消化時に、灯油特有の臭いとともに灯油に含まれて
いる香料成分の好ましい香りが周囲に漂い、この香料成
分の香りか勝って灯油特有の臭いがマスキングされる。

したがって、点火時及び消化時に不快感を与えることが
なく、かつ、周囲に香料成分の香りが残って爽快感を与
える。

「実施例」 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
． 「実施例−１」 シトラール　　　　　　　　　１００重量部シトロネリ
ルアセテート　　　　１０重量部リモネン　　　　　　
　　　　４５０重量部リナリルアセテート　　　　　　
５０重量部ゲラニルアセテート　　　　　　　５！１量
部オレンジ油　　　　　　　　　３８５重量部以上の成
分を混合してレモン香料を合成し、このレモン香料を１
．８文灯油容器に入れ、次いで、この容器へ通常ガソリ
ンスタントで使用している注入ノズルにより、灯油を総
量１．８文に達するまで注入し、レモン香料を１重量％
混ぜた灯油に調製した。

この灯油を石油ストーブに使用したところ、燃焼には全
く支障がなく、点火時及び消化時に灯油特膚の臭いはほ
とんどなく、周囲にレモンの芳香を発した。

「実施例−２」 エチルノルマルブチレート　　２００重景部エチルアセ
トアセテート　　　２００重量部シス−３−ヘキセニル
イソバレレート ６０重量部 エチルマルトール　　　　　　　６０重量部才クチルア
ルデヒド　　　　　　３０重量部アルデヒドＣ−１６　
　　　　　１５０重量部以上の成分を混合してストロベ
リー香料を合成し、このストロベリー香料をｌ，８文灯
油容器に入れ、次いて、前述の実施例と同様な注入ノズ
ルにより、灯油を総量１．８立に達するまで注入し、ス
トロベリー香料が３重量％混合する灯油に調製した。

この灯油を石油ストーブに使用したところ、燃焼には全
く支障かなく、点火時及び消化時に灯油特有の臭いはほ
とんどなく、局囲にストロベリーの芳香を発した。

「実施例−３」 イソアミルノルマルツチレート　３００ｉ量部インアミ
ルイソハレレート　　　５９０重量部オルトターシャリ
ーブチル シクロヘキシルアセテート　　１００重量部リーファル
デヒｌ／：１０，ｉｉ量部 以上の成分を混合してグリーンアップル香料を合成し、
このグリーンアップル香料を１．８Ｊｌ灯油容器に入れ
、次いで、前述の実施例と同様な注入ノズルにより、灯
油を総量１．８見に達するまで注入し、グリーンアップ
ル香料を５重量％混ぜた灯油に調製した。

この灯油を石油ストーフに使用したところ、燃焼には全
く支障かなく、点火時及び消化時に灯油特有の臭いはほ
とんどなく、周囲にグリーンアップルの芳香を発した。

本発明は前述の実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲内において種々の態様て実施することかでき
る． 「発明の効果」 本発明に係る灯油は、香料成分を混合したものであるか
ら、これを石油ストーブに使用した場合、点火時及び消
化時に臭う灯油特有の臭気かマスキングされ、混合した
香料成分の芳香か周囲に発する．

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）、適量の香料成分を含むことを特徴とする灯油。
2. （２）、香料成分が、次の群から選ばれる一種又は数種
   の成分を含むことを特徴とする、請求項１に記載の灯油
   。 「リモネン、及びリモネンを主成分とするレモン油、オ
   レンジ油、グレープフルーツ油、ライム油、ベルガモッ
   ト油等の合成又は天然精油、メチルイソブチレート、エ
   チルノルマルブチレート、エチルカブリレート、エチル
   プロピオネート、エチルイソバレレート、エチル−２−
   メチルブチレート、イソアミルアセテート、イソアミル
   イソバレレート、イソアミルノルマルブチレート、ノル
   マルブチルイソバレレート、エチルアセトアセテート、
   シス−３−ヘキセニルイソバレレート、リナリルアセテ
   ート、シトロネリルアセテート、ゲラニルアセテート、
   シンナミルアセテート、ベンジルアセテート、シトラー
   ル、カルボン。
3. （３）、前記の群から選ばれる一種又は数種の香料成分
   が、１〜５重量％程度含まれている、請求項２に記載の
   灯油。