JPH02238998A - 光カードの固有情報転写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はレーザー光等の光線により情報の書込み或は読
出しがなされる光カードに間し、特にカード固有に記録
された情報の転写方法に関する．〈従来の技術〉 光ディスク技術の応用として間発された光カードは、安
価にしてその情報記録容量が大きいことから、磁気で情
報を記録する磁気カードに代わるものとして有望となっ
ている． 磁気カードには一般の情報の他にそのカード固有の情報
（所有者コード等）が記録されており、このような固有
情報は塩化ビニルで形成された磁気カードの一部に文字
や数字としてエンボス加工により記録されている．●す
なわち、磁気カードの使用に際して、固有情報記録部に
感圧紙を押圧してエンボス加工により突出した文字や数
字を感圧紙に転写し、これによってカードの使用証明記
録をとっている． 〈発明が解決しようとする課題〉 従来の磁気カードに代わって光カードを用いようとする
場合には、上記のような使用証明記録をとる必要がある
． しかしながら、光カードにあっては一般情報の読出しや
書込′みを行う光線の透過性を高める必要から、光カー
ドの基材にはポリカーボネートやポリメチルメタクリレ
ートが用いられている．これらポリカーボネートやポリ
メチルメタクリレートは光透過性に優れるが塑性加工を
行うとひび割れ等が生じてしまう材料であるため、光カ
ードに固有情報をエンボス加工で記録することは困難で
あった。

このため、磁気カードに代わる光カードの使用を実現す
るためには、固有情報を光カードに記録し且つこれを容
易に他の記録媒体に転写する技術が必要であった。

本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、カード
固有の情報を他の記録媒体へ容易に転写することができ
る光カードの固有情報転写方法を提供することを目的と
する． 〈課題を解決するための手段〉 本発明の光カードの固有情報転写方法は、光により読出
し或は書込みがなされる情報を記録する光記録部と、透
明な基材で形成されると共に当該基材にカード固有の情
報を遮光材により記録した固有情報記録部とを有した光
カードにあって、前記固有情報記録部に感光性記録媒体
を重ね合わせた後、固有情報記録部にのみ光を照射して
固有情報を感光性記録媒体に転写することを特徴とする
。

〈作用〉 光カードの固有情報記録部に光を照射することにより遮
光材により記録されている固有情報を感光性記録媒体に
投影し、これによって当該固有情報を転写記録する。

この固有情報記録部への光の照射に際し、光記録部を遮
光板で覆ったり、或は光記録部と固有情報記録部とを遮
光壁で隔離したり、或は光源に指向性をもたせることに
より、固有情報転写用の光で光記録部の情報が破壊され
ないようにする。

〈実施例〉 本発明に係る光カードの固有情報転写方法を実施例に基
づいて具体的に説明する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例に係る光カードを
表している。

光カードｌは光記録部２と固有情報記録部３とを有して
おり、光記録部２には例えば銀行カードであれば預金残
高等といった一般情報が記録され、固有情報記録部３に
はカード所有者コード等のカードに固有の情報が文字や
数字（本実施例ではＡＢＣ）で記録されている． 光カード１は上下２枚の透明な基材４゛を透明な接着剤
５で貼り合′わせ、これら２枚の基材４の問に光記録部
２を構成する光記録材６を設けた構造となっている。基
材４は光透過性に優れた材料であるポリカーボネートか
ら形成され、接着剤６も同様に光透過性に優れた材料の
ものが用いられている．光記録材６は感光性を有する染
料、金属等から形成されており、レーザー光等によって
書き込まれた情報を記録保持する． また、光カードｌの固有情報記録部３は基材４上の一部
に遮光材７を設けることにより形成されており、本実施
例では遮光材としての黒色インクを基材４上にベタ印刷
して形成してある。そして、固有情報であるＡＢＣの文
字を遮光材７を彫刻して除去することにより記録してあ
る。すなわち、固有情報記録部３には基材４を露呈させ
ることにより形成した透明な文字でＡＢＣという固有情
報が記録してある．尚、上記のように遮光材７が基材４
の表面に設けてある形式のものはユーザにおいてカード
発行時に固有情報を適宜記録する使用態様においてはそ
の記録操作が容易゛で好ましいが、固有情報の保存性に
重きをおくような使用態様にあっては固有情報を書き込
んだ状態の遮光材７を基材４の間に挟み込んで設けるよ
うにするのが好ましい． 上記のように構成された光カード１の使用において、光
記録部２への情報の書”込み或は読出しは従来の光カー
ドと同権にして行われる．そして、カードの使用証明記
録をとる場合には、第３図に示すように、光カード１を
ジアゾ感光紙等の感光性記録媒体８の上に置き、その上
から紫外線発生器９により紫外線を照射する。この結果
、紫外線は固有情報記録部３のＡＢＣの透明文字部分の
みを透過して感光性記録媒体８に達し、感光性記録媒体
８にＡＢＣの文字を転写記録する。従って、紫外線を照
射するという簡単な操作によってカードの使用証明を転
写することができる。尚、この場合において光記録部２
上には遮光板１０を載せて遮光し、固有情報記録部３に
のみ紫外線が照射されるようにして光記録部２に記録さ
れた情報が破壊されるのを防止する。

尚、上記実施例では遮光材７を除去した部分（すなわち
透明文字）で固有情報を記録した例を説明したが、これ
とは逆に、固有情報の文字等のパターンを残して遮光材
７を除去し、不透明な文字等として固有情報を記録する
ようにしてもよい。

また、固有情報の転写に用いる光線は固有情報の解像度
を高めるために紫外線のような比較的波長の短い光が好
ましいが、使用が可能な範囲であればこれ以外の光を用
いてもよい。

く効果〉 本発明に係る光カードの固有情報転写方法によれば、固
有情報記録部にのみ光を照射して固有情報を感光性記録
媒体に転写するようにしたため、カード基材にエンボス
加工等の塑性加工を施すことなく容易に固有情報を記録
することができる。

この結果、光カードの基材としての材料選択の自由度が
増し、光透過性に優れた材料の使用により光カード自体
の性能向上をも実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る光カードの正面図、第
２図は第１図中の■一■矢視断面図、第３図は本発明の
一実施例に係る光カードの固有情報転写方法を説明す・
る斜視図である。 １は光カード、 ２は光記録部、 ３は固有情報記録部、 ４は基材、 ７は遮光材、 ８は感光性記録媒体、 ９は紫外線発生装置、 １０は遮光板である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光により読出し或は書込みがなされる情報を記録する光
   記録部と、透明な基材で形成されると共に当該基材にカ
   ード固有の情報を遮光材により記録した固有情報記録部
   とを有した光カードにあって、前記固有情報記録部に感
   光性記録媒体を重ね合わせた後、固有情報記録部にのみ
   光を照射して固有情報を感光性記録媒体に転写すること
   を特徴とする光カードの固有情報転写方法。