JPH02238814A - 縦型穀類選別機 - Google Patents
縦型穀類選別機Info
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- JPH02238814A JPH02238814A JP5896089A JP5896089A JPH02238814A JP H02238814 A JPH02238814 A JP H02238814A JP 5896089 A JP5896089 A JP 5896089A JP 5896089 A JP5896089 A JP 5896089A JP H02238814 A JPH02238814 A JP H02238814A
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- Threshing Machine Elements (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、殻体内に筒体の外周に螺旋羽根を巻回した揚
穀螺旋体と、該揚穀螺旋体を同心に内挿し、多数の小孔
が設けられた選別網体とを収納し，揚穀螺旋体の基部に
未選別穀粒を供給して揚穀しながら選別する縦型穀類選
別機に関する．「従来の技術」 縦長の殻体内に、回転駆動される選別網体と、該選別網
体内で回転する揚穀螺旋体とを立設して収容し，揚穀螺
旋体により穀粒を揚穀し、小穀粒は選別網体の小孔を通
過させて選別する縦型穀類選別機では、所望の粒径の精
穀を得るには先ず所望粒径に見合った小孔口径を有する
選別網体を選定する必要がある．しかしながら選別網体
の小孔の口径が所定のものであっても、ここから選別分
離される小穀粒の量は必ずしも一定である必要はない．
何となれば得られる精穀には小穀粒の混入率その他によ
る複数の等級が存在するとともに、一方供給される未選
別原穀から得られる精穀の収率には自ずと経済的な側面
からの限界があるからである． このため、所期の等級、あるいは所望の精穀収率に対応
する選別網体が自在に選定でき、かつ容易に交換可能で
あれば問題は無いであろう．しかしながら、近年におけ
る縦型穀類選別機では選別網体の交換は可成り容易にな
ってきているとはいえ、口径の異る選別網体を無数に揃
えることは出来ず、これを頻繁に取り替えることは非現
実的である．このため、従来では、選別された小穀粒の
一部を再度精穀中に混入させることなどが行なわれてい
た． 一方，精穀中の小穀粒の混入率（以下精選率と称する）
、あるいは観点を換えて供給原穀からの精穀の収率（以
下精穀収率、あるいは単に収率と称する）は選別網体の
小孔の口径が一定であっても、揚穀螺旋体および選別網
体の相対回転数に依存して可成り自在に選択可能なるこ
とが知られている． このような視点に立脚して、揚穀螺旋体等の駆動部に機
械式の変速装置を具備した縦型穀類選別機が例えば実開
昭５８−１２８６７５号公報に開示されている． 「発明か解決しようとする課題」 しかしながら、このような機械式の変速装置な具備した
従来の縦型穀類選別機では、速度変換が敏速でなく、所
望精選率等に到達するまでには幾回もの試走を繰り返さ
ねばならず、手間が掛かり、機械重量が増大して移動困
難になるなどの問題点があった． 本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、速度変換か敏速に成され、所望の収率等が簡単
に得られ、機械重量も増大しない縦型穀類選別機を提供
することを目的としている． 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、 （１）縦長の殻体内に、駆動モータによって回転駆動さ
れる選別網体と、該選別網体内で前記駆動モータによっ
て対抗方向に回転する揚ｉ９螺旋体とを立設して収容し
，揚穀螺旋体により穀粒を揚穀し，小穀粒は選別網体の
小孔を通過させて選別する縦型穀類選別機において、 前記選別網体ならびに前記揚穀螺旋体の駆動回転数を任
意に変速可能ならしめるため、前記駆動モータの入力周
波数を自在に変換するインバータ制御手段を設けたこと
を特徴とする縦型穀類選別機． （２）小穀粒を選別除去した精穀を受けて計量する計量
手段と、該計量手段の計量データに対応して前記インバ
ータ制御手段に制御信号を発するデータ処理手段とを配
設したことを特徴とする１項記載の縦型穀類選別機． （３）小穀粒を計量する小穀粒計量手段と、小穀粒を選
別除去した精穀を計量する精穀計量手段とを設けるとと
もに、小穀粒計量値と精穀計量値との所望比率を設定す
る設定手段と、前記小穀粒計量手段および前記精穀計量
手段による計量データを設定された前記所望比率と比較
して前記インハータ制御手段を制御するデータ処理手段
を設けたことを特徴とする１項記載の縦型穀類選別機．
（４）供給される未選別の原穀の量と、この供給原穀か
ら得たい精穀の所望収量比率とを入力する入力手段を有
し、前記所望収量比率を目標に前記インバータ制御手段
を制御するデータ処理手段を設けたことを特徴とする１
項および２項記載の縦型穀類選別機に存する． 「作用」 縦型殻類選別機に未選別穀粒を供給して始動すると、駆
動モータによって揚穀螺旋体と選別網体とは互いに相反
方向に回転駆動される．揚穀螺旋体の基部に設けられた
受粒筒内に送給された前記未選別穀粒は揚穀螺旋体によ
って掻き上げられ、掻き揚げられた穀粒は、外方に跳ね
だされながら，選別網体によって選別作用を受け，小穀
粒は選別網体の小孔を通過して排除され、選別網体の小
孔を通過しない良穀はそのまま上昇して外部に送出され
る． 小穀粒の選別排除量、すなわち精穀の収率は選別網体の
小孔の口径一定の条件下では、楊殻螺旋体と選別網体と
の相対回転速さに依存して変動するから、小穀粒の排出
状況を観察しながらインバータ制御手段によって前記駆
動モータの回転数を変化させながら、所望の収率になる
よう制御する。
穀螺旋体と、該揚穀螺旋体を同心に内挿し、多数の小孔
が設けられた選別網体とを収納し，揚穀螺旋体の基部に
未選別穀粒を供給して揚穀しながら選別する縦型穀類選
別機に関する．「従来の技術」 縦長の殻体内に、回転駆動される選別網体と、該選別網
体内で回転する揚穀螺旋体とを立設して収容し，揚穀螺
旋体により穀粒を揚穀し、小穀粒は選別網体の小孔を通
過させて選別する縦型穀類選別機では、所望の粒径の精
穀を得るには先ず所望粒径に見合った小孔口径を有する
選別網体を選定する必要がある．しかしながら選別網体
の小孔の口径が所定のものであっても、ここから選別分
離される小穀粒の量は必ずしも一定である必要はない．
何となれば得られる精穀には小穀粒の混入率その他によ
る複数の等級が存在するとともに、一方供給される未選
別原穀から得られる精穀の収率には自ずと経済的な側面
からの限界があるからである． このため、所期の等級、あるいは所望の精穀収率に対応
する選別網体が自在に選定でき、かつ容易に交換可能で
あれば問題は無いであろう．しかしながら、近年におけ
る縦型穀類選別機では選別網体の交換は可成り容易にな
ってきているとはいえ、口径の異る選別網体を無数に揃
えることは出来ず、これを頻繁に取り替えることは非現
実的である．このため、従来では、選別された小穀粒の
一部を再度精穀中に混入させることなどが行なわれてい
た． 一方，精穀中の小穀粒の混入率（以下精選率と称する）
、あるいは観点を換えて供給原穀からの精穀の収率（以
下精穀収率、あるいは単に収率と称する）は選別網体の
小孔の口径が一定であっても、揚穀螺旋体および選別網
体の相対回転数に依存して可成り自在に選択可能なるこ
とが知られている． このような視点に立脚して、揚穀螺旋体等の駆動部に機
械式の変速装置を具備した縦型穀類選別機が例えば実開
昭５８−１２８６７５号公報に開示されている． 「発明か解決しようとする課題」 しかしながら、このような機械式の変速装置な具備した
従来の縦型穀類選別機では、速度変換が敏速でなく、所
望精選率等に到達するまでには幾回もの試走を繰り返さ
ねばならず、手間が掛かり、機械重量が増大して移動困
難になるなどの問題点があった． 本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、速度変換か敏速に成され、所望の収率等が簡単
に得られ、機械重量も増大しない縦型穀類選別機を提供
することを目的としている． 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、 （１）縦長の殻体内に、駆動モータによって回転駆動さ
れる選別網体と、該選別網体内で前記駆動モータによっ
て対抗方向に回転する揚ｉ９螺旋体とを立設して収容し
，揚穀螺旋体により穀粒を揚穀し，小穀粒は選別網体の
小孔を通過させて選別する縦型穀類選別機において、 前記選別網体ならびに前記揚穀螺旋体の駆動回転数を任
意に変速可能ならしめるため、前記駆動モータの入力周
波数を自在に変換するインバータ制御手段を設けたこと
を特徴とする縦型穀類選別機． （２）小穀粒を選別除去した精穀を受けて計量する計量
手段と、該計量手段の計量データに対応して前記インバ
ータ制御手段に制御信号を発するデータ処理手段とを配
設したことを特徴とする１項記載の縦型穀類選別機． （３）小穀粒を計量する小穀粒計量手段と、小穀粒を選
別除去した精穀を計量する精穀計量手段とを設けるとと
もに、小穀粒計量値と精穀計量値との所望比率を設定す
る設定手段と、前記小穀粒計量手段および前記精穀計量
手段による計量データを設定された前記所望比率と比較
して前記インハータ制御手段を制御するデータ処理手段
を設けたことを特徴とする１項記載の縦型穀類選別機．
（４）供給される未選別の原穀の量と、この供給原穀か
ら得たい精穀の所望収量比率とを入力する入力手段を有
し、前記所望収量比率を目標に前記インバータ制御手段
を制御するデータ処理手段を設けたことを特徴とする１
項および２項記載の縦型穀類選別機に存する． 「作用」 縦型殻類選別機に未選別穀粒を供給して始動すると、駆
動モータによって揚穀螺旋体と選別網体とは互いに相反
方向に回転駆動される．揚穀螺旋体の基部に設けられた
受粒筒内に送給された前記未選別穀粒は揚穀螺旋体によ
って掻き上げられ、掻き揚げられた穀粒は、外方に跳ね
だされながら，選別網体によって選別作用を受け，小穀
粒は選別網体の小孔を通過して排除され、選別網体の小
孔を通過しない良穀はそのまま上昇して外部に送出され
る． 小穀粒の選別排除量、すなわち精穀の収率は選別網体の
小孔の口径一定の条件下では、楊殻螺旋体と選別網体と
の相対回転速さに依存して変動するから、小穀粒の排出
状況を観察しながらインバータ制御手段によって前記駆
動モータの回転数を変化させながら、所望の収率になる
よう制御する。
精穀の計量手段と，この計量手段の計量データに対応し
てインハータ制御手段に制御信号を発するデータ処理手
段を備えたものでは，このデータ処理手段に所望の目標
値、例えば供給された未選別［穀の量との対比において
所望収量比率や、各種のプログラムに沿った運転を行な
わせることが出来る． さらに、小穀粒の計量手段をも合せて具備させたもので
は，排除小穀粒と精穀との比率を所望設定値になるよう
自動運転させることができる．「実施例」 以下，図面に基づき本発明の各種実施例を説明する． 第１図〜第４図は本発明の第１実施例を示している． 縦型穀類選別Ｉａ１０は、鉛直に立設された外殻体１１
内に，円筒体ｌ２の外周に螺旋羽根ｌ３を巻回して成る
揚穀螺旋体１４と、該揚穀螺旋体ｌ４と同心にその外方
を囲繞し、多数の小孔ｌ５を有する選別網体ｌ６を収納
している．揚穀螺旋体ｌ４と選別網体ｌ６とは、外殻体
ｌｌ内を上下に仕切る基台板１７の下部に設けられた減
速機付モータｌ８によウて互いに反対方向に回転駆動さ
れる． 外殻体１１外には、未選別殼粒を供給する供給ホッパｌ
９が設けられ，頭部には精穀を一時貯留できる貯留タン
ク２０が設けられている．貯留タンク２０の出口にはシ
ャッタ２ｌが設けられ，このシャッタ２ｌを適時に開口
する開口器２２が備えられている． また、外殻体１ｌの側面には選別網体ｌ６によ９て選別
された小穀粒を排出する小孔穀粒排出管２３が設けられ
ている． 基台板ｌ７の上面には、第３図のように円筒状を成し、
底部は截頭円錐形をなす受粒筒２５が立設されている．
選別網体１６の下部にはほぼ同径の穀粒誘導筒体３０が
選別網体ｌ６の下端部と着脱可能に設けられている．こ
の穀粒誘導筒体３０の上端部３ｌは、第４図に示すよう
に選別網体ｌ６の下端部を構成する端輪部材１６ａ内に
密接して挿嵌可能となっており，選別網体１６の前記端
輪部材１６ａには、穀粒誘導筒体３０を駆動するための
係合切欠１６ｂが刻設されている．そして一方の穀粒誘
導筒体３０の外周には水平に仕切円板３２が固設されて
おり、前記係合切欠１６ｂに係止する複数個の係止部材
３３が配設されている． 前記仕切円板３２は第４図に示すように、円形外周を成
し，また，前記係止部材３３は上記のように、選別網体
ｌ６の係合切欠１６ｂと係止して、選別網体ｌ６の回転
を穀粒誘導筒体３０に伝えるとともに、選別網体ｌ６の
小孔ｌ５を通過して落下してきた小穀粒を小穀粒排出管
２３から外部に排出するものである． 一方，穀粒誘導筒体３０の下端部には、第３図に示され
るように複数個の殼粒誘導口３４が穿設されている．こ
れらの穀粒誘導口３４はその上級線３４ａは供給ホッパ
１９の受粒筒２５における開口部１９ａの下縁よりもか
なり下方に設けられている． さらに各穀粒誘導口３４の上縁線３４ａに近接して始端
を有し、回転時下方に向かう複数枚の穀粒誘導羽根３５
が設けられている． 一方、穀粒誘導筒体３０は、受粒筒２５の底部２５ａ上
にパッキン３６を介して回転自在載置されている． 上記のように構成された縦型穀類選別機ｌＯの前記減速
機付モータｌ８の回転を自在に制御するためのインバー
タ制御手段４０は、第２図に示すように，商用電源Ｓか
ら受けた交流電力を一旦直流に整流したのち、所望の周
波数を有する交流電力として出力するインバータ４ｌと
、所望の周波数を設定する設定器４２とから成っており
，第１図のように、外殻体１１の前面，貯留タンク２０
の下方に取り付けられている． 次に作用を説明する． 供給ホッパ１９に未選別穀粒を供給して縦型穀類選別機
１０を始動すると、殼粒誘導筒体３０は選別網体ｌ６と
ともにゆっくり回転して，穀粒誘導羽根３５は供給ホッ
パｌ９の受粒筒２ｏにおける開口部１９ａから送給され
る穀粒を下方に押し遣る．そして穀粒は穀粒誘導口３４
から殻粒誘導筒体３０の内部に押し入れられる． 穀粒誘導筒体３０の内側では揚穀螺旋体１４が反対方向
に高速に回転して穀粒を掻き揚げており、選別網体ｌ６
の小孔ｌ５によって選別している．すなわち、前記小孔
ｌ５を通過した小穀粒は選別網体ｌ６の外周と外殻体１
１の内壁の空間を落下して、穀粒誘導筒体３０の外周に
設けられている仕切円板３２の面上に堆積しようとする
．しかるに、該仕切円板３２は選別網体ｌ６とともに回
転しているから、小穀粒は外方に跳ねだされ、小穀粒排
出管２３から外部に排出される．一方選別網体ｌ６の小
孔ｌ５を通過出来ないような良殼は、一部落下を繰り返
しながらも、上方に揚穀され、やがて貯留タンク２０に
集積される． 供給ホッパｌ９の前記開口部１９ａは，直接揚穀螺旋体
ｌ４の螺旋羽根ｌ３に開いておらず、しかも殼粒訪導口
３４はこの開口部１９ａよりかなり下方に設けられてい
るから，揚穀螺旋体ｌ４からの跳ね返りもなく、受粒筒
２ｏのテーパ部２１の傾斜による効果とともに、スムー
ズな穀粒の送給が成され，送給量の増大が計られる．小
穀粒を選別された精穀は貯留タンク２ｏに集積されるが
、適時に開口器２２を操作してシャッタ２ｌを開き、精
穀を取り出して選別の度合を観察し、また小穀粒排出管
２３から排出される小穀粒を観察し、所望の等級に合致
するようにインバータ制御手段４０の設定器４２を操作
して揚穀螺旋体ｌ４ならびに選別網体ｌ６の回転数を変
化させる．選別網体ｌ６の小孔１５が一定の条件では，
原穀からの精穀の選別率はこれら揚穀螺旋体ｌ４ならび
に選別網体１６の回転速さに大きく依存しているから，
インバータ制御手段４ｏによる減速機材モータｌ８の回
転数制御によって所望の等級の精穀が自在に得られる． 次に第５図ならびに第６図に基づき発明の第２実施例を
説明する． 本実施例では第５図に示すように精穀の計量手段である
計量器５０が設けられ，第６図に示すようにインバータ
４１を制御するためのデータ処理千段５ｌが配設されて
いる． データ処理千段５ｌは第６図に示すように、計量器５０
の計量データを受けるデータ受信部５２と、例えば単位
時間当りの精穀収量などを入力する設定部５３と，前記
データを受けて時間当り収量を算出し、設定部５３によ
る設定値と比較して制御信号を発信する演算・制御部５
４とから成っている． このような構成に成る第２実施例では、単位時間当り所
望収量を入力しておくことにより、計量器５０の上に載
置された捕集袋Ｂに捕集される精穀の重量データは逐次
演算・制御部５４に送られて時間当り増加率が計算され
、設定値と比較され、所望収量より少ないと判断された
場合にはインバータ４ｌに対して出力周波数を高めるよ
う指令が発っせられる．また反対に捕集される精穀の増
加率か多いと判断されたときにはより低周波の出力周波
数となるよう指令が発っせられる．次に第７図に基づき
本発明の第３実施例を説明する． 本実施例では、精穀を計量する精穀用の計量器５０の他
に、小穀粒を計量して計量データを発信する小穀粒計量
器（図示せず）を備え、インバータ４１を制御するため
のデータ処理手段６０は第７図に示すように、精穀デー
タ受信部６ｌと、小穀粒データ受信部６２と，所望精選
率を入力する設定部６３と、前記精穀データ受信部６ｌ
からの入カデータと小穀粒データ受信部６２からの入力
データとを演算し、設定部６３における設定値と比較し
て制御信号を発ウする演算・制御部６４とから成ってい
る． 本実施例では精穀と、分離された小穀粒との直接のデー
タが得られ，正確な精選率が常に出力されるから，所望
の精選率との比較が正確に成され、これらの演算結果に
よってインバータ制御がよりきめこまかく行なわれ，所
望等級の精穀を容易に得ることができる， 次に第８図に基づき本発明の第４実施例を説明する． 本実施例では、第２実施例と同様に精穀を計量する計量
機５０が設けられとともに、インバータ４ｌの制御手段
としてのデータ処理手段７０は、精穀データ受信部７ｌ
と、供給された原穀のデータ入力部フ２と、所望精選率
の設定部７３と、これら各データならびに設定値とを演
算してインハータ４ｌへの制御信号を発つする演算・制
御部７４とから成ウている． 本実施例では、原穀のデータ入力部７２を備え、このデ
ータを参照して演算を行いながら制御信号を発つする以
外はインバータ４１に対する作用は第２実施例と同様で
ある． 「発明の効果」 本発明に係る縦型穀類選別機によれば，選別網体ならび
に揚穀螺旋体の駆動回転数を任意に変速可能ならしめる
ため、これらの駆動モータの入力周波数を自在に変換す
るインバータ制御手段を設けたから、所望の等級の精穀
が容易に得ることが可能となり、煩わしい選別網体の交
換を最小限にとどめることができる．また、精穀の計量
手段を備え、所望の精選率等の入力手段を備えたもので
は、前記インバータ制御手段は自動的に制御され、駆動
モータは最適の回転数に制御されるから、手間か掛から
ず、自在に所望等級の精穀が得られる．
てインハータ制御手段に制御信号を発するデータ処理手
段を備えたものでは，このデータ処理手段に所望の目標
値、例えば供給された未選別［穀の量との対比において
所望収量比率や、各種のプログラムに沿った運転を行な
わせることが出来る． さらに、小穀粒の計量手段をも合せて具備させたもので
は，排除小穀粒と精穀との比率を所望設定値になるよう
自動運転させることができる．「実施例」 以下，図面に基づき本発明の各種実施例を説明する． 第１図〜第４図は本発明の第１実施例を示している． 縦型穀類選別Ｉａ１０は、鉛直に立設された外殻体１１
内に，円筒体ｌ２の外周に螺旋羽根ｌ３を巻回して成る
揚穀螺旋体１４と、該揚穀螺旋体ｌ４と同心にその外方
を囲繞し、多数の小孔ｌ５を有する選別網体ｌ６を収納
している．揚穀螺旋体ｌ４と選別網体ｌ６とは、外殻体
ｌｌ内を上下に仕切る基台板１７の下部に設けられた減
速機付モータｌ８によウて互いに反対方向に回転駆動さ
れる． 外殻体１１外には、未選別殼粒を供給する供給ホッパｌ
９が設けられ，頭部には精穀を一時貯留できる貯留タン
ク２０が設けられている．貯留タンク２０の出口にはシ
ャッタ２ｌが設けられ，このシャッタ２ｌを適時に開口
する開口器２２が備えられている． また、外殻体１ｌの側面には選別網体ｌ６によ９て選別
された小穀粒を排出する小孔穀粒排出管２３が設けられ
ている． 基台板ｌ７の上面には、第３図のように円筒状を成し、
底部は截頭円錐形をなす受粒筒２５が立設されている．
選別網体１６の下部にはほぼ同径の穀粒誘導筒体３０が
選別網体ｌ６の下端部と着脱可能に設けられている．こ
の穀粒誘導筒体３０の上端部３ｌは、第４図に示すよう
に選別網体ｌ６の下端部を構成する端輪部材１６ａ内に
密接して挿嵌可能となっており，選別網体１６の前記端
輪部材１６ａには、穀粒誘導筒体３０を駆動するための
係合切欠１６ｂが刻設されている．そして一方の穀粒誘
導筒体３０の外周には水平に仕切円板３２が固設されて
おり、前記係合切欠１６ｂに係止する複数個の係止部材
３３が配設されている． 前記仕切円板３２は第４図に示すように、円形外周を成
し，また，前記係止部材３３は上記のように、選別網体
ｌ６の係合切欠１６ｂと係止して、選別網体ｌ６の回転
を穀粒誘導筒体３０に伝えるとともに、選別網体ｌ６の
小孔ｌ５を通過して落下してきた小穀粒を小穀粒排出管
２３から外部に排出するものである． 一方，穀粒誘導筒体３０の下端部には、第３図に示され
るように複数個の殼粒誘導口３４が穿設されている．こ
れらの穀粒誘導口３４はその上級線３４ａは供給ホッパ
１９の受粒筒２５における開口部１９ａの下縁よりもか
なり下方に設けられている． さらに各穀粒誘導口３４の上縁線３４ａに近接して始端
を有し、回転時下方に向かう複数枚の穀粒誘導羽根３５
が設けられている． 一方、穀粒誘導筒体３０は、受粒筒２５の底部２５ａ上
にパッキン３６を介して回転自在載置されている． 上記のように構成された縦型穀類選別機ｌＯの前記減速
機付モータｌ８の回転を自在に制御するためのインバー
タ制御手段４０は、第２図に示すように，商用電源Ｓか
ら受けた交流電力を一旦直流に整流したのち、所望の周
波数を有する交流電力として出力するインバータ４ｌと
、所望の周波数を設定する設定器４２とから成っており
，第１図のように、外殻体１１の前面，貯留タンク２０
の下方に取り付けられている． 次に作用を説明する． 供給ホッパ１９に未選別穀粒を供給して縦型穀類選別機
１０を始動すると、殼粒誘導筒体３０は選別網体ｌ６と
ともにゆっくり回転して，穀粒誘導羽根３５は供給ホッ
パｌ９の受粒筒２ｏにおける開口部１９ａから送給され
る穀粒を下方に押し遣る．そして穀粒は穀粒誘導口３４
から殻粒誘導筒体３０の内部に押し入れられる． 穀粒誘導筒体３０の内側では揚穀螺旋体１４が反対方向
に高速に回転して穀粒を掻き揚げており、選別網体ｌ６
の小孔ｌ５によって選別している．すなわち、前記小孔
ｌ５を通過した小穀粒は選別網体ｌ６の外周と外殻体１
１の内壁の空間を落下して、穀粒誘導筒体３０の外周に
設けられている仕切円板３２の面上に堆積しようとする
．しかるに、該仕切円板３２は選別網体ｌ６とともに回
転しているから、小穀粒は外方に跳ねだされ、小穀粒排
出管２３から外部に排出される．一方選別網体ｌ６の小
孔ｌ５を通過出来ないような良殼は、一部落下を繰り返
しながらも、上方に揚穀され、やがて貯留タンク２０に
集積される． 供給ホッパｌ９の前記開口部１９ａは，直接揚穀螺旋体
ｌ４の螺旋羽根ｌ３に開いておらず、しかも殼粒訪導口
３４はこの開口部１９ａよりかなり下方に設けられてい
るから，揚穀螺旋体ｌ４からの跳ね返りもなく、受粒筒
２ｏのテーパ部２１の傾斜による効果とともに、スムー
ズな穀粒の送給が成され，送給量の増大が計られる．小
穀粒を選別された精穀は貯留タンク２ｏに集積されるが
、適時に開口器２２を操作してシャッタ２ｌを開き、精
穀を取り出して選別の度合を観察し、また小穀粒排出管
２３から排出される小穀粒を観察し、所望の等級に合致
するようにインバータ制御手段４０の設定器４２を操作
して揚穀螺旋体ｌ４ならびに選別網体ｌ６の回転数を変
化させる．選別網体ｌ６の小孔１５が一定の条件では，
原穀からの精穀の選別率はこれら揚穀螺旋体ｌ４ならび
に選別網体１６の回転速さに大きく依存しているから，
インバータ制御手段４ｏによる減速機材モータｌ８の回
転数制御によって所望の等級の精穀が自在に得られる． 次に第５図ならびに第６図に基づき発明の第２実施例を
説明する． 本実施例では第５図に示すように精穀の計量手段である
計量器５０が設けられ，第６図に示すようにインバータ
４１を制御するためのデータ処理千段５ｌが配設されて
いる． データ処理千段５ｌは第６図に示すように、計量器５０
の計量データを受けるデータ受信部５２と、例えば単位
時間当りの精穀収量などを入力する設定部５３と，前記
データを受けて時間当り収量を算出し、設定部５３によ
る設定値と比較して制御信号を発信する演算・制御部５
４とから成っている． このような構成に成る第２実施例では、単位時間当り所
望収量を入力しておくことにより、計量器５０の上に載
置された捕集袋Ｂに捕集される精穀の重量データは逐次
演算・制御部５４に送られて時間当り増加率が計算され
、設定値と比較され、所望収量より少ないと判断された
場合にはインバータ４ｌに対して出力周波数を高めるよ
う指令が発っせられる．また反対に捕集される精穀の増
加率か多いと判断されたときにはより低周波の出力周波
数となるよう指令が発っせられる．次に第７図に基づき
本発明の第３実施例を説明する． 本実施例では、精穀を計量する精穀用の計量器５０の他
に、小穀粒を計量して計量データを発信する小穀粒計量
器（図示せず）を備え、インバータ４１を制御するため
のデータ処理手段６０は第７図に示すように、精穀デー
タ受信部６ｌと、小穀粒データ受信部６２と，所望精選
率を入力する設定部６３と、前記精穀データ受信部６ｌ
からの入カデータと小穀粒データ受信部６２からの入力
データとを演算し、設定部６３における設定値と比較し
て制御信号を発ウする演算・制御部６４とから成ってい
る． 本実施例では精穀と、分離された小穀粒との直接のデー
タが得られ，正確な精選率が常に出力されるから，所望
の精選率との比較が正確に成され、これらの演算結果に
よってインバータ制御がよりきめこまかく行なわれ，所
望等級の精穀を容易に得ることができる， 次に第８図に基づき本発明の第４実施例を説明する． 本実施例では、第２実施例と同様に精穀を計量する計量
機５０が設けられとともに、インバータ４ｌの制御手段
としてのデータ処理手段７０は、精穀データ受信部７ｌ
と、供給された原穀のデータ入力部フ２と、所望精選率
の設定部７３と、これら各データならびに設定値とを演
算してインハータ４ｌへの制御信号を発つする演算・制
御部７４とから成ウている． 本実施例では、原穀のデータ入力部７２を備え、このデ
ータを参照して演算を行いながら制御信号を発つする以
外はインバータ４１に対する作用は第２実施例と同様で
ある． 「発明の効果」 本発明に係る縦型穀類選別機によれば，選別網体ならび
に揚穀螺旋体の駆動回転数を任意に変速可能ならしめる
ため、これらの駆動モータの入力周波数を自在に変換す
るインバータ制御手段を設けたから、所望の等級の精穀
が容易に得ることが可能となり、煩わしい選別網体の交
換を最小限にとどめることができる．また、精穀の計量
手段を備え、所望の精選率等の入力手段を備えたもので
は、前記インバータ制御手段は自動的に制御され、駆動
モータは最適の回転数に制御されるから、手間か掛から
ず、自在に所望等級の精穀が得られる．
第１図〜第４図は本発明の第１実施例を示しており、第
１図は縦型穀類選別機の縦断面図、第２図はインバータ
制御手段のブロック図、第３図は受粒筒近傍の要部の縦
断面図、第４図は選別網体の基部と穀粒誘導筒体との斜
視図、第５図および第６図は第２実施例を示しており、
第５図は縦型穀類選別機の一部外観図を含む縦断面図，
第６図はインバータ制御手段のブロック図、第７図は第
３実施例のインバータ制御手段のブロック図、第８図は
第４実施例におけるインハータ制御手段のブロック図で
ある． Ｓ−・・商用電源 ｌＯ・・・縦型穀類選別
機１１・・・外殻体 ｌ２・・・円筒体ｌ３
・・・螺旋羽根 ｌ４・・・揚穀螺旋体ｌ６・
・・選別網体 １ ６ ａ ・・一端輪部材１
６ｂ・・・係合切欠 ｌ８・・・減速機付モータ（駆動モータ）ｌ９・・・供
給ホッパ ２０・・・貯留タンク２ ３−・・小
穀粒排出管 ２ ５−・・受粒筒３０・・・穀粒誘
導筒体 ４０・・・インバータ制御手段 ４１・−・インバータ ４２・・・設定器５０・
・・計量器（計量手段） ５ｌ・・・データ処理手段（第２実施例）５２・・・デ
ータ受信部 ５ ３−・・設定部５４・・・演算・
制御部 ６０・・・データ処理手段（第３実施例）６ｌ・・一精
穀データ受信部 ６２・・・小穀粒データ受信部 ６３・・・設定部 ７０・・・データ処理手段（第４実施例）７１・・・精
穀データ受信部 ７ ２−・・原殼データ入力部 ７ ３−・・設定部 ７４・・・演算・ 制御部 第２図 第３ 図 ＩＯ 第 図 第５図 ノ 第８ 図
１図は縦型穀類選別機の縦断面図、第２図はインバータ
制御手段のブロック図、第３図は受粒筒近傍の要部の縦
断面図、第４図は選別網体の基部と穀粒誘導筒体との斜
視図、第５図および第６図は第２実施例を示しており、
第５図は縦型穀類選別機の一部外観図を含む縦断面図，
第６図はインバータ制御手段のブロック図、第７図は第
３実施例のインバータ制御手段のブロック図、第８図は
第４実施例におけるインハータ制御手段のブロック図で
ある． Ｓ−・・商用電源 ｌＯ・・・縦型穀類選別
機１１・・・外殻体 ｌ２・・・円筒体ｌ３
・・・螺旋羽根 ｌ４・・・揚穀螺旋体ｌ６・
・・選別網体 １ ６ ａ ・・一端輪部材１
６ｂ・・・係合切欠 ｌ８・・・減速機付モータ（駆動モータ）ｌ９・・・供
給ホッパ ２０・・・貯留タンク２ ３−・・小
穀粒排出管 ２ ５−・・受粒筒３０・・・穀粒誘
導筒体 ４０・・・インバータ制御手段 ４１・−・インバータ ４２・・・設定器５０・
・・計量器（計量手段） ５ｌ・・・データ処理手段（第２実施例）５２・・・デ
ータ受信部 ５ ３−・・設定部５４・・・演算・
制御部 ６０・・・データ処理手段（第３実施例）６ｌ・・一精
穀データ受信部 ６２・・・小穀粒データ受信部 ６３・・・設定部 ７０・・・データ処理手段（第４実施例）７１・・・精
穀データ受信部 ７ ２−・・原殼データ入力部 ７ ３−・・設定部 ７４・・・演算・ 制御部 第２図 第３ 図 ＩＯ 第 図 第５図 ノ 第８ 図
Claims (4)
- （１）縦長の殻体内に、駆動モータによって回転駆動さ
れる選別網体と、該選別網体内で前記駆動モータによっ
て対抗方向に回転する揚穀螺旋体とを立設して収容し、
揚穀螺旋体により穀粒を揚穀し、小穀粒は選別網体の小
孔を通過させて選別する縦型穀類選別機において、 前記選別網体ならびに前記揚穀螺旋体の駆動回転数を任
意に変速可能ならしめるため、前記駆動モータの入力周
波数を自在に変換するインバータ制御手段を設けたこと
を特徴とする縦型穀類選別機。 - （２）小穀粒を選別除去した精穀を受けて計量する計量
手段と、該計量手段の計量データに対応して前記インバ
ータ制御手段に制御信号を発するデータ処理手段とを配
設したことを特徴とする請求項１記載の縦型穀類選別機
。 - （３）小穀粒を計量する小穀粒計量手段と、小穀粒を選
別除去した精穀を計量する精穀計量手段とを設けるとと
もに、小穀粒計量値と精穀計量値との所望比率を設定す
る設定手段と、前記小穀粒計量手段および前記精穀計量
手段による計量データを設定された前記所望比率と比較
して前記インバータ制御手段を制御するデータ処理手段
を設けたことを特徴とする請求項１記載の縦型穀類選別
機。 - （４）供給される未選別の原穀の量と、この供給原穀か
ら得たい精穀の所望収量比率とを入力する入力手段を有
し、前記所望収量比率を目標に前記インバータ制御手段
を制御するデータ処理手段を設けたことを特徴とする請
求項１および２記載の縦型穀類選別機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1058960A JPH07110351B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 縦型穀類選別機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1058960A JPH07110351B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 縦型穀類選別機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02238814A true JPH02238814A (ja) | 1990-09-21 |
| JPH07110351B2 JPH07110351B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=13099408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1058960A Expired - Lifetime JPH07110351B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 縦型穀類選別機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110351B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009226389A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-10-08 | Toshiba Corp | 紙葉類選別装置、紙葉類処理装置及び紙葉類選別方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57177381A (en) * | 1981-04-23 | 1982-11-01 | Shikoku Seisakusho Kk | Selector for granular body |
| JPS5818157A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-02 | Shimadzu Corp | ゼ−タ電位測定装置 |
| JPS60216876A (ja) * | 1984-04-12 | 1985-10-30 | セイレイ工業株式会社 | 粒選別機における整粒取出し方法とその装置 |
| JPS61242677A (ja) * | 1985-04-19 | 1986-10-28 | 井関農機株式会社 | 穀粒選別装置 |
| JPS6411678A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-17 | Tiger Kawashima Kk | Vertical type cereal selector |
-
1989
- 1989-03-10 JP JP1058960A patent/JPH07110351B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57177381A (en) * | 1981-04-23 | 1982-11-01 | Shikoku Seisakusho Kk | Selector for granular body |
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|---|---|---|---|---|
| JP2009226389A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-10-08 | Toshiba Corp | 紙葉類選別装置、紙葉類処理装置及び紙葉類選別方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07110351B2 (ja) | 1995-11-29 |
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