JPH02238168A - 2サイクル直噴エンジン - Google Patents
2サイクル直噴エンジンInfo
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- JPH02238168A JPH02238168A JP5889989A JP5889989A JPH02238168A JP H02238168 A JPH02238168 A JP H02238168A JP 5889989 A JP5889989 A JP 5889989A JP 5889989 A JP5889989 A JP 5889989A JP H02238168 A JPH02238168 A JP H02238168A
- Authority
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- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- air
- injection
- injector
- scavenging
- Prior art date
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- Pending
Links
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- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 49
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims abstract description 73
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 9
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 abstract description 12
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- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 abstract description 3
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 description 33
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 238000000889 atomisation Methods 0.000 description 2
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- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 2
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- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/14—Direct injection into combustion chamber
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、インジェクタから空気と共に燃料を直接シリ
ンダ内に噴射するようにした2サイクル直噴エンジンに
関する。
ンダ内に噴射するようにした2サイクル直噴エンジンに
関する。
2サイクルエンジンでは、掃気ボートから給気して掃気
する際に、必然的に混合気の一部がそのまま排出される
という不都合がある。そこでこのような未燃混合気の排
出を防止すべく、空気のみで掃気作用し、排気ポートが
閉じた後にシリンダ内にインジエクタから燃料噴射する
ようにした2サイクル直噴エンジンが提案されている。
する際に、必然的に混合気の一部がそのまま排出される
という不都合がある。そこでこのような未燃混合気の排
出を防止すべく、空気のみで掃気作用し、排気ポートが
閉じた後にシリンダ内にインジエクタから燃料噴射する
ようにした2サイクル直噴エンジンが提案されている。
そして前記インジエクタに関しては、あらかじめチャン
バ内に計量噴射された燃料を空気と共にシリンダ内に噴
射して燃料の微粒化を図った2流体式インジエクタも提
案されている(特開昭58−155276号公報参照)
。
バ内に計量噴射された燃料を空気と共にシリンダ内に噴
射して燃料の微粒化を図った2流体式インジエクタも提
案されている(特開昭58−155276号公報参照)
。
前記公報に記載の2流体式インジエクタでは、空気の割
合により燃料の微粒化の度合が異なり、空気量が多い程
微粒化が進んで良好な成層燃焼ができる。この点から空
気/燃料の重量比は0.08以上が推奨されている。
合により燃料の微粒化の度合が異なり、空気量が多い程
微粒化が進んで良好な成層燃焼ができる。この点から空
気/燃料の重量比は0.08以上が推奨されている。
ここで、前記公報に記載のものは吸入管内に燃料噴射す
る型式で、燃料噴射後からシリンダ内に吸入されて点火
するまでに充分な予混合気化の時間が得られる。
る型式で、燃料噴射後からシリンダ内に吸入されて点火
するまでに充分な予混合気化の時間が得られる。
しかしシリンダ内に直接燃料噴射する型式では、燃料噴
射から点火までの時間が非常に短かくて予混合気化が不
充分となることがら、空気/燃料の重量比を0.08以
上としてそのまま適用することには問題がある。
射から点火までの時間が非常に短かくて予混合気化が不
充分となることがら、空気/燃料の重量比を0.08以
上としてそのまま適用することには問題がある。
そこで本発明は、シリンダ内に直接燃料噴射する2サイ
クル直噴エンジンを対象として出力損失を招くことなく
燃料の微粒化を図ることにより、低負荷域での良好な成
層燃焼を確保し、以って低燃費,低エミッションを達成
することを目的とする。
クル直噴エンジンを対象として出力損失を招くことなく
燃料の微粒化を図ることにより、低負荷域での良好な成
層燃焼を確保し、以って低燃費,低エミッションを達成
することを目的とする。
この目的のため本発明は、シリンダ内に空気と共に燃料
を直接噴射する2流体式インジエクタを備えた2サイク
ル直噴エンジンにおいて、上記2流体式インジェクタか
ら噴射する空気と燃料との重量比(空気/燃料)を少な
くとも低負荷域で略0,2〜0.6内に設定する噴射制
御装置を設けてなる。
を直接噴射する2流体式インジエクタを備えた2サイク
ル直噴エンジンにおいて、上記2流体式インジェクタか
ら噴射する空気と燃料との重量比(空気/燃料)を少な
くとも低負荷域で略0,2〜0.6内に設定する噴射制
御装置を設けてなる。
以上の構成では、少なくとも低負荷域において2流体式
インジェクタからシリンダ内に空気/燃料の重量比が略
0.2〜0.6内に設定された燃料が空気と共に直接噴
射されるのであり、燃料は充分に微粒化される。従って
失火し易い低負荷域で良好な成層燃焼が確保され、低燃
費,低エミッションが達成される。
インジェクタからシリンダ内に空気/燃料の重量比が略
0.2〜0.6内に設定された燃料が空気と共に直接噴
射されるのであり、燃料は充分に微粒化される。従って
失火し易い低負荷域で良好な成層燃焼が確保され、低燃
費,低エミッションが達成される。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、2サイクルエンジンの全体の構成につ
いて述べると、符号1は2サイクル直噴エンジンの本体
であり、シリンダ2にピストン3が往復動可能に挿入さ
れ、クランク室4のクランク軸5に対し偏心したコンロ
ツド6によりピストン3が連結し、クランク軸5にはピ
ストン3の往復動慣性力を相殺するようにバランサ7が
設けられる。燃焼室8の頂部には点火プラグ9とインジ
エクタ■0とが取付けられている。
いて述べると、符号1は2サイクル直噴エンジンの本体
であり、シリンダ2にピストン3が往復動可能に挿入さ
れ、クランク室4のクランク軸5に対し偏心したコンロ
ツド6によりピストン3が連結し、クランク軸5にはピ
ストン3の往復動慣性力を相殺するようにバランサ7が
設けられる。燃焼室8の頂部には点火プラグ9とインジ
エクタ■0とが取付けられている。
シリンダ2にはピストン3によって所定のタイミングで
開閉される排気ボート11が開口し、この排気ボート1
1と連通ずる排気管l2に触媒装置13,排気チャンバ
14,マフラー15が配設される。また、シリンダ2の
排気ポートl1の位置から円周方向に略90度ずれた位
置(または排気ボート1lに対向した位置)には、ピス
トン3によって所定のタイミングで開閉する掃気ボート
16が開口し、この掃気ポート16に掃気系が設けられ
る。
開閉される排気ボート11が開口し、この排気ボート1
1と連通ずる排気管l2に触媒装置13,排気チャンバ
14,マフラー15が配設される。また、シリンダ2の
排気ポートl1の位置から円周方向に略90度ずれた位
置(または排気ボート1lに対向した位置)には、ピス
トン3によって所定のタイミングで開閉する掃気ボート
16が開口し、この掃気ポート16に掃気系が設けられ
る。
前記インジエクタIOは2流体式であって、所定の燃料
を貯えた後にこれを加圧空気により燃料と空気とを混合
した状態で直接噴射するものである。
を貯えた後にこれを加圧空気により燃料と空気とを混合
した状態で直接噴射するものである。
そこで、インジエクタ10の燃料通路2oがフィルタ2
1,燃料ボンブ22を介して燃料タンク23に連通し、
燃料通路20の途中に調圧弁24が設けられ、常に一定
の低い燃圧(上記加圧空気より若干高い圧力)を生じる
。また、インジェクタ1oの空気通路25には調圧弁2
6,アキュムレータ27,コンブレッサ28が連結し、
加圧空気を生じるようになっている。
1,燃料ボンブ22を介して燃料タンク23に連通し、
燃料通路20の途中に調圧弁24が設けられ、常に一定
の低い燃圧(上記加圧空気より若干高い圧力)を生じる
。また、インジェクタ1oの空気通路25には調圧弁2
6,アキュムレータ27,コンブレッサ28が連結し、
加圧空気を生じるようになっている。
そして、予め燃料パルスにより所定の燃料をインジエク
タ10に貯え、排気ボート■1の閉じた後に空気パルス
で加圧空気を燃料に付与して噴射する。
タ10に貯え、排気ボート■1の閉じた後に空気パルス
で加圧空気を燃料に付与して噴射する。
次いで、掃気ボート16の掃気系について述べると、掃
気ボート16と連通する掃気管30に掃気ポートIBM
閉時の掃気圧力波を吸収する掃気チャンバ31,掃気を
冷却するインタークーラ32を介して容積型の掃気ボン
ブ33が連設される。また、掃気ポンブ33の上流のエ
アクリーナ34側とインタークーラ32の下流との間に
はバイパス通路35が連通し、このバイパス通路35に
負荷制御用の制御弁36が設けられている。
気ボート16と連通する掃気管30に掃気ポートIBM
閉時の掃気圧力波を吸収する掃気チャンバ31,掃気を
冷却するインタークーラ32を介して容積型の掃気ボン
ブ33が連設される。また、掃気ポンブ33の上流のエ
アクリーナ34側とインタークーラ32の下流との間に
はバイパス通路35が連通し、このバイパス通路35に
負荷制御用の制御弁36が設けられている。
掃気ポンブ33は伝動手段37によりクランク軸5に連
結し、エンジン出力により常にポンプを駆動して掃気圧
を生じるようになっている。
結し、エンジン出力により常にポンプを駆動して掃気圧
を生じるようになっている。
制御系について述べると、アクセルペダル40が開度変
更手段41を介して制御弁36に、アクセル開度に対し
制御弁36の開度を反比例的に開閉するように連結する
。また、各運転条件を定めるエンジン回転数Nおよびア
クセル開度φを検出するエンジン回転数センサ42,ア
クセル開度センサ43を有し、エアクリーナ34の直下
流には吸入空気量Qを計測するエアフローメータ44が
取付けられている。
更手段41を介して制御弁36に、アクセル開度に対し
制御弁36の開度を反比例的に開閉するように連結する
。また、各運転条件を定めるエンジン回転数Nおよびア
クセル開度φを検出するエンジン回転数センサ42,ア
クセル開度センサ43を有し、エアクリーナ34の直下
流には吸入空気量Qを計測するエアフローメータ44が
取付けられている。
そしてエンジン回転数センサ42,アクセル開度センサ
43,エアフローメータ44の信号は制御ユニット45
に入力して処理され、制御ユニット45からインジエク
タ[0に燃料,空気パルスの信号を、また点火ブラグ9
に点火信号を出力するようになっている。
43,エアフローメータ44の信号は制御ユニット45
に入力して処理され、制御ユニット45からインジエク
タ[0に燃料,空気パルスの信号を、また点火ブラグ9
に点火信号を出力するようになっている。
第2図において噴射制御装置45について述べる。
先ず、エンジン回転数センサ42,アクセル開度センサ
43のエンジン回転数N.アクセル開度φが入力する運
転条件判定部46を有し、この各運転条件の信号が吹き
抜け率設定部47に入力する。ここでマップ設定部48
には、各運転条件で予め実験的に定めた第3図のような
アクセル開度φに対して増大関数の吹き抜け率eのマッ
プが記憶され、吹き抜け率設定部47ではこのマップを
参照して掃気時の空気の吹き抜け率eを定める。
43のエンジン回転数N.アクセル開度φが入力する運
転条件判定部46を有し、この各運転条件の信号が吹き
抜け率設定部47に入力する。ここでマップ設定部48
には、各運転条件で予め実験的に定めた第3図のような
アクセル開度φに対して増大関数の吹き抜け率eのマッ
プが記憶され、吹き抜け率設定部47ではこのマップを
参照して掃気時の空気の吹き抜け率eを定める。
この吹き抜け率eとエアフローメータ4の吸入空気ff
iQは筒内空気量算出部49に人力し、筒内空気ffi
Q’がQ’−e−Qにより算出される。この筒内空気量
Q′と前記エンジン回転数Nとは燃料噴射量設定部50
に人力し、マップ設定部51の目標空燃比に応じた係数
αを用いて燃料噴射量G[が、Gr−Q’ /N・αに
より求められる。そしてこの燃料噴射量Grは空気噴射
量設定部52に入力し、そこて空気噴射lit G a
がGa一β・Grにより定められる。
iQは筒内空気量算出部49に人力し、筒内空気ffi
Q’がQ’−e−Qにより算出される。この筒内空気量
Q′と前記エンジン回転数Nとは燃料噴射量設定部50
に人力し、マップ設定部51の目標空燃比に応じた係数
αを用いて燃料噴射量G[が、Gr−Q’ /N・αに
より求められる。そしてこの燃料噴射量Grは空気噴射
量設定部52に入力し、そこて空気噴射lit G a
がGa一β・Grにより定められる。
前記βは空気噴射量Ga/燃料噴射jlGfの重量比で
あり、βが大きい方が燃料は微粒化するが、その分、空
気噴射のための出力損失が大きくなる。
あり、βが大きい方が燃料は微粒化するが、その分、空
気噴射のための出力損失が大きくなる。
そこでこのβとしては、第4図に示すように0.2〜0
.6の範囲が妥当なものとして実験的に求められている
。
.6の範囲が妥当なものとして実験的に求められている
。
さてこのような空気噴射量Gaおよび前記燃料噴射量G
rは駆動部53に入力し、そこから燃料,空気パルス信
号としてインジエクタ10に出力される構成となってい
る。
rは駆動部53に入力し、そこから燃料,空気パルス信
号としてインジエクタ10に出力される構成となってい
る。
ここで前記燃料噴射量Grは、インジエクタ10の特性
係数Kf,噴射圧力Pf,噴射時間Tprの関数としテ
Gf −Kr −r<P f, ”rp f) テ表b
される。また空気噴射量Gaは、インジエクタ10の特
性係数Ka,噴射圧力Pa,噴射時間Tpaの関数とし
てGa −Ka − f’(Pa , Tpa)で表わ
される。そこで駆動部53は、燃料噴射量Grに応じた
噴射圧力Pf,噴射時間Tprおよび空気噴射量Gaに
応じた噴射圧力Pa,噴射時間Tpaを燃料,空気パル
ス信号としてインジェクタ10に出力する。
係数Kf,噴射圧力Pf,噴射時間Tprの関数としテ
Gf −Kr −r<P f, ”rp f) テ表b
される。また空気噴射量Gaは、インジエクタ10の特
性係数Ka,噴射圧力Pa,噴射時間Tpaの関数とし
てGa −Ka − f’(Pa , Tpa)で表わ
される。そこで駆動部53は、燃料噴射量Grに応じた
噴射圧力Pf,噴射時間Tprおよび空気噴射量Gaに
応じた噴射圧力Pa,噴射時間Tpaを燃料,空気パル
ス信号としてインジェクタ10に出力する。
次いで、このように構成された2サイクル直噴エンジン
の作用について述べる。
の作用について述べる。
先ず、掃気ポンプ33から吐出してインタークーラ32
により冷却される給気は、常にバイパス通路35により
吸気側に戻るように循環し、制御弁3Bでこの戻り量を
制限した分の掃気量がシリンダ2側に導入されることに
なる。ここで、アクセル開度φに対し制御弁36の開度
θは反比例的に設定され、アクセル開度φが小さい場合
は制御弁3もの開度θが大きいことからより多く戻され
て掃気量が少なくなるのであり、こうしてアクセル開度
φに応じた掃気量に調整される。
により冷却される給気は、常にバイパス通路35により
吸気側に戻るように循環し、制御弁3Bでこの戻り量を
制限した分の掃気量がシリンダ2側に導入されることに
なる。ここで、アクセル開度φに対し制御弁36の開度
θは反比例的に設定され、アクセル開度φが小さい場合
は制御弁3もの開度θが大きいことからより多く戻され
て掃気量が少なくなるのであり、こうしてアクセル開度
φに応じた掃気量に調整される。
そこで、第1図のようにピストン3が下死点付近に位置
して排気ボート■1と共に掃気ボート16を開くと、ア
クセル開度に応じた掃気量が掃気ボンプ33により加圧
され、インタークーラ32で冷却されて掃気ボート16
よりシリンダ2の内部に流入する。そして、この掃気に
より排気ボート11がら残留ガスを押し出して掃気作用
するのであり、こうして短時間に空気のみの新気がシリ
ンダ2に導入される。そして、ピストン3の上昇時に掃
気ボート1B,排気ボートI1が閉じることで、上記掃
気が終了して圧縮行程に移行する。
して排気ボート■1と共に掃気ボート16を開くと、ア
クセル開度に応じた掃気量が掃気ボンプ33により加圧
され、インタークーラ32で冷却されて掃気ボート16
よりシリンダ2の内部に流入する。そして、この掃気に
より排気ボート11がら残留ガスを押し出して掃気作用
するのであり、こうして短時間に空気のみの新気がシリ
ンダ2に導入される。そして、ピストン3の上昇時に掃
気ボート1B,排気ボートI1が閉じることで、上記掃
気が終了して圧縮行程に移行する。
圧縮行程において排気ボートI1が閉じると、噴射制御
装置45からの燃料パルス信号に応じてあらかじめイン
ジェクタIOに貯えられた所定の燃料が、空気パルス信
号に応じた加圧空気で噴射してシリンダ内に混合気を生
成する。この場合、インジェクタ10から噴射する空気
と燃料の重量比は略0.2〜0.6内の所定値に設定さ
れており、燃料は低負荷域でも良好に成層燃焼できる程
度に微粒化される。
装置45からの燃料パルス信号に応じてあらかじめイン
ジェクタIOに貯えられた所定の燃料が、空気パルス信
号に応じた加圧空気で噴射してシリンダ内に混合気を生
成する。この場合、インジェクタ10から噴射する空気
と燃料の重量比は略0.2〜0.6内の所定値に設定さ
れており、燃料は低負荷域でも良好に成層燃焼できる程
度に微粒化される。
圧縮行程でピストン3が上死点直前に達すると、点火プ
ラグ9が着火することで燃焼するが、この場合に掃気ポ
ート16から流入した掃気流に燃焼室8の頂部のインジ
ェクタ10から適切なタイミングおよび時間で噴射され
た燃料が乗り、適切に配置された点火プラグ位置に導か
れることで、点火プラグ9の付近が濃い混合気になり、
これにより成層燃焼されるのである。この燃焼による爆
発後にピストン3は下降して膨脹行程に移り、排気ボー
ト11が開いてシリンダ内圧により或る程度の排気が行
われ、更に下死点付近で上述のように掃気作用を伴う掃
気行程に戻るのであり、こうしてエンジンを運転する。
ラグ9が着火することで燃焼するが、この場合に掃気ポ
ート16から流入した掃気流に燃焼室8の頂部のインジ
ェクタ10から適切なタイミングおよび時間で噴射され
た燃料が乗り、適切に配置された点火プラグ位置に導か
れることで、点火プラグ9の付近が濃い混合気になり、
これにより成層燃焼されるのである。この燃焼による爆
発後にピストン3は下降して膨脹行程に移り、排気ボー
ト11が開いてシリンダ内圧により或る程度の排気が行
われ、更に下死点付近で上述のように掃気作用を伴う掃
気行程に戻るのであり、こうしてエンジンを運転する。
以上説明したとおり本発明によれば、少なくとも低負荷
域において2流体式インジエクタからシリンダ内に空気
/燃料の重量比が略0.2〜0.6内に設定された燃料
が空気と共に直接噴射されるのであり、燃料は充分に微
粒化される。従って失火し易い低負荷域で良好な成層燃
焼が確保される。
域において2流体式インジエクタからシリンダ内に空気
/燃料の重量比が略0.2〜0.6内に設定された燃料
が空気と共に直接噴射されるのであり、燃料は充分に微
粒化される。従って失火し易い低負荷域で良好な成層燃
焼が確保される。
また空気噴射量が出力損失を招くほど多すぎず、この点
からも低燃費,低エミッションが達成できる。
からも低燃費,低エミッションが達成できる。
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図は
制御系のブロック図、第3図は空気吹き抜け率のマップ
を示す図、第4図は空気/燃料の重量比と燃料粒径.出
力損失との関係線図である。 ■・・・2サイクル直噴エンジン本体、2・・・シリン
ダ、3・・・ピストン、4 ・・クランク室、5・・・
クランク軸、6・・・コンロツド、7・・・バランサ、
8・・・燃焼室、9・・・点火プラグ、10・・・イン
ジエクタ、11・・・排気ボート、12・・・排気管、
l3・・・触媒装置、14・・・排気チャンバ 15・
・・マフラー、■6・・・掃気ポート、20・・・燃料
通路、21・・・フィルタ、22・・・燃料ポンプ、2
3・・燃料タンク、24・・・調圧弁、25・・・空気
通路、26・・調圧弁、27・・・アキュムレー夕、8
・・・コンプレツサ、30・・・掃気管、31・・・掃
気チャンバ、32・・インタークーラ、33・・・掃気
ポンプ、34・・・エアクリーナ、35・・・バイパス
通路、36・・・制御弁、37・・・伝動手段、40・
・・アクセルペダル、41・・・開度変更手段、42・
・・エンジン回転数センサ、43・・・アクセル開度セ
ンサ、44・・・エアフローメータ、45・・・制御ユ
ニット、4B・・・運転条件判定部、47・・・空気吹
き抜け率設定部、48・・・マップ設定部、49・・・
筒内空気量算出部、50・・・燃料噴射量設定部、51
・・・マップ設定部、52・・・空気噴射量設定部、5
3・・・駆動部。
制御系のブロック図、第3図は空気吹き抜け率のマップ
を示す図、第4図は空気/燃料の重量比と燃料粒径.出
力損失との関係線図である。 ■・・・2サイクル直噴エンジン本体、2・・・シリン
ダ、3・・・ピストン、4 ・・クランク室、5・・・
クランク軸、6・・・コンロツド、7・・・バランサ、
8・・・燃焼室、9・・・点火プラグ、10・・・イン
ジエクタ、11・・・排気ボート、12・・・排気管、
l3・・・触媒装置、14・・・排気チャンバ 15・
・・マフラー、■6・・・掃気ポート、20・・・燃料
通路、21・・・フィルタ、22・・・燃料ポンプ、2
3・・燃料タンク、24・・・調圧弁、25・・・空気
通路、26・・調圧弁、27・・・アキュムレー夕、8
・・・コンプレツサ、30・・・掃気管、31・・・掃
気チャンバ、32・・インタークーラ、33・・・掃気
ポンプ、34・・・エアクリーナ、35・・・バイパス
通路、36・・・制御弁、37・・・伝動手段、40・
・・アクセルペダル、41・・・開度変更手段、42・
・・エンジン回転数センサ、43・・・アクセル開度セ
ンサ、44・・・エアフローメータ、45・・・制御ユ
ニット、4B・・・運転条件判定部、47・・・空気吹
き抜け率設定部、48・・・マップ設定部、49・・・
筒内空気量算出部、50・・・燃料噴射量設定部、51
・・・マップ設定部、52・・・空気噴射量設定部、5
3・・・駆動部。
Claims (2)
- (1)シリンダ内に空気と共に燃料を直接噴射する2流
体式インジェクタを備えた2サイクル直噴エンジンにお
いて、 上記2流体式インジェクタから噴射する空気と燃料との
重量比(空気/燃料)を少なくとも低負荷域で略0.2
〜0.6内に設定する噴射制御装置を設けてなる2サイ
クル直噴エンジン。 - (2)上記噴射制御装置は、エンジン負荷に応じた必要
燃料噴射量を基準に空気噴射量を調整して所要の重量比
に設定してなる請求項(1)記載の2サイクル直噴エン
ジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5889989A JPH02238168A (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 2サイクル直噴エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5889989A JPH02238168A (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 2サイクル直噴エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02238168A true JPH02238168A (ja) | 1990-09-20 |
Family
ID=13097649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5889989A Pending JPH02238168A (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 2サイクル直噴エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02238168A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0579338A (ja) * | 1991-09-17 | 1993-03-30 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 段付ピストンを有する2サイクルエンジン |
-
1989
- 1989-03-09 JP JP5889989A patent/JPH02238168A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0579338A (ja) * | 1991-09-17 | 1993-03-30 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 段付ピストンを有する2サイクルエンジン |
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