JPH02238143A - 過給機付エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの燃料制御装置

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JPH02238143A
JPH02238143A JP1057286A JP5728689A JPH02238143A JP H02238143 A JPH02238143 A JP H02238143A JP 1057286 A JP1057286 A JP 1057286A JP 5728689 A JP5728689 A JP 5728689A JP H02238143 A JPH02238143 A JP H02238143A
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JP
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intake
valve
amount
supercharger
intake air
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JP1057286A
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Inventor
Haruo Okimoto
沖本 晴男
Toshimichi Akagi
赤木 年道
Seiji Tajima
誠司 田島
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Priority to DE4007574A priority patent/DE4007574A1/de
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0002Controlling intake air
    • F02D41/0007Controlling intake air for control of turbo-charged or super-charged engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/007Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust with exhaust-driven pumps arranged in parallel, e.g. at least one pump supplying alternatively
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも低吸気量領域で過給するブライマ
リ過給機と高吸気量領域で過給するセヵンダリ過給機と
を併設した過給機付エンジンの燃料制御装置に関し、特
に、セカンダリ過給機の上流側と下流側の間で吸気を循
環させるリリーフ通路に設けられた吸気リリーフ弁の開
閉に伴う空燃比の変動を解消できるようにした過給機付
エンジンの燃料制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、過給機付エンジンにおいて、低吸気量領域及び高
吸気量領域で過給するプライマリ過給機と、低吸気量領
域での吸気を停止する吸気カット弁を備え、高吸気量領
域のみで過給を行うようにしたセカンダリ過給機とを併
設したものが知られている(実開昭60−178329
号公報及び特開昭60−259722号公報参照).上
記のブライマリ過給機及びセカンダリ過給機としては、
例えば、排気圧を駆動源として過給を行うターボチャー
ジャが使用される。
その場合、セカンダリ過給機からの吸気開始に先立って
、低吸気量領域で排気の一部をセカンダリ過給機側に洩
らすことにより、セカンダリ過給機の稼働開始前にセカ
ンダリ過給機のタービンを予回転させるとともに、セカ
ンダリ過給機からの吸気路におけるセカンダリ過給機の
上流側と下流側とを連通ずるリリーフ通路を設け、この
リリーフ通路を吸気リリーフ弁により開閉するように構
成することが考えられる. このように、低吸気It GN域でセカンダリ過給機の
タービンを予回転させて置くと、セカンダリ過給機の始
動時における回転の立ち上がり特性を高めることができ
るが、一方、予回転によりセカンダリ過給機の下流側の
吸気の圧力が上昇する。これにより、吸気温が上昇し、
後に、吸気カット弁を開弁じた時に、セカンダリ過給機
から高温により膨張した吸気がエンジンに供給されて、
空気の充填率が低下するのを防止するために、予回転時
にリリーフ通路を通してセカンダリ過給機の上流側と下
流側との間で吸気を循環させるのが好ましい。なお、上
記のような過給機付エンジンにおいて、吸気量はブライ
マリ及びセカンダリ過給機の上流側でエアフローメータ
等により測定されるとともに、測定された吸気量に対応
して燃料の供給量が決定されるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記のように、リリーフ通路と吸気リリーフ
弁を設ける場合、低吸気量領域から高吸気量領域への移
行時には、吸気リリーフ弁は吸気カット弁の開弁に先立
って閉弁し、一方、高吸気量領域から低吸気量領域への
移行時には、吸気リリーフ弁は吸気カット弁の閉弁後に
開弁することになる. ところが、吸気リリーフ弁の閉弁時には、それまでセカ
ンダリ過給機の下流側から上流側へ還流していた吸気の
流れが堰き止められる影響でエアフローメータからセカ
ンダリ過給機への空気の流入量が増すが、吸気カット弁
は未だ閉弁状態であるので、セカンダリ過給機からの吸
気は行われない。従って、吸気リリーフ弁の閉弁時に.
は、セカンダリ過給機への空気の流入量が増加した分だ
け、エンジンへの実際の吸気量が測定値より少なくなり
、その結果、燃料が過剰に供給されることになる。
一方、吸気リリーフ弁の開弁時には、セカンダリ過給機
の下流側の吸気がリリーフ通路を通してセカンダリ過給
機の上流側に還流されることにより、エアフローメータ
等の測定手段からセカンダリ過給機への空気の流入量が
減少し、その結果、エンジンへの実際の吸気量がエアフ
ローメータ等による測定値より多くなって、燃料が不足
するものである. このように、吸気リリーフ弁の開閉時に空燃比の変動が
生じて、エンジンの燃焼状態が悪化する問題を有してい
た。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、
吸気リリーフ弁の開閉に伴う空燃比の変動を解消できる
ようにした過給機付エンジンの燃料制御装置の提供を目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る過給機付エンジンの燃料制御装置は、少な
くとも低吸気! eJf域で過給するプライマリ過給機
と、排気圧により駆動され、高吸気!領域で過給するセ
カンダリ過給機とを併設し、低吸気量領域でセカンダリ
過給機からの吸気を停止させる吸気カット弁を備えた過
給機付エンジンの燃料制御装置であって、セカンダリ過
給機からの吸気路におけるセカンダリ過給機の上流側と
下流側とを連通ずるリリーフ通路と、このリリーフ通路
を開閉する吸気リリーフ弁と、上記両過給機の上流側に
配置され、吸気量を測定する吸気量測定手段と、吸気量
測定手段で測定される吸気量に対応して燃料供給量を制
御する燃料供給量制御手段とが設けられ、かつ、上記燃
料供給量制御手段による燃料の供給量を吸気リリーフ弁
の開閉時に同期して補正する燃料供給量補正手段が設け
られていることを基本的な特徴とするものである。
なお、上記燃料供給量補正手段は、具体的には、上記吸
気リリーフ弁の閉弁に同期して燃料供給量をMl補正す
るように構成することができる。
又、上記燃料供給量補正手段は、上記吸気IJ IJー
フ弁の開弁に同期して燃料供給量を増量補正するように
構成することができる。
〔作 用〕
上記の構成によれば、吸気リリーフ弁の開閉時期に同朋
して燃料供給量が実際にエンジンに吸入される吸気量に
対応する量に補正されるので、吸気リリーフ弁の開閉に
伴う空燃比の変動を解消することができるようになる。
具体的には、吸気リリーフ弁の閉弁時には、前述の如く
、測定された吸気量よりも実際にエンジンに吸入される
吸気量が少なくなるので、上記燃料供給量補正手段が吸
気リリーフ弁の閉弁時に測定値よりも少なくなるエンジ
ンの吸気量に対応して燃料を減量補正するように構成す
ることにより、吸気リリーフ弁の閉弁時の空燃比の変動
を防止できる。
又、吸気リリーフ弁の開弁時には、前述の如く、測定さ
れた吸気量よりも実際にエンジンに吸入される吸気量が
多くなるので、燃料供給量補正手段が吸気リリーフ弁の
開弁時に測定値よりも多くなるエンジンの吸気量に対応
して燃料を増量補正するように構成することにより、吸
気リリーフ弁の開弁時の空燃比の変動を防止できる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第9図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
第1図に示すように、本実施例に係る過給機付エンジン
は、吸気路1における上流通路101に吸気量測定手段
としてのエアフローメータ2を介在させている。吸気路
lはエアフローメータ2の下流で、プライマリ吸気通路
102とセカンダリ吸気通路103とに分岐されている
。プライマリ吸気通路102にはプライマリ過給機3が
介在され、一方、セカンダリ吸気通路103にはセカン
ダリ過給機4が介在されている。プライマリ吸気通路1
02とセカンダリ吸気通路103とは、プライマリ及び
セカンダリ過給機3・4の下流側で合流通路104とし
て合流され、エンジン已に接続されている。
セカンダリ吸気通路103におけるセカンダリ過給機4
の上流側と下流側とは、リリーフ通路105により連通
され、リリーフ通路105は吸気リリーフ弁6により開
閉されるようになっている。又、セカンダリ吸気通路1
03におけるリリーフ通路105との合流点より下流側
には、セカンダリ過給機4からの吸気を停止するための
吸気カット弁5が設けられている.更に、合流通路10
4の端末部には燃料噴射器10が設けられている。
吸気カット弁5の開閉制御と燃料噴射量の制御のために
設けられた制御装1f20は、燃料供給量制御手段及び
燃料供給量補正手段としての役割を有し、エアフローメ
ータ2の測定値に基づいて基準噴射量を演算する一方、
吸気リリーフ弁6の開閉の有無を検出して吸気リリーフ
弁6の閉弁時には燃料噴射量の減量補正量を演算し、開
弁時には燃料噴射量の増量補正量を演算し、基準噴射量
に減量又は増量補正量とを加算した補正噴射量信号を出
力するようになっている。そして、燃料噴射器10は噴
射量信号の信号値に対応する噴射量の燃料を噴射するよ
うになっている。
第2図に示すように、ブライマリ過給機3とセカンダリ
過給機4とは、ともに排気圧を駆動源とするターボチャ
ージャで構成されている。吸気路1における合流通路1
04は、吸気マニホールド106を介して、例えば、2
気筒からなるロータリーエンジンであるエンジンEの各
気簡に接続されている。プライマリ吸気通路102には
プライマリ過給機3のブロア室301を介在させており
、セカンダリ吸気通路103にはセカンダリ過給機4の
ブロア室401を介在させている。
合流通路104には、インタークーラ7、スロットル弁
8、サージタンク9が順に設けられている。燃料噴射器
IOは吸気マニホールド106の各分岐路に設けられて
いる。なお、エンジンEにはその回転数Rを検出する回
転数検出装置l7が付設されている。
エンジンEの2つの気筒から互いに独立してプライマリ
排気路ttiとセカンダリ徘気路112が導出されてい
る。ブライマリ排気路111はプライマリ過給機3のタ
ービン室302を経て集合排気通路115に連通され、
一方、セカンダリ排気路112はセカンダリ過給機4の
タービン室402を経て集合排気通路115に連通され
ている。
プライマリ排気路111とセカンダリ排気路112とは
連通路113により互いに連通されている。この連通路
113のほぼ中間部から排気ウエスト通路114が垂直
に分岐され、集合排気通路115に導かれている。セカ
ンダリ排気通路112における排気カット弁12とセカ
ンダリ過給機4のタービン室402との間の部分は、排
気リーク通路116を介して排気ウエスト通路114に
接続されている。
セカンダリ排気路112は、連通路113の直ぐ下流側
にて排気カット弁12により開閉され、一方、排気リー
ク通路116は排気洩らし弁13によって開閉されるよ
うになっている。又、排気ウエスト通路114は、排気
リーク通路116との分岐点よりも下流側でウエストゲ
ート弁14によって開閉されるようになっている。なお
、第2図にはプライマリ排気路111とセカンダリ排気
路112を独立に設けた場合を示したが、エンジンEか
ら1本の排気路を導出し、連通路113の上流側で2本
に分岐するように構成しても良い。
制御装置20は、電気回路部と空気回路部とからなる。
このうち、電気回路部は、検出端としてのエアフローメ
ータ2、回転数検出装置17及び吸気カット弁5の開閉
を検出する開閉検出スイッチ18と、制御回路211と
、出力端としての吸気カット弁5の開閉用のソレノイド
三方弁212、吸気リリーフ弁6の開閉切換え用のソレ
ノイド三方弁213、排気カット弁12の開閉切換え用
のソレノイド三方弁214、排気洩らし弁13の開閉用
のデューティ弁215、ウエストゲート弁14の開閉切
換え用のソレノイド三方弁216及び燃料噴射器10と
を備える。
また、制御装置20における空気回路部は、吸気カット
弁5の開閉作動用のアクチュエータ221、吸気リリー
フ弁6の開閉作動用のアクチュエータ222、排気カッ
ト弁12の開閉作動用のアクチュエータ223、排気洩
らし弁13の開閉作動用のアクチェエータ129、ウエ
ストゲート弁l4の開閉作動用のアクチュエータ126
、導圧路231〜233・236〜244、差圧検出弁
l6、負圧タンク234及び逆止弁235からなる. 制御回路211には、上記の空気回路部及び各弁212
〜216を介して吸気カット弁5、吸気リリーフ弁6、
排気カット弁12、排気洩らし弁l3及びウエストゲー
ト弁14を制御するための弁制御プログラムと制御マッ
プとが組み込まれている。又、制御回路211には燃料
噴射器10から噴射する燃料噴射量を制御する燃料制御
プログラムが組み込まれている。
ここで、後に説明する燃料制御の前提となっている弁制
御の動作の要点について第6図に基づき説明しておく。
エンジンEが始動されると同時に、後述する弁制御プロ
グラムが実行され、この弁制御プログラムはエンジンE
の回転に同期して繰り返される。
ブライマリ過給機3による過給は全運転領域において行
われる。セカンダリ過給機4からの過給は、エンジン回
転数Rが加速される加速運転モードでは第6図のQ6−
R6ラインより右側の領域で、エンジン回転数Rが減速
される減速運転モードでは第6図のQ5−R5ラインよ
り右側の領域で、それぞれ行われる。このように、加速
モードと減速モードでセカンダリ過給機4による過給を
実行する領域を変更してヒステリシスを与えることによ
り、動作安定性を高めることができる。
加速モードにおいては、エンジンEの始動直後には、吸
気リリーフ弁6は開弁され、他の吸気カット弁5、排気
カット弁12、排気洩らし弁13及びウエストゲート弁
14は閉弁されている。エンジンEが始動され、プライ
マリ過給機3の過給圧が所定値に到達すると、具体的に
は、エンジン回転数とエンジン負荷との関係が第6図に
右下がりの曲線で示されるレベルに達すると、排気洩ら
し弁l3が開弁される。すなわち、この排気洩らし弁l
3は、第2図の導圧路242により導かれるプライマリ
過給機3の過給圧を排気洩らし弁13用のデューティ弁
215で適当に減圧した圧力を受けて開閉されるもので
あり、かつ、排気洩らし弁13は排気カット弁12が開
弁する運転領域よりも低吸気量領域で開弁されるように
なっている。これにより、排気カット弁12を開弁させ
る前に、排気リーク通路116を介してセカンダリ過給
機4のタービン室402に供給される排気によりセカン
ダリ過給機4のタービンを予回転させておくことができ
、その結果、排気カット弁12の開弁時のセカンダリ過
給機40回転速度の立ち上がり特性が高められる。
一方、排気洩らし弁13を開弁させている時に吸気リリ
ーフ弁6を開弁させておくことは、リリーフ通路105
を通してセカンダリ過給機4の上流側と下流側の間で排
気を循環させることにより、セカンダリ過給機4の下流
側の過圧を防止し、吸気カット弁5が開弁された時に過
圧により高温化した空気が合流通路104に流入して吸
気の充填効率が低下するのを防止することを目的として
いる。
吸気量Q又はエンジン回転数Rが増大し、運転状態が第
6図に示すQ2−R2ラインの左側の領域から右側の領
域に移行すると、吸気リリーフ弁6が閉弁され、更に運
転状態が第6図に示すQ4−R4ラインの左側の領域か
ら右側の領域に移行すると、排気カット弁12が開弁さ
れる。排気カット弁12を開弁する前に吸気リリーフ弁
6を閉弁することは、排気カット弁12の開弁後に、セ
カンダリ排気路112を通して供給される排気により本
格的に稼働されるセカンダリ過給機4の過給圧及び回転
の立ち上がり特性を高める上で有利になる。
排気カット弁12が開弁され、更に吸気量Q又はエンジ
ン回転数Rが増大し、運転状態が第6図に示すQ6−R
6ラインの左側の領域から右側の領域に移行すると、吸
気カット弁5が開弁される。このように排気カット弁1
2を開弁じてから吸気カット弁6を開弁すると、吸気カ
ット弁5の開弁時までにセカンダリ過給機4の過給圧を
プライマリ過給機3の過給圧と同等以上に高めてから吸
気カット弁5を開弁させ、セカンダリ過給機4に吸気が
逆流することを防止することができるので有利である。
この実施例では、吸気カット弁5の開弁時に合流通路1
04からセカンダリ過給機4側に吸気が逆流することを
一層確実に防止するため、吸気カット弁5の開閉制御系
を以下のように構成している。
すなわち、第2図に示すように、吸気カット弁5用のア
クチュエータ221は、一方では吸気カット弁5に機械
的に連結され、他方では導圧路231を介して吸気カッ
ト弁5用のソレノイド三方弁212に接続されている。
このソレノイド三方弁212は、導圧路232を介して
接続された差圧検出弁16と、導圧路233を介して接
続される負圧タンク234とのいずれか一方に、アクチ
ュエータ221を選択的に接続させるようになっている
.負圧タンク234は逆止弁235及び導圧路236を
介して、サージタンク9よりも下流側にて合流通路10
4に接続されている。
第3図に示すように、差圧検出弁16は、そのケーシン
グ161内が第1及び第2のダイアフラム162・16
3によって第1〜第3室164・165・166に区画
されている。一端側の第1室164には第1の入力ポー
ト167が開口され、その内部にばね168が挿入され
ている。中央の第2室165には第2の入力ボートl6
9が開口され、他端例の第3室166には出力ポート1
70が端壁中央部に開口されるとともに、大気連通ボー
ト171が周壁部に開口されている。
第1室164と第2室165とを区画する第1のダイア
フラム162には、第2のダイアフラム163の中央を
摺動自在に貫通し、出力ポート170の開閉を行う弁体
172が固定されている。
第1の入力ポート167は、第2図中のセカンダリ吸気
通路103における吸気カット弁5の下流側の、プライ
マリ過給機3による過給圧P1を第1室164に導入す
るため、導圧路237を介して吸気カット弁5の下流側
に接続されている。一方、第2の入カポー}169は、
吸気カット弁5の上流側のセカンダリ吸気通路103の
過給圧P2を第2室165に導入するため、第2図に示
す導圧路238を介してセカンダリ過給機4と吸気カッ
ト弁5との間でセカンダリ吸気通路103に連通されて
いる. 吸気カット弁5を開弁させる場合には、制御回路211
が吸気カット弁5の開閉用のソレノイド三方弁212を
負圧タンク234との接続側から差圧検出弁16との接
続側に切り換えることにより、差圧検出弁16の出力ポ
ート170が吸気カット弁5用のアクチュエータ221
に接続されるしかし、差圧検出弁16がアクチュエータ
221に接続された後も、吸気カット弁5の上流側にお
けるセカンダリ過給機4の過給圧P2が、吸気カット弁
5の下流側におけるプライマリ過給機3の過給圧P1に
比して一定値以上高圧になるまでの期間は、出力ボート
170は弁体172で閉塞されているので、アクチュエ
ータ221の内圧は負圧のままに保持され、吸気カット
弁5は開弁されない。
セカンダリ過給機4の過給圧P2がプライマリ過給機3
の過給圧P1よりも一定値以上高くなると、弁体172
が出力ボート170を開き、大気圧が差圧検出弁16、
導圧路232・231を経てアクチュエータ221に導
入され、その結果、吸気カット弁5が開弁されることに
なる。従って、セカンダリ過給機3側への吸気の逆流は
確実に防止される。なお、このため、制御回路211が
吸気カット弁5の開弁指令を出してから少し遅れて吸気
カット弁5が実際に開弁されることになる.減速モード
では、動作安定性を与えるため、吸気カット弁5は開弁
した運転条件よりも低吸気量域又は低回転域で閉弁され
る.すなわち、第6図のQ5−R5ラインの右側の領域
から左側の領域に移行する時に吸気カット弁5が閉弁さ
れる.排気カット弁12の開閉にも、同様にヒステリシ
スが与えられ、吸気カット弁5の閉弁よりも遅れて排気
カット弁l2が閉弁される。すなわち、エンジンEの運
転状態が第6図のQ3−R3ラインの右側の領域から左
側の頷域に移行する時に排気カット弁12が閉弁される
また、吸気リリーフ弁6の開閉にもヒステリシスが与え
られ、排気カット弁12が閉弁された後、運転状態が、
更に、第6図のQl−Rlラインの右側の領域から左側
の領域に移行すると、吸気リリーフ弁6が開弁されるよ
うになっている。
加速モードの途中で減速モードに切り換えられた場合の
排気カット弁12の閉弁及び吸気リリーフ弁6の開弁、
減速モードの途中で加速モードに切換えられた場合の排
気カット弁12の開弁及び吸気カット弁5の開弁につい
ても、同様に前記制御マップを基準として吸気量Q又は
エンジン回転数Rに基づき実行される. なお、ウエストゲート弁l3はブライマリ領域である低
吸気量領域では、吸気洩らし弁13を開くことにより排
気がセカンダリ過給機4側に流れるようにするために閉
じられるが、ここでは、ウエストゲート弁14は排気カ
ット弁12の開閉と同時に開閉するように構成されてい
る。
以下、第4図及び第5図のフローチャートを参照しなが
ら、エンジン回転数及びエンジン負荷の変動に伴う吸気
カット弁5、吸気リリーフ弁6等の各弁の開閉制御につ
き、より詳細に説明する。
なお、この制御で使用されるフラグFは、前回のライン
越の運転状態の移行が、第6図のいずれのラインをいず
れの方向に横切るものであったかを示すものである。第
6図にも示すように、具体的には、フラグF=“1゜“
は、前回の移行がQ1−Rlラインを高吸気量側から低
吸気量側へ横切るものであったことを示す。又、フラグ
F=“2”は、前回の移行がQ2−R2ラインを低吸気
量側から高吸気量側に横切るものであったことを示す。
フラグF一“3”は、前回の移行がQ3−R3ラインを
高吸気量側から低吸気量側へ横切るものであったことを
示す。フラグF=“4”は、前回の移行がQ4−R4ラ
インを低吸気量側から高吸気量側へ横切るものであった
ことを示す。フラグF=“5”′は、前回の移行がQ5
−R5ラインを高吸気量側から低吸気量側へ横切るもの
であったことを示す。又、フラグF=”“6nは、前回
の移行がQ6−R6ラインを低吸気量側から高吸気量側
へ横切るものであったことを示す。
又、フラグFRは吸気リリーフ弁6の閉弁に際して“1
”と置かれ、吸気リリーフ弁6の開弁に際して“0゛と
置かれる。更に、吸気カット弁5の開閉を検出する開閉
検出スイッチ18からの信号に基づき、吸気カット弁5
の開弁時にフラグFS=“゜1”と置かれ、吸気カット
弁5の閉弁時にフラグFS=“0“と置かれる。
以下、第4図及び第5図のフローチャートをステップ毎
に説明すると、まず、イニシャライズが行われる(S1
)。この時、フラグFは“1”と置かれる。
次に、吸気量(吸入空気量)Qとエンジン回転数Rが読
み込まれ(S2)、更に、予め設定されているQl−Q
6及びR1〜R6のマップ値が読み込まれる(S3)。
続いて、フラグF=“′1′゛であるか否か、つまり、
前回のライン越の運転状態の移行が、Ql−R1ライン
を高吸気量側から低吸気量側へ横切る移行であったか否
かが判定される(S4)。なお、当初はフラグF=“1
゛と置かれているから、ここでは肯定回答が得られる。
フラグF=“1”であれば、次に、吸気IQがQ2より
大きいか否かが判定され(S5)、否定回答が得られた
場合は、続いて、エンジン回転数RがR2より大きいか
否かが判定される(S6).そして、S5・S6のいず
れかで肯定回答が得られれば、現在の運転状態はQ2−
R2ラインを低吸気量側から高吸気量側に横切った状態
に移行しているので、フラグFに“2”をセットする(
S7)。引続き、ソレノイド三方弁213を大気側に切
り換え、導圧路239を介してアクチュエータ222に
大気を導入することにより、吸気リリーフ弁6を閉じる
制御を行うとともに、吸気リリーフ弁6の閉弁に伴って
フラグFRに″1”をセット(38)Lた後、リターン
する。なお、S5・S6でいずれも否定回答が得られた
場合は、そのままリターンする。
S4で否定回答が得られた場合は、次に、フラグFが偶
数(2m)であるか否か、換言すれば、前回のライン越
の運転状態の移行が低吸気量側から高吸気量側への移行
であったか否かが判定される(S9)。ここで、肯定回
答が得られた場合は、続いて、フラグF=“2″、つま
り、前回のライン越の移行がQ・2−R2ラインを低吸
気量側から高吸気量側へ横切る移行であったか否かが判
定される(310)。
フラグF=“2”であれば、続いて、現在の吸気ffi
QがQ4より大きいか否かが判定され(St1)、否定
回答が得られた場合は、次に、現在のエンジン回転数R
がR4より大きいか否かが判定される(S12)。そし
て、311・S12のいずれかで肯定回答が得られた場
合は、現在の運転状態はQ4−R4ラインを低吸気量側
から高吸気量側に横切った状態に移行しているので、フ
ラグFに“4”をセットし(313)、続いて、ソレノ
イド三方弁214を負圧タンク234側に切り換えて導
圧路241・240を介してアクチュエータ223に負
圧を導入することにより、排気カット弁12を開弁(S
14)するとともに、ソレノイド三方弁216を導圧路
242側に切り換えて、必要に応じてアクチュエータ1
26によりウエストゲート弁14を開く制御を開始(3
15)した後、リターンする。
一方、311・312でいずれも否定回答が得られた場
合は、吸気量QがQ1より小さいか否かが判定され(S
16)、肯定回答が得られた場合は、続いて、エンジン
回転数RがR1より小さいか否かが判定される(317
)。ここで肯定回答が得られた場合は、現在の運転状態
はQl−Rlラインを高吸気量側から低吸気量側に横切
った状態に移行しているので、フラグFに″1″をセッ
トし(318)、続いて、ソレノイド三方弁213を負
圧タンク234側に切り換えて、導圧路239を介して
アクチュエータ222に負圧を導入することにより吸気
リリーフ弁6を開弁じ、かつ、吸気リリーフ弁6の開弁
に伴ってフラグFRに“0″をセット(319)Lた後
、リターンする一方、316・317のいずれかで否定
回答が得られた場合は、そのままリターンする。
S10で否定回答が得られた場合は、次に、フラグF=
“4”であるか否か、つまり、前回のライン越の移行が
Q4−R4ラインを低吸気量側から高吸気量側へ横切る
移行であったか否かが判定され(S20)、肯定回答が
得られた場合は、続いて、現在の吸気量QがQ6より大
きいか否かが判定される(321)。否定回答が得られ
た場合は、続いて、現在のエンジン回転数RがR6より
大きいか否かが判定される(S22)。
321・S22のいずれかで肯定回答が得られれば、現
在の運転状態はQ6−R6ラインを低吸気量側から高吸
気量側に横切った状態に移行しているので、フラグFに
“6゜゛をセットし(S23)、続いて、ソレノイド三
方弁212を差圧検出弁16側に切り換えることにより
、ソレノイド三方弁212、導圧路232及び導圧路2
31を介してアクチュエータ221に大気を導入し、吸
気カット弁5を開弁するとともに、フラグFSに“1“
′をセットする(S24)。なお、前述の如く、ソレノ
イド三方弁212が切り換えられてから、実際に吸気カ
ット弁5が開弁するまでに、若干の時間遅れが生じる。
一方、S21・S22でともに否定回答が得られた場合
は、次に、現在の吸気量QがQ3より小さいか否かが判
定され(S25)、肯定回答が得られれば、続いて、現
在のエンジン回転数RがR3より小さいか否かが判定さ
れる(S 2 6 )。ここで、肯定回答が得られれば
、現在の運転状態はQ3−R3ラインを高吸気量側から
低吸気量側に横切った状態に移行しているので、フラグ
Fに“3”をセット(S27)Lた後、ソレノイド三方
弁214を大気側に切り換えて、導圧路241を介して
アクチュエータ223に大気を導入することにより、排
気カット弁l2を閉弁する(328)。更に、ソレノイ
ド三方弁216を切り換えてアクチュエータ126に大
気を導入することにより、ウエストゲート弁14を閉弁
(329)Lた後、リターンする。一方、325・S2
6でともに否定回答が得られた場合は、そのままリター
ンする。
S20で否定回答が得られれば、前回のライン越の移行
は、Q6−R6ラインを低吸気量側から高吸気量側に横
切る移行であったものとみなされる。その場合は、次に
、現在の吸気量QがQ5より小さいか否かが判定され(
S30)、肯定回答が得られれば、続いて、現在のエン
ジン回転数RがR5より小さいか否かが判定される(S
31)。ここで、肯定回答が得られれば、現在の運転状
態は、Q5−R5ラインを高吸気量側から低吸気量側に
横切った状態に移行しているので、フラグFに“5′゜
がセットされ(S32)、続いて、ソレノイド三方弁2
12を負圧タンク234に切り換えてアクチュエータ2
21に負圧を導入することにより、吸気カット弁5を閉
弁するとともに、フラグFSに“0”をセットする(S
33)。
S9にて否定回答が得られた場合は、前回のライン越の
移行が高吸気量側から低吸気量側へのものであったこと
になる。この場合は、第5図中の341に移り、フラグ
F=“3゜“であるか否か、つまり、前回の移行がQ3
−R3ラインを高吸気量側から低吸気量側に横切る移行
であったか否かが判定される(S41)。肯定回答が得
られれば、続いて、現在の吸気量QがQ1より小さいか
否かが判定され(342)、QがQ1より小さければ、
更に、現在のエンジン回転数RがR1より小さいか否か
が判定される(343)。ここで、肯定回答が得られれ
ば、現在の運転状態は、Ql−R1ラインを高吸気量側
から低吸気量側に移行しているので、フラグFに“1”
゜をセットし(344)、続いて、前述と同様にして吸
気リリーフ弁6を開弁するとともに、フラグFRに“0
”をセット(345)Lた後、リターンする。
342・S43のいずれかで否定回答が得られた場合は
、次に、現在の吸気IQがQ4より大きいか否かが判定
され(S46)、否定回答が得られれば、続いて、現在
のエンジン回転数RがR4より大きいか否かが判定され
る(347)。そして、S46・347のいずれかで肯
定回答が得られれば、現在の運転状態はQ4−R4ライ
ンを低吸気量側から高吸気量側へ横切った状態に移行し
ているので、フラグFに“4”をセットし(348)、
続いて、前述と同様にして排気カット弁12を開弁(S
49)するとともに、ウエストゲート弁14を必要に応
じて開弁できるように(350)した後、リターンする
。一方、S46・S47でともに否定回答が得られた場
合は、そのままリターンする。
S41で否定回答が得られた場合は、次に、現在の吸気
量QがQ3より小さいか否かが判定され(351)、Q
がQ3より小さければ、続いて、現在のエンジン回転数
RがR3より小さいか否かが判定される(352)。こ
こで肯定回答が得られれば、現在の運転状態はQ3−R
3ラインを高吸気量側から低吸気量側に横切った状態に
移行しているので、フラグFに“3”′をセット(S5
3)した後、前述と同様にして排気カット弁12及びウ
エストゲート弁14を閉弁(S54・S55)し、リタ
ーンする。
351・S52のいずれかで否定回答が得られた場合は
、続いて、現在の吸気量QがQ6より大きいか否かが判
定され(356)、ここで、否定回答が得られた場合は
、続いて、現在のエンジン回転数RがR6より大きいか
否かが判定される(S57)。そして、S56・357
のいずれかで肯定回答が得られた場合は、現在の運転状
態はQ6−R6ラインを低吸気量側から高吸気量側に横
切った状態に移行しているので、フラグFに“゜6”を
セットし(358)、前述と同様にして吸気カット弁5
を開弁するとともに、フラグFSに“1”をセット(S
59)Lてリターンする。一方、856・357でとも
に否定回答が得られれば、そのままリターンする。
ところで、上記のように構成された過給機付エンジンで
は、第7図中(H)に示すように、スロットル弁8を半
開程度の状態から全開にして所定時間に渡って全開状態
に保持した後、全閑にした場合、エンジンEの高回転域
でのエアフローメータ2の測定値を同図(E)、低回転
域でのエアフローメータ2の測定値を同図(G)に示す
ように、スロットル弁8を半開程度から全開に切り換え
た際には、吸気IQがほぼ直線的に増加する。又、スロ
ットル弁8を全開から全閑に切り換えると、同図(E)
又は(G)の如く、吸気量Qはある量は象、激に減少し
た後、ほぼ一定の割合で徐々に減少する。
そして、スロットル弁8を全開に維持することにより、
吸気量Qが増加するに伴って、前述の如く、まず、同図
(B)に示すように、吸気リリーフ弁6が閉弁され、次
に、同図(A)に示すように、排気カット弁12が開弁
され、続いて、同図(C)に示すように、吸気カット弁
5が開弁される。なお、前述のように、吸気カット弁5
の実際の開弁は開弁指令の出力から少し遅れることにな
る。この吸気カット弁5の実際の開弁時期は、開閉検出
スイッチ18により検出されるが、開閉検出スイッチ1
8を省略し、吸気カット弁5の開弁指令の出力時からタ
イマで所定時間カウントして所定時間経過後に吸気カッ
ト弁5が実際に開弁じたものとみなすようにしても良い
一方、スロットル弁8を全開から全閑に切り換えること
により.、吸気量Qが所定量急激に減少するのに伴い、
同図(C)に示すように、まず、吸気カット弁5が閉弁
され、続いて、同図(A)に示すように、排気カット弁
12が閉弁され、その後、同図(B)に示すように、吸
気リリーフ弁6が開弁される。
ところで、加速時に吸気itQの増加に伴って、吸気リ
リーフ弁6が閉弁すると、リリーフ通路105を循環し
ている空気の流れが遮断され、リリーフ通路105から
セカンダリ吸気通路103におけるセカンダリ過給機4
の上流側への還流量が減少し、その結果、吸気路1にお
ける上流通路10lからセカンダリ吸気通路103に流
入する空気量が増大する。そのため、吸気リリーフ弁6
の閉弁時には、同図(E)又は(G)に矢印Cで示すよ
うに、エアフローメータ2の測定値が、点線で示す実際
にエンジンEに吸入される空気量よりも多くなる。
一方、減速時に吸気リリーフ弁6が開弁されると、セカ
ンダリ吸気通路103におけるセカンダリ過給機4の下
流側の部分に封入されていた加圧空気が、リリーフ通路
105を通してセカンダリ過給機4の上流側に膨脹して
行き、更に、セカンダリ吸気通路103を通してエアフ
ローメータ2の設けられた上流通路101側へも膨張し
て行く.そのため、吸気リリーフ弁6の開弁時には、上
流通路101からセカンダリ吸気通路103への空気の
流入量が減少し、従って、エンジンEへの空気の流入量
が増加するので、同図(E)又は(G)に矢印dで示す
ように、エアフローメータ2による吸気量Qの測定値は
、点線で示す実際にエンジン已に吸入される吸気量より
も少な《なる。
そこで、本実施例では、吸気リリーフ弁6の開閉に伴う
空燃比の変動を抑制するため、同図(D)又は(F)に
矢印Cで示すように、吸気リリーフ弁6の閉弁時に同期
して燃料噴射器10による燃料噴射量を減量し、一方、
同図(D)又は(F)に矢印dで示すように、吸気リリ
ーフ弁6の開弁時に同期して燃料噴射器10による燃料
噴射量を増量するようにしている。なお、燃料の減量又
は増量後は、減量率又は増量率を徐々に減衰させて定常
状態に復帰させるようにする。
又、加速時に吸気カット弁5が開弁する時には、エンジ
ンEにはエアフローメータ2で計測され、プライマリ吸
気通路102を通過してきた空気と、セカンダリ吸気通
路103のセカンダリ過給機4の下流側の部分に封入さ
れていた加圧空気とが吸入されることになるので、同図
(E)又は(G)に矢印aで示す点線のように、エアフ
ローメータ2の計測値Qよりも多量の空気がエンジン已
に吸入される。一方、減速時に吸気カット弁5が閉弁す
る時には、エアフローメータ2を通過してきた空気の一
部分がセカンダウ吸気通路103内に堰き止められるの
で、エンジンEには同図(E)又は(G)の矢印bで示
すように、エアフローメータ2の計測値Qよりも少量の
空気がエンジン已に吸入されることになる。そのため、
本実施例では、同図(E)又は(G)に矢印aで示すよ
うに、吸気カット弁5の開弁時に同期して燃料噴射量を
増量し、又、同図(E)又は(G)に矢印bで示すよう
に、吸気カット弁5の閉弁時に同期して燃料噴射量を減
量するようにしている。なお、増量又は減量後には、上
述と同様に増量率又は減量率を徐々に減衰させる。又、
同図(D)又は(F)における燃料の増量率又は減量率
は、矢印a〜dのようにエアフローメータ2の測定値と
実際の吸気量との間に差が生じている時の空燃比が、エ
アフローメータ2の測定値と実際の吸気量とが一致して
いる時の空燃比と等しくなるように設定されている。
次に、上記制御回路211に組み込まれた燃料噴射制御
プログラムについて説明する。
第8図は燃料噴射制御プログラムの内容を示すフローチ
ャートである。同図に示すように、まず、イニシャライ
ズを行い(S61)、測定された吸気量Qとエンジン回
転数Rとを読み取り(S62)、それらに基づいて基本
燃料噴射量J0を演算する(363)。そして、吸気リ
リーフ弁6の開閉時の燃料噴射量補正値である吸気リリ
ーフ弁開閉補正値CI、吸気カット弁5の開閉時の燃料
噴射量補正値である吸気カット弁開閉補正値C2及び水
温その他の各種条件に伴う補正値C0により補正された
噴射IJを演算する(S64)。引続き、噴射タイミン
グであることを確認してから(365)、噴射信号を出
力し、噴射量Jの燃料を上記燃料噴射器10から噴射す
る(S66)。
その後、吸気IQとエンジン回転数Rとを読み取るステ
ップS62に戻り、燃料噴射まで一連のステップ362
〜566をエンジン回転数Rに同期して繰り返す。なお
、上記の吸気リリーフ弁開閉補正値C,及び吸気カット
弁開閉補正値C2は制御回路211に組み込まれた噴射
量補正値設定プログラムによって設定される。
第9図は噴射量補正値設定プログラムの要部を示すフロ
ーチャートである。このプログラムでは初期値設定(S
71)を行った後、吸気リリーフ弁開閉補正値CI設定
プログラム(372〜S82)と吸気カット弁開閉補正
値C2設定プログラム(883〜S93)とがエンジン
回転数Rに同期して繰り返される。そして、これらの燃
料噴射量補正プログラムを実行するため、制御回路21
1内にて吸気リリーフ弁6の現在の開閉状態を示す、前
述のフラグFRと吸気カット弁5の現在の開閉状態を示
すフラグFSとが使用される。
初期値設定の段階(S71)では、フラグ信号FR=“
l I I1、フラグ信号FS=“0′″、吸気リリー
フ弁6開弁時の補正値C1=“0”、吸気カット弁5開
弁時の補正値C2−“0゛、吸気リリーフ弁6の開閉状
態の前回記憶値M.=“1゛′吸気カット弁5の開閉状
態の前回記憶値M2一〇゜′と置かれる。
続いて行われる吸気リリーフ弁開閉補正値CIの設定プ
ログラムでは、まず、フラグFRの値を読み込んでメモ
リMFRに格納する(S72)。但し、最初の読み込み
ではフラグ信号FRの初期値(=“1”)がメモリMF
Rに格納される。
続いて、メモリMFRが゜゛0゜”か否かが判定される
(S73)。当初はメモリM y R=“1′゛とされ
ているので、ここでは否定回答が与えられ、現在吸気リ
リーフ弁6が閉じられているものとして、次に、前回記
憶値M1が゛′1”か否かが判定される(S74)。前
回記憶値M.は、前回の判定時におけるメモリMFII
の内容を記憶したものであるが、当初は初期値設定で“
1”と置かれているので、ここでは肯定回答が与えられ
る。
続いて、吸気IJ +J−フ弁6の開弁時の補正値虐が
“0″であるか否かが判定される(S75)。
当初は、初期値としてC1=“0″が置かれているので
、肯定回答が得られ、その後、前回のメモリM,を今回
のメモリMFl= ”“1”で置換(376)してから
、後述する吸気カット弁5の開閉時の燃料噴射量補正プ
ログラム(383〜S93)を実行し、再び吸気リリー
フ弁6の開閉時の燃料噴射量補正プログラム(372〜
S82)に戻る。
エンジンEが始動され、第4図及び第5図に示す弁制御
プログラムがスタートし、運転領域が一旦、第6図に示
すQ2−R2ラインの左側の領域から右側の領域に移行
した後、再びQl−Rlラインの右側から左側に移行す
ると、吸気リリーフ弁6は開弁され、フラグ信号FRは
“0”に置換される(第4図中S19)。その後、吸気
リリーフ弁6の開閉時の燃料噴射量補正プログラムに戻
ると、第9図の372にてメモリMr*にはFR=゛0
“が格納され、続くメモリMF8の値の判定の段階(S
T3)では肯定回答が与えられる。その場合、引続き、
前回記憶値M,が“1′′か否かが判定されるが(37
7)、吸気リリーフ弁6が閉?状態から開弁状態に切り
換わった直後であるので、M1=゜“1”であり肯定回
答が得られる。
従って、その後、吸気リリーフ弁開閉補正値C1を′0
”から初期増量値に置換(378)Lた後、前回記憶値
MIがメモリMFRの内容により゛1”から“0”に置
換される(S76)。
その次に、燃料噴射量補正プログラム(372〜S82
)に戻ると、メモリM■にはやはりFR=“0”が格納
される(372)。その際、メモリM■値の判定の段階
(373)では肯定回答が与えられ、前回記憶値M,の
判定の段階(S77)では、前回記憶値M,が“O″に
置換されているので、否定回答が得られる。それに伴い
、吸気リリーフ弁開閉補正値CI=“0”であるか否か
が判定されるが(379)、前回に初期増量値が設定さ
れたばかりであるので、ここでは否定回答が得られ、吸
気リリーフ弁開閉補正値C,を前回に設定された吸気リ
リーフ弁開閉補正値C1から所定の減衰量ΔC,たけ減
衰させた値(C+ 一ΔC+)に置換(S80)Lてか
ら、前回記憶値M,の置換(S76)が行われる。吸気
リリーフ弁6が開弁じ続ける間、このようにして、吸気
リリーフ弁開閉補正値CIは“0”になるまで次第に減
少される。
一方、エンジンEの運転状態が一旦、第6図のQl−R
lラインの右側から左側に移行した後、Q2−R2ライ
ンの左側の領域から右側の領域に移行すると、吸気リリ
ーフ弁6は閉弁され、フラグFRは”1゛に置換される
(第4図中38)。
そして、吸気弁6が閉弁された直後に、吸気リリーフ弁
6の開閉時の燃料噴射量補正プログラムに戻ると、メモ
リMFRにFR=“1”が格納され(S72)、このメ
モリ値の判定の段階(373)では否定回答が与えられ
る。続く前回記憶値M,の判定(S 7 4 )におい
て、前回記憶値M+ は″“0゛′であるので否定回答
が得られる。従って、吸気リリーフ弁開閉補正値CIを
゜“0”から初期減量値に置換(S81)Lた後、前回
記憶値M1が゜゜0”から“1”に置換される(376
)。
吸気リリーフ弁6が閉じ続けられると、前回記憶値M,
の判定の段階(S74)では肯定回答が得られ、吸気リ
リーフ弁開閉補正値C1の判定の段階(S75)では否
定回答となる。この場合には、吸気リリーフ弁開閉補正
値C1を初期減量値から所定量ΔCi’だけ増加した値
に置換(S82)してから前回記憶値M,の置換(S7
6)が行われる。この吸気リリーフ弁開閉補正値C,の
増加は吸気リリーフ弁開閉補正値Cr=“0”となるま
で繰り返される。
次に、吸気カット弁開閉補正値C2の設定プログラム(
S83〜S93)では、まず、吸気カット弁5の開閉状
態を示すフラグFSが読み込まれる(S83)。
このフラグFSとしては前記開閉検出スイッチ18の出
力信号値が使用され、前述のように、フラグFS=“1
”は吸気カット弁5の開弁状態を、フラグFS=”0”
は吸気カット弁5の閉弁状態をそれぞれ示している。
フラグFSの初期値は“0″であるので、最初の読み込
み(383)ではFS=“0”が読み込まれてメモリM
F3に格納される。次に、MFSが“1”であるか否か
が判定される(384)。最初はここで否定回答が与え
られて吸気カット弁5が現在閉弁されていると判定され
る。
続いて、前回記憶値M2が゛0”であるか否かが判定さ
れる(S85)。前回記憶値Mtの初期値は“′0“と
されているので、当初は肯定回答が与えられ、以前から
吸気カット弁5か閉弁されていたものと判定される。次
に、吸気カット弁開閉補正値C2が“0”であるか否か
が判定される(S86)。吸気カット弁開閉補正値Ct
の初期値は“0゛゜とされているので、ここでは肯定回
答が得られる。従って、次に、前回記憶値M2を今回読
み込みのフラグ信号FSのメモリM0=“0”で更新(
387)Lてから、吸気リリーフ弁6の開閉時の燃料噴
射量補正プログラム(372〜S82)に戻る。
エンジンEの始動後、運転状態が第6図のQ6−R6ラ
インの左側の低吸気量領域から右側の高吸気量領域に移
行するまでは、上記の各ステップ383〜S87が繰り
返される。運転状態がQ6−R6ラインの左側の領域か
ら右側の領域に移行すると、吸気カット弁5は開となり
、フラグ信号FS値の読み込み(383)ではフラグ信
号FS=“1”が読み込まれてメモリMFsに格納され
る。この場合には、メモリMy,の判定(S84)で肯
定回答が与えられて吸気カット弁5が現在開弁されてい
ると判定され、続いて、前回記憶値M2が“0”である
か否かが判定される(38B)。
吸気カット弁5が開弁された直後には、M.=“0”で
あるので肯定回答が与えられ、その結果、吸気カット弁
開閉補正値C2に初期増量値を設定(S89)Lてから
、前回記憶値M2がメモリM.の内容により“′0”か
ら“1′゜に置換(S87)された後、吸気リリーフ弁
6の開閉時の燃料噴射量補正プログラムに戻る。
この後、運転状態が第6図中Q5−R5ラインの右側の
高吸気量領域に保持される間は、フラグ信号FS=“l
”が読み込まれ(S83)、そのメモリMF3が“1”
であることを確認した後(S84)、前回記憶値M2の
判定の段階(388)で否定回答が与えられて、以前か
ら吸気カット弁5が開弁されていたものと判定される。
それに伴い、吸気カット弁開閉補正値C2が“0゜′か
否かが判定されるが(S90)、前の吸気カット弁開閉
補正値C2の置数の段階(S89)で吸気カット弁開閉
補正値C2に初期増量値が置かれているので、ここでは
否定回答が与えられる。その結果、吸気カット弁開閉補
正値C2を所定の減衰値ΔC2だけ減衰させた値(CZ
一ΔC2)に置換(S9 1)Lてから、前回記憶値M
2の置換(S87)を経て吸気リリーフ弁6の開閉時の
燃料噴射量補正プログラム(372〜S82)に戻る。
この手順は吸気カット弁開閉補正値C2が“0′゛に減
衰されるまで繰り返される。
一方、運転状態がQ5−R5ラインの右側の領域から左
側の低吸気量領域に移行すると、吸気カット弁5の閉弁
に伴い、フラグFSは“0′゜となる。その場合、まず
、フラグFSを読み込み(S83)、そのメモリMF,
が“0”であることを確認した後(S84)、前回記憶
値M2が゜“1′゛であることが確認されて(S85)
、吸気カット弁5が閉弁された直後であると判定される
。そして、吸気カット弁開閉補正値C2に初期減量値が
置数され(S92)、前回記憶値M2をメモリMF,の
内容により゛1“から“0″゛に置換(S 8 7 )
した後、吸気リリーフ弁6の開閉時の燃料噴射量補正プ
ログラム(872〜S82)に戻る。
その後、運転状態がQ5−R5ラインの左側の領域に保
持されている間は、フラグ信号FS=0゜“を読み込み
(S83)、そのメモリMF,が“0”であること、前
回記憶値M2が゜“0′゜であることが順次確認されて
から(S84・S85)、吸気カット弁開閉補正値C2
が“0”か否かが判定される(386)。吸気カット弁
5が閉弁された直後は吸気カット弁開閉補正値C2の置
数の段階(S92)で初期減量値が置数されているので
、ここで否定回答が与えられる。それに伴い、吸気カッ
ト弁開閉補正値C2を所定の減衰値ΔC2だけ減衰させ
た値(CZ+Δ02′)に置換(S93)してから、前
回記憶値M8の置換(S87)を経て吸気リリーフ弁6
の開閉時の燃料噴射量補正プログラム(S72〜S82
)に戻る。そして、運転状態がQ5−R5ラインの左側
の領域に保持され、吸気カット弁開閉補正値C!が“0
”に減衰されるまではこれらの各段階(S83〜S86
・S93・S87)が繰り返される。
以上のように、本実施例によれば、吸気リリーフ弁6が
閉弁された場合には、例えば、第7図(D)又はCF)
に矢印Cで示すように、燃料噴射量に所定の初期補正値
から次第に減衰されるように減量補正をするので、実際
にエンジン已に吸入される空気量に対応する量の燃料を
噴射させて吸気リリーフ弁6の閉弁に伴う空燃比の変動
が生じることを防止できる。また、吸気リリーフ弁6が
開弁された場合には、同図(D)又はCF)に矢印dで
示すように、燃料噴射量に所定の初期補正値から次第に
減衰されるように増量補正をするので、上述と同様に吸
気リリーフ弁6の開弁に伴う空燃比の変動が生じること
を防止できる。
また、吸気カット弁5の開弁時には、同図(D)又は(
F)に矢印aで示すように、燃料噴射量に所定の初期補
正値から次第に減衰されるように増量補正をするので、
実際にエンジンEに吸入される空気量に対応する量の燃
料を噴射させて吸気カット弁5の開弁に伴う空燃比の変
動が生じることを防止できる。更に、吸気カット弁5の
閉弁時には、同図(D)又は(F)に矢印bで示すよう
に、燃料噴射量に所定の初期補正値から次第に減衰され
る減量補正をするので、吸気カット弁5の閉弁に伴う空
燃比の変動も防止できる。
なお、上記の実施例では、ブライマリ過給機3を常時稼
働させるとともに、セカンダリ過給機4を高吸気量領域
のみで稼働させるようにしたが、プライマリ過給機3は
低吸気量領域のみで稼働し、セカンダリ過給機4は高吸
気量領域のみで稼働するようにして、プライマリ過給機
3とセカンダリ過給機4のいずれかを選択的に使用する
ように構成した過給機付エンジンにも本発明を適用する
ことが可能である。
又、上記の実施例では、プライマリ及びセカンダリ過給
機3・4として、ともに排気圧を利用して過給を行うタ
ーボチャージャを使用したが、それ以外に、例えば、プ
ライマリ過給機3としてエンジンEの回転力を駆動源と
して過給を行うスーパーチャージャを使用し、セカンダ
リ過給機4としてターボチャージャを使用するようにし
ても良い。
更に、上記の実施例では、プライマリ過給機3とセカン
ダリ過給機4とを並列に接続したものについて述べたが
、それ以外に、例えば、プライマリ過給機3とセカンダ
リ過給機4とを直列に接続し、プライマリ過給機3は常
時稼働させる一方、セカンダリ過給機4は高吸気量領域
のみで稼働するように構成することもできるものである
.〔発明の効果〕 以上のように、本発明の過給機付エンジンの燃料制御装
置は、基本的には、少なくとも低吸気量領域で過給する
プライマリ過給機と、排気圧により駆動され、高吸気量
領域で過給するセカンダリ過給機とを併設し、低吸気量
領域でセカンダリ過給機からの吸気を停止させる吸気カ
ット弁を備えた過給機付エンジンの燃料制御装置であっ
て、セカンダリ過給機からの吸気路におけるセカンダリ
過給機の上流側と下流側とを連通ずるリリーフ通路と、
このリリーフ通路を開閉する吸気リリーフ弁と、両過給
機の上流側で吸気量を測定する吸気量測定手段と、吸気
量測定手段で測定される吸気量に対応して燃料供給量を
制御する燃料供給量制御手段とが設けられ、かつ、上記
燃料供給量制御手段による燃料の供給量を吸気リリーフ
弁の開閉時に同期して補正する燃料供給量補正手段が設
けられていることを特徴としている。
これにより、吸気リリーフ弁の開閉時に、燃料供給量補
正手段により燃料の供給量が実際の吸気量に対応した値
となるように補正されるので、吸気リリーフ弁の開閉時
における空燃比の変動が抑制されるという効果を奏する
なお、吸気リリーフ弁の閉弁時には、測定された吸気量
よりも実際にエンジンに吸入される吸気量が少なくなる
ので、上記燃料供給量補正手段が吸気リリーフ弁の閉弁
時に測定値よりも少なくなるエンジンの吸気量に対応し
て燃料を減量補正するように構成することにより、吸気
リリーフ弁の閉弁時の空燃比の変動を防止できるもので
ある。
又、吸気リリーフ弁の開弁時には、測定された吸気量よ
りも実際にエンジンに吸入される吸気量が多くなるので
、燃料供給量補正手段が吸気リリーフ弁の開弁時に測定
値よりも多くなるエンジンの吸気量に対応して燃料を増
量補正するように構成することにより、吸気リリーフ弁
の閉弁時の空燃比の変動を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図は過給機付エンジンの概略構成を示す説明図
、第2図は過給機付エンジンの吸排気系及び燃料制御装
置の構成図、第3図は差圧検出弁の縦断面図、第4図及
び第5図は弁制御プログラムの流れを示すフローチャー
ト、第6図は弁制御マップ、第7図は制御特性を示すタ
イミングチャート、第8図は燃料噴射制御プログラムの
フローチャート、第9図は噴射量補正値設定プログラム
の要部のフローチャートである。 2はエアフローメータ(吸気量測定手段)、3はプライ
マリ過給機、4はセカンダリ過給機、5は吸気カット弁
、6は吸気リリーフ弁、20は制御装置(燃料供給量制
御手段兼燃料供給量補正手段)である。 特許出願人      マツダ 株式会社藁 図 第 図 葺 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも低吸気量領域で過給するプライマリ過給
    機と、排気圧により駆動され、高吸気量領域で過給する
    セカンダリ過給機とを併設し、低吸気量領域でセカンダ
    リ過給機からの吸気を停止させる吸気カット弁を備えた
    過給機付エンジンの燃料制御装置であって、 セカンダリ過給機からの吸気路におけるセカンダリ過給
    機の上流側と下流側とを連通するリリーフ通路と、この
    リリーフ通路を開閉する吸気リリーフ弁と、上記両過給
    機の上流側に配置され、吸気量を測定する吸気量測定手
    段と、吸気量測定手段で測定される吸気量に対応して燃
    料供給量を制御する燃料供給量制御手段とが設けられ、
    かつ、上記燃料供給量制御手段による燃料の供給量を吸
    気リリーフ弁の開閉時に同期して補正する燃料供給量補
    正手段が設けられていることを特徴とする過給機付エン
    ジンの燃料制御装置。 2、上記燃料供給量補正手段が上記吸気リリーフ弁の閉
    弁に同期して燃料供給量を減量補正するようにした請求
    項第1項に記載の過給機付エンジンの燃料制御装置。 3、上記燃料供給量補正手段が上記吸気リリーフ弁の開
    弁に同期して燃料供給量を増量補正するようにした請求
    項第1項に記載の過給機付エンジンの燃料制御装置。
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