JPH02236934A - イオン源 - Google Patents

イオン源

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JPH02236934A
JPH02236934A JP5725689A JP5725689A JPH02236934A JP H02236934 A JPH02236934 A JP H02236934A JP 5725689 A JP5725689 A JP 5725689A JP 5725689 A JP5725689 A JP 5725689A JP H02236934 A JPH02236934 A JP H02236934A
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JP
Japan
Prior art keywords
oven
discharge chamber
arc discharge
cusp
filament
Prior art date
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Pending
Application number
JP5725689A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Inami
宏 稲実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばイオン注入装置等に使用されるイオ
ン源に関する。
(従来の技術) 室温で液体または固体である物質をプラズマ化してイオ
ンの引出しを行うプラズマ型イオン源がよ《知られてい
る。
この種のイオン源の従来例を第4図に示す.即ち、筒状
の金属製の放電室容器1を用いてアーク放電室2を形成
しており、その中にコイル状のフィラメント3が他から
電気的に絶縁されて収納されている. このフィラメント3は、後述するオープンlOの加熱用
(より具体的にはその中に収めたイオン化物質11の加
熱蒸気化用)のヒータと、アーク放電のための熱電子放
出用とを兼ねている。
放電室容器1の両端面部には、絶縁スペーサ8、9を介
して、下部カソード4および上部カソード6がそれぞれ
設けられている。
両カソード4、6は、それぞれ、一次電子反射のための
ものであり、フィラメント3に対して負の電圧が印加さ
れる。
下部カソード4には、アーク放電室2内に放電安定用の
ガス、例えばアルゴンガスを導入するためのガス導入口
5が設けられている。また、上部カソード6には、アー
ク放電室2内に生成されたプラズマからイオン13を引
き出すだめのイオン引出し口7が設けられている。
放電室容器1の側壁内には、その一部をくり抜いてオー
ブン10が形成されており、そこには、例えば金属等の
ように室温で液体または固体のイオン化物質11が収納
される。このオーブン10は、細孔12を介してアーク
放電室2と連通している。
フィラメント3に通電して発熱させると、それからの放
射熱によってオーブン10が加熱され、それによってイ
オン化物質11が加熱蒸気化され、その薫気は細孔12
を通ってアーク放電室2内に入る。
このときアーク放電室2では、フィラメント3と放電室
容器1との間に印加された電圧によって両者間にアーク
放電が発生されており、このアーク放電によって、オー
ブン10から導入された蒸気が電離してプラズマとなる
そして、このプラズマから、上部カソード6のイオン引
出し口7を経由してイオン(イオンビーム)13が引き
出される。尚、通常はイオン引出し口7のすぐ下流側に
、負電位の引出し電極が更に設けられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが上記のようなイオン源においては、フィラメン
ト3からの放射熱エネルギーは、オーブン10のみなら
ず放電室容器1全体を加熱する。
また、アーク放電によるパワーも、オーブン10のみな
らず放電室容器1全体を加熱する。
そのため、オーブン10への入射パワーが小さく、オー
ブン10の、より具体的にはその内部のイオン化物質1
1に対する加熱効率が悪いという問題がある。
ちなみにオーブンlO等に対する加熱効率が悪いと、オ
ーブン10から大きな1気流量が得られないためイオン
ビーム量が大きく取れない他、融点の高いイオン化物質
11を使用するのが困難になる等の問題が生じる。
そこでこの発明は、上記のような点を改善して、オーブ
ン内のイオン化物質の加熱効率の向上を図ることを主た
る目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明のイオン源は、前述
したようなアーク放電室の周りに複数の永久磁石を当該
アーク放電室内にカスプ磁場を作るように配置し、かつ
前述したようなオープンをアーク放電室内であって前記
カスプ磁場のカスプ部に配置したことを特徴とする。
〔作用〕
上記構成によれば、オーブンをアーク放電室内に設置し
ているため、フィラメントに通電して発熱させると、こ
れからの放射熱によって、オーブンおよびその内部のイ
オン化物質が直接加熱される。
しかも、オーブンをカスプ部に配置しているため、アー
ク放電によって発生したエネルギーを持つ荷電粒子がカ
スプ磁場に捕捉されてカスプ部のオープンに集中して流
入する。即ち、アーク放電によるパワーも、オーブンに
集中して流入することになる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例に係るイオン源を示す断面
図であり、第2図は第1図の線!−1に沿う断面図であ
る。第4図の例と同一または相当する部分には同一符号
を付し、以下においては従来例との相違点を主に説明す
る。
この実施例においては、前述したようなイオン化物質1
1を収めるオーブンlOを、放電室容器1とは別個のも
のとし、それをアーク放電室2の内部に設置している。
放電室容器1は、オーブン10を上記のように別個のも
のとしたため板厚の薄いもので良く、また後述するよう
にその周りに永久磁石15を配置するため例えばステン
レス等の非磁性金属で構成している。
放電室容器1の外側の周りには、その軸方向に長い複数
の永久磁石15を、アーク放電室2内にこの例では線カ
スプ磁場を作るように配置している。16はその磁力線
の一例を示す。
そして、この線カスプ磁場の各永久磁石15に沿って延
びる複数の線カスプ部16aの内の一つの所に、前記オ
ーブン10を当該線カスプ部16aに沿って配置してい
る。
またこの実施例では、熱遮蔽のために、放電室容器1の
内面を筒状の内張りl4で覆っており、前記オーブンl
Oは、この内張り14の内側に直接または絶縁物を介す
る等して設けている。
この内張り14は、放電室容器lに電気的に接続されて
それと同じ電位にされる。またこの内張り14には、そ
れが高温に加熱されるため、高融点金属でしかも非磁性
のもの、たとえばモリブデン、タングステン等を用いる
のが好ましい。もっともこの内張り14は、それを設け
る方が好ましいが、必須のものではない。
上記構造によれば、フィラメント3に通電して発熱させ
ると、これからの放射熱によって、オーブンlOおよび
その内部のイオン化物質l1が直接加熱される。従って
、従来例のように放電室容器1の側壁内のオーブン10
を加熱させる場合に比べて、その加熱の効率がよくなる
またこの実施例では、内張り14によって、アーク放電
室2内の熱が外部へ放散されにくくなり、アーク放電室
2内の高温状態が維持されやすくなるので、オープンl
Oおよびイオン化物質11の加熱がより効率的になる. しかも、オーブンlOを線カスプ部16aに配置してい
るため、アーク放電開始後は、アーク放電によって発生
したエネルギー(アーク放電のために印加した電圧に相
当するエネルギー)を持つ荷電粒子(イオン、熱電子お
よび1次電子)がカスプ磁場に捕捉されて線カスプ部1
6aのオープンlOに集中して流入する.すなわち、ア
ーク放電によるパワーも、従来例の場合に比べて遥かに
多くオーブン10に集中してしかも直接流入することに
なる。
これらの結果、オーブン10およびその内部のイオン化
物質11に対する加熱効率が、従来例に比べて遥かに向
上する。その結果例えば、オーブンlOからの蒸気流量
が増大するのでイオンビーム量を多くすることが可能に
なる他、より融点の高いイオン化物質11を使用するこ
とも可能になる。
また、従来例では、放電室容器1の製作に当りその側壁
にオープン10をくり抜くようにして構成する必要があ
るためその製作に多くの費用がかかる他、イオン化物質
11を交換する場合は放電室容器1全部を交換する必要
があるため、面倒であったが、この実施例では、オーブ
ンlOを放電室容器1とは別個のものにしているため、
これらの製作費用が安くなり、またイオン化物質l1の
交換も、アーク放電室2からオーブン10を取り出して
別のイオン化物質11を収納したものに交換すれば良い
ので容易になる。
尚、内張り14は、高温になるのでそこに放電生成物等
が付着して汚れるのが防止されるが、必要があればオー
プン10の交換時に合わせて交換してもよい。
ところで、アーク放電室2内には、カスプ磁場として、
線カスプ磁場の代わりに、あるいはそれと共に、点カス
プ磁場を作り、それによる点カスプ部に上記のようなオ
ープン10を配置しても良い. そのようにした実施例を第3図に示す.この実施例と第
1図の実施例との相違点を主に説明すると、この実施例
はイオン13を上方に引き出すものであり、放電室容器
lの側面外側の周りに複数のリング状の永久磁石15a
を配置してアーク放電室2内の側面部に線カスプ磁場を
作ると共に、放電室容器lの底面外側の中央部に永久磁
石15bを一個配置してアーク放電室2内の底面部に点
カスプ磁場を作り、その点カスプ部l6bに上記のよう
なオープンlOを配置している.このようにしても、点
カスプ部16bにあるオープン10にアーク放電によっ
て発生した荷電粒子が集中するので、上記実施例の場合
とほぼ同様の効果が得られる. 〔発明の効果〕 以上のようにこの発明によれば、フィラメントからの放
射熱によってオーブンおよびその内部のイオン化物質が
直接加熱されるようになり、しかもそれだけではなく、
アーク放電によるパワーがカスプ部のオーブンに集中す
るようになるため、オープン内のイオン化物質に対する
加熱効率が従来例に比べて遥かに向上する。その結果例
えば、オーブンからの蒸気流量の増大等を図ることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係るイオン源を示す断
面部である。第2図は、第1図の線I−■に沿う断面図
である。第3図は、この発明の他の実施例に係るイオン
源を示す断面図である。第4図は、従来のイオン源の一
例を示す断面図である. 1・・・放電室容器、2・・・アーク放電室、3・・・
フィラメント、10・・・オーブン、11・・・イオン
化物質、1 5,  1 5 a,  1 5 b・・
・永久磁石、16a・・・線カスプ部、16b・・・点
カスプ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)その内部でアーク放電を起こさせるためのアーク
    放電室と、蒸気化すべきイオン化物質を収めるオーブン
    と、前記アーク放電室内に設けられていて前記イオン化
    物質の加熱蒸気化およびアーク放電用の熱電子放出を行
    うフィラメントとを備えるイオン源において、前記アー
    ク放電室の周りに複数の永久磁石を当該アーク放電室内
    にカスプ磁場を作るように配置し、かつ前記オーブンを
    アーク放電室内であって前記カスプ磁場のカスプ部に配
    置したことを特徴とするイオン源。
JP5725689A 1989-03-09 1989-03-09 イオン源 Pending JPH02236934A (ja)

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JP5725689A JPH02236934A (ja) 1989-03-09 1989-03-09 イオン源

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JP5725689A JPH02236934A (ja) 1989-03-09 1989-03-09 イオン源

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JPH02236934A true JPH02236934A (ja) 1990-09-19

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