JPH02236025A - 回転力伝達機構及び該機構を用いた清掃装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は回転力伝達機構及び該機構を用いた清掃装置に
関するものである。

（従来における技術） 従来、例えば、原動体から従動体に対し、回転力の伝達
方向に方向性を持たせつつその回転力を伝達する機構と
して、第７図に示す回転力伝達機構１００が知られてい
る。

この回転力伝達機構１００は、原動体側の回転軸１０１
に嵌着された爪体１０２と、この爪体１０２と同心的配
置の状態で前記回転軸ｌｏｔに遊嵌されたラチェット１
０３とを具備している。

前記爪体１０２は、中心円板部１０２ａと、この中心円
板部１０２ａの外周側から外方に向って巴形状で且つ１
２０度配置の対称形状をもって突出させた３個の爪片１
０２ｂｌ、ｌ０２ｂ２、１０２ｂ３とを具備している。

前記ラチェット１０３は、円板状で、中心部側に前記爪
体ｉｏｉを収容する円形の収容凹部１０３ａを設けると
ともに、この収容凹部１０３ａに臨む円形の内周部に前
記爪片１０２ｂｌ〜１０２ｂ３と係合する内歯１０４を
形成し、更に、外周部には外歯歯車を形成する外歯１０
５を形成したものである。

前記回転＃Ｉ１０１が、第７図に示す矢印Ｘ１方向に回
転するとき、前記爪体１０２もこの回転軸ｌｏｔととも
に矢印ｘ１方向に回転する。このとき、爪体１０２の各
爪片１０２ｂｌ〜ｌ０２ｂ３は、それぞれラチェット１
０３内歯１０４に接触しつつ内歯１０４の歯高差により
第７図に示すα１、α２方向に振動しなから内歯１０４
に沿って移動して行く。

即ち、この場合には、各爪片１０２ｂｌ〜１０２ｂ３は
、内歯１０４の緩い傾斜面１０４ａにより徐々に押圧さ
れつつ歯頂部１０４ｂに至り、次いで急激に歯底部１０
４ｃに落下する動作を繰り返すことになる。

このような爪体１０２の矢印Ｘ１方向への回転の場合に
は、回転軸１０１の回転力はラチェット１０３に直接伝
達されない。

一方、爪体１０２が回転軸１０１とともに矢印Ｘ２方向
に回転するときには、各爪片１０２ｂｌ〜１０２ｂ３が
それぞれ内歯１０４の歯底部１０４Ｃに係合するので、
回転軸１０１からの回転力は爪体１０２を経てラチェッ
ト１０３に直接に伝達され，この結果、ラチェッ｝　１
０３は回転軸１０ｌ、爪体１０２とともに矢印ｘ２方向
に回転する。

上述したように、第７図に示す回転力伝達機構１００は
、回転力の伝達方向に方向性をもった機構として機能す
るとともに，ラチェシト１０３を固定した場合には、こ
のラチェット１０３と爪体１０２との作用で逆転防止機
能付の機構としても機能するようになっている。

しかしながら、上述した回転力伝達機構１００の場合に
は、前記爪体１０２の各爪片１０２ｂｌ〜１　０　２　
ｂ３の長さが比較的大きいために、内歯１０４の斜面部
１０４ａにより各爪片１０２ｂｌ〜ｌ　Ｏ　２　ｂ３が
抑圧されて歯頂部１０４ｂに至るまでに、これらの各爪
片１０２ｂｌ〜１０２ｂ３に大きな反発力が蓄えられ，
この反発力が各爪片１０２ｂｌ−１０２ｂ３の歯底部１
０４ｃへ落下とともに一挙に放出される。

この結果、各爪片１０２ｂｌ−１０２ｂ３が歯底部１　
０４ｃに落下するたびに大きな衝撃音が発生するという
問題があった。

（本発明が解決しようとする課題） 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、従来
の例と同様な回転力の方向性をもった伝達機能を大きな
衝撃音を伴うことなく発揮し得る回転力伝達機構及びこ
の機構を用いた無電源方式の清掃装置を提供することを
目的とするものである。

〔本発明の構成〕

（前記課題を解決するための手段） 請求項ｌ記載の回転力伝達機構は、回転軸により中心部
を支持された円板と、前記回転軸に嵌着したボス部，こ
のボス部から放射状に且つ湾曲状態で外方に突出させた
付勢片及び前記円板から突出させた突部により回動可能
に支持され又前記付勢片に連結されて外方向に付勢され
る爪体とからなる逆転防止機構部と、前記回転軸に遊嵌
されるとともに前記爪体に係合する内歯を有するラチェ
ットとを備え、前記逆転防止機構部により前記回転軸か
らラチェット板への回転力の伝達方向に方向性を持たせ
たものである。

請求項２記載の清掃装置は、装置本体により回転可能に
支持された回転軸と、前記装置本体の一方の端部側に前
記回転軸と連結した状態で取付けた操作部と、前記回転
軸に連結されこの回転軸に付与される操作部からの回転
力を蓄積する回転力蓄積手段と、前記回転軸に嵌着した
ボス部、このボス部から放射状に且つ湾曲状態で外方に
突出させた付勢片及び前記円板により回動可能に支持さ
れ又前記付勢片に連結されて外方向に付勢される爪体と
、前記回転軸に遊嵌されるとともに内周側に前記爪体に
係合する内歯を設け外周側に動力伝達歯を設けたラチェ
ットとからなる逆転防止機構部と、前記装置本体に対し
前記回転軸と同心配置に取付けた補助軸及びこの補助軸
により回転可能に支持された吸込ファンからなる吸引手
段と、前記回転力蓄積手段に蓄積され前記逆転防止機構
部により方向性をもって伝達される回転力を前記ラチェ
ットを介して受入れ前記ファンの軸に伝達する回転力伝
達機構部と、前記装置本体の他端側に前記吸込ファンに
対向する状態で配置した吸込口及びフィルタを備えた吸
込機構部とを有するものである。

（作用） 以下に上記構成の回転力伝達機構及び清掃装置の作用を
説明する。

請求項１記載の回転力伝達機構によれば、回転軸からラ
チェットに対し特定方向への回転力の伝達を行うに際し
、回転軸に支持された円板の突部により回動可能な状態
の爪体が、ラチェットの歯面に接触して回動し、且つ、
この時、村勢片にはラチェットの歯面からの押圧力に基
づいて前記突部から爪体の爪片までの距離に応じた小さ
な力が蓄えられるので、爪体がラチェットの歯先部から
歯底部へ落下する時爪体は村勢片に蓄えられた小さな力
に応じた小さい回動範囲で回動する状態となる。

この結果、爪体がラチェットの歯面に接触する際の衝愁
音は小さくなる。

一方、前記回転軸が上述した特定方向と逆の方向に回転
する時には、この回転力はボス部から付勢片を経て爪体
に伝達され、この時、爪体がラチェットの歯面に係合し
た状態となっているので前記回転力はラチェットに確実
に伝達される。

請求項２記載の清掃装置によれば、操作部に付与される
特定方向の回転力は回転軸を介して回転力蓄積手段に蓄
積される。この時，逆転防止機構部の請求項１記載の如
き作用により、回転力蓄積手段に対する操作部からの回
転力は大きな衝撃音を伴うことなく、しかも、低損失の
状態でこの回転力蓄積手段に蓄積されて行く。

次に、操作部による回転力の付加操作を止めると、回転
力蓄積手段に蓄積された力は、前記特定方向とは逆の方
向性をもって逆転防止機構部の爪体からラチェットを経
て回転力伝達機構部に伝達され、更に、この力は吸引手
段の吸込ファンを回転させる。

この結果、吸込ファンには吸引力が発生し、吸込口外部
のほこり、ゴミ等をこの装置内に吸引する。この時、フ
ィルタは、ほこり、ゴミ等に対しフィルタ作用を発揮す
る。

（本発明の実施例） 以下に本発明の実施例を説明する。

まず、第１図及び第２図を参照して回転力伝達機構１に
ついて説明する。

第１図に示す回転力伝達機構１は、逆転防止機構部５を
構成する爪体２の形状を改良し、更にこの爪体２の回動
状態を規制する円板６を付加した点が特徴である。即ち
、回転力伝達機構ｌは角柱状の回転軸７と、爪体２と、
ラチェット３と、円板６とを具備している。前記爪体２
は、回転軸７に嵌着されたボス部２ａ、このボス部２ａ
から放射状に且つ湾曲させた状態で外方に突出させた３
個の小幅の付勢片２ｂｌ．２ｂ２、２ｂ３と、各付勢片
２ｂｌ　．２ｂ２．２ｂ３の突出端部に連結された３個
の爪片２ｃｌ．２ｃ２．２ｃ３とを合成樹脂の一体形成
により構成したものである。

この爪片２ｃｌ〜２ｃ３の略中央部には、それぞれ円形
孔２ｄｌ乃至２ｄ３が穿設され、この各円形孔２ｄｌ乃
至２ｄ３に対し、前記円板６から突出させた突起６ａｌ
乃至６ａ３をそれぞれ嵌合するようになっている。

また、各爪片２ｃｌ乃至２ｃ３は、外周側にそれぞれラ
チェット３の内歯３ｂと接触する爪２ｅｌ乃至２ｅ３を
備えるとともに，ボス部２ａ側にはそれぞれ各爪２ｅｌ
乃至２ｅ３と対向する配置に突片２ｆｌ乃至２ｆ３が設
けられていて、これら各突片２ｆｌ乃至２ｆ３は、前記
円板６から突出させた１２０度配誼のストッパ片６ｂｌ
乃至６ｂ３に係合して、これにより、爪２ｅｌ乃至２ｅ
３の第１図に示す矢印β１方向への回動が前記ストツパ
片６ｂｌ乃至６ｂ３により規制されるようになっている
。

即ち、前記円板６と爪体２とは、回転軸７に対し同軸配
置に嵌着され、回転軸７が矢印Ｘ１方向に回転する時こ
の回転軸７とともに矢印ｘ１方向１ｌ に同時に回転し、この時、爪体２の各爪２ｅｌ乃至２ｅ
３は、ラチェット２に設けた内歯２ｂの歯面に接触しつ
つ前記突起６ａｌ乃至６ａ３を支点とした矢印βｌ、β
２方向の回動を繰り返し行うようになっている。

このような各爪２ｅｌ乃至２ｅ３の矢印β１とβ２方向
への回動に伴って、各付勢片２ｂｌ乃至２ｂ３には、各
爪２ｅｌ乃至２ｂ３が内歯３ｂの傾斜面３ｂｌに接触し
て押圧され矢印β２方向へ回動する際に屈曲力が作用し
、また、各爪２ｅｌ乃至２ｅ３が内歯３ｂの歯底部３ｂ
２へ落下する際に外方へ向う反発力が作用する。

前記ラチェット３の外周には、回転力伝達用の歯車３Ｃ
が設けられている。また、このラチェット３は、従来例
と同様、前記回転軸７に回転可能に遊嵌されている。

上述した爪体２及びラチェット３により、逆転防止機構
部５を構成している。

上記構成の回転力伝達機構ｌによれば、回転軸７が、円
板６及び爪体２とともに矢印Ｘ１方向に回転するとき、
爪片２ｃｌ乃至２ｃ３は内歯３ｂの傾斜面３ｂｌに押圧
されて矢印β２方向へ回動し、この時、付勢片２ｂｌ乃
至２ｂ３へ屈曲力を与える。次に、爪２ｅｌ乃至２ｅ３
が内歯３ｂの歯底部３ｂ２へ落下する際には、各突起６
ａｌ乃至６ａ３を支点として、且つ、付勢片２ｂｌ乃至
２ｂ３による反発力を受けて矢印β１方向へ回動し歯底
部３ｂ２へ衝撃的に当接する。しかし、この瞬間におい
て各爪片２ｃｌ乃至２ｃ３は前記ストツパ片６ｂｌ乃至
６ｂ３により位置規制されるとともに、突起６ａｌ乃至
６ａ３と爪片２ｃｌ乃至２ｃ３の爪先までの距離が小さ
いので、各爪片２ｃｌ乃至２ｃ３の歯底部３ｂ２への衝
撃力は従来例の場合よりも小さく、この結果、爪体２の
矢印Ｘ１方向への回転に伴う衝撃音も従来例よりも小さ
くすることができる。

一方、回転軸７が矢印ｘ２方向へ回転するときには、こ
の回転軸７の回転力はボス部２ａ、各付勢片２ｂｌ乃至
２ｂ３を経て各爪片２ｃｌ乃至２ｃ３へ伝達され、更に
、各爪片２ｃｌ乃至２ｃ３と係合する内歯３ｂの歯底部
３ｂ２へ確実に伝達される。この結果、回転軸７の回転
とともにラチェット３も矢印ｘ２方向へ回転することに
なる。

次に、上記回転力伝達機構１を用いた清掃装置１０につ
いて、第３図を参照して説明する。

この清掃装置１０は、円筒状にした装置本体ｌｌと、こ
の装置本体ｌ１に対し第３図中において上側から下側に
順次取付けられた操作部ｌ２、前記の回転軸７と同様な
回転軸１３、回転力蓄積千段１４、逆転防止機構部５、
回転力伝達機構部１５、吸引手段１６及び吸込機構部１
７を有して構成されている。

前記装置本体ｌ１には、上端側開口を閉塞する第１の円
形仕切板１１ａと、この＄１の円形仕切板１１ａから所
定間隔をもって下方に配置した第２の円形仕切板１ｌｂ
と、更に下方に設けられた第３の円形仕切板１１ｃと、
装置本体１１の下端部側開口に設けられ中心部を円形状
の開口とした第４の円形仕切板ｌｉｄとが設けられてい
る。

前記回転軸１３は、前記第１．第２の円形仕切板１１ａ
、ｌｌｂの中心部を貫く状態で且つ第２の円形仕切板１
ｌｂの中心部に設けた軸受部１８により第３図において
垂直配置に且つ回転可能に支持されている。また、この
回転軸ｌ３の上端側は第１の円形仕切板１１ａの上方に
突出するようになっている。

前記操作部１２は、上端中央部に平担凹部１９ａを形成
し、又、外周部１９ｂの直径が前記装置本体１ｌの直径
と略等しい椀状の蓋体ｌ９と、該蓋体ｌ９の下側に配置
される連結円板２０と、この連結円板２０の外周近傍か
ら上方に向って突設したビン２１と、前記蓋体１９の内
面側において前記ビン２１に嵌合する状態に設けたピン
受部２２と、前記平担四部１９ａの中心部を貫通し、且
つ、前記回転軸１３の上端部に嵌着された連結円板２０
の中心部に螺合したねじ２３とを具備している。

上記構成とすることにより、蓋体１９に手動操作により
回転力を与える時、この回転力は回転軸１３に伝達され
るようになっている。

前記回転力蓄積千段１４は、前記連結円板２０と、前記
第１の円形仕切板１１ａとの間に回転軸１３を中心とし
て配置されている。

この回転力蓄積手段１４は、前記回転軸ｌ３に嵌着され
、この回転軸ｌ３から若干水平外方向に突出させた連結
板２４と、前記回転軸の回りに螺旋状を描く状態に配置
されたゼンマイ２５と、このゼンマイ２５の上面及び側
面全体を包囲する状態に配置されたゼンマイ力バー２６
とを具備している。

前記ゼンマイ２５の内周側は連結され、その外周側はゼ
ンマイ力／＜　−　２　６の側壁内面に固着されている
。

前記ゼンマイ力バー２６は、その一端に設けた突出部２
６ａを第１の円形仕切板１１ａにねじ２７により固定す
るとともに、他端に設けた保合片２６ｂを第１の円形仕
切板１１ａに設けた係合孔１ｌｂに係合させる構成とな
っている。

前記第１．第２の円形仕切板１１ａ、ｌｌｂの間の領域
には、第４図に示す如き第１図に示す場合と同様の構成
の逆転防止機構部５が配置されている。

前記第２、第３の円形仕切板１ｌｂ、ｌｌｃの間の領域
には、第５図に示すように回転力伝達機構部ｌ５の主要
部分が配置されている。

この回転力伝達機構部１５は，前記第１、第３の円形仕
切板１１ａ、ｌｉｅにわたって垂直配置に、且つ回転可
能に支持された伝達軸２７と、第１、第２の円形仕切板
１１ａ．１ｌｂ間において伝達軸２７に嵌着され且つ前
記ラチェット２の外歯２ｃに噛合する伝達歯車２８と、
前記第２，第３の円形仕切板１ｌｂ、ｌｌｃの間の領域
に配置された第１乃至第３の増速歯車２９．３０、３１
と、前記第３の円形仕切板１１ｃにより回転可能に支持
された補助軸３２と、この補助軸３２に嵌着した受歯車
３３とを具備している。

前記伝達歯車２８、伝達軸２７に伝えられる回転は、第
１の増速歯車２９により増速されて第２の増速歯車３０
へ伝達され、更に、第２、第３の増速歯車３０、３１に
よりそれぞれ増速されて受歯車３３及び補助軸３２へ伝
達されるようになっている。

前記第３、第４の円形仕切板１１ｃ．ｌｉｄの間には、
吸引手段１６が配置されている。この吸引手段ｌ６は、
前記補助軸３２の下端部に取付けた矢印Ｙ方向への吸引
力を発揮する吸込ファン３４と、この吸込ファン３４に
対しブレーキ作用を発揮するブレーキ部３５と、前記装
置本体２における吸込ファン３４の側方位置にあたる部
分に穿設した排気口３６とを具備している。

前記ブレーキ部３５は、前記装置本体２の壁面に対し、
垂直上下方向にスライド可能に取付けたつまみ３７と、
このっまみ３７に連動するシュ３８とを具備し、つまみ
３７を垂直上方向にスライドさせるとシュー３８が前記
吸込ファン３４の外周に接触してブレーキ作用を行い、
また、っまみ３７を垂直下方向へスライドさせるとシュ
ー３８が吸込ファン３４から離れてブレーキ解除を行う
ようになっている。

前記吸込機構部ｌ７は、前記装置本体２の下端側から第
４の円形仕切板ｌｉｄに対面する状態に且つ装置本体２
に対し着脱可能な状態に装着される略椀状の底Ｍ４０を
具備している。

この底Ｍ４０の底面は平担に形成され、この部分に第６
図に示すように弾性を有するフェルト製の弾性板４ｌが
貼布されて、この弾性板４１を机や床の面に接触させる
ようになっている。

また、底蓋４０の一方の外周辺には、ほこりやゴミ等を
吸込むための吸込口４２が設けられている。更に、底板
４１の上端開口部分には、円形状の網４３及びこの網４
３に貼り付けた多孔性の円形フィルタ部材４４が配置さ
れている。

次に、上記構成の清掃装置１０の作用を説明する。

この清掃装置１０の弾性板４１を清掃しようとするゴミ
、ほこり等が散在する机上面Ｆ等に載置するか、又は、
例えば左手により把持し、右手で蓋体ｌ９を矢印ｘ１方
向に回転させると、蓋体１９の回転に伴って回転軸ｌ３
も矢印Ｘ１方向に回転するので、この回転軸ｌ３に嵌着
している連結板２４がゼンマイ２５を巻込み、これによ
り、このゼンマイ２５には回転力が蓄積されて行く。こ
の時、逆転防止機構部５の既述した作用により回転軸１
３の逆転防止が図られるとともに、爪片２ｃｌ乃至２ｃ
３のラチェット３に対する衝撃音も従来の回転力伝達機
構１００の場合よりも小さいので、比較的静かな状態で
ゼンマイ２５に回転を蓄積させることができる。尚、厳
密に言うと、回転軸ｌ３とともに爪体２がＸ１方向に回
転するとき、各爪片２ｃｌ乃至２ｃ３のラチェット３に
対する摩擦力が作用するため、ラチェット３、回転力伝
達機構部５及び吸込ファン３４にも若干の回転力が伝達
され、吸込フγン３４は回転駆動されるが、この時の吸
込ファン３４の回転速度は小さく、吸込口４２からのゴ
ミ等の吸込みはほとんど無い。

次に、蓋体ｌ９に対する操作を止め、この蓋体ｌ９から
右手を離すと、ゼンマイ２５に蓄積された回転力は徐々
に放出され回転軸ｌ３は矢印Ｘ１方向へ回転する。

この回転軸１３の矢印Ｘ２方向への回転に伴い爪体２も
矢印ｘ２方向へ回転する。

この爪体２の矢印ｘ２方向への回転により、各爪片２ｃ
ｌ乃至２ｃ３がそれぞれラチェット３の内歯３ｂにおけ
る歯底部３ｂ２八当接し、これによりラチェット３も矢
印ｘ２方向へ回転する。

ラチェット３の回転は、このラチェット３の外歯３Ｃと
噛合している伝達歯車２８、伝達軸２７を経て第１の増
速歯車２９へ伝達され、更に第１乃至第３の増速歯車２
９の増速作用により補助軸３２に嵌着している受歯車３
３を高速で回転駆動するように伝達される。これにより
、吸込ファン３４も高速で回転し、矢印Ｙ方向への吸引
力を発生する。

この結果、机上面Ｆ上に散在するゴミ、ほこりを含む空
気が吸込口４２からフィルタ４４方向に吸引され、この
フィルタ４４の作用でゴミ、ほこり等はフィルタ４４に
付着するか又はフィルタ４４の下側の底蓋４０の内部に
貯留して行〈。またフィルタ４４及び網４３を通過した
空気は吸込ファン３４から排出口３６へ排出される。

フィルタ４４に付着したゴミや底蓋４０内に貯留したゴ
ミ等は、適宜この底！４０を装置本体４０から取外し、
フィルタ４４を交換して除去するか、又はフィルータ４
４を除去した底蓋４０をゴミ箱上で反転させこのゴミ箱
に捨て去れば良い。

本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々の変形が可詣である。例えば、本
発明の回転力伝達機構は、上述した清掃装置に適用する
場合の他、逆転防止が必要な各種の機器における低操作
音の回転力伝達機構として適用可能である。

〔本発明の効果〕

以上詳述した本発明によれば、以下の効果を奏する。

請求項１記載の発明によれば、低騒音化を図りつつ回転
力の伝達方向に方向性を持たせることができる回転力伝
達機構を提供することができる。

又、請求項２記載の発明によれば、回転力の蓄積時の低
騒音化と、回転力を放出してゴミ等の吸込み動作を行わ
せる時の動作の確実性を図ることが可能な清掃装置を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る回転力伝達機構の実施例を示す平
面図、第２図は同機構における円板の側面図、第３図は
木発明の清掃装置の実施例を示す縦断面図、第４図は第
３図のＩ−Ｉ線断面図、第５図は第３図の■一■線拡大
断面図、第６図は第３図に示す装置の拡大底面図、第７
図は従来装置の平面図である。 ■・・・・・回転力伝達機構 ２・・・・・爪体 ２ａ●●●●ポス部 ２ｂｌ、２ｂ２．２ｂ３　●働●付勢片２ｃｌ．２ｃ２
．２ｃ３　・ｍ＊爪片 ３１●●拳ラチェット ５・・・・・逆転防止機構部 ６・・・φ・円板 １０・・・・清掃装置 ７、ｌ３拳・回転軸 特 ・装置本体 ・操作部 ・回転力蓄積手段 ・回転力伝達機構部 ・吸込手段 ・吸込機構部。 許出願人 株式会社ミドリ ＼ づ　　−Ω ｑ　囚 づ ｑ） 負う 図 第 図 第 図 第 第 図 図 手続補正書（方式） 平成１年１２月２７日 特願平１−２１７９７号 ２．発明の名称 回転力伝達機構及び該機構を用いた清掃装置３．補正を
する者 事件との関係　特許出願人 住所　墨田区太平４−１９−８ 名称　株式会社ミドリ ４．代理人 住所　東京都港区赤坂９丁目１番７号 秀和レジデンス２１９号 ６．補正の対象 明細書及び図面 ７．補正の内容 浄書した明細書及び適正な図面を提出致します。 （２）図面 １通

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転軸により中心部を支持された円板と、前記回
   転軸に嵌着したボス部、このボス部から放射状に且つ湾
   曲状態で外方に突出させた付勢片及び前記円板から突出
   させた突部により回動可能に支持され又前記付勢片に連
   結されて外方向に付勢される爪体とからなる逆転防止機
   構部と、前記回転軸に遊嵌されるとともに前記爪体に係
   合する内歯を有するラチェットとを備え、前記逆転防止
   機構部により前記回転軸からラチェット板への回転力の
   伝達方向に方向性を持たせたことを特徴とする回転力伝
   達機構。
2. （２）装置本体により回転可能に支持された回転軸と、
   前記装置本体の一方の端部側に前記回転軸と連結した状
   態で取付けた操作部と、前記回転軸に連結されこの回転
   軸に付与される操作部からの回転力を蓄積する回転力蓄
   積手段と、前記回転軸に嵌着したボス部、このボス部か
   ら放射状に且つ湾曲状態で外方に突出させた付勢片及び
   前記円板により回動可能に支持され又前記付勢片に連結
   されて外方向に付勢される爪体と、前記回転軸に遊嵌さ
   れるとともに内周側に前記爪体に係合する内歯を設け外
   周側に動力伝達歯を設けたラチェットとからなる逆転防
   止機構部と、前記装置本体に対し前記回転軸と同心配置
   に取付けた補助軸及びこの補助軸により回転可能に支持
   された吸込ファンからなる吸引手段と、前記回転力蓄積
   手段に蓄積され前記逆転防止機構部により方向性をもっ
   て伝達される回転力を前記ラチェットを介して受入れ前
   記ファンの軸に伝達する回転力伝達機構部と、前記装置
   本体の他端側に前記吸込ファンに対向する状態で配置し
   た吸込口及びフィルタを備えた吸込機構部とを有するこ
   とを特徴とする清掃装置。