JPH02234971A - 脱色剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は脱色剤組成物に関する．更に、詳しくは馬など
の動物の毛を脱色するための脱色剤組成物に関する． ［従来技術とその問題点］ 従来、馬などの動物の毛を脱色するための脱色剤として
は過酸化水素が用いられてきた．しかし、過酸化水素の
みでは脱色力は弱く、また、脱色力が弱いため、長時間
の処理を要し、そのため毛質を著しく損傷させるという
欠点があった。

［発明の課題と解決手段］ そこで、本発明者は上記欠点を解決す．べく鋭意検討の
結果、過酸化物および酸化剤を含有し、アルカリ性に調
整した脱色剤組成物によれば、散色力に優れ、短時間（
２０分〜９０分）の処理で脱色でき、かつ毛質の損傷を
防止することができることを見出した。

本発明に用いられる過酸化物としては、過硫酸のナトリ
ウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが挙げられる
。その配合量は使用時の濃度で通常、１〜３０重量％、
好ましくは３〜１８重量％である．酸化剤としては過酸
化水素、過硼酸ナトリウム、過酸化尿素、過酸化メラミ
ン、硫酸ナトリウム・過酸化水素付加物、ビロ燐酸ナト
リウム・過酸化水素付加物、第二燐酸ナトリウム・過酸
化水素付加物、過炭酸ナトリウムなどが挙げられる。そ
の配合量は使用時の濃度で通常、１〜４０重量％，好ま
しくは２〜２０重量％である．その他、本発明の脱色剤
組成物には、アルカリ剤としてはアンモニア（２８％ア
ンモニア水）、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ア
ルカノールアミンあるいは炭酸、メタケイ酸などのナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが挙げられ
る．その配合量は使用時の濃度で通常、０．５〜１５重
量％、好ましくは１〜８重量％である．また、増粘剤と
してデンブン質、海藻類、アルギン酸ナトリウム、メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルローズ、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルビロリドン、ポリアクリル酸
ソーダ、グアーガム、キサンタンガム、トラガントガム
、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、ケイ酸、ケイ酸・ＸＨ２０、力才リ
ン等、界面活性剤として高級アルキルベンゼンスルホン
酸塩、脂肪酸石鹸、高級アルキルスルホン酸塩、高級ア
ルキル燐酸エステル等、ｐＨ調製剤として硫醸アンモニ
ウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、燐酸第一
アンモニウム、燐酸第ニアンモニウム、クエン酸、酒石
酸、乳酸、コハク酸等、更に第４級窒素含有セルロース
エーテル、ポリベブタイド（コラーゲン、ケラチン、エ
ラスチン、フイブロイン、コンキオリン、大豆蛋白、カ
ゼイン等のポリベブタイド）を配合するとより優れた仕
上りが得られる。その他、キレート剤、香料等が適宜、
配合される。

本発明の脱色剤組成物の剤型は粉末、液体、クリーム、
ゲル、ペースト等種々の型態を取り得る．また、１剤式
、２剤式、３剤式などの種々の剤型を取り得る．例えば
、第１剤としてアルカリ剤、過酸化物および界面活性剤
または増粘剤を含み、第２剤として酸化剤を含む２剤式
の脱色剤組成物、酸化剤、過酸化物および増粘剤を含む
１剤式の脱色剤組成物、第１剤としてアルカリ剤、およ
び界面活性剤を含み、第２剤として酸化剤を含み、第３
剤として過酸化物を含む３剤式の脱色剤組成物などが挙
げられる。

［発明の効果］ 本発明の脱色剤組成物によれば、馬などの動物の毛を脱
色する場合、脱色力に優れ、短時間（２０分〜９０分）
の処理で白色から淡黄色あるいは淡褐色に脱色すること
ができ、かつ毛質の損傷を防止することができる． また、脱色した馬の毛を筆として用いた場合、墨の吸収
性は従来の筆よりも優れているという効果がある．これ
は本発明の脱色剤が効率的にメラニン色素を分解し、毛
質自休の損傷を最少限に抑えることができ、微細な多孔
性の毛となるため、その微細な多孔に墨を良好に保持す
ることができるためと考えられる。一方、従来の方法（
過酸化水素による脱色）では、長時間（３〜４時間）の
処理を要するため、毛の損傷が激しく毛皮質や間充物質
が流失しているため、筆のまとまりが悪く、墨を吸収し
ても垂れ落ち易いという欠点がある．他の用途として愛
玩動物や毛皮製品の脱色も挙げられる。犬や猫などの愛
玩動物の内、白い毛を有しているものは汚れや酸化など
により黄ばみが見られるが、本発明の脱色剤により美し
い白色にすることができる。しかも、短時間で処理でき
、刺激も少ないので生きている動物にも適している。

また、毛皮製品を製造する場合も、本発明の脱色剤によ
り美麗に仕上げることができ、また、長年使用すると汚
れや酸化により黄ばみが見られるが、本発明の脱色剤に
よれば、毛質の傷みも少なく美麗に脱色することができ
るという効果を有する。

［実施例］ 実施例１ ［第１剤］ 過硫酸ナトリウム　　　　　　　３２　　重量％過硫酸
アンモニウム　　　　　　１　６　　　　ｒｔメタ珪酸
ナトリウム　　　　　　１　４　　　　ｎ無水ケイ酸　
　　　　　　　　　２　８　　　　ｕトラガントガム　
　　　　　　　　３．５ｎエチレンジアミン四酢酸　　
　　　１　　　　ｕ塩基性炭酸マグネシウム　　　　　
３　　　　ｎステアリン酸ナトリウム　　　　　１．５
ｌＩ酸化チタン　　　　　　　　　　　１　　　″［第
２剤］ 過酸化水素　　　　　　　　　　　６重量％精製水で１
００％にする． 第１剤４０ｇに第２剤１００ｇを加え、均一なペースト
状になるようによく混合する。この脱色剤を八ケを用い
て馬毛に塗布し、３０℃〜４０℃に加温して２０分〜９
０分間放置した後、洗浄すると、美麗な淡褐色に脱色さ
れた。

実施例２ ［第１剤］ 過硫酸ナトリウム　　　　　　　４３　　重量％過硫酸
アンモニウム　　　　　　２　２　　　　Ｂ炭酸ナトリ
ウム　　　　　　　　２５　　　〃ケイ酸・ｘＨ２０　
　　　　　　　　６　　　ｌＩカルボキシメチルセルロ
ースナトリウムｌ　　　　ｔｔ エチレンジアミン四酢酸　　　　　２．５／１ステアリ
ン酸カルシウム　　　　　０．５　〃［第２剤］ 過酸化水素　　　　　　　　　　　　　６重量％精製水
で１００％にする． 第１剤３０ｇに第２剤１００ｇを加え、よく混合し、懸
濁液を調製する．この脱色剤に馬毛を浸し、３０℃〜４
０℃に加温して２０分〜９０分間放置した後、洗浄する
と、美麗な淡褐色に脱色された． 実施例３ ［第１剤］ ポリオキシエチレン（１００）ノニルフェニルエーテル
　　　　　　　　　　　　２０　重量％ボリオキシエチ
レン（１５０）ジステアレートｌ　　　ｎ パルミチン酸　　　　　　　　　　　４　　〃アンモニ
ア（２８％）　　　　　　　　９　　　ｕＥＤＴＡニナ
トリウム　　　　　　　Ｑ，５ｎ精製水で１００％にす
る。

［第２剤］ ポリオキシエチレン（４）ノニルフェニルエーテル　　
　　　　　　　　　　　５　重量％ボリ才キシエチレン
（９）ノニルフェニルエーテノレ　　　　　　　　　　
　　　　５ｌノセチルアルコール　　　　　　　　　２
　　　ｎ過酸化水素（３５％）　　　　　　１７　　〃
精製水で１００％にする。

［第３剤］ 過硫酸ナトリウム　　　　　　　　５０　重量％過硫酸
カリウム　　　　　　　　　５　０　　　ｎ第１剤７０
ｇに第３剤３０ｇを添加し、次いで第２剤１００ｇと混
合したものを黄ばみのある白色の毛の犬に塗布し、２０
分放置した後、洗浄すると美麗な白色に脱色された． 実施例４ ［第１剤］ ポリオキシエチレン（１０）ノニルフエニルエーテル　
　　　　　　　　　　　　５　重量％ボリ才キシエチレ
ン（６）トリデシルエーテル４　　〃 オレイン酸　　　　　　　　　　　３　３　　　ｎイソ
ブロパノール　　　　　　　　ｌ　４　　　７／アンモ
ニア（２８％）　　　　　　１２　　〃ＥＤＴＡニナト
リウム　　　　　　　１　　〃精製水で１００％にする
． ［第２剤］ ボリ才キシエチレン（４）ノニルフエニルエーテル　　
　　　　　　　　　　　５　重量％ポリオキシエチレン
（９）ノニルフエニルエーテル　　　　　　　　　　　
　　５　　　ｕセチルアルコール　　　　　　　　　２
　　〃過酸化水素（３５％）　　　　　　　１７１１精
製水で１００％にする。

Ｃ第３剤］ 過硫酸アンモニウム　　　　　　　２８　重量％過硫酸
カリウム　　　　　　　　　５７　　ノＩシリカ　　　
　　　　　　　　　１　０　　　ｔｔメタ珪酸ナトリウ
ム　　　　　　　　４　　　ｎラウリル硫酸ナトリウム
　　　　　　１　　〃第１剤５０ｇに第３剤２５ｇを添
加し、次いで第２剤１００ｇと混合したものを黄ばみの
ある白色の毛の猫に塗布し、２０分放置した後、洗浄す
ると美麗な白色に脱色された。

実施例５ 過炭酸ナトリウム　　　　　　　　３０　重量％過硫酸
カリウム　　　　　　　　　２３　　　ｎ炭酸アンモニ
ウム　　　　　　　　１２　　〃ラウリル硫酸ナトリウ
ム　　　　　　９　　　ｕ力ルボキシメチルセルロース
　　　２　Ｏ　　　ｎＥＤＴＡ１ノ！ 無水硫酸ナトリウム　　　　　　　　５　　〃この脱色
剤３０ｇを１００ｍｌの水に溶がしたものを毛皮に塗布
し、４０分放置した後、洗浄すると美麗な淡黄色に脱色
された．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 過酸化物および酸化剤を含有し、アルカリ性に調整した
   ことを特徴とする脱色剤組成物。