JPH0223468Y2 - - Google Patents

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JPH0223468Y2
JPH0223468Y2 JP1984141219U JP14121984U JPH0223468Y2 JP H0223468 Y2 JPH0223468 Y2 JP H0223468Y2 JP 1984141219 U JP1984141219 U JP 1984141219U JP 14121984 U JP14121984 U JP 14121984U JP H0223468 Y2 JPH0223468 Y2 JP H0223468Y2
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glare
light
switching circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気的制御によつて光反射率が変化
するエレクトロクロミツク素子、液晶素子等を利
用した静止形の自動車用防眩ミラーに関する。
〔考案の目的〕
本考案は、防眩及び非防眩状態を切換えるため
の操作を単純化できると共に、防眩状態が不必要
な状況となつたときには自動的に非防眩状態に復
帰させることがでる。
〔考案の要約〕
本考案は、防眩状態への切換を手動操作により
行ない得る構成とすることによつて、自動車の運
転者が必要とするときのみ防眩状態へ切換え得る
ようになすと共に、その手動操作により切換られ
た防眩状態から非防眩状態への復帰を後方光のレ
ベルに応じて自動的に行ない得る構成とすること
によつて、操作回数の軽減並びに非防眩状態への
戻し忘れを防止するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案を自動車用の防眩ミラーに適用し
た一実施例について図面を参照しながら説明す
る。
第1図において、1は枠体2内に嵌め込まれた
全固体型のエレクトロクロミツク素子より成るミ
ラー部であり、これは以下に述べるように構成さ
れている。即ち、第2図において、3は例えばガ
ラス製の透明基板、4はこの透明基板3上に添設
された透明電極で、これは例えばIn2O3及びSnO2
より成るITO膜として構成されている。5は透明
電極4上に蒸着手段によつて膜状に添設された第
1の発色層で、これは可逆的電解還元性のエレク
トロクロミツク物質(例えばWO3)より成る。
6は第1の発色層5上に蒸着手段によつて膜状に
添設された誘電体(例えばSiO2)より成る中間
層である。7は中間層6上に蒸着手段によつて膜
状に添設された第2の発色層で、これは可逆的電
解酸化性のエレクトロクロミツク物質(例えば
NiO)より成る。8は第2の発色層7上に蒸着手
段によつて膜状に添設された例えばAlより成る
鏡面電極で、その前面(第2図では下面)が光反
射面8aをなす。しかして、上記構成のミラー部
1において、透明電極4及び鏡面電極8間に鏡面
電極8側が正電位の直流電圧を印加すると、中間
層6内の水分が水素イオン(H+)と水酸イオン
(OH-)とに電気分解され、水素イオン(H+
が負電位の透明電極4ひいては第1の発色層5側
へ移動してこれが還元されると共に、水酸イオン
(OH-)が正電位の鏡面電極8ひいては第2の発
色層7側へ移動してこれが酸化されるものであ
る。そして、斯様な還元及び酸化反応によつて第
1、第2の発色層5,7が発色(着色)するもの
であり、斯かる発色に伴い各発色層3,5の光透
過率が低下し、結果的に第2図中矢印で示す如く
入射する光による光反射面8aでの反射像が暗く
なつて(換言すれば全体の光反射率が低下して)
防眩効果が得られるようになる。
さて、第3図にはミラー部1を駆動するための
回路構成が示されている。この第3図において、
9は手動切換回路、10は自動切換回路、11は
この自動切換回路10を有効化し若しくは無効化
するための例えばプツシユ・プツシユ方式のセレ
クトスイツチ、12はミラー部1の両電極4,8
間を接続するように設けられたモーメンタリ方式
のキヤンセルスイツチ、13は同じく上記両電極
4,8間に図示極性にて接続されたツエナーダイ
オードである。
手動切換回路9において、14はモーメンタリ
方式のセツトスイツチ、15はCRタイマ回路で、
このタイマ回路15は、セツトスイツチ14のオ
ン時に抵抗16を介して充電されるコンデンサ1
7と、セツトスイツチ14のオフ後にコンデンサ
17の充電電荷をダイオード18を介して放電す
る可変抵抗19とを有する。20はタイマ回路1
5の出力点aの電位が一定レベル以上ある期間の
みオフする第1のトランジスタ、21は第1のト
ランジスタ20がオフ状態にあるときのみオンす
る第2トランジスタで、この第2のトランジスタ
21がオンされると、ミラー部1の透明電極4及
び鏡面電極8間に鏡面電極8側が正電位で且つツ
エナーダイオード13のツエナー電圧のレベルに
応じた直流電圧が印加される。
一方、自動切換回路10において、22は後方
光即ち後続車のビーム光をミラー部1の周辺で検
出するための受光器たるCdSセルで、これは直流
プラス定電位のVccラインとアースラインとの間
に前記セレクトスイツチ11及び抵抗23、可変
抵抗24を介して接続されており、従つて第3図
中b点の電位はCdSセル22の受光レベルが小さ
い程高くなる。また、25は分圧回路で、これは
Vccラインとアースラインとの間にセレクトスイ
ツチ11を介して直列接続された可変抵抗25
a,25bより成る。26は分圧回路25からの
基準電位(C点の電位)Ecとバツフアアンプ2
7を介して与えられるb点の電位Ebを比較する
ように設けられたコンパレータで、その出力を遅
延回路28に与える。上記遅延回路28は、図示
の如く接続された抵抗28a,28b、コンデン
サ28cより成り、その出力(d点からの出力)
をベース抵抗29を介してトランジスタ30に与
える。そして、このトランジスタ30はd点の電
位Edが所定レベル以上あるときのみオンするも
のであり、そのコレクタ・エミツタ間がミラー部
1の両電極4,8間に接続されている。
次に上記構成の作用を説明する。今、自動切換
回路10を有効化する場合には、セレクトスイツ
チ11をオンしておく。この状態で夜間等におい
て後続車からの光ビームのミラー部1での反射光
が眩しく感じられた場合には、セツトスイツチ1
4をオン操作した後にそのオン操作を解除する。
すると、タイマ回路15内においてコンデンサ1
7の充放電に応じてa点の電位が一定時間だけ一
定レベル以上に保持され、この間第1のトランジ
スタ20がオンして第2のトランジスタ21がオ
ンする。このため、ミラー部1の透明電極4及び
鏡面電極8間に鏡面電極8側が正電位の直流電圧
が一定時間だけ印加される。この結果、ミラー部
1が前述の如く着色されて防眩状態に切換えら
れ、このときの着色濃度は、可変抵抗19によつ
てタイマ回路15の時定数(換言すれば電極4,
8間に対する電圧印加時間)を変化させることに
より調節することができる。
一方、斯様にセツトスイツチ14の手動操作に
よつてミラー部1が防眩状態に切換えられた後に
おいて、後続車のビーム光がCdSセル22に受光
されなくなり以てその受光レベルが所定レベル以
下になると、その端子間抵抗値が高くなつて、b
点の電位Ebとc点の電位EcとがEb>Ecの関係を
呈するようになる。すると、コンパレータ26の
出力がハイレベルに反転するため、遅延回路28
においてコンデンサ28cが抵抗28aを介して
充電開始され、これに応じてd点の電位Edが次
第に上昇するようになる。そして、この後に所定
の遅延時間(例えば数秒程度以下)が経過してd
点の電位Edが所定レベル以上になるとトランジ
スタ30がオンする。このため、ミラー部1の透
明電極4及び鏡面電極8間がトランジスタ30の
コレクタ・エミツタ間を介して短絡され、以て該
ミラー部1の充電電荷が放電されてこれが無色化
されるものであり、結果的にミラー部1が非防眩
状態に自動的に切換えられる。
尚、ミラー部1が防眩状態にあるときにキヤン
セルスイツチ12がオンされると、ミラー部1の
充電電荷が該キヤンセルスイツチ12を介して放
電され、これに応じてミラー部1が非防眩状態に
切換えられる。また、セレクトスイツチ11をオ
フした状態では自動切換回路10が無効化される
ものであり、この状態でミラー部1を非防眩状態
へ切換えるには上述したキヤンセルスイツチ12
を利用する。
上記した本実施例によれば次に述べるような効
果を奏することができる。即ち、ミラー部1の防
眩状態への切換は、自動車の運転者が必要とする
ときのみセツトスイツチ14の手動操作によつて
行なえば良い。従つて、消費電力の低減に寄与す
ることができる。また、ミラー部1の非防眩状態
への復帰は、CdSセル22の受光レベルの低下に
応じて自動的に行なわれるから、その復帰のため
の操作を不要にできてミラー部1の状態切換に関
連した操作回数を軽減(即ち操作を単純化)でき
ると共に、非防眩状態への戻し忘れを防止でき
る。
尚、上記実施例ではミラー部1をエレクトロク
ロミツク素子にて構成したが、これに代えて、液
晶素子を用いても良い。
〔考案の効果〕
本考案によれば以上の説明から明らかなよう
に、使用者が必要なときのみ手動操作により防眩
状態への切換が行なえて、防眩及び非防眩状態状
態を切換えるための操作を単純化できると共に、
防眩状態が不必要な状況となつたときには自動的
に非防眩状態に復帰させることができる等の実用
的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体の正面図、第2図は要部の拡大縦断面図、
第3図は電気回路図である。 図中、1はミラー部(エレクトロクロミツク素
子)、9は手動切換回路、10は自動切換回路、
22はCdSセル(受光器)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気的制御によつて光反射率が変化する素子を
    備え、高光反射率の非防眩状態と低光反射率の防
    眩状態とに切換えるようにしたものにおいて、手
    動操作に応じて防眩状態へ切換える手動切換回路
    と、後方光を検出する受光器を有し前記手動切換
    回路による防眩状態時においてその受光器の受光
    レベルが所定レベル以下になつたときに非防眩状
    態へ切換える自動切換回路とを設けたことを特徴
    とする自動車用防眩ミラー。
JP1984141219U 1984-09-17 1984-09-17 Expired JPH0223468Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984141219U JPH0223468Y2 (ja) 1984-09-17 1984-09-17

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JP1984141219U JPH0223468Y2 (ja) 1984-09-17 1984-09-17

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JPS6154942U JPS6154942U (ja) 1986-04-12
JPH0223468Y2 true JPH0223468Y2 (ja) 1990-06-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5879446U (ja) * 1981-11-25 1983-05-28 株式会社 村上開明堂 自動防眩ミラ−用スイッチ

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JPS6154942U (ja) 1986-04-12

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