JPH0223286Y2 - - Google Patents

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JPH0223286Y2
JPH0223286Y2 JP1984151846U JP15184684U JPH0223286Y2 JP H0223286 Y2 JPH0223286 Y2 JP H0223286Y2 JP 1984151846 U JP1984151846 U JP 1984151846U JP 15184684 U JP15184684 U JP 15184684U JP H0223286 Y2 JPH0223286 Y2 JP H0223286Y2
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JP
Japan
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blood
blood flow
tube
probe
liquid
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JP1984151846U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、人工透析などで血液の体外循環を行
なうとき、血液チユーブ内を流れる血液の量を測
定するために使用する超音波血流計測装置に関す
るものであつて、特にそのプローブと血液チユー
ブ間を超音波でつなぐ場合の伝導手段に関するも
のである。
(従来の技術) 人工透析などで血液の体外循環を行なう場合、
それに使用する血液チユーブ内の血流量を知る必
要がある。
従来、この血流量の測定には種々の方法や装置
が試みられた。その最も初期的なものは、ローラ
ポンプの回転数をもつてその血液チユーブ内を流
れる血液の量を推定すると言うものである。しか
し、これは、そのポンプのローラの血液チユーブ
への圧着度でその流量が大きく異なるゆえに大変
に不正確であつた。
そこで、超音波を使用して、その反射波をもつ
てその血流量を計測する手段が広く使用されてい
る。この場合、従来はそのプローブと血液チユー
ブ間を、超音波が効率良く行き来できるようにゼ
リー等のゲル状の充填剤を使用した。
(考案が解決しようとする問題点) 然るに、このゲル状の充填剤は以下の如き欠点
を生じた。
すなわち、一般に、血液チユーブ内を流れる血
液に血液チユーブの外側から超音波を当てて血流
量を測定する場合、プローブの振動子部(超音波
発信・受信部)と血液チユーブの間に空気層が少
しでも存在すると、超音波がその空気に反射して
しまいよく血液へ伝わらない。そのために、ゼリ
ー等の充填剤を使用してその空間を完全に埋める
方法や装置が行われてきた。
しかしながら、ゼリー等でプローブとチユーブ
の間のすき間を完全に充填する方法や装置には、
次の様な問題があり不安定であつた。
すなわち、 ・ ゼリー等充填剤の充填時に気泡を作りやすい
こと。
・ 完全に充填しても、プローブやチユーブが動
けばすき間が生じて空気が混入しやすいこと。
・ ゼリー等の種類によつては、時間が長くなる
と充填部から流れ出て不完全充填になり途中で
再充填の必要が生じること。
以上の問題点のために、人工透析などで長時間
(4〜6時間)連続して血流を測定しなければな
らない場合、ゼリー等の使用方式は煩雑であるば
かりでなく、チユーブやプローブが動くことも避
けられないため、計測の正確さと安定性に欠ける
欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、以上の問題点を解決するために、血
液チユーブとプローブに工夫を為し、従来のゼリ
ー等の充填剤の代わりに、液体(水など)でプロ
ーブとチユーブのすき間を充たす方式を開発した
ものである。
水(液体)は超音波をよく伝え、チユーブやプ
ローブの動きによるすき間の不完全充填の問題も
発生せず、長時間安定して正確な血液量の計測が
可能である。その上に、その取扱も簡単で、ラン
ニングコストも低い。
本考案にかかる血液透析用超音波血流計測装置
の構成は、血液チユーブの血流測定部のチユーブ
外側に少量の水(液体)を貯留するための液体貯
留カツプを設ける。一方、プローブは振動子部が
液体貯留カツプに挿入して液中で血液チユーブに
接触する様にしたものである。しかして、プロー
ブへの電気コード接続部やチユーブへプローブを
固定させるためのクランプ機構は液体貯留カツプ
の外部にあつて液体に漬かることがない様に為す
と良い。
以上を具体的に述べると、先ず、血液チユーブ
の血流測定部がある。この血流測定部に着脱自在
にプローブが設けられている。このプローブと上
記の血流測定部は少量の液体でつながれるのであ
るが、この液体を貯留する液体貯留カツプなお、
この液体貯留カツプは、上記の血液チユーブの血
流測定部付近に固着されているものである。より
構成される超音波血流計測装置である。
(作用) 本考案の液体充填による超音波血流計の作用を
その使用方法と共に説明する。
最初に、超音波血流計の一般的な使用開始準備
と血液チユーブのセツトを行う。しかして、チユ
ーブの液体貯留カツプは血液チユーブが正しくセ
ツトされると液体が貯留できる状態、すなわち開
口部が上に位置して、チユーブは垂直に吊り下げ
られた状態になる。
液体貯留カツプのすぐ上方のチユーブにプロー
ブをクランプさせて取付け、少しクランプをゆる
めてずらしてプローブの振動子部を液体貯留カツ
プに挿入する。
次に水(液体)を液体貯留カツプに入れ、振動
子部が完全に液に漬かり気泡も付着していないか
を確認してセツト完了となる。
以上にしてセツトされた本考案の超音波血流計
測装置は、プローブの振動子部たる超音波発信・
受信部が液体貯流カツプ内の少量の液体を通じて
血液チユーブの血流測定部につながる。したがつ
て、その振動子部の発信部から発せられた超音波
は、その液体を通じ血流測定部内を流れる血液に
当たりここで反射され、再度その液体を通じてそ
の振動子部の受信部にもどつてくる。しかして、
液体は流動的で通常では気泡等の空間は生じな
い。それゆえに、その超音波の伝導は効率良く正
確になされる。
しかして、上記の液体貯留カツプは、上記の血
液チユーブの血流測定部付近に固着されているゆ
えに、液体漏れを起こさずにそこに液体が保持さ
れる。そして、上記のプローブは、上記の血流測
定部に着脱自在に設けられ、その清掃の用に供し
ている。
(実施例) 本考案にかかる血液透析用超音波血流計測装置
を、人工透析において実施した例をもつて以下に
その添付図面を利用しながら説明する。
第1図は、本考案の血液透析用超音波血流計測
装置の一実施例の斜視図である。
先ず、血液チユーブ10の血流測定部11に液
体貯留カツプ20を設ける。この血液チユーブ1
0をIVポールより吊り下げて液体貯留カツプに
入れた水がこぼれない様にする。
第2図と第3図は、第1図に示された装置の液
体貯留カツプ20の部分であつて、第2図はその
斜視図を示しており、第3図はその正面断面図を
示している。
これで明白なように、本実施例においては、そ
の液体貯留カツプ20は血液チユーブ10の血流
測定部11の一部に固着されている。そして、こ
の血流測定部11は、その液体貯留カツプ20の
開放部21から底部22に渡つて貫通する状態に
なつている。
もちろん、この液体貯留カツプ20は、血液チ
ユーブ10の血流測定部11に固着せずとも下記
に述べるプローブ30に固着しも良い。さらに
は、この液体貯留カツプ20を、上記の血液チユ
ーブ10の血流測定部11と上記のプローブ30
の両者に固着して三者を一体形成させても良い。
一方、逆に、通常はその両方から遊離させた状態
であつてその使用時にのみその三者が合着するも
のであつても良い。
しかして、第4図は、第1図に示すクランプタ
イプのプローブ30の半片31を示す斜視図であ
る。ここで、この半片31側に後述する振動子部
32を有している。
超音波血流計のプローブ30は、第4図に示す
振動子部32が、液体貯留カツプ20に入れる少
量の水の中で、血液チユーブ10の血流測定部1
1に接触する様にし、プローブコード40やチユ
ーブクランプ機構たるヒンジは水に漬からない型
状とした。
(考案の効果) 以上の結果液体貯留カツプに必要な水は振動子
部を水中に漬けるだけのわずかな量でよく、通過
する血液の温度に与える影響もなくチユーブやプ
ローブコードの動きがあつても安定した血液測定
が行えた。
そして、上記の液体貯留カツプは、上記の血液
チユーブの血流測定部付近に固着されているゆえ
に、液体漏れを起こさずにそこに液体が長時間に
わたつて保持される。
この装置によつて長時間にわたる体外血液循環
の血流量を安定して正確に測定することを可能に
するばかりでなく、高価なゼリー等の使用不要と
なる経済的利点とゼリー等を使用する場合の煩雑
さも解消できるという実用上の効果も生じた。
さらに、上記のプローブは、上記の血流測定部
に着脱自在に設けられているゆえに、その装着が
容易であるばかりでなく清掃のための離脱が簡単
にできるものとなつた。特に、上記の媒体がゼリ
ーでなく液体としたことが、この清掃をさらにし
やすくした。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる血液透析用超音波血
流計測手段の斜視図である。第2図は、その血液
チユーブと液体貯留カツプの結合部付近の斜視図
である。第3図は、第2図に示す部分の正面断面
図を示す。第4図は、そのプローブの半分のう
ち、振動子部を有する方の斜視図を示す。 10……血液チユーブ、11……血流測定部、
20……液体貯留カツプ、21……開放部、22
……底部、30……プローブ、31……クランプ
半片、32……振動子部、40……プローブコー
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 血液チユーブの血流測定部、該血流測定部の血
    液チユーブの外側に少量の液体を貯留するもので
    あつて且つ上記の血液チユーブの血流測定部付近
    に固着された液体貯留カツプ、および上記の血流
    測定部に着脱自在に設けられたプローブ、より構
    成されることを特徴とした血液透析用超音波血流
    計測装置。
JP1984151846U 1984-10-09 1984-10-09 Expired JPH0223286Y2 (ja)

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JP1984151846U JPH0223286Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

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JP1984151846U JPH0223286Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

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JPS6167706U JPS6167706U (ja) 1986-05-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58193421A (ja) * 1982-02-26 1983-11-11 ドルトロン・ア−ゲエ 流量計とその応用方法

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