JPH02229589A - 生ゴミ処理液、それによる処理方法及びその処理容器蓋 - Google Patents

生ゴミ処理液、それによる処理方法及びその処理容器蓋

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JPH02229589A
JPH02229589A JP1050019A JP5001989A JPH02229589A JP H02229589 A JPH02229589 A JP H02229589A JP 1050019 A JP1050019 A JP 1050019A JP 5001989 A JP5001989 A JP 5001989A JP H02229589 A JPH02229589 A JP H02229589A
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JP
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genus
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bacteria
weight
microorganism
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Application number
JP1050019A
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English (en)
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Hiroshi Moriguchi
森口 浩史
Junichiro Hirata
平田 準一郎
Tetsuro Watanabe
哲朗 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、悪臭防止のための微生物ベースの生ゴミ処理
液及びその処理方法並びにその処理液を用いた生ゴミ処
理用悪臭防止容器の蓋に関する.[従来の技術] 家庭などから発生する生ゴミは地方自治体において分別
回収し、焼却場に持ち込んで処理されているが、焼却場
は煙害、臭気公害等の問題があり、その新設が困難であ
り、人工増加、食生活の多様化により増大化する生ゴミ
には限界がある.一方、従来、生ゴミを処理するには、
焼却法以外に、自然界の微生物の作用を利用して処理す
ることが行なわれている.即ち、家庭台所等から発生す
る生ゴミを庭(掘った穴に埋めて土中の微生物の働きで
自然発酵分解におって処理する方法は、古来伝統的に行
なわれ、今日でもなお続けられている. 従来、この生ゴミ処理容器として、蓋付底なしの容器を
土中に埋め、蓋口から生ゴミを投入して常時蓋を閉めて
おくもので、春器内温度は外気温よりも高く腐食を促進
する.このような埋め込み式生ゴミ処理容器として、特
開昭62−153001号などに改良されたものが提案
されている.然し乍ら、従来、腐食による汚水が生成し
、それが底に溜まるが、その臭気が強く、その決定的な
解決方法がなく、対策としては、第4図に示すような、
゜底部の孔からパイプを通して排水する装置が提案され
ているが、うまく排水していかなく、やはり臭気の問題
が残るものである. このような悪臭防止のためには、(1)化学薬品の組合
わせにより調製した粉体や液体の処理剤として生ゴミの
表面に散布するもの、(2ll微生物をビーズとしたも
ので、生ゴミと均一に接触させるために攪拌機とセット
で実用化しているもの、0)燃焼させたり、地下に埋め
込むなどの処理方法があった. 然し乍ら、それらの方法も、その効果も期待する程に発
揮されないものである.例えば、(1)のものは、生ゴ
ミから発生する悪臭を有機酸や殺菌刑などの化学薬品で
処理しても、本質的には悪臭源を処理できないため、不
完全で、実用に際しては添加量を多めにしなければなら
ない.また、薬害のため人体に悪影響を及ぼすこともあ
るものである.また、■は、従来使用している微生物ベ
ースの処理剤は攪拌機などを用いて生ゴミと均一に接触
させなければ効果が得られず、単に散布するのみでは良
い効果が得られないものである.更に、■は、燃焼きせ
ると、時として有害なガスを発生させたり、燃焼灰を処
理する手間が発生する.また生のまま地下に埋め込むと
畑など地所が必要となり、好ましいことではない. [発明が解決しようとする問題点] 従って、本発明は、上記のような種々の問題点を解決す
るように、鋭意研究を行ない、生ゴミ処理液に工夫を凝
らし、同時に、生ゴミを入れる容器蓋の新規な構造を工
夫し、略完全に生ゴミから発生する悪臭を抑える処理液
と処理方法及び生ゴミ容器蓋を提供することを目的とす
る.[問題点を解決するための手段] 本発明の要旨とするものは、微生物成分、培地、担体、
塩化アンモニウム、糖類、香料、界面活性剤及び水から
構成され、該微生物成分が、バチルス(Bacillu
s)i,ストレプトコッカス(5trepeococc
us )属、エンテロバクター(Enterobact
er )属.リゾーブス(Rhizopus)属、ニト
ロソモナス(Nitrosomonas)属、ニトロバ
クタ−(Nitrobacter)属、シュードモナス
(Pseudos*onas)属、アスベルギノレス(
Aspergillus)属、セノレロモナス(Cel
lulosonas )属の菌で構成きれていることを
特徴とする微生物ベースの生ゴミ処理液である.そして
、その微生物成分100重量部に対して、塩化アンモニ
ウム10〜200重量部、糖類10〜500重量部、香
料1〜20f属gk部、界面活性剤10〜400重量部
からなる組成物を水で300倍未満に薄めた水溶液であ
ることが好適である.また、本発明は、その微生物ベー
スの生ゴミ処理液を用いることを特徴とする生ゴミ処理
方法である.更に、本発明は、アルミニウム製の外層で
覆われる面体の中央に設けた中央孔と内孔が連統すた放
射状に配設され、一定間隔で下方に開放した孔を有する
パイプを有し、該パイプと空気層を介して、フィルター
層の下面とから構成されることを特徴とする生ゴミ処理
容器蓋である.その容量蓋において、該面体の中央に設
けた中央孔及び内孔が連続しているパイプがプラスチッ
クスで形成されており、その内径が各々5〜tOW及び
5〜3mmであることが好適である. 本発明に用いる微生物ベースの処理液とは、微生物、培
地、拒体から構成される微生物成分100重fft部に
対して、塩化アンモニウム10〜200重量部、糖類1
0〜500重量部、香料1〜20重量部及び界面活性剤
を10〜400重量部から構成される組成物を水で30
0倍未満に薄めた水溶液である.その微生物成分中の微
生物としては、9つの属からなり各属について、1種以
上の菌から構成されている.更に、この9つの属とその
微生物1g当りの菌数について、次のようであることが
好適である. 即ち、バチルス(Bacillus)属の菌数が10”
−1o14/g1ストレプトコッカス(Strepto
coccuS)属の菌数が109〜tglm/g1エン
テロバクタ−(Entcrobactar)属の菌数が
10’ 〜10”/z1リゾーブス(Rhizopus
)[1の菌数が10’−IQ1*/g.二}nソモナス
(Nitrosomonas)属の菌数がto’ 〜1
0”/g,ニトロバクタ−(Nitrobacter 
)属の菌数が10’〜10”/ g ,シュードモナス
(Pseudomonas )属の菌数が10’ 〜1
0’/g、セルロモナス(Cellulosonas)
属の菌数が10t〜10”/g、アスベルギルス(As
pergillus)属の菌数が104〜10″/gで
ある. 即ち、バチルス(Baci11us)j!iの菌が、1
0117g未満では有機汚物を分解する能力が不足し、
101 4 /gを超えると、他の種の菌との共存下で
の増殖の限界になる. また、ストレプトコッカス(Streptococcu
s )属の菌数が、1o”/g未満では、グルフースな
ど糖類の分解が不充分であり、1017gを超えると、
分解処理能力がこれ以上必要でなく、他の種の菌との共
存下での増殖の限界になる.またエンテロバクタ−( 
Enterobacter )属の菌数が、1 0 ’
/g未満では糖類の分解が不充分であり、また、l01
1/gを超えると、他の種の菌との共存下での増殖の限
界になる. リゾーブス(Rhizopus)属の菌は、大変強力な
糖化酵素を分泌し、次水化物を急速に糖類に変え、バチ
ルス(Bacillus)の効果を大幅に強めることが
できる.これにより得られた糖類や次化水素を、ストレ
プトコッカス(Streptococcus )属やエ
ンテUバクター(Enterobaeter)属の菌が
分解するため、リゾーブス(Rhizopus)f属の
菌を混入すると極めて短時間で汚物や悪臭源の分解を終
了させることができる.リゾーブス(Rhizopus
)属の菌数が、10’/g未満では、糖類の分解能力が
不充分で 1t)I属/,を超えると、他の稀の菌との
共存下での増殖の限界になる. ニトロソモナス(Nitrosoa+onas )属の
菌数が、106/g未満では、アンモニアをNO,に変
化させるには不充分で、10”/gを超えると.他の種
の菌との共存下での増殖の限界になる. また、ニトロバクタ−(Nitrobacter)属の
菌数が、10’/g未満では、NO,をNo.に変化き
せるに不充分であり、10”/gを超えると.他の種の
菌との共存下での増殖の限界になる.シュードモナス(
Pseudo醜onas )属の菌数が、106/g未
満では、No.をN,に変化させるには不充分゜であり
、10ゝ/gを超えると、他の種の菌との共存下での増
殖の限界になる. そして、セノレロモナス(Cellulomonas 
)FiAの菌は、セルロース成分をある程度分解にする
ものである.そして、セルロモナス(Calluloa
onas )属の菌数が,10”/g未満ではセルロー
スを分解させるには不充分であり、10ゝ/gを超える
と、他の種の菌との共存下での増殖の限界になる.アス
ペルギルス(Aspergillus)属の菌数が、1
04/g未満では、窒素固定能が不充分であり、1t)
+1/gを超えると、他の種の菌との共存下での増殖の
限界になる. 以上の理由により、本発明の微生物ベースの生コミ処理
液は、上記のような配合割合のものを用いる. 以上のように、本発明の処理液では、これらの9属以上
の菌を混入し、総合的にバランスの取れた生ゴミ中の有
機物質の分解を志向するものである.そして、以上の9
属の菌は、各々の機能を果たすことによって、生ゴミの
分解消化を行ない、有機物質を変換し、悪臭発生のない
処理方法を提供することを目的としている. バチルス(Bacillus)J%の菌体、ストレプト
コッカス( Streptococcus )属の菌体
、エンテロバクタ− (Enterobacter)属
の閑体、リゾーブx (Rhizopus)rfkの菌
体は、有機質材料や生ゴミ中の有機物質を分解、発酵さ
せることができる.また、ニトロソモナス(Nitro
somonas)属の菌体、ニトロバクタ− (Nit
robactar)属の菌体、シュードモナス(Pse
udomonms)属の菌体は、生ゴミ中に発生するア
ンモニアの分解に寄与するものである.ニトロソモナス
(Nitrosomoaas )属の菌体は、アンモニ
ア→NO,にし、ニトロバクタ−(Nitrobact
er)属の菌体は、No.→No.にし、シュードモナ
ス(Pseudomonas)rfkの菌体は、N O
 s − N *に変換し、悪臭を無くする.特に、生
ゴミの底の方で、即ち嫌気性で働くため、蓄積した占い
生ゴミに有効である.更に、生ゴミ中のうち、セルロー
ス成分は、セル[1モナス(Cellulos+ona
s)属の菌体で分解される.以上の属の菌体は、各々の
機能を果たすことによって生ゴミ中の成分を、一部、芳
香物質に変換するととも出来るため、生ゴミから発生す
る悪臭をマスクできるJa(tを有するものもある.ま
た、本発明の微生物ベースの生ゴミ処理液に用いるバチ
ルス(Bacillus)属は、特に、バチルス・ズブ
チルス(B.subtilis)[IAM(Insti
tute of Applied Microbiol
ogy;東京大学応用微生物研究所有用菌株保存施設の
略称:以下同様にこの略称で示す)1168]が好適で
あるが、この他に、バチルス●ナットウ(B.natt
o)[IFO(Institute for Ferm
ent.ation Osaka :財団法人発酵研究
所二の略称;以下同様にこの略称で示す) 3009]
菌、バチルス・コアギュラス(B.coagulans
)[IAM 1115]、バチルス−7セランス(B.
macerans)[IAM 1243]を併用しても
よい. ストレブトフ/カス(Streptococcus )
属の菌としては、何でも良いが、ストレプトコッカス・
77カリス(S.faecalis)[IA?I 11
19]、ストレブト’lff7カス・タレモリス(S.
cremoris)[IAM 1150]及びフクチス
(S.1actis)CIAll!11981などを用
いることができる. また腸内細菌科として知られるエンテロパクタ− (E
gt2robacter)属の菌としては、エンテロバ
クター・サカザキ(E.sakazakii)[IAM
 12660]、エンテロバクター●アグロメランス(
E. agglos+erans )[IAM 126
59].エンテロバクター・アエロゲネス(E.aer
ogenes)[IAll+ 1183及び12348
]などを用いることができる. また、カビの1種のリゾーブス(Rhizopus )
属の菌としては、リゾーブス・フ才ノレモサエンシス(
Rhizopus formosaansis)[IA
M 6250]、リゾーブス・才リザエ(Rhizop
us oryzae)[IAM 6006]、リゾーブ
ス・シュードシネンシス(Rhizopus pseu
dochinensis)[IAM 6042]などを
用いることができる.そして、二ト【lンモナス(Ni
trosoIl+onas )属の菌としては、ニト[
1ソモナス・ユーロバエ(N.europas)[IF
0 1429g]などを用いることができる.ニトロバ
クタ−(Nitrobacter)属の菌としては、ニ
トuバクター・アギリ2(N.agilis)[IFO
 l4297]などを用いることができる.シュ゜−ド
モナス(Pseudoa+onas ),Iの菌として
は、シュードモナス・アエルギノサ(P. aurug
inosa)[UFO 3080F、シュードモナス・
キ〜り才フィリス(P.caryophillis)[
IFO 12950]、シュードモナス・スチュトセリ
(P.stutzeri)[IFO 3773コを用い
ることができる. そしてセルロモナス(Cellulomonas)属の
菌としては、セル+1モナス・ピアゾテア(C. bi
azotea ) [IFO 12680F、セルロモ
ナス・セラセア(C. cellasea)[IF0 
3753]、セルロモナス・ウダ(C. Uda)[I
FO3747]などを用いることができる.アスペルギ
ルス(Aspergillus)属の菌としては、アス
ペルギルス・才リザエ(A.oryzae)[IFO 
4176]、アスベルギルス・ニガー(A.niger
)[IF0 4066]、アスベノレギノレス・ウサミ
イ(A, usa*ii)[IFO6082]などを用
いることができる.また、本発明の処理液の微生物成分
に用いる培地は、大豆カスやフスマなどの農産物廃棄物
を用い、場合により、酵母エキスや麦芽エキスを併用す
ることができる.また、その微生物成分に用いる担体と
しては、炭酸カルシウム、度酸マグネシウム、ケイ酸カ
ルシウムなどの粉末が用いられる. 更に、この微生物成分100JI郡に対して、塩化アン
モニウム10〜200iijt部を含有するものである
.この塩化アンモニウムは、微生物の育成、増殖の際、
必要な窒f:源の1つになるものである.塩化アンモニ
ウムlO重量部未満では、微生物の生育を効果的に促進
することができず、200重景部を超えると、悪臭源の
分解能を低下させるとともに、アンモニア臭の原因とな
る.糖類は、該微生物成分100重量部に対して、10
〜500重量部含有せしめる.そして、この糖類は、微
生物の生育、増殖の際、必要な炭素源の1つになるもの
である.そして、糖類含有量が、10重量部未満では、
微生物の育成を効果的に促進できなく、SOaIl量部
を超えると、バチルス属やシュードモナス属の菌数が増
え過ぎて、他種の菌との共存が不可能となる.糖類とし
ては、単糖類、多糖類などなんでも用いることができる
. 香料は、微生物自体のにおいをマスクするために補助的
に添加するもので、一般的にはアビエデン酸の誘導体、
ヒドロ芳香族スルホン酸塩ラウリルメタアクリレート、
葉緑素などを用い、該微生物成分100重量部に対して
、1〜201i量部添加するものである. llli量
部未満では、マスクに不充分であり、20重i部を超え
ると、香料臭が強ずぎて、かえって不快臭となる. 次に、界面活性剤は、微生゛物や微生物が産出する酵素
など悪臭を処理する物質を均一に分散させ、且つ、生ゴ
ミの細部に均一に浸透きせるために必要なものである.
具体的には、アニオン系、カチ才ン系、弄イ才ン系など
で浸潤性の強いものが好適で、例えば、アルキルアリル
・ポリエーテルアルコール.ナトリウム・ジ才クチル大
ルホサクシネート,ナトリウム・才レイルタウレートな
どが好適である.そして、該微生物成分100重量部に
対して、50〜400重量部の範囲で含有せしめる.5
0重量部未満では、浸透に対し効果がなく、4oof属
l&部を超えて添加しても、浸透能力は増えないもので
ある. 以上に述べた成分を所定の配合で混合したものを水で3
00倍未満に薄めて、生ゴミ処理液として、使用するが
、この際、300倍以上にすると、生ゴミの悪臭を抑え
きれないためである.以上の生ゴミ処理液を、下記のよ
うな容器蓋を有するプラスチック製又はFRP製の容器
に入れて、生ゴミを処理する.本発明による生ゴミ処理
用容器蓋は、第1図、第2図に示される構造を有する.
第1ryJは、その容器Mlの平面図であり、中央には
、内径5〜10■程度のパイブ2が設けられ、そこから
放射状に内径5IIIl程度のパイプ3が一体となって
内部に通じているものである.このパイブ3には、第2
図の断面図に示すように、一定間隔で下方に開放した孔
4を配置してある.即ち、中央の孔2から圧入された処
理液が、パイプ3内を流れ、空気層6を介して紙フィル
ター7に含浸する.この処理液含浸した紙フィルター7
から処理液が生ゴミ上に自然落下で散布される.またζ
図示のように、この上M1の表面は、アルミニウム箔の
ような軽量のカバーが一体となって接合されている. [作用] 本発明の微生物ベースの処理液の作用のメカニズムは次
のようなものと考えられる. 即ち、バチルス(Bacillus)属の菌が、有機物
質中の主に澱粉質や蛋白質など有機物を分解し、その分
解により生成した糖類、炭化水素をストレプトコッカス
(Streptococcus )属菌体やエンテロバ
クター(Enterobactar)属菌体及びリゾー
ブス(Rhizopus )属閑体が急速に更に分解し
、発酵を促進するものである.そして、バチルス(Ba
cillus)属菌?、ストレプトコッカス(Stre
ptococcus )属菌体、エンテロバクタ−( 
Enterobacter )f属菌体、アスペルギル
ス(Aspergillus)属菌休及びリゾーブス(
Rhizopus)属菌体は、有機物質を発酵分解する
. また、本発明により利用されるニトロソモナス(Nit
roso+monas )[菌体、ニトロバクタ−( 
Nitrobacter)属菌体、シュードモナス(P
seudosonas )属菌体は、アンモニアの分解
に寄与するもので、ニトロソモナス属菌体は、アンモニ
ア→NO,にし、ニトロバクター属菌体は、N O s
→N O mにし、シュードモナス属菌体は、NO.→
N■にするものである. る. 本発明に用いる処理液は、次のようにして製造できる.
即ち、上記の微生物成分(微生物群+培地+担体)に、
所定配合で混合し、それに水を加えて、所定の菌数に至
るまで、25〜28℃で混合し、真空乾燥器やスプレー
ドライヤーなどを用いて、最終的な水分が5〜6重量%
になるまで、乾燥し、粉末とする.その後、塩化アンモ
ニウム、糖類、香料、界面活性剤を混合し、水でうすめ
て、処理液を製造する. 次に、本発明の微生物ベースの処理液について具体例に
より説明tるが、本発明は、次の実施例に限定されるも
のではない. [実施例1] [微生物ベースの処理液] 微生物は11種とし、バチルス(Bacillus)属
のバチルス・ズプチルス(B.subtilis)[I
AM 1168]菌を2xlO”/g,バチルス・コア
ギュランス(B.cogulans)[IAM 111
5]菌を2810”/g、ストレプトコッカス(Str
eptococcus )1mのストレブトフッ力ス−
ファカルス(S.faecalis)[IAM 111
9]菌を4X10’/g,エンテロバクタ−(Ente
robacter)属のエンテロバクター●サカザキ(
E. sakazakii)CIAM 126601菌
を3xxo’/g,エンテロバクター・アグロメラレス
(E.aggloserans)[IAl1 1265
9]菌を4xtO’/g及びリゾーブス(Rhizop
us>mのリゾーブス●フ才ノレモサエシス(R. f
ormosaensis)[IAM 6250]菌を6
X10″/ g ,ニトロソモナス(Nitrosos
+onas )属のニトロソモナス・ヨーロパエア(N
.europaea)[IFO 1429g]菌体を7
×1o@/g1ニトロバクター(Nitrobacte
r)属のニトロバクター・アギリス(N,agilis
)[IFO 14297]菌体を8XIO’/g、シュ
ードモナス(PseudomonaS)属のシュードモ
ナスeアエルギノサ(p, aaruginosa)[
IF0 30801菌体を2×10°/ g ,アスペ
ルギルス(Aspergillus)j%のアスペルギ
ルス・才リザエ[IF0 4176]菌を5xto’/
g,セルロモナス(Cellulomonas)ilの
セルロモナス●ビアゾテア(C.biazotea)[
IF0 12680]菌体を2X10’/gの割合で配
合した微生物群を10重量部、大豆カス15重量部、酵
母エキス6重量部、麦芽エキス12重量部、炭階カルシ
ウム6重量部及び水1200重量部を計量配合し、26
〜28゜Cで48時間混合しながら培養した. その後に、真空乾燥機及びスプレードライヤーで、最終
水分が4〜6重量%になるまで乾燥し、粉末化したもの
を得た. この粉末体には、バチルス属の菌が、4×10目/g1
ストレプトコッカス属の菌が,4X10++/g1エン
テロバクター属の菌が、4X10”/g,  リゾーブ
ス属の閑が、7×10目/g,ニトロソ゛モナス(Ni
trosomonas)属の菌が、2×1017g1ニ
トロバクター(Nitrobacter)属 (7)菌
が、4X10”/g,  シュードモナス(Pseud
osaonas )属の菌が、7X10”/g、アスペ
ルギルス(Aspergi11us)属の菌が、8X1
0”/g及びセルロモナス(Cellulo@onas
 )属の菌が、4xto”/gが存在していた. この微生物成分100重量部に対して、塩化アンモニウ
ム85重量部、シヨ糖300重量部、ヒドロ芳香族スル
ホン酸塩2重量部、ナトリウムジ才クチルスルホサクシ
ネート52重量部とよく混合し、水で250倍に薄めて
、微生物ベースの処理液とした. [実施例2] [生ゴミ 理 器蓋の 造] 第1図及び第2図に基づき、パイプ3は、ポリエチレン
観肉厚0.5■、内径5−のもので、中央孔2は内径8
■であり、パイプ3は、第2図に示すよう(、4c一お
きに下向きの孔4が設けられている,空気層6は、厚さ
5〜lO■になるように厚さ3mmの紙フィルター7を
テープで接合して、容器M1を作製した. [実施例3] [生ゴミ処理の試験] 3人(A,B,Cと称する)の家庭の台所でサンプリン
グした生ゴミを約3kgポリ客器に入れ、本発明の容器
M1をした. その後、容器蓋の中央孔2からスポイトを用いて50c
c/2日当りで微生物ベース処理液を圧入し、2週間の
官能試験を実施した.その結果を第1表に示す. 第1表より、本発明の容器蓋と微生物ベース処理液を用
いた場合、ブランクに比して、8〜13倍の効果がある
ことが明らかにされた.尚、第1表の官能試験において
、 評価基準は、 ○:臭くない Δ:少し臭い ×:臭い ××=かなり臭い [発明の効果] 本発明の微生物ベースの生ゴミ処理液は、第1に、容器
蓋下部に設置された空気層とフィルターにより好気性菌
(バチルス属、ストレプトコッカス属、エンテロバクタ
ー属、リゾーブス属、ニトロソモナス属、ニトロパクタ
ー属、アスベルギルス属、セルロモナス属の!Ii)が
極めて酸素濃度の高い条件下に置かれるため、育成・増
殖が活発となり、生ゴミの有機物を分解するとともに、
悪臭成分を分解するために有効な酵素(アミラーゼ、プ
ロテアーゼ、リパーゼなど)を分泌したり、悪臭成分を
分解する有機階(乳醜、クエン階、シュウ酸など)を生
成させることができること 第2に、一方、生ゴミ層の下部では底部にある古い生コ
ミが[iにより腐敗し発生させたアンモニウムなどの悪
臭をシュードモナス属が分解するために、基本的に悪臭
を発生させることがない.即ち、ニトロソモナス閑がア
ンモニウムをN O +に変換し、ニトロバクター菌が
NO,→NO.に変換し、シュードモナス菌がN O 
s→N,にすることなどの技術的効果が得られた. 本発明の容器蓋は、 第1に、中央孔から微生物ベースの処理液をフィルター
面に均一に供給し、その下にある生ゴミに均一に含浸さ
せることができること、第2に、フィルター層とパイプ
との間に空気層があり、その空気も中央孔と絡がるため
酸素が常に供給されていること、 第3に、生ゴミ層の底部では空気との接触が断たれるた
め、古い底にたまった生ゴミの腐敗物については、特に
嫌気性菌であるシュードモナス菌が長期的に作用し、悪
臭の長期的分解に寄与すること、これは上蓋があるため
に物理的に容器内部に悪臭源が蓄積するために実現され
るものであること, 第4に、物理的に容器蓋がフィルターを介して生ゴミ層
を分離きせるため、即ち、落とし蓋としての機能があり
、好気性菌と嫌気性閑の効果を分割することができ、且
つ、物理的にも悪臭拡散の防止し、相乗的な悪臭功止を
示現させていること、 第5に、容器蓋は直接生ゴミの表面と接触するため、生
ゴミが増えても、周囲に囲いのある間に充分に悪臭発生
を肪止することができること、などの技術的効果が得ら
れた. 従って、本発明の生ゴミ処理のための液と容器蓋が一体
となって互いの効果を助けあって、強めるものである. 4.簡屯な図面の説明 第1図は、本発明の生ゴミ用容器蓋を示す平面図である
. 第2図は、その断面図である.

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微生物成分、培地、担体、塩化アンモニウム、糖
    類、香料、界面活性剤及び水から構成され、該微生物成
    分が、 バチルス(Bacillus)属 ストレプトコッカス(Streptococcus)属
    エンテロバクター(Enterobacter)属リゾ
    ープス(Rhizopus)属 ニトロソモナス(Nitrosomonas)属ニトロ
    バクター(Nitrobacter)属シュードモナス
    (Pseudomonas)属アスペルギルス(Asp
    ergillus)属セルロモナス(Cellulom
    onas)属の菌で構成されていることを特徴とする微
    生物ベースの生ゴミ処理液。
  2. (2)請求項1において、微生物成分100重量部に対
    して、塩化アンモニウム10〜200重量部、糖類10
    〜500重量部、香料1〜20重量部、界面活性剤10
    〜400重量部からなる組成物を水で300倍未満に薄
    めた水溶液であることを特徴とする請求項1に記載の微
    生物ベースの生ゴミ処理液。
  3. (3)請求項第1項又は第2項の微生物ベースの生ゴミ
    処理液を用いることを特徴とする生ゴミ処理方法。
  4. (4)アルミニウム製の外層で覆われる面体の中央に設
    けた中央孔と内孔が連続した放射状に配設され、一定間
    隔で下方に開放した孔を有するパイプを有し、該パイプ
    と空気層を介して、フィルター層の下面とから構成され
    ることを特徴とする生ゴミ処理容器蓋。
  5. (5)請求項4において、該面体の中央に設けた中央孔
    及び内孔が連続しているパイプがプラスチックスで形成
    されており、その内径が各々5〜10mm及び5〜3m
    mであることを特徴とする請求項4記載の生ゴミ処理容
    器蓋。
JP1050019A 1989-03-03 1989-03-03 生ゴミ処理液、それによる処理方法及びその処理容器蓋 Pending JPH02229589A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02258011A (ja) * 1989-03-31 1990-10-18 Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd 微生物ベースの悪臭処理剤
JPH05872A (ja) * 1991-06-17 1993-01-08 Kimitoshi Masumura 微生物を用いて生ごみから液肥を作る、普及型の処理装置と 製法の新技術
JPH0810740A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Bioole Chem:Kk 糸状菌類による厨芥処理方法

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JPH05872A (ja) * 1991-06-17 1993-01-08 Kimitoshi Masumura 微生物を用いて生ごみから液肥を作る、普及型の処理装置と 製法の新技術
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