JPH02229412A - 負荷時タップ切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、特に切換開閉器室内，切換開閉器至用コンサ
ベー夕内及び活線浄油機の冫戸過槽内の油面を検出し、
異常の有無を監視するとともに異常拡大を防止するよう
にした負荷時タップ切換装置に関するものである。

（従来の技術） 送配電系統の変圧器に設けられる負荷時タップ切換装置
は、送配電系統の負荷が変動し、この変動による電圧変
化が一定限度を越えた際に、変圧器に設けられているタ
ップを切換ることにより送配電系統の電圧を一定に保つ
ものである。又、産業用変圧器に設けられる負荷時タッ
プ切換装置は、産業機器が要求する電力に応じて変圧器
のタップを切換えて必要な電力を供給するようにしたも
のでおる。この負荷時タップ切換装置は切換信号発生部
と負荷時タップ切換器及び電動操作機構から構成ざれ、
負荷時タップ切換器は更に切換開閉器室内に遮断部を収
納した切換開閉器とタップ選択器とにより構成ざれてい
る。

この構成を有する負荷時タップ切換装置において、切換
動作の概略は次の通りである。即ち、電圧変化が一定限
度を越えた際には、まず、切換信号発生部で信号が作成
ざれ、これにより電動操作機構が始動して、負荷時タッ
プ切換器を駆動する。

その結果、負荷時タップ切換器の駆動軸が回転し、この
駆動力により切換開閉器の可動接点が一つの固定接点か
ら外れて移動し、他の固定接点が投入ざれる。これに対
応してタップ選択器が無電圧の状態で一方のタップから
他方のタップに切換動作を行う。

ところで、例えば主幹線である送配電系統において、こ
の負荷時タップ切換装置か故障すると、広範囲に停電し
事故が拡大波及する恐れがあるため、負荷時タップ切換
装置が故障した際には、それを一刻も早く検出，認知し
て、これに対処する必要がある。

従来、負荷時タップ切換器の油面異常検出手段としては
、切換開閉器室用コンサベータに設けた油面計により油
面を検出し、油面を表示するとともに油面計に設けた接
点が動作し信号を発するものであった。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記のような従来の負荷時タップ切換器
の油面異常検出手段では以下のような解決すべき課題を
有している。

負荷時タップ切換器は絶縁油中で使用することによりそ
の絶縁特性を保持し、電流遮断能力を発揮するように構
成ざれており、正規油面まで絶縁油が満たされているこ
とが大前提である。

従来油面検出手段として、切換開閉器室用コンサベータ
の油面については、油面計を介した表示となるため、実
油面ば示しておらず、油面計自身の機構不具合があれば
、実油面の把持が困難であった。又切換開閉器室につい
ては、油面計は取付けられていないため、コンサベータ
の油面計不具合の可能性を考慮すると、絶縁油が満たさ
れているかどうかについて常に不安がつきまとう状態で
あり、万一油面が低下して駆動機構部がガス中に露出す
ると、潤滑不足・発錆により動作不具合となり、対地絶
縁部が露出すると絶縁破壊をおこし、更に遮断部が露出
するとタップ間短絡となり大事故に到ってしまう。

一方、活線浄油機が付属する場合、活線浄油機と切換開
閉器室間の油配管路に油もれがあると、ここから空気が
侵入するので活線浄油機内枦過槽上部に空気が溜まるが
、油面計は取付けられていないため、十分に注意し点検
しないとこの油もれは見逃すことが多い。

本発明の目的は、負荷時タップ切換装置の異常の有無を
早期にかつ確実に検出し、異常があった場合には重大事
故を未然に防止できる信頼性の高い異常検出装置を備え
た負荷時タップ切換装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の負荷時タップ切換器は、切換開閉器室用コンサ
ベータ，切換開閉器室及び活線浄油機炉過槽に各々油面
検出器を設置し、この検出器からの信号をもとに異常判
定を行う異常判定部を負荷時２ツプ■換装置外部に設け
たことを特徴とするものである。

（作　用） 本発明においては、異常判定部で切換開閉器室用コンサ
ベータ内，切換開閉器室内及び活線浄油機炉過槽内の油
面変化から負荷時タップ切換装置の異常を短時間に検出
でき、更に異常が拡大して重大事故に至る前にこれを予
知できる。

（実施例） 以下、本発明による負荷時タップ切換装置の一実施例を
図面を参照して説明する。第１図は本発明の一実施例の
構成図である。

第１図において、負荷時タップ切換器は切換開閉器１と
タップ選択器２とから構成ざれている。

切換開閉器１は切換開閉器室５により変圧器絶縁油と隔
離ざれる。切換開閉器室５の上部に切換開閉器至用コン
サベータ３が接続ざれると共に、変圧器外部に設置した
活線浄油機４の枦過槽６に油配管路７で接続ざれ、切換
開閉器室５，コンサベータ３及び枦過槽６に絶縁油が注
入ざれる。そして切換開閉器室５，コンサベータ３及び
炉過槽６内には、各々油面検出器８〜１０が設けられる
。

負荷時タップ切換装置外部には、異常検出部１２，記憶
回路部１３及び異常表示部１４とから構成ざれる異常判
定部１１が設けられている。更に異常判定部１１の外部
には、変圧器の課電を開閉する線路しヤ断器１５が設け
られる。

次にこのように構成された本発明の一実施例の作用につ
いて図面を参照して説明する。第２図はコンサベータ３
の油面変動曲線図である。コンサベータ３内の油面検出
器９からの検出信号は、異常検出部１２へ送られ、異常
検出部１２は記憶回路部１３内に記憶ざれている第２図
に示した油面変動曲線と演算比較する。

油温がＣの状態で上限油面曲線Ａ上の点Ｄを越えた油面
が検出された場合は、変圧器と切換開閉器室５間の油も
れが考えられるので、異常表示部１４に異常を表示する
。又下限油面曲線Ｂ上の点Ｅを下回る油面が検出された
場合も、同様に異常表示部１４に異常を表示する。

次に切換開閉器室５内の油面検出器８からの検出信号の
場合、切換開閉器室５の油面は正常時コンサベータ３へ
の水平配管位置まで下がるが、これよりも下回ることは
変圧器及び切換開閉器室５から外部への油もれが考えら
れる。この油面の低下は、切換開閉器１用駆動機構部の
潤滑不足・発錆による動作不具合，対地絶縁部での絶縁
破壊，遮断部でのタップ間短絡などの重大事故に至る可
能性が大であるため、異常表示部１４に異常を表示する
と共に、線路しゃ断器１５を動作させ、変圧器の課電回
路を開いて事故を未然に防止させる。

活線浄油機ｉ戸過槽６内の油面検出器１０からの検出信
号も同様に異常検出部１２に送られる。正常時はｉ戸過
槽６内には空気・ガスは留まることがないため、油面低
下が検出された場合は油配管路７での油もれが考えられ
るので異常表示部１４に異常を表示する。

本実施例によれば実油面を確実に把持することが出来、
又、油面異常の検出が早期にかつ確実に出来ると共に重
大事故を未然に防止することが可能となる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、切換開閉器室，コンサベ
ータ及び活線浄油８Ｆ戸過槽に各々設けた曲面検出器に
より各々の部位の実油面が把持できると共に、異常検出
部において、記憶回路部に記憶されている油温変動に伴
なう正常油面変化状態と油面検出器からの信号とを演算
比較することにより、異常の有無を早期にかつ確実に検
出することが可能であり、更に異常を判定された場合は
線路しゃ断器を動作させ、変圧器の課電回路を開き重大
事故を未然に防止することができる信頼性の高い負荷時
タップ切換装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による負荷時タップ切換装置の構成図、
第２図は切換開閉器至用コンサベータの油面変動曲線図
である。 １・・・切換開閉器 ２・・・タップ選択器 ３・・・切換開閉器室用コンサベータ ４・・・活線浄油機 ５・・・切換開閉器室 ６・・・活線浄油機冫戸過槽 ７・・・油配管路 ８，　９．　１０・・・油面検出器 １１・・・異常判定部 １２・・・異常検出部 １３・・・記憶回路部 １４・・・異常表示部 １５・・・線路しゃ断器 笛 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 切換開閉器室内に設けた油面検出器と、切換開閉器室用
   コンサベータ内に設けた油面検出器と、活線浄油機ろ過
   槽内に設けた油面検出器と、各々の油面の清浄パレータ
   を記憶する記憶回路部と、各油面検出器からの信号と記
   憶回路部に記憶された正常な油面パターンとを比較して
   異常を判定する異常判定部とからなる異常検出装置を設
   けたことを特徴とする負荷時タップ切換装置。