JPH0222631Y2 - - Google Patents

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JPH0222631Y2
JPH0222631Y2 JP5808084U JP5808084U JPH0222631Y2 JP H0222631 Y2 JPH0222631 Y2 JP H0222631Y2 JP 5808084 U JP5808084 U JP 5808084U JP 5808084 U JP5808084 U JP 5808084U JP H0222631 Y2 JPH0222631 Y2 JP H0222631Y2
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JP
Japan
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water
furnace
water cooling
steel pipes
cooled
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JP5808084U
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JPS60170696U (ja
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気炉、特に冶金用電気炉の水冷炉
蓋の構造に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来から、かかる電気炉の炉蓋は中央部に電極
挿入用の孔を有し、且つ外周を炉枠によつて支え
られたアーチ状に組み立てた耐火煉瓦から構成さ
れている。この耐火煉瓦は操業時に炉の高熱を受
けて溶損、スポイリング等により損耗される。そ
してその損耗の度毎に修復しなければならず、稼
働率の低下を招いていた。このため、近年耐火煉
瓦の蓋の代わりに、特開昭53−107729号公報に記
載されているように水冷式の溶接鋼板製のものが
提案されている。しかしながら、この形式の水冷
炉蓋は溶接部分の寿命が短い、四隅部に水の淀み
が発生し水冷効果が上がらない等の問題がある。
さらに、この溶接鋼板型の欠点を解消するため
に実公昭58−32152号公報に記載されているよう
に溶接鋼板に代えて、放射状に分割した扇形セグ
メントに鋼管を密に配列した構造のものが提案さ
れている。この種の鋼管利用の水冷炉蓋は分割さ
れた扇形セグメントの周縁部を水冷枠で構成し、
その内側を鋼管を単層に曲げて平面を形成してい
るために曲げ曲率が小さくなつて、加工が難しい
とともに、その耐久性に問題があり、さらに急激
な曲げ部のために水流の抵抗が大きく水冷効果を
あげえないという問題がある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、かかる鋼管利用の水冷蓋にお
いて、鋼管の配列を改良して、組立て容易で、か
つ水冷効果が大きく、しかも耐久性のある水冷炉
蓋を提供することにある。
〔考案の構成〕
第1図は本考案の炉蓋の平面図であり、第2図
は第1図の−線から見た断面図であり、第3
図は水冷ジヤケツトの詳細図である。第4図は水
冷ジヤケツトの接合部の構造を示す図である。
第1図において、1は炉体に着脱自在に載置さ
れる炉蓋全体を示す。同炉蓋1は、その中心部を
形成し且つ複数本(通常は3本)の電極を挿通す
る孔2を有する小天井部3と、前記小天井部3の
周囲を取り巻き且つ半径方向に分割された水冷ジ
ヤケツト4,5から構成されている。そして、6
は集塵ダクト7の冷却部を示す。
前記小天井部3は耐火物煉瓦構造体8からな
り、同耐火物煉瓦構造体8は第2図に示されてい
るように、水冷型のリング部材9によつて支持さ
れており、同リング部材9は更に鋼管製の水冷ハ
ンガー10によつて懸垂保持されている。
水冷ジヤケツト4,5は、相互に密着した連続
した2本の鋼管から形成されている。第3図に、
その水冷ジヤケツトの構造の詳細を示す。同水冷
ジヤケツト4は、連続した2本の鋼管によつて外
周11を形成し更に、その内側端部の屈曲部12
において互いに突叉せしめることによつて、前記
外周11によつて囲繞される内部空間に、互いに
密着した鋼管による平面を形成している。そし
て、内側を給水口13とし外側端部を排水口14
として、矢印によつて示すような水路を形成し冷
却効果を高めている。同水冷ジヤケツト4は第2
図に示すように、フレーム15によつて支持さ
れ、ジヤケツト4が傾動時あるいは熱膨張によつ
て移動しても、常に垂直状態が維持できるよう
に、吊りボルト16に球面座(図示せず)を設け
て、天井炉枠17に懸垂保持されている。水冷ジ
ヤケツト4,5は、2個に分割された例が示され
ているが、任意の数に分割が可能である。しかし
ながら、給排水の配管を単純化するためには、そ
の分割数を少なくした方がよい。さらに、各ジヤ
ケツト4,5間、或いは各ジヤケツトと炉枠との
間、さらには各ジヤケツトと小天井との間の隙間
には、第4図に示すように、小径の水冷鋼管18
を配置しその上面に耐火煉瓦粉末とモルタルによ
る目張り21が施されたシールリング20を設け
ている。
更に、集塵ダクトの冷却部6は第2図に示され
ているように、空気溜りのないスカートジヤケツ
ト19と水冷型のシールリング20、それに小鋼
管より構成されている。
〔考案の効果〕
本考案の水冷炉蓋における水冷ジヤケツトは、
2本の鋼管を交互に並列させた構造であり、端部
における屈曲曲げ半径を従来のものより大きく採
ることができるので、流れ抵抗が少ないという効
果を充分に発揮することができる。
各水冷ジヤケツトの外周も内側と同一管材を通
る冷却水によつて、効率よく冷却されているので
全体の熱による膨張率が小さく、蓋そのものを精
度よく作ることができ、炉蓋の開閉が安定し、炉
の操業能率があがる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
添付の各図は本考案の実施例を示す。第1図は
本考案の炉蓋の平面図であり、第2図は第1図の
−線から見た断面図であり、第3図は水冷ジ
ヤケツトの構成詳細図である。第4図は水冷ジヤ
ケツトの接合部の構造を示す図である。 1……炉蓋、2……電極挿通孔、3……小天井
部、4,5……水冷ジヤケツト、6……集塵ダク
ト冷却部、7……集塵ダクト、8……耐火物煉瓦
構造体、9……リング部材、10……ハンガー、
11……水冷ジヤケツト外周、12……端部屈曲
部、13……給水口、14……排水口、15……
支持フレーム、16……吊りボルト、17……天
井炉枠、18……水冷鋼管、19……スカートジ
ヤケツト、20……シールリング、21……目張
り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電極挿入孔2を有する小天井部3と、同天井部
    を囲繞した水冷ジヤケツト4,5からなる天井蓋
    構造において、前記水冷ジヤケツト4,5は複数
    本の連続した鋼管によつて外周を形成し、さらに
    同外周によつて形成される平面空間は前記複数本
    の連続した鋼管の端部を屈曲して相互に密着した
    鋼管を配列して形成せしめてなることを特徴とす
    る水冷炉蓋。
JP5808084U 1984-04-19 1984-04-19 水冷炉蓋 Granted JPS60170696U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5808084U JPS60170696U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 水冷炉蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5808084U JPS60170696U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 水冷炉蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60170696U JPS60170696U (ja) 1985-11-12
JPH0222631Y2 true JPH0222631Y2 (ja) 1990-06-19

Family

ID=30583237

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JP5808084U Granted JPS60170696U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 水冷炉蓋

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JPS60170696U (ja) 1985-11-12

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