JPH02224623A - 表面処理したポリプロピレン織布を有するカーペット - Google Patents

表面処理したポリプロピレン織布を有するカーペット

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Publication number
JPH02224623A
JPH02224623A JP4748789A JP4748789A JPH02224623A JP H02224623 A JPH02224623 A JP H02224623A JP 4748789 A JP4748789 A JP 4748789A JP 4748789 A JP4748789 A JP 4748789A JP H02224623 A JPH02224623 A JP H02224623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base fabric
carpet
chlorinated
polypropylene
woven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4748789A
Other languages
English (en)
Inventor
Kansaburo Zako
座古 寛三郎
Keiko Omori
恵子 大森
Masao Fujiwara
藤原 雅夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumika Polycarbonate Ltd
Shoei Yakuhin Co Ltd
Original Assignee
Sumika Polycarbonate Ltd
Shoei Yakuhin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumika Polycarbonate Ltd, Shoei Yakuhin Co Ltd filed Critical Sumika Polycarbonate Ltd
Priority to JP4748789A priority Critical patent/JPH02224623A/ja
Publication of JPH02224623A publication Critical patent/JPH02224623A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリプロピレンの織布に表面処理を施すことに
より得られる耐久性に優れたカーペットに関する。
〈従来の技術〉 現在最も一般的なタフテッドカーペットはポリプロピレ
ンの一次基布(芯地)にナイロン、アクリル、ポリエス
テル、羊毛などのパイルを植え込み、パイルの脱落を防
止するために合成ゴムラテックスの接着剤が裏打ちされ
ている。
またこの接着剤によりジュートやポリプロピレンの二次
基布(裏貼り材)を貼り合わせたタフテッドカーペラ1
〜も広く普及している。
ポリプロピレンの一次基布はフラットヤーンを用いた織
物であるためラテックスとの接着力が十分でなく、パイ
ルが抜は易い。とりわけ二次基布を使用しないストレー
トバッキングのタフテッドカーペットでは実用上からも
問題となっている。
また二次基布のポリプロピレン織布をラテックス系接着
剤によってカーペットの裏面に貼り合わせる場合には極
めて不十分な接着力しか得られない。このためポリプロ
ピレン織布の表面を機械的な方法によって毛羽立てるこ
とにより接着力を向上させることが行われている。しか
しながらこの表面加工によっても寸分な接着力は得られ
ないため二次基布にポリプロピレン織布を用いる上で障
害となっている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来技術の課題であθたラテックス系接着剤によるポリ
プロピレンの接着性を改良すべく鋭意研究の結果、本発
明者らはポリプロピレンの一次基布およびまたは二次基
布を用いてパイルが強固に保持されまた裏貼り材の剥離
を生じな工t いタフテッドカーペットを得るのに成■した。
ポリプロピレン相互の接着剤またはポリプロピレン用印
刷インキ、塗料などの表面処理剤として塩素化ポリオレ
フィンが用いられていることは公知である。しかしなが
ら塩素化ポリオレフィン、中でも塩素化エチレン−酢酸
ビニル共重合体と塩素化ポリプロピレンに対してゴムラ
テックスとりわけカルボキシ変性SBRラテックスが優
れた接着性を示すことは知られていない。
本発明者らは塩素化ポリオレフィンについて詳細な検討
を加え、ゴムラテックスと極めて高い接着力が得られる
塩素化ポリオレフィンを見い出し、この塩素化ポリオレ
フィンを用いてポリプロピレンの一次基布または二次基
布を表面処理することにより本発明に到達した。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明によるカーペットは塩素含有率10〜40重量%
の塩素化ポリオレフィンにて表面処理したポリプロピレ
ンを一次基布およびまたは二次基布に用いることを特徴
とする。
本発明において用いられろ塩素化ポリオレフィンはポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体などのポリオレフィンを塩素化して得られたもので
あり、一種または二種以上が用いられる。これらの中で
も塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体と塩素化ポリプ
ロピレンが好ましく、さらにこれらの混合物が好ましい
また塩素含有率は1・0〜40重量%が好ましく、塩素
含有率が40重量%を超えるか、10重量%未満ではゴ
ムラテックスとの接着力が不足し、良好なカーペットが
得られない。塩素化ポリオレフィンはシクロヘキサンや
メチレンクロライドを用いた溶液の状態にてポリプロピ
レン織布に塗布、乾燥する。また必要であれば塩素化ポ
リオレフィンは有機溶剤を含まない水分散体として使用
することもできる。これらの溶液または水分散体は刷毛
、ロールコータ−またはスプレーなど、種々の方法によ
ってポリプロう ピレンの織布に塗布す弯ことができる。この表面処理は
織布が一次基布および二次基布のいずれの場合にも少な
くともラテックスと接触する側の片面に実施される。
塩素化ポリオレフィンの付着量は固形分換算3〜107
7m2の範囲が好ましい。付着量が3t7m2未満では
ゴムラテックスとの接着力が低下する傾向にあり、また
t o ym2を越えて付着量を増加しても接着力は向
上しない。
本発明におけるタフテッドカーペットの接着剤としては
天然ゴム、SBR,NBR,エチレン−酢酸ビニル共重
合体などのゴムラテックスを用いることができる。中で
もSBRラテックス、とりわけカルボキシ変性SBRラ
テックスは表面処理したポリプロピレン織布との接着力
の点から最も望ましい。通常これらのカーペット裏打ち
用ラテックスは酸化防止剤、充填剤、分散剤、界面活性
剤、増粘剤、消泡剤などを含むが、本発明のカーペット
においても同様の裏打ち用ラテックスを使用することが
できる。タフテッドカーペットのパイル糸にはナイロン
、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、レーヨン
などの合成繊維やウール、麻、綿などの天然繊維が用い
られるが、本発明のカーペットにおいても上記の繊維を
パイル糸として使用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1〜4および比較例1 ポリプロピレンのフラットヤーン平織り地に第1表に示
した塩素化ポリオレフィンの10%シクロヘキサン溶液
をロールコータ−にて均一に塗布し、60°Cで10分
乾燥した。この表面処理によって織布に粘着は認められ
なかった。表面処理された側をカーペットの裏面になる
ように向け、この織布を一次基布に用いてポリエステル
糸を1/8インチの間隔にタフトし、カーペット生機を
調製した。この生機の裏面に充填剤400重量部とカル
ボキシ変性SBRラテックス(固形分換算)100重量
部からなる固形分55%、粘度15000センチポイズ
のラテックス系接着剤を700Vm2の割合で均一に塗
布し、140°Cにて10分間熱風乾燥することにより
ストレートバッキング型のタフテッドカーペットが得ら
れた。
これらカーペットのパイル糸引抜き強さをJIS  L
−1021により測定した結果は第1表に掲げた通りで
あった。
いずれの実施例も表面処理なしの比較例1と比べて優れ
たパイル糸の引抜き強さを示している。
実施例5〜7および比較例2〜5 ポリプロピシンのフラットヤーン織布(−次基布)にナ
イロン糸が17’10インチの間隔でタフトされたカー
ペット生機を準備し、この裏面に充填剤450重量部と
カルボキシ変性SBRラテックス(固形分換算)100
重量部とからなる固形分75%、粘度18000センチ
ポイズのラテックス系接着剤を700Vm 2の割合に
て均一に塗布した。
他方、ポリプロピレンのフラットヤーン織布に第2表に
示した塩素化ポリオレフィンの10%シクロヘキサン溶
液をロール転写コーターによって均一に塗布し、60°
Cの熱風中10分間乾燥した。
この表面処理された織布を二次基布として上記カーペッ
トのラテックス上に処理面が合致するように貼り合わせ
、140°Cにて15分間熱風乾燥することにより試料
カーペットを得た。
これらカーペット裏貼り材の剥離強さおよびパイル糸の
引き抜き強さを第2表に示した。
塩素含有量が8%と65%の塩素化ポリオレフィンを使
用した結果、さらにはポリプロピレン製フラットヤーン
織布の無処理品および毛羽室て加工品を二次基布として
使用した結果を比較例2〜5に示したが、本発明の実施
例が優れた強度を有することを明白に示している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩素含有率10〜40重量%の塩素化ポリオレフ
    ィンにより表面処理されたポリプロピレンの織布を一次
    基布およびまたは二次基布に用いることを特徴とするカ
    ーペット。
  2. (2)各々の塩素含有率が10〜40重量%である塩素
    化エチレン−酢酸ビニル共重合体および塩素化ポリプロ
    ピレンにより表面処理されたポリプロピレン織布を一次
    基布およびまたは二次基布に用いることを特徴とするカ
    ーペット。
JP4748789A 1989-02-27 1989-02-27 表面処理したポリプロピレン織布を有するカーペット Pending JPH02224623A (ja)

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