JPH02223981A - Ｘ線フイルムの保管方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［産業上の利用分野］ この発明は例えば工業用のＸ線フィルムの保管方法、特
に検索時における出力画像の像質の向上に関するもので
ある。 ［従来の技術］ 工業用Ｘ線フィルム例えばガス配管等の溶接部の放射線
透過検査に使用するＸ線フィルムは検査時のほかに５数
年後に取り出して調べることがある。このため撮影した
Ｘ線フィルムを長期間保存する必要がある。 しかし、毎年発生する膨大なＸ線フィルムを、保管箱に
入れて保管している。

【発明が解決しようとする課題】

上記のようにガス配管の検査等で撮影して保存されてい
るＸ線フィルムは膨大な数になるため、広い保管場所が
必要になるとともに、数年後に提示が必要になったとき
に大量のＸ線フィルムの中から必要なフィルムを抜き出
、す福こは大きな労力と長時間を要するという問題があ
った。 この問題を解決するためにＸ線フィルムをマイクロ化し
てファイルする方法が検討されている。 このファイル方法としては、■ビデオテープにファイル
する方法、■光ディスクにアナログ記録あるいはデジタ
ル記録でファイルする方法、■フロッピーディスクにフ
ァイルする方法あるいは■マイクロフィルムでファイル
する方法等がある。 一方溶接部検査に使用する工業用のＸ線フィルムでは線
状欠陥の検出が重要であり、微小欠陥を検出するために
Ｊ　Ｉ　ＳＺ３１０４でその像質が透過度計識別度で２
％以下と規定されている。すなわち、透過度計として針
金形が採用され、板厚の２％に相当する直径の針金がフ
ィルム像に判別できるかによって肉厚の２％の欠陥が検
出されるかどうかを調べている。また、像の濃度も１．
０〜３．５と規定されている。 さらに、欠陥を判定するに際しては例えば溶接部放射線
透過写真等級分類用判定ゲージで寸法を０．１ｍｍ単位
で測定する必要がある。 しかしながら、上記ビデオテープにファイルする方法や
光ディスクにアナログ記録でファイルする方法あるいは
従来のマイクロフィルムでファイルする方法で工業用の
Ｘ線フィルムをファイルした場合には、検索して再生し
た画像のＳＮ比が悪くて上記規定を満足するものではな
く、工業用のＸ線フィルムのファイルには適さなかった
。 また、コンピュータを使用して光ディスクにデジタル記
録でファイルする方法やフロッピーディスクにファイル
する方法では画質は向上するが、識別度の２％を満足す
ることができないとともに、ファイルするための装＠ｂ
１高価になってしまい、やはり工業用のＸ線フィルムの
ファイルには適さなかった。 さらに、医療用のＸ線フィルムをマイクロフィルムでフ
ァイルする方法は従来からあるが、医療用のＸ線フィル
ムは面積を持った患部の有無を全体的に観察して診断す
ることを目的とし、検出する患部は一般に溶接欠陥より
大きい、このためフィルムの像質には特に規定がなく、
ファイルされたＸ線フィルムを再生した画像の像質が悪
くても支障はないが、この医療用のＸ線フィルムをファ
イルする方法を工業用のＸ線フィルムのファイルに適用
することは、画像の像質の面からできなかった。 このため、種々の方法を使用しても大量の工業用Ｘ線フ
ィルムを簡単にマイクロ化してファイルすることができ
ないという短所があった。 この発明はかかる短所を解決するためになされたもので
あり、簡単に工業用Ｘ線フィルムをマイクロ化してファ
イルすることができるＸ線フィルムの保管装置を得るこ
とを目的°とするものである。 ［課題を解決するための手段］ この発明に係るＸ線フィルムの保管方法は、検索すべき
数字データを格納する磁気テープと、有機光導電体を塗
布し画像情報を電子写真方式で転写して格納するＯＰＣ
（Ｏｒｇａｎｉｃ　Ｐｈｏｔｏ　Ｃｏｎｄｕｃｔｏｒｌ
テープとからなるカートリッジテープに画像情報を記録
してファイルする画像ファイリング・システムにおいて
、上記画像ファイリング・システムのコンタクトガラス
上に光源部を搭載し、該光源部からコンタクトガラスに
載置したＸ線フィルムの濃度に応じた光量の透過光を入
射してＸ線フィルムの画像をカートリッジテープのＯＰ
Ｃテープ上に転写してファイルすることを特徴とする。 ［作用］ この発明においては、記録媒体として磁気テープと有機
光導電体を塗布したＯＰＣテープとからなるカートリッ
ジテープを使用して、検索すべき数字からなる書式は磁
気テープに格納し、Ｘ線フィルムに形成された画像情報
はＸ線フィルムを載置したコンタクトガラスの上部に設
けられた光源部から透過光を入射して耐久性３弾力性が
良く、増感度が良好な有機光導電体を塗布したＯＰＣテ
ープに電子写真方式により忠実に記録しファイルする。 また、記録テープにファイルされたＸ線フィルムの画像
を検索するときは、記録テープ中の磁気テープに数字で
記録されているデータの検索により必要とするＸ線フィ
ルムの画像を出力画像として再現する。 ［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例に係るファイリング装置の
一部を裁断して示した正面図である１図において、ｌは
ファイリング装置本体、２はファイリング装置本体ｌの
上部に取付けられたコンタクトガラス、３はファイリン
グ装置本体ｌに対して開閉できるようにコンタクトガラ
ス２の上面に取付けられた光源部である。 光源部３には内部の全周面を覆う反射板４と、反射板４
の内部に配設された複数のハロゲンランプからなる光源
５とを有する。６は光源５の光量を調整して受光面に入
射する光の照度を制御するタイマとランプ切替スイッチ
からなる照度コントローラ、７は反射板４の内部を冷却
する冷却ファンである。そして光源部３の下部にはコシ
タクトガラス２と相対する位置に半透明のコンタクトガ
ラス８が設けられている。９はコンタクトガラス２の上
部に載置されたＸ線フィルムである。 第２図は上記のように構成されたファイリング装置に使
用するカートリッジテープを示す斜視図である。第２図
に示すようにカートリッジテープ１０は、ファイリング
装置本体ｌ内のテープ駆動機構によって回転する一対の
リールｌｌａ、ｌｌｂと、リールｌｌａ、ｌｌｂに巻か
れたテープ１２及びテープ１２をガイドする一対のロー
ラ１３ａ、　１３ｂとを有する。テープ１２は検索すべ
き数字データを格納する磁気テープ１２ａと、有機光導
電体を塗布したＯＰＣテープ１２ｂとからなる。 上記のように構成されたファイリング装置により例えば
ガス配管の検査のために撮影した工業用Ｘ線フィルム９
の画像をファイリングする場合の動作を第３図（ａ）〜
（ｄ）に示す工程説明図を参照して説明する。 まず、ファイリング装置ｌにカートリッジ・テープｌＯ
をセットしてから、ファイリング装置ｌのキーボード（
不図示）を操作してファイルするＸ線フィルム９の書式
を数字で入力してカートリッジ・テープ１０の磁気テー
プ１２ａに記録し登録する１次にコンタクトガラス２と
半透明のコンタクトガラス８の間に保管するＸ線フィル
ム９を置く、この状態でファイリング装置ｌの照度コン
トローラ６を調整して、光源５からＸ線フィルム９に画
像の濃度に応じた光量の光を照射し、キーボードの画像
記録キーを操作する１画像記録キーを操作するとテープ
１２の磁気テープ１２ａがリールｌｌａに巻き取られ、
感光テープ１２ｂの記録すべきページが送り出される。 この記録ページが送り出されると、第３図（ａ）に示す
よう有機光導電体を塗布したＯＰＣテープ１２ｂの所定
のページをコロナ帯電器１４でコロナ帯電させる。この
状態で第３図（ｂ）に示すように受光光学系１５を駆動
制卿部（不図示）で制御して走査させながらＸ線フィル
ム９を透過した光を入射し、ＯＰＣテープ１２ｂの有機
光導電体にＸ線フィルム９の画像に対応した像を露光し
て潜像を形成する。この有機光導電体上に潜像を形成す
るときに、光源５からＸ線フィルム９に照射する光の露
光量を、第４図に示すようにＸ線フィルム９のフィルム
濃度が２．０のときには約３５０　Ｘ　Ｉｎ’（ルック
ス・秒）、フィルム濃度が３．０のときには約１０５０
ｘ　１０”　　（ルックス・秒）に制御すること。 により、Ｘ線フィルム９を透過して有機光導電体に照射
される光が最適な露光量になり、鮮明で、かつＳＮ比が
良好な画像を得ることができる。 次に、第３図（Ｃ）に示すようにＯＰＣテープ１２ｂ上
の静電的潜像にトナー容器１６からトナーを付着させて
トナー像１７を形成する。その後、第３図（ｄ）に示す
ように定着装置１８からの熱によりトナー像１７をｏｐ
ｃテープ１２ｂに定着させて、Ｘ線フィルム９の画像を
ＯＰＣテープ１２ｂに直接記録する。このように、高感
度な有機光導電体を塗布したＯＰＣテープ１２ｂに電子
写真方式を利用してＸ線フィルム９の画像を記録するか
ら、高分解度で濃淡が明瞭な良質の画像情報を蓄積する
ことができる。 上記のようにＸ線フィルム９の画像信号が蓄積されたカ
ートリッジ・テープｌＯから画像情報を読出すときは、
カートリッジ・テープｌＯをファイリング装置ｌにセッ
トしてキーボードを操作して必要とする画像情報の書式
を入力して検索し、必要とする画像情報を読出してファ
イリング装置ｌの画像表示部に表示する。 この画像表示部に表示された画像はカートリッジ・テー
プｌＯのＯＰＣテープ１２ｂに蓄積された良質な画像情
報から再生されるから、画質の良好な画像を得ることが
でき、透過度計識別度で２％以下を満足することができ
る。 したがって、ガス配管等の溶接部の放射線透過検査に使
用した大量のＸ線フィルムをカートリッジ・テープｌＯ
に蓄積するようにすると、Ｘ線フィルムを狭い小さな保
管場所で保管することができる。 なお、上記実施例においてはＸ線フィルム９に複数のハ
ロゲンランプからなる光源５から光を照射する場合につ
いて説明したが、第５図゛に示すように光源５を駆動モ
ータ２０で移動される駆動装置２１に取付け、この光源
５をコンタクトガラス８に添って移動することによりＸ
線フィルム９に光を照射しても、上記実施例と同様な作
用を奏することができる。なお、第５図において２２は
駆動装置２１の移動位置を定めるリミットスイッチ、２
３は駆動袋ｆｉ２１の移動時間を定めるコントローラで
ある。ここで光量の調整は光源側およびファイリング装
置側で行なう。 ［発明の効果］ この発明は以上説明したように、記録媒体として磁気テ
ープと有機光導電体を塗布したＯＰＣテープとからなる
カートリッジテープを使用して、検索すべき数字からな
る書式は磁気テープに格納し、Ｘ線フィルムに形成され
た画像情報はＸ線フィルムを載置したコンタクトガラス
の上部に設けられた光源部から透過光を入射して耐久性
。 弾力性が良く、増感度が良好な有機光導電体を塗布した
ＯＰＣテープに電子写真方式により忠実に記録しファイ
ルするようにしたから、高分解度で濃淡が明瞭な良質の
画像情報を蓄積することができる。 また、記録テープにファイルされたＸ線フィルムの画像
を検索するときは、必要とするＸ線フィルムの数字から
なる書式を入力するだけで必要とするＸ線フィルムの画
像を出力画像として簡単に再現することができるととも
に、フィルム像の判別に必要な規定を満足するＳＮ比の
良好な画像を得ることができる。 したがって工業用のＸ線フィルムの保管場所に広いスペ
ースを必要とせず、かつ保管したＸ線フィルムの検索時
間と労力とを大幅に短縮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係るファイリング装置の一
部を裁断して示した正面図、第２図は上記実施例のカー
トリッジテープを一部裁断して示した斜視図、第３図（
ａ）〜（ｄ）は上記実施例の動作を示す工程説明図、第
４図はフィルム濃度と露光量の関係を示す特性図、第５
図は他の実施例に係るファイリング装置の一部を裁断し
て示した正面図である。 ｌ・・・・ファイリング装置本体％２．８・・・・コン
タクトガラス、３・・・・光源部、４・・・・反射板、
５・・・・光源、９・・・・Ｘ線フィルム、１０・・・
・カートリッジテープ、１２・・・・テープ、１２ａ・
・・・磁気テープ、１２ｂ・・・・ｏＰｃテープ、１５
・・・・受光光学系。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 検索すべき文字・数字データを格納する磁気テープと、
   有機光導電体を塗布し画像情報を電子写真方式で転写し
   て格納する有機光導電体 （以下、ＯＰＣ：Ｏｒｇａｎｉｃ　Ｐｈｏｔｏ　Ｃｏｎ
   ｄｕｃｔｏｒという）テープとからなるカートリッジテ
   ープに画像情報を記録してファイルする画像ファイリン
   グ・システムにおいて、 上記画像ファイリング・システムのコンタクトガラス上
   に光源部を搭載し、該光源部からコンタクトガラスに載
   置したＸ線フィルムの濃度に応じた光量の透過光を入射
   してＸ線フィルムの画像をカートリッジテープのＯＰＣ
   テープ上に転写してファイルすることを特徴とするＸ線
   フィルムの保管方法。