JPH02223641A - ガスタービン機関の回転数制御装置 - Google Patents
ガスタービン機関の回転数制御装置Info
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- JPH02223641A JPH02223641A JP12674889A JP12674889A JPH02223641A JP H02223641 A JPH02223641 A JP H02223641A JP 12674889 A JP12674889 A JP 12674889A JP 12674889 A JP12674889 A JP 12674889A JP H02223641 A JPH02223641 A JP H02223641A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はガスタービン機関の回転数制御装置に関し、特
に、自動車に搭載される二輪式ガスタービン機関の回転
数制御装置に関する。
に、自動車に搭載される二輪式ガスタービン機関の回転
数制御装置に関する。
二輪式ガスタービン機関は、(1)回転運動だけなので
、低振動で連続した高回転が行える、(2)連続燃焼機
関なので、ガソリン、軽油はもとより、灯油やメタノー
ルなど多種類の燃料が使用できる、(3)低速トルクが
大きいという自動車に適したトルク特性を持っている等
の特徴を備えているので、近年、自動車用機関としての
実用化が検討されている。
、低振動で連続した高回転が行える、(2)連続燃焼機
関なので、ガソリン、軽油はもとより、灯油やメタノー
ルなど多種類の燃料が使用できる、(3)低速トルクが
大きいという自動車に適したトルク特性を持っている等
の特徴を備えているので、近年、自動車用機関としての
実用化が検討されている。
第9図は自動変速機付の自動車に搭載される従来の二輪
式ガスタービン機関の一般的な構成の一例を示すもので
ある。
式ガスタービン機関の一般的な構成の一例を示すもので
ある。
図において、Cはコンプレッサ、HEは熱交換器、CC
は燃焼器、CTはコンプレッサタービンであり、コンプ
レッサCとコンプレッサタービンCTとは回転軸にて直
結され、燃焼器CCにはアクチュエータA1を介して燃
料が供給されている。吸入空気(以下吸気という)はコ
ンプレッサCにて圧縮され、熱交換器HEにて加熱され
、燃焼器CCにて燃料と混合されて燃焼し、その燃焼ガ
スがコンプレッサタービンCTを回転させる。このコン
プレッサタービンCTとコンプレッサCとは総称してガ
スジェネレータGGと呼ばれることがあり、このコンプ
レッサタービンCTの回転数がコンプレッサCの圧縮度
を左右する。コンプレッサタービンCTを駆動した燃焼
ガスは、アクチュエータA2に調整される可変ノズルV
Nを経てパワータービン(出力タービン)PTを駆動し
た後、熱交換器HEにて廃熱回収され、大気に排出され
る。
は燃焼器、CTはコンプレッサタービンであり、コンプ
レッサCとコンプレッサタービンCTとは回転軸にて直
結され、燃焼器CCにはアクチュエータA1を介して燃
料が供給されている。吸入空気(以下吸気という)はコ
ンプレッサCにて圧縮され、熱交換器HEにて加熱され
、燃焼器CCにて燃料と混合されて燃焼し、その燃焼ガ
スがコンプレッサタービンCTを回転させる。このコン
プレッサタービンCTとコンプレッサCとは総称してガ
スジェネレータGGと呼ばれることがあり、このコンプ
レッサタービンCTの回転数がコンプレッサCの圧縮度
を左右する。コンプレッサタービンCTを駆動した燃焼
ガスは、アクチュエータA2に調整される可変ノズルV
Nを経てパワータービン(出力タービン)PTを駆動し
た後、熱交換器HEにて廃熱回収され、大気に排出され
る。
なお、ガスジェネレータGGの起動は、コンプレッサC
の回転軸上に設けられたフロントギヤF/Gを、クラッ
チ内蔵のスタータSHによって回転させることによって
行われる。
の回転軸上に設けられたフロントギヤF/Gを、クラッ
チ内蔵のスタータSHによって回転させることによって
行われる。
以上が二軸式ガスタービンGTの構成であり、パワータ
ービンPTの回転は減速歯車R/Gによって減速されて
自動変速機A/Tに伝えられ、シフト状態に応じた回転
数に変換された後に差動歯車りを介して車輪Wに伝達さ
れる。
ービンPTの回転は減速歯車R/Gによって減速されて
自動変速機A/Tに伝えられ、シフト状態に応じた回転
数に変換された後に差動歯車りを介して車輪Wに伝達さ
れる。
なお、アクチュエータA1は制御回路C0NTからの指
令によって燃料を燃焼器CCに供給し、アクチュエータ
A2は制御回路C0NTからの指令によって可変ノズル
VNの開度を調整する。この制御回路C0NTには、ア
クセルペダルの開度や図示しないセンサからの機関の運
転状態パラメータが入力されており、制御回路C0NT
は機関の運転状態に応じてアクチュエータA1. A2
を駆動する。
令によって燃料を燃焼器CCに供給し、アクチュエータ
A2は制御回路C0NTからの指令によって可変ノズル
VNの開度を調整する。この制御回路C0NTには、ア
クセルペダルの開度や図示しないセンサからの機関の運
転状態パラメータが入力されており、制御回路C0NT
は機関の運転状態に応じてアクチュエータA1. A2
を駆動する。
また、一般に、第9図の■の位置の吸気圧をPl、■の
位置の温度をT4というように、吸気圧Pや温度Tに付
された添え字は、Oで囲まれた番号の位置の吸気圧Pや
温度Tを示す。
位置の温度をT4というように、吸気圧Pや温度Tに付
された添え字は、Oで囲まれた番号の位置の吸気圧Pや
温度Tを示す。
〔発明が解決しようとする課B)
このような二輪式ガスタービン機関では、アクセルの踏
込量の関数でガスジェネレータGGの回転数をアイドル
回転数から定格回転数まで決定している。そして、二軸
式ガスタービン機関の構成が決まると、必然的にガスジ
ェネレータGGの回転数の定格回転数(定常時の許容最
大回転数)が決定され、かつ、騒音問題よりアイドル回
転数がこの通常定格回転数の約50%程度の値として決
定される。
込量の関数でガスジェネレータGGの回転数をアイドル
回転数から定格回転数まで決定している。そして、二軸
式ガスタービン機関の構成が決まると、必然的にガスジ
ェネレータGGの回転数の定格回転数(定常時の許容最
大回転数)が決定され、かつ、騒音問題よりアイドル回
転数がこの通常定格回転数の約50%程度の値として決
定される。
このため、二軸式ガスタービン機関の構成によって機関
性能、即ち、機関出力が決定されるので、通常の加速時
の加速性能やフルアクセル時の加速性能は一義的に決定
されてしまい、急加速時の加速フィーリングが悪いとい
う問題があった。そこで、いかに二輪式ガスタービン機
関の性能を車載時の加速性能に結びつけるかが大きな課
題となっている。
性能、即ち、機関出力が決定されるので、通常の加速時
の加速性能やフルアクセル時の加速性能は一義的に決定
されてしまい、急加速時の加速フィーリングが悪いとい
う問題があった。そこで、いかに二輪式ガスタービン機
関の性能を車載時の加速性能に結びつけるかが大きな課
題となっている。
本発明の目的は、前記従来の二輪式ガスタービン機関に
おいて、通常の加速時およびフルアクセル状態の加速時
に、目標回転数をアクセル開度で決まる値を超えて増大
させ、加速性能の向上を実現できるガスタービン機関の
回転数制御装置を提供することにある。
おいて、通常の加速時およびフルアクセル状態の加速時
に、目標回転数をアクセル開度で決まる値を超えて増大
させ、加速性能の向上を実現できるガスタービン機関の
回転数制御装置を提供することにある。
前記目的を達成する本発明の二軸式ガスタービン機関の
構成が第1図に示される。本発明のガスタービン機関の
回転数制御装置は、コンプレッサで圧縮し、熱交換器で
加熱した吸気を燃焼器で燃焼させ、この燃焼ガスによっ
て前記コンプレッサに直結するコンプレッサタービンを
駆動し、可変ノズルを経た後の燃焼ガスで負荷に連結す
るパワータービンを駆動すると共に、その後に熱交換器
HEで熱交換を行わせるように構成した二軸式ガスター
ビン機関に、アクセル開度に応じて機関の目標回転数を
演算する目標回転数演算手段と、機関の加速状態を検出
する加速検出手段と、加速時に目標回転数を所定の補正
回転数だけ増大する目標回転数増大手段とを設けて構成
される。
構成が第1図に示される。本発明のガスタービン機関の
回転数制御装置は、コンプレッサで圧縮し、熱交換器で
加熱した吸気を燃焼器で燃焼させ、この燃焼ガスによっ
て前記コンプレッサに直結するコンプレッサタービンを
駆動し、可変ノズルを経た後の燃焼ガスで負荷に連結す
るパワータービンを駆動すると共に、その後に熱交換器
HEで熱交換を行わせるように構成した二軸式ガスター
ビン機関に、アクセル開度に応じて機関の目標回転数を
演算する目標回転数演算手段と、機関の加速状態を検出
する加速検出手段と、加速時に目標回転数を所定の補正
回転数だけ増大する目標回転数増大手段とを設けて構成
される。
本発明のガスタービン機関の回転数制御装置によれば、
機関の加速状態が検出されると、アクセル開度に応じて
決定される目標回転数が所定の補正回転数だけ増大され
、機関回転数はこの目標回転数と補正回転数の和の回転
数に向かって、増大される。一方、フルアクセル状態が
検出されると、目標回転数が定格回転数を超えた値に設
定され、機関回転数は定格回転数を超えて上昇する。こ
のとき機関回転数が定格回転数を超えている時間が計数
され、この時間が基準値を超えるまでの間に機関回転数
の目標回転数が定格回転数まで戻される。
機関の加速状態が検出されると、アクセル開度に応じて
決定される目標回転数が所定の補正回転数だけ増大され
、機関回転数はこの目標回転数と補正回転数の和の回転
数に向かって、増大される。一方、フルアクセル状態が
検出されると、目標回転数が定格回転数を超えた値に設
定され、機関回転数は定格回転数を超えて上昇する。こ
のとき機関回転数が定格回転数を超えている時間が計数
され、この時間が基準値を超えるまでの間に機関回転数
の目標回転数が定格回転数まで戻される。
以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する
。
。
第2図は自動変速機付き車両に搭載された本発明の二軸
式ガスタービン機関の一実施例の構成を示すものであり
、第9図に示した二軸式ガスタービン機関と同じ構成部
品については同じ符号(記号)を付しである。また、前
述したと同様に、第2図においても■の位置の吸気圧を
Pl、■の位置の温度を・T4というように、吸気圧P
や温度Tに付された添え字は、Oで囲まれた番号の位置
の吸気圧Pや温度Tを示すものとする。
式ガスタービン機関の一実施例の構成を示すものであり
、第9図に示した二軸式ガスタービン機関と同じ構成部
品については同じ符号(記号)を付しである。また、前
述したと同様に、第2図においても■の位置の吸気圧を
Pl、■の位置の温度を・T4というように、吸気圧P
や温度Tに付された添え字は、Oで囲まれた番号の位置
の吸気圧Pや温度Tを示すものとする。
図においてGTはガスタービンであり、このガスタービ
ンGTには燃料ポンプ、オイルポンプ、スタータ等が接
続するフロントギヤF/G 、コンプレッサC1熱交換
器HE、燃焼器CC1コンプレッサCに回転軸で直結さ
れたコンプレッサタービンCT、可変ノズルVN、パワ
ータービンPT及び減速歯車R/G等がある。
ンGTには燃料ポンプ、オイルポンプ、スタータ等が接
続するフロントギヤF/G 、コンプレッサC1熱交換
器HE、燃焼器CC1コンプレッサCに回転軸で直結さ
れたコンプレッサタービンCT、可変ノズルVN、パワ
ータービンPT及び減速歯車R/G等がある。
以上のような構成の二輪式ガスタービン機関においては
、吸気はコンプレッサCにて圧縮され、熱交換器Hεに
て加熱され、燃焼器CCにて燃料と混合されて燃焼し、
その燃焼ガスがコンプレッサターヒンC’rヲ回転させ
る。コンプレッサタービンCTを駆動した燃焼ガスは、
可変ノズルVNを経てパワータービンPTを駆動した後
、熱交換器11Bで廃熱回収された後に大気に排出され
る。A1は燃焼器CCに燃料を供給するメータリングバ
ルブを備えたアクチュエータ、A2は可変ノズルVNの
開度を稠整するアクチュエータである。
、吸気はコンプレッサCにて圧縮され、熱交換器Hεに
て加熱され、燃焼器CCにて燃料と混合されて燃焼し、
その燃焼ガスがコンプレッサターヒンC’rヲ回転させ
る。コンプレッサタービンCTを駆動した燃焼ガスは、
可変ノズルVNを経てパワータービンPTを駆動した後
、熱交換器11Bで廃熱回収された後に大気に排出され
る。A1は燃焼器CCに燃料を供給するメータリングバ
ルブを備えたアクチュエータ、A2は可変ノズルVNの
開度を稠整するアクチュエータである。
ガスタービンGTの減速歯車R/Gには自動変速機A/
Tが接続されており、ガスタービンGTのパ’7−ター
ビンPTの回転は減速歯車R/Gによって減速されて自
動変速機A/Tに伝えられ、ここで内蔵されたトルクコ
ンバータ及び変速機構を介してシフト状態に応じた回転
数に変換されて車軸駆動出力となり、図示しない差動歯
車を経て駆動輪を回転させる。なお、トルクコンバータ
にはロックアツプクラッチが設けられることもある。
Tが接続されており、ガスタービンGTのパ’7−ター
ビンPTの回転は減速歯車R/Gによって減速されて自
動変速機A/Tに伝えられ、ここで内蔵されたトルクコ
ンバータ及び変速機構を介してシフト状態に応じた回転
数に変換されて車軸駆動出力となり、図示しない差動歯
車を経て駆動輪を回転させる。なお、トルクコンバータ
にはロックアツプクラッチが設けられることもある。
ガスタービンGTおよび自動変速機A/Tを制御する制
御回路lOには、アナログ信号用の入力インタフェース
INa 、デジタル信号用の入力インタフェースINd
、入力インタフェースINaからの信号をデジタル変
換するアナログ−デジタル変換器A/D、中央処理ユニ
ットcpu 、ランダムアクセスメモリRAM 、読み
出し専用メモリROM 、および出力回路OUT等があ
り、それぞれパスライン11で接続されζいる。
御回路lOには、アナログ信号用の入力インタフェース
INa 、デジタル信号用の入力インタフェースINd
、入力インタフェースINaからの信号をデジタル変
換するアナログ−デジタル変換器A/D、中央処理ユニ
ットcpu 、ランダムアクセスメモリRAM 、読み
出し専用メモリROM 、および出力回路OUT等があ
り、それぞれパスライン11で接続されζいる。
また、二輪式ガスタービン機関には、大気温を検出する
温度センサST6.、ガスジェネレータGGの回転数N
1を検出する回転数センサSN、、コンプレッサCの出
口温度T、を検出する温度センサST3゜吸気側の熱交
換器HEの出口温度T1.を検出する温度センサST!
!、排気側の熱交換器FIHの入口温度を検出する温度
センサST&、減速歯車R/Gを経たガスタービンGT
の回転数N3を検出する回転数センサSNs、及び車軸
駆動回転数N、を検出する回転数センサSN、等が設け
られている。
温度センサST6.、ガスジェネレータGGの回転数N
1を検出する回転数センサSN、、コンプレッサCの出
口温度T、を検出する温度センサST3゜吸気側の熱交
換器HEの出口温度T1.を検出する温度センサST!
!、排気側の熱交換器FIHの入口温度を検出する温度
センサST&、減速歯車R/Gを経たガスタービンGT
の回転数N3を検出する回転数センサSNs、及び車軸
駆動回転数N、を検出する回転数センサSN、等が設け
られている。
アナログ信号用の入力インタフェースINaには、ガス
タービンGTに設けられた前述のセンサからの信号N+
、 Ns、 NF、 P s、 To、 Txs、 T
&やアクセルペダルからのアクセル踏込量θaccを示
すアナログ信号等が入力され、デジタル信号用の入力イ
ンタフェースINdにはキースイッチからのオンオフ信
号、シフトレバ−からのシフト位置信号、ブレーキから
のブレーキ信号等のデジタル信号が人力される。
タービンGTに設けられた前述のセンサからの信号N+
、 Ns、 NF、 P s、 To、 Txs、 T
&やアクセルペダルからのアクセル踏込量θaccを示
すアナログ信号等が入力され、デジタル信号用の入力イ
ンタフェースINdにはキースイッチからのオンオフ信
号、シフトレバ−からのシフト位置信号、ブレーキから
のブレーキ信号等のデジタル信号が人力される。
一方、出力回路OUTからは、燃焼器CCのアクチュエ
ータA1に対して燃料流量を指示する信号Gf、アクチ
ュエータA2に対して可変ノズルVNの開度を指示する
信号α、や、トルクコンバータのロックアツプクラッチ
のオンオフを指示する信号S1、自動変速機A/Tの変
速信号St、Stやスロットルワイヤ信号θ8等が出力
される。
ータA1に対して燃料流量を指示する信号Gf、アクチ
ュエータA2に対して可変ノズルVNの開度を指示する
信号α、や、トルクコンバータのロックアツプクラッチ
のオンオフを指示する信号S1、自動変速機A/Tの変
速信号St、Stやスロットルワイヤ信号θ8等が出力
される。
なお、この二軸式ガスタービン機関は、機関のアイドリ
ング時にはコンプレッサCの回転数Nlが一定となるよ
うに燃料噴射弁は制御されているものとする。
ング時にはコンプレッサCの回転数Nlが一定となるよ
うに燃料噴射弁は制御されているものとする。
次に以上のように構成された二軸式ガスタービン機関に
おける制御回路10のフルスロットル時の機関加速制御
を第3図のフローチャートを用いて説明するが、その前
にガスタービン機関のアクセル踏込量(アクセル開度)
と機関回転数の関係について説明する。通常、コンプレ
ッサタービンCTの回転数は、第4図に示すようにアイ
ドル時回転数(アクセルオフ状態で4500Orpm+
)から定格回転数(フルアクセル状態で68000 r
pm)までのアクセル開度の関数となっており、発進加
速時(フルアクセル)にはガスジェネレータGG回転数
が45000rIIpから6800Orpmまで上昇し
、機関出力を増大させて車両を発進させている。
おける制御回路10のフルスロットル時の機関加速制御
を第3図のフローチャートを用いて説明するが、その前
にガスタービン機関のアクセル踏込量(アクセル開度)
と機関回転数の関係について説明する。通常、コンプレ
ッサタービンCTの回転数は、第4図に示すようにアイ
ドル時回転数(アクセルオフ状態で4500Orpm+
)から定格回転数(フルアクセル状態で68000 r
pm)までのアクセル開度の関数となっており、発進加
速時(フルアクセル)にはガスジェネレータGG回転数
が45000rIIpから6800Orpmまで上昇し
、機関出力を増大させて車両を発進させている。
第3図の回転数制御ルーチンは第2図の制御回路10の
制御手順の一例を示すものであり、所定時間毎、例えば
60m5毎に実行される。
制御手順の一例を示すものであり、所定時間毎、例えば
60m5毎に実行される。
ステップ301ではまず、アクセル開度θaccとコン
プレッサタービンCTの回転数N、とが読み込まれる。
プレッサタービンCTの回転数N、とが読み込まれる。
続くステップ302では読み込んだアクセル開度θac
cがフルアクセル状態を示す所定のアクセル開度θl(
第4図参照)と比較され、θicc≦θ1の時(NO)
はステップ314に進んで目標回転数N l5ETがア
クセル開度θaccの関数として演算され、続くステッ
プ315にて目標回転数Nl5ETを増大させる補正回
転数ΔN1および後述するカウンタTをクリアしてステ
ップ316に進む。ステップ316及びステップ317
はこの補正回転数ΔNIが負にならないようにするため
のガードであり、ステップ318は今回演算された補正
回転数ΔNをΔN+(−1)として記憶しておくもので
ある。
cがフルアクセル状態を示す所定のアクセル開度θl(
第4図参照)と比較され、θicc≦θ1の時(NO)
はステップ314に進んで目標回転数N l5ETがア
クセル開度θaccの関数として演算され、続くステッ
プ315にて目標回転数Nl5ETを増大させる補正回
転数ΔN1および後述するカウンタTをクリアしてステ
ップ316に進む。ステップ316及びステップ317
はこの補正回転数ΔNIが負にならないようにするため
のガードであり、ステップ318は今回演算された補正
回転数ΔNをΔN+(−1)として記憶しておくもので
ある。
一方、ステップ302にてθacc >01と判定され
た時(YES)はフルアクセル状態なのでステップ30
3に進み、ここで目標回転数N l5ETを次式、Nl
5ET = f (θ@Ce )+ΔN+(1)に
より演算する。そして、ステップ304にて実際の機関
回転数N、が定格回転数6800Orpmを超えたか否
かが判定される。機関回転数N、が定格回転数6800
0rpm以下の時(NO)はそのままステップ306に
進むが、機関回転数NIが定格回転数6800Orpm
を超えた時(YES)はステップ305に進む。ステッ
プ305では機関回転数N1が定格回転数6800Or
pm+を超えている時間がカウンタTの計数値をインク
リメントすることにより測定される。
た時(YES)はフルアクセル状態なのでステップ30
3に進み、ここで目標回転数N l5ETを次式、Nl
5ET = f (θ@Ce )+ΔN+(1)に
より演算する。そして、ステップ304にて実際の機関
回転数N、が定格回転数6800Orpmを超えたか否
かが判定される。機関回転数N、が定格回転数6800
0rpm以下の時(NO)はそのままステップ306に
進むが、機関回転数NIが定格回転数6800Orpm
を超えた時(YES)はステップ305に進む。ステッ
プ305では機関回転数N1が定格回転数6800Or
pm+を超えている時間がカウンタTの計数値をインク
リメントすることにより測定される。
測定されたカウンタTの計数値はステップ306にて所
定の時間αと比較され、T≦αの時(NO)はステップ
307に進み、T〉α0時(Yes)はステップ310
に進む。ステップ307からステップ313までの制御
は機関回転数N、が定格回転数68000rpn+を超
えたが、超えている時間がまだ短い時の制御であり、ス
テップ310は機関回転数NIが定格回転数68000
rp−を超えてからの時間がかなり経った時の制御であ
る。
定の時間αと比較され、T≦αの時(NO)はステップ
307に進み、T〉α0時(Yes)はステップ310
に進む。ステップ307からステップ313までの制御
は機関回転数N、が定格回転数68000rpn+を超
えたが、超えている時間がまだ短い時の制御であり、ス
テップ310は機関回転数NIが定格回転数68000
rp−を超えてからの時間がかなり経った時の制御であ
る。
ステップ306においてT≦αの時に進むステップ30
7では、ステップ303にて求められた目標回転数Nl
58Tと現在の機関回転数N+との回転数差DN、が演
算される。続くステップ308ではこの回転数差DN、
が所定回転数A(約200Orpm程度の正の整数)よ
り大きいか否かが比較される。そして、DN+ <Aの
時(NO)はステップ309に進み、前述の補正回転数
ΔN、として例えば3000rpr@程度の所定値が採
用される。一方、D N + ≦へ〇時(YF!S)は
ステップ311に進み、回転数差DN、が所定回転数D
(約−100Orpm程度の負の整数)より大きいか否
かが比較される。そして、DN、≧Dの時(YBs)は
ステップ312に進み、前回の補正回転数ΔN + (
−1)から所定値B (約1100rp+程度の正の整
数)を減算した値が今回の補正回転数ΔN。
7では、ステップ303にて求められた目標回転数Nl
58Tと現在の機関回転数N+との回転数差DN、が演
算される。続くステップ308ではこの回転数差DN、
が所定回転数A(約200Orpm程度の正の整数)よ
り大きいか否かが比較される。そして、DN+ <Aの
時(NO)はステップ309に進み、前述の補正回転数
ΔN、として例えば3000rpr@程度の所定値が採
用される。一方、D N + ≦へ〇時(YF!S)は
ステップ311に進み、回転数差DN、が所定回転数D
(約−100Orpm程度の負の整数)より大きいか否
かが比較される。そして、DN、≧Dの時(YBs)は
ステップ312に進み、前回の補正回転数ΔN + (
−1)から所定値B (約1100rp+程度の正の整
数)を減算した値が今回の補正回転数ΔN。
とされる、一方、DN+ <Dの時(No)はステップ
313に進み、補正回転数ΔN、がクリアされてOにな
る。
313に進み、補正回転数ΔN、がクリアされてOにな
る。
ステップ309.312.313の処理が終了した後に
進むステップ316では前述の補正回転数ΔN、が負に
なったか否かが判定される。そして、ΔNIく0の時(
Yl!S)だけステップ317に進み、ここでΔN、の
値がOに戻されて補正回転数ΔN、の値が負になるのを
防止している。この後、ステップ31Bにて今回の補正
回転数ΔN、をΔN+(4)にしてこのルーチンを終了
する。
進むステップ316では前述の補正回転数ΔN、が負に
なったか否かが判定される。そして、ΔNIく0の時(
Yl!S)だけステップ317に進み、ここでΔN、の
値がOに戻されて補正回転数ΔN、の値が負になるのを
防止している。この後、ステップ31Bにて今回の補正
回転数ΔN、をΔN+(4)にしてこのルーチンを終了
する。
ここで、機関始動後にアイドル状態を経て機関のアクセ
ルがアクセル開度θ1を超えて踏み込まれ、機関が加速
された時の制御回路100制御手順を、この第3図のフ
ローチャート及び第5図の動作説明図を用いて説明する
。尚、第5図(a)はアクセルオフ時からのガスジェネ
レータGGの実際の回転数N+ と時間の関係、第5図
[有])は燃料流量の時間の対する過渡応答特性、第5
図(C)はアクセル開度θ□。を示している。そして、
第5図中の実線が通常の応答であり、破線が第3図の制
御における応答を示している。
ルがアクセル開度θ1を超えて踏み込まれ、機関が加速
された時の制御回路100制御手順を、この第3図のフ
ローチャート及び第5図の動作説明図を用いて説明する
。尚、第5図(a)はアクセルオフ時からのガスジェネ
レータGGの実際の回転数N+ と時間の関係、第5図
[有])は燃料流量の時間の対する過渡応答特性、第5
図(C)はアクセル開度θ□。を示している。そして、
第5図中の実線が通常の応答であり、破線が第3図の制
御における応答を示している。
まず、第5図(a)に示すように時刻t0で機関が始動
されてアイドル状JiqN + rになった時には、ア
クセル開度θaccがフルアクセルθ、よりも小さいの
で、ステップ314において目標回転数Nl5BTがf
(θacc )により演算され(この時はθacc =
O)、ステップ315において補正回転数ΔN、及びカ
ウンタTが初期値Oに設定される。
されてアイドル状JiqN + rになった時には、ア
クセル開度θaccがフルアクセルθ、よりも小さいの
で、ステップ314において目標回転数Nl5BTがf
(θacc )により演算され(この時はθacc =
O)、ステップ315において補正回転数ΔN、及びカ
ウンタTが初期値Oに設定される。
この後、時刻【、におけるアイドル状態からアクセルが
踏み込まれて機関が加速され(通常走行状態からの加速
でも同じ)、アクセル開度θmccがフルアクセル状態
を示す開度θ1を超えて踏み込まれると、θ、、6〉θ
、となるので以後はステップ302からステップ303
に進み、f(θ、3.)により演算される目標回転数N
l5BTに補正回転数ΔN。
踏み込まれて機関が加速され(通常走行状態からの加速
でも同じ)、アクセル開度θmccがフルアクセル状態
を示す開度θ1を超えて踏み込まれると、θ、、6〉θ
、となるので以後はステップ302からステップ303
に進み、f(θ、3.)により演算される目標回転数N
l5BTに補正回転数ΔN。
(−1)が加算される。この補正回転数ΔN、(−1)
の初期値は0であるので、ステップ303に進んできた
直後の目標回転数Nl5ETの値はf(θ+)=680
00rpmとなる。
の初期値は0であるので、ステップ303に進んできた
直後の目標回転数Nl5ETの値はf(θ+)=680
00rpmとなる。
加速初期は実際の機関回転数N、は定格回転数N 1m
mmである68000rpmに達しないので、ステップ
304、ステップ306では共にNOとなってステップ
307に進み、ここで演算される目標回転数Nl5ET
と実際の機関回転数N1との差回転数D N rもA
(2000rpm程度)より大きいのでステップ309
に進み、補正回転数ΔN、の値が所定値C(ΔN1.□
値で300Orpm程度)にされる。そして、この後ス
テップ318にて補正回転数ΔN1(−1)の値がCに
セントされるので、以後目標回転数N ISf!Tの値
はC−3000rp鴫として71000rpmになる。
mmである68000rpmに達しないので、ステップ
304、ステップ306では共にNOとなってステップ
307に進み、ここで演算される目標回転数Nl5ET
と実際の機関回転数N1との差回転数D N rもA
(2000rpm程度)より大きいのでステップ309
に進み、補正回転数ΔN、の値が所定値C(ΔN1.□
値で300Orpm程度)にされる。そして、この後ス
テップ318にて補正回転数ΔN1(−1)の値がCに
セントされるので、以後目標回転数N ISf!Tの値
はC−3000rp鴫として71000rpmになる。
この状態では目標回転数N IsET(71000rp
m+)と実際の機関回転数N。
m+)と実際の機関回転数N。
との差回転数DN、は第5図(a)に示すように大きい
ので、補正回転数ΔN、の値はCに保持されたまま機関
回転数N、が増大し、差回転数D N +がA以下にな
るまで、機関回転数NIは第5図(a)に示すように定
格回転数6800Orpmを超えて増大する。
ので、補正回転数ΔN、の値はCに保持されたまま機関
回転数N、が増大し、差回転数D N +がA以下にな
るまで、機関回転数NIは第5図(a)に示すように定
格回転数6800Orpmを超えて増大する。
また、機関回転数N1が定格回転数6800Orpmを
超えた時刻tt以降はステップ304からステップ30
5に進むようになり、機関回転数N、が定格回転数68
00Orpmを超えてからの時間がカウンタTによって
計数される。
超えた時刻tt以降はステップ304からステップ30
5に進むようになり、機関回転数N、が定格回転数68
00Orpmを超えてからの時間がカウンタTによって
計数される。
このようにして機関回転数N、が定格回転数の6800
0rpmを超えて新たな目標回転数Nl5ET (この
時点では定格回転数十ΔN l1lax)に近づき、目
標回転数Nl5ETと実際の機関回転数N、との差回転
数DN、がA以下になると、ステップ308からステッ
プ311に進み、今度は差回転数D N +が負の所定
値りより小さくなったか否かが判定される。
0rpmを超えて新たな目標回転数Nl5ET (この
時点では定格回転数十ΔN l1lax)に近づき、目
標回転数Nl5ETと実際の機関回転数N、との差回転
数DN、がA以下になると、ステップ308からステッ
プ311に進み、今度は差回転数D N +が負の所定
値りより小さくなったか否かが判定される。
このDの値は11000rp程度である。そして、差回
転数DN、が負の所定値りより大きい状態の時はステッ
プ312に進み、ここで補正回転数ΔNlが所定値Bず
つ減らされ、最終的には目標回転数Nl5ETは定格回
転数6800Orpmになる。
転数DN、が負の所定値りより大きい状態の時はステッ
プ312に進み、ここで補正回転数ΔNlが所定値Bず
つ減らされ、最終的には目標回転数Nl5ETは定格回
転数6800Orpmになる。
ステップ310およびステップ313はフェイルセーフ
機能であり、カウンタTによって計数される機関回転数
NIが定格回転数6800Orpmを超えてからの時間
が所定値αを超えても、機関回転数N。
機能であり、カウンタTによって計数される機関回転数
NIが定格回転数6800Orpmを超えてからの時間
が所定値αを超えても、機関回転数N。
が定格回転数まで下がらない場合は、ステップ306か
らステップ310に進んで補正回転数ΔNlが所定値2
Bずつ急激に減らされる。更に、差回転数DN、が所定
値りより小さく、な、った場合、即ち、機関回転aNl
が目標回転数N l5ETと補正回転数ΔNlを合わせ
た回転数よりも回転数りだけ大きくなった場合は、ステ
ップ311からステップ313に進み、補正回転数ΔN
1がクリアされてOになり、目標回転数Nl5ETが定
格回転数に戻される。
らステップ310に進んで補正回転数ΔNlが所定値2
Bずつ急激に減らされる。更に、差回転数DN、が所定
値りより小さく、な、った場合、即ち、機関回転aNl
が目標回転数N l5ETと補正回転数ΔNlを合わせ
た回転数よりも回転数りだけ大きくなった場合は、ステ
ップ311からステップ313に進み、補正回転数ΔN
1がクリアされてOになり、目標回転数Nl5ETが定
格回転数に戻される。
このように、第3図のフローチャートの手順においては
、機関のフルアクセルによる加速時に、機関回転数N、
が定格回転数N ++*axを超えてから所定時間αの
間だけ、かつ定格回転数N 1mmmから所定回転数Δ
N1だけ高い回転数まで、機関回転数を増大させること
ができるので、優れた加速感が得られる。即ち、ガスジ
ェネレータGGの回転数を定格回転数以上に回すことで
燃料流量Gfが通常時よりも第5図(b)に斜線で示す
量だけ余分に供給することが可能になり、機関出力を更
に引き出すことが可能になっ゛C車両の加速性能が向上
するのである。
、機関のフルアクセルによる加速時に、機関回転数N、
が定格回転数N ++*axを超えてから所定時間αの
間だけ、かつ定格回転数N 1mmmから所定回転数Δ
N1だけ高い回転数まで、機関回転数を増大させること
ができるので、優れた加速感が得られる。即ち、ガスジ
ェネレータGGの回転数を定格回転数以上に回すことで
燃料流量Gfが通常時よりも第5図(b)に斜線で示す
量だけ余分に供給することが可能になり、機関出力を更
に引き出すことが可能になっ゛C車両の加速性能が向上
するのである。
以上説明した制御は、機関加速がアイドル状態からでも
通常走行状態からでも行える実施例であるが、上述の機
関回転数が定格回転数を超える制御を機関がアイドル状
態からのフルアクセルによる加速のみに限定し”で実行
することもできる。その場合は第3図のステップ301
とステップ302との間に、第6図に示すような制御を
加えれば良い。
通常走行状態からでも行える実施例であるが、上述の機
関回転数が定格回転数を超える制御を機関がアイドル状
態からのフルアクセルによる加速のみに限定し”で実行
することもできる。その場合は第3図のステップ301
とステップ302との間に、第6図に示すような制御を
加えれば良い。
第6図においてステップ301から進んでくるステップ
601では、機関回転数N、がアイドル回転数近傍、例
えば47000rpmと比較される。そし”ζ、N1≧
4700Orpmの時(YES)はステップ602に進
み、カウンタC0NTによりN、 ≧4700Orpm
である時間を計数し、N I< 47000rpoiの
時(NO)はアイドル状態であると見做してステップ6
03に進み、カウンタC0NTにより計数した時間をク
リアする。
601では、機関回転数N、がアイドル回転数近傍、例
えば47000rpmと比較される。そし”ζ、N1≧
4700Orpmの時(YES)はステップ602に進
み、カウンタC0NTによりN、 ≧4700Orpm
である時間を計数し、N I< 47000rpoiの
時(NO)はアイドル状態であると見做してステップ6
03に進み、カウンタC0NTにより計数した時間をク
リアする。
ステップ602及びステップ603の後はステップ60
4に進み、ここでカウンタTCの値が所定値βより大き
いか否かが判定される。この時、TC≦β(YES)で
あればステップ302に進んで第3図で示した加速制御
が実行されるが、TC>β(NO)であればステップ6
05に進んで補正回転数ΔN1をクリアし、その後にス
テップ316に進んで第3図のステップ302からステ
ップ313までの制御が行われない。これは、加速が行
われる前の状態がアイドル状態か否かを判定するもので
あり、加速が行われる前の機関の運転状態がアイドル状
態近傍であればカウンタTCの値が0になっており、通
常運転状態であればカウンタTCの値が大きくなってい
るごとに基づくものであり、この実施例では機関のアイ
ドル状態からの加速にのみ、第3図の制御が実行される
ことになる。
4に進み、ここでカウンタTCの値が所定値βより大き
いか否かが判定される。この時、TC≦β(YES)で
あればステップ302に進んで第3図で示した加速制御
が実行されるが、TC>β(NO)であればステップ6
05に進んで補正回転数ΔN1をクリアし、その後にス
テップ316に進んで第3図のステップ302からステ
ップ313までの制御が行われない。これは、加速が行
われる前の状態がアイドル状態か否かを判定するもので
あり、加速が行われる前の機関の運転状態がアイドル状
態近傍であればカウンタTCの値が0になっており、通
常運転状態であればカウンタTCの値が大きくなってい
るごとに基づくものであり、この実施例では機関のアイ
ドル状態からの加速にのみ、第3図の制御が実行される
ことになる。
以上説明した実施例は機関のフルアクセル時の制御であ
るが、次に、アクセル開度がフルアクセルまで至らない
ハーフアクセル時°等の機関回転数制御手順について第
7図を用いて説明する。この制御も所定時間毎、例えば
60m5毎に実行される。
るが、次に、アクセル開度がフルアクセルまで至らない
ハーフアクセル時°等の機関回転数制御手順について第
7図を用いて説明する。この制御も所定時間毎、例えば
60m5毎に実行される。
ステップ701ではまず、アクセル開度θmccとコン
プレッサタービンCTの回転数Nlとが読み込まれる。
プレッサタービンCTの回転数Nlとが読み込まれる。
続くステップ702では、読み込んだアクセル開度θa
ccの関数として、式f(θIce )から目標回転数
Nl5f!Tが演算され、ステップ703にてこの目標
回転数Nl5ETとステップ701で読み込んだコンプ
レッサタービンCTの回転数NIとの差回転数D N
+が演算される。
ccの関数として、式f(θIce )から目標回転数
Nl5f!Tが演算され、ステップ703にてこの目標
回転数Nl5ETとステップ701で読み込んだコンプ
レッサタービンCTの回転数NIとの差回転数D N
+が演算される。
次のステップ704では機関が加速状態か否かが判断さ
れ、加速状態の時はステップ705に進み、加速状態で
ない時はステップ715に進むが、この実施例では目標
回転数N l5ETと実際のコンプレッサタービンCT
の回転数N、との差回転数DN、が300Orpmを越
えたごとをもって加速と判断される。
れ、加速状態の時はステップ705に進み、加速状態で
ない時はステップ715に進むが、この実施例では目標
回転数N l5ETと実際のコンプレッサタービンCT
の回転数N、との差回転数DN、が300Orpmを越
えたごとをもって加速と判断される。
加速状態と判断された時に進むステップ705では、加
速終了後も暫くの間は加速状態の制御を維持するための
時間カウンタACTに所定時間、例えば5秒間を示ず値
T5が設定されてステップ706に進む。ごの時間カウ
ンタACTは、加速状態でないと判断されて進むステッ
プ715にて1ずつ減算され、続くステップ716でこ
の時間カウンタA CTが0以下になったか否かが判定
され、時間カウンタACTの値が0より大きい時はステ
ップ706に進み、ACT≦0にステップ717に進ん
で後述する目標回転数の増分ΔN、が0にされてこのル
ーチンを終了する。このステップ715.716の処理
により、加速状態が検出されなくなった後の5秒間だけ
はステップ706に戻って加速状態の処理が続行される
。
速終了後も暫くの間は加速状態の制御を維持するための
時間カウンタACTに所定時間、例えば5秒間を示ず値
T5が設定されてステップ706に進む。ごの時間カウ
ンタACTは、加速状態でないと判断されて進むステッ
プ715にて1ずつ減算され、続くステップ716でこ
の時間カウンタA CTが0以下になったか否かが判定
され、時間カウンタACTの値が0より大きい時はステ
ップ706に進み、ACT≦0にステップ717に進ん
で後述する目標回転数の増分ΔN、が0にされてこのル
ーチンを終了する。このステップ715.716の処理
により、加速状態が検出されなくなった後の5秒間だけ
はステップ706に戻って加速状態の処理が続行される
。
ステップ706ではアクセル開度θaccの値を用いて
、所定目標回転数N l5ETにおける目標回転数の増
分ΔNIが式屓θ、−)により演算される。
、所定目標回転数N l5ETにおける目標回転数の増
分ΔNIが式屓θ、−)により演算される。
ステップ707では実際の回転数NIが目標回転数N
ISF、Tの近傍になったか否かが判定されるが、この
実施例では目標回転数N l5ETと実際のコンプレッ
サタービンCTの回転数N、との差回転数D N +が
11000rp未満になったことをもって実際の回転数
N、が目標回転数N IS[!Tの近傍になったと判定
される。そして、実際の回転数N+が目標回転数N l
5ETの近傍になったと判定された時はステップ708
に進み、目標回転数N l5ETの増分ΔNIを所定回
転数Eだけ減少される。ステップ709.710は増分
ΔN1が負にならないようにするだめのガードである。
ISF、Tの近傍になったか否かが判定されるが、この
実施例では目標回転数N l5ETと実際のコンプレッ
サタービンCTの回転数N、との差回転数D N +が
11000rp未満になったことをもって実際の回転数
N、が目標回転数N IS[!Tの近傍になったと判定
される。そして、実際の回転数N+が目標回転数N l
5ETの近傍になったと判定された時はステップ708
に進み、目標回転数N l5ETの増分ΔNIを所定回
転数Eだけ減少される。ステップ709.710は増分
ΔN1が負にならないようにするだめのガードである。
ステップ707で実際の回転数NIが目標回転数N l
5ETの近傍になっていないと判定された時、およびス
テップ709.710におけるガード処理が終了すると
ステップ711に進み、ここで、目標回転数N l51
1!Tに増分ΔN、が加算されたものが新たに最終の目
標回転数N l5ETとされる。ステップ711に続く
ステップ712およびステップ713は目標回転数N
ISt!Tが定格回転数である68000rpa+を越
えないようにするガード処理である。
5ETの近傍になっていないと判定された時、およびス
テップ709.710におけるガード処理が終了すると
ステップ711に進み、ここで、目標回転数N l51
1!Tに増分ΔN、が加算されたものが新たに最終の目
標回転数N l5ETとされる。ステップ711に続く
ステップ712およびステップ713は目標回転数N
ISt!Tが定格回転数である68000rpa+を越
えないようにするガード処理である。
以上の手順により通常の加速時も、アクセル操作するこ
となく、機関回転数N+を素早く増大させることができ
るが、この様子を第8図を用いて説明する。
となく、機関回転数N+を素早く増大させることができ
るが、この様子を第8図を用いて説明する。
第8図は第4図と同様のガスタービン機関のアクセル開
度と機関回転数の関係を示すものである。
度と機関回転数の関係を示すものである。
今、アクセルペダルが踏み込まれて加速状態となり、ア
クセル開度θmccが0.2の位置から0.5の位置ま
で変化した場合を考える。この場合は、まず、ガスジェ
ネレータGGの目標回転数N l5ETがアクセル開度
0.2の直線上にある点イで示す位置から、アクセル開
度0.5の直線上にある点口で示す位置に移動する。そ
して、この目標回転数N l5ETには加速直後に増分
ΔN、が加えられるので、目標回転数N l5ETは点
口の位置から点ハの位置に移動する。この結果、アクセ
ル開度θaccが0.2の時に一点鎖線の位置にあった
実際の回転数N、は、この点ハの位置にある目標回転数
N l5ETに近づくように燃料制御され、目標回転数
N l5ETが点口の位置にある時よりも早く点口の位
置にある目標回転数Nl5ETに近づくことになり、加
速フィーリングが向上する。
クセル開度θmccが0.2の位置から0.5の位置ま
で変化した場合を考える。この場合は、まず、ガスジェ
ネレータGGの目標回転数N l5ETがアクセル開度
0.2の直線上にある点イで示す位置から、アクセル開
度0.5の直線上にある点口で示す位置に移動する。そ
して、この目標回転数N l5ETには加速直後に増分
ΔN、が加えられるので、目標回転数N l5ETは点
口の位置から点ハの位置に移動する。この結果、アクセ
ル開度θaccが0.2の時に一点鎖線の位置にあった
実際の回転数N、は、この点ハの位置にある目標回転数
N l5ETに近づくように燃料制御され、目標回転数
N l5ETが点口の位置にある時よりも早く点口の位
置にある目標回転数Nl5ETに近づくことになり、加
速フィーリングが向上する。
以上説明したように、本発明によれば、二軸式ガスター
ビン機関において、通常の加速時も、フルアクセル状態
の加速時も、アクセルがいかなる状態であっても機関の
加速性能が向上し、車両急加速時の運転フィーリングが
良くなるという効果がある。
ビン機関において、通常の加速時も、フルアクセル状態
の加速時も、アクセルがいかなる状態であっても機関の
加速性能が向上し、車両急加速時の運転フィーリングが
良くなるという効果がある。
第1図は本発明のガスタービン機関の回転数制御装置の
原理構成図、第2図は本発明の二輪式ガスタービン機関
の一実施例の構成を示す全体概要図、第3図は第2図の
制御回路のフルアクセル時の制御手順の一例を示すフロ
ーチャート、第4図はガスタービン機関のアクセル開度
と目標回転数との関係を示す図、第5図は第3図の制御
の動作結果を示す線図、第6図は第2図の制御回路の制
御手順の別の例を示す部分フローチャート、第7図は本
発明の第2図の制御回路の通常の加速時の制御手順の一
例を示すフローチャート、第8図は第7図の動作を示す
線図、第9図は従来の二軸式ガスタービン機関の一般的
な構成を示す図である。 10・・・制御回路、C・・・コンプレッサ、CC・・
・燃焼器、CT・・・コンプレッサタービン、IIE・
・・熱交換機、PT・・・パワータービン、SM・・・
スタータ、VN・・・可変ノズル。 ステップ301から 第 図 尤1 第8 図 時間
原理構成図、第2図は本発明の二輪式ガスタービン機関
の一実施例の構成を示す全体概要図、第3図は第2図の
制御回路のフルアクセル時の制御手順の一例を示すフロ
ーチャート、第4図はガスタービン機関のアクセル開度
と目標回転数との関係を示す図、第5図は第3図の制御
の動作結果を示す線図、第6図は第2図の制御回路の制
御手順の別の例を示す部分フローチャート、第7図は本
発明の第2図の制御回路の通常の加速時の制御手順の一
例を示すフローチャート、第8図は第7図の動作を示す
線図、第9図は従来の二軸式ガスタービン機関の一般的
な構成を示す図である。 10・・・制御回路、C・・・コンプレッサ、CC・・
・燃焼器、CT・・・コンプレッサタービン、IIE・
・・熱交換機、PT・・・パワータービン、SM・・・
スタータ、VN・・・可変ノズル。 ステップ301から 第 図 尤1 第8 図 時間
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 コンプレッサ(C)で圧縮し、熱交換器(HE)で加熱
した吸気を燃焼器(CC)で燃焼させ、この燃焼ガスに
よって前記コンプレッサ(C)に直結するコンプレッサ
タービン(CT)を駆動し、可変ノズル(VN)を経た
後の燃焼ガスで負荷に連結するパワータービン(PT)
を駆動すると共に、その後に熱交換器(HE)で熱交換
を行わせるように構成した二軸式ガスタービン機関の回
転数制御装置であって、 アクセル開度に応じて機関の目標回転数を演算する目標
回転数演算手段と、 機関の加速状態を検出する加速検出手段と、加速時に目
標回転数を所定の補正回転数だけ増大する目標回転数増
大手段と、 を備えたガスタービン機関の回転数制御装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28678788 | 1988-11-15 | ||
JP63-286787 | 1988-11-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02223641A true JPH02223641A (ja) | 1990-09-06 |
Family
ID=17709042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12674889A Pending JPH02223641A (ja) | 1988-11-15 | 1989-05-22 | ガスタービン機関の回転数制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02223641A (ja) |
-
1989
- 1989-05-22 JP JP12674889A patent/JPH02223641A/ja active Pending
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