JPH02221427A - 紡績機の管理装置 - Google Patents

紡績機の管理装置

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JPH02221427A
JPH02221427A JP3908789A JP3908789A JPH02221427A JP H02221427 A JPH02221427 A JP H02221427A JP 3908789 A JP3908789 A JP 3908789A JP 3908789 A JP3908789 A JP 3908789A JP H02221427 A JPH02221427 A JP H02221427A
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佐本 善彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多数の紡績ユニットからなる紡績機における
糸ムラを検出する紡績機の管理装置に関する。
〔従来の技術〕
多数の紡績ユニットからなる紡績機の管理装置の例とし
ては、特公昭61−17929号公報や特開昭62−5
3430号公報に示される装置がある。この装置では、
紡績機の各ユニットに設けられたスラブキャッチャでス
ラブ等の大きな欠点を検出し、そこで即時に切断されて
除かれるようになっている。そして、このスラブキャッ
チャからの糸の太さの変動(糸ムラ)を示す信号を取り
込み、この信号をデジタル化した後、フーリエ変換また
は一定区間の積分処理をする。フーリエ変換された信号
はスペクトル分析され、そのピーク部分の周波数によっ
て糸ムラが紡績ユニットのどのローラによって引き起こ
されたかを知らせるようになっている。また、積分処理
された信号はエプロンベルト表面の摩耗等によって引き
起こされる非周期的な糸ムラ総量を検出し警報を発する
ようになっている。
上記した公報の装置では、紡績ユニットの機械的欠点に
起因する定常的な糸ムラを検出するものである。しかし
ながら、この定常的な糸ムラ以外に、各紡績ユニット毎
の機械特性(癖)の差とか、供給原料(スライバ)の品
質(糸質)とかは各紡績ユニット毎あるいはパンケージ
毎に非定常的に変動している。このような、非定常的な
糸ムラは上記した公報の装置では評価することができな
い。
そこで、各紡績ユニットあるいはパッケージ毎の糸質を
知るために、従来は、巻き上がったパッケージをいくつ
か抜き取って、このパッケージに巻かれた糸を別個の場
所に設置したラスタムラ試験器およびスペクトログラフ
等の試験装置にかけて糸ムラの評価を行い、上記の非定
常的な糸ムラを推定していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した、パッケージをサンプリングして、別個の試験
器によって非定常的な糸ムラを検出する方法は、入手に
よるサンプリングに手間を要し、測定に時間がかかる。
そして、多数の紡績ユニット又はパッケージの一つ一つ
について、頻繁に行うことは、多人数の人手と多くの検
査装置を用いても実際上、はとんど不可能であるという
問題点を有している。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、非定常的な糸ムラをリアルタ
イムで測定して、測定結果を集中的に表示するかあるい
は直接パッケージに表示することのできる紡績機の管理
装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の紡績の管理装置は
第1図の一点鎖線内で示されるように、紡績機の各紡績
ユニットにおける糸ムラを連続的に検出する糸ムラ検出
装置(1)、糸ムラ検出装置からの糸ムラ信号を平均す
る平均手段(2)、この平均値と糸ムラ信号値の差を加
算する加算手段(3)、糸ムラ一つに対するこの加算量
と加算時間を予め定められた評価基準と比較し、糸ムラ
の太さと長さに応じた区分の度数に評価する評価手段(
4)、この評価情報を紡績ユニント毎に区分して集中表
示するか又は/及び直接パンケージに表示する表示手段
(5)とからなるなるものである。
そして、糸ムラ検出装置からの糸ムラ信号から標準偏差
値を計算する計算手段(6)を付加し、糸ムラの太さと
長さに加えて糸ムラの均整度も評価することが好ましい
〔作用〕
第5図に示されるように、移動平均値と生の糸ムラ信号
値を加算すると、その移動平均区間内にある糸ムラ−つ
一つについての容量ΔQがΔを時間で検出される。この
ΔQとΔtを第6図に示すように予め定められた評価基
準と比較し太さと長さに応して区分し、その区分内に入
る糸ムラが何個あるかという度数に評価する。この評価
は各紡績ユニット毎にリアルタイムで行われ、直接パッ
ケージに表示すると品質が判り、紡績ユニット毎に表示
すると癖が判る。
そして、標準偏差値も計算して、糸の均整度も区分して
、評価をさらに細分化できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は管理装置全体のブロック図である。第2図にお
いて、1つの紡績機(Sl)の各紡績ユニッ) (Ul
) (t12)−一・・−・・−・からの糸に関する信
号はスラブキャッチ十等の糸ムラ検出器(11)で検出
され、増幅器(12)、A/Dコンバータ(13)を介
してローカルコンピュータ(14)に供給される。この
ローカルコンビエータ(14)は各紡績ユニット(IJ
I) (02)・・・・−・・・・・毎に設けられて、
製造される糸ムラをリアルタイムで評価する。ホストコ
ンピュータ(15)ハ1以上の紡績器(Sl)に設けら
れて、紡績機全体の作動と品質をコントロールするもの
である。すなわち、ローカルコンビエータ(14)で評
価したデータを各紡績ユニット(111) (U2)毎
に区分して蓄積し、集中的に表示する表示器(16)に
データを供給する。また、ホストコンピュータ(15)
は、自動玉揚装置(18)を操作し、満捲信号で玉揚す
ると同時にインクジェッター(19)等の印字装置で各
パッケージ毎の品質をボビン端に印字するものである。
第3図は各紡績ユニット([11) (112)・〜・
・・・・・−における要部を示している。 (24)は
バックローラ、(25)はミドルローラ、(26)はフ
ロントローラであり、ミドルローラ(25)には無端状
のゴムベルトであるエプロン(27)が巻回されている
。各ローラ(24) (25) (26)はそれぞれが
上位のトップローラと下位のボトムローラからなり、ス
ライバ(S)のドラフトを行う、 (28)は空気噴射
ノズルで、フロントローラ(26)を出たスライバ(S
)を加熱して紡績糸(Y)を製造する。 (29)は紡
績ノズル(28)から糸を引出すデリベリローラ、(1
1)は糸(Y)の太さの変動を検出して糸ムラ信号を出
力する光電変換式の糸ムラ検出器即ちスラブキャッチャ
である。
なお、第3図において、(18)は自動玉揚装置であり
、ここにインクジェッター(19)等の印字装置あるい
はラベル貼付装置が内蔵され、パッケージ(P)のドツ
フィング時にボビン(B) iへ各パッケージ毎の品質
に関するデータを印字する。また、下方フロントローラ
(26b)近くに設けられたセンサ(36)によって糸
速度が検出される。この糸速度は紡績機(31)全体と
してホストコンピュータ(15)で制御される。
第4図に詳細に示したように、このスラブキャッチャ(
11)は発光ダイオード(30)とフォントトランジス
タ(31)からなり、発光ダイオード(30)から送光
される光量をフォントトランジスタ(31)により検出
し、該検出した光量を端子間の電気変位として出力する
方式の、高感度で応答性が高い検出器(11)であり、
スラブが通過して、きわめて大きな電気量の変位を検出
すると、その信号によって切断装置(32)が働いてそ
の箇所で糸(Y)を切断するようになっているのである
が、このスラブキャッチャすなわち糸ムラ検出器(11
)からの第5図(a)に示されるような電気信号Sは、
糸ムラ解析用信号として利用される。
第5図は、この糸ムラ解析用信号の処理を示す図である
。第5図(a)の生の糸ムラ信号はランダムに変動して
いるがこれを一定区間(L)で移動平均すると第5図(
b)のように移動平均値が算出される。この第5図(b
)の移動平均値を第5図(a)の生の糸ムラ信号から引
き去り、移動平均区間より短い2区間で加算すると、第
5図(c)に示すような一つの糸ムラの大きさに相当す
るΔQが算出される。そして、このΔQの山が発生する
時間Δtも判別できる。このΔQが糸ムラの太さに相当
する信号であり、ΔLが糸ムラの長さ(紡績機(ul)
全体の糸速度から換算される)に相当する信号となる。
つぎに、第6図に基づいて、評価の区分例について説明
する。第6図は、糸ムラ長さ(ΔQ相当)を太いものか
ら細いものまで4ランクに分け、それらを組み合わせて
16ランク■〜■まで区分したものである。糸ムラ検出
器(11)からの信号を処理して、糸ムラ一つに対する
ΔQとΔtによって、この表のいずれの区分内のものか
評価し、その糸ムラを1個として記録し、全体としての
糸ムラを度数として整理するものである。第2図におい
て、このような二次元の表は、ホストコンピュータ(I
5)を経て、例えばデイスプレィ等の表示器(16)で
そのまま表示される。また、インジ・エフター(19)
に代わりプリンターとそのままのアウトプットをマーク
として貼りつけるラベル貼付装置を自動玉揚装置(18
)に装着して、二次元の表を貼り付けて表示することも
できる。
そして、第7図は糸の均斉度を示す図である。
同じ長さと太さの糸ムラと判別しても、第7図(a)の
ようにストレートなものと、第7図(b)のように羽毛
がでたり、またはダブルス(フィラメントが浮き出てい
るもの)となったものがある、これを判別するためには
、第1図の構成図で示されるように、標準偏差計算手段
を付加し、評価基準を三次元的なものとして評価するこ
とによって、羽毛やダブルスの判別も可能となる。
なお、第1図の構成図に示すように、従来の糸ムラ信号
の同期的成分を検出するスペクトル分析手段をローカル
コンピュータ(11)で行うことができる。すなわち、
第3図において紡miフロントボトムローラ(26b)
の回転を検出センサ(36)から入力されるパルス信号
はホストコンピュータ(15)に入力され、該ローラ(
26b)の直径(DB)より糸(Y)の速度が算出され
る。一方フロントローラ(26a) (26b)の周面
に傷等があった場合、紡出される糸(Y)には周期的な
糸ムラが生じ、ローカルコンピュータ(14)における
フーリエ変換器(37)の出力には上記ローラ(26a
) (26b)に対応する周波数部分にピークが発生す
る。これらの周波数はローラの径(DT) (DB)と
上記糸速によって求められる。そして、フーリエ変換器
(37)の出力は比較器(38)に供給され、それぞれ
所定の値と比較されその結果は、ホストコンピュータ(
15)に送られる。
また、一定区間の糸ムラ信号について、移動平均値から
の変位量の絶対値を積分器(39)により積分して所定
長さにおける糸ムラの総量を求めて比較器(40)で比
較してエプロン表面の摩耗等の非周期的変動をローカル
コンピュータ(14)で判別しホストコンピュータ(1
5)に入力することもできる。
つぎに、ローカルコンピュータの作動を第8図のフロー
チャート図により説明する。ローカルコンピュータはホ
ストコンピュータからの信号により巻きスタートとなっ
たことを知る(ステップ■)、そして、巻かれる糸の糸
ムラについてΔtとΔQの読み込みを行う(ステップ■
)。そして、その糸ムラが切るべき欠点かどうかを判別
する(ステップ■)、切るべき欠点であれば切断し、欠
点を除去した後、糸継ぎされて再び巻きスタートとなる
(ステップ■〜■)、切るべき欠点でないとしても、そ
の欠点の大きさから記録するべきものかそうでないもの
かを判別する(ステップ■)、記録する必要のないもの
はデータから除外され、記録すべきものはその太さ、長
さ等の程度によって、どのランクのものか区分する(ス
テップ■)。そして、区分された欠点はメモリ内に記録
される。つまり、前記ローカルコンピュータ(14)の
RAM内に、第6図の各ランクる■〜[相]に相当する
数だけメモリ領域が用意されており、上記スンテブ■°
で区分されたランクに従って相当するメモリのカウント
が「1」ずつカウントアツプされていく(ステップ■)
、そして、このステップ■〜■は、ホストコンピュータ
からの満巻指示があるまで繰り返される(ステップ@)
、そして、満巻になると、そのデータはホストコンピュ
ータに送られて所定の表示がなされる(ステップ■)。
なお、上記フローチャート図の説明では、切るべき欠点
でなく、しかも記録すべき欠点についてのみ選択的にメ
モリに記録したが、前記メモリ領域をランク■〜[相]
以上に大きく確保しておき、切るべき欠点を含むすべて
の欠点を広範囲なランクに区分し、そのようにランク分
けした表を表示させるようにしてもよく、この場合表示
したランク中のある範囲外は切断除去し、範囲内のもの
はパッケージ中に含まれるということを併せて表示させ
るようにする。
また、上記説明ではランク■〜■に相当するメモリを各
ユニット(01) CIJ2”) 毎のローカルコンピ
ュータ(14)内に設けたが、このメモリ領域をホスト
コンピュータ(15)内に設け、ローカルコンピュータ
(14)では第5図示におけるΔQとΔtを演算するま
でを分担させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明の管理装置によれば、紡績ユニット毎又は/及び
パッケージ毎に非定常的な糸ムラの種類と数をリアルタ
イ°ムで表示することができるので、紡績機における紡
績ユニット毎やパッケージ毎の品質管理を容易にするこ
とができる。
そして、標準偏差によって均斉度も加味した表示にする
と、品質管理がよりきめ細かくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は機器
ブロック図、第3図は紡績ユニットの要図を示す側面図
、第4図はスラブキャッチ中を示す図、第5図は波形図
、第6図は糸ムラ区分図、第7図は糸ムラの均斉度を示
す図、第8図はローカルコンビエータの作動を示すフロ
ーチャート図である。 l・・・糸ムラ検出装置 2・・・平均手段 3・・・加算手段 4・・・評価手段 5・・・表示手段 6・・・計算手段 01.112−・・紡績ユニット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紡績機の各紡績ユニットにおける糸ムラを連続的
    に検出する糸ムラ検出装置、 糸ムラ検出装置からの糸ムラ信号を平均す る平均手段、 この平均値と糸ムラ信号値の差を加算する 加算手段、 糸ムラ一つに対するこの加算量と加算時間 を予め定められた評価基準と比較し、糸ムラの太さと長
    さに応じた区分の度数に評価する評価手段、 この評価情報を紡績ユニット毎に区分して 集中表示するか又は/及び直接パッケージに表示する表
    示手段、 とからなる紡績機の管理装置。
  2. (2)糸ムラ検出装置からの糸ムラ信号から標準偏差値
    を計算する計算手段を付加し、糸ムラの太さと長さに加
    えて糸ムラの均整度も評価する請求項1記載の紡績機の
    管理装置。
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