JPH02221288A - 置換アミノメチルホスホン酸の製造方法 - Google Patents

置換アミノメチルホスホン酸の製造方法

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JPH02221288A
JPH02221288A JP4045689A JP4045689A JPH02221288A JP H02221288 A JPH02221288 A JP H02221288A JP 4045689 A JP4045689 A JP 4045689A JP 4045689 A JP4045689 A JP 4045689A JP H02221288 A JPH02221288 A JP H02221288A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、置換アミノメチルホスホン酸、特にメチルア
ミノメチルホスホン酸を高収率および高純度で、低コス
トで製造する新規な方法に関するものである。
本新規方法は、セルロース繊維および他の天然繊維に適
用し得る染料用の中間体としての、除草剤としての、お
よびセルロース材料に適用する場合には難燃剤としての
用途を有する化合物を提供する。
本発明の方法は、先行技術の方法に対して、大気圧で、
通常の工業的装置で、廉価な溶媒を用いて操作され、か
つ、純粋な結晶性生成物を高収率で、低コストで生産す
るという利点を有する。
本発明の方法で製造し得る置換アミノメチルホスホン酸
のあるものは、有益な除草剤へのおよび難燃剤への応用
を有する公知の化合物である(たとえばソビ円ト特許 
S U  1,074,886 (ケミカル・アブスト
ラクツ(Chemical Abstracts) 、
 100゜19374c (1984) )および西特
許ドイツ公開明細書(Get、 0ffen、) 2,
848.869 (ケミカル・アブストラクツ(Che
mical Abstracts) 、 93.395
29z  (1980)を参照)。本件化合物はまl;
、最近、本件出願人の同時出願に係る特許出願、4N−
アルキル−N−(アミノフェニルスルホニル)−アミノ
アルキルホスホン酸”2個またはそれ以上のホスホン酸
基を有するトリアジニル反応性染料″“ホスホン酸基を
含有するジアゾ反応性染料”および“セルロース繊維用
のジアゾ反応性染料”に開示されているように、ホスホ
ン酸基を含有する反応性染料の製造用の低コスト中間体
として特に重要であることが見いだされている。これら
の応用例の染料は、米国特許4.134.722および
4,139.345の方法により、セルロース織物材料
に適用可能である。
これらのfluアミノメチルホスホン酸のあるものの幾
つかの製造方法が特許され、または他の方法により刊行
されているが、これらの全てはその商業的生産用の使用
を阻害する1種または2種以上の欠点を有している。
米国特許2,328.358においては、N−メチル−
N−メチロールステアリルアミドを PCQsと反応さ
せて対応するホスホニルクロリドとし、これを希塩酸で
処理して N−メチルステアリルアミドメチルホスホン
酸Clt H31−CON −CH2P Os HzC
H。
とし、ついで、これを加水分解してメチルアミノメチル
ホスホン酸とする。極端に長々しい反応時間に加えて、
ステアリルアミドまたは他の高分子量アミドを使用する
ために高いコスト、余分の反応容積および望ましくない
嵩高い副生物が加わり、廃棄の問題および経費のかかる
回収の問題が生じる。
米国特許3,907,652の方法は、メチルアミン、
ホルムアルデヒドおよびリンの酸の反応(有機化学雑誌
(J、 Organic Chea+1stry) 3
1.1603 (1966)を参照)と、これに続く、
1個のホスホノメチル基を除去してメチルアミノメチル
ホスホン酸ヲ残すためのビス−(ホスホノメチル)−メ
チルアミンCH,PO,H。
/ CH、−N \ CHx P Os Ht の酸化的電気分解とを含む。水性強酸中で行われる後者
の反応には、特殊な装置が必要である。
米国特許4,351,779において、メイヤー(L。
Maier)はトリメチルへキサヒドロ−s−トリアジ
ンを過剰の第2亜リン酸ジアルキルとともに20’O−
150℃に加熱してメチルアミノメチルホスホン酸ジエ
ステルを得ることよりなる方法を特許請求している。不
幸なことに、第2亜リン酸ジアルキルは高価なリン源で
あってこの方法を比較的に不経済なものにする。また、
メチルアミノメチルホスホン酸は、中間体ジエステルよ
り、気体HCQを含むエーテル溶液からの沈澱によるか
、または高a (230−240℃)における熱分解に
より製造するが、これらの方法のいずれも工業的には魅
力的でない。
メイヤー(L、 Maier)に特許が与えられた他の
方法(米国特許4,160.779)は、ビス−(クロ
ロメチル)−ホスホン酸を水性アンモニア中で、高温(
150℃)、80バールの圧力で7時間反応させること
によりメチルアミノメチルホスホン酸を製造する。これ
には高価な装置である高圧オートクレーブが必要である
。また、粗生成物の精製はこれを水溶液の形状で酸性イ
オン交換体に通し、溶離液を蒸発させることにより行う
バイヤー(Bayer)らは、米国特許4,578.2
24において、本発明のものと類似の幾つかの段階を含
むN〜ホスホノメチルグリシンの塩の製造方法を開示し
、特許請求しているが、これには出発物質として、環中
に2個のN[子を含有する環状化合物であるヒダントイ
ンまI;は3置換ヒダントイン、すなわち、 り のみが含まれている。
対照的に、直鎖の脂肪族アミド、飽和脂環式アミド、ま
たは芳香脂肪族アミドが本発明の方法の出発物質である
。バイヤーらの特許の実施例には、理論量の38−72
%の所望生成物の収率が示されているが、低めの収率は
多段精製により得られる単離された結晶性生成物のもの
であって、これは特許請求された方法には含まれておら
ず、高めの収率は粗生成物のHPLC分析値を表してい
る。本発明の方法は、その後の精製/単離段階なしに、
反応混合物より直接に高収率、高純度の結晶性生成物を
与える。他の重要な相違も、両方法を詳細に比較すれば
、各段階の配列およびそれを実行する手法より明らかで
ある。
ティ力(Tyka)およびヘゲーレ(Hags la)
 * 食感(SYNTHESIS) 、 (3) 21
8−19 (1984)  にカル 1、01, 91052m (1984) )は、N−
アルキルアミノメタンホスホン酸の実験室的合成方法を
記述している。彼らは、N−アルキルアミノメタンホス
ホン酸に導く 2種の一般的合成経路、すなわち、l)
第1級アミンとホルムアルデヒドおよびリンの酸とのマ
ン二ヒ型反応ならびl二2)第1級アミンとクロロメタ
ンホスホン酸との縮合反応を考察している。彼らは、第
1の方法ではモノ−およびビス−メタンホスホン酸の混
合物が得られ、一方、第2の方法では長い反応時間とイ
オン交換精製とが必要であって、何れも望ましくないと
述べている。彼らの方法は、ΣーアルキルーNー七ドロ
キシメチルホルムアミド七氷酢酸溶液中の三塩化リンと
の反応によるものであるが、その工程はNーアルキルー
N−ヒドロキシホルムアミドの製造と単離とを必要とす
る。この中間体の分離には、有毒な溶媒であるクロロホ
ルムを使用する。後続の段階では、本発明とは反対に、
この中間体を酢酸溶液として三鷹化リンに添加すること
が必要である。
後続の単離および精製段階では、大規模操業においては
危険な、高度に引火性の低沸点溶媒である酸化プロピレ
ンとアセトンとを使用する。N−ヒドロキシメチルアミ
ドの製造に関しても、彼らは“不幸なことに、我々はN
−アルキルアセタミドまたはN−アルキルベンザミドと
バラホルムアルデヒドとを乾燥炭酸カリウムの存在下に
高温で反応させるベーメ( )l 、 B6hme)ら
、化学ベリヒテ(C1、瞳.) 94. 1879 (
1961)の方法を用いては30%を超える収率でN−
ヒドロキシメチルアミドを得ることができなかった″と
述べている。ベーメらの、ならびにティ力およびヘゲー
レの見解とは対照的に、本発明者は、N−ヒドロキシメ
チルアミドの単離が必要でなく、また、本発明の方法に
より、N−メチルアセタミドから、全体として75%を
起える収率でN−メチルアミノメチルホスホン酸が得ら
れることをここに見いだした。
N−アルキル−、N−アラールキル−およびN−シクロ
アルキルメチルホスホン酸が、 a.アミドR−NH−COR,を、低分子量カルボン酸
とバラホルムアルデヒド中の全ての水と反応するのに十
分な量の低分子量酸無水物との存在下に、パラホルムア
ルデヒドと、式 %式% を有する上記アミドのN−メチロール誘導体またはその
低分子量カルボン酸エステル R−N−COR。
CH,0COR。
式中、 Rはl −18個の炭素原子を有するアルキル、アラー
ルキルまたはシクロアルキルであり、R1はi4個の炭
素原子を有する低級アルキルである を高いパーセンテージで形成するのに十分な温度と時間
で反応させ、 b、上記のN−メチロールアミドまたはそのエステルを
、三塩化リンと過剰の低分子量カルボン酸との存在下に
、発生する塩化水素を実質的に全量消失させるのに十分
な時間、上記の反応系を加熱、反応させて上記アミドの
ホスホノメチル誘導体の形成を完了させ、 C0副生物の酸塩化物および酸無水物を加水分解するの
に十分な量の水を添加し、 d、実質的に全ての低分子量カルボン酸を蒸留により回
収し、 ミドのアシル基を加水分解するのに十分な量の水と強鉱
酸触媒とを添加し、 f、低分子量アルコールを添加してN−アルキル−1N
−アラールキル−またはN−シクロアルキルアミノメチ
ルホスホン酸を結晶化させ、 g、生成物を濾過し、低分子量アルコールで洗浄して結
晶性N−アルキル−1N−アラールキル−またはN−シ
クロアルキルアミノメチルホスホンを高収率、かつ高純
度でで製造する 方法により、良好な収率で製造し、結晶性固体として単
離し得ることがここに見いだされた。
本発明方法における使用に適したアミドには、アルキル
アミン、たとえばメチルアミン、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミン、アミルアミン、ヘキシルアミ
ン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、
デシルアミンもしくはオクタデシルアミンの、アラール
キルアミン、たとえばベンジルアミンもしくは2−フェ
ニルエチルアミンの、またはシクロアルキルアミンとえ
ばシクロアキルアミン、シクロペンチルアミン、シクロ
ヘプチルアミンもしくはシクロオクチルアミンのホルム
アミド、アセタミド、プロピオンアミドおよびブチラミ
ドが含まれる。
好ましいアミドは、主としてコストの考慮から、N−メ
チルアセタミドである。
適当な低分子量カルボン酸には酢酸、ギ酸、プロピオン
酸および酪酸が含まれるが、このうち、コストと入手可
能性との理由で、酢酸が好ましい。
この酸は過剰に使用しても化学量論的に使用してもよい
含有する水が極めて少量であるために、本発明方法にお
いては、パラホルムアルデヒドを使用する。市販の物質
は、通常91% CH,O であり、残余の9%が水で
ある。メチロール化段階には、酸無水物を使用して存在
する全ての水と反応させ、水を反応系から効果的に除去
する。
低コストのリン源としては、三臭化リンも使用すること
ができるが、三塩化リンが好ましい。
段階(e)に好ましい鉱酸は硫酸であるが、他の酸、た
とえば塩酸、ヨウ化水素酸、リン酸または他のプロトン
性強酸も使用することができる。
段階(f)および(g)における使用に適した低分子量
アルコールはメタノール、エタノール、グロパノールお
よびイソプロパツールである。低コストであるためにメ
タノールが好ましく、また、メチルアミノメチルホスホ
ン酸の単離には、生成物のメタノール中での溶解度が低
く、一方不純物はメタノールによりよく溶解する結果と
して高純度の生成物が優れた収率で太られるので、メタ
ノールが.特に好ましい。
本発明の方法の全体としての一連の反応は、好ましい出
発物質を使用すれば以下のとおりであると考えられる。
CH!0COCR3 b、Cl3N−α)CH,+ Pct3+2HC11 c 、 2CH3COOCOCH3+ 2H20=  
4 Cl5COIHCHsα)CI + HtO−HC
lt + CH3CO,Hd、蒸留(CHs CO* 
Hの回収)+ CH,CO,H 本発明の方法においては、主要な反応剤はほぼ等モル量
で使用する。N−メチルアセタミドとバラホルムアルデ
ヒドとは好ましくはl:lの化学量論的比で存在し、他
方、三塩化リンは等モル量ないし約4%の過剰で使用す
る。この値からのずれは、得られる収率に対して比例的
な影響を与える。
低分子量カルボン酸は、過剰で、好ましくは全反応過程
を通じて与えられる化学量論的量に従って使用する。大
過剰も有害ではないがコスト−効率的ではない。
段階(a)は約100℃ないし、好ましくは酢酸の沸点
118℃の近傍の温度で実施する。
段階(b)においては通常の室温(20−25℃)ない
し約70℃の温度で三塩化リンを添加する。
塩化アセチルの発生はこの段階中に起こる。続いて、塩
化アセチルは、部分的には酢酸と反応して無水酢酸と塩
化水素とを形成し、部分的には発生した塩化水素ととも
に逃散し、部分的には水により加水分解されて段階(c
)に添加される。これに替えて、形成された塩化アセチ
ルを形成と同時に、またはその直後に、蒸留により除去
してもよい。
段階(b)における加熱期間中に、最初に形成されたリ
ン酸エステル中間体は、ホスホン酸構造に転位する。つ
いで、ジクロルホスホン酸エステルが酢酸と反応し、塩
化水素を放出してホスホノメチル基を形成する。同時に
酢酸は無水酢酸に転化する。温度は、これらの反応を進
めるために、70℃から100°0を超える温度に徐々
に上昇せしめる。生成物の最大収率を得るには、130
−135℃の温度にするのが好ましいと思われる。
段階(c)において、反応混合物中に存在する全ての無
水酢酸および塩化アセチルを加水分解するのに十分な量
の水を添加する。大過剰の水も収率を低下させないが、
不必要であり、段階(d)において蒸留により除去しな
ければならない。
段階(d)においては、大気圧での蒸留または減圧下に
おける蒸留を使用することができる。段階(g)におい
て生成物の高収率を達成するためには、段階(cl)で
生成しI;酢酸/水、および最初の段階で過剰に使用し
た酢酸があればそれも、この段階(d)で実質的に除去
しなければならない。低分子量アルコールを添加すると
きに余分な酢酸が存在すれば、この溶媒混合物には生成
物が高い溶解度を有するので、濾液中に生成物が溶解し
て失われる結果となる。
段階(e)におけるアシル基の加水分解は、水と触媒量
で存在する強酸とを用いて実施する。この水は化学量論
的量な僅かに超えるのみの量存在させて、115−11
7℃の還流温度が得られるようにすべきである。より大
量の水は還流温度を低下させて加水分解の時間を延長さ
せ、また、最後の結晶化段階に存在して、生成物が高度
に水溶性であるために、収率を低下させる。
撹拌器、温度計、電気マントル、および、発生する塩酸
を吸収させるための水トラツプに連結した凝縮器を装備
した1000翼aの丸底フラスコ中で、N−メチルアセ
タミド73g1酢酸222 g、無水酢#25gおよび
91%バラホルムアルデヒド33 gを116℃に加熱
し、この温度に30分間保って透明な溶液を得た。フラ
スコの内容物を25℃に冷却したのち、三塩化リン14
2 gを24分かけて滴々添加した。この間に温度は6
5−6990に上昇した。
PCQ3の添加が終りに近付いたところでHCQが発生
し始め、塩化アセチルが還流した。加熱して45分間5
9−70℃の温度に保ち、ついで3時間かけて徐々に 
130℃に上昇させた。HCQの発生はこの加熱期間の
最初の2時間は激しく、ついで穏やかになり、実質的に
停止に近付いた。塩化アセチルもこの期間を通じて還流
した。冷水浴を用いて反応系を100℃に冷却した。水
(35g)を注意深く添加して、副生物として形成され
た塩化アセチルと無水酢酸とを加水分解した。形成され
た酢酸の一部と溶媒として過剰に存在した酢酸とを大気
圧での蒸留により除去した(179 gを回収、2.1
gの水を含む)。
7ラスコ中に残留した油状物に、2gの93%硫酸と3
7 gの水との溶液を添加した。得られた透明な溶液を
還流温度(115−116°C)で6時間加熱した。9
0℃に冷却すると、生成物が結晶化し始めた。150層
Qのメタノールを添加し、さらに20°Cに冷却すると
結晶性生成物のスラリーが得られた。これを濾過し、プ
フナー漏斗上で50 yxQのメタノールで洗浄し、乾
燥して融点280−288°C(文献値272−2バc
 ; 274.5−275.5°C)の無色の結晶95
.4 g (理論量の76.3%)を得I;。
N−メチルアセタミド73 gに替えて N−メチルホ
ルムアミド59 gを用い、上記の工程を反復すると、
結晶性メチルアミノメチルホスホン酸47 gが得られ
た。
実施例 2 n−ブチルアミノメチルホスホン酸の製造撹拌器、温度
計、電気加熱マントル、および、発生する塩酸を吸収さ
せるための水トラツプに連結した凝縮器を装備した10
00 m(lの丸底フラスコ中に無水酢酸126 gを
入れた。80℃に昇温させ、96% n−ブチルアミン
(アルドリッチ化学会社(Aldrich Chemi
cal Company、 Inc、)製の工業グレー
ド)73gを、112℃に昇温させながら37分かけて
滴下した。この N−n−ブチルアセタミドの溶液を水
浴を用いて25℃に冷却した。ついで、酢酸(163g
)およびパラホルムアルデヒド(33g91%)を添加
し、この混合物を ilb 114℃に30分間加熱し
た。形成された溶液を25℃に冷却した。
三塩化リン(142g)を65°Cに昇はさせながら2
0分かけて添加し、必要に応じて水浴で冷却しなから6
2−6560に保った。添加が終りに近付いたところで
HCQの発生が始まり、塩化アセチルが還流した。次の
6時間の間に温度を徐々に137℃に上昇させた。この
間に HCIの発生が増加し、最終的には停止した。
水浴を用いて反応系を100’oに冷却した。1OO−
110°Cで10分かけて水(35g)を注意深く添加
し、副生物として形成された塩化アセチルと無水酢酸と
を加水分解しt;。酢酸を大気圧での蒸留により回収し
た(213 g、 0.17%の水を含む)。
100℃に冷却したのち、93%硫酸2gと水39 g
との混合物を添加した。得られた溶液を116−117
00で18.5時間還流して N−アセチル基を加水分
解した。この溶液を70’Cに冷却し、150 mQの
メタノールを添加し、続いてさらに20°Cに冷却し、
数時間撹拌した。結晶性 n−ブチルアミノメチルホス
ホン酸を濾過し、50IIQのメタノールで洗浄し、乾
燥した。収量は、融点242−.244°C(融点文献
値235−237°O; 248−250°C)の無色
の結晶93.8 g (理論量の58.5%)であった
実施例 3 イングロピルアミノメチルホスホン酸の製造実施例2に
おいて、他の工程は上記と同様にし、ただ、n−ブチル
アミンを等モル量のイソプロピルアミンで置き換え、メ
タノールをイソグロパノールで置き換えて、267−2
69℃の融点を有するイングロピルアミノメチルホスホ
ン酸を得た。
実施例 4 エチルアミノメチルホスホン酸の製造 実施例1において、他の工程は上記と同様にし、ただ、
73gのべ一メチルアセタミドを87 gのべ一二チル
アセタミドで置き換えて、融点279−284℃(融点
文献値273−275℃)のエチルアミノメチルホスホ
ン酸を結晶性固体として、49%の収率で得た。
実施例2において、他の工程は上記と同様にし、ただ、
73 gの n−ブチルアミンを129.3 gの n
−オクチルアミンで置き換えて、n−オクチルアミノメ
チルホスホン酸を264−266℃の融点を有する無色
の結晶性固体として、61%の収率(136g)で得た
実施例2において、他の工程は上記と同様にし、ただ、
73gの旦−ブチルアミンを27 gのオクタデシルア
ミンで置き換え、他の全ての物質量を上記のものの0.
1倍に調節して、n−オクタデシルアミノメチルホスホ
ン酸を99%の理論収率(35g)で、融点108−1
12°Cの灰白色の固体として得た。
実施例 7 シクロへキシルアミノメチルホスホン酸の製造実施例2
において、他の工程は上記と同様にし、ただ、73gの
 n−ブチルアミンを99 gのシクロヘキシルアミン
で置き換え、メタノールをエタノールに替えて、シクロ
へキシルアミノメチルホスホン酸を融点279−284
℃の無色の固体として得た。
実施例2において、他の工程は上記と同様にし、ただ、
73gの n−ブチルアミンを124gの2−フェニル
エチルアミンで置き換え、メタノールをエタノールに替
工て、2−7エニルエチルアミノメチルホスホン酸を7
7%の理論収率(165,5g)で、融点14g −1
50℃の灰白色の結晶性固体として得た。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1、a、アミドR−NH−COR,を、低分子量カルボ
ン酸とパラホルムアルデヒド中の全ての水と反応するの
に十分な量の低分子量酸無水物との存在下に、バラホル
ムアルデヒドと、式%式% を有する上記アミドのN−メチロール誘導体またはその
低分子量カルボン酸エステル R−N−COR。
CH!OCOR+ 式中、 Rはl −18個の炭素原子を有するアルキル、アラー
ルキルまたはシクロアルキルであり、R1はl−4個の
炭素原子を有する低級アルキルである を高いパーセンテージで形成するのに十分な温度と時間
で反応させ、 b6上記のN−メチロールアミドまたはそのエステルを
三塩化リンと、過剰の低分子量カルボン酸の存在下に、
発生する塩化水素を実質的に全量消失させるのに十分な
時間加熱して反応させ、上記アミドのホスホメチル誘導
体の形成を完了させ、C9副生物の酸塩化物および酸無
水物を加水分解するのに十分な量の水を添加し、 d、実質的に全ての低分子量カルボン酸を蒸留により回
収し、 e、N−アルキル−1N−アラールキル−またはN−シ
クロアルキル−N−ホスホノメチルアシルアミドのアシ
ル基を加水分解するのに十分な量の水および強鉱酸触媒
とを添加し、 f、低分子量アルコールを添加して旦−アルキル−、N
−アラールキル−またはN−シクロアルキルアミノメチ
ルホスホン酸を結晶化させ、 g、生成物を濾過し、低分子量アルコールで洗浄して結
晶性N−アルキル−1凡−アラールキル−またはN−シ
クロアルキルアミノメチルホスホン酸を高収率で製造す
る 各段階よりなるアルキル−、アラールキル−またはシク
ロアルキル−アミノメチルホスホン酸の製遣方法。
2.上記のアミドが、メチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、ブチルアミン、アミルアミン、ヘキシル
アミン、シクロヘキシルアミン、ヘプチルアミン、シク
ロへブチルアミン、オクチルアミン、シクロオクチルア
ミン、2−フェニルエチルアミン、ベンジルアミン、ノ
ニルアミン、テシルアミン、オクタデシルアミンおよび
シクロペンチルアミンを含むアルキル、アラールキルま
たはシクロアルキル第1級アミンのホルムアミド、アセ
タミド、プロピオンアミドまたはブチラミドであること
を特徴とする上記の第1項記載の方法。
3、上記のアミドがN−メチルアセタミドであり、上記
の低分子量カルボン酸が酢酸であり、上記の低分子量ア
ルコールがメタノールであり、上記の低分子量酸無水物
が無水酢酸であり、上記の強鉱酸触媒が硫酸であること
を特徴とする上記の第1項記載の方法。
4、上記のアミド、パラホルムアルデヒドおよび三塩化
リンがほぼ等モル量で存在することを特徴とする上記の
第1項記載の方法。
5、上記のN−メチルアセタミド、パラホルムアルデヒ
ドおよび三塩化リンがほぼ等モル量で存在することを特
徴とする上記の第3項記載の方法。
6、上記のN−メチルアセタミドとパラホルムアルデヒ
ドとがほぼ等モル量で存在し、上記の三塩化リンが上記
の等モル量に対して約4%過剰に存在することを特徴と
する上記の第3項記載の方法。
7、段階(a)の温度が100℃ないし118℃である
ことを特徴とする上記の第1項記載の方法。
8、段階(a)の温度が100℃ないし118℃である
ことを特徴とする上記の第3項記載の方法。
9、三塩化リンの添加温度が20℃ないし約70℃であ
り、最終反応温度が約10060ないし135℃である
ことを特徴とする上記の第1”J記載の方法。
lO0塩化リンの添加温度が約20°Cないし約70°
Cであり、最終反応温度が約100°Cないし135℃
であることを特徴とする上記の第3項記載の方法。
11、段階(d)において上記の低分子量カルボン酸を
大気圧下の、または減圧下の蒸留により除去することを
特徴とする上記の第1項記載の方法。
12、段階(d)において上記の酢酸を大気圧下の、ま
たは減圧下の蒸留により除去することを特徴とする上記
の第3項記載の方法。
13、段階(e)において、水が化学量論的量より僅か
な過剰でのみ存在することを特徴とする上記の第3項記
載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a、アミドR−NH−COR_1を、低分子量カル
    ボン酸とパラホルムアルデヒド中の全ての水と反応する
    のに十分な量の低分子量酸無水物との存在下に、パラホ
    ルムアルデヒドと、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する上記アミドの¥N¥−メチロール誘導体または
    その低分子量カルボン酸エステル ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、 Rは1−18個の炭素原子を有するアルキル、アラール
    キルまたはシクロアルキルであり、R_1は1−4個の
    炭素原子を有する低級アルキルである を高いパーセンテージで形成するのに十分な温度と時間
    で反応させ、 b、上記の¥N¥−メチロールアミドまたはそのエステ
    ルを三塩化リンと、過剰の低分子量カルボン酸の存在下
    に、発生する塩化水素を実質的に全量消失させるのに十
    分な時間上記の反応系を加熱、反応させて上記アミドの
    ホスホノメチル誘導体の形成を完了させ、 c、副生物の酸塩化物および酸無水物を加水分解するの
    に十分な量の水を添加し、 d、実質的に全ての低分子量カルボン酸を蒸留により回
    収し、 e、¥N¥−アルキル−、¥N¥−アラールキル−また
    は¥N¥−シクロアルキル−¥N¥−ホスホノメチルア
    シルアミドのアシル基を加水分解するのに十分な量の水
    と強鉱酸触媒とを添加し、 f、低分子量アルコールを添加して¥N¥−アルキル−
    、¥N¥−アラールキル−または¥N¥−シクロアルキ
    ルアミノメチルホスホン酸を結晶化させ、 g、生成物を濾過し、低分子量アルコールで洗浄して結
    晶性¥N¥−アルキル−、¥N¥−アラールキル−また
    は¥N¥−シクロアルキルアミノメチルホスホン酸を高
    収率、かつ高純度で製造する 各段階よりなるアルキル−、アラールキル−またはシク
    ロアルキル−アミノメチルホスホン酸の製造方法。
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