JPH02221145A - 高密度焼結体の製造方法 - Google Patents

高密度焼結体の製造方法

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JPH02221145A
JPH02221145A JP1039972A JP3997289A JPH02221145A JP H02221145 A JPH02221145 A JP H02221145A JP 1039972 A JP1039972 A JP 1039972A JP 3997289 A JP3997289 A JP 3997289A JP H02221145 A JPH02221145 A JP H02221145A
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JP
Japan
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binder
density
sintered body
powder
inorganic powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP1039972A
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English (en)
Inventor
Morikazu Yamada
盛一 山田
Wataru Tsuchiya
土屋 亙
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Publication of JPH02221145A publication Critical patent/JPH02221145A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ9発明の目的 〔産業上の利用分野−〕 本発明は、無機粉末の焼結体の製造工程において、無機
粉末と有機高分子を主成分とするバインダーを混合、混
練した原料を加熱した状態で圧縮成形し、その後焼結前
のその成形体を脱脂焼結することによって高密度焼結体
を得る製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の無機粉末を圧縮成形し特定の形の成形体を得る方
法としてはプレスによる圧縮成形が一般的である。無機
粉末はそれだけでは粘着性がないため、通常は結合剤が
添加される。またプレスによる圧縮成形を容易にするた
めに滑剤が添加されている。これらの添加剤は通常1重
量%程度におさえられる。
従来の粉末の圧縮成形法によるバインダーの添加量は乾
式プレスでは常温成形で10体積%以下である。また押
し出し、または射出成形法では加熱成形でありバインダ
ーの添加量は50体積%以上であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の圧縮成形法では成形体の強度が充分に得られ、且
つ短時間でバインダーの除去が可能になる様添加剤の添
加体積%を可能な限り少なくすることが普通である0通
常乾式プレスの常温成形では10体積%以下のバインダ
ーを添加する。10体積%以下では添加量としては不十
分であるため流動性が悪く、粉末がプレスによって圧縮
成形するときに均一につまらないために高密度の成形体
が得られなくなる。しかし逆に流動性をよくするために
添加量を10体積%以上にすると時間をかけ加熱しても
バインダーの除去がむずかしくなるので、成形体にバイ
ンダーが残り、やはり同じように高密度の成形体が得ら
れなくなる。従って高密度の成形体が得られないことは
、そのまま成形体を加熱しても高密度の焼結体が得られ
ないことを意味す°る。従来のプレスによる圧縮成形法
を用いて高密度の焼結体を得るためにはプレスによる成
形体の密度を高くする必要がある。そのためにはプレス
の圧力をあげなければならないのであるが、今度は逆に
プレスの圧力をあげてゆくと、ある一定の圧力以上で、
成形体ではひび割れの不良が肉眼では確認できないが、
成形体を加熱して得られた焼結体にはひび割れの不良が
発生していることが肉眼で観察される。
従ってプレスの圧力をかぎりなくあげると、多量にこの
ひび割れの不良が発生するため、プレスの圧力をあげら
れない現象が生ずる。このため、プレスの圧力をあげる
ことにも限界があり、従って成形体の密度をあげること
にも限界があって焼結体の高密度化は困難となる。
よってプレスによる圧縮成形法によって得られる焼結体
の密度にもこのように上限があることがわかる。これは
無機粉末の材質によっても異なるが、理論上の真密度に
対して95〜97%程度であるのが普通である。これ以
上の高密度の焼結体を得る方法として高温静水圧加圧法
がある。これによって真密度の99.5%以上の高密度
が得られることが知られている。しかし、高温静水圧加
圧法を行うには高価な装置が必要であり、且つランニン
グコストも高価であるため手軽に行える処理ではない 本発明は上述の高温静水圧加圧法の様な高価な装置を使
うことなく、従来から行われているプレスによる圧縮成
形法より高い密度の焼結体を得る方法を提供する事を目
的とするものである。さらに詳しくは無機粉末に熱可塑
性ポリマーを主成分とする有機バインダーを15−50
体積%混合し、加熱下でプレスによる圧縮成形すること
により無機粉末を均一に分散せしめ、且つ高密度の成形
体が得られる様にしたもので、この方法で得られた成形
体を変形の生じない条件でバインダーを除去することに
より従来と同一の条件で焼結することにより高密度の焼
結体を得ることが出来るものである。
口1発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 従来技術のなかで、特に一般的方法として用いられてい
るプレスによる圧縮成形法での問題点は、プレスによる
圧縮圧力を高くすると、スリップと呼ばれるひび割れの
不良が生じるため、充分な密度の成形体が得られない所
にあった。しかし、少量の結合剤及び滑剤(1wt%程
度)が添加されただけの粉末では粉末自身の流動性が悪
く、そのため均一に充填されないため高い圧力での成形
が必要であった。この点に鑑み、本発明は無機粉末の流
動性を良くすることよって比校的低い圧力で均一に充填
され、しかも高密度の成形体及び焼結体が得られること
を見出した。
即ち本発明は、 1、熱可塑性ポリマーを主成分とするバインダー15〜
50体積%と残部が無機粉末である混合物を混練、粉砕
し、バインダーが流動する温度で圧縮成形した後、大気
中又は不活性雰囲気中で加熱してバインダーの除去を行
い続いてバインダーを除去した後、成形体を加熱して焼
結することを特徴とする高密度焼結体の製造方法。
2、無機粉末がセラミック粉末及びフェライト粉末であ
る事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の焼結体の
製造方法である。
〔作用〕 本発明の方法は、無機粉末に従来のプレスによる圧縮成
形法で用いるより多量の15〜50体積%の熱可塑性ポ
リマーを主成分とするバインダーを添加し、バインダー
が良好な流動性を示し、且つ無機粉末との濡れ性、粘着
力を損なわない温度に加熱しプレスによる圧縮成形を行
い、その後プレスによる成形体が変形しない条件でバイ
ンダーの除去を従来より少し長い時間で行い、続いてバ
インダーの除去された成形体を該無機粉末に適した条件
で焼結することを特徴とする、高密度焼結体の製造方法
である。
このような目的に沿うために、バインダーに要求される
特性としては、l)流動性が良いこと、2)無機粉末と
の濡れ性が良く、且つ粘着力の高いこと、3)バインダ
ーの除去の工程でなるべく広い温度範囲で除々にガス化
して揮発すること、4)熱分解の時になるべく多分子化
しないこと、5)灰分が少ないこと、等が挙げられる。
一般には単一のバインダーでこれら全てを満足すること
は困難なため複数種の組合せによって選ばれる。
この様な特性を持つバインダーの配合量の限定理由は1
5体積%以下では無機粉末とバインダーの混合物が加熱
下にあっても充分な流動性を示さず、その結果高い圧粉
密度が得られないため15体積%以上とする必要があり
、一方50体積%以上では混合物の流動性は良好である
が、無機′粉末の圧粉密度が従来のプレスによる圧縮成
形法によって得られる圧粉密度と同程度かそれ以下とな
り均一な焼結体は得られるが焼結密度は従来のプレスに
よる圧粉成形法によって得られる密度と同程度かそれお
以下となるため、50体積%以下とすることが必要であ
る。
〔実施例〕
実施例1 モル%で50%Fe2O3,25%Ni0125%Zn
Oなるフェライト原料の粉末をボールミルを用い水中で
20時間混合、粉砕し、ろ過、乾燥した。次にこの粉末
を800℃で2時間仮焼し、粉砕して平均粒径2μmの
Ni−Znフェライト予焼の粉末を得た。この原料に低
密度ポリエチレン、パラフィンワックス、ジオクチルフ
タレートを第1表に示す配合比率でスーパーミキサーを
用いて混合した。さらに混練可能な組成域については表
1に示す温度に加熱し30■/m二軸混練押し出し機で
混練した。この原料をプラスチック粉砕機で粒径約41
扉に粉砕した6次にこの原料を第1図に示す試料作製型
に入れ、第1表に示す温度に加熱してプレスによる圧縮
成形した。
プレスによる粉末の成形は所定の温度で約1分間保持し
、その後加熱部を水冷することにより60℃以下まで冷
却し、バインダーが固化した状態で試料を取り出した。
ここでプレス圧は200kg/c■2であった。試料形
状は外径φ30+am、厚み5■の円盤状である。この
試料を大気中で室温から30℃/hrの速度で400℃
まで昇温し、1時間保持した後放冷し良好な外観をもつ
脱脂体を得た。次にこの脱脂体を大気中で1250℃ま
で昇温し3時間保持した後室温まで放冷し、焼結体を得
た。これら焼結体の焼結密度を第2表に示す。
第1表には比校例として上記予焼粉末にポリビニルアル
コール2wt%を添加し、3 ton/am2で通常の
プレスで成形をし同一条件で焼結したものの密度も合わ
せて示した。第2表から従来のプレスによる圧縮成形に
よって得られる焼結密度は相対比で約97%であり、本
発明の方法によって作製すると98〜99%の高密度の
焼結体が得られた。
以下余白 第2表 実施例2 平均粒径0.5μmのアルミナ粉末(純度99.63%
)に低密度ポリエチレン、パラフィンワックス、ジオク
チルフタレートを第3表に示す配合比率でスーパーミキ
サーで混合し、さらに混練可能な組成域については表3
に示す温度に加熱して30m/m二軸混練押し出し機で
混練した。この原料をプラスチック粉砕機で粒径的41
11mに粉砕した。次にこの原料を第1図に示す試料作
製型に入れて、第3表に示す温度に加熱してプレスによ
る圧縮成形した。
プレスによる粉末の成形は所定の温度で約1分間保持し
、その後加熱部を水冷することにより60℃以下まで冷
却してバインダーが固化した状態で試料を取り出した。
ここでプレス圧は実施例1と同様200kg/am2で
あり、即ち実施例1と同様の方法で外径φ30mm、厚
み5111111の円板の成形体を得た。これらの試料
を大気中で室温から30℃/hrの速度で400℃まで
昇温し1時間保持後放冷し、良好な外観の脱脂体を得た
。この脱脂体を大気中で1600℃まで昇温し3時間保
持後、室温まで放冷し焼結体を得た。
これらの焼結体の焼結密度と相対密度を第4表に示す。
ここで用いたアルミナ粉末の真密度は3、94g/cc
である。
第3表には比較例として上記予焼粉末にポリビニルアル
コール2冑t%を添加して3 ton/am”で通常の
プレス成形をし、同一条件で焼結したものの密度も合わ
せて示した。第4表から従来のプレスによる圧縮成形に
よって得られる焼結密度は相対比で約97%であり、本
発明の方法で作製すると98〜99%の高密度の焼結体
が得られた。
以下余白 ることが出来る。
よってコストの面でのメリットが大きく工業上非常に有
益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いた加熱プレス機の模式正面図であ
る。 1・・・上部加熱盤、2・・・下部加熱盤、3・・・試
料成形用C型、4・・・試料。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.熱可塑性ポリマーを主成分とするバインダー15〜
    50体積%と残部が無機粉末である混合物を混練、粉砕
    し、バインダーが流動する温度で圧縮成形した後、大気
    中又は不活性雰囲気中で加熱してバインダーの除去を行
    い続いてバインダーを除去した後、成形体を加熱して焼
    結することを特徴とする高密度焼結体の製造方法。
  2. 2.無機粉末がセラミック粉末及びフェライト粉末であ
    る事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の焼結体の
    製造方法。
JP1039972A 1989-02-20 1989-02-20 高密度焼結体の製造方法 Pending JPH02221145A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7666348B2 (en) * 2005-05-11 2010-02-23 Hitachi Powdered Metals Co., Ltd. Production method of electrode for cold cathode fluorescent lamp

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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