JPH02220688A - 出力分配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は１個の入力部と複数の出力部とを設けた出力分
配装置に関する。

（従来技術とその問題点） 最近、基台に曲がった回転芯材を設け、この回転芯材に
中空の部材を挿設し、且つ該中空部材の一端に花等の装
飾部材を取付け、他端を基台に固定することにより、回
転芯材を回転させて中空部材とともに装飾体を動作させ
る動作体が提案実施されている。

本発明はこのような思想を発展させ、自らは動力源を備
える原動装置と組み合わせて使用し、一つの入力軸から
得た回転力を複数の出力軸に分配させることにより、玩
具や装飾品に広く応用できる出力分配装置を提供するこ
とをその目的とする。

（目的を達成するための手段） 上記目的を達成するため、本発明に係る出力分配装置は
、以下の要件を備えることを特徴とする。

（イ）ケーシングには１個の入力部と複数の出力部とが
設けられ、上記入力軸と出力軸にはそれぞれ連結部が形
成されていること。

（ロ）上記ケーシング内には上記入力部と出力部とは互
いに歯車の噛合により連結していること。

（発明の作用、効果） 以上の構成によれば、動力源を備える原動装置と組み合
わせることにより、原動装置の動力を入力部から入力し
、これを複数の出力部に分配することができるので、こ
れらを適宜選択して玩具や装飾品の動力とすることがで
きる。また、装置全体は非常に小さく、また原動装置に
対しては入力部の位置を決めるだけでよ（、原動装置と
出力部との相対的位置はいろいろと変えることができる
。したがって、本発明によれば玩具、置き物、装飾品等
いろいろな分野に広く応用することができる。

（実施例） 以下、図面によって本発明の実施例について説明する。

第１〜第４図において符号Ａは出力分配装置を示すもの
で、該出力分配装置のケーシング２０の一方（下板）に
は入力部として１個の入力軸２３が突設され、他方（上
板）には出力部として４個の出力歯車３１〜３４が設け
られている。入力軸２３には歯車２３ａが固定されてい
るとともにその下面には十字溝状の連結部２６が形成さ
れ、該連結部２６はケーシング２０の下板２４に形成さ
れた開口部２７から下方に臨んでいる。上記入力歯車２
３ａには第１の出力歯車３１が噛合され、該第１の出力
歯車３１には第２の出力歯車３２が噛合され、さらに第
２の出力歯車３２には第３及び第４の出力歯車３３．３
４がそれぞれ噛合されている。そして、これら４個の各
出力歯車の中央上面部には多角形状の凹部２８が形成さ
れ、各凹部２８はケーシング２０の上板に形成された開
口部２９から上方に臨んでいる。

以上の構成により、入力軸２３が回転するとその回転力
は入力軸２３の歯車２３ａから第１〜第４の出力歯車３
１〜３４に伝達され、これらの４個の出力歯車３１〜３
４は同時に回転する。したがって、動力源を備える原動
装置と組み合わせることにより、原動装置の動力を入力
軸２３から入力し、これを複数の出力軸３１〜３４に分
配することができるので、これらを適宜選択して玩具や
装飾品の動力とすることができる。また、装置全体は非
常に小さく、また原動装置に対しては入力軸の位置を決
めるだけでよく、原動装置に対する出力軸の相対的位置
はいろいろと変えることができる。

次に、出力分配装置を原動装置と組み合わせた場合の例
について説明する。第５図〜第８図において符号１は原
動装置を示す、この原動装置ｌはケーシングの内部に電
源と、音センサ−３と、該センサー３の感知により作動
制御されるモータ４とを設けるとともに、上板５から上
記モータ４に連係する出力軸６を突設し、該出力軸６の
先端には十字状の係合部７を形成したものである。

モータ４の回転軸のウオーム歯車８は第１の減速歯車９
、第２の減速歯車１０と第３の減速歯車１１に作動連結
され、さらに該第３の減速歯車１１は上記出力軸６の歯
車１２に噛合している。センサー３は音を感知して作動
する音センサ−３で、上板５の上部に突出形成されたセ
ンサー収納部１３に収納されている。

上記モータ４は第９図の駆動回路に示されるように、電
源スィッチ１４をオンするとともに、センサー３が音を
感知したときに作動するように構成されている。

また、上記原動装置１の上板５には２個の凸部１５が形
成されている。同様に、出力分配装置Ａのケーシング２
０には、センサー収納部１３の嵌合孔２１が貫通形成さ
れているとともに、その下板には上記凸部１５に対応す
る２個の凹部２２が形成されている。

以上の構成において、出力分配装置Ａを原動装置ｌの上
部に載置し、前者の嵌合孔２工に後者のセンサー収納部
１３を嵌合させ、且つ両者の凸部１５と凹部２２とを係
合させることにより装着する。これにより、原動装置１
の出力軸６の先端の係合部７と出力分配装置Ａの入力歯
車２３ａの連結部２６とが係合する。この状態でセンサ
ー３が音を感知すると、モータ４が作動し、その回転力
が第１〜第３の減速歯車３１〜３４を介して出力軸６に
伝達され、出力軸６が回転する。出力軸６は分配装置１
の入力歯車２３ａに係合しているから、その回転力は入
力歯車２３ａに伝達されて入力歯車２３ａが回転し、同
時に第１〜第４の出力歯車３１〜３４が回転する。

次に、出力分配装置Ａの応用例を第１Ｏ図〜第１２図に
示す。

同図において装飾台４０には出力分配装置Ａ上に位置決
めして取付けられるように係合穴３０（第２図参照）に
係合する凸部４１と音センサー収納部１３用嵌合孔４２
が形成されているとともに、出力分配装置Ａに設けられ
た４個の出力軸３１〜３４のうち適宜の出力軸（ここで
は２個）に対応する２個の保持孔４３が形成され、該保
持孔４３に中途部が曲がった回転芯材（回転軸）４４が
貫通され、該回転芯材４４の下端に上記出力軸３３．３
４の連結部２６に嵌合する凸部４１が形成されている。

したがって、上記装飾板４０を位置決めして出力分配装
置Ａ上に取付けると、回転芯材４４の下端の凸部４１は
出力軸３３．３４の凹部２６に嵌合して連結されるから
、出力軸３３．３４が回転することにより、２つの回転
芯材４４も同時に回転駆動される。これにより１回転芯
材４４に第１０図のように圧伏部材４５と中空の茎状部
材４６とからなる造花４７を挿設し、その下端を装飾板
４０の保持孔４３の上部に形成された筒部４８にきつく
挿着することによって、人の声や拍手を音センサ−３が
感知してモータ４を作動させ、さらに２つの回転芯材４
４を回転させてその曲げ状態に対応して装飾体４０を揺
れるように動かすことができる。上記装飾板４０に代え
て、回転芯材４４の保持孔４３を異なる数、異なる位置
に設けた同様の装飾板を用いれば、異なる動きの装飾体
を楽しむことができる。

また、第１３図及び第１４図のように、虫を模した生状
体５１の内部に回転芯材５６を設け、この回転力を利用
して生状体５１を動かす装飾板５２を取付けることがで
き、またこの装飾板５２付き出力分配装置Ａを嵌込む開
口部５３を有する装飾盤５４に回転芯材５６を保持させ
、該回転芯材５６の上部に前記装飾体と同じ構成の樹木
状部材５４を挿設するとともに、装飾盤５４の裏側に突
出する回転芯材５６の基部に前記出力軸６の凹部７に嵌
合する凸部５７を形成し、装飾盤５４の裏側に上記装飾
板付き出力分配装置Ａを配置し、該出力分配装置Ａの出
力軸６の凹部７に上記樹木状部材５５の回転芯材５６の
凸部５７を係合させることにより、例えばミュージック
テープを回したときにその音を感知して虫状伽５１と樹
木５５が動くので。

あたかも生状体が音楽を奏で、その音楽を聴いて樹木が
揺れているような雰囲気を出すことができ、前述の例と
は異なる趣の置き物を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる出力分配装置の斜視図、第２図
はその内部構造を示す平面図、第３図及び第４図は第２
図のａ−ａ線及びｂ−ｂ線断面図、第５図は原動装置の
斜視図、第６図はその内部構造を示す平面図、第７図は
第６図のＣ−Ｃ線断面図、第８図ｔま第７図のｄ−ｄ線
断面図、第９図はモータの駆動回路図、第１Ｏ図は原動
装置と出力分配装置の結合状態を示す縦断面とその応用
例を示す断面図、第１１図はその斜視図、第１２図は装
飾台の斜視図、第１３図及び第１４図はそれぞれ他の応
用例の分解説明図及び完成斜視図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 以下の要件を備えることを特徴とする出力分配装置。 （イ）ケーシングには１個の入力部と複数の出力部とが
   設けられ、上記入力軸と出力部にはそれぞれ連結部が形
   成されていること。 （ロ）上記ケーシング内には上記入力部と出力部とは互
   いに歯車の噛合により連結していること。