JPH02219016A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH02219016A
JPH02219016A JP1039260A JP3926089A JPH02219016A JP H02219016 A JPH02219016 A JP H02219016A JP 1039260 A JP1039260 A JP 1039260A JP 3926089 A JP3926089 A JP 3926089A JP H02219016 A JPH02219016 A JP H02219016A
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Yasuaki Nishida
泰章 西田
Yoshihiro Fujita
藤田 欣裕
Yoshiki Iino
芳己 飯野
Kyohiko Kawada
教彦 川田
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多数の受光素子を主走査方向および副走査方向
にマトリックス状に配列した固体撮像素子と、この固体
撮像素子への入射光路中に配置され1.入射光線を少な
くとも主走査方向に分離する光学的フィルタとを具える
固体撮像装置に関するもので、特に固体撮像素子の標本
化周波数、すなわち空間サンプリング周波数の近傍に発
生するモアレを効果的に取り除き、モアレと本来の映像
信号により生ずる混変調妨害を効果的に取り除(ことが
できるとともに標本化周波数の2倍以上の周波数におけ
るモアレも有効に取り除くようにした固体撮像装置に関
するものである。
(従来の技術) 第6図は一般的な固体撮像素子の受光開口分布を示すも
ので、第6図においてHが主走査方向である水平方向、
■が副走査方向である垂直方向を示し、Xが画素開口の
水平方向の大きさ、Yが画素開口の垂直方向の大きさを
示す。またPxは水平方向の画素間隔、pyは垂直方向
の画素間隔を示す。
このような開ロバターンにより画像が標本化、すなわち
空間的にサンプリングされることになる。
画像標本化に際して、画像の中に含まれる最高の空間周
波数「、1Xが、標本化周波数f、の半分であるナイキ
スト周波数fいよりも高い場合、第7図に示すように繰
り返されるスペクトル分布が互いに重なり合うようにな
る。一般的に固体撮像装置に設けられた光学レンズ系で
被写体像に含まれる空間周波数は制限されるものの、標
本化周波数の半分であるナイキスト周波数f7よりも充
分高い成分を含むため、これを標本化すると「7までの
画像情報は標本化された映像信号から再び元の画像に復
元できるが、f、より高い周波数の画像情報成分子は標
本化周波数f1との差の周波数成分子′(=f、−f)
に変わり、ナイキスト周波数f7以下の領域に折り返さ
れてくる。この成分は偽信号で折返しひずみと呼ばれて
いる。このような折返しひずみの多い映像信号から画像
を組み立てると被写体の空間周波数の高い部分にモアレ
が生じ、画質を低下させることになる。
また、一般的な固体撮像素子においては、第6図に示す
ように、水平方向の画素開口巾Xは隣り合う画素の間の
距#(PX −X)よりも小さくなっているため、前述
の折返しひずみの量も多くなってしまう。
以上のような折返しひずみによる画質の低下を防止する
ためにはf7より低い周波数領域でレスポンスを落とさ
ずに被写体像に含まれるffi以上の空間周波数成分を
急激に抑圧すればよい。このために固体撮像素子により
被写体像を標本化する前に、f8近傍にトラップ周波数
を有する光学的ローパスフィルタに通すことは既知であ
る。通常、光学的ローパスフィルタには複屈折水晶板を
使用しているが、1枚の複屈折水晶板のレスポンス特性
は第8図の細い実線の曲線Aで示すようなcosカーブ
となる。第8図において横軸は標本化周波数「6で正規
化した周波数fXを示す。1枚の水晶板では、低周波数
領域、すなわちベースバンド成分の抑圧は小さいが、f
、の近傍での減衰量が少ないため、上述した折返しひず
みを有効に防止できず、画質の劣化を十分に補償できな
い欠点がある。
このような欠点をさらに改良するものとして複数枚の複
屈折水晶板を有する光学的フィルタが種々提案されてお
り、例えば特開昭60−164719号公報、同61−
270985号公報および同61−270986号公報
等に開示されている。これらの公開公報には、水平走査
方向に対して+45°、0°および−45゜の方向に常
光線と異常光線を分離する3枚の複屈折水晶板を用いた
光学的フィルタが開示されている。
上述した特開昭60−164719号公報には1チツプ
の撮像素子にモザイクフィルタを組合せた固体撮の第2
の水晶板の分離巾をPXとしている。この場合のレスポ
ンス特性は第8図の破線の曲線Bに示すようにf7およ
びf、において2個のトラップポイントが現われるよう
にしている。このような光学的フィルタによれば1枚の
水晶板を用いる場合に比べるとffiおよびf、近傍に
おける抑圧効果が大きいが、f8近傍での抑圧は十分に
太き(ないとともに、ベースバンドでの抑圧が過度に大
きくなっており、本来の画像信号も大きく抑圧されてし
まい、解像度が劣化してしまう欠点がある。
また、特開昭61−270986号公報には、色分解光
学系により入射光を赤(R)、緑(G)、青(B)の3
色に分解し、これら分解された単色像を3枚の固体盪像
素子で受光するようにした固体撮像装置において、0色
像を受光する固体1R像素子の受光開口位置と、Rおよ
びB色像を受光する1最像素子の受光開口位置を、互い
に画素間隔の半分だけずらせることにより輝度信号に対
する標本化周波数を見掛は上2倍にする所謂画素ずらし
法を採用した固体撮像装置に用いる光学的フィルタとし
て常光線と異常光線の分離方向を水平方向に対して±4
5゜板の分離巾をPxとしたものが開示されている。こ
のような光学的フィルタによれば、水平方向に見た分離
距離は、上述した特開昭60−164719号公報に記
載されたものと同様にPxとなり、したがって、上述し
たところと同様にf−、近傍における抑圧効果が十分に
得られないとともにベースバンド領域における抑圧が過
度に大きくなるという欠点を持っている。
さらに特開昭61−270985号公報には、上述した
画素ずらし法を採用した固体↑最像装置に用いる光学的
フィルタにおいて、分離方向を水平方向に対して±45
″とした第1および第3の水晶板の分離果が幾分改善さ
れるものの、f、近傍における抑圧効果は十分に大きく
ないとともにベースバンド領域における抑圧が大きい欠
点は依然として解決されていない。
上述した3枚の水晶板を用いる従来の光学的フィルタに
おいては、いずれもその設計思想はfI。
およびf、においてトラップポイントを形成することに
よってfn以上の周波数帯における抑圧効果を大きくし
ようとする点において共通しているが、このような設計
思想ではf、の近傍における抑圧効果が十分に得られず
、モアレの発生による画質の低下を十分に改善できない
とともに低周波数領域において不所望に大きな減衰が発
生し、解像度を低下してしまうという欠点がある。特に
、画素ずらし法を採用した固体撮像装置においては、輝
度信号に対しては標本化周波数を見掛は上2倍とするこ
とができるが、標本化周波数近傍の白黒パターンを含む
被写体を撮像すると、不所望な色が付(所謂色モアレが
発生する。例えば緑色の画素に白黒パターンの白い部分
が入射し、赤および青色の画素に黒い部分が入射すると
、白黒パターンが緑色となってしまう。従来の光学的フ
ィルタではこのような色モアレを十分良好に抑止するこ
とができなかった。
本発明者等は、上述した従来の欠点を除去し、標本化周
波数近傍において十分な抑圧を行なうことによってモア
レの発生を有効に阻止できるとともにベースバンドでの
抑圧を極力抑えることによって解像度の低下を防ぎ、特
に画素ずらし法を採用した固体撮像装置における色モア
レを十分良好に阻止することができるようにした固体撮
像装置を開発し、特願昭63−160849号において
開示している。
この固体撮像装置は、多数の受光素子を主走査方向およ
びこれと直交する副走査方向に配列した固体撮像素子と
、この固体撮像素子に被写体像を入射させる光路中に配
置され、入射光線を少なくとも主走査方向に分離する光
学的フィルタに3枚の水晶板を設け、主走査方向におけ
るその合成レスポンス特性が標本化周波数またはその近
傍において1個のトラップポイントを有し、それ以下の
周波数帯域でトラップポイントを持たないように構成し
たものである。
上述したように、複数枚の水晶板を用いる従来の光学的
フィルタにおいては、トラップポイントの数を増やすこ
とによってf、1以上の周波数帯域での減衰を大きくす
ることを設計思想としていたが、上述した本発明者等が
既に開発した固体撮像装置ではこのような設計思想を採
らず、3枚以上の水晶板を用いるにも拘らず標本化周波
数またはその近傍において唯1個のトラップポイントを
有するように構成したものである。すなわち、常光線お
よび異常光線の分離方向を水平方向に対して±45″お
よびOaとした3枚の水晶板を用いる場合には、水平走
査方向に見た分離巾が総て−Pxとなるように設定して
いる。すなわち、水平走査方を有するレスポンス特性が
得られ、標本化周波数の近傍における抑圧を十分大きく
することができるとともにベースバンドにおける減衰を
抑えることができる。
(発明が解決しようとする課題) 上述した特願昭63460849号に開示された固体撮
像装置においては、水晶板3枚によって光学的フィルタ
を構成する場合、第8図の点線曲wACに示す標本化周
波数f、の2倍〜5倍の周波数に発生するモアレの抑制
効果がなく、このモアレを抑制しようとすると更に一枚
以上の水晶板を必要とするため、構成が複雑で、大形で
しかもコストが高くなるという欠点があった。第8図の
鎖線曲線りはこのように1枚の水晶板を追加したときの
レスポンス特性を示すもきである。このように標本化周
波数の2倍以上の周波数で発生するモアレは、例えば綱
目版で印刷された印刷物をI最像する場合にしばしば生
ずるものである。
本発明の目的は、上述した特願昭63−160849号
に開示された固体撮像装置が有する利点、すなわち標本
化周波数の近傍で大きな抑圧効果を有し、かつベースバ
ンドでの抑圧が過度に大きくないという利点を保持しつ
つ、水晶板を増やすことなく標本化周波数の2倍〜5倍
の周波数に発生するモアレをも十分に抑圧することがで
き、したがって構成が複雑とならず、価格も安価な固体
撮像装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、多数の受光素子を主走査方向およびこれと直
交する副走査方向に配列した固体撮像素子と、この固体
撮像素子に被写体像を入射させる光路中に配置され、入
射光線を少なくとも主走査方向に分離する光学フィルタ
とを具える固体撮像装置において、前記光学的フィルタ
に少なくとも3枚の水晶板を設け、主走査方向における
その合成レスポンス特性を、標本化周波数とその1.5
倍の周波数の近傍においてそれぞれ1個ずつのトラップ
ポイントを有し、標本化周波数以下の周波数帯域にはト
ラップポイントを持たず、標本化周波数の1.5倍の近
傍のトラップポイントでは、2本のトラップ直線が交差
するように構成したことを特徴とするものである。
(作 用) 上述したように、複数枚の水晶板を用いる従来の光学的
フィルタにおいては、トラップポイントの数を増やすこ
とによってf、、以上の周波数帯域での減衰を太き(す
ることを設計思想としていたが、本発明ではこのような
設計思想を採らず、3枚以上の水晶板を用い標本化周波
数とその1.5倍の周波数の近傍においてそれぞれ1個
ずつのトラップポイントを有するように構成したもので
ある。
後述する実施例のように常光線および異常光線の分離方
向を水平に対して±45°および0°とした3枚の水晶
板を用いる場合には、水平走査方向に見た分離巾が1/
2Pxと1/3Pxとなるように設定する。すなわち、
水平走査方向に対して±45゜の分離方向を有する第1
および第3の水晶板の分離巾をff、r 3 P xと
し、中間の第2水晶板の分離巾を1/2Pxとなるよう
にすることにより標本化周波数において唯1個のトラッ
プポイントを有するレスポンス特性が得られ、標本化周
波数の近傍における抑圧を十分大きくすることができ、
また標本化周波数の5倍までの周波数に発生するモアレ
も有効に阻止できるとともにベースバンドにおける減衰
を抑えることができる。
(実施例) 第1図は本発明による固体撮像装置の一実施例の全体の
構成を示す線図である。光学レンズ系1によって被写体
の像を、光学的フィルタ2および3色分解光学系3を経
て3枚の固体撮像素子4R4G、 4B上に形成する。
3色分解光学系3はR,GおよびBの3原色光をそれぞ
れ異なる方向に分解するもので、各固体撮像素子4R,
4G、 4BはそれぞれR,GおよびB色の像を受光す
るようになる。
本例では画素ずらし法を採用しているので、固体撮像素
子4Rおよび4B上に結像される赤および青色の被写体
像の各画素は、固体撮像素子4G上に結像される緑色像
に対し画素間隔の中間に位置するようになっている。こ
のようにして輝度信号に対する見掛は上の標本化周波数
を2倍とすることができる。
光学的フィルタ2は、第1、第2および第3の複屈折水
晶板21.22および23を積層した構成としている。
第2図はこれら第1〜第3の水晶板11゜12および1
3を示すもので、水晶板の主軸(常光線と異常光線の分
離方向)と光軸を含む主要面21゜22および23が主
走査方向である水平走査方向Hと成す角度がそれぞれ+
45°、0°、−45°に設定されている。これら水晶
板11〜13の主軸は必ずしも光軸に対して垂直である
必要はなく、光軸に対して任意の角度傾いていてもよい
。本発明においては、第1〜第3の水晶板11〜13の
分離巾の水平走査方向の成分を互いに等しくし、画素間
隔P×の1/3である1/3Pxとする。すなわち、第
1および第3の水晶板11および13の主要面は水平走
査方向により実現できる。
上述した構成の光学的フィルタ2に光線を通すと、光は
第3図に示すように8本の光線に分離され、それらの輝
度は互いに等しいものとなる。すなわち、第1の水晶板
11において入射光線からその1/2の光量を有する常
光線OIが得られるとともに異常光vAe1は常光線0
.に対して+45’の方向に水晶板11の厚さに対応す
る距離だけ分離され2本の分離光線が得られる。この常
光線01及び異常光h’A e、はそれぞれ第2の水晶
板12に入射され、この第2の水晶板12において、各
入射光線からその1/2の光量を有する常光線02及び
異常光線e2が得られ、異常光線e2が常光線0□に対
して水平走査方向Hに水晶板12の厚さに対応する距離
だけ分離され、4本の分離光線が得られる。また常光綿
0□及び異常光線e2はそれぞれ第3の水晶板13に入
射され、この第3の水晶板13において、各入射光線か
らその1/2の光量を有する常光線03及び異常光線e
、が得られ異常光ae3が常光線O1に対して一45゜
の方向に水晶板13の厚さに対応する距離だけ分離され
る。
このようにして8本の分離光線が得られるが、それらの
輝度は互いに等しいものとなる。
上述したように第1の水晶板■1の分離巾のH方向成分
と第3水晶板13の分離巾のI]方向成分を同■ じとし、その分離巾を−P×に設定し、第2の水晶板1
2の分離巾を1/2 Pxに設計しであるので3つの水
晶板11.12.13の異なる光路をそれぞれ通って出
射する8本の分離光線は、第3図に示す通り被撮像体か
らの入射光の入射位置に得られる光線OL+(h、 (
hに対してH方向に−Pxだけ離れた位置にe1020
3+ O+02e、1が重複して出射し、2/3Pxだ
け離ele203+ O1+3!e3が出射し、さらに
−PxgIIれた位置にele2e3が出射する。これ
を正規化した位置関数として光学的フィルタ2のレスポ
ンス特性を求めとなる。このようなレスポンス特性をグ
ラフに表わすと、第8図の太い実線の曲線Eで示すよう
に標本化周波数f5においてトラップポイントを有し、
それ以下の周波数帯域ではトラップポイントを持たない
ものとなる。ただし、15以上の周波数においてもトラ
ップポイントを有している。このような光学的フィルタ
2は、第4図に示すようにトラップ直線を3本有し、正
および負の傾斜を持つトラップ直線が固体撮像素子の標
本化周波数f、の約1.5倍において交差するものとな
る。また、第5図は光学的フィルタの広帯域レスポンス
特性を示すグラフであり、それぞれの曲線A、C。
DおよびEは第5図に示す曲線A、C,DおよびEに対
応しているものである。第5図および第8図において曲
線Bで示す従来の光学的フィルタのレスポンス特性と曲
線Eで示す本発明による光学的フィルタのレスポンス特
性とを比較すれば明らかなように、本発明では標本化周
波数f3の近傍において大きな抑圧効果が得られ、モア
レによる妨害をきわめて有効に防止することができ、特
に色モアレを著しく軽減できるとともにfnよりも低い
ベースバンドでの抑圧量は小さく、解像度を大幅に向上
することができ、またf5の5倍までの周波数に発生す
るモアレも有効に抑止できる。
すなわち、従来の光学的フィルタの設計思想ではf、や
fnにおいてトラップポイントを発生させるようにして
いるので、f、の近傍でレスポンス特性が持ち上がる傾
向があるとともに特にfn近傍のベースバンド成分が過
度に抑圧されてしまう傾向があるのに対し、本発明では
トラップポイントは標本化周波数r9と、fsの約1.
5倍において発生させるようにしているので上述した従
来の光学的フィルタの不所望な傾向を軽減することがで
きる。
なお本発明は上述した実施例にのみ限定されるものでは
く、幾多の変更や変形が可能である。例えば、第6図に
示すように開口巾Xが−Pxよりも小さい固体撮像素子
においては2f、においても偽信号が大きく生ずるので
、これを改善するために上述の実施例に、さらに分離方
向を水平走査方向に対してO″とし、分離巾を−Pxと
した第4の水晶板を第1水晶板の前方または第3水晶板
の後方に加えることも可能である。この場合のレスポン
ス特性は第8図において鎖線曲線りで示すようなものと
なり、ベースバンド成分が過度に抑圧されることなく2
F、においても十分に抑圧することができる。
また上述した実施例では水平走査方向においてのみ説明
したが、第6図においてPxとPyがほぼ等しい場合は
、上述した実施例で垂直走査方向においても良好な特性
を示す。しかし、Pxとpyが大きく異なる場合には、
上述した実施例に垂直方向に分離する水晶板を加えると
もできる。ただし、この場合には隣り合う水晶板の分離
方向が+45°づつ異なることが必要となる。また上述
した実施例では第1及び第3の水晶板の分離方向を水平
走査方向に対して+45°とし、第2の水晶板の分離方
向を0°としたが、これらの角度は必ずしも正確に設定
する必要はなく、これらの値から若干ずれても差支えな
い。この場合には、レスポンス特性のトラップポイント
は標本化周波数と完全には−敗しなくなる。また、上述
した実施例では第1水晶板の分離方向を水平走査方向に
対して+45°とし、第3水晶板のそれを−45゜とじ
たが、光が入射する方向に見て第1および第3の水晶板
の位置を交替してもよい。さらに、第1図に示した例で
は光学的フィルタを光学レンズ系と3色分解光学系との
間に配置したが、光学レンズ系の前方またはその途中に
配置してもよく、さらに3組の光学的フィルタを色分解
光学系と各固体撮像素子との間に配置してもよい。また
、上述した実施例では3枚の固体撮像素子を設けたが、
1枚の固体撮像素子を設け、その前面にストライブまた
はモザイク状の色フィルタを配置した固体撮像装置にも
適用することができる。さらに、第1および第3の水晶
板の分離巾の主走査方向成分は正確に1/3Pxでなく
てもよく、3/8Px程度でも同様の効果が得られる。
(発明の効果) 上述した本発明の固体撮像装置によれば、ベースバンド
での抑圧量は小さく、サンプリング周波数近傍の抑圧特
性は従来の光学的フィルタより良好であるとともに、第
5図に示すようにナンプリング周波数の2倍、3倍、4
倍、5倍の周波数での抑圧効果も高く、モアレを充分に
抑圧することができる。特に、サンプリング周波数の4
倍の周波数での抑圧効果は従来のものに較べて顕著に現
われている。また、特願昭63−160849号に開示
されている光学的フィルタに比べて水晶板の枚数を減ら
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による固体撮像装置の一実施例の全体の
構成を示す線図、 第2図は同じくその光学的フィルタを構成する水晶板の
特性を示す図、 第3図は同じく光学的フィルタの分離特性を示す図、 第4図は同じく光学的フィルタのトラップ直線を示す図
、 第5図は本発明による光学的フィルタと従来の光学的フ
ィルタの広帯域レスポンス特性を示すグラフ、 第6図は固体撮像素子の受光開口分布を示す図、第7図
は画像信号のスペクトル分布を示す図、第8図は光学的
フィルタのレスポンス特性を示すグラフである。 1・・・光学レンズ系 2・・・光学的フィルタ 3・・・色分解光学系 4R,4G、 4B・・・固体撮像素子11、12.1
3・・・複屈折水晶板 21、22.23・・・主要面 H・・・主走査方向 ■・・・副走査方向 第3図 & 了 & g 丁 PI 5& τ & 第4図 C−・ボRMt:la7トラ、プ遮表電第5図 O 第8図 チS 第6図 !ぐ7− 手 続 補 正 書 平成 2年 3月17日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多数の受光素子を主走査方向およびこれと直交する
    副走査方向に配列した固体撮像素子と、この固体撮像素
    子に被写体像を入射させる光路中に配置され、入射光線
    を少なくとも主走査方向に分離する光学的フィルタとを
    具える固体撮像装置において、前記光学的フィルタに少
    なくとも3枚の水晶板を設け、主走査方向におけるその
    合成レスポンス特性が標本化周波数とその1.5倍の周
    波数の近傍においてそれぞれ1個ずつのトラップポイン
    トを有し、標本化周波数以下の周波数帯域ではトラップ
    ポイントを持たず、標本化周波数の1.5倍の近傍のト
    ラップポイントでは、2本のトラップ直線が交差するよ
    うに構成したことを特徴とする固体撮像装置。 2、前記光学的フィルタが主走査方向に対してほぼ+4
    5゜の方向へ常光線および異常光線を分離する第1の水
    晶板と、主走査方向に対しほぼ平行に常光線および異常
    光線を分離する第2の水晶板と、主走査方向に対しほぼ
    −45゜の方向へ常光線および異常光線を分離する第3
    の水晶板とを具え、前記第2の水晶板を第1および第3
    の水晶板の中間に配置し、これら第1および第3の水晶
    板の各々の主走査方向における分離巾を固体撮像素子の
    受光素子の主走査方向の間隔のほぼ1/3とし、第2の
    水晶板の分離巾を前記間隔のほぼ半分とした請求項1記
    載の固体撮像装置。
JP1039260A 1989-02-21 1989-02-21 固体撮像装置 Expired - Lifetime JPH0718985B2 (ja)

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