JPH02218393A

JPH02218393A - 洗濯機

Info

Publication number: JPH02218393A
Application number: JP1039598A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Okudera; 奥寺　浩之
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 1989-02-20
Filing date: 1989-02-20
Publication date: 1990-08-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は洗濯、濯ぎ、脱水、乾燥が一連に行なえるド
ラム式洗濯機に係り、さらに詳しく言えば、その乾燥時
の除湿手段に関するものである。

〔従来の技術〕

脱水後の衣類を回転ドラム内に入れ、それを回転させな
がら熱風を供給して衣類の乾燥を行なうに際して、その
熱風により蒸発した湿気を含む排気を室内にそのまま排
出すると、湿度上昇により室内環境が悪くなる。

そこで、排気路中に除湿器を組込み、排気中の湿気をそ
の除湿器にて結露させて除去したのち、機外に排出した
りあるいは循環使用するようにしているが、その除湿器
として従来では例えば熱交換フィンの一端を高温多湿の
排気路中に臨ませ、その他端を室内空気に触れさせた空
冷式のものを使用している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、空冷式の除湿器にあっては、その冷却源
が室内空気であるため、効率が悪くその能力に限界があ
った。

したがって、この発明の目的は、洗濯から乾燥までを回
転ドラム内で一連に行なうことができる全自動洗濯機に
おいて、その排水を利用して乾燥用熱風に含まれている
湿気を効率よく除去し得るようにした除湿手段を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、この発明においては、所定容
積の水受槽内に回転軸を水平方向として配置されていて
、モータにて駆動される回転ドラムと、上記水受槽に対
する給水手段および同水受槽の底部に連通ずる排水路を
有する排水手段と、ヒータおよび送風ファンを含み上記
水受槽に向けて衣類乾燥用熱風を供給する乾燥手段とを
備えてなる洗濯機において、上記排水路の所定部位に２方向切替弁を設け、その一方
の切替口に上部に空気通路を残して底部に所定量の排水
を貯溜し得るように設けられた除湿部を接続し、他方の
切替口に貯水槽を接続するとともに、同貯水槽の排水口
は開閉弁を介して。

溢水口は直接に上記除湿部の入口側に連結してなり、排
水時には上記２方向切替弁、上記貯水槽、その溢水口お
よび上記除湿部を通して排水し、衣類乾燥時には、上記
衣類乾燥用熱風を上記排水路および上記２方向切替弁を
通して上記除湿部に導入し、同熱風を水冷にて除湿する
とともに、必要に応じて上記開閉弁を開いて上記貯水槽
から上記除湿部内に冷却水を導入するようにしている。

除湿部内には、下部がその排水中に浸漬し、上部が熱風
に接する例えばコイル巻同体などの熱交換手段が設けら
れている。

〔作　　　用〕

上記除湿部は、いわば排気、排水兼用であり、湿気を多
分に含んだ衣類乾燥用熱風はこの除湿部を通過する際、
その排水を冷却源として冷却されるため、湿気は効率よ
く結露となって除去される。

また、貯水層から除湿部に適宜水を供給することにより
、除湿部内の温度上昇が抑えられる。

〔実　施　例〕

以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図および第２図を参照すると、この洗濯機は、例え
ば上部に衣類投入用の蓋１ａを有する筐体１を備えてい
る。この筐体１内には、所定数のサスペンションスプリ
ング２を介して水受槽３が懸架されている。この実施例
において、水受槽３の底部には温水ヒータ３ａが設けら
れている。水受槽３内には、モータ５にて駆動される回
転ドラム４がその回転軸４ａを水平方向として回転可能
に収納されている０回転ドラム４は多孔板よりなるが、
その周面には衣類投入口４ｂが設けられており、また、
同ドラム４内にはバフル４Ｃが適当数形成されている。

筐体１の上部には、図示しない給水源（水道の蛇口）に
同じく図示しない給水制御弁を介して接続された給水ノ
ズル６が設けられている。また、水受槽３の上部には、
ヒータ９ａと送風ファン９ｂとを含み、水受槽３内に衣
類乾燥用の熱風を供給する乾燥手段９が設けられている
。

他方、水受槽３の底部には、排水孔１０が穿設されてお
り、同排水孔１０には２方向切替弁１１が取付けられて
いる。この２方向切替弁１１の一方の切替口には、適当
なパイプ１２を介して除湿部１４が接続されている。ま
た、２方向切替弁１１の他方の切替口には、貯水槽１３
が接続されている。なお、この貯水槽１３は水受槽３の
下部空間に配置されている。

第３図に示されているように、貯水槽１３の排水口１３
ａは、開閉弁１９を介して除湿部１４の入口側に接続さ
れている。また、第１図に示されているように、貯水槽
１３には溢水口１３ｂが形成されており、余剰の水はこ
の溢水口１３ｂから除湿部１４に流入するようになって
いる。なお、この溢水口１３ｂには例えばフラップ状の
逆止弁２０が設けられている。

除湿部１４は、用済みの排水を所定量貯溜し得る太さの
水平に配向された筒体１５からなる。すなわち、用済み
の水はこの筒体１５を通って機外に排水されることにな
るが、筒体１５の排水出口１５ａの高さ位置を選ぶこと
により、同筒体１５内の底部に所定量の排水が貯溜され
ることになる。なお、筒体１５内の上部には排気通路と
しての空間が残される。

この除湿部１４（筒体１５）内には、排気と排水との間
での熱交換を促進する熱交換手段が・設けられている。

この実施例において、熱交換手段は防錆性で熱伝導率の
良い例えば鋼線からなるコイル巻回体１６が用いられて
いる。この鋼線の巻回体１６は、その下部が排水内に浸
漬され、上部が排気に晒されることになるが、より好ま
しくは図示のように、その巻径が大、小を繰り返すよう
にするとよい。

なお、その他の熱交換手段としては、例えばアルミニウ
ムフィンや金属の網体などが使用可能である。

筒体１５の排水出口１５ａ側上部には、同筒体１５内で
除湿された排気を乾燥手段９に戻すリターンパイプ１７
が接続されている。また、第２図に示されているように
、排水出口１５ａには排気の漏出を阻止する例えばサイ
フオン式のエアートラップ１８が接続されている。

次に、この洗濯機の動作について説明する。洗濯、濯ぎ
洗い、脱水工程においては、２方向切替弁１１は貯水槽
１３側に切替られる。また、開閉弁１９は「閉」とされ
る、したがって、各工程での用済みとなった水は一旦貯
水槽１３内に流入し、その余剰分が溢水口１３ｂから除
湿部１４を通って機外に排出される。このようにして、
貯水槽１３内には常に一定の排水が溜められる。

乾燥時には、２方向切替弁１１が除湿部１４側に切替ら
れる。なお、除湿部１４の筒体１５内には、濯ぎ洗いも
しくは脱水時の排水が貯溜されている。

回転ドラム４を回転させるとともに、乾燥手段９のヒー
タ９ａに通電し、送風ファン９ｂを運転すると、熱風は
回転ドラム４内の衣類から湿気を蒸発させ、その湿気分
を含んだ排気として排水孔１０からパイプ１２を介して
除湿部１４の筒体１５内に至る。その高温多湿の排気は
筒体１５内において冷却され、湿気分は結露となって除
去される。しかるのち、排気はリターンパイプ１７を通
って乾燥手段９に戻される。このようにして、衣類乾燥
用熱風は除湿部１４を通りながら循環するのである。こ
れに伴って、除湿部１４内の水温が徐々に上昇するが。

開閉弁１９を「開」にして、貯水槽１３から適宜水を供
給することにより、除湿部１４内の水温上昇が抑えられ
、より効率のよい除湿が可能となる。

なお、上記実施例では排気を循環させているが、場合に
よっては、機外に排出してもよい、また、この発明は筐
体１の前面に衣類投入口を有するフロントローディング
型のものにも適用可能であり、特にフロントローディン
グ型の場合には、貯水槽１３を設けた分、筐体１の高さ
寸法が高くなり、それに伴って衣類投入口も衣類の出し
入れに便利な高さ位置に設けることができる。さらに、
貯水槽１３に溜られた水の重さによって、特に脱水時の
振動が抑えられる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、排水路中に除
湿部を設け、湿気を多分に含んだ衣類乾燥用熱風をこの
除湿部においてその排水を冷却源として冷却するように
したことにより、湿気が効率よく結露となって除去され
る。したがって、熱風の温度を異常に高くする必要がな
く、衣類に無理のない乾燥が行なえる。また、水受槽の
下部に貯水槽を設け、この貯水槽より適宜水を除湿部に
供給して、同除湿部の温度上昇を抑えるようにしたこと
により、排水を有効に利用しつつ効率のよい除湿が行え
る。さらには、貯水槽に溜られた水の重さによって、特
に脱水時の振動が抑えられるなど、その効果は顕著であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る洗濯機の内部構造を
示した正面図、第２図は同実施例の側縦断面図、第３図
は第１図の■−■線に沿った横断面図である。図中、１は筐体、３は水受槽、４は回転ドラム、５はモ
ータ、６は給水制御弁、７，８は給水ホース、９は乾燥
手段、１０は排水孔、１１は２方向切替弁、１２はパイ
プ、１３は貯水槽、１４は除湿部、１５は筒体、１６は
コイル巻同体、１７はリターンパイプ、１８はエアート
ラップ、１９は開閉弁、２０は逆止弁である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）所定容積の水受槽内に回転軸を水平方向として配
置されていて、モータにて駆動される回転ドラムと、上
記水受槽に対する給水手段および同水受槽の底部に連通
する排水路を有する排水手段と、ヒータおよび送風ファ
ンを含み上記水受槽に向けて衣類乾燥用熱風を供給する
乾燥手段とを備えてなる洗濯機において、上記排水路の所定部位に２方向切替弁を設け、その一方
の切替口に上部に空気通路を残して底部に所定量の排水
を貯溜し得るように設けられた除湿部を接続し、他方の
切替口に貯水槽を接続するとともに、同貯水槽の排水口
は開閉弁を介して、溢水口は直接に上記除湿部の入口側
に連結してなり、排水時には上記２方向切替弁、上記貯
水槽、その溢水口および上記除湿部を通して排水し、衣
類乾燥時には、上記衣類乾燥用熱風を上記排水路および
上記２方向切替弁を通して上記除湿部に導入し、同熱風
を水冷にて除湿するとともに、必要に応じて上記開閉弁
を開いて上記貯水槽から上記除湿部内に冷却水を導入す
るようにしたことを特徴とする洗濯機。
（２）上記溢水口にはフラップ状の逆止弁が設けられて
いる請求項１記載の洗濯機。
（３）上記除湿部内には下部がその排水中に浸漬し、上
部が上記熱風に接するコイル状に巻回された防錆性、高
熱伝導率の線材からなる熱交換手段が設けられている請
求項１記載の洗濯機。