JPH0221754Y2 - - Google Patents

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JPH0221754Y2
JPH0221754Y2 JP7766085U JP7766085U JPH0221754Y2 JP H0221754 Y2 JPH0221754 Y2 JP H0221754Y2 JP 7766085 U JP7766085 U JP 7766085U JP 7766085 U JP7766085 U JP 7766085U JP H0221754 Y2 JPH0221754 Y2 JP H0221754Y2
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は金属精錬において溶湯中に浸漬し、撹
拌ガスや粉状反応物を吹込む用途に用いられる耐
火ライニングを有する浸漬ランスの乾燥炉に関す
る。
(従来の技術) 通常定形あるいは不定形耐火ライニングを有す
る浸漬ランスの乾燥には、熱風を利用する乾燥炉
が用いられることが多い。この1例を第4図の乾
燥炉概略断面図に従つて説明する。
密閉函形炉体1の天井部1aは開閉自在な蓋状
体として構成され、炉内には函状架台2が固定さ
れている。該函状架台2の上面には受座金3が並
列に装着されており、浸漬ランス4は前記天井部
1aを開いて炉内に装入され前記受座金3の上に
載せられる。
側壁5aにはダクト6が設けられ空気加熱装置
7に接続されている。加熱用空気は送風機8から
前記空気加熱装置7に送られ昇温して前記ダクト
6から炉内に吹きこまれる。
9は側壁5bに設けられた排気ダクトで、その
内部には排気量制御ダンパー10が設けられてい
る。前記密閉函形炉体1内の温度を所望の昇温曲
線に従つて上昇せしめるため、前記空気加熱装置
7の加熱制御に加えて送風機8の送風量制御や排
気量制御ダンパーの制御操作が行なわれる。
その他、昭和37年丸善株式会社から発行された
「新版熱管理技術講義」393頁に記載されているよ
うに「多段式箱型乾燥装置」が採用される例もあ
るが、乾燥炉としての機能、作用は両者とも大差
はない。
(考案が解決しようとする問題点) 前述のように乾燥炉には送風機や空気加熱装置
および排気量制御ダンパーなどの付帯設備が多
く、それらの制御装置を加えると初期投資に多大
な費用を要すると云う問題点のほか近時金属精錬
における浸漬ランスを利用する方式が大規模化す
るにつれ浸漬ランスは巨大化し製作費の高騰はも
とより、そのハンドリングや乾燥は著しく困難な
ものとなつた。
すなわちこのような浸漬ランスはその長さはた
とえば2500〜4000mm、曲り部の長さ500〜1500mm、
直径300〜450mm、重量2〜3tonにも達する。
このような巨大な浸漬ランスを爆烈せしめるこ
となく所望の時間内に乾燥せしめるには、炉内温
度を常温から精密に制御しつつ上昇させたり、所
定の温度に保定するなどの制御のほか、炉内の各
部温度を均一化し、局部的に低温域や高温域が発
生しないよう炉内雰囲気ガスの循環を良好な状態
に維持する必要がある。
また、浸漬ランスのハンドリングを迅速かつ効
率的に実施することが乾燥コストを引下げるうえ
で重要な要因であるがそのために専用運搬装置を
設けると初期設備費が嵩むと云う問題が生ずる。
従来の乾燥炉には如上の問題点を解決するもの
は見当らない。
本考案は構造が簡単で初期設備投資額が低廉で
ありかつ効率よく乾燥することが可能で、加えて
作業性の良い乾燥炉を提供することを目的とし、
さらに異なつた他の目的は炉内の温度分布が均一
で、熱経済性の高い乾燥炉を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) すなわち、浸漬ランス乾燥炉において、複数の
浸潰ランスを横臥姿勢で並列に乗載する架台と、
該架台を乗降自在に載置する台床および該台床端
部に密閉用前扉を備えると共に転輪を介して軌道
上に移動自在に乗載されたランス積載台車と、 前記ランス積載台車を前後進自在に牽引する牽
引装置と、天井部に排気筒を有し、対向する両側
壁の非対称位置に気体もしくは液体燃料燃焼装置
を備えると共に前記ランス積載台車を出入自在に
受容する内腔部を有し、該ランス積載台車の入状
態で略密閉状態を構成する耐熱炉体とからなる構
成とすることによつて解決した。
(作用) 次に本考案の一実施態様の詳細を第1図、第2
図、第3図によつて説明する。
第1図は本考案にかかる乾燥炉22の側面図
で、ランス積載台車を引出した状態を仮想線で示
す。
乾燥炉22の炉体23は柱体24、梁体25で
骨組が構成され内側は耐火ライニングで被覆され
外側は鉄皮でカバーされている。26は天井部に
設けられた排気筒で、側壁には気体もしくは液体
燃料燃焼装置たとえばCOGバーナー27a(以下
単にバーナーと云う)が設けられている。
ランス積載台車8(以下単に台車と云う)は転
輪29a,29bを有し図示していない軌道上に
前後進自在に乗載されておりさらに該台車28の
上部の台床28aの端部には密閉用前扉30が固
着され、また該密閉用前扉30の背面の台床28
aには架台31を乗降自在に塔載できるスペース
が設けられている。
該架台31は複数の浸漬ランス32(架台3
1:浸漬ランス32は説明の都合上仮想線で示
す)を横臥姿勢で並列に乗載できるように平坦か
もしくは浸漬ランス32の受座を有する上面を備
えた函状枠体で構成されており、図示していない
クレーン又はホイストにより該架台31に浸漬ラ
ンス32を塔載したままの状態で、前記台床28
aに乗降せしめることが可能である。
次に33a,33bは滑車で、台車28の台床
28aの下側に固定された索止具34a(引出し
位置で符号34bで示す)には、ワイヤーロープ
34cの一端が係止されており、さらに該ワイヤ
ーロープ34cは前記滑車33a,33bに張設
されてワイヤーロープ式牽引装置35が形成され
ている。このワイヤーロープ式牽引装置35は図
示していない駆動装置又は天井クレーン等を用い
て作動する。
次に36は台車28の台床28a前面に固定さ
れた手摺りで後述する台車押込み時の炉体23と
密閉用前扉30(以下単に前扉と云う)のシール
作業時等の安全作業に利用する。
さらに仮想線で示す浸漬ランス32の頭部32
aは第3図で説明した浸漬ランスの台座12から
上の取付フランジ11までの部分に相当し、台車
28の押込み状態では32bに示すように炉体2
3より外方に突出する如く架台31に乗載され
る。該頭部32aは通常金属たとえば鋼材で製造
されるため乾燥する必要性は無いので、この構成
は省エネルギー効果が大きい。
次に第2図は本考案乾燥炉の概略正面図で、台
車28を炉体23の中に入れた状態を示す。第2
図では説明の都合上手摺り36は図示していな
い。
図に示す通り炉体23は台車28が出入自在な
内腔部を有し台車28の入状態で略密閉状態を構
成する。
第2図において37a,37bは基礎部材38
a,38bに支承された軌道であつて前述のよう
に台車28は転輪29b,29cによつて該軌道
37a,37bの上に移動自在に乗載されてい
る。
39は前記滑車33bを始めとするワイヤーロ
ープ牽引装置35を収容するトラフである。
さらに40は炉体23の天井部前面梁体25に
接合され下方に延びた前庇部で、該前庇部40と
前扉30で炉体23の前面耐火壁が構成される。
該前庇部40は前記浸漬ランス32の取付フラ
ンジ部32aの半載相当部よりやや大きい複数の
切欠き40aを備えさらに亀裂防止用スリツト4
1が穿設されており、また前記切欠き40aの上
部には暖簾状のシール材(図示していない)を吊
下げるための掛金具42が取付けられている。
43は台車28と炉体23間の気密を保持する
ためのサンドシール部材で、44a,44bは台
車28の入状態で該台車28と炉体23とを締結
するクランプを示す。
次に前扉30の上面は前記浸漬ランス32の取
付フランジ部32bの半載相当部よりやや大きい
複数の切欠き30aを備えており、前記前庇40
の切欠き4aと前扉30の切欠き30aによつて
浸漬ランス32の頭部32bを囲繞する窓部が形
成される。従つて前述の通り第1図に示したよう
に浸漬ランス32の頭部32aは乾燥作業時前記
窓部から炉外に突出するように保持されている。
次に第3図は本考案乾燥炉22の上面図であ
り、バーナー27a,27bは対向する側壁23
a,23bの非対向位置つまり炉軸(A−Aで示
す)に対して非対称位置にそれぞれ設備されてい
る。22bは内腔部を示す。
33は炉体22の内部耐火ライニング、34は
バーナータイルであり、前述のようにバーナー2
7a,27bが非対称に設けられさらに天井部中
心に排気筒26が設備されているため燃焼ガスの
炉内環流状況は良好で炉内各部の温度差は炉内平
均温度50〜500℃において±10〜20℃以内であつ
た。
さらに本考案において前記架台31の側面を鋼
板で覆つて環流実験を行つたところ、さらに温度
差を少なくすることが出来た。
前記乾燥炉22の操作手順はまず台車28を前
記ワイヤーロープ式牽引装置35を用いて第1図
の台車引出し状態とした後に、別の場所で製作さ
れた未乾燥状態の浸漬ランス32を乗載した架台
31をクレーンで架台諸共台床28a上に積みこ
む。
ついで、前記ワイヤーロープ式牽引装置35を
用いて台車28を炉体23の内腔部に引き入れ、
前記前庇40の切欠き40aと前扉30の切欠き
30aと浸漬ランス32の頭部32特に台座12
との間に生ずる隙間に耐火シール材たとえばアス
ベストあるいはセラミツク・ガラス・スラグ等の
繊維質耐火材やブロツク成型品を充填し、バーナ
ー27a,27bに点火して乾燥を開始する。
該バーナー27a,27bの燃焼制御について
は、制御盤を設けてあらかじめ設定された昇温ス
ケジユールに従つて昇温が行なわれるように制御
しても良く、あるいは操作者が温度計の表示に基
いて制御操作を実施しても良い。
予定の乾燥が終了すると前述と逆の手順で浸漬
ランスを炉外に取り出す。
即ち本考案の乾燥炉は以上説明したように多数
の浸漬ランスを同時に乾燥する機構とし、さらに
作業性を良くするため浸漬ランスを架台に乗載
し、台車への乗降は前記架台諸共に行うものであ
り、また台車は牽引装置によつて炉内に出入れす
るものとしさらに台車の前部には炉壁の1部を構
成する前扉を装備し、押込んだ状態で密閉する構
造として、さらに作業性を良くすると共に設備費
を低廉なものとするものである。
また、炉内の温度を均一化し、各部の温度差を
少なくするため、側壁の非対称位置にバーナーを
設け炉天井部に排気筒を設備し炉内のガス流が円
滑に流動し被加熱物をむらなく加熱したあと排出
するものである。
このような炉内におけるガス流の流動状況は極
めて複雑であり、局部的に偏熱部が生じ易いが、
本考案者等は数多くの実験を繰返した結果、本考
案の構成によれば気流の撹拌装置たとえば炉内扇
風機などの設置は必要性が無いことが確認され
た。
つまり不定形耐火物の乾燥において温度差に起
因する亀裂発生などの恐れは全く無く、多数の熱
電対を用いた測定結果でも炉内各部での温度差は
僅少で、積極的な気流撹拌を配慮しなくとも充分
に目的を達成することができる。
(考案の効果) 本考案の乾燥炉は従来の乾燥炉に比し設備費は
1/2〜1/3と低額で済むうえに乾燥効率に遜色は全
くない。
また構造が簡単で作業性が良いので作業能率は
著しく高く、さらに巨大な浸漬ランスを安全に取
扱うことが可能である。
それに加えて、専有面積も著しく狭くて済むた
めに既設の工場設備に併設することも容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる乾燥炉の概略側面図、
第2図は本考案乾燥炉の正面図、第3図はその上
面図、第4図は従来の乾燥炉の概略縦断面図であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の浸潰ランスを横臥姿勢で並列に乗載する
    架台と、該架台を乗降自在に載置する台床および
    該台床端部に密閉用前扉を備えると共に転輪を介
    して軌道上に移動自在に乗載されたランス積載台
    車と、 前記ランス積載台車を前後進自在に牽引する牽
    引装置と、天井部に排気筒を有し、対向する両側
    壁の非対称位置に気体もしくは液体燃料燃焼装置
    を備えると共に前記ランス積載台車を出入自在に
    受容する内腔部を有し、該ランス積載台車の入状
    態で略密閉状態を構成する耐熱炉体とからなる浸
    漬ランス乾燥炉。
JP7766085U 1985-05-27 1985-05-27 Expired JPH0221754Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7766085U JPH0221754Y2 (ja) 1985-05-27 1985-05-27

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JP7766085U JPH0221754Y2 (ja) 1985-05-27 1985-05-27

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JPS61194187U JPS61194187U (ja) 1986-12-03
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