JPH0221522A - ガス開閉機器 - Google Patents
ガス開閉機器Info
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- JPH0221522A JPH0221522A JP17010288A JP17010288A JPH0221522A JP H0221522 A JPH0221522 A JP H0221522A JP 17010288 A JP17010288 A JP 17010288A JP 17010288 A JP17010288 A JP 17010288A JP H0221522 A JPH0221522 A JP H0221522A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、絶縁消弧ガスが充填された容器内に、接触
片が周方向に配されてなるチューリップ形接触子と、該
チューリップ形接触子と同軸に配される棒状の接触子と
、前記固接触子間に発生したアークを該両接触子の共通
の軸線まわり周方向に、駆動する磁界を発生する磁界発
生手段とを備えてなるガス遮断器、ガス開閉器などのガ
ス開閉機器に関する。
片が周方向に配されてなるチューリップ形接触子と、該
チューリップ形接触子と同軸に配される棒状の接触子と
、前記固接触子間に発生したアークを該両接触子の共通
の軸線まわり周方向に、駆動する磁界を発生する磁界発
生手段とを備えてなるガス遮断器、ガス開閉器などのガ
ス開閉機器に関する。
この種ガス開閉機器として、例えば第5図ないし第7図
に示すものが知られている(実公昭62−44431号
、特開昭62−287534号、特開昭62−2875
33号参照)。第5図にガス遮断器の遮断部を示してお
り、絶縁消弧ガス5が充填された容器1内に、複数個周
方向に配され外周側からコイルばねをリング状に巻いた
ガータスプリング2bにより内側へばね力を受けている
接触片2aを備えてなるチューリップ形接触子2と、こ
のチューリップ形接触子と同軸に配され軸方向に進退し
てこれに接鼎する棒状接触子4と、電流蓮断時に前記両
接触子2.4の開離間隙に生じたアークに交差する磁界
を発生してアークを両接触子2.4の共通の軸線まわり
周方向に駆動する磁界発生手段としてチューリ、7”形
接触子2の先端部を包囲するソレノイド3を備えている
。図は電流遮断途中の状態、すなわち、当初チ、−リ、
プ形接触子の接触片2aと棒状接触子4との間に生じた
アークが棒状接触子のストロークとともに長さを増して
アーク電圧を増す一方、アークまわりの電離された熱ガ
スにより、棒状接触子4と、ソレノイド3を介して接触
片2aと同電位にあるアークランナ6との間の絶縁が低
下して、アークがアークランナ6に移行した状態を示し
ている。この状態では、外部端子7からコンタクトホー
ルダ5を介して接触片2aに流入した電流はソレノイド
3を介してアークランナ6へ向かうから、ソレノイド3
により、点線で示すような、アークと交差する磁界を発
生し、アークを棒状接触子4とチー−リ2プ形接触子2
との共通軸線まわり周方向に駆動する。
に示すものが知られている(実公昭62−44431号
、特開昭62−287534号、特開昭62−2875
33号参照)。第5図にガス遮断器の遮断部を示してお
り、絶縁消弧ガス5が充填された容器1内に、複数個周
方向に配され外周側からコイルばねをリング状に巻いた
ガータスプリング2bにより内側へばね力を受けている
接触片2aを備えてなるチューリップ形接触子2と、こ
のチューリップ形接触子と同軸に配され軸方向に進退し
てこれに接鼎する棒状接触子4と、電流蓮断時に前記両
接触子2.4の開離間隙に生じたアークに交差する磁界
を発生してアークを両接触子2.4の共通の軸線まわり
周方向に駆動する磁界発生手段としてチューリ、7”形
接触子2の先端部を包囲するソレノイド3を備えている
。図は電流遮断途中の状態、すなわち、当初チ、−リ、
プ形接触子の接触片2aと棒状接触子4との間に生じた
アークが棒状接触子のストロークとともに長さを増して
アーク電圧を増す一方、アークまわりの電離された熱ガ
スにより、棒状接触子4と、ソレノイド3を介して接触
片2aと同電位にあるアークランナ6との間の絶縁が低
下して、アークがアークランナ6に移行した状態を示し
ている。この状態では、外部端子7からコンタクトホー
ルダ5を介して接触片2aに流入した電流はソレノイド
3を介してアークランナ6へ向かうから、ソレノイド3
により、点線で示すような、アークと交差する磁界を発
生し、アークを棒状接触子4とチー−リ2プ形接触子2
との共通軸線まわり周方向に駆動する。
第6図は磁界発生手段として永久磁石を用いたガス開閉
器の遮断部を示す。内側にチ、−リ、プ形接触子12を
収納するとともに棒状接触子14の閉路位置において絶
縁ノズル18とともに密閉空間19を形成する外筒17
の外側には、この外筒を包囲する。軸方向に着磁された
永久磁石筒13aが配され、その一方の端面側で該永久
磁石筒13aの中心部に同軸に配された永久磁石棒13
bと板状の強磁性材13Gを介して結合されている。電
流速断時に棒状接触子14が開離すると、開離の初期に
おいて、外筒17内側の密閉空間19内のガス圧力がア
ーク熱により上昇し、棒状接触子14が絶縁ノズル18
から抜は出すと、密閉空間19内の加圧されたガスが大
量にアークに吹き付けられる。しかし、透析電流が小さ
いと、密閉空間19内のガス圧力も小さく遮断能力が急
速に低下するため、これを補うものとして、点線で示す
ように、永久磁石筒13aと永久磁石棒13bとを設け
て磁界を発生させ、これをアークに作用させてアークを
両接触子12 、14の共通軸線まわり周方向に駆動し
、小電流遮断能力を向上させている。
器の遮断部を示す。内側にチ、−リ、プ形接触子12を
収納するとともに棒状接触子14の閉路位置において絶
縁ノズル18とともに密閉空間19を形成する外筒17
の外側には、この外筒を包囲する。軸方向に着磁された
永久磁石筒13aが配され、その一方の端面側で該永久
磁石筒13aの中心部に同軸に配された永久磁石棒13
bと板状の強磁性材13Gを介して結合されている。電
流速断時に棒状接触子14が開離すると、開離の初期に
おいて、外筒17内側の密閉空間19内のガス圧力がア
ーク熱により上昇し、棒状接触子14が絶縁ノズル18
から抜は出すと、密閉空間19内の加圧されたガスが大
量にアークに吹き付けられる。しかし、透析電流が小さ
いと、密閉空間19内のガス圧力も小さく遮断能力が急
速に低下するため、これを補うものとして、点線で示す
ように、永久磁石筒13aと永久磁石棒13bとを設け
て磁界を発生させ、これをアークに作用させてアークを
両接触子12 、14の共通軸線まわり周方向に駆動し
、小電流遮断能力を向上させている。
第7図は、磁界発生手段としての永久磁石が絶縁ノズル
内に埋め込まれている場合を示す。永久磁石リング久の
着磁方向は図のように軸方向とすることもできれば、半
径方向としてアークに有効に磁界を作用させることも可
能である。符号18はこのように構成された電流遮断部
における問題点は次のようなものと考えられる。まず、
第5図のように、磁界発生手段としてソレノイドを用い
るものでは、チュ呵り、プ形接触子まわりの構造が複雑
となり、また、ソレノイドはチ、−リ、プ形接触子と容
器との間のリング状空間に配されるから、容器の内径が
十分大きくないと、容器内壁面の実効的な沿面絶縁距離
が短くなり、このため、沿面絶縁強度として同一の裕度
を確保しようとすると、容器が半径方向または軸方向に
大形化するという問題を生ずる。また、第6図のような
構成の遮断部では、電流が常時板状の強磁性材(13c
)を貫通して永久磁石筒(13a)の内側を流れている
から、電流の大きさによりては渦電流抑制策も必要とな
るほか、かかる磁界発生手段のないものと比較して構造
が複雑化することは避けられないという問題がある。そ
こで、WIJ7図のように絶縁ノズル内に永久磁石リン
グを埋め込んで構造の複雑化を避けようとすると、チュ
ーリ2プ形接触子と棒状接触子との間に形成される電気
力線中、両接触子の共通の軸線をわずかに離れたものは
、符号6で示すようlこ、途中が永久磁石リングで短絡
さ壊されやすくなって、このため、ガス中を通り絶縁ノ
ズルの内壁面に沿う絶縁破壊が起こりやすくなるという
問題がある。
内に埋め込まれている場合を示す。永久磁石リング久の
着磁方向は図のように軸方向とすることもできれば、半
径方向としてアークに有効に磁界を作用させることも可
能である。符号18はこのように構成された電流遮断部
における問題点は次のようなものと考えられる。まず、
第5図のように、磁界発生手段としてソレノイドを用い
るものでは、チュ呵り、プ形接触子まわりの構造が複雑
となり、また、ソレノイドはチ、−リ、プ形接触子と容
器との間のリング状空間に配されるから、容器の内径が
十分大きくないと、容器内壁面の実効的な沿面絶縁距離
が短くなり、このため、沿面絶縁強度として同一の裕度
を確保しようとすると、容器が半径方向または軸方向に
大形化するという問題を生ずる。また、第6図のような
構成の遮断部では、電流が常時板状の強磁性材(13c
)を貫通して永久磁石筒(13a)の内側を流れている
から、電流の大きさによりては渦電流抑制策も必要とな
るほか、かかる磁界発生手段のないものと比較して構造
が複雑化することは避けられないという問題がある。そ
こで、WIJ7図のように絶縁ノズル内に永久磁石リン
グを埋め込んで構造の複雑化を避けようとすると、チュ
ーリ2プ形接触子と棒状接触子との間に形成される電気
力線中、両接触子の共通の軸線をわずかに離れたものは
、符号6で示すようlこ、途中が永久磁石リングで短絡
さ壊されやすくなって、このため、ガス中を通り絶縁ノ
ズルの内壁面に沿う絶縁破壊が起こりやすくなるという
問題がある。
この発明の目的は、遮断部の構造を複雑化させたり、機
器の大形化を招いたりすることなく、アークを両接触子
の共通軸線まわり周方向に駆動する磁界を発生させつる
ガス開閉機器を提供することである。
器の大形化を招いたりすることなく、アークを両接触子
の共通軸線まわり周方向に駆動する磁界を発生させつる
ガス開閉機器を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明によれば、棒状接
触子またはチューリ2プ形接触子の少なくともいずれか
一方の発弧点近傍に永久磁石を埋め込むものとする。
触子またはチューリ2プ形接触子の少なくともいずれか
一方の発弧点近傍に永久磁石を埋め込むものとする。
この発明は、開閉機器の接触子がチューリ7プ形接触子
と棒状接触子との組合わせからなる場合には、開離時の
発弧点は両接触子の共通軸線上には生じないこと、従り
て構造的に発生させやすい軸対称の磁界によりアークを
共通軸線まわり周方向に確実に駆動しうること、またア
ークの駆動はアーク足点の駆動を伴いながら行うことが
電流遮断性能の向上に効果的であること、などに着目し
たものであり、たとえば、棒状接触子の先端近傍に、軸
方向に着磁された棒状の永久磁石を同軸に埋め込むと、
接触子開離時のアーク足点は棒の軸線を外れた周面上に
生ずるから、永久磁石の磁力線とアークとは必ず交差す
る。これによりアークにはアーク足点近傍で強い磁界が
作用し、アークは足点とともに周方向に駆動される。こ
のため、アーク足点は接触子周面上の1点に停滞せず、
ア一り足点で溶融、蒸発する金属含気の量が少なくなり
、遮断性能が向上する。また、接触子周面上を周方向ζ
こ駆動されているアーク足点は、アーク柱の部分を軸線
上に保持しようとするガス流が存在する場合にも、軸線
上への移行は、アーク足点が接触子先端に近づくほど永
久磁石の磁極に近づくことになり強い周方向の駆動力を
受けること、アークまわりのガス流がアーク路の影響な
どにより完全には軸対称となり得ないことなどから困難
であり、アーク足点の11駆動による遮断性能向上の効
果は損われない。また、常時通電時の棒状接触子内部の
磁束は、埋め込まれた棒状永久磁石の周面近傍に集中し
て生ずるだけであるから、棒状永久磁石に軸方向に、か
つ断面放射状にスリットを形成する程度の対策で渦電流
による加熱を防止することが可能である。
と棒状接触子との組合わせからなる場合には、開離時の
発弧点は両接触子の共通軸線上には生じないこと、従り
て構造的に発生させやすい軸対称の磁界によりアークを
共通軸線まわり周方向に確実に駆動しうること、またア
ークの駆動はアーク足点の駆動を伴いながら行うことが
電流遮断性能の向上に効果的であること、などに着目し
たものであり、たとえば、棒状接触子の先端近傍に、軸
方向に着磁された棒状の永久磁石を同軸に埋め込むと、
接触子開離時のアーク足点は棒の軸線を外れた周面上に
生ずるから、永久磁石の磁力線とアークとは必ず交差す
る。これによりアークにはアーク足点近傍で強い磁界が
作用し、アークは足点とともに周方向に駆動される。こ
のため、アーク足点は接触子周面上の1点に停滞せず、
ア一り足点で溶融、蒸発する金属含気の量が少なくなり
、遮断性能が向上する。また、接触子周面上を周方向ζ
こ駆動されているアーク足点は、アーク柱の部分を軸線
上に保持しようとするガス流が存在する場合にも、軸線
上への移行は、アーク足点が接触子先端に近づくほど永
久磁石の磁極に近づくことになり強い周方向の駆動力を
受けること、アークまわりのガス流がアーク路の影響な
どにより完全には軸対称となり得ないことなどから困難
であり、アーク足点の11駆動による遮断性能向上の効
果は損われない。また、常時通電時の棒状接触子内部の
磁束は、埋め込まれた棒状永久磁石の周面近傍に集中し
て生ずるだけであるから、棒状永久磁石に軸方向に、か
つ断面放射状にスリットを形成する程度の対策で渦電流
による加熱を防止することが可能である。
また、チューリ7プ形接触子を構成するそれぞれの接触
片の発弧点近傍に、たとえば接触片の背後から短円柱状
の永久磁石を着磁方向が接触子の半径方向と一致するよ
うに嵌め込めば、接触片の先端に生ずるアークに対し周
方向の磁気駆動力が作用する。しかも、個々の永久磁石
は互いに分離されているから常時および遮断時の電流に
よる渦電流損失がほとんど発生せず、渦電流対策を特に
必要としない。
片の発弧点近傍に、たとえば接触片の背後から短円柱状
の永久磁石を着磁方向が接触子の半径方向と一致するよ
うに嵌め込めば、接触片の先端に生ずるアークに対し周
方向の磁気駆動力が作用する。しかも、個々の永久磁石
は互いに分離されているから常時および遮断時の電流に
よる渦電流損失がほとんど発生せず、渦電流対策を特に
必要としない。
このように、接触子内に永久磁石を埋め込むことにより
、遮断部の構造を何ら複雑化させることなく、また絶縁
上の問題を生じることなくかつガス開閉機器の大形化を
招くことなくアークを両接触子の共通軸森まわり周方向
に駆動して遮断性能を向上せしめつる磁界を発生させる
ことができる。
、遮断部の構造を何ら複雑化させることなく、また絶縁
上の問題を生じることなくかつガス開閉機器の大形化を
招くことなくアークを両接触子の共通軸森まわり周方向
に駆動して遮断性能を向上せしめつる磁界を発生させる
ことができる。
第1図j6よび第2図に本発明の第1の実施例を示す。
この実施例では、永久磁石はパ、ファ形ガス遮断器の固
定電極を構成する棒状接触子の先端部に埋め込まれてい
る。すなわち、第2図の拡大断面図にみられるように、
短円柱状に形成され全外周面を断熱材たとえば四ふつ化
エチレン樹脂団で覆われた永久磁石52が、棒状接触子
51の接触部51b内に嵌め込まれ、はねヌを介して接
触部先端側に押圧、保持されている。永久磁石52を断
熱財団で覆う理由は、大電流遮断時にアーク熱により加
熱される接触部表面の熱の伝達を緩和し、永久磁石の磁
気特性の変化を防止するためである。
定電極を構成する棒状接触子の先端部に埋め込まれてい
る。すなわち、第2図の拡大断面図にみられるように、
短円柱状に形成され全外周面を断熱材たとえば四ふつ化
エチレン樹脂団で覆われた永久磁石52が、棒状接触子
51の接触部51b内に嵌め込まれ、はねヌを介して接
触部先端側に押圧、保持されている。永久磁石52を断
熱財団で覆う理由は、大電流遮断時にアーク熱により加
熱される接触部表面の熱の伝達を緩和し、永久磁石の磁
気特性の変化を防止するためである。
いま、第1図に示すように、電流遮断時をこパ。
ファシリンダ田が下方に移動し、固定ピストン59前面
側のガスを圧縮すると、この圧縮されたガスは絶縁ノズ
ル56の内側を通り、棒状接触子51方向へ噴出する。
側のガスを圧縮すると、この圧縮されたガスは絶縁ノズ
ル56の内側を通り、棒状接触子51方向へ噴出する。
なお、圧縮されたガスの一部はチー−リ2プ形接触子5
7の内側を通り下方へ噴出される。ガス流は、絶縁ノズ
ル56の(1バ出ロ位置ではアーク柱を強く中心軸上に
保持する作用を有するが、噴出口から噴出されると断熱
的に外方へ広がり、アークを中心軸上に保持しようとす
る力が急に弱まる。しかもガスの流れは上流倶nにある
アーク路やアーク摂動などの影響により完全に軸対称で
はないから、仮に棒状接触子51の噴出口脱出直前にア
ーク足点が中心軸上にきても、脱出後に前記非完全軸対
称ガス流により一旦軸線を外れると、アーク足点は永久
磁石52から軸線まわり周方向に駆動力を受けて高速で
回転しつつ後方へ移動する。
7の内側を通り下方へ噴出される。ガス流は、絶縁ノズ
ル56の(1バ出ロ位置ではアーク柱を強く中心軸上に
保持する作用を有するが、噴出口から噴出されると断熱
的に外方へ広がり、アークを中心軸上に保持しようとす
る力が急に弱まる。しかもガスの流れは上流倶nにある
アーク路やアーク摂動などの影響により完全に軸対称で
はないから、仮に棒状接触子51の噴出口脱出直前にア
ーク足点が中心軸上にきても、脱出後に前記非完全軸対
称ガス流により一旦軸線を外れると、アーク足点は永久
磁石52から軸線まわり周方向に駆動力を受けて高速で
回転しつつ後方へ移動する。
これにより、永久磁石が埋め込まれていない場合と比較
してアーク足点から蒸発する金属蒸気量が顕著に減少し
、遮断性能が向上する。
してアーク足点から蒸発する金属蒸気量が顕著に減少し
、遮断性能が向上する。
第3図に本発明の第2の実施例を示す。この実施例は、
チ、−リ、プ形接触子を溝底する接触片の発弧点近傍に
永久磁石を埋め込んだ場合を示す。
チ、−リ、プ形接触子を溝底する接触片の発弧点近傍に
永久磁石を埋め込んだ場合を示す。
接触片61の棒状接触子間との接触点Pの背面側に陥凹
部を形成し、ここに軸方向に着磁された短円柱状の永久
磁石62を着磁方向がチ、−リ、グ形接触子の半径方向
と一致するように嵌め込み、あらかじめ前記陥凹部入口
に形成されていた突起61aを折り曲げて抜は止めが施
されている。図中の符号己は長いコイルばねをリング状
に巻いたガータスプリングであり、外周側から接触片6
1を内側へ締め付けることにより棒状接触子(7)とホ
ールダ8との接触点にそれぞれ所要接触圧力を与える。
部を形成し、ここに軸方向に着磁された短円柱状の永久
磁石62を着磁方向がチ、−リ、グ形接触子の半径方向
と一致するように嵌め込み、あらかじめ前記陥凹部入口
に形成されていた突起61aを折り曲げて抜は止めが施
されている。図中の符号己は長いコイルばねをリング状
に巻いたガータスプリングであり、外周側から接触片6
1を内側へ締め付けることにより棒状接触子(7)とホ
ールダ8との接触点にそれぞれ所要接触圧力を与える。
電流遮断時に棒状接触子間とチ、−リ、プ形接触子とが
開離すると、接触片61は接触子内方へ傾(から、接触
片61上の発弧点は図のP点よりも上方へ移行する。従
りて、この発弧点から上方へ延びるアークに対し、永久
磁石62が発生する磁力線は必ず交差し、アークに対し
、特にアーク足点近傍で周方向に強い駆動力が作用する
。また、第1図に示すように、チューリ2プ形接触子の
内方へ向かうガス流があり、アーク足点が接触子の内方
へ駆動された場合にもアークには周方向の駆動力が作用
する。このように永久磁石をそれぞれの接触片に埋め込
むと、各永久磁石は個別に分離されているから、常時の
通電状態および電流遮断時にも渦電流の発生が極めて少
なく、渦電流による発熱対策を特に必要としない。また
、アーク足点は接触片の頂部を周方向に移動するからア
ーク足点の熱による永久磁石の加熱作用は小さく、負荷
電流ないし過負荷電流を遮断するガス開閉器では、特に
永久磁石の断熱対策を必要としない。ただし短絡電流を
遮断するガス遮断器の場合には、第2図のようをこ永久
磁石を断熱材で覆い、永久磁石の磁気特性の変化をより
確実に防止するようにするのがよい。
開離すると、接触片61は接触子内方へ傾(から、接触
片61上の発弧点は図のP点よりも上方へ移行する。従
りて、この発弧点から上方へ延びるアークに対し、永久
磁石62が発生する磁力線は必ず交差し、アークに対し
、特にアーク足点近傍で周方向に強い駆動力が作用する
。また、第1図に示すように、チューリ2プ形接触子の
内方へ向かうガス流があり、アーク足点が接触子の内方
へ駆動された場合にもアークには周方向の駆動力が作用
する。このように永久磁石をそれぞれの接触片に埋め込
むと、各永久磁石は個別に分離されているから、常時の
通電状態および電流遮断時にも渦電流の発生が極めて少
なく、渦電流による発熱対策を特に必要としない。また
、アーク足点は接触片の頂部を周方向に移動するからア
ーク足点の熱による永久磁石の加熱作用は小さく、負荷
電流ないし過負荷電流を遮断するガス開閉器では、特に
永久磁石の断熱対策を必要としない。ただし短絡電流を
遮断するガス遮断器の場合には、第2図のようをこ永久
磁石を断熱材で覆い、永久磁石の磁気特性の変化をより
確実に防止するようにするのがよい。
第4図に本発明の第3の実施例を示す。この実施例は、
チ、−リ、グ形接触子が前面側から外周側にかけて平滑
な金属円筒で掩われ、前面側と外周側とに集中する電界
を緩和して接触子まわりの絶縁を強化したチューリ2プ
形接触子に対し本発明を適用した場合の一例を示す。金
属円筒π前面側の分厚いリング部には、外周側から周方
向等間隔に複数の陥凹部が形成され、ここに軸方向に着
磁された棒状の永久磁石72が着磁方向がチューリ、プ
形接触子の半径方向と一致するように密に嵌め込まれ、
さらに背後からねじ75をねじ込んで永久磁石の抜は止
めを施している。この場合にもアーク足点は永久磁石7
2の軸線上に停滞することはないからアークに対し、特
にアーク足点近傍で周方向に強い駆動力が作用する。
チ、−リ、グ形接触子が前面側から外周側にかけて平滑
な金属円筒で掩われ、前面側と外周側とに集中する電界
を緩和して接触子まわりの絶縁を強化したチューリ2プ
形接触子に対し本発明を適用した場合の一例を示す。金
属円筒π前面側の分厚いリング部には、外周側から周方
向等間隔に複数の陥凹部が形成され、ここに軸方向に着
磁された棒状の永久磁石72が着磁方向がチューリ、プ
形接触子の半径方向と一致するように密に嵌め込まれ、
さらに背後からねじ75をねじ込んで永久磁石の抜は止
めを施している。この場合にもアーク足点は永久磁石7
2の軸線上に停滞することはないからアークに対し、特
にアーク足点近傍で周方向に強い駆動力が作用する。
以上に述べたように、本発明によれば、絶縁消弧ガスが
充填された容器内に、接触片が周方向に配されてなるチ
ューリ2プ形接触子と、該チューリ2プ形接触子と同軸
に配される棒状の接触子と、前記両接触子間に発生した
アークを該固接触子の共通の軸線まわり周方向に駆動す
る磁界を発生する磁界発生手段とを備えてなるガス開閉
機器において、前記アークを周方向(こ駆動する磁界を
、棒状の接触子またはチ、−リ、プ形接触子の少なくと
もいずれか一方の発弧点近傍に永久磁石を埋め込んで発
生させるようにしたので、遮断部の構造が複雑化するこ
となく、また磁界発生手段の存在に基づく絶朦上の問題
を生じることなく、従ってガス開閉機器の大形化を避け
つつアークを効果的に周方向に駆動する磁界を発生する
ことができるという効果が得られる。
充填された容器内に、接触片が周方向に配されてなるチ
ューリ2プ形接触子と、該チューリ2プ形接触子と同軸
に配される棒状の接触子と、前記両接触子間に発生した
アークを該固接触子の共通の軸線まわり周方向に駆動す
る磁界を発生する磁界発生手段とを備えてなるガス開閉
機器において、前記アークを周方向(こ駆動する磁界を
、棒状の接触子またはチ、−リ、プ形接触子の少なくと
もいずれか一方の発弧点近傍に永久磁石を埋め込んで発
生させるようにしたので、遮断部の構造が複雑化するこ
となく、また磁界発生手段の存在に基づく絶朦上の問題
を生じることなく、従ってガス開閉機器の大形化を避け
つつアークを効果的に周方向に駆動する磁界を発生する
ことができるという効果が得られる。
第1図は本発明による永久磁石配設位置の第1の実施例
を示すパ、ファ形ガス遮断器遮断部の断面図、第2図は
第1図における永久磁石配役位置の拡大断面図、第3図
および第4図はそれぞれ本発明による永久磁石配役位置
の第2および第3の実施例を示すチ、−リ、プ形接触子
の断面図、第5図、第6図Bよび第7図はそれぞれ従来
例による母界発生装置を備えたガス開閉機器逍断部の断
面図である。 1・・・容器、2,12.57・・・チューリ、グ形接
触子、2a、57a、61.71・・・接触片、3・・
・ソレノイド、4.14,24,51.60・・・棒状
接触子、15・・・絶縁消弧ガス、13a・・・永久磁
石筒、13b・・・永久磁石棒、乙・・・永久磁石リン
グ、52 、62 、72・・・永久磁石、57 b
、 76・・・金属円筒。 第 図
を示すパ、ファ形ガス遮断器遮断部の断面図、第2図は
第1図における永久磁石配役位置の拡大断面図、第3図
および第4図はそれぞれ本発明による永久磁石配役位置
の第2および第3の実施例を示すチ、−リ、プ形接触子
の断面図、第5図、第6図Bよび第7図はそれぞれ従来
例による母界発生装置を備えたガス開閉機器逍断部の断
面図である。 1・・・容器、2,12.57・・・チューリ、グ形接
触子、2a、57a、61.71・・・接触片、3・・
・ソレノイド、4.14,24,51.60・・・棒状
接触子、15・・・絶縁消弧ガス、13a・・・永久磁
石筒、13b・・・永久磁石棒、乙・・・永久磁石リン
グ、52 、62 、72・・・永久磁石、57 b
、 76・・・金属円筒。 第 図
Claims (1)
- 1)絶縁消弧ガスが充填された容器内に、接触片が周方
向に配されてなるチューリップ形接触子と、該チューリ
ップ形接触子と同軸に配される棒状の接触子と、前記両
接触子間に発生したアークを該両接触子の共通の軸線ま
わり周方向に駆動する磁界を発生する磁界発生手段とを
備えてなるガス開閉機器において、前記磁界発生手段が
前記棒状の接触子またはチューリップ形接触子の少なく
ともいずれか一方の発弧点近傍に埋め込まれた永久磁石
であることを特徴とするガス開閉機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17010288A JPH0221522A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | ガス開閉機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17010288A JPH0221522A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | ガス開閉機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221522A true JPH0221522A (ja) | 1990-01-24 |
Family
ID=15898673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17010288A Pending JPH0221522A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | ガス開閉機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0221522A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994014177A1 (en) * | 1992-12-16 | 1994-06-23 | Nu-Lec Pty. Ltd. | Arc extinguishing switch apparatus and method |
JP2007323992A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | ガス絶縁開閉装置 |
JP2007335148A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | 開閉器 |
JP2010027479A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Mitsubishi Electric Corp | 開閉器 |
US20120280772A1 (en) * | 2010-02-26 | 2012-11-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric current switching apparatus |
WO2014174917A1 (ja) * | 2013-04-22 | 2014-10-30 | 株式会社日立製作所 | 開閉装置 |
-
1988
- 1988-07-08 JP JP17010288A patent/JPH0221522A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994014177A1 (en) * | 1992-12-16 | 1994-06-23 | Nu-Lec Pty. Ltd. | Arc extinguishing switch apparatus and method |
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US20120280772A1 (en) * | 2010-02-26 | 2012-11-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric current switching apparatus |
US8902026B2 (en) * | 2010-02-26 | 2014-12-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric current switching apparatus |
WO2014174917A1 (ja) * | 2013-04-22 | 2014-10-30 | 株式会社日立製作所 | 開閉装置 |
JP2014212088A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-13 | 株式会社日立製作所 | 開閉装置 |
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