JPH0221521Y2 - - Google Patents

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JPH0221521Y2
JPH0221521Y2 JP6796085U JP6796085U JPH0221521Y2 JP H0221521 Y2 JPH0221521 Y2 JP H0221521Y2 JP 6796085 U JP6796085 U JP 6796085U JP 6796085 U JP6796085 U JP 6796085U JP H0221521 Y2 JPH0221521 Y2 JP H0221521Y2
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pressure receiving
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casing
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、被覆電線の端部被覆を剥離した裸導
線部分の複数本を主としてスリーブ型圧着端子の
スリーブ内に挿入し圧着して複数本の電線どうし
を電気的、物理的に接続するに先立つて、その複
数本の裸導線部分を撚り結束する場合に用いら
れ、そのほか複数本の裸導線部分を半田付け、ロ
ー付け、溶接、ねじ止め、巻付け等の手段によつ
て各種電気機器の部品や素子等に接続するに際し
てそれらを撚り結束する場合に用いられるもの
で、詳しくは回転遠心力により互いに接近する方
向に揺動移動して電線群を挟持する線挟持片の複
数個を回転周方向に等間隔又は略等間隔を隔てて
装着の回転部材をエアーモータの回転軸に連動さ
せてある電線撚り機における前記エアーモータの
構造に関する。
〈従来の技術〉 この種電線撚り機のエアーモータは、一般的に
第11図で示すように円筒状ケ−シング06B内
に軸支したロータ06Cの周部複数箇所に回転半
径方向外方に向かつて開口する切込溝6cを形成
し、これら切込溝6c内に夫々板状受圧羽根06
Aを回転半径方向に出退移動のみ自在に嵌合保持
させ、もつて、回転遠心力により各受圧羽根06
Aをその先端縁がケ−シング06Bの内周面に接
当するように外方に突出移動させてケ−シング0
6B内に供給されるエアーの圧力を各羽根06A
が受けてロータ06Cを連続回転させるように構
成されている。そして、従来のものでは前記各受
圧羽根06Aが自由移動式でロータ06Cの回転
速度が一定速度以上に達したとき、その先端縁が
遠心力によりケ−シング06Bの内周面に接当す
る構造であつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記構造の従来モータにおいては、遠心力が作
用しない起動時で、特に受圧羽根がロータの回転
軸芯を含む鉛直線上に位置して停止していると
か、その位置よりも若干回転方向の何れかに偏つ
た所に位置して停止している状態では受圧羽根が
自重(重力)により半径方向外方に突出移動しよ
うとするが、切込溝内周面との摺接抵抗が重力移
動力よりも大きくなるといつた製作誤差などによ
つては完全に半径方向外方に突出しきつていない
ことが多く、そのため、モータ作動停止時には、
この受圧羽根先端縁とケ−シング内周面との間に
微少な〓間が形成されていることが応々にある。
このような状態でケ−シング内にエアーを供給し
ても、その供給エアー圧が〓間からリークして羽
根の受圧力は低く、除々には回転速度が上昇する
ものの、所期の回転速度に達するまでに相当な時
間を要する。つまり、立上りが非常に悪い。それ
故に、一日に数百回乃至数千回にも及ぶ撚り作業
を略連続して行なうに際して線挟持片群の開きの
ために一回毎に起動及び起動停止の操作を要する
この種の作業にとつて、各起動時の時間ロスが集
積して作業能力を著しく低下する欠点がある。
また、立上り特性を良くするために高圧エアー
モータと減速機とを組合せることも孝えられる
が、この場合は、立上りは良くなる反面、全体が
高価になり易いばかりでなく、大型重量化し、最
も使用が手軽な手持型式には構成しにくい難点が
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案はかかる実情に鑑み、低圧でありながら
も簡単な、しかも経済的な改良によつて立上り特
性を著しく改善し、作業能率の向上に寄与する電
線撚り機駆動用エアーモータの構造を提供する点
に目的を有し、この目的を達成するために本考案
に係る電線撚り機駆動用エアーモータの構造は、
冒頭詳記の電線撚り機において、前記エアーモー
タにおける複数枚のベーン式受圧羽根に、該羽根
の先端縁がケ−シングの内周面に弾接するように
回転半径方向の外方に付勢するばね部分を一体成
形したという構成に特徴を有するものである。
〈作用〉 上記の如き特徴構成を有する本考案に係る電線
撚り機によれば、ケ−シング内へエアー圧が供給
されていない作動停止時においても各受圧羽根の
先端縁はケ−シング内周面に弾接状態にあつて、
最大受圧面積を現出するとともに、回転周方向で
相隣る受圧羽根間の空間は密閉空間にある。従つ
て、その密閉空間内にエアー圧を供給すると、各
受圧羽根には供給エアー圧×受圧面積に相当する
圧力が作用しロータはスムーズに回転し始める。
このモータの駆動回転力が前記回転部材に伝達さ
れて一定以上の回転速度に達すると、線挟持片が
遠心力によつて互いに接近する方向に揺動して電
線群(裸導線部分)を強力に挟持することにな
り、この状態で電線群をその長手方向に沿つて引
抜き移動操作することにより所期の撚り結束作用
が行なわれるに至るのである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図乃至第9図において1は、円筒状の握り
カバー8の先端部分に嵌着の有底円筒状ホルダー
15に内嵌保持させたベアリング10を介して回
転のみ自在に支承させた駆動回転軸であつて、こ
れは前記握りカバー8の基端部に内蔵のエアーモ
ータ6に直結連動されているとともに、前記握り
カバー8が約30mmの外径で片手で強く握持できる
ような手持型式に構成されている。11は前記回
転軸1の先端部にベアリング16及びロツクボル
ト12を介して同芯状に固定連結して該回転軸1
と一体回転可能に構成した駆動回転部材の一例で
ある所の、アームホルダーであつて、その筒軸線
方向の先端近傍とそれより適当距離後方位置には
肉厚が相異する環状部材11A,11Bが一体連
設されているとともに、これら両環状部材11
A,11Bの周壁で回転周方向に中心角で120度
の等間隔を隔てた三箇所には夫々正面視(回転軸
線方向視)において略角U字形の切込み11a,
11bが形成されている。2は前記ホルダー11
の先端側の各切込み11aに嵌入保持させる状態
で回転周方向に等間隔で配置された三個のアーム
であつて、これら各アーム2はそれらの先端部が
前記ホルダー11の先端縁よりも前記回転軸1の
軸線延長方向に向かつて比較的長く突出する長さ
を有するとともに、前記各切込み11a内に嵌入
された基端部において、これら各切込み11aを
横断するように前記環状部材11Aに挿通保持さ
せた所の、前記回転軸1軸線に対して略直交する
軸芯をもつピン13を介して枢支され、もつて、
各アーム2が前記ピン13の軸芯周りに揺動自在
に構成されている。而して、前記各アーム2の詳
細構造について説明すると、第8図及び第9図で
明示の如く、その基端部側には、前記回転軸1の
回転遠心力により前記回転軸1の軸線から遠ざか
る側に移動して前記各アーム2先端部を前記の延
長軸線側に揺動移動させれるように作用する重錘
部3がアーム2先端側とは反対方向に向けて直線
状に一体連設され、この重錘部3が前記の後端側
切込み11b内に嵌合保持されるようになつてい
るとともに前記各アーム2の先端部には、前記の
回転遠心力による延長軸線側への揺動移動時に第
7図ロで示すように互いに接当して、常時(回転
停止時)には各アーム2の基端近傍と前記ホルダ
ー11との間に介在のスプリング14を介して第
7図イで示すような開放状態に付勢維持されてい
る撚り電線挿入用開口4を第7図ロの如く閉塞す
る線挟持片5が連設されていて、このような構造
のものを炭素工具綱などの素材の切削加工をもつ
て一連一体で全体的に略直線状に構成してある。
また前記各線挟持片5は、前記アーム2の揺動軸
芯方向に沿つて比較的広幅な長方形板状で、かつ
その幅方向において一端側ほど前記揺動軸芯に近
づくような傾斜姿勢のものに構成されている。9
は前記ホルダー11、アーム2群を内装するよう
に前記握りカバー8の先端部にねじ部17を介し
て着脱自在に連設された筒状キヤツプであつて、
この筒状キヤツプ9の先端部には前記の開口4に
同芯接続される状態で電線挿入案内口9Aが形成
され、この案内口9Aは前記の開口4に近い側ほ
ど漸次小径の内窄りテーパー状のものに形成され
ているとともに、該キヤツプ9の周壁で前記線挟
持片5群の存在位置近くの部分には、作動時にエ
アーモータ6から該キヤツプ9内にブリードされ
る高圧エアーをキヤツプ9外周にエスケープさせ
るとともに、そのエスケープエアー流にのせて撚
り時に発生する、線の切れつ端の如き所謂かすを
キヤツプ9外に排出除去するスリツト状の孔20
が形成されている。
上記の電線撚り機において、前記エアーモータ
6を次のような構造に構成してある。
第1図乃至第3図において、6Bは先端部周壁
にエアー逃し用切欠6bを有する円筒状のモータ
ケ−シングであつて、アルミニウム製であり、そ
の内部にはロータ6Cが同芯状態で回転のみ自在
に軸支されている。6Aは前記ロータ6C周部で
周方向に等間隔を隔てた五箇所(四箇所でも六箇
所でも可)に、回転半径方向外方に向かつて開口
する状態で形成した条溝状の切込溝6C内に、回
転半径方向に出退移動自在に嵌合保持させたベー
ン式の受圧羽根であつて、前記アルミニウム製ケ
−シング6Bと比べて耐摩耗性の小なるベークラ
イトなどの樹脂から成形されているとともに、こ
の受圧羽根6Aの基端側には、該受圧羽根6Aを
前記切込溝6C内に嵌入保持させた姿勢におい
て、切込溝6C底部のロータ回転軸芯方向両端近
くの二点に接当して、前記各受圧羽根6Aの先端
縁6aが前記ケ−シング6Bの内周面に弾接する
ように回転半径方向の外方に移動付勢する弓状の
ばね部分6A′を一体成形してある。図中7はエ
アーモータ作動制御用操作レバー、21はエアー
モータ6の回転コントローラである。
上記の如く手持型に構成された電線撚り機は作
業者が片手で握りカバー8を握持し、他方の片手
で電線Aの被覆部aを掴んで複数本の端部裸導線
部分bを、前記筒状キヤツプ9の先端挿入案内口
9Aによる中心ガイド作用を介して前記の開口4
に挿入し、この挿入状態でレバー7を握つてエア
ーモータ6のケ−シング6B内にエアーを供給す
ることによつて、受圧羽根6Aの受圧作用を介し
てロータ6Cを回転させてこのモータ6を起動さ
せる。このモータ6の起動によつて回転軸1、ホ
ルダー11が駆動回転されることになつて、既述
の作用の項で説明した通りの捻り作業が行なわれ
るのであり、この捻り作業時においてエアーモー
タ6から筒状キヤツプ9内にブリードされるエア
ーの大部分は前記キヤツプ9周壁に形成の孔20
から外部側方にエスケープされるとともに、キヤ
ツプ9内に発生するかすがそのエスケープエアー
とともに外部に排出されるので、前記挿入案内口
9Aからの吹返しが抑制されると同時に、キヤツ
プ9内の空気密度が比較的低い状態に維持される
ため、線挟持片5、アーム2、及び重錘部3群の
高速回転に伴なういわゆる風切り音が少なくなる
といつた消音作用が発揮される。そして、前記受
圧羽根6Aはその先端縁6aがケ−シング6Bの
内周面に常時弾接して回転することから摩耗し易
いが、一定以上摩耗したときにはばね部分6
A′を含めて新しいものと交換し、消耗品として
使用されるのである。
以下別の実施例について列記する。
〔〕 機器本体を上記実施例の如く手持型に構
成するも、また作業台や床などに固定設置して
用いる定置型に構成するも良い。
〔〕 前記各受圧羽根6Aの基端側に一体成形
するばね部分6A′の形態としては、第10図
で示すように側面視略ハの字形のものであつて
も良く、また、樹脂材料としてはベークライト
(フエノール樹脂)以外、硬質でかつステンレ
ス等のケ−シング構成材料よりも耐摩耗性の小
なるものであれば良い。
〈考案の効果〉 以上群述したことからも明らかなように、本考
案による時は、 (1) 起動停止時においても、各受圧羽根を遠心力
が働く所定回転速度以上のときと同様にその先
端縁がケ−シング内面に接当する姿勢に保てる
から、受圧羽根の停止位置に拘わらず、エアー
圧のリークを防げるとともに、最大受圧面積を
確保してスムーズな立上りが得られる。是れに
よつて、起動時の時間ロスを最小限に止めて、
撚り作業全体の能率を顕著に向上できる。
(2) しかも、特別に高圧のエアーモータを使用し
ないで済むから、全体を低価格でかつ小型軽量
化して、使用性の良い手持型に構成し易い。
(3) また、受圧羽根がばね部分を含めて樹脂の一
体成形品であるから、摩耗に伴なつて交換使用
するいわゆる消耗品として取扱つても比較的コ
ストは安上りで済み。
(4) 更に、ばねと羽根とが別体の場合に比して受
圧羽根の交換が非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案の一実施例を示し、
第1図は要部の拡大一部切欠き斜視図、第2図は
同縦断側面図、第3図は第2図−線での縦断
面図、第4図及び第5図は一部切除した要部の斜
視図、第6図は一部切欠き全体縦断側面図、第7
図イ,ロは要部の縦断正面図、第8図及び第9図
は構成要素の拡大側面図及び周平面図、第10図
は別の実施例を示す要部の拡大縦断正面図、第1
1図は従来のものの要部の拡大縦断側面図であ
る。 1は回転軸、5は線挟持片、6はエアーモー
タ、6Aは受圧羽根、6A′はばね部分、6Bは
ケ−シング、6Cはロータ、6aは6Aの先端
縁、6cは切込溝、11は回転部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転遠心力により互いに接近する方向に揺動
    移動して電線群を挟持する線挟持片5の複数個
    を回転周方向に等間隔又は略等間隔を隔てて装
    着の回転部材11をエアーモータ6の回転軸1
    に連動させてある電線撚り機であつて、前記エ
    アーモータ6における複数枚のベーン式受圧羽
    根6Aに、該羽根6Aの先端縁6aがケ−シン
    グ6Bの内周面に弾接するように回転半径方向
    の外方に付勢するばね部分6A′を一体形成し
    てあることを特徴とする電線撚り機駆動用エア
    ーモータの構造。 前記ばね部分6A′が、ロータ6Cに形成の
    切込溝6c底部のロータ回転軸芯方向の両端近
    くの二点に接当するような弓状のものに形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第項に記載
    の電線撚り機駆動用エアーモータの構造。 前記各受圧羽根6Aがケ−シング6Bよりも
    耐摩耗性の小なる材料から構成されている実用
    新案登録請求の範囲第項に記載の電線撚り機
    駆動用エアーモータの構造。 前記各受圧羽根6Aがペークライト製であ
    り、かつ前記ケ−シング6Bがアルミニウム製
    である実用新案登録請求の範囲第項に記載の
    電線撚り機駆動用エアーモータの構造。
JP6796085U 1985-05-08 1985-05-08 Expired JPH0221521Y2 (ja)

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JP6796085U JPH0221521Y2 (ja) 1985-05-08 1985-05-08

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JPS61183401U JPS61183401U (ja) 1986-11-15
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