JPH02214288A - Ｃｒｔディスプレイ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はＣＲＴディスプレイに関し、特に地磁気等の
外部磁界による色ずれを補正する外部磁界補正装置に関
する。

従来の技術 近年、映像ディスプレイは、大型化の傾向を示し、直視
形ＣＲＴディスプレイにおいても大吋のものが普及する
に至っている。この大型ＣＲＴディスプレイは画面周囲
の色ずれの補正が重要な課題であり地磁気等の影響も無
視できない。

第３図は従来の外部磁界補正装置を示し、第３図におい
て、１はＣＲＴ　（陰極線管）、２は水平方向磁界補正
コイル、３は垂直方向磁界補正コイル、４は水平方向磁
気補正コイル２に補正電流を流す電源、５はその補正電
流を調整する抵抗器、６は垂直方向磁界補正コイル３に
補正電流を流す電源、７はその補正電流を調整する抵抗
器である。

ＣＲＴの電子銃部分は、第４図に示すような構造を有し
ており、第４図において、８はＣＲＴの電子銃、９，１
０は電子ビーム、１１は表示点である。同図で、ＣＲＴ
ディスプレイに外部磁界（水平方向成分）が加わった場
合、電子銃８における各色電極の位置が異なるため、例
えばＲ（赤色）ビーム９とＢ（青色）ビーム１０では水
平方向成分外部磁界に対してＲビーム９の方が長さｄの
分多く磁界による力を受は表示点１１で色ずれを生じる
。

第３図において、水平方向磁界補正コイ／Ｌ／２は、外
部磁界の水平方向成分を打ち消す磁界を発生し前記のよ
うな色むらの原因となる外部磁界を中和する。同様に垂
直方向磁界補正コイ／Ｌ／３によって外部磁界の垂直方
向成分を中和する。これによってＣＲＴディスプレイ設
置場所の変化にともなう地磁気等の外部磁界による色ず
れの発生を防止することかできる。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような装置は、設置場所の変更ごとに調整
を行なわなければならないと共に設置場所で一義的に決
まらない変化する外部磁界に対しては効果がないという
問題点があった。

この発明は、上記の問題点に鑑み、ＣＲＴディスプレイ
装置の設置場所及び外部磁界の状況によって生じる色ず
れを防止できるＣＲＴディスプレイ装置を提供すること
を目的とする。

課題を解決するだめの手段 この発明におけるＣＲＴディスプレイ装置は、水平方向
、垂直方向それぞれの補正コイルが作る磁界の中に水平
、垂直方向それぞれの磁気の強さと極性を検出可能な磁
気センサ等の手段を置き、外部磁界と補正コイルが発生
した磁界の和をこの検出手段によって測り、この計測値
が磁界零を示す値に収束するように補正コイルのそれぞ
れに流す電流を制御するフィードバックループを構成す
ることを特徴とする。

作　　用 本発明によれば、水平方向、垂直方向それぞれの補正コ
イルが作る磁界の中に水平、垂直方向それぞれの磁気の
強さと極性を検出可能な磁気センサ等の手段を置き、外
部磁界と補正コイルが発生した磁界の和をこの検出手段
によって測り、この計測値が磁界零を示す値に収束する
ように前記補正コイルのそれぞれに流す電流を制御する
フィードバックループを構成することにより、ディスプ
レイ装置の設置場所等°を変更しても、磁場環境の変化
に対応して外部磁界の影響をキャンセルするものである
。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
。第１図は本発明の一実施例に係るＣＲＴディスプレイ
装置の外部磁界補正装置のブロック図である。図中１２
は水平方向磁界検出用ホール素子、１３はバイアス回路
、１４はホール素子１２の出力が接続された増幅回路、
１６はオフセット電圧発生回路、１６は増幅回路１４の
出力とオフセット電圧発生回路１６の出力とが入力され
た加算器、１７は加算器１６の出力が入力された平滑回
路、１８は平滑回路１７の出力が入力され、その出力が
水平方向磁界補正コイ／ｖ２に接続された・１Ｅ流駆動
回路である。一方、１９は垂直方向磁界検出用ホール素
子であり、以下水平方向補正回路と同様の接続で、２ｏ
はバイアス回路、２１は増幅回路、２２はオフセット電
圧発生回路、２３は加算器、２４は平滑回路、２５は平
滑回路２４の出力が入力されその出力が垂直方向磁界補
正コイ／ｖ３に接続された電流駆動回路である。

以上の様に構成された本装置の動作を第１図において説
明する。ディスプレイ装置のＣＲＴｌは水平方向磁界補
正コイＡ／２と垂直方向磁界補正コイ）ｖ３の発生する
磁界の中に置かれており、この磁界の形成された空間で
は外部磁界がキャンセルされるようになっている。これ
は従来例と同様である。この磁界中に磁界の強さと極性
を電気信号に変換可能なホール素子１２を配置する。ホ
ール素子１２は、バイアス電流を流す方向の素子の面に
対して垂直な方向の磁界の強さと極性を検出することか
できる。従って磁界中に置かれたホール素子１２の出力
電圧は、ＣＲＴｌが置かれた空間の外部磁界の水平成分
と水平方向磁界補正コイル２によって生じる磁界の和に
対応する。ホール素子１２の出力は微小であるので増幅
器１４により増幅を行なう。オフセット電圧発生回路１
５は、Ｃ，ＲＴｌとホール素子１２が置かれた空間の磁
界の強さが零の時の増幅回路１４が出力する増幅検出電
圧と絶対値が等しく極性が反対の直流電圧を発生するも
のである。従って、加算器１６はＣＲＴｌの置かれた空
間の磁界の強さが零のとき零を出力し、水平方向磁界補
正コイ／ｌ／２にあらかじめ規定した正の電流を流した
時に発生する磁界に対して負の値を出力し、コイ／Ｌ／
２に負の電流を流した時に生じる磁界に対して正の値を
出力することになる。加算器１６の出力は、不要な高域
成分やノイズ成分を除去するとともに急峻な制御による
振動的な動作を防ぐために平滑回路１了により十分長い
時定数で積分される。平滑回路１７の出力は、電流駆動
回路１８に入力される。この電流駆動回路１８は電流を
双方向に流すことができる回路で構成されており、水平
方向磁界補正コイル２に電流を供給する。これにより、
水平方向磁界補正コイｌｖ２によって発生した磁界と外
部磁界の水平方向成分の和、即ちＣＲＴｌ及びホール素
子１２が１４かれた空間の磁界が零に収束する制御ル−
プが構成される。

以上、水平方向磁界補正について述べたが垂直方向磁界
補正についても同様であり、従ってＣＲＴｌの置かれた
空間への外部磁界の影響がキャンセルされる。

発明の効果 以上のように、本発明によれば、地磁気等の外部磁界に
よるＣＲＴディスプレイへの影響を自動でかつ実時間に
キャンセルすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるＣＲＴディスプレイ
装置の構成図、第２図（ａ）　、　（ｂ）は第１図のホ
ール素子の説明図、第３図は従来のＣＲＴディスプレイ
の外部磁界補正装置の構成を示す分解斜視図、第４図は
外部磁界がＣＲＴディスプレイに及ぼす影響の説明図で
ある。 １・・・・・・ＣＲＴ、２・・・・・・水平方向磁界補
正コイル、３・・・・・・垂直方向磁界補正コイル、４
，６・・・・・・直流電源回路、６，７・・・・・・抵
抗器、１９・・・・・・ホール素子、１３，２０・・・
・・・バイアス回路、１４．２１・・・・・・増幅回路
、１５　、２２・・・・・・オフセット電圧発生回路、
１６，２３・・・・・・加算器、１７　、２４・・・・
・・平滑回路、１　Ｂ　、　２５・・・・・・電流駆動
回路。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第１
図 弔 図 第 図 慕 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＣＲＴディスプレイのＣＲＴ管軸方向にかかる外部磁界
   の水平成分を打消すための補正磁界を発生させる水平方
   向補正コイルと、ＣＲＴ管軸に垂直な方向にかかる外部
   磁界の垂直成分を打消すための補正磁界を発生させる垂
   直方向補正コイルと、前記２つの補正コイルが発生する
   磁界中に置かれ磁界の水平方向成分のみの極性と強さに
   応じた電気信号を発生させる手段と、前記２つの補正コ
   イルが発生する磁界中に置かれ磁界の垂直方向成分のみ
   の極性と強さに応じた電気信号を発生させる手段と、前
   記水平方向、垂直方向の磁界に対応した２つの電気信号
   のそれぞれを増幅する増幅回路と、前記２つの電気信号
   のそれぞれに加算する直流電圧を発生するオフセット電
   圧発生回路と、前記２つの電気信号にそれぞれオフセッ
   ト直流電圧を加算する加算器と、前記加算器のそれぞれ
   の出力を平滑化する平滑回路と、前記平滑回路の出力に
   応じて前記水平方向補正コイルと垂直方向補正コイルの
   それぞれに電流を流す電流駆動回路とを備えたことを特
   徴とするＣＲＴディスプレイ装置。