JPH0221267B2 - - Google Patents

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JPH0221267B2
JPH0221267B2 JP9990882A JP9990882A JPH0221267B2 JP H0221267 B2 JPH0221267 B2 JP H0221267B2 JP 9990882 A JP9990882 A JP 9990882A JP 9990882 A JP9990882 A JP 9990882A JP H0221267 B2 JPH0221267 B2 JP H0221267B2
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JP
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liquid
valve
chamber
pressure
valve mechanism
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Tatsuo Okazaki
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、マツサージ、揉み治療などを機械
的手段で代替して行うようにした物理力治療装置
に関するものであり、とくに、油圧、水圧などの
液圧制御によつて駆動されるようにした物理力治
療装置に関するものである。
従来から知られている物理力治療装置には、身
体の患部に治療素子を接触したまゝで、患部表面
に沿つて、治療素子を往復動作し、表面的な揉み
効果を達成するもの、身体の患部に対して治療素
子を鉛直に接離させつつ、患部に対して叩打効果
を達成するものが知られている。前者のものに
は、椅子式で転動ローラを椅子の背当てに沿つて
移動するもの、椅子の背当て部分に互いに接離動
作する一対あるいは複数対の揉み素子を備え、こ
れを左右に往復動作するもの、あるいはバイブレ
ータ式のものが知られており、後者のものには肩
叩き式のものが知られている。しかし、このよう
な物理力治療装置による治療態様は、実際の治療
師たちによる治療態様とは大変相違していて、予
期したような効果が仲々得られないし、使用者を
充分満足させるものではない。そこで、治療師た
ちの治療態様をつぶさに観察してみると、その指
先は身体の患部に接触した状態で、患部に鉛直な
指圧力を加え、これによつて肩揉み、あるいは指
圧の治療を行つていることがわかる。
そこで、この発明者は、液圧制御系において、
圧力変化で動作切換えができる点に着目し、身体
の患部に対して鉛直な指圧力を加えられるように
し、実際の肩揉みあるいは指圧と同質の治療効果
が得られ、機械を使用しているという異和感のな
い物理力治療装置を先きに提唱した。こゝでは、
治療素子に対して往復動作を与える駆動手段に対
して所定抵抗圧をうけるまで液の供給がなされ、
所定値を越えた段階でリリースし、その直後、リ
セツト動作がなされるようにしている。しかし、
この方式では、治療師のように、患部に指圧力を
与えた状態で相当の時間(0.5〜3.0秒)、保持し、
指圧力の浸透を計るような動作が得られない。
この発明は上記事情にもとづいてなされたもの
で、治療素子に対して往復動作を与える動作手段
に対して液量供給手段で液を供給する時、リリー
ス手段におけるリリース時期を、凝りの状態に対
応して動作手段の保持内圧上下調節で長短調節で
きるようにすると共に、指圧力持続時間を上記液
量供給手段の動作に関連して保持できるように
し、過剰指圧力が加わるのを防止できると共に、
実際の治療師による指圧治療に近い治療効果を発
揮できる物理力治療装置を提供しようとするもの
である。
以下、この発明を、図示の実施例にもとづいて
具体的に説明する。
図において符号10に物理力治療装置を構成す
る装置本体であり、液圧制御系(この実施例では
油圧制御系である)を集約して構成するハウジン
グブロツク11と、上記ハウジングブロツク11
に対して組付け固定された板状のベース部材12
と、治療素子20の部分を除いて物理力治療装置
の動作系を覆う硬質合成樹脂よりなるカバーブロ
ツク13とよりなる。
上記治療素子20は、この実施例では一対の揉
み素子21および22より構成されており、それ
ぞれ、上記ハウジングブロツク11に対して枢支
ピン23aおよび24aを介して枢支された揺動
部材23および24に支持されている。上記揺動
部材23は、基部筒状体23bとこれに摺動自在
に嵌合した支持体23cとより構成され、スタツ
ドボルト23dで連結固定されている。上記揉み
素子21は、硬質合成樹脂よりなるヘツド21a
の頭部に発泡ポリウレタンなどの合成樹脂製のク
ツシヨン部材21bを装着し、その表面に軟質合
成樹脂よりなる表皮部材21cをカバーした構造
であつて、ヘツド21aの首部はピン21dで枢
支され、上記首部の端末に形成したフオーク21
eは上記揺動部材23の支持体23cに設けた圧
縮ばね21fで弾持され、かつ、上記スタツドボ
ルト23bをまたいでいる。また、上記揺動部材
23の尾部には、動作手段30からの駆動力をう
けるためのローラ式転接子23eが設けられてい
る。また、上記揉み素子22は、硬質合成樹脂よ
りなるヘツド22aに発泡ポリウレタンなどの合
成樹脂製のクツシヨン部材22bを装着し、その
表面に軟質合成樹脂よりなる表皮部材22cをカ
バーした構造である。また、上記揺動部材24は
基部筒状体24bと、これに揺動自在に嵌合した
支持体24cとより構成され、スタツドボルト2
4dで連結固定されている。そして、両揺動部材
23および24は、揺動部材23についてはその
枢支ピン23aの下側において、また、揺動部材
24についてはその枢支ピン24aの上側におい
て、それぞれ設けられた枢支ピン23hおよび2
4hにより、棒状の連動子25の両端を枢支する
ことで、上記揉み素子21および22を相対的に
接離動作できるようになつている。
そして上記揉み素子21および22を離反する
方向に弾持し、かつ転接子23eの転接状態を保
持するために、連動子25に設けたブラケツト2
5aとハウジングブロツク11に設けたフツクと
の間には引張コイルスプリング26が張設されて
いる。
上記動作手段30は、上記ハウジングブロツク
11の下部一側に配置されている。上記動作手段
30は、この実施例ではピストン・シリンダ機構
で構成されており、上記転接子23eに頭部31
aを当接したピストン31と、上記ピストン31
に嵌装したシリコン製のピストンリング32と、
上記ピストン31を摺動自在に嵌挿させ、かつ、
上記ピストンリング32で液密性を保持して動作
液の外部漏出を防止させてあるシリンダライナー
33とを具備している。そして、上記シリンダラ
イナー33を嵌挿し、これを保持固定していると
ころの、上記ハウジングブロツク11内に形成し
たシリンダ室34は、上記シリンダライナー33
の外周に形成した環状通路33aを介して上記ハ
ウジングブロツク11の別の個処に形成した制御
室35に連通する連通口34aを具備しており、
上記連通口34aは、また、液量供給手段40に
連通されている。
上記液量供給手段40は、液の貯蔵室41と、
左右一対のプランジヤポンプ構造42とより構成
されており、上記貯蔵室41には、その内部貯蔵
液の増減で拡縮されるゴム袋製の内部空間自動調
整素子43が配置してあつて、液制御系におい
て、圧縮性流体例えば、空気の混入をさける構成
になつている。上記プランジヤポンプ構造42
は、ハウジングブロツク11内に形成されたポン
プ室42aと、上記ポンプ室42a内に進退する
プランジヤ42bと、上記プランジヤ42bの摺
動部分に配置したシールリング42cと、上記プ
ランジヤ42bの外端に形成した駆動ヘツド42
dを弾圧したプランジヤ42bを外向きに弾持す
る圧縮コイルスプリング42eと、上記ポンプ室
42aと貯蔵室41との間に設けられた第1の逆
止弁機構42fと、上記ポンプ室42aと連通口
34aとの間に設けられた第2の逆止弁機構42
gとより構成されている。そして、上記逆止弁機
構42fは、上記ポンプ室42aに連通する弁室
42hと、貯蔵室41に開口する弁口42iと、
上記弁口42iに設けられた弁座42jと、上記
弁室42h側から弁座42jに当接されるボール
状弁体42kと、上記ボール状弁体42kを弾持
するスプリング42lとを具備し、プランジヤ4
2bがスプリング42eの力で外部に退出される
時、ポンプ室42aに生ずる負圧で弁体42kを
弁座42jより引き離して、貯蔵室41より弁室
42hへと制御液を吸入するが、負圧が解除され
てくると、スプリング42lで弁体42kを弁座
42jに弾接し、弁室42h、ポンプ室42aか
ら貯蔵室41への制御液の逆流を防止できるよう
になつている。また、上記逆止弁機構42gは、
上記弁室42hを経由して上記ポンプ室42aに
連通する弁口42mと、上記弁口42mに設けた
弁座42nと、上記弁座42nを介して上記弁口
42mに連通する弁室42pと、上記弁室42p
側から弁座42nに当接するボール状弁体42q
と、上記弁体42qを弁座42nに当して弾接す
るスプリング42rとを具備しており、上記弁室
42pは上記連通口34aに連通されていて、プ
ランジヤ42bが外部駆動力でポンプ室42a内
に進入する時、ポンプ室42aおよび弁室42h
の内圧が上昇し、弁体42qを弁座42nから引
き離してポンプ室42aから弁室42hを介して
制御液が弁室42pに流入されることで、連通口
34aを介して動作手段30へと加圧液を供給で
き、また、弁室42hと弁室42pとの間の圧力
差が減少すると、スプリング42rで弁体42q
を弁座42hに弾接し、弁室42pから弁室42
hへの液の逆流を防止できるようになつている。
上記動作手段30における動作液を手動操作に
よつてリリースする第1のリリース手段50およ
び、揉み素子21および22に加わる抵抗圧で上
記動作手段30の内圧が上昇した時、調節設定し
た圧力でリリースができ、しかもそれより低い値
において、液量供給手段40に関連して内圧を保
持する遅延機構を含んだ第2のリリース手段60
は、それぞれ、上記動作手段30の制御室35に
関連して配置されている。
第1のリリース手段50は、スプール弁機構5
1と、上記スプール弁機構51のスプール51a
を操作するための手動操作機構52とより構成さ
れている。上記スプール弁機構51は、制御室3
5から貯蔵室41に向けて貫通する円筒状の固定
スリーブ51bに対して上記スプール51aを摺
動自在に嵌挿したもので、上記スプール51a
は、上記制御室35と連通する弁口51cを側部
に形成し、かつ上記弁口51cを貯蔵室41に常
時連通する通路51dを形成したもので、制御室
35側の頭部51eと弁口51cとの間には環状
の液密シール部材51fが装着してある。そし
て、上記頭部51eは、制御室35内に設けた圧
縮コイルスプリング51gで弾持されスプール5
1aを固定スリーブ51b内に押し込んでいる。
上記手動操作機構52は中空筒状のレバー部材
52aと、上記レバー部材52aの先端に配置し
たグリツプ52bと、上記レバー部材52aの基
端において、貯蔵室41内に設けられた枢軸52
cに枢支される揺動アーム52dと、上記レバー
部材52aを水平状態に弾持する圧縮コイルスプ
リング52eと、上記貯蔵室41への通路51d
の連通を邪魔することなく上記スプール51aの
上端を上記レバー部材52aの下腹部で押圧でき
るように、上記下腹部に設けた突条部52fとよ
り構成されている。
しかして、レバー部材52aを枢軸52cを中
心にして回動し、スプール52aの上端を、スプ
リング51gに抗して押し下げることにより、弁
口51cが制御室35内に開口できる。この時、
制御室35内の動作液は通路51dを介して貯蔵
室41内に戻されるのである。レバー部材52a
に加えた手動力を解除すれば、レバー部材52a
がスプリング52eで水平位置まで戻され、スプ
ール51aもスプリング51gで上昇し、弁口5
1cをスリーブ51b内に入れ、弁閉塞状態とな
る。これによつて、制御室35と貯蔵室41との
連通は断れる。制御室35の内圧が上昇しても、
スプール51aの頭部51eがスリーブ51b端
に当るので、それ以上、スプール51aを押し上
げることがなく、弁閉塞状態は維持されるのであ
る。
第2のリリース手段60は、制御バルブ装置の
構造を持つている。すなわち、上記リリース手段
60は、制御室35と貯蔵室41とを連通する
か、遮断するかの機能を二つの構成に分けて二通
り持つている。一つはボール式のリリーフ弁機構
61であり、他方は回転式弁機構64である。
上記リリーフ弁機構61は制御室35と連通す
る円筒状の液案内筒61aをシール材61bで液
密にシールした状態で貯蔵室41内に突出させ、
回転式弁機構64側の液案内筒64aの先端にシ
ール材64bで液密に、また、上記液案内筒61
aにシール材61cで液密に嵌合した弁凾体61
dを具備している。上記弁凾体61dは上記両液
案内筒61aおよび64aに共通して連通する弁
室61eを具備していて、その頂部に弁座61f
を具備し、そこにボール弁体62を着座させてい
る。
なお、上記液案内筒64aにも、通路65が通
孔64cを介して連通する構成があり、これは図
示しない他方のプランジヤポンプ機構に連通され
ている。上記液案内筒64a内には柱状の回転弁
体66が配置してあり、上記回転弁体66には、
上記弁室61eに連通する中央通路66aと、ク
ロス通路66bを介して上記通孔64cに常時連
通する環状ポート66cとが設けられている。ま
た、上記液案内筒64aは貯蔵室41に対向して
油導出ポート64dを具備しており、これに対応
して上記回転弁体66には、例えば120度の回転
位相差を持つて、通孔66dを具備している。上
記回転弁体66はオイルシール材67を介して外
部に突出した個処に、一方向クラツチ68を具備
しており、上記一方向クラツチ68の駆動レバー
68aが下方に向つて延び、そこにガイドローラ
69を具備している。
また、上記ボール弁体62を上から抑えつける
フツシヤ63aを具備した揺動部材63は側面か
ら見て三角形状をしており、その直角隅部を枢軸
52cに枢支していて、そこで装置ハウジングに
保持され、圧縮スプリング70で押圧力を得てい
る。
したがつてプランジヤポンプ機構42の働きで
制御室35の内圧が上昇してくると、ボール弁体
62に押し上げ力が加わるが、圧縮スプリング7
0で最大押圧力をうけているので仲々開放されな
い。一方、プランジヤポンプ機構42がプランジ
ヤ42bの往復動作で作動しているので、このタ
イミングで前記一方向クラツチ68を一定ピツチ
づつ旋回させることができ、120度まで旋回して、
油導出ポート64dに通孔66dが合致した時、
貯蔵室41に圧油がリリースされる。したがつ
て、この間は、指圧力が治療素子によつて患部に
持続的に加わることになる。何等かの事情で一方
向クラツチ68の送りがおくれても、最大安全値
内でボール弁体62が弁座61fから浮き上るの
で、危険はなく、リリースが達成される。
上記プランジヤ42bの押圧動作は後述する手
段で行うが、この手段でプランジヤ42bを押し
上げる時、既に治療素子が患部に当つていれば、
制御室35の内圧はプランジヤ42bの押圧抵抗
となり、必然的に押し上げ速度が低下してくるか
ら、これに一方向クラツチ68の駆動レバー68
aが同期追従する形式とすれば、指圧力持続時間
が長くなり、内圧上昇も大きくなる。
また、第2のリリース手段60において、リリ
ースが行なわれる時期、すなわち、上記揉み素子
21および22に加わる抵抗圧で上記動作手段に
おける液内圧が設定値になり、ボール弁体62を
押し上げる時期を調節する圧力調節手段80が設
備されている。上記圧力調節手段80は前記のレ
バー部材52a内に配置されているのであつて、
上記レバー部材52aには、非円形断面のスライ
ド孔81aが穿つてあり、ここには先端を前記の
揺動部材63に連繋した駒81bと、スプリング
受け座81cを一体に形成した雌ねじ駒81dと
が軸方向摺動自在に嵌挿してあり、上記駒81b
とスプリング受け座81cとの間には、引張コイ
ルスプリング82が介装されている。また、上記
雌ねじ駒81dに雄ねじ83aを螺合した調節ロ
ツド83が上記レバー部材52a内に形成した円
形断面の軸孔81e中に挿通してあり、前記のグ
リツプ52bに連着されている。しかして、グリ
ツプ52bを回転させると、雌ねじ駒81dは回
転できないため、雄ねじ83aが螺動して雌ねじ
駒81dを引き、これによつてスプリング受け座
81cでスプリング82を引張する。このため、
駒81bを介して弾圧支持部材62jに与えられ
るスプリング82の弾圧力が最大値から減少され
る。このスプリング82の弾圧力は、スプリング
62kの弾圧力から引かれるものであるから、こ
のスプリング82の弾圧力の変動によつて、ボー
ル弁体62が浮き上る時期が早まる。これはプラ
ンジヤ42bを押し上げる時間が、内圧の大きさ
によつて異つてくるためでその結果、リリースが
なされる時期までの駆動手段30への液量供給が
短縮され、揉み素子21および22で、患部を押
圧した状態の最大圧力(換言すれば、揉み素子2
1および22に加わる抵抗圧)が減少され、患者
の要望通りに調節されるのである。すなわち、上
記グリツプ52bの正逆回転操作は、最大値を越
えない範囲で揉み強さの調節機能をはたすことに
なる。
また、この実施例では、プランジヤポンプ構造
42およびプランジ機構72の駆動力は外部機構
から与えられる。このため、ベース部材12に対
しては、外部機構の取り付け部材100が当接さ
れ、ベース部材12に設けたガイドピン12aの
働きで、取り付け部材100の取り付け位置決め
がなされ、更に、ベース部材12の両端に設けた
クランプ機構15で固定できるようになつてい
る。上記クランプ機構15は、ベース部材12に
設けたブラケツト14に、ピン15aで枢支した
レバー15bを具備し、上記レバー15bには、
別のアーム15cを設け、このアーム15cにク
ツシヨン性を有する支持ローラ15dを設けたも
ので、レバー15bの操作で、支持ローラ15d
を取り付け部材100の下側に廻り込ませて、ベ
ース部材12に、上記取り付け部材100を抱持
するのである。この場合、上記取り付け部材10
0に若干の凹部101を形成しておくと、クラン
プ後、支持ローラ15dが安定して、上記凹部1
01内に位置し、濫りにクランプが解除されな
い。なお、要すれば、上記レバー15bは、クラ
ンプする方向に、撚りスプリングなどで弾持され
ているとよい。
上記取り付け部材100には、間欠的に上下動
して上記プランジヤポンプ構造42の各々の駆動
ヘツド42dを押し上げる出力部材102および
103が用意されている。その出力部材103に
は先述の駆動レバー68aの先端のガイドレール
69を押圧する押圧部103aがある。
次に、上記実施例の動作を具体的に説明する。
ここで、上記出力部材102および103は、一
定のトルクで、上記プランジヤポンプ構造42の
駆動ヘツド42dを押し上げる。上記駆動ヘツド
42dが押し上げられる時、既に述べたように、
プランジヤポンプ構造42が働いて、ポンプ室4
2aより第2の逆止弁機構42gを介して連通口
34aに圧力液を送る。上記出力部材102が降
下する時、駆動ヘツド42dは、スプリング42
eで下り、ポンプ室42aを負圧にして、第2の
逆止弁機構42gを閉じ、第1の逆止弁機構42
fを開いて貯蔵室41より、動作液をポンプ室4
2aに引き入れる。この繰返しによつて、プラン
ジヤポンプ作用をなし、連通口34aを介して動
作手段30への動作液供給がなされるのである。
そして、この間に一方向クラツチ68が所定ピツ
チで回動力を回転弁体66に与え、すこしづつ、
回動させる。上記動作手段30では、与えられた
加圧動作液でピストン31を押圧し、これによつ
て、転接子23gを押しながら、揺動部材23を
揺動させる。上記揺動部材23の揺動は、連動子
25を介して揺動部材24にも与えられるので、
両揉み素子21および22は、患部をその間に位
置して摘むように動作する。
上記揉み素子21および22の間で、患部をは
さんだ状態で更に、揉み素子21および22の相
対間隔がせばまるように、動作手段30に加圧動
作液の供給がなされると、患部からうける反力
で、動作手段30の制御室35の内圧が上昇され
る。制御室35の内圧が上昇されてくると、ボー
ル弁体62に押上げ力を与えつつその状態を保持
する。
上記ボール弁体62はセツトされた値で開放す
るが、内圧が下るとすぐ閉じてしまうので、実質
的には指圧力の低下はない。そして、回転弁体6
6が120度回動すると(この実施例では120度)、
先述のように通孔66dが油導出ポート64cに
一致すると、リリースが達成され、その結果、指
圧力が低下し、揉み素子21および22は患部に
対する押圧力を下げるが、次の一方向クラツチ6
8の送りで回転弁体66が一ピツチ動作し、通孔
66dと油導出ポート64cとが互いにづれ、圧
油が貯蔵室41に流れなくなる。これでリリース
は解除され、次のポンプ動作から再び揉み素子2
1,22に押圧力が与えられるから、治療素子に
よつて患部に繰返し押圧力が働くと共に、実質的
には患部から治療素子は離れないので指圧師と同
じような指圧、揉み動作となる。
揉みの強さを加減するには先述のように、圧力
調節手段80が操作される。患部を摘んでいる時
間は、回転弁体66の回動によるリリースの周期
で定まるが、圧力調節手段80でボール弁体62
が浮き上るまでの内圧上昇が高く設定されていれ
ば、プランジヤ機構を押し上げるトルクが定つて
いる動力源は、その押し上げ速度が漸次、低下す
るので、回転弁体66の送りが遅くなり、患部を
摘んでいる時間は長くなり、逆に圧力調節手段8
0を低く設定調節する時には、患部を摘んでいる
時間は短くなるのである。
緊急の場合、あるいは、治療位置をかえるため
患部から揉み素子21および22を引き離すに
は、第1のリリース手段50を働かせればよい。
これは、レバー部材52aの動作で達成される
(詳細は既に述べられている)。すなわち、スプー
ル51aが押し下げられることで、制御室35と
貯蔵室41とが第1のリリース手段50を介して
連通されるから、駆動手段30に供給された動作
液がスプリング26の働きで、ピストン31を戻
す働きにより、貯蔵室41へと排出される。その
結果、揺動部材23および24が戻り動作して、
揉み素子21および22の相対間隔を拡げるので
ある。
また、上記実施例では、プランジヤポンプ構造
42の駆動力を外部の出力部材102より得るよ
うにしたが、この装置が、上記プランジヤポンプ
構造42を駆動するための駆動源、例えば電動モ
ータおよびクランクあるいはカムによる回転力〜
往復動作変換手段を具備し、あるいはこれに着脱
可能になつている構造としてもよいこと勿論であ
る。
また、この実施例では、両揉み素子21および
22は、揺動部材23および24にて揺動自在に
支持され、連動子25を介して互いに相対的に接
離動作できるように構成したが、両揉み素子21
および22が、それぞれ各別の駆動手段30で駆
動されることにより、相対的に接離動作できるよ
うにしてもよい。また、一方の揉み素子、例え
ば、揉み素子22が装置本体に固定されている構
造であり、他方の揉み素子21だけが駆動手段3
0で駆動されることにより、相対的な接離動作を
行なえるようにしてもよい。また、揉み素子21
あるいは揉み素子21および22がそれぞれ、相
対向して、互いに直線的に往復動するように、ピ
ストンシリンダ機構に直接接続される構成にして
もよい。この場合には、揺動部材23および24
が省略される。
この発明は以上詳述したように、往復動作され
る治療素子と、液量の増減で上記治療素子の往復
動作をさせる動作手段と、上記動作手段への液量
供給手段と、上記動作手段の動作液をリリースす
るリリース手段とを具備してなり、上記リリース
手段は調節設定される圧力で開放動作するリリー
フ弁機構および所定回転角でリリースする回転弁
機構とよりなり、上記回転弁機構は液量供給手段
の動作に関連して回動送りされる構成を具備する
ので、軽い揉み、指圧の時には、治療素子によつ
て患部を摘みあるいは押圧している時間が比較的
短く、強い揉み、指圧の時にはこれが比較的長く
なり、圧力が患部に対して充分浸透されるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断正面
図、第2図は一部平面図、第3図は治療素子の連
動関係機構を示す一部縦断正面図、第4図は同一
部縦断端面図、第5図は手動式のリリース手段の
縦断正面図、第6図は同要部の縦断正面図、第7
図はポンプ手段の一部縦断面図、第8図は上記ポ
ンプ手段の他の部分の縦断面図、第9図はこの発
明に係るリリース手段の一例を示す縦断面図であ
る。21,22……揉み素子、30……動作手
段、40……液量供給手段、50……第1のリリ
ース手段、60……第2のリリース手段、61…
…リリーフ弁機構、64……回転式弁機構、68
……一方向クラツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 往復動作される治療素子と、液量の増減で上
    記治療素子の往復動作をさせる動作手段と、上記
    動作手段への液量供給手段と、上記動作手段の動
    作液をリリースするリリース手段とを具備してな
    り、上記リリース手段は調節設定される圧力で開
    放動作するリリーフ弁機構および所定回転角でリ
    リースする回転弁機構とよりなり、上記回転弁機
    構は液量供給手段の動作に関連して動送りされる
    構成を具備することを特徴とする物理力治療装
    置。 2 上記液量供給手段はプランジヤポンプ構造で
    あり、上記回転弁機構は上記プランジヤポンプ構
    造の動作送り部材によつて間欠送り運動をうける
    一方向クラツチ機構を含んでいる特許請求の範囲
    第1項所載の物理力治療装置。
JP9990882A 1982-06-10 1982-06-10 物理力治療装置 Granted JPS58216054A (ja)

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