JPH02212597A - 金属加工油剤の放射線殺菌方法 - Google Patents

金属加工油剤の放射線殺菌方法

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JPH02212597A
JPH02212597A JP3261389A JP3261389A JPH02212597A JP H02212597 A JPH02212597 A JP H02212597A JP 3261389 A JP3261389 A JP 3261389A JP 3261389 A JP3261389 A JP 3261389A JP H02212597 A JPH02212597 A JP H02212597A
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JP
Japan
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radiation
working oil
metal working
sterilization
irradiation
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JP3261389A
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Seiichi Wada
誠一 和田
Masakazu Ishihara
正和 石原
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野) 本発明は、金属加工油剤中に発生する微生物を放射線を
照射して殺菌する方法に関するものである。
従来技術) 金属の切削、圧延、研磨及び熱処理等の金属加工をする
際に、潤滑や冷却等の目的で金属加工油剤(以下クーラ
ントという、)が用いられており、当該クーラントとし
ては、エマルジョン系、ソリプル系及びソリューション
系等の水溶性油剤が多く用いられている。又上記クーラ
ントにあっては、水や有機物である油分及び金属加工時
の発生熱や夏期等の温度上昇による適度な温度等の微生
物が増殖するに適した条件が整っているため悪臭の発生
、金属加工障害及び金属の腐食等の問題が生起する。従
来上記問題を防止する対策としては、空気を吹き込んで
嫌気性菌の増殖を抑えるエアレーション法、オゾン含有
空気の吹き込みによるオゾン殺菌法、スチームや電熱を
用いて加熱する加熱殺菌法及び防腐防黴剤を添加する薬
剤添加法等が用いられている。
発明が解決しようとする課題) 上記従来のクーラントの殺菌方法にあって、工アレーレ
ジン法、オゾン殺菌法及び加熱殺菌法においては、設備
費や運転経費が嵩むことや菌の増殖抑制効果及び効果持
続性等が低い欠点があり、又加熱殺菌法ではエマルジョ
ン系クーラントにおいてエマルジョンを破壊する恐れも
ある。薬剤添加法においては、クーラント中の界面活性
剤等の添加剤と反応し易い事、特定の薬剤は特定の菌に
のみしか増殖抑制効果がない事及び効果持続性が短い等
の欠点があり、又薬剤の蒸発や飛散による作業環境の汚
染もある0本発明は上記従来方法の欠点を解消すべくな
されたもので、微生物の種類にかかわらず殺菌及び増殖
抑制効果が得られ、又安定した効果持続性があり、クー
ラント自体が変性、変質することがないクーラント中に
発生する微生物の殺菌方法を提供することを目的として
成されたものである。
課題を解決するための手段) 本発明は、クーラント中に発生する微生物を放射線を照
射して殺菌する方法において、照射線量率40〜10.
000キロレントゲン/時(KR/Hr) 、全吸収線
量10〜5,000キロラド(Krad )の殺菌条件
で処理することを特徴としている。尚、上記において、
照射線量率とは、線源の単位時間当りの照射線量、全吸
収線量とは、クーラントが照射部で1回に吸収した吸収
線量の累加吸収線量をいう。
上記において、クーラントを照射部へ連続的に循環通過
させて放射線を照射するのが放射線遮蔽や操作性から好
ましく、又放射線源として6°Coを用いるのがよい。
以下本発明の方法を図面に基づいて詳述する。第1図、
第2図は本発明の方法の一実施例に適用した装置の図で
あり、第1図は連続循環式装置の系統図、第2図は回分
式装置の断面図である。第3図は連続循環式に用いるに
好適な照射容器の断面図である。第1図において1はク
ーラントの原液Aを一定温度に保って貯留する恒温槽、
当該恒温槽1は液温を均一にすべく温度コントローラ6
及び撹拌機7を具備している。2は上記恒温槽1がら原
液Aを抜き出し供給流路8がら照射部へ供給する供給ポ
ンプであり、原液Aの供給量は供給流1lI8に具備し
た流量調節弁3a及びバイパス流路9に具備した流量調
節弁3bにより調節される。
4は鉛等の放射線遮蔽材で囲繞し原液Aに放射線を照射
する照射容器であり、当該容器4内に螺旋状とされた供
給流路8と、当該供給流路8の外側から放射線を照射す
べく設けた線源5を具備している。 10は照射処理さ
れた原液Aを恒温槽1へ循環する循環流路である0回分
式の第2図において、4の照射容器内には原液Aを充填
する原液容器11と、当該原液容器11の外側から放射
線を照射すべく設けられた線源5を具備している。第3
図は本出願人が先に出願した実願昭63−83019号
の一実施例の放射線処理容器であり、入口側流路12及
び出口側流路13とをそれぞれ複数回屈曲した原液Aの
流通流路中間部に線源5を配設し、上記流通流路の外周
部及び線源5を鉛製の胴部及び蓋部で密閉囲繞した照射
容器である。上記照射容器4を本発明の実施に用いるこ
とにより、処理作業が簡素化され、且つ作業員の被曝を
大巾に低減でき安全性も充分確保することができるため
大変好適な照射容器である。クーラント中に発生する微
生物を放射線照射して殺菌処理する方法において、まず
連続循環式にあっては、恒温槽1中で一定温度に保たれ
た原液Aは供給ポンプ2で照射容器4中に供給され一定
の滞留時間を持って線源5により放射線を照射されたの
ち循環流路10から恒温槽1へ戻される。上記滞留時間
即ち原液Aの流速調節は流路調節弁3a、 3bを適宜
調節することにより行なうことができる。又回分式にあ
っては一定量の原液Aを原液容器ll内に充填し、照射
容器4内の線源5と外側面が対向する定位置に配設する
ことにより行なわれる。上記において線源5としては線
源容量5〜50キロキユリー(にct) 、好ましくは
10〜30Kc tの6 +1(: o線源を用いるの
がよい、線源容量5Kci以下であると放射線か弱過ぎ
て殺菌効果が少なく、処理時間もかかる。又50Kc 
i以上であると放射線の遮蔽が大規模となり照射容器の
運搬や設置も大規模となる。照射する放射線の照射線量
率は1時間当り40〜10.0OOKR1好ましくは5
00〜2.0OOKR1又原液Aが照射部において吸収
する全吸収線量はlθ〜5,000Krad、好ましく
は50〜I、 000Kradとするのがよい、照射線
量率が40KR/Hr以下又は全吸収線量が10Kra
d以下であると殺菌効果が少なく、増殖抑制効果も持続
しにくい、照射線量率が10.000にR/Hr以上又
は全吸収線量が5,000Krad以上では殺菌効果は
上昇するが菌体の増殖抑制による悪臭防止、金属の加工
障害防止等の目的からすると無駄であり、又クーラント
自体の変性や変質を来す恐れがある。
(実施例1) 使用済クーラントを第1図の連続循環式装置を用いて殺
菌テストを行なった結果を第1表に示す、尚線源として
は線源容量20Kc iの60 Co線源を用いた。生
菌数の測定、は下記条件による寒天平板塗抹法を用いた
培養条件  好気的培養 (実施例2) 使用済クーラントを第2図の回分式装置を用いて殺菌テ
ストを行なった結果を第2表に示す。
尚線源としては線源容量20Kc iの′。Co線源を
用いた。生菌の測定は実施例1に同じ。
温度:30〜32℃ 時間;1〜2日間 第1II 第2表 上記衣から照射線量率が50KR/Hr及び全吸収線量
が10Krad付近以上になると生菌数の減少、即ち殺
菌及び増殖抑制効果が有ることが判る。嫌気性直につい
ては測定していないが好気性菌よりも放射線に対し耐性
が低いため好気性菌と同様又はより以上の効果が得られ
る。
効   果) 本発明の金属加工油剤の放射線殺菌方法は下記効果を奏
する。
イ)微生物の種類にかかわらず殺菌及び増殖抑制効果が
得られ、且つ安定した効果持続性がある。
口)充分な放射線遮蔽が容易に行なえるため、薬剤を用
いた殺菌方法と比較して、作業環境の汚染が少なく作業
員の健康上の害が防止できる。
ハ)使用される装置が簡易なため設備費が少なく、薬剤
コストも削減できる。
二)安定した効果が得られるためクーラントの性状管理
が簡素化でき、又金属加工製品の歩留りを向上できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の方法の一実施例に適用した連続循環式
装置の系統図、第2図は回分式装置の断面図である。第
3図は連続循環式装置における照射容器の一実施例の断
面図である。 1;恒温槽、2;供給ポンプ、3a、3b;流量調節弁
、4;照射容器、5;線源、6;温度コントローラ、7
;撹拌機、8;供給流路、9;バイパス流路、10;循
環流路、ll;原液容器、12;入口側。 流路、13;出口側流路。 特許出願人;三菱化工機株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)金属加工油剤中に発生する微生物を放射線を照射し
    て殺菌する方法において、下記殺菌条件で処理すること
    を特徴とする金属加工油剤の放射線殺菌方法。 (イ)照射線量率;40〜10,000キロレントゲン
    /時 (ロ)全吸収線量;10〜5,000キロラド 2)金属加工油剤を照射部へ連続的に循環流通させて放
    射線を照射することを特徴とする請求項1)記載の殺菌
    方法。 3)放射線照射の線源として^6^0Coを用いること
    を特徴とする請求項1)又は2)記載の殺菌方法。
JP3261389A 1989-02-14 1989-02-14 金属加工油剤の放射線殺菌方法 Granted JPH02212597A (ja)

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JPH02212597A true JPH02212597A (ja) 1990-08-23
JPH0583117B2 JPH0583117B2 (ja) 1993-11-24

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Cited By (1)

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EP0520757A2 (en) * 1991-06-24 1992-12-30 Becton, Dickinson and Company Material for promoting growth of bacteria

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