JPH0221253A - 鉄鋼表面性状検査用組成物 - Google Patents

鉄鋼表面性状検査用組成物

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JPH0221253A
JPH0221253A JP17065288A JP17065288A JPH0221253A JP H0221253 A JPH0221253 A JP H0221253A JP 17065288 A JP17065288 A JP 17065288A JP 17065288 A JP17065288 A JP 17065288A JP H0221253 A JPH0221253 A JP H0221253A
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JP
Japan
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tannate
iron
steel
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JP17065288A
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Kazuhiko Kogaru
戸軽 一彦
Masashi Ota
正史 太田
Tomihiko Takegami
竹上 富彦
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄鋼表面性状1例えば理化学的性状欠陥の迅
速簡便な判定等に用いられる信幀性の高い検査用組成物
に関する。
〔従来技術〕
自動車等に用いられる鋼板は、一般に鉄鋼表面性状の良
否が後工程のめっき、塗装工程等に及ぼす影響が大きい
、そのため、自動車ボディーの品質保証及び品質安定を
図る上で、従来より鉄鋼表面性状の検査は必要不可欠の
ものである。かかる鉄鋼表面性状としては1例えば錆そ
の他の酸化被112等の点在、プレス時のめっき層の亀
裂の存在。
めっき後の膜厚の偏在等がある。
ところで、鉄鋼表面性状の検査対象は、鉄亜鉛合金めっ
き鋼板2合金化溶融亜鉛めっき鋼板等の防錆鉄鋼表面性
状である。しかして、上記鋼板表面性状の良否等を検査
するためには、従来1−1視外観判別検査、サンプル抜
き取り分析検査、鉄系イオンの呈色反応検査等が行われ
ている。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら、上記目視外観判別検査は、検査の精度及
び信転性に劣る欠点がある。また、サンプル抜き取り分
析検査は1分析要員及び諸設備が必要であり、タイムリ
ーな検査結果を提供することが困難である。
また9鉄系イオンの呈色反応検査は、フェロシアン化カ
リ等の劇物を使用しなければならず危険を伴う、更に、
呈色反応検査の基準が不明瞭であり、また同検査には比
較的長時間を必要とする。
また、呈色反応検査による発色は、比較的短時間内に消
失してしまう欠点がある。
本発明は、かかる従来の検査法の問題点に鑑みてなされ
たもので、鉄鋼表面性状の迅速簡便な判別等に用いられ
る信条n性の高い検査用組成物を提供しようとするもの
である。
【課題の解決手段〕
本発明は、塩化ビニリデン樹脂30〜50重量%と、有
機タンニン酸塩10〜30重世%と、水可溶性溶剤5〜
10重■%と、残部水よりなることを特徴とする鉄鋼表
面性状検査用組成物にある。
本発明において、上記塩化ビニリデン樹脂は。
例えばアセチレンと塩化水素から合成する。または、エ
チレンと塩素で二塩化エチレンを合成し。
これを熱分解して作られる。そして、この樹脂は常温に
おいて乾燥重合し、その後無色透明な膜を形成する特徴
がある。それ故、この樹脂は鉄系イオン呈色反応の検査
用組成物用ベース樹脂として適切なものである。
また、上記有機タンニン酸塩は、植物界に広(存在し、
加水分解によって多価フェノール酸を生ずるタン子ンの
化合物である。そして、塩化ビニリデン樹脂塗料中にお
いて水溶化した状態で安定に存在することにより9鉄系
イオンとの接触でタンニン酸鉄化合物として反応析出す
る。
ここで注目すべきことは9該タンニン酸鉄は上記塩化ビ
ニリデン樹脂の重合触媒として作用することである。
また、上記水可溶性溶剤及び水は、上記塩化ビニリデン
樹脂塗料の安定性、並びに作業性の容易化を考慮して使
用するものである。ここで、水可溶性溶剤としては1例
えばエチレングリコールのNエチルエーテル、°ブチル
エーテル、ヘキシルエーテル等がある。
本発明において、上記塩化ビニリデン樹脂は30〜50
j[%(以下、小に%で表す)とする。
その理由は、30%未満であると、塗膜形成が不良とな
り、また、溶剤又は水の占める割合が増大し、?8剤等
の蒸発に長期間を要し塗膜乾燥が遅くなる。また、50
%を超えると、粘度が増大し。
塗料の取り扱い性が悪くなり作業性が低下することによ
る。
また、有機タンニン酸塩は10〜30%とする。
その理由は、10%未満であると、鉄系イオンの呈色反
応検査が完全に行われない、また、30%を超えると、
上記塩化ビニリデン樹脂の塗料割合が低下し、塗料とし
ての安定性が低下することによる。
また、水可溶性溶剤は5〜10%とする。その理由は、
5%未満であると、上記樹脂に混入し。
乳化分散させることが困難となる。また、10%を超え
ると高価となり、また法的規制があることによる。
しかしながら1本組成物の溶媒は水可溶性溶剤を可及的
に少なくシ、水溶性樹脂材料とすることが好ましい、水
が多くなると、安価となり塗料の取り扱い性が向上し、
また作業能率が向上する。
〔作用及び効果〕
以上のごとく1本発明の検査用組成物は、塩化ビニリデ
ン樹脂30〜50%と、有機タンニン酸塩lO〜30%
と、水可溶性溶剤5〜lO%と。
残部水よりなる。
それ故、この検査用組成物を被検査体である鉄鋼の表面
に塗布すると、上記有機タンニン酸鉄が鉄鋼表面の鉄と
反応して黒青色のタンニン酸鉄を生成する。また、上記
塩化ビニリデン樹脂は、該タンニン酸鉄を触媒として重
合し樹脂液IQを形成する。
その結果、鉄鋼表面は次の各Jl!i様の呈色反応が生
ずる。これにより、迅速容易に鉄鋼表面性状の正確な判
別等を行うことができる。
例えば、鉄鋼表面に局部的に目視により判別できない錆
、その他鉄の酸化物等が存在する場合には、該端部等は
樹脂被膜が透明膜のままであり。
他の部分は樹脂被膜が黒青色化する。これは、錆等部分
においては呈色反応を生じないからである。
また、鉄鋼表面に鉄板のプレス等によって生じた。めっ
き膜の亀裂その他のクラックが存在する場合にはr i
!亀裂部分等は特に黒青色化する。これは、鉄鋼表面に
おいて、亀裂等は鉄系イオンが露出状態に置かれている
からである。
また、鉄−亜鉛系鋼板の表面において鉄が露出している
場合には、該露出部分において特に黒青色化する。そし
て、これらの呈色反応は樹脂被膜によって覆われた状態
で生起する。
したがって9本発明によれば、自動車の生産工場現場等
において、迅速簡便かつ正確に鉄鋼表面性状の良否判別
等ができる検査用組成物を提供することができる。
また2本発明による鉄系イオンの呈色反応検査は、鉄鋼
表面において、検査用組成物の樹脂被膜下で行われるた
め、その発色状態を保存することができる。
〔実施例〕
本発明の実施例にかかる鉄鋼表面性状検査用組成物に関
して、第1図及び第2図を用いて説明する。
即ち、本例の検査用組成物は塩化ビニリデン樹脂40%
と、有機タンニン酸塩20%と、水可溶性溶剤10%と
、水30%とよりなる。
上記組成物は、固形分が約50%であり、粘度は室温で
14cpである。比重は1.25であり。
p Hは2.5のものを使用した。なお、該組成物の表
面張力を測定したところ、40〜45dyn/C璽であ
った。
また、上記有機タンニン酸塩は酸加水分解により水溶性
の没食子酸、エラグ酸を生成し、加水分解性を有する。
それ故、該没食子酸、エラグ酸の末端基にあるカルボキ
シル基とグルコースがテプシド結合を呈し、鉄系イオン
が存在すると黒青色の呈色反応を呈する。
また、上記水可溶性溶剤はエチレングリコールモノNエ
チルエーテルである。
したがって、上記塩化ビニリデン樹脂は水中でエマルジ
ョンとして存在し、ポリ塩化ビニリデン樹脂の乳化重合
により!!!膜を形成する。
本例の検査用組成物は上記組成により構成される。
次に、該検査用組成物の鉄鋼表面性状の良否判別等の検
査例について説明する。
本例の被検査対象物は、第1図に示すごとく鉄−亜鉛め
っき鋼板の表面に3層の塗装膜を有する自動車ボディー
用の塗装鋼板である。該鋼板は鉄基材部1の表面に亜鉛
めっき層2を有する亜鉛めっき鋼板であって、その表面
に下塗38中塗4゜上塗5の3層の塗装膜を有する。
しかして、検査をするに当たってはサンドペーパーによ
り、鉄基材部1の表面が露出するまで。
上記鋼板の表面を研磨する。これにより1本例の鉄鋼表
面性状検査用組成物が使用できる状態の準備完了する。
次に、上記鉄基材部1の露出部分11を中心に上記組成
の検査用組成物をへヶ塗りにより均一な塗膜6が得られ
るよう塗布する。しかして、略5分後に、第2図に示す
ごとく、この塗膜6は鉄基材部1の露出部分11が濃青
色を呈していた。また、亜鉛めっき層2の露出部分21
は淡青色を呈していた。これにより、被検査物である塗
装鋼板がめつき層2を有することが明らかとなった。
そして、上記塗膜6を検査後において セロハンテープ
により剥がし取った。これを呈色反応検査サンプルとし
て保存に供した。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の鉄鋼表面性状検査用組成物
の使用例を示し、第1図は一部を研だした塗装鋼板の断
面図、第2図はその部分の本組成物による呈色反応状況
を示す平面図である。 191.鉄基材部、    2.、、亜IQめっき層。 390.下塗′t!1!膜、   4.、、中!、i!
塗膜591.上塗塗膜 601.検査用組成物の塗膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化ビニリデン樹脂30〜50重量%と、有機タンニン
    酸塩10〜30重量%と、水可溶性溶剤5〜10重量%
    と、残部水よりなることを特徴とする鉄鋼表面性状検査
    用組成物。
JP17065288A 1988-07-08 1988-07-08 鉄鋼表面性状検査用組成物 Expired - Lifetime JPH061266B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17065288A JPH061266B2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 鉄鋼表面性状検査用組成物

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JP17065288A JPH061266B2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 鉄鋼表面性状検査用組成物

Publications (2)

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JPH0221253A true JPH0221253A (ja) 1990-01-24
JPH061266B2 JPH061266B2 (ja) 1994-01-05

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ID=15908851

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008216058A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Kobe Steel Ltd マグネシウム含有材の表面検査方法
JP2015137899A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 株式会社Ihi ステンレス鋼部材の検査方法、及びステンレス鋼製品の製造方法
CN117368190A (zh) * 2023-11-13 2024-01-09 四川省天晟源环保股份有限公司 一种酸性矿井涌水铁离子测定显色剂及测定方法

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JPH061266B2 (ja) 1994-01-05

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