JPH02212369A

JPH02212369A - 耐火板

Info

Publication number: JPH02212369A
Application number: JP1032770A
Authority: JP
Inventors: Takuya Asami; 浅見　琢也; Kenichi Kokubu; 国分　賢一; Fumihisa Okamoto; 岡本　文久
Original assignee: ASUKU KK
Current assignee: ASUKU KK
Priority date: 1989-02-14
Filing date: 1989-02-14
Publication date: 1990-08-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は断熱性、軽量性、強度及び耐熱衝撃性に優れた
耐火板に関する。

［従来の技術］大形サイズの耐火板は、その必要性のある部所や経済性
のために広範囲に使用されている。しかし、大形サイズ
のためにアルミナセメントをバインダーとする耐火板で
は、加熱によるアルミナセメント水和物の脱水分解によ
る収縮応力が大きく、クラックが発生するという欠点が
あった。

バインダーとしてアルミナセメントを使用する際の欠点
を解消したものとして、例えば特開昭６２−２６５１５
１号公報には、ガラス繊＆ｉ０．１〜７重量％、ワラス
トナイト繊維２０〜６０重量％およびアルミナセメント
４０〜８０重量％の混合物からなる成形材料が開示され
ている。

また、特公昭５６−４５１３号公報には、重量％で、ア
ルミナセメント１０〜５０％、低膨張粉末２０〜６０％
、５ｉＣ１５〜７０％を含み、かつ上記アルミナセメン
ト、低膨張粉末及びＳｉＣの含量が全体の５０％以上を
占めている配合割合を有してなる熱膨張率が０．６％以
下の低膨張セメント質耐火素地が開示されている。

更に、特開昭８２−４６９７３号公報には、β型の天然
ウオラストナイトを１〜２０重量％含有することを特徴
とするキャスタブル耐火物が開示されている。

［発明が解決しようとする課題］しかし、上述の公報に開示されているものはガラス繊維
を使用しているために、耐火板としの耐熱性を充分に満
足するものでなかったり、大型の耐火板を製造するため
に適したものではない。

従って、本発明はバインダーとしてアルミナセメントを
使用する耐火板の上述のようなアルミナセメント水和物
の脱水分解による欠点を解消し、断熱性、軽量性、強度
及び耐熱性に優れた耐火板を堤供することを目的とする
ものである。

［課題を解決するための手段］即ち、本発明はアルミナセメントをバインダーとし且つ
セルロース繊維を含有してなる耐火板において、ウオラ
ストナイトを５〜２０重量％及びセとオライドを２〜１
０重量％含むことを特徴とする耐火板に係る。

更に、本発明はアルミナセメントをバインダーとし且つ
セルロース繊維を含有してなる耐火板において、炭化珪
素繊維を１．〜８重量％及びウオラストナイト５〜２０
重重％含むことを特徴とする耐火板に係る。

［作　用］本発明の耐火板はアルミナセメントをバインダーとし且
つセルロース繊維を含有してなる耐火板に、更に、ウオ
ラストナイト及びセビオライトまたは炭化珪素繊維及び
つオラストナイトを添加、配合することを特徴とする。

本発明の耐火板に使用するアルミナセメントはバインダ
ーとして作用するものであり、その配合量は通常２０〜
５０重量％の範囲内である。

゛また、本発明の耐火板に使用するセルロース繊維は、
スラリーを加圧脱水成形により製造する場合には、粉体
を包絡し、加圧時に水と共に流出する粉体を減少する。

また、養生後の乾燥時にクラックが発生することを防止
することができ、その配合量は３〜１０重量％゛が好ま
しい。

更に、本発明の耐火板に使用する骨材としては高炉スラ
グ、フライアッシュ、ムライト、ジルコン、スピネル、
パーライト等の無機質骨材を挙げることができる。骨材
の配合量は通常３０〜７０重量％の範囲内である。

上述のような成分に加えて本発明の耐火板はウオラスト
ナイト及びセビオライトまたは炭化珪素繊維及びウオラ
ストナイトを含有してなる。

まず、つオラストナイトとセビオライトを併用する場合
について説明する。

セビオライトは繊維状鉱物であるため、収縮応力を緩和
し、クラックの発生を抑制する０本発明では３２メツシ
ユ残が４０％以上のセビオライトを使用することが好ま
しい。

セビオライトの配合量は２〜１０重量％の範囲内である
。該配合量が２重量％未満では、クラック発生を抑制す
る効果の発現が不充分であり、１０重量％を超えるとセ
ビオライトの脱水による収縮が大きくなり、特に、片面
加熱において反りが発生し易くなるために好ましくない
。

ウオラストナイトは熱膨張係数が高いので、加熱により
アルミナセメント水和物とセとオライドの脱水による収
縮を補い、耐火板の加熱時の長さ変化を小さくすること
によってクラックの発生を抑制すると共に針状結晶であ
るという形状の点からもセビオライトの効果に加えてク
ラックの発生を抑制する。

ウオラストナイトの配合量は５〜２０重量％の範囲内で
ある。該配合量が５重量％未満では、熱膨張の効果が少
なく、アルミナセメント水和物の脱水による収縮がある
場合には、収縮が大きくなるので、クラックが発生し易
くなるために好ましくない、また、該配合量が２０重量
％を超えると、アルミナセメント水和物やセとオライド
の収縮以上に膨張効果があるため、耐火板が膨張し、付
き合わせで使用する場合には破壊するなどの問題を生ず
るために好ましくない。

次に、炭化珪素繊維とウオラストナイトを併用する場合
について説明する。

炭化珪素繊維は耐熱性、アルミナセメントとの適合性な
どより加熱時の収縮を少なくすると共にその形状で収縮
応力を緩和し、クラックの発生を抑制する。

使用する炭化珪素繊維は直径８〜２０μ鴎、長さ４〜２
０鰺論の範囲内の形状をもつものが好適である。また、
炭化珪素繊維の配合量は１〜８重量％の範囲内である。

該配合量が１重量％未満では、クラック発生を抑制する
効果の発現が不充分であるために好酸しくなく、また、
８重量％を超えると炭化珪素繊維の分散が悪くなり、強
度が低下し、更に、原料コストの上昇の原因となるため
に好ましくない。

上述のような配合をもつ耐火板は慣用の任意の方法で製
造することができ、例えば上述の成分を２０〜４０％の
濃度にした原料スラリーを２５〜５０　ｋｇ／　ｃｓ２
の圧力でプレス成形し、温度２０〜３０℃、相対湿度９
０％以上の条件で１日以上養生して製造するのが一般的
である。

（実　施　例］以下に実施例を挙げて本発明の耐火板を更に説明する。

１１λＬ下記の第１表に記載する成分を含有してなる濃度３０％
のスラリーを造り、該スラリーを３６ｋｇ／Ｃ輸２の圧
力で８０論醜×１５０−輪×２５■及び９００輸−Ｘ２
４００ｓｅｉＸ２５ｍｍの形状に加圧成形し、得られた
成形体を温度２５℃、相対湿度９０％の条件下で３日間
養生することにより供試体を得た。得られた供試体の緒
特性を第１表に併記する。

叉ｍ下記の第２表に記載する成分を含有してなる濃度３０に
のスラリーを造り、該スラリーを３６ｋｙＺｃ−２の圧
力で８０ｍｍＸ　１５０ｍｓ＋Ｘ　２５ｍｍ及び９００
論曽Ｘ２４００ｅｍＸ２５ｍｍの形状に加圧成形し、得
られた成形体を温度２５℃、相対湿度９０％の条件下で
３日間養生することにより供試体を得た。得られた供試
体の緒特性を第２表に併記する。

［発明の効果］本発明による耐火板は比較品に比べて耐熱性に優れてお
り、クラックが発生し難い。

Claims

【特許請求の範囲】

１．　アルミナセメントをバインダーとし且つセルロー
ス繊維を含有してなる耐火板において、ウォラストナイ
トを５〜２０重量％及びセピオライトを２〜１０重量％
含むことを特徴とする耐火板。
２．　アルミナセメントをバインダーとし且つセルロー
ス繊維を含有してなる耐火板において、炭化珪素繊維を
１〜８重量％及びウォラストナイト５〜２０重量％含む
ことを特徴とする耐火板。