JPH02211826A - 食品等の鮮度保持法及びそのための剤 - Google Patents

食品等の鮮度保持法及びそのための剤

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JPH02211826A
JPH02211826A JP1029655A JP2965589A JPH02211826A JP H02211826 A JPH02211826 A JP H02211826A JP 1029655 A JP1029655 A JP 1029655A JP 2965589 A JP2965589 A JP 2965589A JP H02211826 A JPH02211826 A JP H02211826A
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JP
Japan
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silver
sodium chloride
freshness
vegetables
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP1029655A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimito Matsumoto
松本 公人
Jo Masaki
正木 丈
Satoshi Ando
安藤 聰
Akira Dono
彬 堂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAGIWARA GIKEN KK
KOYO PLAST KK
Kanebo Ltd
Original Assignee
HAGIWARA GIKEN KK
KOYO PLAST KK
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、野菜及び魚貝類などの生鮮食品及び花丹を処
理して鮮度を保つ方法に関する。また該方法に使用でき
る剤に関する。
〔従来の技術〕
キャベツ、レタス、セロリなどの葉野菜、トマト、キュ
ウリなどの果菜、かきのむき身、もずく等の海産品、開
いた又は3枚におろした魚類、加熱裁断加工された竹の
子、ふき、ぎんなん、栗、皮をむいた里芋、くわい及び
ごぼうなどの生鮮食品(半加工食品を含め)及び魚貝類
等の清浄化、鮮度保持に関しては従来からの種々の方法
が取られている。一番簡便な方法としては清浄な水によ
る水洗がある。生野菜に例をとれば付着している細菌の
30%〜60%が水洗によって除去される。しかしその
後室温にて放置した場合、数時間後には細菌数は30〜
80倍に増殖することが知られている。
その故に野菜の鮮度が落ちやすく、ひいては腐敗さえ起
す。生花においても切口及び花部等の水に存在する細菌
が増殖し切口及び水の腐敗を起す為に鮮度が落ちやすい
鮮度保持の方法としては イ、野菜細胞などの生命活動を不活発化し熟成等を抑制
する方法、即ち休眠状態とする方法ロ6付看細菌の活動
抑制によって腐敗を防止する方法 ハ、青果物の種類によっては細胞を活性化する方法 など種々の研究がなされ、また特殊包材等の開発がなさ
れて来た。しかしこれらの手段はかなりの装置と技術を
必要とするものであり一般的に簡易に何人でも行える方
法ではない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記のような食品、花弁の鮮度を保持するた
めの簡便な方法を提供する。本発明はまた、該方法に使
用出来る剤を提供する。該剤は、また、調理器具・医療
衣・割烹衣を処理して細菌の増殖を防ぐためにも使用で
きる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は銀イオン及び塩化ナトリウムを含む水性液に浸
漬する、またこれら水性液を注ぐことにより生鮮食品又
は切花の鮮度を保つ方法である。
本発明で用いる水性液は好ましくは銀イオン又は銀化合
物として銀をo、 oos〜20 Di)m、より好ま
しくは0.006〜51)l)m、特に0.01〜21
)pm含む。
水性液に銀を含ませるには乳酸銀、酢酸銀、臭化銀、炭
酸銀、硝酸銀、硫酸銀等の無機塩、有機塩、銀の酸化物
、ハロゲン化物、硫化物、錯化物等の銀化合物を水に加
えることによって行うことができる。水性液中で銀の総
てがイオンとして存在する必要はなく一部は銀化合物と
して分散していてもよい。
本発明で用いる水性液は更に塩化ナトリウムを含み、好
ましくは0.02〜5重量%、より好ましくは0.03
〜3重量%含む。塩化ナトリウム源としては精製した食
卓塩、粗製塩、岩塩、海水などを用いることが出来る。
コストの点から粗製塩、海水が好ましい。
本発明において野菜、魚貝類、花卉等を水性液に浸すか
、又は水性液を注ぐ、例えばスプレーする事により処理
する。処理は長時間行う必要はなく、被処理体表面上に
残るわずかな液が継続して充分な効果を発揮する。野菜
等はそのまま保存すればよい。
本発明で用いる水性液を簡便に作るために粒状の剤をも
本発明は提供する。該剤は前述した銀化合物、塩化ナト
リウム及び水溶性の粘結剤を含む。
粘結剤としてはカルボキシメチルセルローズ、澱粉・寒
天、ゼラチン等が挙げられる。これら剤の成る物は水に
加えた時に崩壊剤としても動く。更に炭酸カルシウム・
炭酸水素すj・リウム・過炭酸、界面活性剤などを加え
て崩壊を早めることが出来る。
本発明の剤は、所望の銀及び塩化ナトリウム濃度を与え
る量で水に加えられる。
本発明の剤は、銀化合物、塩化ナトリウム及び粘結剤を
たとえば磁製乳鉢・乳棒を用いて混合し打錠機又は造粒
機により錠剤又は顆粒の状態に成形して作ることが出来
る。
本発明の剤は、上記のように野菜・魚貝類・花弁等を処
理する水性液を作るため゛に用いる他に、まな板、タオ
ル、布きん、タワシ、洗滌用スポンジ、庖丁などの調理
器具、医療衣・割烹衣等を処理して細菌の増殖を抑制す
るための水性処理液を作るためにも使用できる。本発明
において銀イオン及び銀化合物は極めて低濃度で目的を
達成できるのでその毒性の問題はないが、−数的に野菜
、魚貝等は消費者が調理前に洗滌するのでざらに問題は
少い。
以下実施例により本発明をさらに説明する。
(実施例) 実施例1 剤の調整 粗製塩iooog、酸化銀0.02g、および粘結剤と
してカルボキシメチルセルローズ50%水溶液4009
を石川式嬬潰機にて混和し、三英製作所製顆粒機形式マ
ルメライザーNQによって、直径2M、長さ3〜4M程
度の顆粒を作った。
実施例2 野菜の処理 実施例1の剤109を101の水通水に加えて処理液を
作成した。この処理液中で300 gのキャベツ及び1
50gのレタスを振洗いした。
比較のために塩化ナトリウムを含まない他は実施例1と
同様にして作った剤を用いて同じ銀量を含む処理液を作
りこの液中で撮洗いを行った(比較例1)。また単なる
水通水中で振洗いを行った(比較例2)。
洗う前、洗った直後、及び室温に於いて7日間放置した
後の細菌総数(野菜1g当り)及び大腸菌数を調べた結
果を下記の表に示す。
前記第1表、第2表に示す様に、本発明によって生野菜
は長期保存、長距離輸送に充分耐え得るようになる。
実施例3 牡蛎の処理 実施例1で作った顆粒10gをl0JJの水に加えて処
理液を作成した。この液を用いて殻を外した牡@ 30
0gを洗滌し、厚さ0.03m、仕上り幅100%長さ
30ONnの低密度ポリエチレン袋に100CCの水通
水と共に封入した。比較のために同様の牡蛎300 g
を水通水にて洗滌し上記と同様のポリエチレン袋に?0
0ccの水通水と共に封入した。その後、両者とも室温
に於いて3日間放置した。単に水通水で洗滌した比較例
では3日後には封入した水ににこりか見られ、一部の牡
蛎にぬめりが増大し腐敗が見られた。一方、本発明に従
い処理したものは水ににごりも見られず、牡蛎そのもの
にも異臭やぬめりが感じられなかった。
実施例4 野菜の処理 実施例1の顆粒10gを1(illの水に加え、この液
をナス及びニューヨークレタスに噴霧し、室温にて10
日間放置した。10日後においてもナスには固さ、色艶
の変化はなく、又レタスでは芯切口に若干の褐変が認め
られたものの葉の剛性と弾力性は失われていなかった。
比較のため未処理のまま10日間放置したナスには表面
に萎縮が認められ、同じく未処理のレタスに於いては4
日日には芯切口及び菜の先端に褐変が認められ、芯切口
にはぬめりがあり、葉の剛性が失われた所謂しおれた外
観を呈した。
実施例5 用板の処理 精製塩10g、塩化銀0.00002 gをl0JII
の水に加えて液を作った。約1年間使用した木製用板(
幅28Crn、長さ40on)及び約1年間使用した高
密度ポリエチレン・低密度ポリエチレンから混合成形し
た用板(幅20an、長さ38cm)のそれぞれを長さ
方向に平行に2等分し、その一方を上記の液で洗滌し他
方を水道水によって洗滌した。それぞれを1ooctt
i角に裁断し、用板試料の使用面を上に向けて置きその
周辺に、洗滌後表面を火炎殺菌したガラス板を取付けて
用板試料の使用面を底上面とした、深ざ10Ctnの角
形容器を作成した。これにミューラー・ヒントン培地を
3#III+の厚さに充填した)変、25℃〜28℃に
於いて5日間、相対湿度80%にて培養し、生菌数を調
べた。その結果は数表に示す通りひあった。
第3表 平均生菌数(4枚の試料の平均)−(:記のご
とく本発明によって野菜・魚貝などの鮮度法!8を極め
て簡便にでき、また調理具などにお;Jる細菌の増殖を
抑制できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、銀イオン及び塩化ナトリウムを含む水性液に浸漬す
    る、又はこれら水性液を注ぐことにより生鮮食品又は切
    花の鮮度を保つ方法。 2、水溶液が銀イオン又は銀化合物として銀を0.00
    5〜20ppm及び塩化ナトリウムを0.02〜5.0
    重量%含む請求項第1項の方法。 3、銀化合物、塩化ナトリウム及び粘結剤を含む粒状の
    剤。
JP1029655A 1989-02-10 1989-02-10 食品等の鮮度保持法及びそのための剤 Pending JPH02211826A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0724449A4 (en) * 1991-09-20 1995-06-13 Similasan Corp PRESERVATIVES FOR PHARMACEUTICAL PRODUCTS
WO2000007465A1 (fr) * 1998-08-03 2000-02-17 Toh-Men Co., Ltd. Solution permettant de reanimer des cellules d'organismes multicellulaires et procede de reanimation de cellules d'organismes multicellulaires utilisant celle-ci
ITMI20100827A1 (it) * 2010-05-10 2011-11-11 Angela Bassoli Procedimento per la conservazione e la ricopertura estetica di prodotti vegetali in genere.
JP2013074827A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Q P Corp 野菜の殺菌処理方法
JP2017031068A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 凸版印刷株式会社 切り花延命剤および切り花延命剤の製造方法

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