JPH02211364A - 気化器の始動燃料供給装置 - Google Patents

気化器の始動燃料供給装置

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JPH02211364A
JPH02211364A JP2941089A JP2941089A JPH02211364A JP H02211364 A JPH02211364 A JP H02211364A JP 2941089 A JP2941089 A JP 2941089A JP 2941089 A JP2941089 A JP 2941089A JP H02211364 A JPH02211364 A JP H02211364A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は始動燃料が機関の始動条件に関連して自動的に
供給される気化器の始動燃料供給装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 始動操作を容易にするために、携帯作業機などの小型内
燃機関でも始動電動機が搭載されている。
本出願人は特願昭63−166473号により冷間始動
時濃い混合気を機関へ供給するために、温度スイッチに
より周囲温度を検出し、周囲温度が低い場合に電動式燃
料ポンプを駆動して、始動燃料を気化器の吸気通路へ供
給するものを出願しているが、これは電動式燃料ポンプ
と温度スイッチを新たに付加することはコストが高くな
り、装置が大形化し、重量増加を来たすという点で好ま
しくない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は上述の問題に鑑み、温度スイッチや電動
式燃料ポンプを用いないでも、機関の始動条件に対応し
て自動的に始動燃料が気化器へ供給される、低コストで
小形軽量な、気化器の始動燃料供給装置を提供すること
にある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成は気化器の燃
料室から電磁開閉弁を経て吸気通路に始動燃料を供給す
るフライホイルマグネトを備えた内燃機関において、バ
ッテリを充電する充電回路の出力信号により電磁開閉弁
を閉作動させるものである。
[作用] 周囲温度が高いかまたは機関31を停止直後に再始動す
るような場合は、始動電動機29による機関31のウラ
ンキングと同時に(またはりコイル操作と同時に)、機
関31が始動され、機関回転数が始動電動!1m29の
回転数(またはりコイル操作による機関回転数)よりも
十分高くなる。フライホイルマグネト30に配設した充
電用コイル61または機関の回転信号をピックアップす
る専用コイル63から機関31がアイドル回転状態にあ
ることが検出されると、直ちに電磁開閉弁Cが閉じ、燃
料ポンプAから燃料室としてのメータリング室26、電
磁開閉弁Cを経て燃料溜室10への始動燃料の供給が遮
断されるので、機関31の円滑なアイドル回転が維持さ
れる。
周囲温度が低く、機関31が暖まっていない場合は、始
動操作直後の機関回転数は始動電vJII1290回転
数と等しく、始動燃料が燃料ポンプAから燃料室として
のメータリング室26、電磁開閉弁Cを経て気化器1の
燃料溜室10へ供給され、やがて燃料溜室10から吸気
通路9へ吸引されるので、濃い混合気が機関31へ送ら
れ、機rIA31が始動される。
機関回転数が始動電動機29の回転数よりも高くなり、
機関31がアイドル回転状態にあることが検出されると
、電磁開閉弁Cが閉じ、燃料ポンプAから燃料溜室10
への始動燃料の供給が中断される。しかし、燃料溜室1
0には始動燃料が残っているので、しばらくの間は引き
続き濃い混合気が機関31へ供給され、機関31の暖機
運転が円滑に達せられる。
[発明の実施例] 第1図は本発明の実施例に係る始動燃料供給装置の概略
構成図である。始動燃料供給装置は気化器1の本体4に
、ダイヤフラム型の燃料ポンプAと、燃料供給機構Bと
、燃料供給機構Bと燃料溜室10との間の通路を開閉す
る電磁開閉弁Cと、電磁開閉弁Cの動作を機関31のフ
ライホイルマグネト30に配設した充電用コイル61を
含む充電回路の信号に基づいて制御する制御回路37と
を備えている。
気化器1は本体4の吸気通路9を横切る円筒部7に、ロ
ータリ型の絞り弁8を回転可能かつ軸方向移動可能に支
持される。較り孔8aを有する絞り弁8は上端側小径軸
部にレバー2を結合され、レバー2から垂下するフォロ
アが、円筒部7を閉鎖する蓋3に形成したカム3aに図
示してないばねにより付勢係合される。レバー2により
絞り弁8を回動して開度を増加すると、較り弁8に結合
した棒弁5が上昇し、燃料噴孔6の開度が増加し、燃料
量が増加し、機関31の出力が増大される。
円筒部7の底部すなわち絞り弁8の下側に始動燃料を保
留する燃料溜室10が形成され、機関31の始動時燃料
溜室10の燃料が円筒部7と絞り弁8の隙間から吸気通
路9へ吸引される。燃料溜室10には好ましくはセラミ
ックスなどの多孔質部材が収容される。
燃料ポンプAは気化器本体4の内部にダイヤフラム28
により脈動圧導入室〈上側)とポンプ室(下側)を区画
してなり、脈動圧導入至が機関31のクランク室に接続
される。ポンプ室は逆止弁27、通路55を経て燃料タ
ンク18に接続される一方、逆止弁24、通路15、流
入弁23を経て燃料供給機構8のメータリング室26と
称する燃料室へ接続される。さらに、通路15から分岐
された通路15aが絞り16を経て燃料タンク18に接
続される。
燃料供給機構Bは気化器本体4の内部にダイヤフラム1
9によりメータリング室26と大気室20とを区画して
なる。メータリング室26の内部に支軸22によりレバ
ー21が支持される。レバー21の一端がばねによりダ
イヤフラム19へ付勢係合される一方、他端が流入弁2
3にこれを閉鎖するように付勢係合される。メータリン
グ室26は燃料ジェット25を経て燃料供給管の燃料噴
孔6へ連通される。また、メータリング室26は通路1
4、較り17、電磁開閉弁Cの弁室、通路11を経て前
述の燃料溜室1oへ連通される。
第2図は電111111閉弁Cの動作を制御する制御回
路図である。第2図の左半部に示すように、フライホイ
ルマグネト30に点火栓40を駆動する点火回路ユニッ
ト32が接続される。33は点火栓400両端子間を短
絡させて機関31を停止する停止スイッチである。電源
バッテリ36に対して始動スイッチ35と始動電動機2
9の直列回路が接続される。
フライホイルマグネト30の近くに充電用コイル61が
配設され、この両端子は4個のダイオード結合からなる
普通の全波整流回路62の1対の端子に接続される。全
波整流回路62の他方の1対の端子は電源バッテリ36
の両端子に接続される。
第2図の右半部に示すように、制御回路37が構成され
る。33aは停止スイッチ33と連動するスイッチ、4
3〜47.49〜51は抵抗、42はツェナダイオード
、41.54はコンデンサ、48.52はトランジスタ
、53.56はダイオードである。
次に、本発明による始動燃料供給装置の作動について説
明する。始動スイッチ35を閉じると、始動電動機29
が回転され、機関31のクランク軸と一緒にフライホイ
ルが回転され、フライホイルマグネト30の1次コイル
30aに誘導電流が流れ、2次コイル30bからm関3
1の回転に同期して点火栓40の両端子間に高電圧が印
加される。
同時に、充電用コイル61の両端子間に線間回転数にほ
ぼ比例した誘導電圧が発生する。しかし、機関31が始
動電動1fi29により駆動されている(クランキング
)状態では、全波整流回路62により整流された後の誘
導電圧は第3図に破線で示すように非常に低く、機関3
1が始動され、アイドル回転に達すると、第3図に実線
で示すように高くなる。
第2図において充電用コイル61の電圧が低い場合は、
wi源バッテリ36からダイオード56、抵抗44,4
5.47を経てトランジスタ48のベースへ流れる電流
は非常に少なくなり、トランジスタ48は不導通の状態
にある。この時、電源バッテリ36からスイッチ33a
1抵抗43,49.50を経てトランジスタ52のベー
スへ流れる電流が多く、トランジスタ52が導通し、電
磁開閉弁Cの電磁コイルが励磁されて電磁開閉弁Cが開
かれる。抵抗51を流れる電流は微小になるように設定
される。
機関31が始動されアイドル回転に達すると、充電用コ
イル61の電圧が高くなり、トランジスタ48のベース
へ流れる電流が多くなり、トランジスタ48が導通され
る。これに伴って電流が電源バッテリ36からスイッチ
33a1抵抗43゜49、トランジスタ48を経て電源
バッテリ36の負端子へ流れることになり、抵抗50を
経てトランジスタ52のベースへ流れる電流が激減し、
トランジスタ52が不導通となり、電磁開閉弁Cの電磁
コイルが消磁され、電磁開閉弁Cが閉じられる。
上述のように、機関31がアイドル回転に達するまでは
電磁開閉弁Cが開かれていて、周囲温度など機関31の
運転条件に対応した濃い混合気をつくるための始動燃料
が供給され、機関31が円滑に始動される。
第4図に実線で示すように、周囲温度が低い場合は、始
動電動1129が回転されるとく回転数01)、機11
J31のクランク空の脈動圧により燃料ポンプA(第1
図)のダイヤフラム28が上下に往復動され、燃料タン
ク18の燃料が通路55、逆止弁27を経て燃料ポンプ
Aのポンプ至へ吸引され、さらに逆止弁24、通路15
、流入弁23を経てメータリング室26へ供給される。
メータリング室26の燃料は燃料ジェット25を経て燃
料噴孔6から絞り孔8aへ供給される。同時に、メータ
リング室26の燃料が通路14、絞り17、電磁開閉弁
C1通路11を経て燃料室10へ送られる。燃料溜室1
0の燃料は吸気通路9へ吸引され、濃い混合気が機関3
1へ送られると、機?I131が始動される。
機関31がアイドル回転(回転数n2)に達すると、電
磁開閉弁Cが閉じ、メータリング室26の燃料が燃料溜
室10へ供給されなくなる。しかし、しばらくの間燃料
溜室10の多孔質部材に残貿する始動燃料が、引き続き
吸気通路9へ送られるので、円滑な機関31の@機運転
が維持される。
仮に、機関31がアイドル回転に達しても電磁開閉弁C
が閉じないと、引き続きメータリング室26の燃料が燃
料溜室10へ供給されるので、依然として濃い混合気が
機関31へ供給される。この場合は第4図に破線で示す
ように機関31が不調を来たし、やがて停止する。
第4図において、機関31がアイドル回転に達するまで
多少の時間が掛るのは、機関および外気の温度が低いた
めに燃料の気化が悪いからである。
一方、機関31の周囲温度が高い場合、または低温時で
も機関停止直後に再始動する場合は、始動電動機29が
回転されると、瞬時に機関31が始動され、アイドル回
転に達する。この間にメータリング室26の燃料が電磁
開閉弁Cを経て燃料溜室10へ供給されるが、機関31
がアイドル回転に達すると直ちに電磁開閉弁Cが閉じる
ので、第5図に実線で示すように、機関31のアイドル
回転が円滑に維持される。
仮に、電磁開閉弁Cが開いたままであると、第5図に破
線で示すように、機関31がアイドル回転に達しても、
濃い混合気が機関31へ引き続き供給されるので、機関
31が不調を来たし、やがて停止する。
第6図に示づ゛実施例では、電磁開閉弁Cを開閉させる
信号として、フライホイルマグネト30の近くに配設し
た機関回転信号をピックアップする専用コイル63の信
号を用いるものである。機関31が始動電動機29によ
り回転されまだ始動しない内は、専用コイル63に発生
する誘導電圧は第7図に破線で示すように非常に低いの
で、電磁開閉弁Cは開いたままである。機関31が始動
されると、専用コイル63の誘導電圧が第7図に実線で
示すように高くなる。この時、専用コイル63に発生す
る誘導電圧がダイオード56を経て制御回路37の抵抗
44の端子に加えられ、トランジスタ4日が導通、トラ
ンジスタ52が不導通となり、電磁開閉弁Cが開くこと
となり、前述の実施例の場合と同様に作用する。
なお、この実施例では、フライホイルマグネト30の1
次コイル30aを流れる電流の一部がダイオード34に
より整流されて電源バッテリ36に充電される。
なお、上述の各実施例では、フライホイルマグネトの近
くに配設した充電用コイルまたは機関回転信号をピック
アップする専用コイルの電圧変化により電磁開閉弁を制
御しているが、電圧の代りに上述のコイルを流れる電流
またはパルス数により電磁開閉弁を制御することができ
る。
[発明の効果] 本発明は上述のように、気化器の燃料室から電磁開閉弁
を経て吸気通路に始動燃料を供給するフライホイルマグ
ネトを備えた内燃機間において、バッテリを充電する充
電回路の出力信号により電磁開閉弁を閉作動させるもの
であるから、始動電動機またはりコイル操作により機関
がクランキングされると、燃料室の燃料が電磁開閉弁を
経て燃料溜室へ供給され、燃料溜室から吸気通路へ始動
燃料が吸引されて濃い混合気が機関へ供給されるが、機
関が始動されると直ちに電磁開閉弁が閉じられるので、
燃料室から燃料溜室への始動燃料の供給が中断され、機
関の円滑な回転が維持される。
特に、高温始動時は始動電動機によるクランキング後、
すぐに機関が始動されるので、機関の円滑なアイドル回
転を妨げる始動燃料は殆ど供給されない。
こうして、周囲温度を温度スイッチにより検出し、周囲
温度が低い時に電動式燃料ポンプを駆動する従来のもの
に比べて、本発明によれば温度スイッチも始動燃料ポン
プも不要であり、フライホイルマグネトの近くに配設し
た充電用コイルまたは機関回転信号をピックアップする
専用コイルの電圧、電流またはパルス数の変化に対応し
て電磁開閉弁が閉じられるので、コストが節減され、始
助燃料の必要な条件で始動燃料が供給され、機関の円滑
な始動が達せられる。
温度スイッチを設けないので、従来のように機関の仕様
に対応して異なる多種の温度スイッチを選択して取り付
けるなど面倒な作業もなくなる。
本発明によれば、気化器の始動燃料供給装置として、全
ての構成部材が気化器の周辺部に集中して配設されるの
で、装置の大形化が回避される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る気化器の始動燃料供給装置の概略
構成を示す側面図断面図、第2図は同始動燃料供給装置
の電気回路図、第3図は機関回転数とフライホイルマグ
ネトの充電コイルの電圧との特性線図、第4.5図は機
関の始動特性線図、第6図は本発明の第2実施例に係る
始動燃料供給装置の電気回路図、第7図は同始動燃料供
給装置における機関回転数と機関回転信号をピックアッ
プする専用コイルの電圧との特性線図である。 吸気通路 10:燃料溜室 26:燃料室 29:始動
電動機 30:フライホイルマグネト 61:充電用コ
イル 62:全波整流回路 63:専用コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気化器の燃料室から電磁開閉弁を経て吸気通路に
    始動燃料を供給するフライホイルマグネトを備えた内燃
    機関において、バッテリを充電する充電回路の出力信号
    により電磁開閉弁を閉作動させることを特徴とする気化
    器の始動燃料供給装置。
  2. (2)気化器の燃料室から電磁開閉弁を経て吸気通路に
    始動燃料を供給するフライホイルマグネトを備えた内燃
    機関において、フライホイルマグネトの近くに設けた回
    転信号をピックアップする専用コイルを設け、専用コイ
    ルの出力信号により電磁開閉弁を閉作動させることを特
    徴とする気化器の始動燃料供給装置。
JP1029410A 1989-02-08 1989-02-08 気化器の始動燃料供給装置 Expired - Lifetime JP2780035B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8113155B2 (en) 2006-03-07 2012-02-14 Husqvarna Zenoah Co., Ltd. Two-cycle engine
WO2014002957A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 株式会社マキタ エンジンの燃料供給装置及び携帯作業機

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60216056A (ja) * 1984-04-12 1985-10-29 Fuji Heavy Ind Ltd 気化器のオ−トスタ−タ機構

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