JPH02211012A - 送電線架線工事用ネットの張設方法およびそれに用いるネット - Google Patents

送電線架線工事用ネットの張設方法およびそれに用いるネット

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JPH02211012A
JPH02211012A JP1030735A JP3073589A JPH02211012A JP H02211012 A JPH02211012 A JP H02211012A JP 1030735 A JP1030735 A JP 1030735A JP 3073589 A JP3073589 A JP 3073589A JP H02211012 A JPH02211012 A JP H02211012A
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JP
Japan
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ropes
rope
net
vertical
aramid fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP1030735A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Ogawa
小川 照夫
Hiroyuki Sugihara
裕征 杉原
Masataka Muraki
村木 昌孝
Tadashi Fujii
正 藤井
Osamu Morino
治 森野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kandenko Co Ltd
Fujii Denko Co Ltd
Original Assignee
Kandenko Co Ltd
Fujii Denko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は架空送電線の架線時において、鉄塔間で既設
送電線、構造物等の上空を横切って電線を架設する場合
、工事中に生じる不測の事態で電線の異常な垂下による
下方構造物等への接触、損壊事故又は電線への損傷防止
を図ると共に、下方活線の誘導電圧対策を合せて構じる
ものである。
(従来の技術および課題) 従来架線工事において下方構造物等を保護する方法とし
て、構造物等の付近両側に足場を設け、その間にワイヤ
ーロープをネット状に張設する方法等が採用されていた
。しかし、下方に既設高圧送電線がある場合は、大規模
な保護用足場が必要となると共に、足場、ネット等自体
が導電材料であるため、保護装置の設置に長期の停電を
必要とし、保護装置そのものと下方送電線との接触事故
にも十分な配慮を必要とし、工事効率、経済性等の面か
らも、工事を長期化、困難なものとしていた。又、下方
に高圧活線がある場合の対策として、ワイヤーロープに
替えて、合成繊維製ロープを枠ロープとして隣接鉄塔間
に張り渡し、同じく合成繊維製のネットを枠ロープ間に
展張設する方法も検討されたが、長径間の場合には強度
的な面で問題が残る他、雨天で合成繊維製ロープに水が
浸透した際には、誘導電圧により熱が発生して、溶解切
損することも考えられた。これは、ロープ、ネット等を
ナイロン又はポリエステル等の合成繊維で構成しても、
完全湿潤状態では約15〜20KV / m以上の電圧
が課電されればアーク放電が始まり、焼損がロープの切
断方向に進行するため破断するものであり、連結に使用
する金具等により誘導電圧の影響が受けやすい状態であ
ることも一因であった。
(課題を解決するための手段) よって本願発明では、隣接する鉄塔間に従来のワイヤー
ロープに替えて、アラミド繊維製袋打ロープを用いて強
度的な確保および軽量化を行い又、静電誘導電圧による
ロープの焼損切断を防止するものである。つまり、アラ
ミドロープの場合、最低焼損電圧はナイロン又はポリエ
ステルロープと同程度であるが、焼損箇所が炭化し導電
体を形成する為、焼損はロープの断面方向ではなく長さ
方向に進行し、よって焼損による強度低下は他のロープ
に比べ格段に小さく、初期の目的を達成し得るものであ
る。更に上記のロープで網状のネットを構成する為の連
結部にはガラス繊維強化プラスチックよりなる連結具を
用いて静電誘導の対策とするものである。よって本工法
の施工中に機材が万−活線上へ落下したとしても、感電
事故、停電等のトラブルは発生せず、又従来のワイヤロ
ープ等に比して軽量の機材を用いることにより、横風に
よる振れには保護すべき上位置の電線に同調して下方を
確保し、その架設、撤去作業においても作業度を軽減す
るものである。
(実施例) 本願工法の一実施例を示すと、既設送電線等の構造物を
はさんで隣接する鉄塔の上層間に細径のパイロットロー
プ1を張り渡し、順次引き替えて、鉄塔アーム両側の1
号線、2号線の延線予定位置下方に各々3条のアラミド
繊維製母線ロープ2と1条のアラミド繊維装用ロープ3
を張設する。各々の母線ロープ2は両鉄塔に端部を固定
し、引ロープ3は一方の鉄塔で巻取り可能状態とする。
各母線ロープ2にはアラミド繊維製展開ロープ4を、1
5m間隔に配したガラス繊維強化プラスチック(F R
P)製連結具5により吊架し、先記した引ロープ3と3
本まとめて連結し、一方の鉄塔で引ロープ3を巻き取る
ことにより母線ロープ2に吊架状態で展開ロープ4を張
設する。展開ロープ4の各々後端にはアラミド繊維製の
縦ロープ6を接続するものであり、該縦ロープ6には同
じ<FRP製連結具5を2m間隔に固定して、母線ロー
プ2に吊架し、並列する縦ロープ6の同位置の各連結具
5間にはアラミド繊維製の横ロープ7を掛止して、縦ロ
ープ6、横ロープ7で網目状のネット部を構成する。
一方鉄塔側で各帰線3本の展開ロープ4を同時に引くこ
とにより、延線予定空間下にはネット部8が展開される
ものである。
以上の手順を用いる本願工法であるが、後の本線延線の
為のメツセンジャーワイヤーを中央の展開ロープ4に縦
ロープ6と同時に接続して、ネット部8上で引くように
すれば、ネット部8の展開と同時にメツセンジャーワイ
ヤーの張設が成せるものである。
次にネット部8の実施例を述べると、本願ネットを構成
するロープは全てアラミド繊維製ロープであり袋打ちロ
ープである。母線ロープ2はφ12mm、引ロープ、展
開ロープ、縦ロープ、横ロープはφ10mmである。各
ロープの連結に用いるカラビナ状の連結具5は、ガラス
繊維強化プラスチックで構成する。第8〜11図に示す
よう中央のプレート51両端で各々その一端を回動自在
に螺合する略U字状の環部52をプレート51を挾んで
対向者々のU字溝54を開放、閉鎖可能に構成する。母
線ロープ2への展開ロープ4の吊架、又展開ロープ4と
縦ロープ6との連結、母線ロープ2への縦ロープ6の吊
架等は全て当該連結具で行うものである。母線ロープ2
に一方のU字溝54を押通し、展開ロープ4.および縦
ロープ6の袋打の網目の所定部を開き、プレート51中
夫に配した留めボルト55を差込みナツト止めすること
によって15mおよび2mの位置固定を行う。
又、縦ロープ6に直交する横ロープ7は、両端の輪状部
を環部52を開放展開して挿入後、閉鎖して連結を行う
ものである。
(発明の効果) 以上のように本願発明工法、ネットを用いることにより
、横過物保護用の足場を組む必要がなく、よって長時間
にわたる停電の必要、又用地の確保の必要が生じないも
のである。
又、軽量の絶縁機材を用いることにより、延線中4゜ の電線の風による横振れにも追従し、又既設活線へ万一
の接触があっても、感電事故を防止し、又機材の損傷も
防止し得るものである。
又、活線上での作業において静電誘導によるロープの溶
解、断線もアラミド繊維製材料を用いることにより、防
止出来るものである。更に大きな効果として、上記のよ
うな利点がある故に、高所作業者の心理的不安を軽減し
て適確な作業が期待でき、よって工期の短縮、ひいては
墜落の危険も減少するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工法の手順図、 第2図はネット概略平面図、 第3図はその正面図、 第4図はその拡大右側面図、 第5図は母線ロープ、展開ロープ、縦ロープの形状図、 第6図は横ロープの形状図、 第7図は引ロープの形状図、 第8図は連結具の正面図、 第9図はその左側面図、 第10図はその平面図、 第11図はその斜視図、 第12図は網目の拡大斜視図、 第13図は使用状態図。 図中の符号 A、 B、 C着・壷鉄塔 1・・・パイロットロープ 2・・・母線ロープ 4・・・展開ロープ 6・・・縦ロープ 8 ・・・ ネ  ッ  ト  部 52・・・環  部 54・・・U字溝 3・・・引ロープ 5・・・連結具 71畢横ロープ 51・・・プレート 53・・・開閉ナツト 55・−・留めボルト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)隣接する鉄塔間に位置する活線等の上空を横切って
    送電線の架線を行う際いおいて、 両鉄塔A、B間又は中間に設けた仮鉄塔Cとの間に細径
    のパイロットロープを張り渡し、順次引き替えることに
    より、1号線、2号線の延線予定位置下方に各々3条の
    アラミド繊維製母線ロープと、1条のアラミド繊維製引
    ロープを張設し、各母線ロープに、約15m間隔で連結
    具を固定したアラミド繊維製展開ロープを吊架して、前
    記引ロープにより両鉄塔間に展開し、各展開ロープには
    アラミド繊維製縦ロープを接続し、両側の縦ロープと中
    央の縦ロープに約2m間隔に配した連結具の間にアラミ
    ド繊維製横ロープを掛け渡して、縦横両ロープによりネ
    ット部を構成し、展開ロープを引くことによりネット部
    を鉄塔間の所定位置へ移動させることを特徴とする送電
    線架線工事用ネットの張設方法。 2)送電線架線工事に使用するネットにおいて、その網
    目を構成する縦ロープおよび横ロープにアラミド繊維製
    ロープを用い、各ロープの連結に用いる連結具をガラス
    繊維強化プラスチックで構成したことを特徴とするネッ
    ト。
JP1030735A 1989-02-08 1989-02-08 送電線架線工事用ネットの張設方法およびそれに用いるネット Pending JPH02211012A (ja)

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